JP2004274098A - 携帯電話端末及びそれに用いるtvチャネル切替方法並びにそのプログラム - Google Patents
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- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Abstract
【課題】電池寿命の低下やメモリ容量の圧迫を招くことなく、TV放送局の選局や同調を自動的に行うことが可能な携帯電話端末を提供する。
【解決手段】携帯電話端末1ではTVモードがONになると、携帯電話無線部12を通して携帯電話基地局に対して現在地のTVチャネル情報を要求する。携帯電話端末1は携帯電話無線部12によって携帯電話基地局から報知された信号を受信し、ベースバンド部13を通して最寄りのTV中継局のTVチャネル情報を再生する。制御部14は報知された現在地で有効なTVチャネルのうち、記憶部21に保存されている前回最後に見たTVチャネルから最も近いTVチャネルを初期値として選択し、チューナ部18を制御して受信TVチャネルを切替え、TVアンテナ17からTV放送を受信する。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯電話端末1ではTVモードがONになると、携帯電話無線部12を通して携帯電話基地局に対して現在地のTVチャネル情報を要求する。携帯電話端末1は携帯電話無線部12によって携帯電話基地局から報知された信号を受信し、ベースバンド部13を通して最寄りのTV中継局のTVチャネル情報を再生する。制御部14は報知された現在地で有効なTVチャネルのうち、記憶部21に保存されている前回最後に見たTVチャネルから最も近いTVチャネルを初期値として選択し、チューナ部18を制御して受信TVチャネルを切替え、TVアンテナ17からTV放送を受信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話端末及びそれに用いるTVチャネル切替方法並びにそのプログラムに関し、特に携帯電話端末に搭載されたTVチューナでのTVチャネル切替方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、日本や西欧州等の先進諸国では、携帯電話端末の普及率が安定期に入り、今後、さらなる高機能化や高性能化が求められていくことが予想される。高機能化や高性能化のための新機能の一つにTV(テレビ)チューナによるTV放送の受信機能があげられる。
【0003】
しかしながら、TV放送においては同じ放送内容であっても、受信する場所によって最も感度のよい周波数が異なっていたり、また受信する場所によって受信可能な放送局が異なる場合がある。
【0004】
これらの場合には、移動した場所毎にマニュアル操作で選局や同調を行わなければならず、特に、携帯電話端末では移動によるハンドオーバ(携帯電話セルの移行)が発生することがあり、そのハンドオーバ毎にマニュアル操作での選局や同調を行う必要が生ずることがある。
【0005】
このマニュアル操作での選局や同調をなくし、自動的に選局や同調を行う方法としては、放送局の位置情報と放送局周波数との対応テーブルを設け、指定された放送局の位置情報に対応する周波数を対応テーブルから読出し、その周波数に同調させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この場合、携帯電話端末は携帯電話基地局からの位置情報を受信して現在位置を判定するようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−162909号公報(第7〜9頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の携帯電話端末では、TVチューナを搭載する場合、移動時の地上波アナログ放送受信におけるTVチャネル変動と電池寿命とが問題になる。地上波では同じ放送系列の放送でも、地域が変われば受信チャネルが異なるので、移動体通信による地上波アナログTV放送の受信を考えると、移動中に受信が途切れ、再チャネルサーチしなければならないケースが生じ得る。
【0008】
また、TVチューナに限らず、近年の高機能化に伴い、携帯電話端末の消費電力は加速度的に増加してきており、さらなる機能の追加によって電池寿命が低下するという問題もある。
【0009】
上記の特許文献1では、自動的に選局や同調を行うことができるが、携帯電話端末が放送局の位置情報と放送局周波数との対応テーブルを搭載する必要があり、高機能化や高性能化によって大容量化を図っているメモリの容量をさらに圧迫してしまうという問題がある。
【0010】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、電池寿命の低下やメモリ容量の圧迫を招くことなく、TV放送局の選局や同調を自動的に行うことができる携帯電話端末及びそれに用いるTVチャネル切替方法並びにそのプログラムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による携帯電話端末は、テレビ放送を受信するためのテレビチューナを搭載する携帯電話端末であって、テレビモードがオンの時に基地局から前記テレビ放送のチャネル情報を受信する受信手段と、その受信したチャネル情報を基に前記テレビチューナを制御してテレビチャネルを選択する制御手段とを備えている。
【0012】
本発明によるTVチャネル切替方法は、テレビ放送を受信するためのテレビチューナを搭載する携帯電話端末のTVチャネル切替方法であって、前記携帯電話端末側に、テレビモードがオンの時に基地局から前記テレビ放送のチャネル情報を受信するステップと、その受信したチャネル情報を基に前記テレビチューナを制御してテレビチャネルを選択するステップとを備えている。
【0013】
本発明によるTVチャネル切替方法のプログラムは、テレビ放送を受信するためのテレビチューナを搭載する携帯電話端末のTVチャネル切替方法のプログラムであって、コンピュータに、テレビモードがオンの時に基地局から前記テレビ放送のチャネル情報を受信する処理と、その受信したチャネル情報を基に前記テレビチューナを制御してテレビチャネルを選択する処理とを実行させている。
【0014】
すなわち、本発明の携帯電話端末は、TV(テレビ)チューナを搭載する端末において、携帯電話基地局の報知信号を利用して周辺のTVチャネル情報を受信することによって、目的のTV系列の番組を検出する時間を短縮し、また移動中でも連続して安定したTV放送受信を行えることを特徴としている。
【0015】
地上波アナログTV放送は、各セルに設置されたTV中継局から、特定のTVチャネルを通して発信されている。同一のTV放送系列でもTV中継局セル毎にTVチャネルが異なる。
【0016】
携帯電話という移動体でTV放送を受信する場合、受信するたびにTV中継局が異なったり、移動中にTV放送を受信していて、別のTV中継局セルに移行してしまうことが考えられる。したがって、固定TV受信機のように一度チャネル合わせを行っておけば、いつでも目的のTV番組が見られるというわけにはいかず、TV中継局が移行する毎にTVチャネルを走査し、目的のTV系列の放送を探さなければならない。
