JP2006094028A - 通信装置、通信装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 回線音を発するか否かを場合に応じて選択することのできる通信装置を実現する。
【解決手段】 複合機(通信装置)100は、データ送信時に生成される通信信号を音で表した回線音を発するか否かを示す回線音情報と、データの送信先を特定する送信先番号とを関連付けて記憶する送信情報記憶部14と、送信先番号に基づいて送信先へのデータ送信の制御を行う送信制御部12と、回線音を発するスピーカー部(音発生部)3と、回線音情報に基づいてスピーカー部3が回線音を発するか否かを制御するスピーカー制御部(回線音制御部)13とを備えている。これによって、例えば送信先に応じて回線音を発するか否かを変更することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 複合機(通信装置)100は、データ送信時に生成される通信信号を音で表した回線音を発するか否かを示す回線音情報と、データの送信先を特定する送信先番号とを関連付けて記憶する送信情報記憶部14と、送信先番号に基づいて送信先へのデータ送信の制御を行う送信制御部12と、回線音を発するスピーカー部(音発生部)3と、回線音情報に基づいてスピーカー部3が回線音を発するか否かを制御するスピーカー制御部(回線音制御部)13とを備えている。これによって、例えば送信先に応じて回線音を発するか否かを変更することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ファクシミリなどの通信装置に関する。
一般に、オートダイヤルFAX送信機能を備えたファクシミリ装置は、作業効率を高めるためから、装置が送受信作業中であっても、待つことなく相手先に対する送信予約などの操作が行える、通称デュアルアクセス機能を具備しているものが多い。特許文献1には、その一例を示す。
このデュアルアクセス機能を利用する場合、スキャナで読み取られる送信原稿は一旦メモリに格納される。そして、先に行われている送受信が終了し、回線が空き状態となったときに、相手先のFAX番号にオートダイヤルする。このように、デュアルアクセスが機能している場合に、回線音をモニタしていると、どの送信先と通信しているかわからないが、ダイヤル音、通信音が聞こえ続けるという事態となるため、この種のファクシミリ装置では、オートダイヤル送信の状態では回線音をモニタしない(つまり、回線上のダイヤルトーンや、ダイヤル音、CNG、CEDなどを、スピーカーを通して出力しない)ものが多い。
一方、家庭用のファクシミリ装置などのようにデュアルアクセス機能が乏しい装置では、全ての送信において回線音をモニタしているものもある。特に、オンフックダイヤル機能を有しているファクシミリ装置の多くは、回線音をモニタしている。
特開平8−46737号公報(公開日:平成8年(1996年)2月16日)
上述のように、現在のファクシミリ装置には、回線音をモニタするものとモニタしないものの2種類が存在する。これは、回線音をモニタする機能が利点と欠点を有しているからである。
例えば、FAX番号を間違えることのない慣れた操作者が連続して装置を使用する場合には、回線音はただの騒音にしかならない。一方、大事な相手先に文書を送信するとき、大事な文書を送信するとき、あるいは、FAX操作に不慣れな操作者がFAX送信するときには、オートダイヤルメモリ送信であっても、確認のために回線音をモニタしてダイヤル信号およびFAX信号を聞いておきたいという状況もある。
そこで、操作者が回線音をモニタしたい場合にのみ回線音をモニタすることのできるファクシミリ装置が望まれているが、現状ではこのような機能を備えた装置は存在しない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、回線音を発するか否かを選択することのできる通信装置を実現することにある。
本発明にかかる通信装置は、上記課題を解決するために、回線を通じて外部にデータを送信する通信装置であって、データ送信時に生成される通信信号を音で表した回線音を発する音発生部と、上記音発生部が回線音を発するか否かを制御する回線音制御部とを備えていることを特徴としている。
本発明の通信装置は、ファクシミリなどのような回線を通じて外部の機器とデータを送受信するものである。この通信装置には、相手先と通信していることを確認することができるように、データ送信時に生成される通信信号を音で表した回線音を発生する音発生部が備えられている。この回線音としては、例えば、ダイヤルやファクシミリの信号音などが挙げられる。そして、本発明の通信装置では、回線音制御部が回線音を発するか否かの制御を行っている。
それゆえ、上記の構成によれば、音発生部が回線音を発するか否かを適宜変更することができる。これによって、常に回線音を発する通信装置の欠点であった、回線音が騒音となるという問題を回避することができるとともに、常に回線音を発しない通信装置の欠点であった、重要な送信先にデータ送信を行う場合に送信が行われていることを音で確認することができないという問題についても解決することができる。
すなわち、例えば、当該通信装置を使用したデータの送信操作に慣れた操作者によって、データの送信が行われる場合には、回線音制御部が回線音を発しないように制御することで、耳障りな回線音を発生させないようにすることができる。一方、重要なデータを送信したり、当該通信装置の操作に不慣れな操作者によってデータの送信が行われたりする場合には、回線音制御部が回線音を発するように制御することで、データ送信時に回線音を発生させて、送信が行われていることを確認することができる。
