JP2006086180A - 基板の処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡素な構成でスループットを上げる。
【解決手段】 基板保持ピン64が上昇し、基板処理台44の上面に載置されている処理済基板を位置(b)まで上昇させた後に、フィンガー対40を位置Y2まで挿入する。基板保持ピン64が下降すると、処理済基板が下フィンガー38bに載置される。フィンガー対40を位置Y1まで戻した後に、基板保持ピン64が上昇し、保持部76が位置(c)まで上昇する。上フィンガー38aが未処理基板を支持し、下フィンガー38bが処理済基板を支持した状態でフィンガー対40を位置Y2まで挿入する。基板保持ピン64が上昇し、上フィンガー38aが支持している未処理基板が保持部76に移載される。フィンガー対40を位置Y1まで戻した後に、基板保持ピン64が下降すると、未処理基板が基板処理台44に載置される。
【選択図】 図8

Description

本発明は、半導体ウェハやガラス基板等の処理方法に関する。
例えば反応室において処理された基板を反応室から取り出す場合、ツィーザを備えたロボットが用いられている。このロボットがツィーザを下方に下げることにより、反応室から取り出した基板を予備室の載置部に移載することは公知である(特許文献1参照)。
特開2003−100835号公報
しかしながら、上記従来例においては、基板を1枚づつ移載することになり、スループットを上げることができないという問題があった。
そこで、本発明は、簡素な構成でスループットを上げることができる基板の処理方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の特徴とするところは、第1の基板を基板搬送装置の第1の基板保持部に保持する工程と、前記基板搬送装置の第2の基板保持部の高さよりも反応炉内の基板載置部に載置された第2の基板の高さが高くなるように、前記基板搬送装置と前記基板載置部との鉛直方向の相対位置を変える工程と、前記第2の基板保持部を第2の基板の下方に挿入するように、前記基板搬送装置と前記基板載置部との水平方向の相対位置を変える工程と、第2の基板が前記第2の基板保持部に保持されるように、前記基板搬送装置と前記基板載置部との鉛直方向の相対位置を変える工程と、前記第2の保持部に保持された第2の基板を前記基板載置部から引き出すように、前記基板搬送装置と前記基板載置部との水平方向の相対位置を変える工程と、前記基板載置部の高さが前記第2の基板保持部に保持する第2の基板の上面から前記第1の基板保持部に保持する第1の基板の下面までの範囲内になるように、前記基板搬送装置と前記基板載置部との鉛直方向の相対位置を変える工程と、第1の基板を保持した前記第1の基板保持部を前記基板載置部の上方に挿入するように、前記基板搬送装置と前記基板載置部との水平方向の相対位置を変える工程と、第1の基板が前記基板載置部に載置されるように、前記基板搬送装置と前記基板載置部との鉛直方向の相対位置を変える工程と、前記第1の基板保持部を前記基板載置部から引き出すように、前記基板搬送装置と前記基板載置部との水平方向の相対位置を変える工程と、前記基板載置部に載置された第1の基板を前記反応炉内で処理する処理工程とを有する基板の処理方法にある。したがって、基板搬送装置と基板載置部との鉛直方向の相対位置及び水平方向の相対位置を変えることにより、基板搬送装置が保持する基板と基板載置部に載置された基板とを入れ替えることができ、簡素な構成で基板処理におけるスループットを上げることができる。
本発明によれば、簡素な構成でスループットを上げることができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2において、本発明の実施形態に係る基板処理装置10の概要が示されている。基板処理装置10は、例えば搬送室12を中心として、ロードロック室14及び2つの処理室16a,16bが配置されており、ロードロック室14の上流側にカセットなどのキャリア18との間で基板を搬送するための大気搬送室20が配置されている。キャリア18には、例えば25枚の基板が縦方向に一定間隔を隔てて収容されている。大気搬送室20には、大気ロボット22が配置されている。大気ロボット22は、キャリアステージ17にセットされたキャリア18に収容されている基板をロードロック室14に搬送するとともに、ロードロック室14内に載置されている基板をキャリア18に搬送する。