【0017】
本発明の携帯電話端末では、携帯電話基地局から携帯電話端末に、最寄りのTV中継局のTVチャネル情報を報知している。したがって、本発明の携帯電話端末では、そのセルで有効なTVチャネルのみを走査することが可能となり、目的のTV系列の番組を探す時間が短縮される。
【0018】
例えば、TV系列αの番組を受信しながら、TV中継局セルAからTV中継局セルBに移行する場合、TV中継局セルAでは系列αのTVチャネルが9chであるが、TV中継局セルBでは4chとする。この場合、携帯電話端末ではセル境界を過ぎると、TVチャネル走査を行い、TV中継局セルBにおけるTV系列αのTVチャネルである4chを探さなければならない。この間、TV受信は中断される。
【0019】
これに対して、本発明の携帯電話端末では、携帯電話基地局から最寄りのTV中継局のTVチャネル情報を受信し、そのTVチャネル情報から受信中のTV系列のTVチャネルを割り出すことによって、別のTV中継局セルに移行する場合でも、TV受信中にTV中継局セルを移行しても、TVチャネル走査を行う必要がなく、連続して安定したTV放送受信が可能となる。
【0020】
本発明の携帯電話端末では、上述したいずれの場合でも、TVチャネル走査に要する端末の消費電力を低減することが可能になるという効果が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。図1において、携帯電話端末1は携帯電話アンテナ11と、携帯電話無線部12と、ベースバンド部13と、制御部14と、レシーバ15と、マイク16と、TVアンテナ17と、チューナ部18と、表示部19と、キー操作部20と、メモリ21とから構成されている。
【0022】
携帯電話アンテナ11は携帯電話基地局(図示せず)からの携帯電話信号を受信し、携帯電話無線部12はアンテナ11で受信した携帯電話信号を復調し、発呼側で作られたベースバンド信号を再生する。ベースバンド部13は受信ベースバンド信号に含まれる音声情報やデータ情報(画像情報やテキスト情報を含む)を再生する。
【0023】
制御部14はメモリ21内のプログラムを実行し、各部の制御や各種の処理を行う。レシーバ15は受話器であり、マイク16は送話器である。
【0024】
TVアンテナ17はTV中継局(図示せず)からのTV信号を受信し、チューナ部18はTVアンテナ17で受信したTV信号を復調し、TVベースバンド信号に再生する。
【0025】
表示部19は使用者に対して情報を表示出力し、キー操作部20は通話ボタンやテンキー等からなる。メモリ21は制御部14が実行するプログラム(コンピュータで実行可能なプログラム)のほかに、電話帳や地図情報、セル情報及び各種設定等が記憶されている。
【0026】
図2は本発明の一実施例によるTVチューナ搭載携帯電話端末のシステム構成を示す図である。このシステムはTVチューナ搭載携帯電話端末1と、携帯電話基地局2−1〜2−3と、TV中継局3−1,3−2とからなっている。
【0027】
TVチューナ搭載携帯電話端末1は、図1に示すように、携帯電話通信部の他に、TV用アンテナとTVチューナとからなり、携帯電話基地局2−1〜2−3はその携帯電話セルA1〜A3が属するTV中継局セルB1,B2のTVチャネル情報(TV放送系列とTVチャネルとの関係)を持っている。TV中継局3−1,3−2は各TV放送系列のTV信号を、中継局毎に異なるTVチャネルで送信している。
【0028】
図3はTV中継局セルBと携帯電話セルAとの関係を示す概念図であり、図4はTV中継局セルBの移行時のTV受信中断の一例を示す概念図であり、図5は本発明の一実施例によるTV中継局セルBの移行時の連続TV受信の一例を示す概略図であり、図6はTV中継局セルBとTVチャネルとの対応例を示す図であり、図7は本発明の一実施例において携帯電話基地局2から携帯電話端末1に報知されるTVチャネル情報の一例を示す図である。
【0029】
地上波アナログTV放送は、図6に示すように、各セルに設置されたTV中継局3−1,3−2から特定のTVチャネルを通して発信されている。同一のTV放送系列でもTV中継局セルB1,B2毎にTVチャネルが異なる。つまり、図6に示すように、TV放送系列「Cテレビ」,「Dテレビ」,「Eテレビ」,「F放送」,「テレビG」は各地域「東京」,「新島」,「三宅」,「八丈」,「青梅沢井」,「奥多摩」,「波浮」,「八丈末吉」,「八丈洞輪沢」,「青梅入平」,「八王子上恩方」,「八王子」,「新島本村」,「多摩」,「大島」,「父島」,「母島」,「檜原」,「大島岡田」,「大島泉津」,「千駄ヶ谷」,「大井町」等毎にTVチャネルが異なる。
【0030】
携帯電話という移動体でTV放送を受信する場合、受信するたびにTV中継局3−1,3−2が異なったり、移動中にTV放送を受信していて、別のTV中継局セルB1,B2に移行してしまうことが考えられる。よって、固定TV受信機のように、一度チャネル合わせを行っておけば、いつでも目的のTV番組が見られるというわけにはいかず、TV中継局セルB1,B2が移行する毎にTVチャネルを走査し、目的のTV系列の放送を探さなければならない。
【0031】
本発明の一実施例では、図3に示すように、携帯電話基地局2から携帯電話端末1に、図7に示すように、最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報を報知する。よって、そのTV中継局セルB1,B2で有効なTVチャネルのみを走査することが可能となり、目的のTV系列の番組を探す時間が短縮される。
【0032】
例えば、図7においては、TV放送系列の「Cテレビ」が「4」チャネル、「Dテレビ」が「6」チャネル、「Eテレビ」が「8」チャネル、「F放送」が「10」チャネル、「テレビG」が「12」チャネルであることを示している。
【0033】
また、図4に示すように、TV系列αの番組を受信しながら、TV中継局セルB1からTV中継局セルB2に移行する場合、TV中継局セルB1では系列αのTVチャネルが9chであるが、TV中継局セルB2では4chである。したがって、セル境界を過ぎると、TVチャネル走査を行い、TV中継局セルB2におけるTV系列αのTVチャネルである4chを探さなければならない。この間、TV受信は中断される。
【0034】
これに対して、本発明の一実施例では、図3に示すように、携帯電話基地局2から最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報を受信しているので、図5に示すように、TV中継局セルBの移行時でも連続TV受信が可能となる。つまり、本発明の一実施例では、上記のTVチャネル情報から、受信中のTV系列のTVチャネルを割り出すことによって、別のTV中継局セルBに移行する場合でも、TV受信中にTV中継局セルBを移行しても、TVチャネル走査を行う必要がなく、連続して安定したTV放送受信が可能となる。
【0035】
さらに、本発明の一実施例では、上記のいずれの場合についても、TVチャネル走査に要する携帯電話端末1の消費電力を低減することができるという効果が得られる。
【0036】