本発明の通信装置において、上記回線音制御部は、送信時に上記音発生部から回線音を発するか否かを場合分けして記憶した情報に基づいて、上記音発生部が回線音を発するか否かを制御するものであってもよい。
上記の構成によれば、回線音制御部は、場合に応じて回線音を発するか否かを選択することができる。なお、上記「送信時に上記音発生部から回線音を発するか否かを場合分けして記憶した情報」とは、例えば、送信相手、送信する時間、送信操作を行う人、送信するデータなどの条件に従って、回線音を発するか否かを場合分けして記憶した情報である。
本発明の通信装置において、上記回線音制御部は、送信制御に用いる情報と、送信時に上記音発生部から回線音を発するか否かを示す回線音情報とを関連付けて記憶した情報に基づいて、上記音発生部が回線音を発するか否かを制御するものであってもよい。
上記の構成によれば、回線音制御部は、記憶された送信制御に用いる情報に応じて回線音を発するか否かを選択することができる。なお、上記「送信制御に用いる情報(送信情報とも呼ぶ)」とは、例えば、送信先を特定する情報、オートダイヤル送信機能を備えたファクシミリなどにおける予約された送信の件数に関する情報などである。例えば、上記送信制御に用いる情報として、予約された送信の件数に関する情報を採用した場合には、予約された送信件数が3件以上であれば、回線音を発しないという回線音情報を記憶しておき、予約された送信件数が1または2件であれば、回線音を発するという回線音情報を記憶しておけばよい。
本発明にかかる通信装置は、上記の構成に加えて、データの送信先を特定する送信先番号、および、送信時に上記音発生部から回線音を発するか否かを示す回線音情報を関連付けて記憶した情報のリストを有し、上記回線音制御部は、上記送信先番号へのデータ送信時に、当該送信先番号と関連付けられた回線音情報に基づいて、音発生部が回線音を発するか否かを制御するものであってもよい。
上記の構成によれば、回線音情報と送信先番号とが関連付けて記憶されていることによって、送信先に応じて回線音を発するか否かを変更することができる。そのため、送信先ごとに回線音を発生させるか否かを適宜選択することができる。
また、送信情報記憶部には、識別するための番号と回線音情報とが関連付けて記憶されているとともに、送信先番号にも識別するための番号が関連付けられており、特定の送信先番号への送信時に、この送信先番号に関連付けられた番号と一致する回線音情報を送信情報記憶部から選択して、回線音制御部の制御を行うという構成であってもよい。
本発明にかかる通信装置は、上記の構成に加えて、送信時に上記音発生部から回線音を発するか否かを示す回線音情報と、データの送信先を特定する送信先番号とを関連付けて記憶する送信情報記憶部と、上記送信先番号に基づいて、送信先へのデータ送信の制御を行う送信制御部とをさらに備え、上記回線音制御部は、上記送信先番号への送信時に、当該送信先番号と関連付けられた回線音情報に基づいて、音発生部が回線音を発するか否かを制御するものであってもよい。
上記の構成によれば、回線音情報と送信先番号とが関連付けて記憶されていることによって、送信先に応じて回線音を発するか否かを変更することができる。そのため、送信先ごとに回線音を発生させるか否かを適宜選択することができる。なお、上記送信情報記憶部としては、例えば、操作パネルなどから入力された回線音情報および送信先番号を一時的に記憶しているものを挙げることができる。
上記の通信装置は、上記回線音情報および送信先番号を取得するための取得部と、上記取得部により取得された回線音情報を、送信先番号と関連付けて送信情報記憶部に格納する送信情報設定部とをさらに備えていてもよい。
上記の構成によれば、各送信の設定を行うたびに回線音を発するか否かという回線音情報を設定することができる。そのため、送信時の状況に応じて回線音を発生させるか否かを適宜選択することができる。上記取得部は、回線音を発するか否かという情報、および、送信先を特定する情報を外部から取得するものであり、具体的には、操作パネル(操作部)、通信インターフェース(通信I/F部)などを挙げることができる。
上記取得部が操作パネルであれば、ユーザ(実施の形態では操作者と呼ぶ)が、目的に応じて送信先番号と回線音情報とを入力することによって、回線音情報および送信先番号を取得することができる。
上記取得部が通信インターフェースであれば、PCなどの外部の機器から、送信先番号と回線音情報とを取得することができる。
上記の通信装置は、上記送信先番号、上記回線音情報、および、識別番号を関連付けて格納した送信先情報リストを有し、上記送信情報設定部は、上記送信先情報リストに基づいて、ユーザ(実施の形態では操作者と呼ぶ)により選択された識別番号に対応する送信先番号および回線音情報を送信情報記憶部に格納するものであってもよい。
上記の構成によれば、送信回数の多い送信先の送信情報については、予め送信先情報リストに格納しておくことによって、送信時に送信先番号を入力することなく、操作入力部において識別番号を選択するという簡単な操作のみで送信の設定を行うことができる。そして、例えば重要な送信先には、回線音を発するという回線音情報を格納しておき、それほど重要でない送信先には、回線音を発しないという回線音情報を格納しておくことによって、送信のたびに回線音情報の設定を行うことなく送信の設定を行うこともできる。
