JP2006089819A - Cvdコーティング方法およびcvdコーティング装置 - Google Patents

Cvdコーティング方法およびcvdコーティング装置 Download PDF

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浩昌 佐藤
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Abstract

【課題】 ワークに対するCVDコーティングの生産性を向上させると共に、ワークの特定な箇所に支持部材の支持に伴う痕跡を残すという問題を解消することができるCVDコーティング方法およびCVDコーティング装置を提供すること。
【解決手段】 CVD炉4内には、CVDコーティングを施すワークWの一部に係止して、ワークをCVD炉内において吊り下げる形態で支持するワーク支持部材11が配置されている。このワーク支持部材11は連結部材12および回転軸13によって、水平方向に回転可能となるように保持されて、回転駆動機構16により間欠的に回転駆動動作が付与されるように構成されている。CVD処理中において、前記回転軸13には回転駆動機構16により間欠的に回転駆動動作が付与され、ワーク支持部材11を介してワークWにも回転動作が伝達される。これにより、前記ワークWに作用する遠心力の働きが変化し、前記ワークWは揺動動作を受けてワークWに対するワーク支持部材11の接触位置が変更されるようになされる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、カーボンもしくはSiC等からなる半導体装置用部材に、SiC等を表面コートするCVDコーティング方法およびCVDコーティング装置に関する。
例えばカーボン(黒鉛)やSiCを基材にした半導体用熱処理部材(以下、これをワークともいう。)は、熱処理中において基材自身に含まれる不純物が漏出しないように、また高い耐蝕性を得るなどの目的のために、その全面にCVD−SiCコーティングを実施する場合がある。前記したワークに対してCVDコーティングを施す場合には、前記ワークをCVD炉内において支持するための支持部材が必要であり、ワークと支持部材とは接触した状態になされる。
したがって、前記支持部材に接触したワークの表面には反応ガスが接触せず、当該箇所にはCVD膜がほとんど形成されないという問題が発生する。そこで、CVD膜の非形成面積をより小さくさせるために、支持部材の先端部を針状に形成させるなどの工夫がなされているものの、いずれにしてもワーク表面の一部にCVD膜が形成されない箇所が存在することにより、ワーク基材に含まれる不純物が漏出するといった問題が発生する。
そのために、ワークに対してCVDコーティングを実行した後、一旦、CVD炉を室温に戻し、炉内を開けて支持部材によるワークの支持位置をずらせてセットし直した後、再びCVDコーティングを実行するといった対処が考えられている。この様な手段を採用した場合には、CVD炉の温度を再び上昇させるための余分なリードタイムを確保しなければならず、生産性を低下させると共にコストを上昇させるという問題が発生する。
そこで、前記した問題点を解消するために、CVDコーティングの実行中において、ワークを少なくとも2組の支持部材によって持ち替えるように構成し、ワークの全面に反応ガスが接触できるようにしたCVD装置が、特許文献1に開示されている。
特開2000−178743号公報
前記した特許文献1に開示されたCVD装置によると、ワークを3点で支持する第1と第2の支持部材がそれぞれ備えられ、第1の支持部材が上昇することで第1の支持部材によってワークが3点支持され、また第1の支持部材が下降することで第2の支持部材によってワークが3点支持されるようになされる。これにより、ワークの全面に反応ガスを接触させることができ、ワーク表面の全体にわたってCVD膜を形成させることが期待できる。
