JP2006096298A - ボーディングブリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 2階乗降口を備えた航空機に対し、2階席の乗客を迅速に乗り降りさせることのできるボーディングブリッジを提供する。
【解決手段】 ボーディングブリッジ12は、トンネル部5と、キャブ6と、オートレベラ40と、トンネル部5を支持すると共に上下移動させるドライブコラム8と、ドライブコラム8の下端部に取り付けられた駆動輪9と、ドライブコラム8の下端部に取り付けられたアウトリガ30とを備えている。アウトリガ30は、キャブ6が航空機20の1階乗降口21に接続されるときには作動せず、キャブ6が2階乗降口22に接続されるときには作動する。アウトリガ30は、オートレベラ40の運転が開始されると同時に作動し、トンネル部5の支持を補助する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ボーディングブリッジに関するものである。
従来から、旅客航空機の乗客を乗り降りさせる装置として、ボーディングブリッジが用いられている。また、旅客航空機として、1階の客室に加えて2階の客室を有する航空機が知られている。従来のこの種の航空機では、ボーディングブリッジは1階の客室に設けられた乗降口に接続され、2階席の乗客は1階の客室を経由して乗り降りを行っていた。すなわち、2階席の乗客は、航空機の1階部分に接続されたボーディングブリッジを利用して乗り降りを行っていた。
近年、航空機の大型化が進み、2階席の多い航空機が開発されている。そのため、1階の客室を経由して乗り降りするのでは、2階席の乗客の全員が乗り降りを完了するまでに多くの時間が必要となる。ところが、最近では、空港における航空機の発着便数が益々増加し、航空機のゲートにおける滞在時間の短縮化が求められている。
そこで、本発明者は、ボーディングブリッジを航空機の2階部分に接続することを考案した。しかしながら、ボーディングブリッジを2階部分に接続しようとすると、乗客が歩行するトンネル部の地上からの高さが高くなり、歩行時の振動や外部からの横風によってトンネルに横揺れが発生しやすい。そのため、トンネルを歩行する際に、乗客が不安を感じたり、歩行速度が遅くなって、迅速な乗り降りが妨げられるおそれがある。
下記特許文献1には、トンネルの横揺れを防止するためのムーバー装置が開示されている。このムーバー装置は、トンネルの下側に設けられかつトンネルを保持するムーバーフレームを備えている。このムーバーフレームには車輪と脚部とが設けられ、ボーディングブリッジの移動時には、脚部は地面から離れて車輪のみ接地し、ボーディングブリッジの固定時には、車輪が地面から離れて脚部が接地するようになっている。
実開昭61−108700号公報
しかしながら、従来のボーディングブリッジに対して上記ムーバー装置を単に付加しただけでは、ムーバー装置の動作に伴う時間遅れが生じ、ボーディングブリッジの装着に要する時間が長くなる。そのため、乗客の歩行時間を短縮できたとしても、待ち時間が長くなることにより、結果として、乗降時間の短縮化を十分に図ることは困難である。したがって、全体として、航空機のゲート滞在時間を十分に短縮することは難しい。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、航空機の2階席の乗客を迅速に乗り降りさせることのできるボーディングブリッジを提供することにある。
本発明に係るボーディングブリッジは、内部に歩行通路が形成された伸縮自在なトンネル部と、前記トンネル部に設けられ、航空機の乗降口に接続されるキャブと、前記キャブと前記乗降口との高さ位置を合わせるオートレベラと、前記トンネル部を支持するとともに、前記キャブが航空機の1階乗降口及び2階乗降口のいずれにも接続自在なように前記トンネル部を上下移動させるドライブコラムと、前記ドライブコラムに取り付けられた車輪と、上下に移動自在な支柱を有し、前記ドライブコラムによる前記トンネル部の支持を補助するアウトリガと、前記オートレベラの運転が開始されると、前記支柱が降下して地面に接するように前記アウトリガを駆動する制御装置と、を備えたものである。