また、上記送信先情報リストには、複数の送信先番号が1つのグループとして格納されており、回線音情報およびグループ番号がグループごとに関連付けて格納されていてもよい。
上記の構成によれば、複数の送信先を1つにまとめたグループ単位で、回線音情報を含む送信情報の設定を行うことができる。
また、上記回線音情報には、一回目の送信が正常終了しなかった場合に行われる再送信時に回線音を発するか否かを示す情報が含まれていてもよい。
この再送信は、例えば、1回目の送信が話中や時間切れなどによって正常に終了しなかった場合に自動的に行われるものである。上記の構成によれば、この再送信時において回線音を発するか否かを場合に応じて設定することができ、必要な場合のみ回線音を発生させることができる。
本発明にかかる通信装置の制御方法は、回線を通じて外部にデータを送信する通信装置の制御方法であって、データ送信時に生成される通信信号を音で表した回線音を発するか否かを選択するステップと、上記の選択結果に基づいて、データ送信時に回線音を発するか否かの制御を行うステップとを含むことを特徴としている。
本発明の制御方法によれば、データ送信時に回線音を発するか否かを適宜変更することができる。これによって、常に回線音を発する通信装置の欠点であった、回線音が騒音となるという問題を回避することができるとともに、常に回線音を発しない通信装置の欠点であった、重要な送信先にデータ送信を行う場合に送信が行われていることを音で確認することができないという問題についても解決することができる。
なお、上記通信装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各部として動作させることにより上記通信装置をコンピュータにて実現させる通信装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
すなわち、本発明にかかる通信装置の制御プログラムは、上述の何れかの構成からなる通信装置に含まれる機能をコンピュータで実現するためのものである。また、本発明にかかる記録媒体は、上記通信装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明にかかる通信装置は、以上のように、データ送信時に生成される通信信号を音で表した回線音を発する音発生部と、上記音発生部が回線音を発するか否かを制御する回線音制御部とを備えている。
また、本発明にかかる通信装置の制御方法は、以上のように、データ送信時に生成される通信信号を音で表した回線音を発するか否かを選択するステップと、上記の選択結果に基づいて、データ送信時に回線音を発するか否かの制御を行うステップとを含んでいる。
それゆえ、本発明によれば、データ送信時に回線音を発するか否かを適宜変更することができるという効果を奏する。これによって、常に回線音を発する通信装置の欠点であった、回線音が騒音となるという問題を回避することができるとともに、常に回線音を発しない通信装置の欠点であった、重要な送信先にデータ送信を行う場合に送信が行われていることを音で確認することができないという問題についても解決することができる。
本発明の一実施形態について図1ないし図10に基づいて説明すると以下の通りである。
本実施の形態では、本発明にかかる通信装置の一例として、ファクシミリ、プリンタ、複写機などの機能を兼ね備えた複合機100を挙げて説明する。図1は、この複合機100の構成を示す機能ブロック図であり、図2はこの複合機100の外観を示す斜視図である。
図1に示すように、複合機100は、操作部(取得部)1、スキャナ部2、スピーカー部(音発生部)3、通信I/F部(取得部)4、制御部5、モデム部6、NCU部7、クロック部8、記憶部9、印刷部10を備えている。
操作部1は、操作者が各種設定や通信処理などを予約・実行するためにキー入力を行うためのものである。スキャナ部2は、FAX送信する原稿や複写する原稿の画像データを読み取るものである。スピーカー部3は、データ送信時に発せられる回線音やブザー音などを、スピーカーを通して放音させるものである。通信I/F部4は、PCからのデータを受信するためのものである。制御部5は、装置全体の動作をつかさどるものであり、各部に対する命令を発したり、制御間のコマンドを送受信したりする。モデム部6は、FAXの送受信を制御するものである。NCU部7は、回線制御回路(NCU)を制御するものである。クロック部8は、時間管理を行うためのリアルタイムクロックである。記憶部9は、各種設定データや画像データなどを管理・記憶するものである。印刷部10は、データを印字・記録するための出力手段である。
上記通信I/F部4は、PC−FAXなどのようなファクシミリ機能を有する装置とI/Fできるドライバを備えたPC40と、USBなどを介して接続されている。また、上記NCU部7は、FAX送受信を行うために、回線17を介して公衆網50と接続されている。
上記制御部5の内部には、操作部1および外部のPC40から入力されたFAX送信を行う旨の指令に基づいて、送信先、回線音モニタのON/OFF、送信原稿のデータなどを含む送信情報の選択・設定を行う送信情報設定・選択部(送信情報設定部)11、および、送信情報設定・選択部11において設定された送信情報に基づいて、FAXによるデータ送信の制御を行う送信制御部12が備えられている。さらに、送信制御部12内には、スピーカー部3が、回線上のダイヤルトーンや、ダイヤル音、CNG、CEDなどといった回線音を出力するか否かの制御を行うスピーカー制御部(回線音制御部)13が備えられている。