図8は本発明の一実施例による携帯電話端末1の動作を示すフローチャートであり、図9(a)は本発明の一実施例によるTVチャネル情報が得られない場合のTVチャネルの切替え動作を示す図であり、図9(b)は本発明の一実施例によるTVチャネル情報を得た場合のTVチャネルの切替え動作を示す図である。これら図1と図8と図9とを参照して携帯電話端末1のTVモードON時の動作について説明する。尚、図8に示す処理は制御部14がメモリ21のプログラムを実行することで実現される。
【0037】
まず、携帯電話端末1では使用者がTVモードをONにすると(図8ステップS1)、携帯電話無線部12を通して携帯電話基地局2に対して、現在地のTVチャネル情報を要求する(図8ステップS2)。
【0038】
携帯電話端末1は携帯電話無線部12によって携帯電話基地局2から報知された信号を受信し、ベースバンド部13を通して最寄りのTV中継局のTVチャネル情報を再生する(図8ステップS3)。
【0039】
制御部14は報知された現在地で有効なTVチャネルのうち、記憶部21に保存されている前回最後に見たTVチャネルから最も近いTVチャネルを初期値として選択し(図8ステップS4)、チューナ部18を制御して受信TVチャネルを切替え、TVアンテナ17からTV放送を受信する(図8ステップS5)。
【0040】
使用者が受信したTV放送が目的の放送局のものかどうかを判定するので、その判定が結果キー操作部20を通して制御部14に入力される(図8ステップS6)。制御部14は受信したTV放送が目的のものではないと判断されると、携帯電話基地局2からのTVチャネル情報を基にチューナ部18を制御し、受信TVチャネルを次の有効TVチャネルへと切替え(図8ステップS7)、上記のステップS5以降の動作を繰り返し、目的のTV放送を受信する。これによって、図9(a),(b)に示すように、目的のTV系列の番組を探すまでの時間を短縮することが可能となる。
【0041】
図10は本発明の一実施例によるTV中継局セルBの移行時の動作を示すフローチャートである。これら図1と図4と図5と図10とを参照して本発明の一実施例によるTV中継局セルBの移行時の動作について説明する。尚、図10に示す処理は制御部14がメモリ21のプログラムを実行することで実現される。
【0042】
TV受信レベルはTV中継局セルBの境界に近付くと低下する。本発明の一実施例ではこれを利用し、制御部14がTV放送受信中、TVアンテナ17を通して一定時間毎にTV受信レベルを検出する(図10ステップS11)。制御部14はこのTV受信レベルを記憶部21に保存されている閾値と比較し、TV放送を視聴するのに十分であるかどうかの判定を行う(図10ステップS12)。
【0043】
制御部14はTV受信レベルが閾値以下に劣化したことを検出すると、ベースバンド部13と携帯電話無線部12とを通して携帯電話基地局2に対して現在視聴中のTV放送系列を通知する(図10ステップS13)。携帯電話基地局2は最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報(図7参照)をデータベースとして持っており、携帯電話端末1から通知された現在視聴中のTV放送系列の通知を基に、TVチャネル情報のデータベースの中から、同一のTV放送系列のTVチャネルを検索し、最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報を割り出し、そのTVチャネル情報を携帯電話端末1に報知する。
【0044】
携帯電話端末1側において、制御部14は携帯電話無線部12を通して携帯電話基地局2で割り出された最寄りのTV中継局のTVチャネル情報を受信すると(図10ステップS14)、ベースバンド部13を通してTVチャネル情報を再生する。
【0045】
制御部14は再生したTVチャネル情報を基に、チューナ部18を制御して受信TVチャネルを切替え、報知されたTVチャネルを選局し、新しいTV中継局3−1,3−2から同じTV放送系列の放送を受信する(図10ステップS15)。これによって、図5に示すように、TV中継局セルBの移行時にも連続して安定した同一のTV放送系列の放送の受信が可能となる。
【0046】
このように、本実施例では、TVモードON時、受信中のTV受信レベルが劣化した場合に、携帯電話基地局2から最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報を受信することによって、TVチャネル走査において、その地域に放送がないTVチャネルまで走査する無駄が省かれ、TVモードONから目的のTV放送受信までの時間を短縮することができ。また、本実施例では、余分なTVチャネル走査をすることがなくなるため、消費電力を抑えることができる。
【0047】
さらに、本実施例では、移動しながらTV放送を受信中に、TV中継局セルBを移行した場合に、現在視聴中のTV系列と同一のTV放送系列のTVチャネル情報を携帯電話基地局2から受信することによって、即時に最寄りのTV中継局3−1,3−2に繋ぎ直すことができ、同一のTV放送系列の放送を連続し、安定した状態でTV放送を受信することができる。さらにまた、本実施例では、TV中継局セルBを移行した場合に、再度TVチャネル走査をすることがなくなるため、消費電力を抑えることができる。
【0048】
図11は本発明の他の実施例によるTVチューナ搭載携帯電話端末の動作を示すフローチャートである。本発明の他の実施例によるTVチューナ搭載携帯電話端末の構成は図1に示す本発明の一実施例による携帯電話端末1の構成と同様なので、図1及び図11を参照して本発明の他の実施例によるTVチューナ搭載携帯電話端末の動作について説明する。尚、図11に示す処理は制御部14がメモリ21のプログラムを実行することで実現される。
【0049】
以下、携帯電話端末1がTV中継局セルBの移行時のTV受信中断を防止するために、携帯電話セルAを移行する毎に、移行先の携帯電話基地局2から最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報を受信する場合の動作について説明する。
【0050】
携帯電話端末1が移動時に携帯電話セルAを移行する際に、ハンドオーバ(携帯電話基地局2の繋ぎ直し)が行われる場合、携帯電話基地局2は携帯電話端末1に対して、最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報を報知する。
【0051】
携帯電話端末1側において、制御部14は携帯電話無線部12を通してその信号を受信し、新たに移行した側の携帯電話セルAにおける最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報をベースバンド部13を通して再生し、そのTVチャネル情報の中から現在視聴中のTV放送系列と同一のTV放送系列のTVチャネルを割り出す(図11ステップS21〜S23)。
【0052】
制御部14はそのTVチャネルが現在受信しているTVチャネルと同一であるかどうかを判定し(図11ステップS24)、携帯電話セルAを移行しても、最寄りのTV中継局3−1,3−2が変わらなければ、現在受信しているTVチャネルと同一TVチャネルが割り出される。この場合にはTVチャネルを変える必要がなく、同一のTV放送系列の放送を受信し続ける。
