JP6692175B2 - 先行エレメントの端部構造および地中連続壁の施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、地中連続壁の先行エレメントの端部構造および地中連続壁の施工方法に関する。
地中連続壁は、複数のエレメントに分けて構築するのが一般的である。
地中連続壁は、地下構造物を構築する際の土留壁(仮設構造)として使用するのが一般的である。ところが、近年では、構造の合理化を目的として、本設構造物として利用可能な地中連続壁が求められている。このような地中連続壁における先行エレメントと後行エレメントとの接合部には、止水性に加えて、断面力伝達性能の向上も求められている。
断面力伝達性能を備えたエレメント同士の接合構造として、先行エレメントの構築時に、先行エレメントの鉄筋を後行エレメント側に張り出させておき、先行エレメントと後行エレメントとの間で鉄筋の連続性を確保して断面力の伝達性能を確保する場合がある。
この接合構造では、鉄筋の張り出し部分の防護と移動防止を目的として、反力材、砕石、コンクリート防護板、インターロッキングプレート等を介設しておき、先行エレメントの構築後に引き抜きまたは除去するのが一般的であるが、このような作業には手間がかかる。
そのため、本出願人等は、特許文献1に示すように、先行エレメントと後行エレメントとの境界部に配設される仕切り板と、前記仕切り板よりも後行エレメント側に配設された端面カバーと、前記仕切り板と前記端面カバーとの間に介設されたスペーサと、前記仕切り板を貫通した接続部材と、前記仕切り板の先行エレメント側面および後行エレメント側面にそれぞれ配設された止水板とを備える先行エレメントの端部構造を開発し、実用化に至っている。前記端面カバーおよび前記スペーサは、地盤掘削機で切削可能な材料からなり、前記接続部材の前記後行エレメント側の端部は、前記仕切り板と前記端面カバーとの間に形成された空間内に配置されている。
この先行エレメントの端部構造によれば、後行エレメントを構築する際に端面カバーおよびスペーサを切削して接続部材と止水板とを露出させることで、接続部材および止水板を巻き込んだ状態で後行エレメントを構築することができ、ひいては、止水性および断面力伝達性能を確保した地中連続壁を簡易に構築することができる。
特開2015−175179号公報
先行エレメントの端部構造に設ける端面カバーは、切削可能であるとともに、打設コンクリートや掘削時の安定液等により作用する圧力に対して十分な強度を有している必要がある。一方、本設構造物として地中連続壁を使用する場合、地中連続壁の壁厚が大きくなる傾向にある。地中連続壁の壁厚が大きくなると、端面カバーの支点間距離が大きくなるため、必然的に端面カバーの強度を高める必要がある。
端面カバーの強度を高めると、後行エレメントの施工時の掘削作業に手間がかかるとともに、材料費が高価になる。
このような観点から、本発明は、断面力伝達性能を備えた地中連続壁を簡易かつ安価に構築することを可能とした、先行エレメントの端部構造および地中連続壁の施工方法を提案することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の先行エレメントの端部構造は、先行エレメントと後行エレメントとの境界部に配設される仕切板と、前記仕切板の後行エレメント側の側面に突設された接続部材と、前記接続部材の周囲に空間を形成する空間形成部材とを備える先行エレメントの端部構造であって、前記空間形成部材は、前記接続部材の先端に添設された形状保持部と、前記接続部材および前記形状保持部を覆うカバー部とを有しており、少なくとも前記カバー部が地盤掘削機により切削可能であることを特徴としている。
前記形状保持部には、複数の凹凸が形成された板材、または、密実部材が使用できる。板材は、地盤掘削機により切削可能或いは地盤掘削機による掘削時に変形可能な材料により構成する。また、密実部材は、地盤掘削機により切削可能な材料により構成する。
前記接続部材と前記空間形成部材との間に、前記仕切板に着脱可能に連結された防護板を介設し、前記形状保持部を前記防護板に当接させるとよい。このようにすると、後行エレメント用の掘削溝を掘削する際に、接続部材を保護することができる。
かかる先行エレメントの端部構造によれば、後行エレメント用の掘削溝を構築する際にカバー部を切削できるので、接続部材が露出し、ひいては接続部材を巻き込んだ状態で後行エレメントを構築することができる。こうすることで、断面力伝達性能を確保した地中連続壁を簡易に構築することが可能となる。
空間形成部材は、形状保持部を有しているため、壁厚が大きい地中連続壁を形成する場合であっても、カバー部の支点間距離が大きくなることがない。