また、記憶部9の内部には、送信情報設定・選択部11において設定された送信情報を記憶する送信情報記憶部14、および、短縮番号(識別番号)とグループ番号に対応する送信先の名称および送信先FAX番号がリスト化されて格納された送信先データリスト(送信先情報リスト)15が備えられている。
また、図2に示すように、複合機100において、操作部1は上面に配置されており、操作部1には、送信状態および入力したキーなどを示す表示部16が設けられている。操作部1の下方には、スキャナ部2は配置されており、FAX送信される原稿20、あるいは、複写される原稿20に記載された内容が、このスキャナ部2を通過することによって読み取られる。また、スキャナ部2のさらに下方には、印刷部10が配置されており、スキャナ部2によって読み取られた画像データは、この印刷部10を通過する用紙に印刷され、印刷物21として排出される。
図3は、操作部1の構造をより具体的に示す平面図である。図3に示すように、操作部1の左上方には、液晶表示装置などからなる表示部16が配置されており、その下方には、登録された送信先にワンタッチでFAX送信することのできる短縮番号および複数のFAX送信先に一括して送信することのできるグループ番号が登録された短縮キー31が配置されている。短縮キー31のさらに下方には、FAX送信時に送信先のFAX番号を入力したり、書類を複写するときに印刷部数を入力したりすることのできるテンキー32が配置されている。テンキー32の右隣には、「MENU」キーおよび矢印キーが、さらにその右隣には、「START」キーおよび「STOP」キーが、そして右端には、「COPY」キーが配置されている。
操作者が、複合機100を利用する場合には、まず、メニューキー(「MENU」)を押すことによって、複合機100に備えられたどの機能を使用するかを選択した後、矢印キー、テンキー、各操作キーなどを用いて各機能を使用した場合における種々の条件の設定(例えば、複写機の機能を利用する場合には、印刷部数、印刷濃度、印刷倍率などの設定)を行う。
続いて、上記複合機100を利用してFAX送信を行う場合の処理について以下に説明する。上述のように、複合機100は、ファクシミリ、プリンタ、複写機などの機能を兼ね備えるものであるが、特にFAX送信時に、設定された送信情報に応じて回線音を発したり、発しなかったりすることができるという機能を特徴的な機能として有している。
なお、本実施の形態にかかる複合機100は、FAX送信以外の機能については、従来公知の複合機と同様の機能を有している。そのため、ここでは、複合機100のFAX送信以外の機能の詳細な説明については省略する。
複合機100を用いてスキャナ部2において読み取った原稿のデータのFAX送信を行う場合、まず、スキャナ部2の近傍に配置された原稿台にデータの送信が行われる原稿が載置されるとともに、操作部1において送信に関する種々の条件の入力が行われる。この種々の条件とは、送信先のFAX番号(送信先が、短縮番号あるいはグループ番号として登録されている場合には短縮番号あるいはグループ番号)、回線音モニタON/OFF設定に関する情報(回線音情報)などである。
操作部1において入力された情報は、制御部5内の送信情報設定・選択部11に送られる。送信情報設定・選択部11では、入力された順に送信順を決定するとともに、入力された送信情報を送信順に整理して、記憶部9内の送信情報記憶部14にデータリストの形式で格納する。図4には、送信情報記憶部14内に格納されているデータリストの一例を示す。
送信情報記憶部14内に格納されているデータリスト23には、図4に示すように、送信順、グループ番号(グループNo.)、短縮番号(短縮No.)、送信相手、送信先FAX番号、回線音モニタ設定、再送信モニタ設定などの情報が含まれている。グループ番号で入力された場合には、「グループNo.」の欄に該当するグループ番号が記載されるとともに、「送信相手」・「送信先FAX番号」の欄に登録されている送信相手の名称・送信先FAX番号が記載され、短縮番号で入力された場合には、「短縮No.」の欄に該当する短縮番号が記載されるとともに、「送信相手」・「送信先FAX番号」の欄に登録されている送信相手の名称・送信先FAX番号が記載される。また、操作部1において送信先FAX番号が入力された場合には、「グループNo.」、「短縮No.」、「送信相手」の欄には何も記載されず、入力された送信先FAX番号のみが記載される。
操作部1においてテンキー32から送信先のFAX番号の入力が行われる場合には、「回線音モニタ設定」をONするか否かという情報、および、「再送信モニタ設定」をONするか否かという情報についても併せて入力される。
操作部1においてグループ番号または短縮番号によって送信先の入力が行われた場合、送信情報設定・選択部11では、記憶部9内に格納されている送信先データリスト15から該当する送信情報が選択され、この選択された送信情報が、送信情報記憶部14のデータリスト23に送信順が最終となるように追加登録される。図5には、送信先データリスト15の一例を示す。
送信先データリスト15には、図5に示すように、登録されたグループ番号(グループNo.)および短縮番号(短縮No.)に対応する各種送信情報が記録されている。この各種送信情報には、送信相手、送信先FAX番号、回線音モニタ設定、再送信モニタ設定などの情報が含まれている。なお、回線音モニタ設定、再送信モニタ設定については、短縮番号、グループ番号ごとにそれぞれ設定されている。