ロードロック室14には、例えば25枚の基板を縦方向に一定間隔を隔てて収容する基板支持体(ボート)24が設けられている。基板支持体24は、例えば炭化珪素からなり、上部板26と下部板28とを接続する例えば3つの支柱30を有する。支柱30の長手方向内側には例えば25個の載置部32が平行に形成されている。また、基板支持体24は、ロードロック室14内において、鉛直方向に移動(上下方向に移動)するようにされているとともに、鉛直方向に延びる回転軸を軸として回転するようにされている。基板支持体24が鉛直方向に移動することにより、図3にも示すように、基板支持体24の3つの支柱30それぞれに設けられた載置部32の上面に、後述する下フィンガー38bから基板34が移載される。また、基板支持体24が鉛直方向に移動することにより、基板支持体24から後述する上フィンガー38aへ基板34が移載されようにもなっている。
搬送室12には、ロードロック室14と処理室16a,16bとの間で基板34を搬送する真空ロボット36が設けられている。真空ロボット36は、上フィンガー38a及び下フィンガー38bから構成されるフィンガー対40が設けられたアーム42を有する。上フィンガー38a及び下フィンガー38bは、例えば同一の形状をしており、上下方向に所定の間隔で離間され、アーム42からそれぞれ略水平に同じ方向に延びて、それぞれ基板34を支持することができるようにされている。アーム42は、鉛直方向に延びる回転軸を軸として回転するようにされているとともに、水平方向に移動するようにされている。処理室16a,16bそれぞれは、後述する反応室50内に基板処理台44が設けられており、真空ロボット36によって基板処理台44に基板34が載置されることにより、基板34を処理することができるようにされている。
図4において、処理室16aの概要が示されている。処理室16aは、例えば枚葉式の基板処理装置であり、装置本体46の上部に例えば酸素プラズマを発生させるプラズマ発生部48が形成され、このプラズマ発生部48の下方に反応室50が形成されている。装置本体46の下部には、モータ52がモータ支持部54を介して固定されている。モータ52は、装置本体46の下面とモータ52との間に配設された例えばボールネジなどの昇降軸56に接続されており、昇降軸56を回転(正回転)及び逆回転させる。昇降軸56は、昇降部58を貫通しており、回転及び逆回転することにより、昇降部58を昇降させる。昇降部58は、装置本体46の下部を貫通する可動柱60を介し、装置本体46内に配設された保持ピン台62に接続されている。保持ピン台62は、例えば3つの基板保持ピン64(図5を用いて後述)が設けられており、可動柱60を介して接続されている昇降部58が昇降することにより、装置本体46内でガイド66に沿って昇降する。なお、装置本体46の下部と昇降部58との間には、昇降部58の昇降を滑らかにするための緩衝部材68が設けられている。
基板処理台44は、反応室50内において固定部材70,70により装置本体46に固定されている。また、基板処理台44は、上述した3つの基板保持ピン64が鉛直方向に貫通しており、ロボット進入口72を通って真空ロボット36により搬送された基板34が基板保持ピン64を介して載置されるようになっている。つまり、制御部(図示せず)の制御により、モータ52が回転及び逆回転することにより、基板保持ピン64が上下方向に移動するようにされている。
図5及び図6において、基板処理台44と基板保持ピン64との位置関係が示されている。
基板保持ピン64それぞれは、基板保持ピン本体74と、基板保持ピン本体74の略上端から基板処理台44の中心に向けて略水平に延びて基板34を保持する保持部76とを有し、保持ピン台62がガイド66に沿って鉛直方向(上下方向)に移動することにより、保持部76が基板処理台44の上面よりも低い位置から基板処理台44の上面よりも高い位置まで上下方向に移動するようにされている。
また、真空ロボット36の上フィンガー38aに支持された基板34は、基板保持ピン64を介して基板処理台44に載置される場合、基板保持ピン本体74のいずれにも触れることなく、3つの保持部76の上方に搬送される。3つの保持部76の上方に搬送された基板34は、3つの基板保持ピン64が同期して上方に移動することにより、上フィンガー38aから3つの保持部76によって持上げられることにより、3つの基板保持ピン64に移載される。
上記構成の基板処理装置10は、キャリアステージ17に複数枚の基板を収容したキャリア18がセットされると、大気ロボット22がキャリア18内の複数の基板を基板支持体24へ向けて搬送し、この基板支持体24に順次載置する。真空ロボット36は、基板支持体24に載置された未処理基板を処理室16aのロボット進入口72から基板を反応室50内に搬送し、基板保持ピン64を介して基板処理台44に載置する。次に、真空ロボット36は、基板支持体24に載置された未処理基板を処理室16bのロボット進入口72から反応室50内に搬送し、基板保持ピン64を介して基板処理台44に載置する。処理室16a,16bそれぞれの基板処理台44に載置された基板は、例えばプラズマ発生部48により発生した酸素プラズマにより、例えばホトレジスト除去(アッシング)の処理をされる。