また、本発明の地中連続壁の施工方法は、先行掘削溝を掘削する先行掘削工程と、前記先行掘削溝に先行エレメントを形成する先行形成工程と、前記先行掘削溝に連続する後行掘削溝を掘削する後行掘削工程と、前記後行掘削溝に前記先行エレメントに連続する後行エレメントを形成する後行形成工程とを備える地中連続壁の施工方法であって、前記先行形成工程は、エレメントフレームに鉄筋籠および仕切板を組み付けて鉄筋ユニットを形成する組付け作業と、前記エレメントフレームの端部に地盤掘削機により切削可能なカバー材を設置し、前記仕切板に突設された接続部材を前記カバー材で覆うカバー設置作業と、前記鉄筋ユニットおよび前記カバー材を前記先行掘削溝に挿入する建込作業と、前記仕切板および前記カバー材によって囲まれた空間内に形状保持材を挿入する挿入作業と、前記先行掘削溝内にコンクリートを打設する打設作業とを備え、前記挿入作業では、前記接続部材の先端と前記カバー材との間に前記形状保持材を介設することを特徴としている。
かかる地中連続壁の施工方法によれば、断面力伝達性能を確保した地中連続壁を簡易に構築することが可能となる。また、形状保持材を挿入することにより、壁厚が大きい地中連続壁を形成する場合であっても、カバー材の支点間距離が大きくなることがない。
なお、前記挿入作業において前記形状保持材とともに防護板を備えた支持材を挿入することで、後行掘削時に接合部材を保護することができる。また、前記カバー設置作業において形状保持材をカバー材とともにエレメントフレームの端部に設置し、挿入作業では、支持材のみを空間内に挿入してもよい。支持材は、前記後行形成工程において、前記空間から抜き出す。
本発明の先行エレメントの端部構造および地中連続壁の施工方法によれば、断面力伝達性能を備えた地中連続壁を簡易かつ安価に構築することができる。
本発明の実施形態の地中連続壁の一部を示す平断面図である。 先行エレメントと後行エレメントとの接合部を示す横断面図である。 (a)は本実施形態の地中連続壁の施工方法を示すフロー図、(b)は先行形成工程の各作業を示すフロー図、(c)は後行形成工程の各作業を示すフロー図である。 (a)〜(d)は本発明の実施形態の地中連続壁の施工方法の各施工状況を示す平面図である。 先行エレメントの端部構造を示す平断面図である。 カバー材を示す斜視図である。 (a)は本実施形態の形状保持材を示す正面図、(b)および(c)は他の形態に係る形状保持材を示す正面図である。 (a)および(b)は、他の形態に係る形状保持材を示す平断面図である。 (a)および(b)は、他の形態に係る防護板を示す平断面図である。
本実施形態では、図1に示すように、先行エレメント1の隣に後行エレメント2を連設することにより地中連続壁を構築する場合について説明する。
先行エレメント1および後行エレメント2は、それぞれコンクリート3とコンクリート3に埋め込まれた鉄筋籠4により構成されている。先行エレメント1と後行エレメント2との接合部では、先行エレメント1側に凹部1Aが形成されているとともに、後行エレメント2側に凹部1Aと係合する凸部2Aが形成されている。
凹部1Aの底部(先行エレメント1の側端面)には、複数の接合部材12および止水板13が突設された仕切板11が配設されている。接合部材12は、仕切板11を貫通していて、先行エレメント1と後行エレメント2(凸部2A)とに跨って配設されている。本実施形態では、4本の接合部材12が、前後方向(地中連続壁の壁厚方向)に所定の間隔をあけて並設されている。また、接合部材12は、図2に示すように、深さ方向に対して所定の間隔をあけて複数段並設されている。
止水板13は、仕切板11の先行エレメント側面および後行エレメント側面にそれぞれ立設されている。なお、止水板13を構成する材料は限定されるものではないが、本実施形態では鋼板を仕切り板11に溶接することにより構成している。また、止水板13は、仕切板11を貫通させた板状部材により形成してもよいし、仕切板11に形成されたブラケットに固定してもよい。また、止水板13は必要に応じて配設すればよい。
図1および図2に示すように、凸部2Aには、接合筋21が配筋されている。本実施形態では、後行エレメント2の前後方向に対して、5本の接合筋21が接合部材12の配設ピッチと同ピッチで配筋されている。隣り合う接合筋21,21は、接合部材12を挟むように配筋されている。接合筋21は、図2に示すように、鉄筋をコ字状に折り曲げることにより形成されていて、深さ方向に対して、接合部材12の2倍のピッチで配筋されている。なお、接合筋21の形状や配筋ピッチ等は限定されるものではない。
また、本実施形態では、凸部2A内の接合部材12に隣接した位置に、接合筋21と交差する割裂補強筋22が配筋されている。なお、割裂補強筋22は、必要に応じて配筋すればよい。