ここで、図4および図5に示す各データリストに含まれている「回線音モニタ設定」がONであるとは、FAX送信時に回線音を出力するという設定であり、「回線音モニタ設定」がOFFであるとは、FAX送信時に回線音を出力するという設定である。また、「再送信モニタ設定」とは、一回目の送信が正常終了しなかった場合に行われる再送信時に回線音を発するか否かの設定である。そして、「再送信モニタ設定」がONであるとは、FAX再送信時に回線音を出力するという設定であり、「再送信モニタ設定」がOFFであるとは、FAX再送信時に回線音を出力するという設定である。つまり、上記「回線音モニタ設定ON/OFF」および上記「再送信モニタ設定ON/OFF」はともに、スピーカー部3から回線音を発するか否かということを意味する回線音情報である。
なお、図4に示す送信順4の送信情報に関しては、図5に示す送信先データリスト15に登録されている送信情報と「再送信モニタ設定」に関する設定が異なっている。これは、操作部1おいて入力する場合に、操作者が予め登録されている送信情報から手動で設定の変更を行ったからである。このように、上記複合機1では、送信先データリスト15に格納されている送信情報通りにFAX送信を制御するだけでなく、操作部1における入力時に手動で設定を変更することによって、送信先データリスト15に格納されている送信情報とは異なる送信情報に基づいて、FAX送信を行うこともできる。
図6には、操作部1において短縮番号・グループ番号を設定する方法、および、FAX番号を入力した1通信のみについて回線音モニタON/OFFを設定する方法の一例を模式的に示す。図6の(1)は、短縮番号の登録と、この短縮番号に対応する回線音モニタの設定とを行う場合、図6の(2)は、グループ番号の登録と、このグループ番号に対応する回線音モニタの設定とを行う場合、図6の(3)は、FAX番号を入力した1通信のみについて回線音モニタONの設定を行い、かつ、再送信モニタON/OFFの設定を行う場合について示している。
このような設定を行う具体的な方法については、様々な方法が可能である。例えば、表示部16をタッチパネル式の液晶表示装置とした場合には、表示部16上に、順次図6に示すような種々の条件を設定するタッチキーが表示され、タッチキーを指で直接押圧操作して、各種の条件設定を行うことができる。
以上のように、送信情報設定部・選択部11では、順次入力された各送信情報について、該当する回線音情報と送信先FAX番号とを関連付けたデータリスト23(図4参照)を作成し、送信情報記憶部14に格納する。なお、送信情報設定部・選択部11では、送信先入力時に読み取られた原稿の読取画像データ、読取画像パラメータについても、送信先FAX番号と関連付ける処理を行い、FAX管理情報として送信情報記憶部14に格納する。
次に、図7〜図9のフローチャートを用いて、複合機1におけるFAX送信処理、および、回線音出力制御の流れについて説明する。
まず、FAX送信予約の処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
始めに操作者は操作部1から送信先の入力を行う(ステップS21)。送信先入力方法は、上述のように、図3に示すテンキー32を使用して直接送信先FAX番号を指定する方法、ワンタッチダイヤルや登録番号指定(ダイヤル)に登録しておいたFAX番号を使用する方法、またそれらをグループ化した番号を指定する方法等が挙げられる。グループ番号を指定した場合はその中に登録されている複数の相手先に対して順次同報送信を行う。ここで、テンキー32を使用して直接送信先FAX番号を指定する場合には、FAX送信時に回線音を発するか否かという回線音情報についても入力する。
始めに操作者は操作部1から送信先の入力を行う(ステップS21)。送信先入力方法は、上述のように、図3に示すテンキー32を使用して直接送信先FAX番号を指定する方法、ワンタッチダイヤルや登録番号指定(ダイヤル)に登録しておいたFAX番号を使用する方法、またそれらをグループ化した番号を指定する方法等が挙げられる。グループ番号を指定した場合はその中に登録されている複数の相手先に対して順次同報送信を行う。ここで、テンキー32を使用して直接送信先FAX番号を指定する場合には、FAX送信時に回線音を発するか否かという回線音情報についても入力する。
送信先入力が確定すると、入力された情報は送信情報設定・選択部11へと送られる。送信情報設定・選択部11では、その送信先への送信時に回線音モニタするか否かの判定を行う(ステップS22)。ここで、入力された送信先がテンキーにより直接入力された送信先であれば、予め設定された1通信回線モニタ設定(図6(3)参照)がONになっているかの判定を行い(ステップS22)、ONである場合には(ステップS22でYES)、その送信情報を管理する送信情報記憶部14内のデータリスト(図4参照)の回線音モニタ設定フラグをONにする(ステップS23)。
また、入力された送信先がワンタッチダイヤルや登録指定番号(短縮番号)によるダイヤルを送信先であるには、図6に示すような方法で、短縮番号設定時に回線音モニタ機能を設定できるようになっており、ここで回線音モニタ設定ONを選択していた場合には(ステップS22でYES)、テンキー時同様、送信情報記憶部14内のデータリスト(図4参照)の回線音モニタ設定をONにする(ステップS23)。グループ番号の場合も同様、グループ番号登録時に回線音モニタ設定をONしていた場合には(ステップS22でYES)、送信情報記憶部14内のデータリスト(図4参照)の回線音モニタ設定フラグをONにする(ステップS23)。