【0053】
一方、制御部14は割り出されたTVチャネルが現在受信しているTVチャネルと異なると、最寄りのTV中継局3−1,3−2が変わったということなので、割り出されたTVチャネルを基にチューナ部18を制御して受信TVチャネルを切替え、新たなTV中継局3−1,3−2から同一のTV放送系列の放送を受信する(図11ステップS25)。
【0054】
図3に示すように、携帯電話セルAはTV中継局セルBに比べて十分に狭いため、携帯電話セルAの移行毎に最寄りのTV中継局3−1,3−2を確認し続けていけば、TV中継局セルBの境界を検出する必要がない。したがって、本実施例では、TV受信レベルを管理する必要がなく、携帯電話端末1の負荷を軽減することができる。
【0055】
図12及び図13は本発明の別の実施例による携帯電話端末内に実装するデータベースの一例を示す図であり、図14は本発明の別の実施例によるハンドオーバ時に自動的に受信するTVチャネルを切替える動作を示すフローチャートである。本発明の他の実施例によるTVチューナ搭載携帯電話端末の構成は図1に示す本発明の一実施例による携帯電話端末1の構成と同様なので、図1と図12〜図14とを参照して本発明の他の実施例によるTVチューナ搭載携帯電話端末の動作について説明する。尚、図14に示す処理は制御部14がメモリ21のプログラムを実行することで実現される。また、本発明の他の実施例による携帯電話端末1には各携帯電話基地局2におけるTVチャネル情報がデータベースとして実装されている。
【0056】
携帯電話端末1が移動時に携帯電話セルAを移行する際に、ハンドオーバ(携帯電話基地局の繋ぎ直し)が行われる場合、携帯電話基地局2は携帯電話端末1に対して基地局コードを報知する。この基地局コードはPDC(Personal Digital Cellular)方式における干渉対策コード(カラーコード)のようなものである。PDC方式における干渉対策コードは1クラスタ(=7セル)毎に一つのコードが割り当てられるが、この場合の基地局コードは各携帯電話セルAを識別するものである。
【0057】
携帯電話端末1側において、制御部14は携帯電話無線部12を通して携帯電話基地局2からの信号を受信し、ベースバンド部13を通して基地局コードを再生し、再生した基地局コードを記憶部21に実装したデータベース(図12及び図13参照)と照らし合わせ、最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報を検索する(図14ステップS31〜S33)。
【0058】
制御部14は検出したTVチャネル情報の中から、現在視聴中のTV放送系列と同一のTV放送系列のTVチャネルを割り出す(図14ステップS34)。制御部14はそのTVチャネルが現在受信しているTVチャネルと同一であるかどうかを判定し(図14ステップS35)、携帯電話セルAを移行しても、最寄りのTV中継局3−1,3−2が変わらなければ、現在受信しているTVチャネルと同一TVチャネルが割り出される。この場合にはTVチャネルを変える必要がなく、同一のTV放送系列の放送を受信し続ける。
【0059】
一方、制御部14は割り出されたTVチャネルが現在受信しているTVチャネルと異なると、最寄りのTV中継局3−1,3−2が変わったということなので、割り出されたTVチャネルを基にチューナ部18を制御して受信TVチャネルを切替え、新たなTV中継局から同一のTV放送系列の放送を受信する(図14ステップS36)。
【0060】
図3に示すように、携帯電話セルAはTV中継局セルBに比べて十分に狭いため、携帯電話セルAの移行毎に最寄りのTV中継局3−1,3−2を確認し続けていけば、TV中継局セルBの境界を検出する必要がない。したがって、本実施例では、TV受信レベルを管理する必要がなく、携帯電話端末1の負荷を軽減することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、電池寿命の低下やメモリ容量の圧迫を招くことなく、TV放送局の選局や同調を自動的に行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例によるTVチューナ搭載携帯電話端末のシステム構成を示す図である。
【図3】TV中継局セルと携帯電話セルとの関係を示す概念図である。
【図4】TV中継局セルの移行時のTV受信中断の一例を示す概念図である。
【図5】本発明の一実施例によるTV中継局セルの移行時の連続TV受信の一例を示す概略図である。
【図6】TV中継局セルとTVチャネルとの対応例を示す図である。
【図7】図7は本発明の一実施例において携帯電話基地局から携帯電話端末に報知されるTVチャネル情報の一例を示す図である。
【図8】本発明の一実施例による携帯電話端末の動作を示すフローチャートである。
【図9】(a)は本発明の一実施例によるTVチャネル情報が得られない場合のTVチャネルの切替え動作を示す図、(b)は本発明の一実施例によるTVチャネル情報を得た場合のTVチャネルの切替え動作を示す図である。
【図10】本発明の一実施例によるTV中継局セルの移行時の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の他の実施例によるTVチューナ搭載携帯電話端末の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の別の実施例による携帯電話端末内に実装するデータベースの一例を示す図である。
【図13】本発明の別の実施例による携帯電話端末内に実装するデータベースの一例を示す図である。
【図14】本発明の別の実施例によるハンドオーバ時に自動的に受信するTVチャネルを切替える動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話端末
2,2−1〜2−3 携帯電話基地局
3−1,3−2 TV中継局
11 携帯電話アンテナ
12 携帯電話無線部
13 ベースバンド部
14 制御部
15 レシーバ
16 マイク
17 TVアンテナ
18 チューナ部
19 表示部
20 キー操作部
21 メモリ
A,A1〜A3 携帯電話セル
B1,B2 TV中継局セル
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話端末及びそれに用いるTVチャネル切替方法並びにそのプログラムに関し、特に携帯電話端末に搭載されたTVチューナでのTVチャネル切替方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、日本や西欧州等の先進諸国では、携帯電話端末の普及率が安定期に入り、今後、さらなる高機能化や高性能化が求められていくことが予想される。高機能化や高性能化のための新機能の一つにTV(テレビ)チューナによるTV放送の受信機能があげられる。
【0003】
しかしながら、TV放送においては同じ放送内容であっても、受信する場所によって最も感度のよい周波数が異なっていたり、また受信する場所によって受信可能な放送局が異なる場合がある。
【0004】
これらの場合には、移動した場所毎にマニュアル操作で選局や同調を行わなければならず、特に、携帯電話端末では移動によるハンドオーバ(携帯電話セルの移行)が発生することがあり、そのハンドオーバ毎にマニュアル操作での選局や同調を行う必要が生ずることがある。
