JP2006086730A - テレビ受信装置、情報処理装置、および携帯型電話機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 テレビ受信機能内蔵のノートパソコンなど、1台の装置を持って世界各地を移動した場合に、放送方式の違いを意識せずに常に地元のテレビ放送を視聴することを実現する。
【解決手段】 本発明のテレビ受信機1は、テレビ放送規格の電波を受信するテレビ受信機1であって、上記テレビ受信機1の位置を特定するGPS受信部9と、上記受信した電波におけるテレビ放送規格の種別を判別するデジタル・アナログ判別部18と、上記GPS受信部9による位置情報と上記デジタル・アナログ判別部18による判別結果とに基づいて特定される変調方式によって、受信したテレビ放送規格の電波を復調処理するプログラマブルロジック回路12とを設けている。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明のテレビ受信機1は、テレビ放送規格の電波を受信するテレビ受信機1であって、上記テレビ受信機1の位置を特定するGPS受信部9と、上記受信した電波におけるテレビ放送規格の種別を判別するデジタル・アナログ判別部18と、上記GPS受信部9による位置情報と上記デジタル・アナログ判別部18による判別結果とに基づいて特定される変調方式によって、受信したテレビ放送規格の電波を復調処理するプログラマブルロジック回路12とを設けている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、全世界に対応するテレビ受信機に関するものである。
地上波テレビ放送は、衛星放送やCATV(Community Antenna TeleVision)放送と異なり、サービスエリア内において、ロッドアンテナなどの簡単なアンテナで受信することができる。そのため、従来、電池駆動の小型テレビや、携帯電話、ノートパソコン、PDA(Personal Digital Assistance)などの携帯端末機器にテレビ受信機能が搭載されている。これにより、利用者は、屋外や交通機関の利用時でもテレビ放送を受信することが可能となっている。
また、地上波テレビ放送は、アナログ放送から始まり、現在はアナログ放送からデジタル放送へ変わろうとしている。しかし、どちらの放送の場合であっても、図14に示すように、国ごとによって、受信周波数、帯域幅、チャンネル数、映像信号、および変調方式が異なっている。また、同じ国内であっても、各地区ごとに分かれている各放送エリアによってチャンネル配置が異なる。従って、様々な国でテレビ放送を視聴しようとすると、その国に適した変調方式に対応する受信機が必要となり、また、放送エリアが変わるごとにチャンネル調整が必要となる。
また、従来の構成では、テレビ受信機でテレビ放送を視聴している利用者が、例えば自動車や電車などの交通機関によって移動している場合、放送エリアを越境することがある。この場合、利用していたチャンネルの周波数が変わり、同じ番組を見ているにもかかわらずチャンネルを調整しなければならないという問題が生じる。
具体的には、例えば、チャンネルが、あるエリアでは1chとし、隣のエリアでは2chとしている放送局があるとする。そこで、利用者が、その放送局の番組をテレビで見ながら移動していたとすれば、隣のエリアにさしかかるにつれて、テレビの受信状態が次第に悪化していく。このため、利用者はその都度チャンネル調整を行わなければならなくなる。また、もし知らないチャンネルのエリアに移動した場合、チャンネル調整を試行錯誤して所望のチャンネルに合わせなければならず、極めて煩わしいチャンネル操作が必要となる。
そこで、例えば特許文献1では、放送エリアが利用者の移動によって変更した場合に、自動でチャンネル調整を行う機能を有したテレビ受信機が開示されている。
特開平8−65188公報(平成8年(1996)3月8日公開)
しかしながら、特許文献1に開示された従来のテレビ受信機の構成では、以下のような問題がある。
上記従来のテレビ受信機では、変調方式の異なる国へ持ち込んだ場合、そのままでは現地の放送を見ることができない。また、利用者が現地の放送を見るために、現地の変調方式に対応する受信機を複数台持ち込むことは、非常に煩雑である。さらに、受信機を複数台持ち込んだ場合、どの機器で現地の放送を見ることができるのかということが明確で無く、利用者は試行錯誤する必要があり、非常に煩雑であるという問題が生ずる。
具体的には、例えば、アナログ放送の映像信号の場合、図14に示すように、日本や米国ではNTSC方式を採用しており、欧州ではPAL・SECAM方式を採用している。この場合、日本と米国では、一つのテレビ受信機を使ってテレビ放送を視聴することができるが、そのテレビ受信機を欧州で使ってもテレビ放送を視聴することはできない。
また、近年ではアナログ放送から、デジタル放送に移行しつつある。デジタル放送の場合であっても、図14に示すように、変調方式が日本・米国・欧州それぞれ違うため、一つのテレビ受信機を使ってテレビ放送を視聴することはできない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、テレビ受信機能内蔵のノートパソコンなど、1台の装置を持って世界各地を移動した場合に、変調方式の違いを意識せずに常に地元のテレビ放送を視聴することを実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係るテレビ受信装置は、テレビ放送規格の電波を受信するテレビ受信装置であって、上記テレビ受信装置の位置を特定する位置情報検出手段と、上記受信した電波におけるテレビ放送規格の種別を判別する判別手段と、上記位置情報検出手段による位置情報と上記判別手段による判別結果とに基づいて特定される変調方式によって、受信したテレビ放送規格の電波を復調処理する第1の復調手段とを備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、上記位置情報検出手段から得た位置情報と、上記判別手段における判別情報とから、変調方式を割り出し、その地域における上記テレビ受信装置の変調方式の設定を自動で最適化することが可能となる。これにより、その地域の変調方式を考慮することなくテレビを視聴することができる。
また、本発明に係るテレビ受信装置は、上記の構成において、複数の地域毎に、テレビ放送規格の種別と前記変調方式との対応関係を記憶するとともに、各変調方式による処理を上記第1の復調手段に実行させるための処理情報を記憶する記憶部と、上記位置情報および上記判別結果に基づいて、前記記憶部に記憶されている対応関係を参照することによって変調方式を特定し、特定された変調方式に対応する処理情報を上記記憶部から読み出して前記第1の復調手段を設定する制御手段とを備えることが好ましい。
上記の構成では、制御手段が、位置情報および判別結果に基づいて、記憶部に記憶されている対応関係を参照することによって変調方式を特定し、特定された変調方式に対応する処理情報を記憶部から読み出して第1の復調手段を設定するようになっている。したがって、記憶部に様々な種類の処理情報を記憶させておくことによって、様々な変調方式による復調処理を第1の復調手段に行わせることが可能となる。
さらに、本発明に係るテレビ受信装置は、上記の構成において、受信したテレビ放送規格の電波を復調処理する第2の復調手段と、上記判別結果に基づいて、上記第1の復調手段および上記第2の復調手段のいずれかを選択して復調処理を行わせる切り替え手段とを備え、上記第2の復調手段が、上記第1の復調手段とは異なる構成となっていることが好ましい。