ところで、この種のCVD装置においては、CVD膜を形成させる対象としての前記ワークの表面のみならず、炉内反応域にさらされる全ての炉内表面にもSiC膜が生成される。したがって、前記ワークとこれを支持する支持部材の境界部分において、両者に跨ってSiC膜が生成され、この膜が前記両者間を固着させるように作用する。それ故、特許文献1に開示されたCVD装置のように第1と第2の支持部材によってワークを持ち替えた場合、支持部材とワーク表面に跨るCVD膜の一部が剥離し、これがワーク上に傷跡のような痕跡を残すという問題が発生する。
しかも、特許文献1に開示されたCVD装置においては、ワークを複数回にわたって持ち替えても第1支持部材によって支持されるワーク表面上の支持点はほとんど変更されず、また、第2支持部材によって支持されるワーク表面上の支持点もほとんど変更されることはない。したがって、SiC膜の成膜作用と共にワークの同一箇所を繰り返し持ち替えることにより、ワークの同一箇所に益々大きな痕跡が生成され、これがユーザに対して不良であるかのような疑念を抱かせる結果となる。
この発明は、前記した問題点に着目してなされたものであり、CVDの成膜中において、支持部材によるワークの支持箇所を効果的に移動させることができる構成を採用し、これによりワークに対するCVDコーティングの生産性を向上させると共に、前記したようなワークの特定な箇所に支持部材の支持に伴う痕跡を残すという問題を解消することができるCVDコーティング方法およびCVDコーティング装置を提供することを課題とするものである。
前記した課題を解決するためになされたこの発明にかかるCVDコーティング方法は、請求項1に記載のとおり、CVD炉内に配置されたワーク支持部材によってワークを吊り下げる形態で支持すると共に、CVD処理中において、水平方向に回転可能になされた前記ワーク支持部材に対して間欠的に回転駆動動作を与え、ワーク支持部材の水平方向への回転および停止に伴う前記ワークに作用する遠心力の働きの変化により、前記ワークに対するワーク支持部材の接触位置が変更されるようにした点に特徴を有する。
また、前記した課題を解決するためになされたこの発明にかかるCVDコーティング装置は、請求項2に記載のとおり、CVD炉内に配置され、CVDコーティングを施すワークの一部に係止して、前記ワークをCVD炉内において吊り下げる形態で支持するワーク支持部材と、前記ワーク支持部材を水平方向に回転可能となるように保持する回転軸を含む回転支持機構と、CVD処理中において、前記回転支持機構を構成する回転軸に対して間欠的に回転駆動動作を付与させる回転駆動機構とが具備され、前記ワーク支持部材の水平方向への回転および停止に伴う前記ワークに作用する遠心力の働きの変化により、前記ワークに対するワーク支持部材の接触位置が変更されるように構成した点に特徴を有する。
この場合、一つの好ましい実施の形態においては請求項3に記載のとおり、前記ワーク支持部材は、前記回転支持機構に保持されて水平方向に回転されるベース部材と、このベース部材に対してワークの一部に点接触の状態で係止する凸状の係止部材が、鉛直方向に向いて形成された構成が採用される。さらにこの場合、好ましくは請求項4に記載のとおり、前記凸状の係止部材は、前記ベース部材の回転中心部を挟んで当該ベース部材上の2箇所に形成された構成になされる。
一方、前記ワーク支持部材における他の好ましい実施の形態においては、請求項5に記載のとおり、前記ワーク支持部材は、角柱状に形成され、その長手方向が水平の姿勢を保つと共に、一つの稜線部が鉛直方向に向いた状態で前記回転支持機構に保持された構成になされる。
そして、前記したワーク支持部材のいずれの構成が採用されるにしても、請求項6に記載のとおり、前記CVD炉の炉外に配置された前記回転駆動機構からの駆動力が、前記回転軸を介して前記ワーク支持部材に伝達されるように構成されていることが望ましい。
前記したCVDコーティング方法およびCVDコーティング装置によると、CVDコーティングが施されるワークは、CVD炉内において水平方向に回転可能となるように構成されたワーク支持部材によって吊り下げられた形態で支持される。そして、前記ワーク支持部材はCVD処理中において、回転駆動機構により間欠的に回転駆動動作を受ける結果、ワークに作用する遠心力の働きが変化し、前記ワークに対するワーク支持部材の接触位置が変更されるようになされる。
