JP2006083602A - 鉄筋用親綱ブラケット - Google Patents

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好宏 與那原
Isao Nishikawa
功 西川
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【課題】 親綱が連結される鉄筋を撓みにくくする鉄筋用親綱ブラケットを提供する。
【解決手段】 鉄筋用親綱ブラケット16は、両端部に取付孔21,22が形成される長尺部材19,20と、鉄筋11に掛け留められるフック部と取付孔21,22に挿通され蝶ナット29が螺合するネジ部とを備える締結具28と、長尺部材19,20の一端部に設けられ、親綱15が連結されるリング部材26,27とを有している。複数の締結具28を鉄筋11に掛け留めるとともに取付孔21,22のそれぞれに挿通し、蝶ナット29を締め付けることにより鉄筋11に対して固定される長尺部材19,20に親綱15を連結する。
【選択図】 図1

Description

本発明は鉄筋コンクリート工事に際して、鉄筋に親綱を連結するために用いられる鉄筋用親綱ブラケットに関する。
主体構造を鉄筋コンクリートで構築した鉄筋コンクリート製構造物は、鉄筋コンクリート工事、即ち、鉄筋の建て込み、コンクリート型枠の設置、コンクリートの打設工事を繰り返し行うことで下層側から順次建造される。鉄筋コンクリート工事に際して、所定の間隔で配置される鉄筋コンクリート柱の鉄筋(主筋)の間に親綱を張り渡し、上層で作業する作業員に親綱に連結される安全帯を身に付けさせ、作業員の転落事故を未然に防止する場合がある。従来、親綱の両端部に輪通し状のフックを設け、突出して配置される鉄筋を1本選択し、その鉄筋の上端からフックを通すことにより、鉄筋に親綱を連結する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−231875号公報
1本の鉄筋に親綱を張り渡すようにすると、作業員が誤って転落した場合など親綱に大きな荷重が作用する場合には、親綱が張り渡された鉄筋の一部に荷重が集中して大きく撓んでしまうことがあり、撓んでしまった鉄筋を補修するための作業負担が大きかった。
本発明の目的は、親綱が連結される鉄筋を撓みにくくする鉄筋用親綱ブラケットを提供することにある。
本発明の鉄筋用親綱ブラケットは、鉄筋コンクリート工事に際して、鉄筋に親綱を連結するために用いられる鉄筋用親綱ブラケットであって、両端部に取付孔が形成される長尺部材と、前記鉄筋に掛け留められるフック部と前記取付孔に挿通されナットが螺合するネジ部とを備える締結具と、前記長尺部材の一端部に設けられ、前記親綱が連結されるリング部材とを有し、複数の前記締結具を前記鉄筋に掛け留めるとともに前記取付孔のそれぞれに挿通し、前記ナットを締め付けることにより前記鉄筋に対して固定される前記長尺部材に前記親綱を連結することを特徴とする。
本発明の鉄筋用親綱ブラケットは、前記長尺部材の両端部に前記取付孔を複数形成することを特徴とする。
本発明の鉄筋用親綱ブラケットは、前記リング部材に前記ネジ部が挿通される張り出し部を設け、前記取付孔に挿通された前記ネジ部に前記張り出し部を挿通させた後、前記ナットを締め付けることにより、前記長尺部材の一端部に前記リング部材を設けることを特徴とする。
本発明の鉄筋用親綱ブラケットは、前記リング部材を溶接することにより、前記長尺部材の一端部に前記リング部材を設けることを特徴とする。
本発明の鉄筋用親綱ブラケットは、前記長尺部材の中央部で他の前記長尺部材の中央部を交差させるとともに回転自在に連結してX字状の組立体を形成し、複数の前記締結具を用いて前記組立体を前記鉄筋に固定することを特徴とする。
本発明によれば、親綱が連結される長尺部材を鉄筋に対して複数箇所で固定することにより、親綱に大きな荷重が作用しても、親綱が張り渡された鉄筋の一部に荷重が集中することなく分散して伝わるので、鉄筋が撓みにくくなり大荷重にも耐えることができる。一端部を柱部を構成する鉄筋に固定し、他端部を梁部を構成する鉄筋に固定すれば、コーナー部用の鉄筋用親綱ブラケットとして使用することができ、2本の長尺部材をX字状に連結して形成される組立体を柱部を構成する2本の鉄筋に固定すれば、更に鉄筋が撓みにくい鉄筋用親綱ブラケットとして使用することができる。
本発明によれば、長尺部材の両端部に複数の取付孔を設けることによって、柱部を構成する鉄筋の立設間隔に応じて、締結具の装着位置を変えることができる。X字状の組立体を構成する2本の長尺部材は相互に回転自在に連結されていおり、鉄筋の立設間隔に応じて開き具合を変えることができ、完全に閉じておけば上げ下ろし作業が容易となり、かさ張ることもない。
本発明によれば、リング部材を長尺部材の上端部に設置し作業員が転落した際の落下距離を短くすることにより、作業員および鉄筋に作用する衝撃力を小さくすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は建造中の鉄筋コンクリート製構造物の上層を示す斜視図である。鉄筋コンクリート製構造物10は、鉄筋コンクリート工事、即ち、鉄筋11の建て込み、コンクリート型枠12の設置、コンクリートの打設工事を繰り返し行うことで下層側から順次建造される。図1に示される場合にあっては、複数の鉄筋11が網目状に配筋された梁部13と、複数の鉄筋11が立設された柱部14とが形成されるとともに、梁部13に沿ってコンクリート型枠12が設置されている。
柱部14は所定の間隔で配置されており、これらの柱部14の間には、図示しない安全帯が連結される親綱15が張り渡されている。柱部14を構成する鉄筋11の一部には鉄筋用親綱ブラケット16が設けられており、親綱15は鉄筋用親綱ブラケット16に張り渡されるようになっている。