例えば、1つの復調手段によって様々な種類の変調方式に対応させようとすると、その復調手段の構成が煩雑になるという問題が生じる可能性がある。これに対して、上記の構成によれば、互いに構成の異なる復調手段を2種類設けられていることになる。よって、変調方式の種類に応じて、より適切な復調手段を用いて復調処理を行うことが可能となるので、各復調手段の構成をより簡素化することができる。
さらに、本発明に係るテレビ受信装置は、上記の構成において、前記位置情報検出手段は、測位衛星からの電波を受信することにより、位置を特定することが好ましい。
上記の構成によれば、測位衛星からの電波を受信することにより、テレビ受信装置の位置を特定することが可能となるので、例えば利用者が位置情報を入力するなどの手間を省くことができる。
また、本発明に係るテレビ受信装置は、上記の構成において、利用者からの指示入力を受け付ける入力手段をさらに備え、前記位置情報検出手段は、上記入力手段によって受け付けられた、利用者からの位置に関する情報の入力に基づいて位置を特定することが好ましい。
上記の構成により、もし利用者が、GPS衛星からの電波の届かない場所で上記テレビ受信装置を利用した場合、利用者が手動で位置情報を入力する。これにより、位置が特定され、測位衛星からの電波の届かない場所であってもその地域の変調方式を考慮することなくテレビを視聴することができる。
さらに、本発明に係るテレビ受信装置は、上記の構成において、上記位置情報検出手段の動作/非動作を制御する位置検出動作制御手段をさらに備えていることが好ましい。
例えば前回電源をOFFにした時と同一地域内にいる場合は、位置検出を行う必要がないことになる。この場合、上記の構成によれば、位置検出動作制御手段によって、位置情報検出手段の動作を停止しておくことが可能となる。これにより、不要時に位置情報検出手段の動作を停止させることによって、電力消費を少なくすることができる。
また、本発明に係るテレビ受信装置は、上記の構成において、前記記憶部に格納されている前記変調方式情報には、デジタル放送に対応する変調方式と、アナログ放送に対応する変調方式との少なくともどちらか一方を含んでいることが好ましい。
上記の構成により、上記記憶部からデジタル放送に対応する変調方式および/またはアナログ放送に対応する変調方式を取得し、上記復調手段に書き込むことで、両方式に対応することができる。
また、本発明に係るテレビ受信装置は、上記の構成において、上記記憶部に、各地域において放送されているチャンネル情報がさらに格納されているとともに、上記チャンネル情報に基づいて選局の制御を行う選局制御手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、例えば、利用者がテレビ受信装置を保持した状態で移動することによって、放送エリアを越境した場合には、選局制御手段が、位置情報に基づいて受信するチャンネルを変更する処理を行うことが可能となる。
また、本発明に係るテレビ受信装置は、上記の構成において、上記記憶部に記憶されている情報を更新する情報更新手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、記憶部に記憶されている情報、例えば、上記テレビ放送規格の種別と前記変調方式との対応関係、上記処理情報、および上記チャンネル情報などを更新することが可能となる。よって、常に最新の情報に基づく処理を行うことが可能となる。
また、本発明に係る情報処理装置は、上記本発明に係るテレビ受信装置と、演算装置によって情報処理を行う情報処理部とを備えたことを特徴としている。
上記の構成によれば、例えば可搬型のパソコンなどにおいて、テレビを受信する機能を持たせた場合に、該パソコンを持って行っている地域の変調方式を考慮することなくテレビを視聴することが可能となる。
また、本発明に係る携帯型電話機は、上記本発明に係るテレビ受信装置と、携帯電話網を用いて通話処理を行う通話処理部とを備えたことを特徴としている。
上記の構成によれば、携帯型電話機にテレビを受信する機能を持たせた場合に、該携帯型電話機を持って行っている地域の変調方式を考慮することなくテレビを視聴することが可能となる。
本発明に係るテレビ受信装置は、以上のように、上記位置検出手段と、検出した位置情報からその地域の放送方式とチャンネル周波数を割り出し、それらの情報からテレビ受信機をその地域に最適な状態に自動で設定する機能を備えているので、地域を移動する度に煩雑な設定をする必要もなく簡単に視聴できる全世界対応のテレビ受信機が実現できるという効果を奏する。
〔実施の形態〕
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すると以下の通りである。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すると以下の通りである。
〔テレビ受信システムの構成〕
図2を参照して、本実施形態に係るテレビ受信システムについて説明する。本テレビ受信システムは、放送局100と、GPS衛星(測位衛星)101と、テレビ受信機(テレビ受信装置)1とを備えている。
図2を参照して、本実施形態に係るテレビ受信システムについて説明する。本テレビ受信システムは、放送局100と、GPS衛星(測位衛星)101と、テレビ受信機(テレビ受信装置)1とを備えている。
放送局100は、地上波テレビ放送としてのデジタル放送および/またはアナログ放送を送信する放送局である。放送局100から送信されたRF(Radio Frequency)信号は、地上波アンテナ2を備えたテレビ受信機1によって受信される。
GPS衛星101は、GPS(Global Positioning System)において用いられる電波を発信する人工衛星である。GPS衛星101から送信された電波は、GPS受信アンテナ7を備えたテレビ受信機1によって受信される。なお、図2では簡単のためにGPS衛星101を1つだけ示しているが、テレビ受信機1における位置検出が行われる際には、3つ以上のGPS衛星から電波が用いられることになる。
テレビ受信機1は、放送局100から送信されるRF信号を映像、音声に変換してテレビ放送の再生を行う装置である。また、このテレビ受信機1は、GPS衛星101から送信される電波を使ってテレビ受信機1の位置を測定することが可能になっている。なお、このテレビ受信機1は、例えば電池駆動の小型テレビ、携帯電話、ノートパソコン、および、PDA(Personal Digital Assistance)などの携帯端末機器などによって実現される。
〔テレビ受信機の構成〕
テレビ受信機1は、図1に示すように、地上波アンテナ2と、テレビ受信チューナ3と、出力部4と、キーボード5と、記憶部6と、GPS受信アンテナ7と、テレビ受信部8と、GPS受信部9と、制御部10とを備えている。
テレビ受信機1は、図1に示すように、地上波アンテナ2と、テレビ受信チューナ3と、出力部4と、キーボード5と、記憶部6と、GPS受信アンテナ7と、テレビ受信部8と、GPS受信部9と、制御部10とを備えている。
地上波アンテナ2は、放送局100から送信された地上波テレビ放送信号としてのRF信号を受信するアンテナである。
テレビ受信チューナ3は、上記地上波アンテナ2によって受信されたRF信号をIF(Intermediate Frequency)信号に周波数変換する。その後、テレビ受信チューナ3は、テレビ受信部8へ上記IF信号を伝送する。また、テレビ受信チューナ3は、上記地上波アンテナ2によって受信された電波が、デジタル放送用の電波であるのか、アナログ放送用の電波であるのかを判別するために後述のデジタル・アナログ判別部18にIF信号を伝送する。
出力部4は、ディスプレイやスピーカ等を備えており、後述するMPEG2デコーダ13、映像・音声デコーダ15によって変換された映像信号、音声信号を出力する。