FAX管理情報の回線音モニタ設定が確定すると、スキャナ部2により原稿20がスキャンされ読取画像データ、読取画像パラメータが作成される。(ステップS24)。そして、この画像データ、画像パラメータは、FAX管理情報として送信情報記憶部14に格納される。このようにして、送信先FAX番号、読取画像データ、読取画像パラメータ、回線モニタ設定などの情報を含むFAX管理情報が作成される。このとき、送信情報記憶部14では、図4に示すデータリスト23において、格納された画像データに対応する送信情報が最終の送信順となるようにリストが更新される(ステップS25)。
なお、テンキー32により送信先を直接指定した場合には、表示部16において入力された、図6に示すような1通信回線モニタ設定ONを解除しOFFに切り替える。これは1通信のみの設定であるため、オートダイヤルFAX送信が確定した時点でクリアしておくことが必要となるからである。クリアのタイミングは、キー入力確定時点もしくは読取正常終了時点などであればよい。
一方、回線音モニタ設定がOFFである場合には(ステップS22でNO)、送信情報記憶部14内のデータリスト(図4参照)の回線音モニタ設定フラグはONにせず(すなわち、OFF状態のまま)、スキャナ部2において原稿の読み取りが行われる(ステップS24)。
続いて、上述のFAX送信予約処理によって準備されたFAX管理情報について、FAX送信処理を行う場合の処理の流れを、図8を用いて説明する。
まず、送信情報設定・選択部11では、送信すべきFAX管理情報が存在する場合には、図4に示すデータリストにおいて送信順1に該当する送信情報を選択する(ステップS27)。そして、NCU部7によって回線状態の空き確認が行われる(ステップS28)。ここで、回線が空いている場合には、送信情報設定・選択部11において選択された送信情報に基づいて、送信制御部12において、送信予約時に設定したFAX管理情報の回線音モニタ設定フラグの確認が行われる(ステップS29)。
ここで、回線モニタ設定がONであれば(ステップS29でYES)、スピーカー制御部13に対して回線捕捉時に回線音をモニタする必要がある旨の通知を行う(ステップS30)。一方、回線モニタ設定がOFFの場合は(ステップS29でNO)、上記の通知を行わない。
その後、回線捕捉を行い一定時間経過後にダイヤルを行う(ステップS31)。そして、後述するスピーカー制御部13の処理のフローチャート(図9)にしたがって、回線音モニタ通知がされていれば、スピーカー制御部13は回線上のダイヤルトーン音やダイヤル音をスピーカー部3上に出力させる。
その後、送信先から応答信号(CED等)を受信した場合(ステップS32でYES)、通信起動を行い、FAX送信を行う(ステップS33)。なお、本実施の形態にかかる複合機1では、通信中に回線音をスピーカー部3上に出力するように設定することも可能である。これについては、図9に示すスピーカー制御部13の処理フローチャートを用いた説明中で詳述する。
通信が終了すると回線接続を切り、FAX管理情報を開放する。そして、送信情報記憶部14に格納されているデータリストにおける送信順1の送信情報を削除し、送信順2以降の送信情報の送信順を一つずつ繰り上げる(ステップS36)。
一方、送信先から応答信号が無くビジー終了した場合(ステップS32でNO)、再送信時の回線音モニタ設定がOFFであるかの確認が行われる(ステップS34)。ここで、再送信時の回線音モニタ設定がOFFの場合に限り(ステップS34でYES)、回線音モニタ設定フラグをOFFに切り替える(ステップS35)。再送信を行う場合は、設定された再コール待ち時間経過後(ステップS37)に、図8に示す送信処理フローチャートの先頭(ステップS27)から処理が開始される。
次に、スピーカー制御部13においてスピーカー部3から発する回線音を制御する方法について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
スピーカー制御部13では、まず、回線が使用中であるか否かを確認する(ステップS11)。ここで、回線が使用中でなければ(ステップS11でNO)、回線音を発しないようにスピーカー部3を制御する(ステップS18)。
スピーカー制御部13では、まず、回線が使用中であるか否かを確認する(ステップS11)。ここで、回線が使用中でなければ(ステップS11でNO)、回線音を発しないようにスピーカー部3を制御する(ステップS18)。
回線が使用中である場合(ステップS11でYES)、ダイヤル中であるか否かの確認を行う(ステップS12)。ここで、ダイヤル中であれば(ステップS12でYES)、続いてFAX管理情報の回線音モニタ設定フラグの確認を行う(ステップS13)。ここで、回線音モニタ設定フラグがONでなければ(ステップS13でNO)、回線音を発しないようにスピーカー部3を制御する(ステップS18)。
一方、回線音モニタ設定フラグがONであれば(ステップS13でYES)、続いて、この送信が再送信であるか否かの確認を行う(ステップS15)。ここで、再送信でない場合(ステップS15でNO)、回線音を発するようにスピーカー部3を制御する(ステップS17)。一方、再送信である場合(ステップS15でYES)には、さらに再送信時の回線音モニタ設定がONであるか否かの確認が行われる(ステップS16)。
