JP2010028430A - デジタル放送受信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 移動中であっても最適な受信状態を自動的に得ることができるデジタル放送受信機を提供する。
【解決手段】 デジタル放送の放送信号を受信し復調してデジタル信号を出力する第1及び第2の受信手段、現在地の位置情報を自動検出し、放送信号の受信可能地域を位置情報とともに記憶する記憶部を備えた位置情報取得手段、第1及び第2の受信手段が出力するデジタル信号を再生する再生手段、現在位置が、受信中の放送信号の受信可能地域であるか否かを判定し、受信可能地域ではないと判定したとき、受信する放送信号を記憶部に記憶されている受信可能地域の放送信号の中から現在位置に該当する地域の放送信号に切り替える制御手段、を有するデジタル放送受信機による。
【選択図】図2
【解決手段】 デジタル放送の放送信号を受信し復調してデジタル信号を出力する第1及び第2の受信手段、現在地の位置情報を自動検出し、放送信号の受信可能地域を位置情報とともに記憶する記憶部を備えた位置情報取得手段、第1及び第2の受信手段が出力するデジタル信号を再生する再生手段、現在位置が、受信中の放送信号の受信可能地域であるか否かを判定し、受信可能地域ではないと判定したとき、受信する放送信号を記憶部に記憶されている受信可能地域の放送信号の中から現在位置に該当する地域の放送信号に切り替える制御手段、を有するデジタル放送受信機による。
【選択図】図2
Description
本発明は、移動中であっても最適な受信状態を自動的に得ることができるデジタル放送受信機に関するものである。
放送を視聴しながら移動すると放送信号(放送電波)の受信可能地域(放送地域)から外れてしまい、視聴を継続することできなくなる。また、放送地域から外れる前には、受信している放送信号が弱くなり受信品質が劣化するので、映像や音声が乱れる。このようなとき、利用者は再度の選局操作(以下「再選局」とする)をし、視聴を続ける。また、受信可能地域内であっても、場所によって放送信号が弱く受信品質が悪化することがある。このようなときにも、利用者は再選局操作を行って視聴を続けることになる。従来のデジタル放送受信機は、利用者が再選局操作を手動で行っており、移動中に機器の操作を行わなければならない煩雑さがあった。また、利用者の状況によっては再選局操作をすることができず、視聴の継続が困難となることがあった。
そこで、2つのチューナーを搭載し、第1のチューナーは視聴する放送電波を受信し、第2のチューナーは、受信可能な全周波数帯域をスキャンして、当該地域で受信可能な放送局に関する情報をメモリに記憶し、このメモリに記憶した放送局に関する情報を用いて受信品質が悪化した第1のチューナーの再選局処理を自動に行うデジタル放送受信機が知られている(例えば特許文献1を参照)。
また、2つのチューナーを搭載したダイバーシティ方式のデジタル放送受信機であって、第1のチューナー及び第2のチューナーが受信中の放送信号の電波強度や受信品質を検知して、これらのいずれかまたは両方が悪化したときに、ダイバーシティ方式から単独受信方式に切り替えて、第1のチューナーは視聴中の放送信号の受信を継続し、第2のチューナーでは第1のチューナーが受信中の放送信号よりも電波強度や受信品質がよい他の放送信号を自動的に再選局し、再選局が終了した後に自動的にダイバーシティ方式に戻るデジタル放送受信機が知られている(例えば特許文献2を参照)。
上記特許文献1、2に記載されているデジタル放送受信機は、高速で移動するときに課題が生じる。すなわち、視聴中の放送局の電波強度の悪化を検出して再選局処理を行う場合、当該処理が終了する前に放送局の受信可能地域が変わってしまうことがある。このような場合は、再選局処理がなかなか終わらず、視聴可能状態になるまで時間がかかる。
また、高速で移動するとき以外にも課題がある。すなわち、特定の地域内でのみ利用する場合であっても、毎回、同じような位置で再選局処理が発生し、その度に全スキャンを行う必要がある。また、ダイバーシティ方式と単独受信方式の相互間で切り替えるものであっても、その切り替え処理が煩雑に発生することになり、その都度、劣化した受信感度での視聴を継続せざるを得なくなる。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであって、受信品質と受信位置に応じて最適な受信状態となる自動選局を行うことができるデジタル放送受信機を提供することを目的とする。