キーボード5は、利用者が位置情報を手動で入力したり、チャンネルを手動で選局したりするための入力手段である。なお、この入力手段としては、キーボード形状のものに限定されるものではなく、ボタン、タッチセンサ、スクロールホイールなど、利用者の指示入力を受け付けることが可能な入力手段であれば、どのような形態でも構わない。
記憶部6は、複数の地域毎に、テレビ放送規格の種別と前記変調方式との対応関係を記憶するとともに、各変調方式による処理をプログラマブルロジック回路12(後述)に実行させるための処理情報を記憶している。記憶部6に記憶されている処理情報としては、デジタル放送の電波を受信した場合に使用する各変調方式に対応する処理情報と、アナログ放送の電波を受信した場合に使用される各変調方式に対応する処理情報との両方を格納している。これにより、デジタル放送の電波を受信した場合、制御部10によってデジタル放送用処理情報がプログラマブルロジック回路12に書き込まれる。また、アナログ放送の電波を受信した場合、制御部10によってアナログ放送用処理情報がプログラマブルロジック回路12に書き込まれる。
また、記憶部6は、各地域において放送されているチャンネル情報、すなわち、各地域毎のチャンネル構成に関する情報が記憶されている。
さらに、記憶部6に記録されているテレビ放送規格の種別と前記変調方式との対応関係情報、上記処理情報、および上記チャンネル情報の更新を行う情報更新手段が備えられている。これにより、これらの情報を常に最新の状態に保つことが可能となっている。また、処理情報がバージョンアップ可能となるので、変調方式が新しくなった場合にも、装置構成を変えることなく対応することが可能となる。この情報更新手段は、例えばインターネット網などの通信ネットワーク経由で情報の更新を行うようになっていてもよいし、CD−ROMなどの記録媒体を用いて情報の更新を行うようになっていても良い。
GPS受信アンテナ7は、GPS衛星101から送信された電波を受信する。
テレビ受信部8は、A/D変換部11と、プログラマブルロジック回路12と、MPEG2デコーダ13と、D/A変換部14と、映像・音声デコーダ15とを備えている。
A/D変換部11は、アナログ信号として入力されたIF信号をデジタル信号に変換する。
プログラマブルロジック回路(第1の復調手段)12は、A/D変換部11から入力されたデジタル信号を復調する処理を行うものである。このプログラマブルロジック回路12は、制御部10が備えるプログラマブルロジック回路制御部19(後述)によって設定された処理情報に従って回路が書き換え可能となっているロジック回路であり、例えば、FPGA(登録商標)(Field Programmable Gate Array)や、リコンフィギュアラブルロジック等で実装される。
なお、上記のようなプログラマブルロジック回路12の代りに、復調手段として、DSP(Digital Signal Processor)やCPU等を用いて復調処理を行う形態としてもよい。この場合、復調手段は、プログラムを書き換えるだけ、つまり、ソフトウェアを書き換えるだけで復調処理を変更することができる。このため、復調処理を変更することは容易である。しかし、復調手段は、数10Mbps(bit per second)程度のデータを扱う必要があるため、処理速度の低いCPUやDSPでは処理が間に合わない可能性があるが、今後、処理速度の高いCPUやDSPが実用化されれば、このような構成によって復調手段を実現することは可能である。
MPEG2デコーダ13は、地上波アンテナ2がデジタル放送の電波を受信した際、プログラマブルロジック回路12で出力されるTS信号を映像信号、音声信号に変換する。
D/A変換部14は、地上波アンテナ2がアナログ放送の電波を受信した際、プログラマブルロジック回路12から出力されたデジタル化した音声信号と、デジタル化したコンポジット信号とをD/A変換する。
映像・音声デコーダ15は、D/A変換部14によって変換されたコンポジット信号・音声信号を映像信号、音声信号に変換する。
GPS受信部9は、GPSフロントエンド16と、GPS信号処理部17とを備えている。
GPSフロントエンド16は、GPS受信アンテナ7で受信した電波を電気信号に変換する。
GPS信号処理部17は、GPSフロントエンド16から得られた信号等から現在位置を決定する処理をし、位置情報を制御部10に伝送する。またGPS信号を受信できない場合は、キーボード5より国名・地名の位置情報を入力することも可能とする。なおキーボード5で国名・地名を入力する代わりにモニター上に候補となる国名・地名を表示させ選択ボタンで選択決定するようにしてもよい。
制御部10は、デジタル・アナログ判別部(判別手段)18と、プログラマブルロジック回路制御部(制御手段)19と、GPS受信制御部(位置検出動作制御手段)20と、選局制御部(選局制御手段)21とを備えている。なお、詳細は後述するが、上記制御部10は、CPUが記憶装置に格納されたプログラムを実行し、図示しない入出力回路などの周辺回路を制御することによって実現される機能ブロックである。
デジタル・アナログ判別部18は、上記テレビ受信チューナ3から伝送されたIF信号により、デジタル放送の電波であるのかアナログ放送の電波であるのかを判別する。その後、デジタル・アナログ判別部18は、どちらの放送の電波を受信したのかという判別結果としての放送情報をプログラマブルロジック回路制御部19に伝送する。
プログラマブルロジック回路制御部19は、GPS受信部9から得られた位置情報、もしくは上記キーボード5から利用者が直接入力した位置情報と、上記デジタル・アナログ判別部18によって判別された放送情報に基づいて、記憶部6から上記位置情報に適応する処理情報を読み出す。そして、プログラマブルロジック回路制御部19は、読み出した処理情報による処理が行われるように、プログラマブルロジック回路12の回路設定を行う。例えば、テレビ受信機1が日本国内に位置している場合、デジタル放送を受信する際には、プログラマブルロジック回路12はISDB−T復調器の動作を行うよう設定され、アナログ放送を受信する際には、プログラマブルロジック回路12はNTSC(National Television Standards Committee)方式のVSB(Vestigial Side Band)復調器として動作するように設定される。
GPS受信制御部20は、GPS受信部9の電力供給を制御する。これにより、GPS受信部9がOFF設定でテレビ受信機1の電源をONにした場合は、前回電源OFFにした時の位置情報を継続するようにする。なお、例えばテレビ受信機1の表示画面にGPS受信部9のON/OFF設定メニューが表示され、これに基づいて利用者によってキーボード5から設定入力が行われることによって、GPS受信部9のON/OFFの設定が行われるようになっていればよい。なお、GPS受信部9のON/OFF制御は、物理的なスイッチによって行われるようになっていても良い。
選局制御部21は、GPS受信部9から入力される位置情報に基づいて、記憶部6に記憶されている上記チャンネル情報を参照して、チャンネル選択を制御する。例えば、利用者がテレビ受信機1を保持した状態で移動することによって、放送エリアを越境した場合には、選局制御部21は、位置情報に基づいて受信するチャンネルを変更する処理を行う。また、選局制御部21は、GPS衛星101の電波を受信することができない場合に、利用者からキーボード5によって位置情報を受け付けることによって、チャンネル選択の制御を行う。
次に、プログラマブルロジック回路12の動作について、より詳細に説明する。デジタル放送の電波を受信した場合のプログラマブルロジック回路12におけるブロック図を図3に示す。さらに、アナログ放送の電波を受信した場合のプログラマブルロジック回路12におけるブロック図を図4に示す。