真空ロボット36は、基板支持体24に載置された他の未処理基板を処理室16aに搬送し、処理室16aの基板処理台44上で処理された処理済基板と入れ替えて、処理済基板を基板支持体24に載置する。次に、真空ロボット36は、基板支持体24に載置された他の未処理基板を処理室16bに搬送し、処理室16bの基板処理台44上で処理された処理済基板と入れ替えて、処理済基板を基板支持体24に載置する。
このように、真空ロボット36は、基板支持体24に載置された未処理基板を処理室16a,16bに搬送し、処理室16a,16bで処理された処理済基板と入れ替えることを繰り返し、処理済基板を基板支持体24に載置する。
大気ロボット22は、基板支持体24に搬送された処理済基板をキャリアステージ17にセットされたキャリア18に順次搬送し、処理済の基板はキャリア18に回収される。
次に、真空ロボット36により、基板処理台44から処理済基板を回収し、基板処理台44に未処理基板を載置する方法について説明する。
図7は、基板処理台44から処理済基板を回収し、基板処理台44に未処理基板を載置する方法を示すフローチャート(S10)である。
図8は、真空ロボット36、基板処理台44及び基板保持ピン64の位置関係を示す模式図である。
図7に示すように、ステップ100(S100)において、真空ロボット36は、基板支持体24に載置されている未処理基板を上フィンガー38aによってすくい上げ、基板処理台44に向けて搬送する。なお、基板保持ピン64の保持部76は、例えば図8に示した位置(a)で停止している。
ステップ102(S102)において、モータ52の回転により基板保持ピン64が上昇し、基板処理台44の上面に載置されている処理済基板を保持部76が図8に示した位置(b)まで上昇させる。
ステップ104(S104)において、真空ロボット36は、フィンガー対40を図8に示した位置Y2まで挿入する。つまり、上フィンガー38aが未処理基板を支持した状態で、下フィンガー38bが処理済基板の下方に挿入される。
ステップ106(S106)において、モータ52の逆回転により基板保持ピン64が下降し、保持部76が図8に示した位置(0)まで下降する。つまり、保持部76に保持されていた処理済基板は、下フィンガー38bに載置される。
ステップ108(S108)において、真空ロボット36は、フィンガー対40を図8に示した位置Y1まで戻す。つまり、上フィンガー38aが未処理基板を支持し、下フィンガー38bが処理済基板を支持した状態でフィンガー対40は、基板処理台44の上方から退避する。
ステップ110(S110)において、モータ52の回転により基板保持ピン64が上昇し、保持部76が図8に示した位置(c)まで上昇する。
ステップ112(S112)において、真空ロボット36は、上フィンガー38aが未処理基板を支持し、下フィンガー38bが処理済基板を支持した状態でフィンガー対40を図8に示した位置Y2まで挿入する。つまり、未処理基板を支持した上フィンガー38aと、処理済基板を支持した下フィンガー38bとの間に保持部76が配置される。
ステップ114(S114)において、モータ52の回転により基板保持ピン64が上昇し、上フィンガー38aが支持している未処理基板を保持部76が図8に示した位置(d)まで上昇させる。
ステップ116(S116)において、真空ロボット36は、フィンガー対40を図8に示した位置Y1まで戻す。つまり、未処理基板が76が保持部76に保持され、下フィンガー38bが処理済基板を支持した状態でフィンガー対40は、基板処理台44の上方から退避する。
ステップ118(S118)において、モータ52の逆回転により基板保持ピン64が下降し、未処理基板を保持した保持部76が図8に示した位置(0)まで下降する。よって、保持部76が保持していた未処理基板は、基板処理台44上に載置される。
このように、位置(c)と位置(d)との間が上フィンガー38a用の基板受け渡し位置(領域)Z1になっており、位置(a)と位置(b)との間が下フィンガー38b用の基板受け渡し位置(領域)Z2になっている。これらの基板受け渡し位置Z1,Z2が設けられることにより、真空ロボット36が基板支持体24から基板処理台44へ搬送する未処理基板と、基板処理台44上の処理済基板とが入れ替えられるようにされている。