本発明は、デジタル放送の放送信号を受信し復調してデジタル信号を出力する第1及び第2の受信手段、現在地の位置情報を自動検出し、放送信号の受信可能地域を上記位置情報とともに記憶する記憶部を備えた位置情報取得手段、上記第1及び第2の受信手段が出力するデジタル信号を再生する再生手段、現在位置が、受信中の放送信号の受信可能地域であるか否かを判定し、受信可能地域ではないと判定したとき、受信する放送信号を上記記憶部に記憶されている受信可能地域の放送信号の中から現在位置に該当する地域の放送信号に切り替える制御手段、を有するデジタル放送受信機、を有することを特徴とする。
また、本発明は、デジタル放送受信機において、デジタル放送の放送信号を受信し復調してデジタル信号を出力する第1及び第2の受信手段、現在地の位置情報を自動検出し、放送信号の受信可能地域を上記位置情報とともに記憶する記憶部を備えた位置情報取得手段、上記第1及び第2の受信手段が出力するデジタル信号を再生する再生手段、現在位置が、受信中の放送信号の受信可能地域であるか否かを判定し、受信可能地域ではないと判定したとき、上記第1または第2の受信手段のいずれかを用いて全スキャンを行い、受信する放送信号を当該位置で受信可能な放送信号の中から電波強度が最も強い放送信号に切り替える制御手段、を有することを特徴とする。
さらに、本発明は、デジタル放送受信機において、デジタル放送の放送信号を受信し復調してデジタル信号を出力する第1及び第2の受信手段、現在地の位置情報を自動検出し、放送信号の受信可能地域を上記位置情報とともに記憶する記憶部を備えた位置情報取得手段、上記第1及び第2の受信手段が出力するデジタル信号を再生する再生手段、上記デジタル信号と上記記憶部に記憶された情報を合成して出力する画面合成手段、現在位置が、受信中の放送信号の受信可能地域であるか否かを判定し、受信可能地域ではないと判定したとき、上記再生手段に出力する信号を上記画面合成手段が出力する信号に切り替える制御手段、を有することを特徴とする。
上記制御手段が、上記第1の受信手段または第2の受信手段によって取得した放送情報と、上記放送情報を取得したとき上記位置情報取得手段が取得した位置情報とともに上記記憶部に記憶させてもよい。
本発明によれば、移動によって受信地域可能地域が変わっても、位置情報を用いて受信位置と受信可能な放送信号のうち、もっとも受信品質が良い放送信号を自動的に特定して受信を切り替えることができるので、利用者は、移動中に特定の操作を行うことなく、最適な受信状況の放送局を選択することができる。
また、日常的に使用している移動経路と受信可能な放送信号を関連付けて記憶(マイリスト)し、受信中の放送信号の電波強度の変化ではなく、位置情報の変化を優先してマイリストに記憶している放送信号に切り替えることで、頻繁に使用する経路では、位置の変化の先読みをして、よりスムーズに受信電波の切り替えをすることができるようになる。
以下、本発明に係るデジタル放送受信機の実施形態について、図を用いて説明する。図1は、本発明に係るデジタル放送受信機(以下「受信機」とする)の機能ブロック図である。図1において、受信機100は、デジタル放送の放送信号(放送電波)を選局して受信し、デジタル映像信号とデジタル音声信号を出力する第1及び第2の受信手段である受信部1及び受信部2、当該受信機100の各機能ブロックを制御する制御部3、上記受信部1及び受信部2から出力されるデジタル映像信号とデジタル音声信号を復号化してディスプレイやスピーカなどに再生する再生部4、当該受信機100の現在位置を検出して制御部3に通知し、制御部3からの指示によって当該位置における受信可能な放送信号に関する情報を出力する位置情報取得手段であるGPS部5を有してなる。
上記各機能ブロックについて説明する。図2に示すように受信部1は、放送信号を受信するアンテナ11、受信した放送信号からUHF帯を濾過するUHFフィルター12、高周波増幅回路や検波回路などからなるチューナーフロントエンド13、放送信号を復調してデジタル信号を出力するOFDMモジュレータ14、多重化されているデジタル信号からデジタル映像信号とデジタル音声信号を出力するTS−DEMUX15、受信可能な放送信号に関する情報(以下「放送情報」とする)を記憶するメモリ16を有してなる。上記チューナーフロントエンド13は、受信した放送信号の強度を示す電波強度信号を、後述するCPU32に対して所定のタイミングで出力する。電波強度信号とは、たとえば、放送信号の受信強度が所定の閾値よりも高いときは「強」とし、この閾値と同等レベルのときは「中」とし、閾値を下回るときは「低」とする所定の情報である。