デジタル放送の電波を受信した場合、プログラマブルロジック回路12では、デジタル放送用の処理情報がプログラマブルロジック回路制御部19によって書き込まれる。具体的には、例えば、プログラマブルロジック回路12が、復調処理部22とエラー訂正処理部23とを備えた構成として機能するように設定される。ここで、上記復調処理部22は、入力されたデジタル信号を復調する。また、上記エラー訂正処理部23は、復調された信号のエラー訂正を行う。なお、上記復調処理部22における復調処理と上記エラー訂正処理部23におけるエラー訂正処理とは、一対の処理となっている。その後、プログラマブルロジック回路12は、変換したTS信号をMPEG2デコーダ13に伝送する。
また、アナログ放送の電波を受信した場合、プログラマブルロジック回路12は、アナログ放送用の処理情報がプログラマブルロジック回路制御部19によって書き込まれる。具体的には、例えば、プログラマブルロジック回路12が、SAWフィルタ処理部24と、映像復調処理部25と、FM変調処理部26とを備えた構成として機能するように設定される。ここで、SAWフィルタ処理部24は、入力されたデジタル信号を映像デジタル信号と音声デジタル信号とに分離する。また、映像復調処理部25は、映像デジタル信号をAM復調する。FM変調処理部26は、音声デジタル信号をFM復調する。その後、プログラマブルロジック回路12は、上記映像デジタル信号、音声デジタル信号をD/A変換部14に伝送する。
〔処理手順〕
次に図5に示すフローチャートを参照しながら、本実施形態におけるテレビ受信機1で実行される処理の流れについて説明する。
次に図5に示すフローチャートを参照しながら、本実施形態におけるテレビ受信機1で実行される処理の流れについて説明する。
まず、ステップ1(以降、S1のように称する)において、利用者がテレビ受信機1の電源をONにする。
S2において、GPS受信制御部20は、GPS受信部9における電源がONに設定されているのか、もしくは、OFFに設定されているのかを確認する。もし、テレビ受信機1の電源をONにした後、利用者が移動することによって、GPSによって前回検出した位置と現在位置とが同一地域内にない場合、GPS受信部9の電源をONにすることで、位置を特定する。しかし、もし利用者が、上記前回に検出した位置と現在位置とが同一地域内にある場合、テレビ受信機1の電源を入れる度に位置情報を検出し、変調方式を決定し、上記変調方式をプログラマブルロジック回路12に書き換えるという一連の動作が無駄であるため、この場合はGPS受信部9の電源をつける必要がない。ここで、GPS受信部9の電源をONした場合、処理はS3へ移行し、GPS受信部9の電源をOFFのままである場合、処理はS7へ移行する。
S3において、GPS受信制御部20は、GPS受信アンテナ7によってGPS衛星101からの電波を受信できるかどうかを判断する。GPS受信アンテナ7がGPS衛星101からの電波を受信できる場合、処理は、S4へ移行する。また、GPS受信アンテナ7がGPS衛星101からの電波を受信できない場合、処理は、S5へ移行する。
S4において、GPS受信アンテナ7が、GPS衛星101からの電波を受信できる場合、GPS受信部9は、GPS受信アンテナ7で受信した信号をGPSフロントエンド16とGPS信号処理部17とによって位置情報検出処理を行う。位置情報検出処理を行った後、GPS受信部9は、検出した位置情報を制御部10に伝送する。その後、処理はS6へ移行する。
S5において、GPS受信アンテナ7が、GPS衛星101からの電波を受信できない場合、GPS受信制御部20は、GPS衛星101からの電波を受信できない旨を出力部4より出力する。これにより、GPS受信制御部20は、利用者にキーボード5によって、直接、位置情報を入力するように要求する。その後、処理は、S6へ移行する。
S6において、プログラマブルロジック回路制御部19は、キーボード5又はGPS受信部9によって伝送された位置情報を認識する処理を行う。その後、処理は、S7へ移行する。
S7において、地上波アンテナ2はRF信号を受信する。受信したRF信号は、テレビ受信チューナ3によってIF信号に変換される。そして、テレビ受信チューナ3は、IF信号をテレビ受信部8内のA/D変換部11に伝送する。また、デジタル放送用の電波であるのか、アナログ放送用の電波であるのかを区別させるために、テレビ受信チューナ3は、IF信号をデジタル・アナログ判別部18にも伝送する。その後、処理はS8へ移行する。
S8において、A/D変換部11は、テレビ受信チューナ3より伝送されたIF信号をデジタル信号に変換する。これにより、プログラマブルロジック回路12では、デジタル信号を扱うこととなる。そして、A/D変換部11は、デジタル信号をプログラマブルロジック回路12へ伝送する。その後、処理は、S9へ移行する。
S9において、デジタル・アナログ判別部18は、受信した電波がデジタル放送用の電波であるのか、もしくは、アナログ放送用の電波であるのかを判別する。ここで、受信電波がデジタル放送用の電波である場合、処理はS10へ移行する。また、受信電波がアナログ放送用の電波である場合、処理はS16へ移行する。これにより、放送局100からの電波がどちらの放送用の電波であっても復調可能となる。
S10において、プログラマブルロジック回路制御部19は、デジタル・アナログ判別部18により得られた情報と、GPS信号処理部17から得られた位置情報とを参照して、記憶部6から上記処理情報を取得し、プログラマブルロジック回路12に書き込む。その後、処理はS11へ移行する。
S11において、A/D変換部11は、デジタル信号をプログラマブルロジック回路12に伝送する。その後、処理はS12へ移行する。
S12において、プログラマブルロジック回路12は、A/D変換部11より伝送されたデジタル信号をプログラマブルロジック回路12中における機能である復調処理部22によって、復調処理を行う。これは、各国によって変調方式が様々であるためである。そして、復調処理部22は、復調処理したデジタル信号をエラー訂正処理部23に伝送する。その後、処理はS13へ移行する。
S13において、エラー訂正処理部23は、上記復調処理したデジタル信号を前ステップでの復調処理に対応するエラー訂正処理する。これは、上記各国仕様に対応する復調処理と一対で行う。そして、エラー訂正処理部23は、TS信号をプログラマブルロジック回路12からMPEG2デコーダ13に伝送する。その後、処理はS14へ移行する。
S14において、MPEG2デコーダ13は、TS信号を映像・音声に変換する。そして、MPEG2デコーダ13は、映像・音声を出力部4に伝送する。その後、処理はS15へ移行する。
S15において、出力部4は、映像・音声を出力する。これにより、出力部4であるディスプレイ及びスピーカに伝送され、利用者は視聴可能となる。
一方、S16において、プログラマブルロジック回路制御部19は、デジタル・アナログ判別部18により得られた情報と、GPS信号処理部17から得られた位置情報とを参照して、記憶部6から上記処理情報を取得し、プログラマブルロジック回路12に書き込む。その後、処理はS17へ移行する。
S17において、A/D変換部11は、デジタル信号をプログラマブルロジック回路12に伝送する。そして、A/D変換部11は、上記デジタル信号をプログラマブルロジック回路12中における機能であるSAWフィルタ処理部24に伝送する。その後、処理はS18へ移行する。
S18において、SAWフィルタ処理部24は、デジタル信号をコンポジットデジタル信号・音声デジタル信号に分離する。そして、SAWフィルタ処理部24は、分離したコンポジットデジタル信号を映像復調処理部25に伝送する。また、SAWフィルタ処理部24は、音声デジタル信号をFM変調処理部26に伝送する。その後、処理は、S19へ移行する。