次に、基板支持体24に載置されている複数の基板を基板処理台44へ順次搬送し、基板処理台44上で処理された処理済基板を基板支持体24へ順次搬送する方法について説明する。
図9は、基板支持体24の最下部に載置されている未処理の基板W1を処理室16aの基板処理台44に載置する方法を示すフローチャート(S20)である。
図10は、図9に示したフローチャートの各ステップに対応する基板支持体24、真空ロボット36及び処理室16aの基板保持ピン64の動作を示す模式図である。
図9に示すように、ステップ200(S200)において、基板支持体24の最下部に載置されている未処理の基板W1が基板支持体24から離れた位置にある真空ロボット36の上フィンガー38aよりも高い位置で停止するように、基板支持体24が上方から鉛直方向下方に移動する(図10(A))。
ステップ202(S202)において、上フィンガー38aが未処理の基板W1の下方に位置するように、真空ロボット36が基板支持体24へ向けて水平方向に移動する(図10(B))。
ステップ204(S204)において、基板支持体24が鉛直方向下方に移動し、未処理の基板W1が上フィンガー38aに載置される(図10(C))。
ステップ206(S206)において、上フィンガー38aに未処理の基板W1を載置した真空ロボット36が基板支持体24から水平方向に退避する(図10(D))。
ステップ208(S208)において、真空ロボット36は、未処理の基板W1を載置した上フィンガー38aが基板処理台44側に向くようにアーム42が回転する(図10(E))。
ステップ210(S210)において、真空ロボット36は、上フィンガー38aに載置された未処理の基板W1が基板処理台44の上方に位置するように、基板処理台44へ向けて水平方向に移動する(図10(E))。
ステップ212(S212)において、基板保持ピン64が上昇し、上フィンガー38aに載置された未処理の基板W1をすくい上げる(図10(F))。
ステップ214(S214)において、未処理の基板W1をすくい上げられた真空ロボット36は、基板処理台44から水平方向に退避する(図10(G))。
ステップ216(S216)において、基板保持ピン64が下降し、基板保持ピン64に保持された未処理の基板W1が基板処理台44上に載置される。
基板支持体24の最下部から2番目に載置されている未処理の基板W2は、上述した未処理の基板W1を処理室16aの基板処理台44に載置する方法(S20)と同様の方法により、処理室16bの基板処理台44に載置される。
未処理の基板W1,W2は、それぞれ処理室16a,16bにおいて、ホトレジスト除去(アッシング)などの処理をされる。
図11は、基板W1の次に処理室16aで処理する基板W3を基板支持体24から取り出す方法を示すフローチャート(S30)である。
図12は、図11に示したフローチャートの各ステップに対応する基板支持体24及び真空ロボット36の動作を示す模式図である。
図11に示すように、ステップ300(S300)において、未処理の基板W1を処理室16aの基板処理台44に載置した真空ロボット36は、上フィンガー38aが基板支持体24側に向くようにアーム42が回転する(図12(A))。
ステップ302(S302)において、基板支持体24の最下部から3番目に載置されている未処理の基板W3が基板支持体24から離れた位置にある真空ロボット36の上フィンガー38aよりも高い位置で停止するように、基板支持体24が上方から鉛直方向下方に移動する(図12(A))。
ステップ304(S304)において、上フィンガー38aが未処理の基板W3の下方に位置するように、真空ロボット36が基板支持体24へ向けて水平方向に移動する(図12(B))。
ステップ306(S306)において、基板支持体24が鉛直方向下方に移動し、未処理の基板W3が上フィンガー38aに載置される(図12(C))。
ステップ308(S308)において、上フィンガー38aに未処理の基板W3を載置した真空ロボット36が基板支持体24から水平方向に退避する(図12(D))。
図13は、基板W1の次に処理室16aで処理する基板W3と、処理済の基板W1とを入れ替える方法を示すフローチャート(S40)である。
図14は、図13に示したフローチャートの各ステップに対応する基板支持体24、真空ロボット36及び処理室16aの基板保持ピン64の動作を示す模式図である。
図13に示すように、ステップ400(S400)において、未処理の基板W3を上フィンガー38aに載置した真空ロボット36は、フィンガー対40が基板処理台44側に向くようにアーム42が回転する(図14(A))。