受信部2は図3に示すように、上記受信部1と同等の構成を備えるものであって、放送信号を受信するアンテナ21、受信した放送信号からUHF帯を濾過するUHFフィルター22、高周波増幅回路や検波回路などからなるチューナーフロントエンド23、放送信号を復調してデジタル放送信号を出力するOFDMモジュレータ24、多重化されている放送信号からデジタル映像信号とデジタル音声信号を出力するTS−DEMUX25、放送情報を記憶するメモリ26を有してなる。上記チューナーフロントエンド23は、受信した放送信号の強度を示す電波強度信号を、CPU32に対して所定のタイミングで出力する。
制御部3は図4に示すように、当該受信機100の利用者が操作する図示しない操作スイッチによって、所定の動作指示を設定するコントロールスイッチ31、コントロールスイッチ31の設定によって各機能ブロックの動作制御をするCPU32、再生部4に出力するデジタル映像信号及びデジタルオーディオ信号の入力元を切り替える切り替えスイッチ33を備えている。
再生部4は図5に示すように、上記切り替えスイッチ33を介して入力されるデジタル映像信号または、メモリ16及びメモリ26に記憶されている放送情報をビデオ信号として出力するH.264デコーダ41及びビデオエンコーダ43、また上記切り替えスイッチ33を介して入力されるデジタル音声信号をオーディオ信号として出力するAACデコーダ42、オーディオDAC44及びオーディオアンプ45を備えている。
GPS部5は図6に示すように、GPSアンテナ51、受信機100の現在地の緯度及び経度(以下「位置情報」とする)を測定し上記CPU32に通知するGPS受信機52と、位置情報に対応する放送情報を予め記憶して、上記CPU32の指示により記憶している放送情報を更新する位置情報メモリ53を備えている。この位置情報メモリ53に予め記憶される放送情報は、放送信号と、この放送信号を受信可能な地域に関する情報と、上記位置情報とが関連付けて構成されている情報群であって、上記の位置情報が特定されると、この位置情報に対応する少なくともひとつの放送情報が特定されるものである。
次に、本発明に係るデジタル放送受信機の動作について、図11のフローチャートを用いて説明する。図11において、各ステップをS10、S11、・・・として表記する。ここでは受信部1によって特定のデジタル放送を受信している場合を例とする。まず、上記GPS受信機52によって当該受信機100の位置情報を取得し、この位置情報に対応する放送情報を位置情報メモリ53から読み出して、メモリ16に記憶されている放送情報と対比する(S10)。対比した放送情報が合致すれば当該受信機100は受信中の放送信号の受信可能地域内にあると判定して、視聴を継続する(S10のYes)。対比の結果、互いの放送情報が合致しなければ、当該受信機100は受信中の放送信号に係る受信可能地域内にはなく、受信可能地域から外れていると判定して(S10のNo)、現在位置に対応する放送情報を位置情報メモリ53からメモリ16に転送し、メモリ16に記憶されている放送情報を更新する(S11)。
次に、CPU32はメモリ16に記憶されている更新された放送情報から、最も受信状態が良い放送信号を選局するように受信部1のTS−DEMUX15に指示をする。TS−DEMUX15は、CPU32の指示により、受信する放送信号を切り替える(S12)。次に、切り替えた放送信号の電波強度信号をチューナーフロントエンド13から取得してメモリ16に記憶されている放送情報を更新するとともに、この電波強度信号が予め規定する閾値を下回るか否かを判定する(S13)。閾値は、例えば、一定時間内に電波強度信号が「弱」を示した回数の許容値であって、受信中の放送信号の受信電波強度の低下傾向を検出することができればよい。