また、本発明に係る他のボーディングブリッジは、内部に歩行通路が形成された伸縮自在なトンネル部と、前記トンネル部に設けられ、航空機の乗降口に接続されるキャブと、前記キャブと前記乗降口との高さ位置を合わせるオートレベラと、前記トンネル部を支持するとともに、前記キャブが航空機の1階乗降口及び2階乗降口のいずれにも接続自在なように前記トンネル部を上下移動させるドライブコラムと、前記ドライブコラムに取り付けられた車輪と、上下に移動自在な支柱を有し、前記ドライブコラムによる前記トンネル部の支持を補助するアウトリガと、前記オートレベラの運転が終了すると、前記支柱が上昇して地面から離れるように前記アウトリガを駆動する制御装置と、を備えたものである。
上記ボーディングブリッジによれば、アウトリガの支柱が降下して地面に接すると、トンネル部は当該支柱によってしっかりと支持される。したがって、歩行時の振動や外部からの横風があったとしても、トンネル部の横揺れは防止される。その上、上記アウトリガは、オートレベラと連動して駆動される。オートレベラは、キャブが航空機に接続されると同時に運転が開始され、キャブの接続が解除されると運転を終了するものである。したがって、オートレベラと連動することにより、アウトリガは適切な時期に自動的に駆動されることになる。よって、アウトリガの迅速且つ適時な動作とトンネル部の横揺れ防止との相乗効果によって、乗降時間の短縮を図ることができる。
前記制御装置は、前記キャブが航空機の2階乗降口に接続されるときには前記アウトリガを駆動し、前記キャブが航空機の1階乗降口に接続されるときには前記アウトリガを駆動しないことが好ましい。
このことにより、アウトリガを常に駆動させる場合と比較して、1階乗降口に接続される際の乗降時間を短縮することができる。
前記アウトリガは、前記車輪が接地した状態のままで前記トンネル部の支持を補助することが好ましい。
このことにより、アウトリガは、車輪が地面から離れるまでトンネル部を持ち上げる必要はない。そのため、アウトリガに加わる荷重は比較的小さい。したがって、アウトリガの小型化や低コスト化等を図ることができる。
前記アウトリガは、前記支柱の地面に対する圧力を検出する接地圧力検出手段を備え、前記トンネル部の支持を補助する際には、前記圧力が所定値以上になるまで前記支柱を降下させることが好ましい。
このことにより、支柱は所定量の荷重を受け、トンネル部を安定して支持することになる。
前記アウトリガは、前記支柱を上下移動させる電動モータを備えていることが好ましい。
このことにより、アウトリガの制御が容易になる。
前記ボーディングブリッジは、航空機に装着される装着位置と航空機から退避した退避位置との間を移動し、前記退避位置において、前記トンネル部が降下し且つ収縮した状態で前記アウトリガによって前記トンネル部の支持を補助することが好ましい。
このことにより、台風等の緊急時に、アウトリガによってトンネル部を支持することができる。
以上のように、本発明によれば、トンネル部の支持を補助するアウトリガをオートレベラと連動させ、アウトリガの迅速且つ適時な動作とトンネル部の横揺れ防止との相乗効果によって、2階席の乗客の乗降時間の短縮化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、実施形態に係るボーディングブリッジシステム1は、空港のターミナルビル2の搭乗口に接続された複数のボーディングブリッジ10,11,12を備えている。ボーディングブリッジシステム1は、1階乗降口21及び2階乗降口22を備えた航空機20に対応可能である。ボーディングブリッジ10,11は、1階乗降口21に接続されるように構成され、ボーディングブリッジ12は、1階乗降口21及び2階乗降口22のいずれにも接続可能に構成されている。以下の説明では、ボーディングブリッジ10,11は1階乗降口21に接続され、ボーディングブリッジ12は2階乗降口22に接続されるものとする。