図2は一実施の形態である鉄筋用親綱ブラケットの全体構成を示す斜視図である。なお、図1に示される部材と同様の部材には同一の符号が付されている。
鉄筋用親綱ブラケット16は、両端部に鉄筋11に当接するスペーサ17,18が固定される鋼製の長尺部材19,20を有している。長尺部材19,20の両端部には、表面19a,20aからスペーサ17を貫いて裏面19b,20bに貫通する取付孔21,22が所定の間隔で複数形成されている。なお、スペーサ17,18は必ずしも設けなくとも良い。
図2に示される場合にあっては、2つの長尺部材19,20をそれぞれの中央部19c,20cで交差させるとともに、それらの長尺部材19,20を中央部19c,20cにて回転自在に連結してX字状の組立体23を形成している。組立体23を構成する長尺部材19は平板状の部材であり、他方の長尺部材20は剛性を高めるため表面側にL字状に折り曲げられた部材であり、長尺部材19の表面19aと長尺部材20の裏面20bとが回転角度に応じて摺接している。
長尺部材19,20のそれぞれを回転自在に支持するために、それらの中央部19c,20cには回転軸としてのボルト24が貫通して装着されており、ボルト24の脱落を防止するため、L字状の長尺部材20の表面20a側から六角ナット25が装着されている。長尺部材19,20の一方を把持しつつ他方を回転させることにより、鉄筋11の立設間隔に応じて開き具合を変えることができ、完全に閉じておけば上げ下ろし作業が容易となり、かさ張ることもない。
長尺部材19,20の一端部には、親綱15が連結されるリング部材26,27が設けられている。リング部材26,27は親綱15に連結されるリングを有する鋼製の部材であって、図1および図2に示される場合にあっては、長尺部材19,20の一端部から突出して配置されるように、それぞれのスペーサ17,18に溶接されている。上述の組立体23は垂直に立設した状態で、リング部材26,27が上側に配置されるように、柱部14を構成する鉄筋11に対して固定される。なお、スペーサ17,18を設けずに、長尺部材19,20の一端部に直接溶接することもできる。
図3は図1に示されるA部付近の拡大斜視図である。なお、図1に示される部材と同様の部材には同一の符号が付されている。鉄筋用親綱ブラケット16は、組立体23を鉄筋11に固定するための締結具28を有している。締結具28は、鉄筋11に掛け留められるフック部28aと取付孔22に挿通され蝶ナット29が螺合するネジ部28bとを備え、フック部28aを鉄筋11に掛け留めるとともに長尺部材20の裏面20bから取付孔22にネジ部28bを挿通させ、表面20aから蝶ナット29を締め付けることにより、鉄筋11に対して長尺部材20を固定することができる。
この締結具28は、組立体23を構成する長尺部材19,20に形成された取付孔21,22のそれぞれに装着されており、図1に示される場合にあっては、上下左右の4箇所で鉄筋11に対して長尺部材19,20を固定するようになっている。このように、長尺部材19,20を鉄筋11に対して複数箇所で固定することで、親綱15に大きな荷重が作用しても、親綱15が張り渡された鉄筋11の一部に荷重が集中することなく分散して伝わり、鉄筋11が撓みにくくなり大荷重にも耐えることができる。
長尺部材19,20には複数の取付孔21,22が形成されており、柱部14を構成する鉄筋11の立設間隔に応じて、取付孔21,22に締結具28を装着できるようになっている。親綱15の両端部には開閉自在の連結具30が設けられ、リング部材26,27に連結具30を掛け留めることによって、図1に示されるように、柱部14の間に親綱15を張り渡すことができる。このリング部材26,27は、上述の溶接以外の方法により、長尺部材19,20の一端部に設けることもできる。
図4は他の実施の形態であるリング部材を示す斜視図である。なお、図1に示される部材と同様の部材には同一の符号が付されている。図4に示されるリング部材31には、締結具28のネジ部28bが挿通される張り出し部31aと親綱15が連結される環状部31bとが一体として設けられている。そして、張り出し部31aを長尺部材20の表面20aから突出したネジ部28bに挿通させ、蝶ナット29を締め付けることにより、長尺部材20の一端部にリング部材を設けることができるようになっている。取付孔22に挿通される締結具28の取付位置に対応して、リング部材31の配置を変更することができる。
本発明は前記実施の形態に限られるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々変更可能である。たとえば、図1〜図4に示される実施の形態にあっては2本の長尺部材19,20により組立体23を形成しているが、X字状の組立体23を固定しにくいコーナー部用の鉄筋用親綱ブラケットとして、1本の長尺部材で鉄筋用親綱ブラケット16を構成し、一端部を柱部14を構成する鉄筋11に固定し、他端部を梁部13を構成する鉄筋11に固定するようにしても良い。長尺部材19,20は、平板状の部材や断面L字状の部材に限られることなく、角柱状や円柱状の鋼製パイプであっても良い。
建造中の鉄筋コンクリート製構造物の上層を示す斜視図である。 一実施の形態である鉄筋用親綱ブラケットの全体構成を示す斜視図である。 図1に示されるA部付近の拡大斜視図である。 他の実施の形態であるリング部材を示す斜視図である。
符号の説明
10 鉄筋コンクリート製構造物
11 鉄筋
12 コンクリート型枠
13 梁部
14 柱部
15 親綱
16 鉄筋用親綱ブラケット
17,18 スペーサ
19,20 長尺部材
19a,20a 表面
19b,20b 裏面
19c,20c 中央部
21,22 取付孔
23 組立体
24 ボルト
25 六角ナット
26,27 リング部材
28 締結具
28a フック部
28b ネジ部
29 蝶ナット
30 連結具
31 リング部材
31a 張り出し部
31b 環状部

