JP2006085612A - 動作診断装置およびその方法およびそのプログラム - Google Patents

動作診断装置およびその方法およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
複数台の機器を同時に基盤単位で動作診断を行えるようにした動作診断装置および方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】
エンジン用シリアルインターフェースドライバ211で診断モードのON/OFFを判断し、診断モードである場合にビデオインターフェース制御部213でエンジンのビデオインターフェース仕様に基づいて自己診断モジュール215で保持したEmulation IDを付加してビデオコマンドを生成する。付加されたEmulation IDに対応するエンジンをエミュレートして自己診断モジュールで動作診断を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、接続された機器の動作診断を行う動作診断装置および方法およびプログラムに関し、特に、複数の基盤から構成される機器を複数台同時に基盤単位で動作診断を行えるようにした動作診断装置および方法およびプログラムに関する。
一般に、ある機能を実現する機器を生産するには複数の生産工程を介する必要があり、その生産工程の製造された機器が生産意図に従って正常に動作するかを診断する機器診断工程では、機器のハードウェア部分であるエンジンと組み合わせる以前に機器を構成する各コントローラ基盤のみを製造し、動作診断を行う工程が存在する。
このコントローラ基盤のみの診断(検査)工程では、機器として必要不可欠なエンジン基盤が接続されずともコントローラ基盤に組み込まれたファームウェアプログラム(以下、「F/Wプログラム」という)が支障なく動作できる状況が必要となっている。また、機器の制御を掌るRAM(Random Access Memory)/ROM(Read Only Member)/EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory:電気的に書き換え可能なROM)などの診断以外にも上記エンジン基盤との通信が確立できるかを示す通信状態を事前に診断する必要もある。
F/Wプログラムが支障なく動作するかを示す動作状態の診断を行うには、実際の機器で用いられるまたはそれに類似するコントローラ基盤に対応したエンジンの取り付けを行う必要があり、また、エンジン基盤との通信確立が行えるかを示す通信状態の診断を行うには、エンジンをエミュレートする冶具を用いる必要がある。
しかしながら、F/Wプログラムの動作状態の診断には、コントローラ基盤に対応したぞれぞれ異なるエンジンを取り付ける必要があるため取り付け、取り外しに多くの時間を要することになり、作業効率の低下を招く原因になっている。
さらに、通信状態の診断には、機種ごとに異なる仕様の冶具を開発する必要があり、この開発にあたっては冶具そのものに対して機種ごとの変更、改良を施さなければならないため冶具としての汎用性がかけてしまうという問題がある。
このため、動作診断の工程において、作業効率の低下やコストパフォーマンスの増大を招く結果になってしまっている。
特許文献1に開示された従来技術においては、衛生洗浄装置と給湯機、あるいは互いに異なる制御プログラムを有する第1、第2種の衛生洗浄装置のように、複数の機器の動作診断を容易にできるようにしている。
この特許文献1に開示された従来技術においては、動作診断した機器の状態を機器を管理するユーザに提示することも可能である。
特開2000−163117
しかしながら、特許文献1に示された従来技術においては、衛生洗浄装置や給湯機などの機器あるいは互いに異なる制御プログラムを有する機器などのように複数の機種にまたがって動作診断を行うことができるが、並行してこれらを複数台同時に機器の診断を行うことができない。
さらには、動作診断を行う機器が複数の基盤から構成される場合に、基盤ごとに動作診断を行うことができないという問題がある。
そこで、本発明は、複数台の機器を同時に基盤単位で動作診断を行えるようにした動作診断装置および方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、異なるエンジンに対応する複数の機器基盤の動作診断を行う動作診断装置において、前記機器基盤に対応するエンジンを擬似的に実装するエミュレーションを管理するエンジン管理手段と、前記機器基盤に保持された対応するエンジンを特定するエンジン識別子に基づいて前記エンジン管理手段により管理された前記エミュレーションを特定するエミュレーション特定手段と前記エミュレーション特定手段により特定されたエミュレーションで前記機器基盤の動作を実行させる機器基盤動作実行手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記機器基盤動作実行手段により実行した前記機器基盤の動作診断結果を該機器基盤が持つ固有の情報と共に保存領域に保存する動作診断結果保存手段とを更に具備することを。