S19において、映像復調処理部25は、コンポジットデジタル信号を復調処理する。また、FM変調処理部26は、音声デジタル信号を復調処理する。そして、プログラマブルロジック回路12は、コンポジットデジタル信号・音声デジタル信号をD/A変換部14に伝送する。その後、処理は、S20へ移行する。
S20において、D/A変換部14は、コンポジットデジタル信号・音声デジタル信号をアナログ信号に変換する。そして、D/A変換部14は、D/A変換されたコンポジット信号・音声信号を映像・音声デコーダ15に伝送する。その後、処理はS21へ移行する。
S21において、映像・音声デコーダ15は、コンポジット信号・音声信号を映像・音声に変換する。そして、映像・音声デコーダ15は、映像・音声を出力部4に伝送する。その後、処理はS22へ移行する。
S22において、出力部4は、映像・音声を出力する。これにより、出力部4であるディスプレイ及びスピーカに伝送され、利用者は視聴可能となる。
以上より、利用者は、デジタル放送・アナログ放送のどちらの放送がされている地域であっても、放送エリアを越境したとしても上記テレビ受信機1を使って変調方式・チャンネル周波数の違いを意識せずにその地域の放送を見ることができる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施形態について図6に基づいて説明すると以下の通りである。なお、前記した実施の形態1で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付記し、その説明を省略する。本実施形態に係るテレビ受信機201は、実施の形態1に示したテレビ受信機1において、テレビ受信部8と制御部10との構成が異なるだけであり、その他の構成については同様である。
本発明の他の実施形態について図6に基づいて説明すると以下の通りである。なお、前記した実施の形態1で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付記し、その説明を省略する。本実施形態に係るテレビ受信機201は、実施の形態1に示したテレビ受信機1において、テレビ受信部8と制御部10との構成が異なるだけであり、その他の構成については同様である。
〔テレビ受信機の構成〕
本実施形態に係るテレビ受信機201の構成を図6に示す。同図に示すように、テレビ受信機201のテレビ受信部208は、テレビ受信機1のテレビ受信部8におけるA/D変換部11と、プログラマブルロジック回路12とを、スイッチ211と、デジタル復調部212と、アナログ復調処理部(第2の復調手段)214とに置き換えた構成となっている。なお、テレビ受信部8におけるD/A変換部14は、取り除いた構成となっている。また、テレビ受信機201の制御部210は、テレビ受信機1の制御部10に、さらに切り替え制御部231と、方式選択制御部232とを加えた構成となっている。
本実施形態に係るテレビ受信機201の構成を図6に示す。同図に示すように、テレビ受信機201のテレビ受信部208は、テレビ受信機1のテレビ受信部8におけるA/D変換部11と、プログラマブルロジック回路12とを、スイッチ211と、デジタル復調部212と、アナログ復調処理部(第2の復調手段)214とに置き換えた構成となっている。なお、テレビ受信部8におけるD/A変換部14は、取り除いた構成となっている。また、テレビ受信機201の制御部210は、テレビ受信機1の制御部10に、さらに切り替え制御部231と、方式選択制御部232とを加えた構成となっている。
以下に、テレビ受信部208における置き換えた各構成要素を詳述する。また、デジタル復調部212の構成を図7に示す。
図6に示すように、スイッチ211は、デジタル・アナログ判別部18による判別結果に基づいて、IF信号をデジタル復調部212およびアナログ復調処理部214のいずれか一方に伝送するスイッチである。すなわち、上記地上波アンテナ2によって受信された電波がデジタル放送用の電波である場合、スイッチ211は、テレビ受信チューナ3から出力されるIF信号をデジタル復調部212に伝送する。また、上記地上波アンテナ2によって受信された電波がアナログ放送用の電波である場合、スイッチは、テレビ受信チューナ3から出力されるIF信号をアナログ復調処理部214に伝送する。
デジタル復調部212は、A/D変換部222と、プログラマブルロジック回路(制御手段)223とを備えている。ここで、A/D変換部222と、プログラマブルロジック回路223とは実施の形態1と同様の構成であるため、説明は省略する。ただし、デジタル復調部212は、デジタル放送用の電波によるIF信号のみ伝送されるため、本実施形態の記憶部6は、デジタル放送用の処理情報のみ記憶しておけばよい。
アナログ復調処理部214は、SAWフィルタ処理部224と、映像復調処理部225と、FM復調処理部226とを備えている。なお、アナログ復調処理部214の構成を図8に示す。
同図に示すように、SAWフィルタ処理部224は、スイッチ211から伝送されるIF信号を、コンポジット信号と音声信号とに分離するためのフィルタを用いて処理する。
映像復調処理部225は、切り替えスイッチ227と、NTSC方式対応復調部228と、PAL方式対応復調部229と、SECAM方式対応復調部230とを備えている。
切り替えスイッチ227は、方式選択制御部232からの方式選択信号に基づいて、NTSC方式対応復調部228・PAL方式対応復調部229・SECAM方式対応復調部230のいずれかにSAWフィルタ処理部224から出力された信号を伝送する。
アナログ放送の場合、変調方式として、NTSC方式、PAL方式、SECAM方式があり、日本・米国等はNTSC方式を採用しており、英国・中国等はPAL方式を採用しており、フランス・東ヨーロッパ諸国ではSECAM方式を採用している。
NTSC方式対応復調部228は、上記切り替えスイッチ227によって、切り替えスイッチ227とNTSC方式対応復調部228とが接続された場合、SAWフィルタ処理部224で分離されたコンポジット信号を復調する。ただし、上記の場合、切り替えスイッチ227とPAL方式対応復調部229、切り替えスイッチ227とSECAM方式対応復調部230は、切り離されている。
PAL方式対応復調部229は、上記切り替えスイッチ227によって、切り替えスイッチ227と、PAL方式対応復調部229とが接続された場合、SAWフィルタ処理部224で分離されたコンポジット信号を復調する。ただし、上記の場合、切り替えスイッチ227とNTSC方式対応復調部228、切り替えスイッチ227とSECAM方式対応復調部230は、切り離されている。
SECAM方式対応復調部230は、上記切り替えスイッチ227によって、切り替えスイッチ227と、SECAM方式対応復調部230とが接続された場合、SAWフィルタ処理部224で分離されたコンポジット信号を復調する。ただし、上記の場合、切り替えスイッチ227とNTSC方式対応復調部228、切り替えスイッチ227とPAL方式対応復調部229は、切り離されている。
なお、上記アナログ復調処理部214は、映像復調処理部225が複数の方式に対応している構成である場合に限定されるものではなく、1つの方式にのみ対応する構成であってもよい。
FM復調処理部226は、SAWフィルタ処理部で分離された音声信号を復調する。
また、以下に、制御部210におけるさらに加えた各構成要素を詳述する。
切り替え制御部231は、デジタル・アナログ判別部18により判別した結果に基づいて、スイッチ211の切り替えを制御する。