ボーディングブリッジ10とボーディングブリッジ11とは、同一の構成を有している。ボーディングブリッジ10,11とボーディングブリッジ12とは、ボーディングブリッジ12が後述のアウトリガ30を備えているのに対し、ボーディングブリッジ10,11にはアウトリガ30が設けられていない点において異なっている。ただし、その他の構成については、ほぼ同様である。そこで、以下では、ボーディングブリッジ12の構成のみを説明し、ボーディングブリッジ10,11の構成の説明は省略する。
図2に示すように、ボーディングブリッジ12は、ターミナルビル2の搭乗口に接続されたロータンダ(基部円形室)4と、ロータンダ4に固定されたトンネル部5と、トンネル部5の先端に回転自在に設けられたキャブ(先端円形室)6とを備えている。
ロータンダ4は支柱7によって鉛直軸回りに回転自在に支持されている。トンネル部5は、ターミナルビル2と航空機20の乗降口22とをつなぐ歩行通路を形成する伸縮自在な筒状体であり、第1トンネル5aと第2トンネル5bとから構成されている。第2トンネル5bは、第1トンネル5aに対しスライド自在に組み立てられている。そして、第2トンネル5bが第1トンネル5aに対してスライドすることにより、トンネル部5の全体が伸縮する。
第2トンネル5bには、トンネル部5を支持するドライブコラム8が設けられている。ドライブコラム8は、上下方向に伸縮自在な支柱であり、図示しない駆動モータによって伸縮する。このボーディングブリッジ12では、キャブ6が2階乗降口22にまで到達できるように、ドライブコラム8のストロークは長く設定されている。
ドライブコラム8の下端部には、駆動輪9が取り付けられている。駆動輪9は、走行自在であって且つ鉛直軸回りに回転自在に構成されている。この駆動輪9の走行により、ボーディングブリッジ12は、航空機20から離れた待機位置と、航空機20に接続される装着位置(すなわち、図1及び図2に示す位置)との間を移動することになる。また、駆動輪9の走行によって、トンネル部5は伸縮することになる。したがって、ドライブコラム8は、トンネル部5を伸縮させる機能も有する。
図3及び図4に示すように、ドライブコラム8の下端部には、横揺れ防止装置としてアウトリガ30が設けられている。アウトリガ30は、左右一対のシリンダ31、ロッド32及び支持台33を備えている。なお、ロッド32及び支持台33の全体は、上下に移動する支柱を構成している。
図5に示すように、シリンダ31の内部には電動モータ34が固定されている。電動モータ34のシャフト35の外側には、ウォーム36が嵌め込まれている。ウォーム36の外周面には、螺旋状の溝が形成されている。ロッド32の上端部にはブロック37が固定されており、このブロック37には、内周面に螺旋状の溝を有する溝孔が形成されている。ウォーム36は、ブロック37の前記溝孔に噛み合った状態に挿入されている。このような構成により、電動モータ34が駆動すると、ロッド32及び支持台33はシリンダ31に対して上下移動することになる。
支持台33には、地面との間の圧力(接地圧力)を検出する圧力センサ38が設けられている。なお、圧力センサ38の構成は何ら限定されない。また、圧力センサ38の設置位置も特に限定されず、支持台33以外の箇所に設けられていてもよい。さらに、支持台33と地面との間の圧力を検出する装置には、圧力センサ38に限らず、任意の装置を用いることができる。例えば、接地圧力が大きくなると電動モータ34の負荷が大きくなることを利用し、電動モータ34に流れる過電流や特性の変化等に基づいて接地圧力を間接的に検出することも可能である。
図6に示すように、ボーディングブリッジ12は、オートレベラ40を備えている。次に、オートレベラ40の構成について説明する。