Claims (5)

  1. 鉄筋コンクリート工事に際して、鉄筋に親綱を連結するために用いられる鉄筋用親綱ブラケットであって、
    両端部に取付孔が形成される長尺部材と、
    前記鉄筋に掛け留められるフック部と前記取付孔に挿通されナットが螺合するネジ部とを備える締結具と、
    前記長尺部材の一端部に設けられ、前記親綱が連結されるリング部材とを有し、
    複数の前記締結具を前記鉄筋に掛け留めるとともに前記取付孔のそれぞれに挿通し、前記ナットを締め付けることにより前記鉄筋に対して固定される前記長尺部材に前記親綱を連結することを特徴とする鉄筋用親綱ブラケット。
  2. 請求項1記載の鉄筋用親綱ブラケットにおいて、前記長尺部材の両端部に前記取付孔を複数形成することを特徴とする鉄筋用親綱ブラケット。
  3. 請求項1または2記載の鉄筋用親綱ブラケットにおいて、前記リング部材に前記ネジ部が挿通される張り出し部を設け、前記取付孔に挿通された前記ネジ部に前記張り出し部を挿通させた後、前記ナットを締め付けることにより、前記長尺部材の一端部に前記リング部材を設けることを特徴とする鉄筋用親綱ブラケット。
  4. 請求項1または2記載の鉄筋用親綱ブラケットにおいて、前記リング部材を溶接することにより、前記長尺部材の一端部に前記リング部材を設けることを特徴とする鉄筋用親綱ブラケット。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の鉄筋用親綱ブラケットにおいて、前記長尺部材の中央部で他の前記長尺部材の中央部を交差させるとともに回転自在に連結してX字状の組立体を形成し、複数の前記締結具を用いて前記組立体を前記鉄筋に固定することを特徴とする鉄筋用親綱ブラケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022056534A (ja) * 2020-09-30 2022-04-11 有限会社山哲 転落防止装置、及び転落防止方法
JP2022163918A (ja) * 2021-04-15 2022-10-27 積水ハウス株式会社 親綱係止金具

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