【0005】
このマニュアル操作での選局や同調をなくし、自動的に選局や同調を行う方法としては、放送局の位置情報と放送局周波数との対応テーブルを設け、指定された放送局の位置情報に対応する周波数を対応テーブルから読出し、その周波数に同調させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この場合、携帯電話端末は携帯電話基地局からの位置情報を受信して現在位置を判定するようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−162909号公報(第7〜9頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の携帯電話端末では、TVチューナを搭載する場合、移動時の地上波アナログ放送受信におけるTVチャネル変動と電池寿命とが問題になる。地上波では同じ放送系列の放送でも、地域が変われば受信チャネルが異なるので、移動体通信による地上波アナログTV放送の受信を考えると、移動中に受信が途切れ、再チャネルサーチしなければならないケースが生じ得る。
【0008】
また、TVチューナに限らず、近年の高機能化に伴い、携帯電話端末の消費電力は加速度的に増加してきており、さらなる機能の追加によって電池寿命が低下するという問題もある。
【0009】
上記の特許文献1では、自動的に選局や同調を行うことができるが、携帯電話端末が放送局の位置情報と放送局周波数との対応テーブルを搭載する必要があり、高機能化や高性能化によって大容量化を図っているメモリの容量をさらに圧迫してしまうという問題がある。
【0010】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、電池寿命の低下やメモリ容量の圧迫を招くことなく、TV放送局の選局や同調を自動的に行うことができる携帯電話端末及びそれに用いるTVチャネル切替方法並びにそのプログラムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による携帯電話端末は、テレビ放送を受信するためのテレビチューナを搭載する携帯電話端末であって、テレビモードがオンの時に基地局から前記テレビ放送のチャネル情報を受信する受信手段と、その受信したチャネル情報を基に前記テレビチューナを制御してテレビチャネルを選択する制御手段とを備えている。
【0012】
本発明によるTVチャネル切替方法は、テレビ放送を受信するためのテレビチューナを搭載する携帯電話端末のTVチャネル切替方法であって、前記携帯電話端末側に、テレビモードがオンの時に基地局から前記テレビ放送のチャネル情報を受信するステップと、その受信したチャネル情報を基に前記テレビチューナを制御してテレビチャネルを選択するステップとを備えている。
【0013】
本発明によるTVチャネル切替方法のプログラムは、テレビ放送を受信するためのテレビチューナを搭載する携帯電話端末のTVチャネル切替方法のプログラムであって、コンピュータに、テレビモードがオンの時に基地局から前記テレビ放送のチャネル情報を受信する処理と、その受信したチャネル情報を基に前記テレビチューナを制御してテレビチャネルを選択する処理とを実行させている。
【0014】
すなわち、本発明の携帯電話端末は、TV(テレビ)チューナを搭載する端末において、携帯電話基地局の報知信号を利用して周辺のTVチャネル情報を受信することによって、目的のTV系列の番組を検出する時間を短縮し、また移動中でも連続して安定したTV放送受信を行えることを特徴としている。
【0015】
地上波アナログTV放送は、各セルに設置されたTV中継局から、特定のTVチャネルを通して発信されている。同一のTV放送系列でもTV中継局セル毎にTVチャネルが異なる。
【0016】
携帯電話という移動体でTV放送を受信する場合、受信するたびにTV中継局が異なったり、移動中にTV放送を受信していて、別のTV中継局セルに移行してしまうことが考えられる。したがって、固定TV受信機のように一度チャネル合わせを行っておけば、いつでも目的のTV番組が見られるというわけにはいかず、TV中継局が移行する毎にTVチャネルを走査し、目的のTV系列の放送を探さなければならない。
【0017】
本発明の携帯電話端末では、携帯電話基地局から携帯電話端末に、最寄りのTV中継局のTVチャネル情報を報知している。したがって、本発明の携帯電話端末では、そのセルで有効なTVチャネルのみを走査することが可能となり、目的のTV系列の番組を探す時間が短縮される。
【0018】
例えば、TV系列αの番組を受信しながら、TV中継局セルAからTV中継局セルBに移行する場合、TV中継局セルAでは系列αのTVチャネルが9chであるが、TV中継局セルBでは4chとする。この場合、携帯電話端末ではセル境界を過ぎると、TVチャネル走査を行い、TV中継局セルBにおけるTV系列αのTVチャネルである4chを探さなければならない。この間、TV受信は中断される。
【0019】
これに対して、本発明の携帯電話端末では、携帯電話基地局から最寄りのTV中継局のTVチャネル情報を受信し、そのTVチャネル情報から受信中のTV系列のTVチャネルを割り出すことによって、別のTV中継局セルに移行する場合でも、TV受信中にTV中継局セルを移行しても、TVチャネル走査を行う必要がなく、連続して安定したTV放送受信が可能となる。
【0020】
本発明の携帯電話端末では、上述したいずれの場合でも、TVチャネル走査に要する端末の消費電力を低減することが可能になるという効果が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。図1において、携帯電話端末1は携帯電話アンテナ11と、携帯電話無線部12と、ベースバンド部13と、制御部14と、レシーバ15と、マイク16と、TVアンテナ17と、チューナ部18と、表示部19と、キー操作部20と、メモリ21とから構成されている。
【0022】
携帯電話アンテナ11は携帯電話基地局(図示せず)からの携帯電話信号を受信し、携帯電話無線部12はアンテナ11で受信した携帯電話信号を復調し、発呼側で作られたベースバンド信号を再生する。ベースバンド部13は受信ベースバンド信号に含まれる音声情報やデータ情報(画像情報やテキスト情報を含む)を再生する。
【0023】
制御部14はメモリ21内のプログラムを実行し、各部の制御や各種の処理を行う。レシーバ15は受話器であり、マイク16は送話器である。
【0024】
TVアンテナ17はTV中継局(図示せず)からのTV信号を受信し、チューナ部18はTVアンテナ17で受信したTV信号を復調し、TVベースバンド信号に再生する。
【0025】
表示部19は使用者に対して情報を表示出力し、キー操作部20は通話ボタンやテンキー等からなる。メモリ21は制御部14が実行するプログラム(コンピュータで実行可能なプログラム)のほかに、電話帳や地図情報、セル情報及び各種設定等が記憶されている。
【0026】
図2は本発明の一実施例によるTVチューナ搭載携帯電話端末のシステム構成を示す図である。このシステムはTVチューナ搭載携帯電話端末1と、携帯電話基地局2−1〜2−3と、TV中継局3−1,3−2とからなっている。