ここで、電波強度信号が閾値を上回るときは、当該放送信号の受信を継続する(S13のYes)。上記閾値を下回るときCPU32は、受信部2に対してオートスキャン処理を指示する(S14)。ここで、オートスキャン処理とは、放送信号の受信に用いていない受信部(ここでは受信部2が相当する)を用いて、当該受信地域における受信可能な全ての放送信号を取得して放送情報を生成する処理であって、各放送信号のチャンネル数及び電波強度信号を対応づけて取得する処理である。オートスキャン処理によって取得した放送情報をメモリ26に記憶する(S15)。次に、メモリ26に記憶した放送情報において、受信部1が受信中の放送信号の電波強度信号よりも高いものであれば(S16のYes)、再生部4に出力するデジタル信号の出力元を受信部1から受信部2に切り替えて、この電波強度信号が高い放送信号を受信部2において受信して、再生部4にデジタル信号を出力するように、CPU32が切り替えスイッチ33に指示をする(S17)。これによって、安定した視聴を自動的に継続することができるようになる。
次に、本発明に係るデジタル放送受信機の別の実施形態について説明する。図7は、2つの受信部をダイバーシティ方式で動作させることができるデジタル放送受信機の例を示す機能ブロック図である。図7において、受信機200は連携してダイバーシティ動作をすることができる受信部1a及び受信部2a、これら受信部の動作モードを指示する制御部3a、及び上記受信機100と同様の構成である再生部4及びGPS部5を有してなる。
上記受信部1a及び受信2aと制御部3aの機能構成について、図8及び図9の機能ブロック図を用いて説明する。図8において、受信部1aは、アンテナ11、UHFフィルター12、チューナーフロントエンド13、OFDMモジュレータ14、TS−DEMUX15、メモリ16のほか、チューナーフロントエンド13とOFDMモジュレータ14の間にスイッチ17を有している。
スイッチ17は、CPU32a(図9)の指示によってチューナーフロントエンド13から出力される信号の出力先を受信部1aのOFDMモジュレータ14のみとするか(この動作状態を「通常モード」とする)、受信部2aのOFDMモジュレータ24にも出力し、受信部2aのチューナーフロントエンド23の出力とOFDMモジュレータ24においてミックスして出力するか(この動作状態を「ダイバーシティモード」とする)を、CPU32の指示により切り替える。
受信部2aも受信部1aと同様に、チューナーフロントエンド23とOFDMモジュレータ24の間に、CPU32aの指示によって、チューナーフロントエンド23の出力先を切り替えるスイッチ27をさらに有し、CPU32aの指示によって通常モード、ダイバーシティモードでの動作を切り替えることができる。
ダイバーシティモードでの動作時は、例えばチューナーフロントエンド13とチューナーフロントエンド23から出力されるデジタル信号をODFMモジュレータ14またはOFDMモジュレータ24においてミックスして復号化し、デジタル映像信号及びデジタル音声信号を再生部4に出力する。これら2つの入力信号を合成することで品質が良い映像信号及びオーディオ信号を再生することができる。
次に、上記受信機200の動作について、図12のフローチャートを用いて説明する。図12において、各ステップをS20、S21、・・・として表記する。ここでは上記受信部1aによって受信したデジタル放送をダイバーシティモードで受信している場合を例とする。まず、上記GPS受信機52によって当該受信機200の位置情報を取得し、この位置情報に対応する放送情報を位置情報メモリ53から読み出して、メモリ16に記憶されている放送情報と対比する(S10)。対比した放送情報が合致すれば当該受信機200は受信中の放送信号の受信可能地域内にあると判定して、視聴を継続する(S20のYes)。対比の結果、互いの放送情報が合致しなければ、当該受信機200は視聴中の放送信号に係る受信可能地域内にはなく、受信可能地域から外れていると判定して(S20のNo)、現在位置に対応する放送情報を位置情報メモリ53からメモリ16に転送し、メモリ16に記憶されている放送情報を更新する(S21)。
次に、CPU32aはメモリ16に記憶されている放送情報から、最も受信状態が良い放送信号を選局するように受信部1aのTS−DEMUX15に指示をする。TS−DEMUX15は、CPU32aの指示により、受信する放送信号を切り替える(S22)。次に、切り替えた放送信号の電波強度信号をチューナーフロントエンド13から取得してメモリ16に記憶されている放送情報を更新するとともに、この電波強度信号が予め規定する閾値を下回るか否かを判定する(S23)。閾値は、例えば、一定時間内に電波強度信号が「弱」を示した回数の許容値であって、受信中の放送信号の受信電波強度の低下傾向を検出することができればよい。