また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記エミュレーション特定手段は、前記機器基盤に対応する前記エミュレーションのインターフェース仕様に基づいたコマンドを生成し、該コマンドのヘッダー情報に前記エンジン識別子を付与して前記エミュレーションを特定することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記機器基盤は、該機器基盤を構成する機器の主制御プログラムが格納された記憶領域のハードウェア診断を行う自己診断モジュールを含み、前記機器基盤動作実行手段は、前記自己診断モジュールに基づいて前記エミュレーション特定手段により特定された前記エミュレーションを実行することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、異なるエンジンに対応する複数の機器基盤の動作診断方法において、前記機器基盤に対応するエンジンを擬似的に実装するエミュレーションをエンジン管理手段で管理し、前記機器基盤に保持された対応するエンジンを特定するエンジン識別子に基づいて前記エンジン管理手段により管理された前記エミュレーションをエミュレーション特定手段で特定し、前記エミュレーション特定手段により特定されたエミュレーションで前記機器基盤の動作を機器基盤動作実行手段で実行させることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、異なるエンジンに対応する複数の機器基盤の動作診断をコンピュータにより実行させる動作診断プログラムであって、前記機器基盤に対応するエンジンを擬似的に実装するエミュレーションを管理する第1のステップと、前記機器基盤に保持された対応するエンジンを特定するエンジン識別子に基づいて第1のステップにより管理された前記エミュレーションを特定する第2のステップと、前記第2のステップにより特定されたエミュレーションで前記機器基盤の動作を実行させる第3のステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、動作診断される機器の基盤ごとに自己診断モジュールを含み、個々の基盤を識別するシリアル番号などのデータ配布を受けて自身に設定すると同時にその結果を管理している管理装置に対して通知することで基盤ごとに異なるエンジンを識別でき、識別したエンジンに対して動作診断を行うように構成したので、機器の診断動作終了を待って診断内容を確認したり、データの設定を行ったり必要が無くなり、一度に多くの機器の診断を基盤単位で行うことが可能になるという効果を奏する。
以下、本発明に係わる動作診断装置および方法およびプログラムの一実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
なお、本願発明の動作診断装置は、さまざまな処理装置における制御基盤を診断することに適用可能であるが、以下に示す実施例においては、レーザプリンタのコントローラ基盤を診断する場合を例に説明する。
特に、図1では、動作診断を行う対象をレーザプリンタのコントローラ基盤とし、図2では、動作診断を行う対象をレーザプリンタ機器そのものとしている。
図1は、この発明に係わる動作診断装置および方法およびプログラムを適用して構成した動作診断システムのシステム構成図である。
図1において、この動作診断システムは、外部システム101、コントローラ基盤102、エンジンエミュレーションサーバ103、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ104、データベースサーバ105、クライアントPC106を具備してネットワーク回線で接続されており、外部システム101に物理的に接続されたコントローラ基盤102の動作診断を行うことができる。
外部システム101は、コントローラ基盤102の動作診断を行うシステムであって物理的に接続されたコントローラ基盤102とハードウェア部分であるエンジンのエミュレーションとをブリッジする。コントローラ基盤102に対応した上記エミュレーションとの通信を実現するほかにネットワーク回線上に接続されたノードとの通信を実現することができる。
コントローラ基盤102は、動作診断が行われるレーザプリンタを構成する1つの基盤を示しており、後述する自己診断モジュールを用いることにより動作診断を基盤単位で行う。さらに、外部システム101とコントローラ基盤102との接続には、上記エンジンとの通信が行われる。つまり、動作診断が行われるときもレーザプリンタとして個を成す際に接続される通信方法と同様の接続方法で接続される。また、基盤単位で行った動作診断結果を外部システム101を介してデータベースサーバ105に送出する。
エンジンエミュレーションサーバ103は、レーザプリンタを構成しているコントローラ基盤102の通信相手であるエンジンをエミュレートした複数のサーバプログラム(103−A,103−B,103−C・・・)を格納しておき、エンジン仕様の違いを識別してコントローラ基盤102に対応したサーバプログラムによってエミュレーションする。