オートレベラ40は、キャブ6の床(以下、キャブ床という)50の下側に取り付けられている。キャブ床50の先端には、緩衝材51が航空機20の機体(図6では図示せず)に対向するように配置されている。オートレベラ40は、電動機41と、電動機41によって回転する駆動スプロケット42と、従動スプロケット43と、駆動スプロケット42と従動スプロケット43とに巻きかけられた駆動チェーン44と、駆動チェーン44に連結された緩衝体45とを備えている。緩衝体45は、図示しない圧縮ばねを有するシリンダ47とホイル46とを備えている。
オートレベラ40の運転が停止しているときには、緩衝体45は最も引っ込んだ位置、すなわち図6に示す後退位置にある。一方、装着時にキャブ6が航空機20の機体に接近し、緩衝材51が機体に接触すると、リミットスイッチ52が作動し、オートレベラ40の運転が開始される。すなわち、電動機41が起動し、緩衝体45は前進する。これにより、ホイル46は機体に向かって前進する。そして、ホイル46が機体に接触すると、ホイル46自体は停止するが、緩衝体45は前記圧縮ばねを圧縮しながら更に前進を続ける。その後、リミットスイッチ48が作動し、電動機41が停止する。これにより、緩衝体45の前進移動は停止される。なお、リミットスイッチ52は、ホイル46の機体表面への圧接力が最適になるように予め調整されている。
乗客の乗り降りや荷物の積み込み又は積み卸しなどにより機体が上昇又は下降すると、ホイル2は機体表面との摩擦力によって回転する。すなわち、ホイル2は、機体が上昇すると図6における時計回り方向に回転し、逆に、機体が下降すると反時計回り方向に回転する。そして、その回転方向及び回転量に応じた信号が発信され、その信号に基づいて、キャブ床50と乗降口22との高さが一致するまでキャブ6が上下移動する。
次に、ボーディングブリッジシステム1の制御システムについて説明する。図7に示すように、ボーディングブリッジ12には、ボーディングブリッジ12の各種制御を行う制御装置61が設けられている。制御装置61は、例えば、ドライブコラム8、オートレベラ40、及びアウトリガ30の制御を実行する。
また、空港の管理室等には、各ボーディングブリッジ10,11,12の制御装置61を集中制御する中央制御装置60が設けられている。中央制御装置60は、空港の各ゲートに到着する航空機の型式等の情報を受け取り、当該情報に基づいて、各ゲートにおけるボーディングブリッジ10,11,12の装着位置等の情報を各制御装置61に送信する。
ボーディングブリッジ12の制御装置61は、中央制御装置60からの信号を受け、接続対象となる乗降口が1階乗降口21か2階乗降口22かを判断する。そして、2階乗降口22に接続される場合には、制御装置61は、アウトリガ30をオートレベラ40と連動して作動させる。一方、1階乗降口21に接続される場合には、制御装置61はアウトリガ30を作動させない。言い換えると、ボーディングブリッジ12が1階乗降口21に接続される場合には、制御装置61はアウトリガ30をロックする。
次に、アウトリガ30の動作について説明する。上述したように、アウトリガ30は、ボーディングブリッジ12が2階乗降口22に接続される場合にのみ駆動される。
本実施形態に係るアウトリガ30は、オートレベラ40と連動して駆動される。すなわち、制御装置61は、オートレベラ40の運転が開始されると、アウトリガ30の電動モータ34を起動し、支持台33を降下させる。そして、制御装置61は、支持台33が地面に接触して接地圧力が所定値以上になると、電動モータ34を停止する。言い換えると、支持台33は接地圧力が所定値以上になると自動的に停止する。なお、上記所定値は、駆動輪9が地面から離れない程度の圧力に設定されている。したがって、本実施形態のアウトリガ30は、駆動輪9が地面から離れるまでトンネル部5を持ち上げるものではない。本実施形態のアウトリガ30は、駆動輪9が接地した状態のままトンネル部5の支持を補助するものである。