ここで、再送信時の回線音モニタ設定がONである場合(ステップS16でYES)、回線音を発するようにスピーカー部3を制御する(ステップS17)。一方、再送信時の回線音モニタ設定がONでない場合(ステップS16でNO)、回線音を発しないようにスピーカー部3を制御する(ステップS18)。
なお、上記の処理において、ダイヤル中であるか否かの確認を行い、ダイヤル中でなければ(ステップS12でNO)、続いて、通信中の回線モニタ設定がONであるか否かの確認を行う(ステップS14)。ここで、通信中の回線モニタ設定がONでなければ(ステップS14でNO)、回線音を発しないようにスピーカー部3を制御する(ステップS18)。一方、通信中の回線モニタ設定がONであれば(ステップS14でYES)、続いて、この送信が再送信であるか否かの確認を行う(ステップS15)。そして、その後は、上記と同様のステップS15からの処理を行う。
上述のような処理を行うことによって、オートダイヤルによるFAX送信において、必要なときのみオンフックダイヤルのようにFAX送信が行われていることを確認することができる。
また、本実施の形態の複合機1では、1回目の送信が話中や時間切れなどによって正常に終了しなかった場合に自動的に行われる再送信時にも、必要に応じて回線音をモニタするか否かを設定することができる。再コールなどは送信予約時から時間が経過しているため、操作者がその場にいないことが想定される。そこで、通常は、再コールの際には、回線音をモニタしないような設定にしておくことが好ましい。
また、本実施の形態にかかる複合機1は、通信I/F部4を介してPC40と接続されており、PC40において作成された画像データを、複合機1を用いてFAX送信したり、印刷したりすることもできる。複合機1を用いてPC40において作成された画像データをFAX送信あるいは印刷する場合には、PC40のディスプレイ上には、例えば図10(a)、(b)に示すような表示がされる。なお、図10(a)は、印刷を行う場合の画面表示の例であり、図10(b)は、FAX送信を行う場合の画面表示の例である。
そして、複合機1内の送信情報設定・記憶部11が、通信I/F部4を介してPC40と接続されていることによって、FAX送信を行う場合、通信I/F部4は、PC40側で入力されたFAX番号および回線音情報、あるいは、短縮番号などを受信し、送信情報設定・記憶部11へと送信する。送信情報設定・記憶部11では、受信した情報に基づいてFAX送信情報の設定を行う。そして、回線モニタ設定については、例えば図10(b)に示す「PC−FAX」画面において、矢印Aに示すようなチェック欄を設けることで実現できる。
ここで、回線音をモニタするという旨の欄にチェックが入っていた場合には、FAX管理情報の回線モニターフラグをONし、回線音をモニタするという旨の欄にチェックが入っていない場合には、FAX管理情報の回線モニターフラグをOFFすることで、図7,8のフローチャートに示す処理を行って、FAX送信時に、スピーカー制御部13がスピーカー部3にて回線音を出力するか否かを制御することができる。
これによって、PC40からのFAX予約によるオートダイヤル送信時にも、回線音をモニタするか否かを必要に応じて設定することができる。なお、PC−FAX時の回線音モニタの設定は、複合機1側の操作部1におけるMENU内(図6参照)で設定できるような構成とすることも可能である。
本実施の形態では、本発明にかかる通信装置の一例としてファクシミリ機能を備えた複合機を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、回線を使用してデータを送信するあらゆる通信装置に適用することができる。本発明の通信装置としては、上述の複合機以外に、ファクシミリの機能のみを有する装置、FAX付き電話、FAX付MFP(Multi Function Peripheral)などが挙げられる。
また、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
なお、上記の実施形態の通信装置の各部や各処理ステップは、CPUなどの演算手段が、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶手段に記憶されたプログラムを実行し、キーボードなどの入力手段、ディスプレイなどの出力手段、あるいは、インターフェース回路などの通信手段を制御することにより実現することができる。したがって、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体を読み取り、当該プログラムを実行するだけで、本実施形態の通信装置の各種機能および各種処理を実現することができる。また、上記プログラムをリムーバブルな記録媒体に記録することにより、任意のコンピュータ上で上記の各種機能および各種処理を実現することができる。
この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理を行うためのメモリ、例えばROMのようなものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することにより読取り可能なプログラムメディアであっても良い。
また、何れの場合でも、格納されているプログラムは、マイクロプロセッサがアクセスして実行される構成であることが好ましい。さらに、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であることが好ましい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め通信装置本体に格納されているものとする。