コントローラ基盤102を構成するレーザプリンタが保持する識別子によって通信相手のエンジンを特定することができる。
DHCPサーバ104は、外部システム101がネットワーク回線を使用してネットワーク通信を実現するために必要なIP(Internet Protocol:通信プロトコル)アドレスの動的割付、解放を行う。
データベースサーバ105は、外部システム101によって取得したコントローラ基盤102の動作診断結果や動作診断を行った経過を示すログ情報などを該コントローラ基盤102を一意に識別するための製造番号やMACアドレス(Media Access Control:物理アドレス)などに関連付けて記録する。これにより診断結果を参照したり、診断結果に基づいて対処したりすることが可能になる。
クライアントPC(Personal Computer)106は、外部システム101に接続したコントローラ基盤102の自己動作診断を順次起動し、動作診断を実行させる。そして、データベースサーバ105に記録された診断結果を参照する。
図2は、処理を実行する機器と冶具としての外部システムの構成を詳細に示したブロック図である。
図2には、図1に示す外部システム101、レーザプリンタ110の構成を詳細に示している。
外部システム101は、レーザプリンタ110の動作診断を行うツール(以下、「冶具」という)であってレーザプリンタ110と該レーザプリンタ110に対応した動作診断を行うエンジンとをブリッジする。
レーザプリンタ110は、動作診断が行われる機器を示している。
このレーザプリンタ110は少なくとも1つ以上の基盤から構成されており、基盤ごとに動作診断が行われる。複数の基盤から構成される場合には、複数の基盤を同時に並行して動作診断することができる。
外部システム101は、機器通信制御部201、ノード通信制御部202、通信設定制御部203、パネル制御部204を具備して構成されている。
機器通信制御部201は、レーザプリンタ110が構成している基盤ごとに通信データの送受信を行う。
例えば、レーザプリンタ102に複数の基盤が装着されており、並行して動作診断を行っている場合にはどの基盤からの通信データであるか識別し、通信内容に応じて伝送する相手の切り替えを行う。
また、接続されたレーザプリンタ110との通信インターフェースにおける通信の確立を検査する。通信要求に応じて通信応答の有無、または、要求した情報に対して適切な応答が行われるか制御する。適切な通信が行われない場合には、レーザプリンタ110における基盤単位の動作診断を行うことなく、通信インターフェースに障害が発生していると判断する。それに対して適切な通信が行われる場合には、動作診断の処理を開始する。
ノード通信制御部202は、動作診断を行うためにネットワーク接続されたそれぞれのノードと通信を行う。図1に示す例では、エンジンエミュレーションサーバ103、DHCPサーバ104、データベースサーバ105、クライアントPC106のノードと通信を行うことができる。
通信設定制御部203は、ノード通信制御部202がノードと通信を行うために通信するノードの選択を行い、各ノードとの通信を確立させるために必要な情報の設定を行う。
例えば、外部システム101が他のノードとネットワーク通信を実現するには、通信の規約であるプロトコルの選択やIP(Internet Protocol)アドレス、ポート番号などの通信における情報が必要となり、これらを設定し、保存しておくことができる。また、通信の内容によっては各ノードとの通信を確立する際に必要な情報を獲得するようなこともできる。図1に示す例では、DHCPサーバを利用しているため通信を行うたびにIPアドレスを取得して設定することもできる。
パネル制御部204は、動作診断を行うレーザプリンタ102からの指令や各ノードからの情報など動作診断に関するさまざまな情報を検査者(利用者)に対して視覚的に表示することができるLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)やLCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)などの表示デバイス、電源、各ノードを選択するなど入力を行う操作盤に代表されるような操作パネルを制御することができる。
これらの構成により、外部システム101では、レーザプリンタ110に対応した最適なノードとの通信を実現し、動作診断結果を検査者に対して報知することができる。
レーザプリンタ110は、エンジン用シリアルインターフェースドライバ211、冶具用インターフェース変換処理部212、ビデオインターフェース制御部213、ビデオインターフェースドライバ214、自己診断モジュール215、印刷制御部216を具備して構成されている。
エンジン用シリアルインターフェースドライバ211は、レーザプリンタ102を起動した際に動作の診断を行う診断モードである起動状態であるか(ON状態)停止状態(OFF状態)であるかを判断する。診断モードである場合にはそのレーザプリンタ110を構成する基盤単位で動作診断を行うことができ、診断モードでない場合には通常のモード(本実施例では印刷モード)で起動する。さらに、外部システム101からエンジンの状態を示すエンジンステータスを受信する。