一方、乗客の搭乗が終了した際など、キャブ6を航空機20から離脱させるときには、オートレベラ40の運転が停止される。制御装置61は、オートレベラ40の運転が停止すると、アウトリガ30の電動モータ34を起動し、支持台33を上昇させる。そして、制御装置61は、支持台33が地面から離れた所定位置まで上昇すると、電動モータ34を停止する。なお、支持台33の高さは、位置センサ等によって検出することができる。位置センサには、公知の位置センサのいずれをも利用することができ、特定のものに何ら限定されない。
以上のように、本実施形態によれば、航空機20の2階乗降口22に接続されるボーディングブリッジ12では、トンネル部5はアウトリガ30によってしっかりと支持される。したがって、トンネル部5を歩行する際の振動や外部からの横風にも拘わらず、高所に位置するトンネル部5の横揺れを防止することができる。そのため、乗客はトンネル部5内を迅速に歩行することができる。
しかも、アウトリガ30をオートレベラ40と連動させることとしたので、キャブ6が2階乗降口22に接続されると同時にアウトリガ30による支持動作を開始することができる。また、キャブ6が2階乗降口22から取り外されると同時にアウトリガ30の解除動作を開始することができる。したがって、ボーディングブリッジ12の取り付け及び取り外しの際に、アウトリガ30を適時に作動させることができ、アウトリガ30の動作に伴う時間遅れは生じない。よって、ボーディングブリッジ12の取り付け及び取り外しの時間を短縮することができる。
したがって、トンネル部5の横揺れがない分だけ乗客はトンネル部5内を迅速に歩行することができ、さらに、ボーディングブリッジ12の取り付け及び取り外しの時間が短縮されることにより(言い換えると、待ち時間が短縮されることにより)、全体として、乗降時間の短縮を図ることができる。本実施形態によれば、航空機20のゲート滞在時間、すなわち、航空機20がゲートに到着し、乗客の乗せ替えを行ってゲートから出発するまでの時間を短縮することが可能となる。
本実施形態では、ボーディングブリッジ12は、2階乗降口22に接続される際にはアウトリガ30を作動させ、1階乗降口21に接続される際にはアウトリガ30を作動させない。したがって、1階乗降口21に接続される場合には、アウトリガ30を作動させない分だけ、ボーディングブリッジ12の取り付け及び取り外しの時間を短縮することができる。
また、本実施形態によれば、アウトリガ30は、駆動輪9が浮き上がる程度までトンネル部5を持ち上げる必要はない。したがって、アウトリガ30に必要とされる負荷を小さく抑えることができ、小型又は安価なアウトリガを使用することが可能となる。
アウトリガ30は、支持台33の接地圧力が所定値以上になるようにトンネル部5を支持するので、トンネル部5を常に安定して支持することができる。
アウトリガ30は電動モータ34によって駆動されるので、制御が容易であり、また、迅速に作動させることができる。
なお、前記実施形態では、ボーディングブリッジシステム1における複数のボーディングブリッジ10,11,12のうち、特定のボーディングブリッジ12にのみアウトリガ30を設けていた。しかしながら、すべてのボーディングブリッジ10,11,12にアウトリガ30を設けてもよいことは勿論である。ただし、アウトリガ30は、1階乗降口21に接続される場合には作動させず、2階乗降口22に接続される場合にのみ作動させることが望ましい。
前記実施形態では、アウトリガ30は電動式であった。しかしながら、アウトリガ30は油圧式等であってもよい。アウトリガ30の駆動源は何ら限定されるものではない。
なお、アウトリガ30は、乗客の乗降時の横揺れ防止装置としてだけでなく、台風時等の緊急時における横揺れ防止装置として利用することも可能である。例えば、台風時には、ボーディングブリッジ12が転倒しないように、ボーディングブリッジ12を待機位置(空港ビルに最も近い位置)に移動させ、トンネル部5を最も低い位置に降下させ且つ収縮状態にしたうえで、アウトリガ30を作動させる。これにより、ボーディングブリッジ12は風の影響を受けにくい姿勢をとることとなり、しかも、アウトリガ30によって支持されるので、極めて強い横風を受けたとしても、横転するおそれはない。