すなわち、ワーク支持部材によって吊り下げられた状態のワークの重心位置が、ワーク支持部材の回転中心に対してずれが有る場合には、ワークの重心位置はその回転に伴って、前記回転中心から外側に振られる作用を受ける。また、ワークの重心位置はその回転の停止に伴って前記回転中心側に戻ろうとする作用を受け、その結果、前記ワークはワーク支持部材に吊り下げられた状態で、揺れの作用が与えられる。
したがって、ワークに対して揺れの作用が与えられることで、ワークにおける前記支持部材への接触位置を不規則に変えることができ、CVDの処理を中断させることなく、ワークの全面に反応ガスを接触させることができる。しかも、前記支持部材への接触位置が不規則に変えられることにより、CVD膜の成膜に伴ってワークの同一箇所に傷跡のような痕跡を残すという従来の問題を解消させることができる。
この場合、特に前記したように凸状の係止部材を備えたワーク支持部材、もしくは角柱状に形成されたワーク支持部材を利用して、ワークを吊り下げた状態で支持することにより、支持部材とワークとの接触を点接触もしくは線接触の状態とすることができる。これにより、支持部材によるワークに対する接触面積を小さくすることができるだけでなく、前記したワークの揺動作用により、支持部材への接触位置をより効果的に変更させることができ、その効果を一層ひき立たせることができる。
以下、この発明にかかるCVDコーティング方法およびCVDコーティング装置について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。図1はCVDコーティング装置の全体構成を縦断面図によって示したものであり、このCVD装置は、天井壁1a、底壁1bおよび周壁1cからなる真空容器1により外郭を構成している。そして、前記真空容器1内には内部を囲む断熱材2と、その内側に配置された筒状の加熱ヒータと3と、この加熱ヒータ3のさらに内側に配置されたワークWを囲む容器4が具備されており、この容器4がCVD炉を構成している。
すなわち図1に示す実施の形態においては、前記加熱ヒータ3により前記容器4によるCVD炉内が所定の温度に加熱され、この状態で前記容器4内に反応ガスが注入されることにより、そのガスが熱分解されて化学反応し、前記反応ガスの種類に応じて、例えばSiC膜がワークWの表面にコーティングされることになる。なお、図1に示されたワークWは、例えば炉心管のような部材を円筒状にモデル化して示しているが、特に炉心管のような特定な部材に限られるものではない。
前記容器4内には、四角柱状に形成されたベース部材11aに対して凸状の係止部材11b,11cを一体に形成したワーク支持部材11が配置されている。なお、図2はワーク支持部材11を斜視図で示しており、また、図3は前記ワーク支持部材11によってワークWを支持した状態を示している。
このワーク支持部材11は、四角柱状のベース部材11aが後述する回転支持機構によって水平方向に回転可能となるように保持されており、鎖線で示すベース部材11aの回転中心部を挟んで、ベース部材の2箇所に前記凸状の係止部材11b,11cが鉛直方向に向けて形成されている。なお、前記した凸状の係止部材11b,11cは、それぞれ三角錐の形態になされ、その先端部は一例として半径0.5〜5mm程度の球面状になされている。
前記ワーク支持部材11におけるベース部材11aの一端は、L字状に形成された連結部材12の一端部に結合されて保持され、この連結部材12の他端部はCVD炉を構成する前記容器4の下底部中央において、容器4内に突出するようにして配置された回転軸13の頂部に取り付けられている。
すなわち、L字状の連結部材12と回転軸13とにより、前記ワーク支持部材11の回転支持機構を構成しており、前記回転軸13を回転駆動させることにより、前記ワーク支持部材11はベース部材11aを水平状態に保ったまま、前記鎖線を回転中心として回転動作がなされるように機能する。