【0027】
TVチューナ搭載携帯電話端末1は、図1に示すように、携帯電話通信部の他に、TV用アンテナとTVチューナとからなり、携帯電話基地局2−1〜2−3はその携帯電話セルA1〜A3が属するTV中継局セルB1,B2のTVチャネル情報(TV放送系列とTVチャネルとの関係)を持っている。TV中継局3−1,3−2は各TV放送系列のTV信号を、中継局毎に異なるTVチャネルで送信している。
【0028】
図3はTV中継局セルBと携帯電話セルAとの関係を示す概念図であり、図4はTV中継局セルBの移行時のTV受信中断の一例を示す概念図であり、図5は本発明の一実施例によるTV中継局セルBの移行時の連続TV受信の一例を示す概略図であり、図6はTV中継局セルBとTVチャネルとの対応例を示す図であり、図7は本発明の一実施例において携帯電話基地局2から携帯電話端末1に報知されるTVチャネル情報の一例を示す図である。
【0029】
地上波アナログTV放送は、図6に示すように、各セルに設置されたTV中継局3−1,3−2から特定のTVチャネルを通して発信されている。同一のTV放送系列でもTV中継局セルB1,B2毎にTVチャネルが異なる。つまり、図6に示すように、TV放送系列「Cテレビ」,「Dテレビ」,「Eテレビ」,「F放送」,「テレビG」は各地域「東京」,「新島」,「三宅」,「八丈」,「青梅沢井」,「奥多摩」,「波浮」,「八丈末吉」,「八丈洞輪沢」,「青梅入平」,「八王子上恩方」,「八王子」,「新島本村」,「多摩」,「大島」,「父島」,「母島」,「檜原」,「大島岡田」,「大島泉津」,「千駄ヶ谷」,「大井町」等毎にTVチャネルが異なる。
【0030】
携帯電話という移動体でTV放送を受信する場合、受信するたびにTV中継局3−1,3−2が異なったり、移動中にTV放送を受信していて、別のTV中継局セルB1,B2に移行してしまうことが考えられる。よって、固定TV受信機のように、一度チャネル合わせを行っておけば、いつでも目的のTV番組が見られるというわけにはいかず、TV中継局セルB1,B2が移行する毎にTVチャネルを走査し、目的のTV系列の放送を探さなければならない。
【0031】
本発明の一実施例では、図3に示すように、携帯電話基地局2から携帯電話端末1に、図7に示すように、最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報を報知する。よって、そのTV中継局セルB1,B2で有効なTVチャネルのみを走査することが可能となり、目的のTV系列の番組を探す時間が短縮される。
【0032】
例えば、図7においては、TV放送系列の「Cテレビ」が「4」チャネル、「Dテレビ」が「6」チャネル、「Eテレビ」が「8」チャネル、「F放送」が「10」チャネル、「テレビG」が「12」チャネルであることを示している。
【0033】
また、図4に示すように、TV系列αの番組を受信しながら、TV中継局セルB1からTV中継局セルB2に移行する場合、TV中継局セルB1では系列αのTVチャネルが9chであるが、TV中継局セルB2では4chである。したがって、セル境界を過ぎると、TVチャネル走査を行い、TV中継局セルB2におけるTV系列αのTVチャネルである4chを探さなければならない。この間、TV受信は中断される。
【0034】
これに対して、本発明の一実施例では、図3に示すように、携帯電話基地局2から最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報を受信しているので、図5に示すように、TV中継局セルBの移行時でも連続TV受信が可能となる。つまり、本発明の一実施例では、上記のTVチャネル情報から、受信中のTV系列のTVチャネルを割り出すことによって、別のTV中継局セルBに移行する場合でも、TV受信中にTV中継局セルBを移行しても、TVチャネル走査を行う必要がなく、連続して安定したTV放送受信が可能となる。
【0035】
さらに、本発明の一実施例では、上記のいずれの場合についても、TVチャネル走査に要する携帯電話端末1の消費電力を低減することができるという効果が得られる。
【0036】
図8は本発明の一実施例による携帯電話端末1の動作を示すフローチャートであり、図9(a)は本発明の一実施例によるTVチャネル情報が得られない場合のTVチャネルの切替え動作を示す図であり、図9(b)は本発明の一実施例によるTVチャネル情報を得た場合のTVチャネルの切替え動作を示す図である。これら図1と図8と図9とを参照して携帯電話端末1のTVモードON時の動作について説明する。尚、図8に示す処理は制御部14がメモリ21のプログラムを実行することで実現される。
【0037】
まず、携帯電話端末1では使用者がTVモードをONにすると(図8ステップS1)、携帯電話無線部12を通して携帯電話基地局2に対して、現在地のTVチャネル情報を要求する(図8ステップS2)。
【0038】
携帯電話端末1は携帯電話無線部12によって携帯電話基地局2から報知された信号を受信し、ベースバンド部13を通して最寄りのTV中継局のTVチャネル情報を再生する(図8ステップS3)。
【0039】
制御部14は報知された現在地で有効なTVチャネルのうち、記憶部21に保存されている前回最後に見たTVチャネルから最も近いTVチャネルを初期値として選択し(図8ステップS4)、チューナ部18を制御して受信TVチャネルを切替え、TVアンテナ17からTV放送を受信する(図8ステップS5)。
【0040】
使用者が受信したTV放送が目的の放送局のものかどうかを判定するので、その判定が結果キー操作部20を通して制御部14に入力される(図8ステップS6)。制御部14は受信したTV放送が目的のものではないと判断されると、携帯電話基地局2からのTVチャネル情報を基にチューナ部18を制御し、受信TVチャネルを次の有効TVチャネルへと切替え(図8ステップS7)、上記のステップS5以降の動作を繰り返し、目的のTV放送を受信する。これによって、図9(a),(b)に示すように、目的のTV系列の番組を探すまでの時間を短縮することが可能となる。
【0041】
図10は本発明の一実施例によるTV中継局セルBの移行時の動作を示すフローチャートである。これら図1と図4と図5と図10とを参照して本発明の一実施例によるTV中継局セルBの移行時の動作について説明する。尚、図10に示す処理は制御部14がメモリ21のプログラムを実行することで実現される。
【0042】
TV受信レベルはTV中継局セルBの境界に近付くと低下する。本発明の一実施例ではこれを利用し、制御部14がTV放送受信中、TVアンテナ17を通して一定時間毎にTV受信レベルを検出する(図10ステップS11)。制御部14はこのTV受信レベルを記憶部21に保存されている閾値と比較し、TV放送を視聴するのに十分であるかどうかの判定を行う(図10ステップS12)。
【0043】