冶具用インターフェース変換処理部212は、外部システム101に対してビデオインターフェース制御部213で生成するビデオコマンドを送信するために外部システムと通信を行うことができるインターフェースへの変換を行う。このとき自己診断モジュールに記憶された通信先を示すEmulation IDをヘッダー情報に組み込む。
逆に、外部システム101からエンジン用シリアルインターフェースドライバ211で受信したエンジンの状態を示すエンジンステータスを受けて、ビデオインターフェース制御部213で処理が行えるインターフェースに変換を行う。
ビデオインターフェース制御部213は、エンジン用シリアルインターフェースドライバ211によって判断された診断モードが停止状態(OFF状態)であることを認識した場合に印刷制御部216で制御した印刷データでエンジンを制御する。制御を行うにあたってエンジンのビデオインターフェース仕様に基づいてビデオコマンドを生成して送信する。
ビデオインターフェースドライバ214は、コントローラ基盤が取り付けられたプリンタ機器などでビデオデータの送受信を行うことができる外部インターフェースである。
自己診断モジュール215は、レーザプリンタ102の主制御を行う制御プログラムが格納されたRAMやROMなどの自己のハードウェア診断(以下、「H/W診断」という)を行う。エンジン用シリアルインターフェースドライバ211で判断した診断モードが起動状態(ON状態)であることを認識した場合に起動を行い、シリアル通信に代表される汎用的な通信制御を行って外部システムと通信する。
さらに、この自己診断モジュール215は、検査を行う機器のハードウェア部分を示すエンジンを擬似的にエミュレートする通信相手(通信先)を一意に示した識別子であるEmulation IDとして保持する。つまり、レーザプリンタごとに設けられた自己診断モジュールそれぞれが異なるEmulation IDを保持している。
印刷制御部216は、実際に印刷を行う際の印刷制御を実現することができる。一般的には、ユーザに設定された用紙サイズによって印刷を実現したり、印刷する印刷データの拡大縮小を行ったりする。
これらの構成により、レーザプリンタ110では、一意に識別されたエンジンとの通信を確立して基盤単位で自己診断を行うことができる。
以上に示すような構成により、レーザプリンタ110の動作診断を基盤単位で、かつ、複数の処理基盤を同時に並行して診断することができる。
図3は、図2に示す冶具用インターフェース変換処理部212のビデオコマンドを送信する処理の流れを示すフローチャートである。
図3において、印刷制御部216からデータが送出されてくると処理が開始され、印刷制御部216からの指示にしたがってビデオコマンドを生成する(S301)。機器に設定されたモードが診断モードであるか判断(S302)し、診断モードである場合(S302でYES)には、外部システムとの通信用のコマンドを生成してビデオコマンドデータにヘッダー情報として付加する(S303)。
そして、診断モードである場合(S302でYES)には、外部システムとの通信用のコマンドをヘッダー情報として付与したビデオコマンドをエンジン用シリアルインターフェースドライバ211に送出(S304)し、診断モードでない場合(S302でNO)には、印刷制御部216の指示に従って生成したビデオコマンドをエンジン用シリアルインターフェースドライバ211に送出する(S304)。
図4は、図2に示す冶具用インターフェース変換処理部212のエンジンステータスを受信する処理の流れを示すフローチャートである。
図4は、エンジン用シリアルインターフェースドライバ211からエンジンの状態を示すエンジンステータスを受信し(S401)、機器に設定されたモードが診断モードであるか判断し(S402)、診断モードである場合(S402でYES)には、受信したエンジンステータスのデータから冶具用の制御ヘッダーを取り除く(S403)。
そして、診断モードである場合(S402でYES)には、冶具用の制御ヘッダーを取り除いたエンジンステータスをビデオインターフェース制御部213に送出し(S404)、診断モードでない場合(S402でNO)には、エンジン用シリアルインターフェースドライバ211から受信したエンジンステータスをビデオインターフェース制御部213に送出する(S404)。
図5は、外部システム通信用のヘッダー情報が付加された例を示すデータ構造を示す図である。
図5には、冶具用インターフェース変換処理部212で変換された外部システムとの通信を行う際のデータ構造であり、ヘッダー部500とデータ部510からなる。
ヘッダー部500は、通信を行うためのヘッダー情報であり、コマンドコード501、送信データバイト数502、送信先ID503、エンジンタイプ504を具備して構成されている。
コマンドコード501は、コマンドの種別を示すコードである。
送信データバイト数502は、データ部510に格納したデータのバイト数を示す。
送信先ID503は、図2に示す自己診断モジュールが持つ送信先を示すEmulation IDを示す。