先行エレメント1に配設された仕切板11および鉄筋籠4は、エレメントフレーム14に組み付けられている。仕切板11、エレメントフレーム14および鉄筋籠4は、鉄筋ユニット10を構成している。
エレメントフレーム14は、鋼材を組み合わせることにより形成されている。本実施形態のエレメントフレーム14は、鉄筋籠4の内側空間に配設されていて、高さ方向に複数段配設されている。
エレメントフレーム14は、前面側と後面側(図1において上側と下側)にそれぞれ配設された横材141と、前後の横材141を連結する縦材142と、斜材143とを備えている。なお、エレメントフレーム14の構成は限定されるものではない。
横材141を構成する材料は限定されないが、本実施形態ではL型鋼を使用する。
横材141は、先行エレメントを構築する際に掘削された掘削溝の壁面に沿って配設される。
本実施形態では、4本の縦材142が、2本の横材141の間に横架されていることで、平面視はしご状を呈している。なお、縦材142を構成する材料は限定されないが、本実施形態ではL型鋼を使用する。また、エレメントフレーム14の中央部において隣り合う縦材142同士の間には、トレミー管Pを配管するためのスペース(間隔)が確保されている。
斜材143の一端は、横材141に固定されていて、斜材143の他端は、仕切板11または端部の縦材142に固定されている。
エレメントフレーム14の前面および後面には、縦筋42と横筋43とを組み合わせることにより形成された網状鉄筋(格子状鉄筋)41が配筋されている。網状鉄筋41は、エレメントフレーム14の前面および後面に固定されており、鉄筋籠4を形成する。
なお、鉄筋籠4を構成する縦筋42および横筋43の鉄筋径や配筋ピッチ等は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
また、エレメントフレーム14の両端部(図1において左右の端部)には、一対の仕切板11が固定されている。
仕切板11は、先行エレメント1と後行エレメント2との境界部に配設される板材であって、後行エレメント2側に配設された縦材142および斜材143の他端に固定されている。仕切板11は、高さ方向(図1において紙面垂直方向)に延在している。
接続部材12は、図2に示すように、棒状部材からなる軸部121と、軸部121の両端に形成されて軸部121よりも大きな幅(外径)を有した頭部122とを備えたいわゆるスタッドである。なお、接続部材12の構成は限定されるものではない。例えば、接続部材12は、異形鉄筋により構成されていてもよい。また、接続部材12は、必ずしも仕切板11を貫通している必要はなく、例えば、仕切板11に溶接されていてもよい。
図1に示すように、後行エレメント2に配設された接合筋21および鉄筋籠4は、エレメントフレーム23に組み付けられている。接合筋21、エレメントフレーム23および鉄筋籠4は、後行エレメント2の鉄筋ユニット20を構成している。
エレメントフレーム23は、鋼材を組み合わせることにより形成されている。本実施形態のエレメントフレーム23は、鉄筋籠4の内側空間に配設されていて、高さ方向に複数段配設されている。
エレメントフレーム23は、前面側と後面側(図1において上側と下側)にそれぞれ配設された横材231と、前後の横材231を連結する縦材232と、斜材233とを備えている。なお、エレメントフレーム23の構成は限定されるものではない。
横材231および縦材232の詳細は、先行エレメント1の横材141および縦材142と同様なため、詳細な説明は省略する。
斜材233の一端は横材231に固定されていて、斜材233の他端は縦材142に固定されている。
エレメントフレーム23の前面および後面には、縦筋42と横筋43とを組み合わせることにより形成された網状鉄筋(格子状鉄筋)41が配筋されている。網状鉄筋41は、エレメントフレーム14の前面および後面に固定されており、鉄筋籠4を形成する。
なお、鉄筋籠4を構成する縦筋および横筋の鉄筋径や配筋ピッチ等は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
接合筋21は、エレメントフレーム23の縦材232に固定されている。本実施形態では、2本の縦材232に横架させた状態で、接合筋21を両縦材232に固定している。
本実施形態の地中連続壁の施工方法は、図3(a)に示すように、先行掘削工程S1と、先行形成工程S2と、後行掘削工程S3と、後行形成工程S4とを備えている。
先行掘削工程S1は、図4(a)に示すように、先行掘削溝D1を掘削する工程である。
先行掘削溝D1は、トレンチカッタ等の地盤掘削機(図示せず)により掘削する。なお、先行掘削溝D1の掘削方法は限定されない。
先行形成工程S2は、先行掘削溝D1に先行エレメント1を形成する工程である。