制御部14はTV受信レベルが閾値以下に劣化したことを検出すると、ベースバンド部13と携帯電話無線部12とを通して携帯電話基地局2に対して現在視聴中のTV放送系列を通知する(図10ステップS13)。携帯電話基地局2は最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報(図7参照)をデータベースとして持っており、携帯電話端末1から通知された現在視聴中のTV放送系列の通知を基に、TVチャネル情報のデータベースの中から、同一のTV放送系列のTVチャネルを検索し、最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報を割り出し、そのTVチャネル情報を携帯電話端末1に報知する。
【0044】
携帯電話端末1側において、制御部14は携帯電話無線部12を通して携帯電話基地局2で割り出された最寄りのTV中継局のTVチャネル情報を受信すると(図10ステップS14)、ベースバンド部13を通してTVチャネル情報を再生する。
【0045】
制御部14は再生したTVチャネル情報を基に、チューナ部18を制御して受信TVチャネルを切替え、報知されたTVチャネルを選局し、新しいTV中継局3−1,3−2から同じTV放送系列の放送を受信する(図10ステップS15)。これによって、図5に示すように、TV中継局セルBの移行時にも連続して安定した同一のTV放送系列の放送の受信が可能となる。
【0046】
このように、本実施例では、TVモードON時、受信中のTV受信レベルが劣化した場合に、携帯電話基地局2から最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報を受信することによって、TVチャネル走査において、その地域に放送がないTVチャネルまで走査する無駄が省かれ、TVモードONから目的のTV放送受信までの時間を短縮することができ。また、本実施例では、余分なTVチャネル走査をすることがなくなるため、消費電力を抑えることができる。
【0047】
さらに、本実施例では、移動しながらTV放送を受信中に、TV中継局セルBを移行した場合に、現在視聴中のTV系列と同一のTV放送系列のTVチャネル情報を携帯電話基地局2から受信することによって、即時に最寄りのTV中継局3−1,3−2に繋ぎ直すことができ、同一のTV放送系列の放送を連続し、安定した状態でTV放送を受信することができる。さらにまた、本実施例では、TV中継局セルBを移行した場合に、再度TVチャネル走査をすることがなくなるため、消費電力を抑えることができる。
【0048】
図11は本発明の他の実施例によるTVチューナ搭載携帯電話端末の動作を示すフローチャートである。本発明の他の実施例によるTVチューナ搭載携帯電話端末の構成は図1に示す本発明の一実施例による携帯電話端末1の構成と同様なので、図1及び図11を参照して本発明の他の実施例によるTVチューナ搭載携帯電話端末の動作について説明する。尚、図11に示す処理は制御部14がメモリ21のプログラムを実行することで実現される。
【0049】
以下、携帯電話端末1がTV中継局セルBの移行時のTV受信中断を防止するために、携帯電話セルAを移行する毎に、移行先の携帯電話基地局2から最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報を受信する場合の動作について説明する。
【0050】
携帯電話端末1が移動時に携帯電話セルAを移行する際に、ハンドオーバ(携帯電話基地局2の繋ぎ直し)が行われる場合、携帯電話基地局2は携帯電話端末1に対して、最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報を報知する。
【0051】
携帯電話端末1側において、制御部14は携帯電話無線部12を通してその信号を受信し、新たに移行した側の携帯電話セルAにおける最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報をベースバンド部13を通して再生し、そのTVチャネル情報の中から現在視聴中のTV放送系列と同一のTV放送系列のTVチャネルを割り出す(図11ステップS21〜S23)。
【0052】
制御部14はそのTVチャネルが現在受信しているTVチャネルと同一であるかどうかを判定し(図11ステップS24)、携帯電話セルAを移行しても、最寄りのTV中継局3−1,3−2が変わらなければ、現在受信しているTVチャネルと同一TVチャネルが割り出される。この場合にはTVチャネルを変える必要がなく、同一のTV放送系列の放送を受信し続ける。
【0053】
一方、制御部14は割り出されたTVチャネルが現在受信しているTVチャネルと異なると、最寄りのTV中継局3−1,3−2が変わったということなので、割り出されたTVチャネルを基にチューナ部18を制御して受信TVチャネルを切替え、新たなTV中継局3−1,3−2から同一のTV放送系列の放送を受信する(図11ステップS25)。
【0054】
図3に示すように、携帯電話セルAはTV中継局セルBに比べて十分に狭いため、携帯電話セルAの移行毎に最寄りのTV中継局3−1,3−2を確認し続けていけば、TV中継局セルBの境界を検出する必要がない。したがって、本実施例では、TV受信レベルを管理する必要がなく、携帯電話端末1の負荷を軽減することができる。
【0055】
図12及び図13は本発明の別の実施例による携帯電話端末内に実装するデータベースの一例を示す図であり、図14は本発明の別の実施例によるハンドオーバ時に自動的に受信するTVチャネルを切替える動作を示すフローチャートである。本発明の他の実施例によるTVチューナ搭載携帯電話端末の構成は図1に示す本発明の一実施例による携帯電話端末1の構成と同様なので、図1と図12〜図14とを参照して本発明の他の実施例によるTVチューナ搭載携帯電話端末の動作について説明する。尚、図14に示す処理は制御部14がメモリ21のプログラムを実行することで実現される。また、本発明の他の実施例による携帯電話端末1には各携帯電話基地局2におけるTVチャネル情報がデータベースとして実装されている。
【0056】
携帯電話端末1が移動時に携帯電話セルAを移行する際に、ハンドオーバ(携帯電話基地局の繋ぎ直し)が行われる場合、携帯電話基地局2は携帯電話端末1に対して基地局コードを報知する。この基地局コードはPDC(Personal Digital Cellular)方式における干渉対策コード(カラーコード)のようなものである。PDC方式における干渉対策コードは1クラスタ(=7セル)毎に一つのコードが割り当てられるが、この場合の基地局コードは各携帯電話セルAを識別するものである。
【0057】
携帯電話端末1側において、制御部14は携帯電話無線部12を通して携帯電話基地局2からの信号を受信し、ベースバンド部13を通して基地局コードを再生し、再生した基地局コードを記憶部21に実装したデータベース(図12及び図13参照)と照らし合わせ、最寄りのTV中継局3−1,3−2のTVチャネル情報を検索する(図14ステップS31〜S33)。
【0058】
制御部14は検出したTVチャネル情報の中から、現在視聴中のTV放送系列と同一のTV放送系列のTVチャネルを割り出す(図14ステップS34)。制御部14はそのTVチャネルが現在受信しているTVチャネルと同一であるかどうかを判定し(図14ステップS35)、携帯電話セルAを移行しても、最寄りのTV中継局3−1,3−2が変わらなければ、現在受信しているTVチャネルと同一TVチャネルが割り出される。この場合にはTVチャネルを変える必要がなく、同一のTV放送系列の放送を受信し続ける。