エンジンタイプ504は、エミュレートするエンジンの種別を示すタイプコードを示す。
データ部510は、ビデオデータのインターフェースを持つコマンドデータを示している。
これにより、外部システムに接続された機器(レーザプリンタ)との通信が可能になる。
図6は、図2に示す通信設定制御部203の通信設定内容を示す図である。
図6には、ネットワーク上に存在するノードごとにIPアドレスとポート番号が設定されている。
例えば、ノードの名称が「Node A」であるノードに対してIPアドレス「192.168.100.5」、ポート番号「80」が設定されていることを示している。これにより外部システム101がネットワーク上の各ノードと通信を行うことができるようになる。
図7は、機器通信制御部201とその周辺機能との関連について説明した図である。
図7において機器通信制御部201は、データ送受信部701とコマンド処理部702を具備して構成されている。
データ送受信部701は、接続された機器との通信プロトコルに従ってデータの送受信を行う。
コマンド処理部702は、データ送受信部701で受信したデータをコマンドとしてデコード処理する。
コマンド処理部702では、図5に示したデータ構造のコマンドコード501を認識し、コマンドコード501をデコードする。デコードした結果をノード通信制御部202に送出する。
図8は、図7に示すコマンド処理部でデコードされるデータ形式を示す図である。
図8に示すデータ形式は、図2に示す冶具用インターフェース変換部212で作成されるものであり、コマンドコード801、送信データバイト数802、送信先ID803、送信データ804を具備して構成されている。
自己診断モジュール215が保持するEmulation IDを送信先ID803に指定し、エンジン用シリアルインターフェースドライバ211を介して機器通信制御部201に送出する。機器通信制御部201では、データ送受信部701でデータを受信し、コマンド処理部702でコマンドコード501をデコードする。
通信先ID803に指定されたEmulation IDに基づいて通信設定制御部203に格納された通信設定を参照し、指定されたIPアドレスを持つノードとの通信を行うことができるようになる。
図9は、図2に示すパネル制御部204に示される内容を示した図である。
図9は、自己診断モジュールが診断した結果をLEDを用いて視覚的に表示した例が示されている。
図9において、図9(a)は、自己診断モジュールから送出されてくるデータ形式を示した図であり、図9(b)は、[Operation Code]に対するLEDの動作表を示す図であり、図9(c)は、電源投入状態を示すLEDのほかに汎用的に使用する2つのLEDを示した図である。
図9(a)に示すデータ形式のうちの[Operation Code]に格納された値に従って図9(b)に示した動作を図9(c)のLEDに表示する。
例えば、データ形式の[Operation Code]に「01」が指定されており、[LED ID]に「AA」が指定されている場合には、図9(b)に基づいて図9(c)のIDが「AA」のLEDを点灯させる。
図10は、動作診断のシーケンスを示す図である。
図10では、図1、2に示す動作診断のシーケンスチャートを示している。
まず、作業者がレーザプリンタのコントローラ基盤などを示す機器基盤を診断モードで起動し(S01)、次に外部システムの電源を投入する(S02)。機器基盤は外部システムのパネル制御部204の表示デバイスに診断モードで起動を行ったことを示すLEDを表示する(S03)。外部システムはDHCPサーバに対してアクセスを行い、自身のIPアドレスを要求し(S04)、DHCPサーバより配布されたIPアドレスを取得する(S05)。
次にエンジンエミュレーションサーバとの通信を確立し(S06、S07)、さらにデータベースサーバとの通信を確立する(S08、09)。
上記処理により外部システムが他のノードとの通信準備が整った段階で、機器基盤に対してReadyを通知する(S10)。通知を受けた機器基盤は自己診断モジュールを用いてH/W診断を行う。診断した結果、異常が無ければその旨を記録するため外部システムを介してデータベースサーバに記録する(S11)。通知を確認したら、エンジンとのインターフェースであるビデオ機能診断を行うためにエミュレーションサーバに格納されたサーバプログラムをエンジンとエミュレートして診断を実行する(S12)。診断した結果を同様にデータベースサーバに記録する(S13)。
次に、製造番号やMACアドレスなどの機器基盤を一意に設定されるデータを外部システムを介してデータベースサーバに要求する。その際の機種情報コードを通知する(S14)。データベースサーバは機種情報コードからその機種用の設定データを返す(S15)。機器基盤は書き込みに成功した場合にデータベースサーバに対して結果を通知する(S16)通知が確認できた場合にDHCPサーバにアクセスして自身のIPアドレスを返却する(S17、S18)。処理の結果を図9に示すLEDに表示する(S19)。
以上の処理によって、本発明の動作診断システムでは、複数の基盤から構成される機器を基盤単位で同時に動作診断ができ、診断結果を自動的にデータベースサーバに記録することができる。