方式選択制御部232は、GPS受信制御部20から位置情報を取得し、デジタル・アナログ判別部18から方式情報を取得し、アナログ復調処理部214に方式選択信号として伝送する。
〔処理手順〕
次に図9に示すフローチャートを参照しながら、本実施形態におけるテレビ受信機201で実行される処理の流れについて説明する。なお、前記した実施の形態1で説明した構成と同様の工程に関しては同一の符号を付記し、その説明を省略する。具体的には、本実施形態におけるS201〜S207は、実施の形態1のS1〜S7と同様である。また、本実施形態におけるS208は、実施の形態1のS9に対応し、本実施形態におけるS209は、実施の形態1のS8に対応する。さらに、本実施形態におけるS210〜S215は、実施の形態1のS10〜S15と同様である。従って、実施の形態1における処理手順と相違する処理手順を、以下に詳述する。
次に図9に示すフローチャートを参照しながら、本実施形態におけるテレビ受信機201で実行される処理の流れについて説明する。なお、前記した実施の形態1で説明した構成と同様の工程に関しては同一の符号を付記し、その説明を省略する。具体的には、本実施形態におけるS201〜S207は、実施の形態1のS1〜S7と同様である。また、本実施形態におけるS208は、実施の形態1のS9に対応し、本実施形態におけるS209は、実施の形態1のS8に対応する。さらに、本実施形態におけるS210〜S215は、実施の形態1のS10〜S15と同様である。従って、実施の形態1における処理手順と相違する処理手順を、以下に詳述する。
S216において、スイッチ211は、IF信号をSAWフィルタ処理部224に伝送する。その後、処理は、S217へ移行する。
S217において、SAWフィルタ処理部224は、IF信号をコンポジット信号と音声信号とに分離する。そして、SAWフィルタ処理部224は、コンポジット信号を映像復調処理部225に伝送する。また、SAWフィルタ処理部224は、音声信号をFM復調処理部226に伝送する。その後、処理は、S218へ移行する。
S218において、映像復調処理部225は、切り替えスイッチ227を制御し、対応する復調部にSAWフィルタ処理部224からの出力信号を伝送する。その後、映像復調処理部225内の上記対応する復調部は、コンポジット信号を復調する。また、FM復調処理部226は、音声信号を復調する。そして、映像復調処理部225は、復調したコンポジット信号を映像・音声デコーダ15に伝送する。また、FM復調処理部226は、復調した音声信号を映像・音声デコーダ15に伝送する。その後、処理は、S219へ移行する。
S219において、映像・音声デコーダ15は、復調したコンポジット信号・音声信号を映像・音声に変換する。そして、映像・音声デコーダ15は、映像・音声を出力部4に伝送する。その後、処理は、S220へ移行する。
S220において、出力部4は、映像・音声を出力する。これにより、出力部4であるディスプレイ及びスピーカに伝送され、利用者は視聴可能となる。
実施の形態1及び実施の形態2について、復調回路及びエラー訂正回路はロジック回路であり上記変調方式の書き換えによって対応可能である。このため、上記変調方式を予め記憶部に記憶させておき、得られた位置情報、判別情報から対応する復調方式及びエラー訂正方式をその都度、プログラマブルロジック回路へ書き込むことで1つのハードウェア(プログラマブルロジック回路)で各国の両方式に対応可能となる。
以上より、本実施形態では、アナログ復調処理部214は、ハードウェアにより実装しているが、これにより、本実施形態は、デジタル復調とアナログ復調とをプログラマブルロジック回路によって実装する実施の形態1と比較して、プログラマブルロジック回路における回路規模や回路構成がより簡素になる。また、上記回路規模や回路構成がより簡素となることにより、プログラマブルロジック回路のコストが下がる。
〔実施の形態3〕
本発明の他の実施形態について図10に基づいて説明すると以下の通りである。なお、前記した実施の形態1および2で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付記し、その説明を省略する。本実施形態に係るテレビ受信機301は、実施の形態2に示したテレビ受信機201において、テレビ受信部208の構成が異なるだけであり、その他の構成については同様である。
本発明の他の実施形態について図10に基づいて説明すると以下の通りである。なお、前記した実施の形態1および2で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付記し、その説明を省略する。本実施形態に係るテレビ受信機301は、実施の形態2に示したテレビ受信機201において、テレビ受信部208の構成が異なるだけであり、その他の構成については同様である。
〔テレビ受信機の構成〕
本実施形態に係るテレビ受信機301の構成を図10に示す。同図に示すように、テレビ受信機301のテレビ受信部308は、テレビ受信機201のテレビ受信部208におけるデジタル復調部212とアナログ復調処理部214とが、ハードウェアによって構成されているデジタル復調処理部(第2の復調手段)312とプログラマブルロジック回路を用いて構成されているアナログ復調部314とに置き換えた構成となっている。なお、テレビ受信部308は、テレビ受信部208に、さらに、D/A変換部14を加えた構成となっている。
本実施形態に係るテレビ受信機301の構成を図10に示す。同図に示すように、テレビ受信機301のテレビ受信部308は、テレビ受信機201のテレビ受信部208におけるデジタル復調部212とアナログ復調処理部214とが、ハードウェアによって構成されているデジタル復調処理部(第2の復調手段)312とプログラマブルロジック回路を用いて構成されているアナログ復調部314とに置き換えた構成となっている。なお、テレビ受信部308は、テレビ受信部208に、さらに、D/A変換部14を加えた構成となっている。
以下に、テレビ受信部308における置き換えた各構成要素を詳述する。なお、デジタル復調処理部312の構成を図11に示す。
同図に示すように、デジタル復調処理部312は、A/D変換部315と、変調方式復調処理部316とを備えている。
A/D変換部315は、切り替えスイッチ211より伝送されるIF信号をデジタル信号に変換する。
変調方式復調処理部316は、切り替えスイッチ317と、日本仕様OFDM復調・エラー訂正部318と、米国仕様8VSB復調・エラー訂正部319と、欧州仕様OFDM復調・エラー訂正部320とを備えている。
切り替えスイッチ317は、方式選択制御部232からの方式選択信号に基づいて、A/D変換部315からの出力信号を、日本仕様OFDM復調・エラー訂正部318、米国仕様8VSB復調・エラー訂正部319、欧州仕様OFDM復調・エラー訂正部320のいずれかに選択的に伝送する。
日本仕様OFDM復調・エラー訂正部318は、該当する日本仕様のデジタル信号が伝送された場合、上記デジタル信号を復調・エラー訂正処理する。ただし、上記の場合、切り替えスイッチ317と米国仕様8VSB復調・エラー訂正部319、切り替えスイッチ317と欧州仕様OFDM復調・エラー訂正部320は、切り離されている。
米国仕様8VSB復調・エラー訂正部319は、該当する米国仕様のデジタル信号が伝送された場合、上記デジタル信号を復調・エラー訂正処理する。ただし、上記の場合、切り替えスイッチ317と日本仕様OFDM復調・エラー訂正部318、切り替えスイッチ317と欧州仕様OFDM復調・エラー訂正部320は、切り離されている。
欧州仕様OFDM復調・エラー訂正部320は、該当する欧州仕様のデジタル信号が伝送された場合、上記デジタル信号を復調・エラー訂正処理する。ただし、上記の場合、切り替えスイッチ317と日本仕様OFDM復調・エラー訂正部318、切り替えスイッチ317と米国仕様8VSB復調・エラー訂正部319は、切り離されている。