ここで、電波強度信号が閾値を上回るときは、当該放送信号の受信を継続する(S23のYes)。上記閾値を下回るときCPU32aは、切り替えスイッチ17に指示をして、チューナーフロントエンド13から出力される受信信号をODFMモジュレータ14にのみ出力する通常モードへ切り替える(S24)。次に、CPU32aが受信部2aに対してオートスキャン処理を指示し(S25)、取得した放送情報をメモリ26に記憶する(S26)。次に、メモリ26に記憶した放送情報における電波強度信号が、受信部1において受信中の放送信号の電波強度信号よりも高いものであれば(S27のYes)、再生部4に出力するデジタル信号の出力元を受信部1aから受信部2aに切り替えて、この電波強度信号が高い放送信号を受信部2aにおいて受信して再生部4にデジタル信号を出力するように、CPU32aが切り替えスイッチ33に指示をする(S28)。
受信する放送信号が決定した後に、CPU32aは切り替えスイッチ17及び27に指示をし、チューナーフロントエンド23の出力をOFDMモジュレータ24に出力し、チューナーフロントエンド13の出力信号をOFDMモジュレータ24に出力して、ダイバーシティモードに切り替える(S29)このように、ダイバーシティ動作をする受信機200において、受信地域を外れて再スキャンをする場合に、ダイバーシティモードからシングル受信モードに切り替えて、一方の受信部を使用して視聴を継続し、他の一方の受信部を使用して、最適な放送局を選択し、次にこの他の一方の受信部にて受信している放送信号を用いてダイバーシティモードで動作するように、切り替えることができ、自動的に最適な放送を視聴することができるようになる。
次に、本発明に係るデジタル放送受信機のさらに別の実施形態について説明する。図10は本発明のさらに別の実施例に係る制御部3bの機能ブロック図である。図10に示すように、制御部3bは、上記受信機100または受信機200の制御部3に画面合成部34を付加したものである。画像合成部34は、CPU32の指示により動作をし、受信部1(または受信部2)が出力するデジタル映像信号と、メモリ26(またはメモリ16)に記憶されている放送情報を基に受信部2(または受信部1)で受信して出力する映像信号を入力として、これらを合成したデジタル映像信号を出力するものであって、切り替えスイッチ33aを介して再生部4に出力する。再生部4に接続する図示しない画像表示装置には、1画面に受信部1(または受信部2)が受信している放送信号に係る映像と、メモリ26(またはメモリ16)に記憶されている放送情報が同時に区別されて表示される。
また、制御部3bが有する切り替えスイッチ33aは、CPUの指示により、画面合成部34が出力する信号、受信部1が出力する信号、受信部2が出力する信号のいずれかを選択的に切り替えて再生部4に出力するスイッチである。
上記制御部3bを備えた受信機100におけるデジタル放送受信機の動作について、図を用いて説明する。図13は、図11及び図12を用いて説明した放送局切り替え処理(図11のS11及びS17、図12のS22及びS28)のより詳細な処理の流れを示すフローチャートである。放送局の切り替え処理が開始されると、まず、CPU32の指示により画面合成モードに移行し(S30)、放送信号を受信している受信部(1または2)が出力する映像信号と、放送信号を受信していない受信部のメモリ(26または16)に記憶されている放送情報を基に受信部2(または受信部1)で受信して出力する映像信号を、画面合成部34において合成し、この合成されたデジタル信号を、切り替えスイッチ33bを介して再生部4に出力する(S31)。
ここで、放送局を切り替えるタイミングでなければ(S32のNo)、映像と放送情報を表示する画面合成モードを継続する。受信中の放送信号を切り替えるタイミングであれば(S32のYes)、所定の処理によって切り替え先となる放送局を受信するように切り替え処理を行い(S33)、画面表示を合成モードから通常モードに移行する(S34)。S32における所定のタイミングによる切り替えとは、画面合成モードに移行してから一定時間を経過したときに、電波強度信号が最も高い放送信号を自動的に選択して切り替えること、または、利用者がコントロールスイッチ31を操作することによって放送信号を選択して切り替えることのいずれかで良い。