これによって、1つ1つの基盤の動作診断の終了を待ってから次の基盤の動作診断を行う必要が無くなるので作業効率の向上が可能になる。
なお、上記フローチャートに示す処理は、コンピュータにより実行可能な動作診断プログラムによっても実現できる。
本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
本発明は、生産ラインにおける機器の診断工程で機器を構成する基盤の動作診断を行う動作診断装置および方法およびプログラムに適用可能であり、特に、複数の基盤から構成される機器の動作診断を複数台同時に基盤単位で行うのに有用である。
この発明に係わる動作診断装置および方法およびプログラムを適用して構成したシステム構成図。 診断を行う機器と通信可能な冶具としての外部システムと該機器の構成を詳細に示したブロック図。 図2に示す冶具用インターフェース変換処理部212のビデオコマンドを送信する処理の流れを示すフローチャート。 図2に示す冶具用インターフェース変換処理部212のエンジンステータスを受信する処理の流れを示すフローチャート。 外部システム通信用のヘッダー情報が付加された例を示すデータ構造を示す図。 図2に示す通信設定制御部203の通信設定内容を示す図。 機器通信制御部201とその周辺機能との関連について説明した図。 図7に示すコマンド処理部でデコードされるデータ形式を示す図。 図2に示すパネル制御部204に示される内容を示した図。 動作診断のシーケンスを示す図。
符号の説明
101 外部システム
102 コントローラ基盤
103 エンジンエミュレーションサーバ
103−A,103−B,103−C サーバプログラム
104 DHCPサーバ
105 データベースサーバ
106 クライアントPC
110 レーザプリンタ
201 機器通信制御部
202 ノード通信制御部
203 通信設定制御部
204 パネル制御部
211 エンジン用シリアルインターフェースドライバ
212 冶具用インターフェース変換処理部
213 ビデオインターフェース制御部
214 ビデオインターフェースドライバ
215 自己診断モジュール
216 印刷制御部

Claims (6)

  1. 異なるエンジンに対応する複数の機器基盤の動作診断を行う動作診断装置において、
    前記機器基盤に対応するエンジンを擬似的に実装するエミュレーションを管理するエンジン管理手段と、
    前記機器基盤に保持された対応するエンジンを特定するエンジン識別子に基づいて前記エンジン管理手段により管理された前記エミュレーションを特定するエミュレーション特定手段と
    前記エミュレーション特定手段により特定されたエミュレーションで前記機器基盤の動作を実行させる機器基盤動作実行手段と
    を具備することを特徴とする動作診断装置。
  2. 前記機器基盤動作実行手段により実行した前記機器基盤の動作診断結果を該機器基盤が持つ固有の情報と共に保存領域に保存する動作診断結果保存手段と
    を更に具備することを特徴とする請求項1記載の動作診断装置。
  3. 前記エミュレーション特定手段は、
    前記機器基盤に対応する前記エミュレーションのインターフェース仕様に基づいたコマンドを生成し、該コマンドのヘッダー情報に前記エンジン識別子を付与して前記エミュレーションを特定する
    ことを特徴とする請求項1記載の動作診断装置。
  4. 前記機器基盤は、
    該機器基盤を構成する機器の主制御プログラムが格納された記憶領域のハードウェア診断を行う自己診断モジュールを含み、
    前記機器基盤動作実行手段は、
    前記自己診断モジュールに基づいて前記エミュレーション特定手段により特定された前記エミュレーションを実行する
    ことを特徴とする請求項1記載の動作診断装置。
  5. 異なるエンジンに対応する複数の機器基盤の動作診断方法において、
    前記機器基盤に対応するエンジンを擬似的に実装するエミュレーションをエンジン管理手段で管理し、
    前記機器基盤に保持された対応するエンジンを特定するエンジン識別子に基づいて前記エンジン管理手段により管理された前記エミュレーションをエミュレーション特定手段で特定し、
    前記エミュレーション特定手段により特定されたエミュレーションで前記機器基盤の動作を機器基盤動作実行手段で実行させる
    ことを特徴とする動作診断方法。
  6. 異なるエンジンに対応する複数の機器基盤の動作診断をコンピュータにより実行させる動作診断プログラムであって、
    前記機器基盤に対応するエンジンを擬似的に実装するエミュレーションを管理する第1のステップと、
    前記機器基盤に保持された対応するエンジンを特定するエンジン識別子に基づいて第1のステップにより管理された前記エミュレーションを特定する第2のステップと、
    前記第2のステップにより特定されたエミュレーションで前記機器基盤の動作を実行させる第3のステップと
    を含むことを特徴とする動作診断プログラム。
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