なお、上記デジタル復調処理部312は、変調方式復調処理部316が複数の方式に対応している構成である場合に限定されるものではなく、1つの方式にのみ対応する構成であってもよい。
また、アナログ復調部の構成を図12に示す。
同図に示すように、アナログ復調部314は、A/D変換部321と、プログラマブルロジック回路322とを備えている。ここで、A/D変換部321と、プログラマブルロジック回路322とは実施の形態1と同様の構成であるため、説明は省略する。ただし、アナログ復調部314は、アナログ放送用の電波によるIF信号のみ伝送されるため、本実施形態の記憶部6は、アナログ放送用の処理情報のみ記憶しておけばよい。
〔処理手順〕
次に図13に示すフローチャートを参照しながら、本実施形態におけるテレビ受信機301で実行される処理の流れについて説明する。なお、前記した実施の形態1で説明した構成と同様の工程に関しては同一の符号を付記し、その説明を省略する。具体的には、本実施形態におけるS301〜S309は、実施の形態1のS1〜S9と同様である。また、本実施形態におけるS316〜3222は、実施の形態1のS16〜S22と同様である。従って、実施の形態1における処理手順と相違する処理手順を、以下に詳述する。
次に図13に示すフローチャートを参照しながら、本実施形態におけるテレビ受信機301で実行される処理の流れについて説明する。なお、前記した実施の形態1で説明した構成と同様の工程に関しては同一の符号を付記し、その説明を省略する。具体的には、本実施形態におけるS301〜S309は、実施の形態1のS1〜S9と同様である。また、本実施形態におけるS316〜3222は、実施の形態1のS16〜S22と同様である。従って、実施の形態1における処理手順と相違する処理手順を、以下に詳述する。
S310において、テレビ受信チューナ3は、IF信号をテレビ受信部308内にあるスイッチ211を介して、A/D変換部315に伝送し、A/D変換部315は、IF信号をデジタル信号に変換する。そして、A/D変換部315は、変換されたデジタル信号を変調方式復調処理部316の切り替えスイッチ317に伝送する。その後、処理はS311へ移行する。
S311において、切り替えスイッチ317は、デジタル信号を、方式選択制御部232からの方式選択信号に基づいて選択された復調・エラー訂正部に伝送する。その後、処理は、S312へ移行する。
S312において、対応する復調・エラー訂正部は、デジタル信号を復調・エラー訂正処理する。つまり、対応する復調・エラー訂正部は、デジタル信号をTS信号に変換する。そして、対応する復調・エラー訂正部は、上記TS信号をMPEG2デコーダ13に伝送する。その後、処理は、S313へ移行する。
S313において、MPEG2デコーダ13は、上記TS信号を映像・音声に変換する。そして、MPEG2デコーダ13は、映像・音声を出力部4に伝送する。その後、処理は、S314へ移行する。
S314において、出力部4は、上記映像・音声を出力される。これにより、出力部4であるディスプレイ及びスピーカに入力され、利用者は視聴可能となる。
実施の形態1及び実施の形態3について、SAWフィルタ回路、映像復調回路及びFM復調回路としてはロジック回路であり上記変調方式の書き換えによって対応可能である。このため、上記変調方式を予め記憶部に記憶させておき、得られた位置情報、判別情報から対応するSAWフィルタ処理、映像復調処理及びFM復調処理をその都度、プログラマブルロジック回路へ書き込むことで1つのハードウェア(プログラマブルロジック回路)で各国の両方式に対応可能となる。
以上より、本実施形態では、デジタル復調処理部312は、ハードウェアにより実装しているが、これにより、本実施形態は、デジタル復調とアナログ復調とをプログラマブルロジック回路によって実装する実施の形態1と比較して、プログラマブルロジック回路における回路規模や回路構成がより簡素になる。また、上記回路規模や回路構成がより簡素となることにより、プログラマブルロジック回路のコストが下がる。
また、将来的には、各国デジタル放送に一本化されアナログ放送はいずれ終了する。また国によってはデジタル放送への移行が遅く、まだアナログ放送が主流の場合もある。さらにデジタル・アナログの両方式に対応することで回路規模が大きくなり、携帯パソコンや携帯電話など、それらの機器に内蔵して持ち運ぶことを目的としたテレビ受信機にとって小型化の弊害となる場合もある。
以上のような状況を鑑みればデジタル放送専用受信装置もしくはアナログ放送専用受信装置であってもよい。つまり、実施の形態1における記憶部6において、アナログ放送用の変調方式を削除し、テレビ受信部8において、D/A変換部14と、映像・音声デコーダ15とを削除することにより、デジタル放送専用受信装置の構成となる。また、実施の形態3におけるテレビ受信部308において、アナログ復調部314と、D/A変換部14と、映像・音声デコーダ15とを削除することによってもデジタル放送専用受信装置の構成となる。さらに、実施の形態1における記憶部6において、デジタル放送用の変調方式を削除し、テレビ受信部8において、MPEG2デコーダ13を削除することにより、アナログ放送専用受信装置の構成となる。また、実施の形態3におけるテレビ受信部308において、デジタル復調処理部312と、MPEG2デコーダ13とを削除することによってもアナログ放送専用受信装置の構成となる。
また、上記各実施形態では、制御部10・210を構成する各部材が、「CPUなどの演算手段がROMやRAMなどの記録媒体に格納されたプログラムコードを実行することで実現される機能ブロックである」場合を例にして説明したが、同様の処理を行うハードウェアで実現してもよい。また、処理の一部を行うハードウェアと、当該ハードウェアの制御や残余の処理を行うプログラムコードを実行する上記演算手段とを組み合わせても実現することもできる。さらに、上記各部材のうち、ハードウェアとして説明した部材であっても、処理の一部を行うハードウェアと、当該ハードウェアの制御や残余の処理を行うプログラムコードを実行する上記演算手段とを組み合わせても実現することもできる。なお、上記演算手段は、単体であってもよいし、装置内部のバスや種々の通信路を介して接続された複数の演算手段が共同してプログラムコードを実行してもよい。また、上記各部材のうちの記憶部6は、メモリなどの記憶装置自体であってもよい。
上記演算手段によって直接実行可能なプログラムコード自体、または、後述する解凍などの処理によってプログラムコードを生成可能なデータとしてのプログラムは、当該プログラム(プログラムコードまたは上記データ)を記録媒体に格納し、当該記録媒体を配付したり、あるいは、上記プログラムを、有線または無線の通信路を介して伝送するための通信手段で送信したりして配付され、上記演算手段で実行される。
なお、通信路を介して伝送する場合、通信路を構成する各伝送媒体が、プログラムを示す信号列を伝搬し合うことによって、当該通信路を介して、上記プログラムが伝送される。また、信号列を伝送する際、送信装置が、プログラムを示す信号列により搬送波を変調することによって、上記信号列を搬送波に重畳してもよい。この場合、受信装置が搬送波を復調することによって信号列が復元される。一方、上記信号列を伝送する際、送信装置が、デジタルデータ列としての信号列をパケット分割して伝送してもよい。この場合、受信装置は、受信したパケット群を連結して、上記信号列を復元する。また、送信装置が、信号列を送信する際、時分割/周波数分割/符号分割などの方法で、信号列を他の信号列と多重化して伝送してもよい。この場合、受信装置は、多重化された信号列から、個々の信号列を抽出して復元する。いずれの場合であっても、通信路を介してプログラムを伝送できれば、同様の効果が得られる。