一方、CVD装置の外郭を構成する真空容器1における底壁1bの中央部には、駆動軸14が気密部材15を介して回転可能に支持されており、この駆動軸14は前記CVD炉の炉外に配置された回転駆動機構16からの駆動力を、前記回転軸13に伝達させるように作用する。
斯くして、図1〜図3に示した構成のCVDコーティング装置によると、ワーク支持部材11における凸状の係止部材11b,11cは、ワークWとしての図1に示す円筒状部材の内面に点接触の状態で係止し、ワークWを吊り下げた状態で支持するようになされる。この状態で回転駆動機構16からの回転駆動力が回転軸13に伝達され、これによりワークWはワーク支持部材11と共に回転駆動動作を受ける。
この時、前記したように加熱ヒータ3により前記容器4によるCVD炉内が所定の温度に加熱され、前記容器4内に反応ガスが注入されることにより、前記反応ガスの種類に対応したCVD膜がワークWの表面にコーティングされる。
前記回転駆動機構16は、一例として3〜10rpmの回転速度でワークWを回転駆動させると共に、停止させる動作を繰り返し実行する。すなわち、回転駆動機構16はワーク支持部材11を介してワークWを間欠的に回転駆動させるように動作する。ここで、ワーク支持部材11によって吊り下げられた状態のワークWの重心位置が、鎖線で示されたワーク支持部材の回転中心に対して多少ずれが有る場合には、ワークWの重心位置はその回転に伴って、前記回転中心から外側に振られる作用を受ける。
また、ワークWの重心位置はその回転動作の停止に伴って前記回転中心側に戻ろうとする作用を受け、ワークWに作用する遠心力の働きが変化する。この結果、前記ワークWはワーク支持部材11に吊り下げられた状態で、図3に矢印で示したように揺動作用が与えられ、このワークWの揺れにより前記ワークWに対するワーク支持部材11における係止部材11b,11cの接触位置が変更されるようになされる。
この結果、CVDの処理を中断させることなく、ワークの全面に反応ガスを接触させることができる。しかも、前記ワークWに揺動作用を与えることで、ワークに対する前記支持部材の接触位置は不規則に変わり、CVD膜の成膜に伴ってワークWの同一箇所に傷跡のような痕跡を残すという従来の問題を解消させることができる。
図4は、図1〜図3に示したワーク支持部材11を利用して他の種類のワークWを吊り下げる形態で支持した例を示すものであり、この図4に示すワークWは、例えば熱処理用の縦型ボートのような部材をモデル化して示したものである。この図4に示した構成のワークWであっても、前記したようにワーク支持部材11を間欠的に回転駆動させることで、同様ワークWに対して揺動作用を与えることができ、ワークに対する支持部材の接触位置を不規則に変えることができる。
図5〜図7は、ワーク支持部材11の他の形態を示したものである。なお、図5はワーク支持部材11を斜視図で示し、また、図6は同支持部材11によってワークWを吊り下げる形態で支持した例を示しており、この図6に示した円筒状のワークWは図3に示した例に比較して、軸方向の寸法は短縮され、また若干肉厚になされている。さらに図7は同支持部材11によりワークWを吊り下げる形態で支持した例を示しており、この図7に示したワークWは図4に示した例に比較して、軸方向の寸法が短縮された例を示している。
図5〜図7に示したワーク支持部材11は、そのベース部材11dが三角柱状に形成されており、この三角柱状に形成されたベース部材における一つの稜線部11eが鉛直方向に向いた状態で、その一端がL字状の連結部材12に取り付けられている。そして、この連結部材12は、図1に基づいて説明した回転軸13に取り付けられており、したがってワーク支持部材11はその長手方向が水平の姿勢を保った状態で、図に示す鎖線を回転中心として回転動作がなされるように機能する。
前記のように三角柱状に形成されたワーク支持部材11によると、図6または図7に示したような立体的な構成のワークWの内面に、稜線部11eが線接触の状態で係止して、ワークWを吊り下げるようにして支持する。この構成においても、すでに説明した図1に示す回転駆動機構16によりワーク支持部材11を介してワークWを間欠的に回転駆動させることができ、図6および図7に矢印で示したようにワークWに対して揺動作用を与えることができる。