【0059】
一方、制御部14は割り出されたTVチャネルが現在受信しているTVチャネルと異なると、最寄りのTV中継局3−1,3−2が変わったということなので、割り出されたTVチャネルを基にチューナ部18を制御して受信TVチャネルを切替え、新たなTV中継局から同一のTV放送系列の放送を受信する(図14ステップS36)。
【0060】
図3に示すように、携帯電話セルAはTV中継局セルBに比べて十分に狭いため、携帯電話セルAの移行毎に最寄りのTV中継局3−1,3−2を確認し続けていけば、TV中継局セルBの境界を検出する必要がない。したがって、本実施例では、TV受信レベルを管理する必要がなく、携帯電話端末1の負荷を軽減することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、電池寿命の低下やメモリ容量の圧迫を招くことなく、TV放送局の選局や同調を自動的に行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例によるTVチューナ搭載携帯電話端末のシステム構成を示す図である。
【図3】TV中継局セルと携帯電話セルとの関係を示す概念図である。
【図4】TV中継局セルの移行時のTV受信中断の一例を示す概念図である。
【図5】本発明の一実施例によるTV中継局セルの移行時の連続TV受信の一例を示す概略図である。
【図6】TV中継局セルとTVチャネルとの対応例を示す図である。
【図7】図7は本発明の一実施例において携帯電話基地局から携帯電話端末に報知されるTVチャネル情報の一例を示す図である。
【図8】本発明の一実施例による携帯電話端末の動作を示すフローチャートである。
【図9】(a)は本発明の一実施例によるTVチャネル情報が得られない場合のTVチャネルの切替え動作を示す図、(b)は本発明の一実施例によるTVチャネル情報を得た場合のTVチャネルの切替え動作を示す図である。
【図10】本発明の一実施例によるTV中継局セルの移行時の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の他の実施例によるTVチューナ搭載携帯電話端末の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の別の実施例による携帯電話端末内に実装するデータベースの一例を示す図である。
【図13】本発明の別の実施例による携帯電話端末内に実装するデータベースの一例を示す図である。
【図14】本発明の別の実施例によるハンドオーバ時に自動的に受信するTVチャネルを切替える動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話端末
2,2−1〜2−3 携帯電話基地局
3−1,3−2 TV中継局
11 携帯電話アンテナ
12 携帯電話無線部
13 ベースバンド部
14 制御部
15 レシーバ
16 マイク
17 TVアンテナ
18 チューナ部
19 表示部
20 キー操作部
21 メモリ
A,A1〜A3 携帯電話セル
B1,B2 TV中継局セル
Claims (13)
- テレビ放送を受信するためのテレビチューナを搭載する携帯電話端末であって、テレビモードがオンの時に基地局から前記テレビ放送のチャネル情報を受信する受信手段と、その受信したチャネル情報を基に前記テレビチューナを制御してテレビチャネルを選択する制御手段とを有することを特徴とする携帯電話端末。
- 前記受信手段は、前記基地局に対して最寄りのテレビ中継局の前記テレビ放送のチャネル情報を要求して受信することを特徴とする請求項1記載の携帯電話端末。
- 前記制御手段は、前記チャネル情報から現在視聴中の放送と同じ放送系列のテレビチャネルを割り出すことを特徴とする請求項1または請求項2記載の携帯電話端末。
- テレビ受信レベルを検出する手段を含み、
前記制御手段は、前記テレビ受信レベルの劣化が検出された時に前記基地局からの前記チャネル情報を基に前記テレビチャネルを切替えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の携帯電話端末。 - 前記制御手段は、前記基地局の携帯電話セルの移行時に移行先の基地局からの前記チャネル情報を基に前記テレビチャネルを切替えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか記載の携帯電話端末。
- 前記基地局の基地局情報と放送系列の情報と前記チャネル情報とを蓄積する蓄積手段を含み、
前記制御手段は、前記基地局からの基地局情報を受信した時に前記蓄積手段を当該基地局情報で検索し、その検索されたチャネル情報を基に前記テレビチャネルを切替えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか記載の携帯電話端末。 - テレビ放送を受信するためのテレビチューナを搭載する携帯電話端末のTVチャネル切替方法であって、前記携帯電話端末側に、テレビモードがオンの時に基地局から前記テレビ放送のチャネル情報を受信するステップと、その受信したチャネル情報を基に前記テレビチューナを制御してテレビチャネルを選択するステップとを有することを特徴とするTVチャネル切替方法。
- 前記テレビチャネルを選択するステップは、前記基地局に対して最寄りのテレビ中継局の前記テレビ放送のチャネル情報を要求して受信することを特徴とする請求項7記載のTVチャネル切替方法。
- 前記テレビチャネルを選択するステップは、前記チャネル情報から現在視聴中の放送と同じ放送系列のテレビチャネルを割り出すことを特徴とする請求項7または請求項8記載のTVチャネル切替方法。
- 前記テレビチャネルを選択するステップは、テレビ受信レベルの劣化が検出された時に前記基地局からの前記チャネル情報を基に前記テレビチャネルを切替えることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか記載のTVチャネル切替方法。
- 前記テレビチャネルを選択するステップは、前記基地局の携帯電話セルの移行時に移行先の基地局からの前記チャネル情報を基に前記テレビチャネルを切替えることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか記載のTVチャネル切替方法。
- 前記テレビチャネルを選択するステップは、前記基地局からの基地局情報を受信した時に、前記基地局の基地局情報と放送系列の情報と前記チャネル情報とを蓄積する蓄積手段を前記基地局情報で検索し、その検索されたチャネル情報を基に前記テレビチャネルを切替えることを特徴とする請求項7から請求項11のいずれか記載のTVチャネル切替方法。
- テレビ放送を受信するためのテレビチューナを搭載する携帯電話端末のTVチャネル切替方法のプログラムであって、コンピュータに、テレビモードがオンの時に基地局から前記テレビ放送のチャネル情報を受信する処理と、その受信したチャネル情報を基に前記テレビチューナを制御してテレビチャネルを選択する処理とを実行させるためのプログラム。
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