ステップ402(S402)において、基板保持ピン64が上昇し、基板処理台44から離れた位置にある真空ロボット36の上フィンガー38aと下フィンガー38bとの間の高さに、基板保持ピン64に保持された処理済みの基板W1が持上げられる(図14(A))。
ステップ404(S404)において、上フィンガー38aに未処理の基板W3を載置した真空ロボット36が、上フィンガー38aと下フィンガー38bとの間に処理済の基板W1が位置するように、基板処理台44へ向けて水平方向に移動する(図14(B))。
ステップ406(S406)において、基板保持ピン64が下降し、処理済の基板W1が下フィンガー38bに載置される(図14(C))。
ステップ408(S408)において、上フィンガー38aに未処理の基板W3を載置し、下フィンガー38bに処理済の基板W1を載置した真空ロボット36は、基板処理台44から水平方向に退避する(図14(D))。
ステップ410(S410)において、基板保持ピン64の保持部76(基板保持ピン64の略上端)が下フィンガー38bに載置された処理済の基板W1と上フィンガー38aとの間に位置するように、基板保持ピン64が上昇する(図14(E))。
ステップ412(S412)において、上フィンガー38aに未処理の基板W3を載置し、下フィンガー38bに処理済の基板W1を載置した真空ロボット36は、保持部76が未処理の基板W3の下方に位置するように、基板処理台44へ向けて水平方向に移動する(図14(F))。
ステップ414(S414)において、基板保持ピン64が上昇し、上フィンガー38aに載置された未処理の基板W3をすくい上げる(図14(G))。
ステップ416(S416)において、未処理の基板W3をすくい上げられ、処理済の基板W1を載置した真空ロボット36は、基板処理台44から水平方向に退避する(図14(H))。
ステップ418(S418)において、基板保持ピン64が下降し、基板保持ピン64に保持された未処理の基板W3が基板処理台44上に載置される(図14(I))。
ステップ420(S420)において、真空ロボット36は、処理済みの基板W1を載置した下フィンガー38bが基板支持体24に向くようにアーム42が回転する(図14(I))。
図15は、処理済の基板W1を基板支持体24に戻す方法を示すフローチャート(S50)である。
図16は、図15に示したフローチャートの各ステップに対応する基板支持体24及び真空ロボット36の動作を示す模式図である。
図15に示すように、ステップ500(S500)において、基板支持体24の基板W1を載置していた部分(基板W1を載置していた載置部32)の高さが、基板支持体24から離れた位置にある真空ロボット36の処理済みの基板W1を載置した下フィンガー38bよりも低い位置で停止するように、基板支持体24が下方から鉛直方向上方に移動する(図16(A))。
ステップ502(S502)において、処理済みの基板W1が基板支持体24の基板W1を載置していた部分の上方に位置するように、真空ロボット36が基板支持体24へ向けて水平方向に移動する(図16(B))。
ステップ504(S504)において、基板支持体24が鉛直方向上方に移動し、処理済みの基板W1が下フィンガー38bから基板支持体24の基板W1を載置していた部分に移載される(図15(C))。
ステップ506(S506)において、真空ロボット36は、基板支持体24から水平方向に退避する(図16(D))。
真空ロボット36は、処理済の基板W1と未処理の基板W3とを入れ替える方法と同様の方法により、処理済の基板W2を処理室16bから基板支持体24に戻す。つまり、図16(D’)に示したように、基板支持体24の最下部から4番目に載置されている未処理の基板W4を処理室16bへ向けて搬送し、処理済の基板W2と入れ替えて、基板W2を基板支持体24に戻す。
図17において、真空ロボット36により、基板支持体24に載置された未処理の基板を処理室16a,16bそれぞれに搬送して処理し、処理済の基板を基板支持体24に戻すシーケンスが示されている。図17に示すように、真空ロボット36は、未処理基板を処理室16a,16bへ交互に搬送し、処理室16a,16bそれぞれから処理済基板を基板支持体24へ戻す際に、次に処理する未処理基板と入れ替える。つまり、基板保持ピン64が上下方向に移動するので、真空ロボット36は、1つの回転軸による旋回、及び、水平方向の移動によって処理室16a,16bで処理する基板を入れ替えることができるとともに、基板を入れ替える際に行う旋回動作を低減することができる。また、基板支持体24に戻された処理済の基板は、最後に処理されて基板支持体24に戻される基板(処理済基板W25)を待つことなく、大気ロボット22によってキャリア18へ順次戻されてもよい。