なお、緊急時における横揺れ防止装置として利用する場合には、すべてのボーディングブリッジ10,11,12にアウトリガ30を設けることが望ましい。
以上説明したように、本発明は、ボーディングブリッジについて有用である。
ボーディングブリッジシステムの平面図である。 ボーディングブリッジの側面図である。 支持が解除された状態のアウトリガの正面図である。 支持状態のアウトリガの正面図である。 アウトリガの内部構造を示す断面図である。 オートレベラの内部構造図である。 制御システムのブロック図である。
符号の説明
1 ボーディングブリッジシステム
5 トンネル部
6 キャブ
8 ドライブコラム
9 駆動輪(車輪)
12 ボーディングブリッジ
20 航空機
21 1階乗降口
22 2階乗降口
30 アウトリガ
34 電動モータ
38 圧力センサ(接地圧力検出手段)
40 オートレベラ
61 制御装置

Claims (7)

  1. 内部に歩行通路が形成された伸縮自在なトンネル部と、
    前記トンネル部に設けられ、航空機の乗降口に接続されるキャブと、
    前記キャブと前記乗降口との高さ位置を合わせるオートレベラと、
    前記トンネル部を支持するとともに、前記キャブが航空機の1階乗降口及び2階乗降口のいずれにも接続自在なように前記トンネル部を上下移動させるドライブコラムと、
    前記ドライブコラムに取り付けられた車輪と、
    上下に移動自在な支柱を有し、前記ドライブコラムによる前記トンネル部の支持を補助するアウトリガと、
    前記オートレベラの運転が開始されると、前記支柱が降下して地面に接するように前記アウトリガを駆動する制御装置と、
    を備えたボーディングブリッジ。
  2. 内部に歩行通路が形成された伸縮自在なトンネル部と、
    前記トンネル部に設けられ、航空機の乗降口に接続されるキャブと、
    前記キャブと前記乗降口との高さ位置を合わせるオートレベラと、
    前記トンネル部を支持するとともに、前記キャブが航空機の1階乗降口及び2階乗降口のいずれにも接続自在なように前記トンネル部を上下移動させるドライブコラムと、
    前記ドライブコラムに取り付けられた車輪と、
    上下に移動自在な支柱を有し、前記ドライブコラムによる前記トンネル部の支持を補助するアウトリガと、
    前記オートレベラの運転が終了すると、前記支柱が上昇して地面から離れるように前記アウトリガを駆動する制御装置と、
    を備えたボーディングブリッジ。
  3. 前記制御装置は、前記キャブが航空機の2階乗降口に接続されるときには前記アウトリガを駆動し、前記キャブが航空機の1階乗降口に接続されるときには前記アウトリガを駆動しない、請求項1又は2に記載のボーディングブリッジ。
  4. 前記アウトリガは、前記車輪が接地した状態のままで前記トンネル部の支持を補助する、請求項1〜3のいずれか一つに記載のボーディングブリッジ。
  5. 前記アウトリガは、前記支柱の地面に対する圧力を検出する接地圧力検出手段を備え、前記トンネル部の支持を補助する際には、前記圧力が所定値以上になるまで前記支柱を降下させる、請求項1〜4のいずれか一つに記載のボーディングブリッジ。
  6. 前記アウトリガは、前記支柱を上下移動させる電動モータを備えている、請求項1〜5のいずれか一つに記載のボーディングブリッジ。
  7. 航空機に装着される装着位置と航空機から退避した退避位置との間を移動し、
    前記退避位置において、前記トンネル部が降下し且つ収縮した状態で前記アウトリガによって前記トンネル部の支持を補助する、請求項1〜6のいずれか一つに記載のボーディングブリッジ。
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