このように、上記制御部3bを備えた受信機100また受信機200によれば、受信部1(または受信部1a)から出力される映像信号のみを再生部4において出力するモード、受信部1(または受信部1a)における映像信号を出力中に、電波受信強度が劣化したときに受信部2(または受信部2a)において、より電波受信強度が強い放送信号を取得して、受信部2(または受信部2a)から出力される映像信号のみを再生部4に出力するモード、受信部1a及び受信部2aから出力される映像信号を合成してダイバーシティモードで動作するモードの他に、受信中の放送信号を切り替えるときに、視聴している映像信号とともに次に選択可能な放送情報を1画面に合成して出力することができるようになる。これによって、利用者は視聴を継続するために、次に選択する放送信号を視覚的に選択することができ利便性が良いデジタル放送受信機を得ることができる。
次に、本発明に係るデジタル放送受信機のさらに別の実施形態について説明をする。上記受信機100または受信機200は、GPS部5が備える位置情報メモリ52に記憶する放送情報を利用者によって簡易に設定することもできる。図14は利用者が位置情報メモリ52に記憶する放送情報を取得する処理の流れを示すフローチャートである。図示しない操作スイッチによって「マイリスト取得モード」を選択すると、CPU32は受信部1または受信部2にオートスキャン処理の指示をする(S40)。
次に、オートスキャンによって取得した受信可能な放送信号のうち、最も受信電波強度が高い放送信号に係る放送情報を取得する(S41)。次に、上記放送情報を取得したときの位置情報をGPS受信機52によって取得する(S42)。これら取得した放送情報と位置情報を関連付けてメモリ52に記憶する。この動作は、学習モードを終了する操作が行われるまで一定の時間間隔をもって継続的に行う。
利用者は上記の動作を日常的にしようする移動ルートにおいて行うことで、移動することで受信電波強度が低下する前に、位置情報に関連して最も受信電波強度が高かった放送信号を受信するように、自動的に受信を切り替えることができるので、切り替え処理が素早く、品質がよい放送を受信することが容易にできるようになる。
1 第1の受信部
2 第2の受信部
3 制御部
4 再生部
5 GPS部(位置情報取得手段)
2 第2の受信部
3 制御部
4 再生部
5 GPS部(位置情報取得手段)
Claims (4)
- デジタル放送の放送信号を受信し復調してデジタル信号を出力する第1及び第2の受信手段、
現在地の位置情報を自動検出し、放送信号の受信可能地域を上記位置情報とともに記憶する記憶部を備えた位置情報取得手段、
上記第1及び第2の受信手段が出力するデジタル信号を再生する再生手段、
現在位置が、受信中の放送信号の受信可能地域であるか否かを判定し、受信可能地域ではないと判定したとき、受信する放送信号を上記記憶部に記憶されている受信可能地域の放送信号の中から現在位置に該当する地域の放送信号に切り替える制御手段、を有するデジタル放送受信機。 - デジタル放送の放送信号を受信し復調してデジタル信号を出力する第1及び第2の受信手段、
現在地の位置情報を自動検出し、放送信号の受信可能地域を上記位置情報とともに記憶する記憶部を備えた位置情報取得手段、
上記第1及び第2の受信手段が出力するデジタル信号を再生する再生手段、
現在位置が、受信中の放送信号の受信可能地域であるか否かを判定し、受信可能地域ではないと判定したとき、上記第1または第2の受信手段のいずれかを用いて全スキャンを行い、受信する放送信号を当該位置で受信可能な放送信号の中から電波強度が最も強い放送信号に切り替える制御手段、を有するデジタル放送受信機。 - デジタル放送の放送信号を受信し復調してデジタル信号を出力する第1及び第2の受信手段、
現在地の位置情報を自動検出し、放送信号の受信可能地域を上記位置情報とともに記憶する記憶部を備えた位置情報取得手段、
上記第1及び第2の受信手段が出力するデジタル信号を再生する再生手段、
上記デジタル信号と上記記憶部に記憶された情報を合成して出力する画面合成手段、
現在位置が、受信中の放送信号の受信可能地域であるか否かを判定し、受信可能地域ではないと判定したとき、上記再生手段に出力する信号を上記画面合成手段が出力する信号に切り替える制御手段、を有するデジタル放送受信機。 - 上記制御手段が、上記第1の受信手段または第2の受信手段によって取得した放送情報と、上記放送情報を取得したとき上記位置情報取得手段が取得した位置情報とともに上記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のデジタル放送受信機。
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