また、処理室16a,16bは、アッシング以外のプラズマ処理、CVD(Chemical Vapor Deposition)及び拡散などその他の基板処理を行うものであってもよく、複数枚の基板を同時に処理するものであってもよい。また、真空ロボット36は、未処理基板及び処理済基板をそれぞれ1枚ずつ搬送するものに限定されることなく、複数のフィンガー対40によって複数の未処理基板及び処理済基板を同時に搬送するものであってもよい。
本発明の実施形態に係る基板処理装置の概要を示す上面図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置の搬送室、ロードロック室及び処理室の概要を示す側面図である。 フィンガー対により搬送される基板が基板支持体に載置された状態を示す基板支持体の水平方向断面図、及び、フィンガー対の上面図である。 処理室の概要を示す断面図である。 基板処理台及び3つの基板保持ピンを示す斜視図である。 基板処理台、基板保持ピン及びフィンガー対の位置関係を示す上面図である。 基板処理台から処理済基板を回収し、基板処理台に未処理基板を載置する方法を示すフローチャート(S10)である。 真空ロボット、基板処理台及び基板保持ピンの位置関係を示す模式図である。 基板支持体の最下部に載置されている未処理の基板W1を処理室の基板処理台に載置する方法を示すフローチャート(S20)である。 図9に示したフローチャートの各ステップに対応する基板支持体、真空ロボット及び処理室の基板保持ピンの動作を示す模式図である。 基板W1の次に処理室で処理する基板W3を基板支持体から取り出す方法を示すフローチャート(S30)である。 図11に示したフローチャートの各ステップに対応する基板支持体及び真空ロボットの動作を示す模式図である。 基板W1の次に処理室で処理する基板W3と、処理済の基板W1とを入れ替える方法を示すフローチャート(S40)である。 図13に示したフローチャートの各ステップに対応する基板支持体、真空ロボット及び処理室の基板保持ピンの動作を示す模式図である。 処理済の基板W1を基板支持体に戻す方法を示すフローチャート(S50)である。 図15に示したフローチャートの各ステップに対応する基板支持体及び真空ロボットの動作を示す模式図である。 真空ロボットにより、基板支持体に載置された未処理の基板を処理室それぞれに搬送して処理し、処理済の基板を基板支持体に戻すシーケンスを示すシーケンス図である。
符号の説明
10 基板処理装置
12 搬送室
14 ロードロック室
16 処理室
18 キャリア
20 大気搬送室
22 大気ロボット
24 基板支持体
32 載置部
34 基板
36 真空ロボット
38a 上フィンガー
38b 下フィンガー
40 フィンガー対
42 アーム
44 基板処理台
48 プラズマ発生部
50 反応室
52 モータ
64 基板保持ピン
74 基板保持ピン本体
76 保持部

Claims (1)

  1. 第1の基板を基板搬送装置の第1の基板保持部に保持する工程と、前記基板搬送装置の第2の基板保持部の高さよりも反応炉内の基板載置部に載置された第2の基板の高さが高くなるように、前記基板搬送装置と前記基板載置部との鉛直方向の相対位置を変える工程と、前記第2の基板保持部を第2の基板の下方に挿入するように、前記基板搬送装置と前記基板載置部との水平方向の相対位置を変える工程と、第2の基板が前記第2の基板保持部に保持されるように、前記基板搬送装置と前記基板載置部との鉛直方向の相対位置を変える工程と、前記第2の保持部に保持された第2の基板を前記基板載置部から引き出すように、前記基板搬送装置と前記基板載置部との水平方向の相対位置を変える工程と、前記基板載置部の高さが前記第2の基板保持部に保持する第2の基板の上面から前記第1の基板保持部に保持する第1の基板の下面までの範囲内になるように、前記基板搬送装置と前記基板載置部との鉛直方向の相対位置を変える工程と、第1の基板を保持した前記第1の基板保持部を前記基板載置部の上方に挿入するように、前記基板搬送装置と前記基板載置部との水平方向の相対位置を変える工程と、第1の基板が前記基板載置部に載置されるように、前記基板搬送装置と前記基板載置部との鉛直方向の相対位置を変える工程と、前記第1の基板保持部を前記基板載置部から引き出すように、前記基板搬送装置と前記基板載置部との水平方向の相対位置を変える工程と、前記基板載置部に載置された第1の基板を前記反応炉内で処理する処理工程とを有することを特徴とする基板の処理方法。
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