ここで、プログラムを配付する際の記録媒体は、取外し可能である方が好ましいが、プログラムを配付した後の記録媒体は、取外し可能か否かを問わない。また、上記記録媒体は、プログラムが記憶されていれば、書換え(書き込み)可能か否か、揮発性か否か、記録方法および形状を問わない。記録媒体の一例として、磁気テープやカセットテープなどのテープ、あるいは、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスクなどの磁気ディスク、または、CD−ROMや光磁気ディスク(MO)、ミニディスク(MD)やデジタルビデオディスク(DVD)などのディスクが挙げられる。また、記録媒体は、ICカードや光カードのようなカード、あるいは、マスクROMやEPROM、EEPROMまたはフラッシュROMなどのような半導体メモリであってもよい。あるいは、CPUなどの演算手段内に形成されたメモリであってもよい。
なお、上記プログラムコードは、上記各処理の全手順を上記演算手段へ指示するコードであってもよいし、所定の手順で呼び出すことで、上記各処理の一部または全部を実行可能な基本プログラム(例えば、オペレーティングシステムやライブラリなど)が既に存在していれば、当該基本プログラムの呼び出しを上記演算手段へ指示するコードやポインタなどで、上記全手順の一部または全部を置き換えてもよい。
また、上記記録媒体にプログラムを格納する際の形式は、例えば、実メモリに配置した状態のように、演算手段がアクセスして実行可能な格納形式であってもよいし、実メモリに配置する前で、演算手段が常時アクセス可能なローカルな記録媒体(例えば、実メモリやハードディスクなど)にインストールした後の格納形式、あるいは、ネットワークや搬送可能な記録媒体などから上記ローカルな記録媒体にインストールする前の格納形式などであってもよい。また、プログラムは、コンパイル後のオブジェクトコードに限るものではなく、ソースコードや、インタプリトまたはコンパイルの途中で生成される中間コードとして格納されていてもよい。いずれの場合であっても、圧縮された情報の解凍、符号化された情報の復号、インタプリト、コンパイル、リンク、または、実メモリへの配置などの処理、あるいは、各処理の組み合わせによって、上記演算手段が実行可能な形式に変換可能であれば、プログラムを記録媒体に格納する際の形式に拘わらず、同様の効果を得ることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、主として、世界各国を移動中にその地域のテレビ放送を視聴するような携帯型テレビなどの用途に適用できる。
1 テレビ受信機(テレビ受信装置)
2 地上波アンテナ
3 テレビ受信チューナ
6 記憶部
6A 情報更新部(情報更新手段)
7 GPS受信アンテナ
8 テレビ受信部
9 GPS受信部(位置情報検出手段)
10 制御部
12 プログラマブルロジック回路(第1の復調手段)
16 GPSフロントエンド
17 GPS信号処理部
18 デジタル・アナログ判別部(判別手段)
19・223・322 プログラマブルロジック回路制御部(制御手段)
20 GPS受信制御部(位置検出動作制御手段)
21 選局制御部(選局制御手段)
211 スイッチ(切り替え手段)
214 アナログ復調処理部(第2の復調手段)
312 デジタル復調処理部(第2の復調手段)
2 地上波アンテナ
3 テレビ受信チューナ
6 記憶部
6A 情報更新部(情報更新手段)
7 GPS受信アンテナ
8 テレビ受信部
9 GPS受信部(位置情報検出手段)
10 制御部
12 プログラマブルロジック回路(第1の復調手段)
16 GPSフロントエンド
17 GPS信号処理部
18 デジタル・アナログ判別部(判別手段)
19・223・322 プログラマブルロジック回路制御部(制御手段)
20 GPS受信制御部(位置検出動作制御手段)
21 選局制御部(選局制御手段)
211 スイッチ(切り替え手段)
214 アナログ復調処理部(第2の復調手段)
312 デジタル復調処理部(第2の復調手段)
Claims (11)
- テレビ放送規格の電波を受信するテレビ受信装置であって、
上記テレビ受信装置の位置を特定する位置情報検出手段と、
上記受信した電波におけるテレビ放送規格の種別を判別する判別手段と、
上記位置情報検出手段による位置情報と上記判別手段による判別結果とに基づいて特定される変調方式によって、受信したテレビ放送規格の電波を復調処理する第1の復調手段とを備えることを特徴とするテレビ受信装置。 - 複数の地域毎に、テレビ放送規格の種別と前記変調方式との対応関係を記憶するとともに、各変調方式による処理を上記第1の復調手段に実行させるための処理情報を記憶する記憶部と、
上記位置情報および上記判別結果に基づいて、前記記憶部に記憶されている対応関係を参照することによって変調方式を特定し、特定された変調方式に対応する処理情報を上記記憶部から読み出して前記第1の復調手段を設定する制御手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載のテレビ受信装置。 - 受信したテレビ放送規格の電波を復調処理する第2の復調手段と、
上記判別結果に基づいて、上記第1の復調手段および上記第2の復調手段のいずれかを選択して復調処理を行わせる切り替え手段とを備え、
上記第2の復調手段が、上記第1の復調手段とは異なる構成となっていることを特徴とする請求項1に記載のテレビ受信装置。 - 前記位置情報検出手段は、測位衛星からの電波を受信することにより、位置を特定することを特徴とする請求項1に記載のテレビ受信装置。
- 利用者からの指示入力を受け付ける入力手段をさらに備え、
前記位置情報検出手段は、上記入力手段によって受け付けられた、利用者からの位置に関する情報の入力に基づいて位置を特定することを特徴とする請求項1に記載のテレビ受信装置。 - 上記位置情報検出手段の動作/非動作を制御する位置検出動作制御手段をさらに備えていることを特徴とする請求項4に記載のテレビ受信装置。
- 前記記憶部に格納されている前記変調方式情報には、デジタル放送に対応する変調方式と、
アナログ放送に対応する変調方式との少なくともどちらか一方を含んでいることを特徴とする請求項2に記載のテレビ受信装置。 - 上記記憶部に、各地域において放送されているチャンネル情報がさらに格納されているとともに、
上記チャンネル情報に基づいて選局の制御を行う選局制御手段をさらに備えていることを特徴とする請求項2記載のテレビ受信装置。 - 上記記憶部に記憶されている情報を更新する情報更新手段をさらに備えていることを特徴とする請求項2記載のテレビ受信装置。
- 請求項1ないし9のいずれか一項に記載のテレビ受信装置と、
演算装置によって情報処理を行う情報処理部とを備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1ないし9のいずれか一項に記載のテレビ受信装置と、
携帯電話網を用いて通話処理を行う通話処理部とを備えたことを特徴とする携帯型電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004268587A JP2006086730A (ja) | 2004-09-15 | 2004-09-15 | テレビ受信装置、情報処理装置、および携帯型電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
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