JP4188963B2 - 鉄筋用スペーサー - Google Patents

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この発明は、建築物の基礎となる基礎杭や地下連続壁等の施工のために地面を掘進した縦孔に建て込む鉄筋籠が縦孔に対して所定の位置に配置されるように使用する鉄筋用スペーサー、特に鉄筋籠に対する取付作業の容易化に関するものである。
建築物の基礎となる基礎杭を構築する基礎杭工法は、図2に示すように、地盤2を掘進して縦孔3を開設した後、複数の縦主筋4と縦主筋4を所定の間隔で取り囲んだ配置されせん断力に対抗するフープ筋5で構成された鉄筋籠6を縦孔3内に建て込み、この縦孔3内にコンクリートを打設して現場打ちによる基礎杭を構築している。
この縦孔3内に建て込む鉄筋籠6を、縦孔3に対して所定の位置に配置してかぶりを確保するため鉄筋用スペーサーが使用されている。従来の鉄筋用スペーサー1aは、図5に示すように、1枚の金属板をほぼ台形に折り曲げて形成し、上面に縦主筋4とほぼ平行な位置規制面10を有する位置規制部7と、位置規制部10の傾斜した両端部から外側に張り出す取付部20とを有し、この鉄筋用スペーサー1aの取付部20を鉄筋籠6の隣接するフープ筋5に溶接して固定している。
このように鉄筋用スペーサー1aをフープ筋5に溶接して固定していると、複数の鉄筋用スペーサー1aを溶接するのに多くの時間を要するとともにフープ筋5の溶接部分の強度を著しく低下させてしまうという短所がある。また、各フープ筋5の間隔を一定にすることは困難であり、鉄筋用スペーサー1aを所定の位置に取り付けることができない場合もあった。
このような短所を改善するために、溶接によらないで縦主筋4とフープ筋5に係止する鉄筋用スペーサーが特許文献1に開示されている。この鉄筋用スペーサー1bは、図6に示すように、ほぼ台形に折り曲げて形成した位置規制部7と、位置規制部7の一方の傾斜脚面21には、傾斜脚面21の先端部を曲げて形成したボルト支持フランジ22と、ボルト支持フランジ22から縦主筋4と交差する延長状態に張り出して形成した主筋係止フック23及びボルト支持フランジ22に固定されたナット24に捩じ込まれた押圧ボルト25を有し、他方の傾斜脚面26は先端部に縦主筋4の外周面と係止する係止爪27及び傾斜脚面26から張り出して折り曲げられた左右1対のフープ筋係止フック28とを有する。
この鉄筋用スペーサー1bを鉄筋籠6に取り付けるときは、図7に示すように、傾斜脚面21に設けた主筋係止フック23を縦主筋5に係止し、傾斜脚面26に設けたフープ筋係止フック28をフープ筋5に係止して係止爪27を縦主筋5に押し当てた状態でボルト支持フランジ22の押圧ボルト25を捩じ込んで縦主筋4に押し付けて、鉄筋用スペーサー1bを縦主筋4とフープ筋5との交差部に固定している。
特開2003−120030号公報
特許文献1に示すように、主筋係止フック23とフープ筋係止フック28を縦主筋4とフープ筋4に係止した後に押圧ボルト25で鉄筋用スペーサー1bを縦主筋4とフープ筋5に固定していると、鉄筋籠6を縦孔3に建て込むときに鉄筋用スペーサー1bが脱落しないように鉄筋用スペーサー1b毎に押圧ボルト25を強く締め付けて縦主筋4に押し付けて固定する必要があり、その締め付け作業に多くの時間を要してしまう。また、押圧ボルト25を縦主筋4に強く押し付けるため、縦主筋4の押圧ボル25を押し付けた部分に大きな応力を加え、その部分の強度が劣化する危険性がある。