また、上記プログラムメディアとしては、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD/MO/MD/DVD等のディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する記録媒体等がある。
また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であれば、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する記録媒体であることが好ましい。
さらに、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであることが好ましい。
本発明は、回線を使用してデータを送信するあらゆる通信装置に適用することができ、状況に応じて、回線音を発生させるか否かを設定することができる。
1 操作部(取得部)
3 スピーカー部(音発生部)
4 通信I/F部(取得部)
5 制御部
9 記憶部
11 送信情報設定・記憶部(送信情報設定部)
12 送信制御部
13 スピーカー制御部(回線音制御部)
14 送信情報記憶部
15 送信先データリスト(送信先情報リスト)
100 複合機(通信装置)
3 スピーカー部(音発生部)
4 通信I/F部(取得部)
5 制御部
9 記憶部
11 送信情報設定・記憶部(送信情報設定部)
12 送信制御部
13 スピーカー制御部(回線音制御部)
14 送信情報記憶部
15 送信先データリスト(送信先情報リスト)
100 複合機(通信装置)
Claims (12)
- 回線を通じて外部にデータを送信する通信装置であって、
データ送信時に生成される通信信号を音で表した回線音を発する音発生部と、
上記音発生部が回線音を発するか否かを制御する回線音制御部とを備えていることを特徴とする通信装置。 - 上記回線音制御部は、送信時に上記音発生部から回線音を発するか否かを場合分けして記憶した情報に基づいて、上記音発生部が回線音を発するか否かを制御することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 上記回線音制御部は、送信制御に用いる情報と、送信時に上記音発生部から回線音を発するか否かを示す回線音情報とを関連付けて記憶した情報に基づいて、上記音発生部が回線音を発するか否かを制御することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- データの送信先を特定する送信先番号、および、送信時に上記音発生部から回線音を発するか否かを示す回線音情報を関連付けて記憶した情報のリストを有し、
上記回線音制御部は、上記送信先番号へのデータ送信時に、当該送信先番号と関連付けられた回線音情報に基づいて、音発生部が回線音を発するか否かを制御することを特徴とする請求項2または3に記載の通信装置。 - 送信時に上記音発生部から回線音を発するか否かを示す回線音情報と、データの送信先を特定する送信先番号とを関連付けて記憶する送信情報記憶部と、
上記送信先番号に基づいて、送信先へのデータ送信の制御を行う送信制御部とをさらに備え、
上記回線音制御部は、上記送信先番号への送信時に、当該送信先番号と関連付けられた回線音情報に基づいて、音発生部が回線音を発するか否かを制御することを特徴とする請求項2または3に記載の通信装置。 - 上記回線音情報および送信先番号を取得するための取得部と、
上記取得部により取得された回線音情報を、送信先番号と関連付けて送信情報記憶部に格納する送信情報設定部とをさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の通信装置。 - 上記送信先番号、上記回線音情報、および、識別番号を関連付けて格納した送信先情報リストを有し、
上記送信情報設定部は、上記送信先情報リストに基づいて、ユーザにより選択された識別番号に対応する送信先番号および回線音情報を送信情報記憶部に格納することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。 - 上記送信先情報リストには、複数の送信先番号が1つのグループとして格納されており、回線音情報およびグループ番号がグループごとに関連付けて格納されていることを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
- 上記回線音情報には、一回目の送信が正常終了しなかった場合に行われる再送信時に回線音を発するか否かを示す情報が含まれていることを特徴とする請求項4または5に記載の通信装置。
- 回線を通じて外部にデータを送信する通信装置の制御方法であって、
データ送信時に生成される通信信号を音で表した回線音を発するか否かを選択するステップと、
上記の選択結果に基づいて、データ送信時に回線音を発するか否かの制御を行うステップと、
を含むことを特徴とする通信装置の制御方法。 - 請求項1〜9に記載の通信装置に含まれる機能をコンピュータで実現するための通信装置の制御プログラム。
- 請求項11に記載の通信装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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