したがって、図5〜図7に示した実施の形態においても、CVD炉の稼働中においてワークWに対する支持部材11の接触位置を不規則に変えることができ、先に説明した図1〜図4に示す実施の形態と同様の効果を期待することができる。
なお、図5〜図7に示した実施の形態においては、ワーク支持部材11を構成するベース部材11dは三角柱状に形成されているが、これは四角形もしくはそれ以上の多角形の角柱体により構成することができ、その一つの稜線部を鉛直方向に向けた状態とすることで、前記したように立体的な構成のワークWの内面に、稜線部を線接触の状態で係止させることができる。
この発明にかかるCVDコーティング装置の全体構成を示した縦断面図である。 図1に示す装置に採用されたワーク支持部材の構成を示した斜視図である。 図2に示すワーク支持部材によって、ワークを吊り下げ状態に支持した例を示す斜視図である。 同じく図2に示すワーク支持部材によって、他の構成のワークを吊り下げ状態に支持した例を示す斜視図である。 図1に示す装置において好適に採用し得る他のワーク支持部材の例を示した斜視図である。 図5に示すワーク支持部材によって、ワークを吊り下げ状態に支持した例を示す斜視図である。 同じく図5に示すワーク支持部材によって、他の構成のワークを吊り下げ状態に支持した例を示す斜視図である。
符号の説明
1 真空容器
2 断熱材
3 加熱ヒータ
4 容器(CVD炉)
11 ワーク支持部材
11a,11d ベース部材
11b,11c 係止部材
11e 稜線部
12 連結部材
13 回転軸
14 駆動軸
15 気密部材
16 回転駆動機構
W ワーク

Claims (6)

  1. CVD炉内に配置されたワーク支持部材によってワークを吊り下げる形態で支持すると共に、CVD処理中において、水平方向に回転可能になされた前記ワーク支持部材に対して間欠的に回転駆動動作を与え、ワーク支持部材の水平方向への回転および停止に伴う前記ワークに作用する遠心力の働きの変化により、前記ワークに対するワーク支持部材の接触位置が変更されるようにしたことを特徴とするCVDコーティング方法。
  2. CVD炉内に配置され、CVDコーティングを施すワークの一部に係止して、前記ワークをCVD炉内において吊り下げる形態で支持するワーク支持部材と、
    前記ワーク支持部材を水平方向に回転可能となるように保持する回転軸を含む回転支持機構と、
    CVD処理中において、前記回転支持機構を構成する回転軸に対して間欠的に回転駆動動作を付与させる回転駆動機構とが具備され、
    前記ワーク支持部材の水平方向への回転および停止に伴う前記ワークに作用する遠心力の働きの変化により、前記ワークに対するワーク支持部材の接触位置が変更されるように構成したことを特徴とするCVDコーティング装置。
  3. 前記ワーク支持部材は、前記回転支持機構に保持されて水平方向に回転されるベース部材と、このベース部材に対してワークの一部に点接触の状態で係止する凸状の係止部材が、鉛直方向に向いて形成されていることを特徴とする請求項2に記載のCVDコーティング装置。
  4. 前記凸状の係止部材は、前記ベース部材の回転中心部を挟んで当該ベース部材上の2箇所に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のCVDコーティング装置。
  5. 前記ワーク支持部材は、角柱状に形成され、その長手方向が水平の姿勢を保つと共に、一つの稜線部が鉛直方向に向いた状態で前記回転支持機構に保持されていることを特徴とする請求項2に記載のCVDコーティング装置。
  6. 前記CVD炉の炉外に配置された前記回転駆動機構からの駆動力が、前記回転軸を介して前記ワーク支持部材に伝達されるように構成されていることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載のCVDコーティング装置。
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