この発明は、このような短所を改善し、縦主筋やフープ筋に余分な応力を付加しないで短時間で簡単に鉄筋籠に固定することができる鉄筋用スペーサーを提供することを目的とするものである。
この発明の鉄筋用スペーサーは、位置規制部とフープ筋係止部及び主筋係止部を有し、
前記位置規制部は、鉄筋籠を構成する縦主筋に対してほぼ平行に対応する平面からなる位置規制面と、該位置規制面の上下両端から同一方向に折り曲げられた傾斜脚面とでほぼ台形状に形成され、フープ筋係止部は、位置規制部の一方の傾斜脚面先端部に設けられ、位置規制面側に開口部を有し、鉄筋籠を構成するフープ筋を挟み込んで保持する半円弧状のフープ筋保持部を有する1対のフープ筋係止フックが縦主筋の外径より大きな間隔を隔てて形成され、主筋係止部は、位置規制部の他方の傾斜脚面先端部から外側に位置規制面と平行に張り出した取付面の位置規制面側と反対側に設けられ、位置規制面側と反対側に開口部を有し、縦主筋を挟み込んで保持するほぼU字状に形成された主筋保持フックを有し、主筋保持フックの開口部は、フープ筋係止部の1対のフープ筋係止フックの間隔と対応する位置に有することを特徴とする。
この発明は、縦主筋とフープ筋の交差している位置において1対のフープ筋係止フックで縦主筋を挟み込み、フープ筋の縦主筋の両側近傍部分にフープ筋係止フックのフープ筋保持部を圧入して係止させ、主筋係止部の主筋保持フックを、フープ筋係止フックを保持したフープ筋の下側の縦主筋に圧入して縦主筋を挟み込んで保持することにより、鉄筋用スペーサーを鉄筋籠のフープ筋と縦主筋にはめ込むだけで取り付けることができ、複数の鉄筋用スペーサーを鉄筋籠に容易に取り付けることができ、作業性を向上することができるとともにフープ筋と縦主筋に局部的な応力を加えないですむ。
また、主筋係止部で保持する縦主筋の位置より上の位置にあるフープ筋を1対のフープ筋係止フックで挟み込んで保持するから、鉄筋籠を縦孔に建て込むときに、鉄筋用スペーサーが脱落することを防ぐことができる。
図1はこの発明の鉄筋用スペーサーの構成を示す斜視図である。鉄筋用スペーサー1は、図2に示すように、建築物の基礎となる基礎杭を構築するため地盤2を掘進した縦孔3に建て込む複数の縦主筋4と縦主筋4を所定の間隔で取り囲んだ配置されたフープ筋5で構成された鉄筋籠6を縦孔3に対して所定の位置に配置するための位置決めに使用するものであり、位置規制部7とフープ筋係止部8及び主筋係止部9を有し、金属板又は強化プラスチックで形成されている。位置規制部7は、鉄筋籠6を構成する縦主筋4とほぼ平行に対応する位置規制面10と、位置規制面10の両端に形成された傾斜脚面11,12を有し、ほぼ台形に形成されている。フープ筋係止部8は、位置規制部7の一方の傾斜脚面11の先端部に設けられ、位置規制面10側に開口部を有し、鉄筋籠6を構成するフープ筋5を挟み込んで保持する半円弧状のフープ筋保持部13を有する1対のフープ筋係止フック14が縦主筋4の外径より大きな間隔を隔てて形成されている。主筋係止部9は、弾力性を有する金属板や強化プラスチックで形成され、位置規制部7の他方の傾斜脚面12の先端部から外側に張り出した取付面15の位置規制面10側と反対側に設けられ、位置規制面10とは反対側に開口部を有し、縦主筋4を挟み込んで保持するほぼU字状に形成された主筋保持フック16を有する。

この鉄筋用スペーサー1を鉄筋籠6のフープ筋5と縦主筋4に取り付けるときは、図3(a)に示すように、縦主筋4とフープ筋5の交差している位置において1対のフープ筋係止フック14で縦主筋4を挟み込み、フープ筋5の縦主筋4両側近傍部分にフープ筋係止フック14のフープ筋保持部13を圧入して係止させる。この状態で主筋係止部9の主筋保持フック16を、フープ筋係止フック14を保持したフープ筋5の下側の縦主筋4に圧入して、図3(b)に示すように、縦主筋4を挟み込んで保持し、鉄筋用スペーサー1をフープ筋5と縦主筋4に取り付ける。
このようにして鉄筋用スペーサー1を鉄筋籠6のフープ筋5と縦主筋4にはめ込むだけで取り付けられるから、複数の鉄筋用スペーサー1を鉄筋籠6に容易に取り付けることができ、作業性を向上することができる。
また、主筋係止部9で保持する縦主筋4の位置より上の位置にあるフープ筋5を1対のフープ筋係止フック14に設けられた半円弧状のフープ筋保持部13で挟み込んで保持するから、鉄筋籠6を縦孔2に建て込むときに、鉄筋用スペーサー1が脱落することを防ぐことができる。
前記説明では鉄筋用スペーサー1のフープ筋係止フック14のフープ筋保持部13を半円弧状に形成し、主筋係止部9の主筋保持フック16をほぼU字状に形成した場合について説明したが、図4の部分断面図の(a)に示すように、フープ筋係止フック14の半円弧状に形成されたフープ筋保持部13の開口部にフープ筋5を案内するガイド部13aを設け、図4(b)に示すように、ほぼU字状に形成した主筋保持フック16の開口部の両端に縦主筋4を案内するガイド部16aを設けても良い。このようにフープ筋係止フック14のフープ筋保持部13と主筋保持フック16の開口部にガイド部13a,16aを設けることにより、鉄筋用スペーサー1をフープ筋5と縦主筋4に容易に圧入して取り付けることができる。
この発明の鉄筋用スペーサーの構成を示す斜視図である。 地盤を掘進した縦孔に建て込んだ鉄筋籠を示す断面図である。 鉄筋用スペーサーをフープ筋と縦主筋に取り付けた状態を示す配置図である。 他のフープ筋係止フックと主筋保持フックを示す部分断面図である。 従来の鉄筋用スペーサーを取り付けた状態を示す配置図である。 従来の他の鉄筋用スペーサーの構成を示す斜視図である。 従来の他の鉄筋用スペーサーを取り付けた状態を示す配置図である。
符号の説明
1;鉄筋用スペーサー、2;地盤、3;縦孔、4;縦主筋、5;フープ筋、
6;鉄筋籠、7;位置規制部、8;フープ筋係止部、9;主筋係止部、
10;位置規制面、11,12;傾斜脚面、13;フープ筋保持部、
14;フープ筋係止フック、15;取付面、16;主筋保持フック。

Claims (1)

  1. 位置規制部とフープ筋係止部及び主筋係止部を有し、
    前記位置規制部は、鉄筋籠を構成する縦主筋に対してほぼ平行に対応する平面からなる位置規制面と、該位置規制面の上下両端から同一方向に折り曲げられた傾斜脚面とでほぼ台形状に形成され、
    前記フープ筋係止部は、前記位置規制部の一方の傾斜脚面先端部に設けられ、前記位置規制面側に開口部を有し、鉄筋籠を構成するフープ筋を挟み込んで保持する半円弧状のフープ筋保持部を有する1対のフープ筋係止フックが縦主筋の外径より大きな間隔を隔てて形成され、
    前記主筋係止部は、前記位置規制部の他方の傾斜脚面先端部から外側に前記位置規制面と平行に張り出した取付面の前記位置規制面側と反対側に設けられ、前記位置規制面側と反対側に開口部を有し、縦主筋を挟み込んで保持するほぼU字状に形成された主筋保持フックを有し、該主筋保持フックの前記開口部は、前記フープ筋係止部の1対のフープ筋係止フックの間隔と対応する位置に有することを特徴とする鉄筋用スペーサー。
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