本実施形態の先行形成工程S2は、図3(b)に示すように、組付け作業S21と、カバー設置作業S22と、建込作業S23と、挿入作業S24と、打設作業S25とを備えている。
組付け作業S21では、エレメントフレーム14に鉄筋籠4および仕切板11を組み付けて鉄筋ユニット10を形成する。なお、組付け作業S21は、先行掘削工程S1の前、または、先行掘削工程S1の後に実施してもよいし、先行掘削工程S1と並行して実施してもよい。
カバー設置作業S22では、鉄筋ユニット10の端部にカバー材151を設置する(図5参照)。カバー材151は、地盤掘削機により切削可能な材料からなり、図6に示すように、一対のフランジ部151aとウェブ部151bにより平断面視コ字状を呈している。カバー材151は、エレメントフレーム14の高さ方向に延在していて、仕切板11に突設された接続部材12を覆うように設置される。カバー材151の端部(フランジ部151aには、複数の貫通孔151hが形成されている。なお、カバー材151を構成する材料や形状は限定されるものではなく、例えば、半円筒状のものであってもよい。
本実施形態では、図5に示すように、仕切板11の前縁および後縁に予め取付部材16を固定しておき、カバー材151をこの取付部材16に固定する。本実施形態では、取付部材16として、仕切板11の後行エレメント側の面にL形鋼を固定する。なお、取付部材16は、一方の片が仕切板11に固定されていて、他方の片が仕切板11に立設されている。取付部材16の他方の片は、鉄筋籠4(横筋43)よりも後行エレメント2側に突出しない高さ(長さ)を有している。すなわち、取付部材16は、後行エレメント2の施工時に先行エレメント1の端部を切削した際に、地盤掘削機と接触することがない位置に配設されている。なお、取付部材16は、高さ方向に連続して配設してもよいし、間欠的に配設してもよい。
カバー材151は、その両端(両フランジ部151a)をそれぞれ取付部材16に添設した状態で、貫通孔にボルトを螺合することにより、エレメントフレーム14に取り付ける。なお、カバー材151の固定方法は限定されない。また、カバー設置作業S22では、カバー材151とともに形状保持材152をエレメントフレーム14に固定してもよい。
なお、カバー設置作業S22は、先行掘削工程S1の前、または、先行掘削工程S1の後に実施してもよいし、先行掘削工程S21と並行して実施してもよい。
建込作業S23では、図4(b)に示すように、カバー材151が設置された鉄筋ユニット10を先行掘削溝D1に挿入する。
このとき、鉄筋ユニット10と先行掘削溝D1の内壁面との間にスペーサー(図示せず)を介設する。なお、スペーサーの材質、形状および配置は限定されない。
鉄筋ユニット10を先行掘削溝D1に設置したら、鉄筋ユニット10の中央(中央側の縦材142同士の間)にトレミー管Pを配管する。トレミー管Pは、先行掘削溝D1の底部近傍に達するまで挿入する。
挿入作業S24では、図5に示すように、仕切板11およびカバー材151によって囲まれた空間内に形状保持材152と支持材17とを挿入して、鉄筋ユニット10の端部に端部構造1Bを形成する。形状保持材152および支持材17は、接続部材12の先端とカバー材151との間に介設する。本実施形態では、形状保持材152と支持材17とがユニット化されているため、挿入作業S24では、形状保持材152と支持材17とを一緒に挿入する。なお、形状保持材152と支持材17は、別々に挿入してもよい。また、形状保持材152が予めカバー材151とともにエレメントフレーム14に取り付けられている場合には、挿入作業S24では支持材17のみを挿入すればよい。
端部構造1Bは、仕切板11と接続部材12と空間形成部材15とにより形成された部分である。ここで、空間形成部材15は、接続部材12の周囲に空間を形成するための部材であって、カバー材(カバー部)151と形状保持材(形状保持部)152とからなる。
形状保持材152は、接続部材12の先端に添設された部材である。本実施形態の形状保持材152は、地盤掘削により切削可能で、図7(a)に示すように、複数の凹凸が形成された板材により構成されている。本実施形態の形状保持材152は、複数の錐台状の凹凸が連設されており、平断面視および縦断面視で波型を呈している。すなわち、形状保持材152は、たまごパック状を呈している。なお、形状保持材152の形態は限定されるものではない。例えば、図7(b)に示すように、波型の板材であってもよい。また、図7(c)に示すように、波型の帯状部材を上下方向に並設してもよい。なお、図7(c)に示す形状保持材152は、防護板171に固定する。
本実施形態では、図5に示すように、接続部材12と形状保持材152(空間形成部材15)との間に防護板171が介設されている。
防護板171は、連結用鋼材172を介して仕切板11に着脱可能に連結されているとともに、接続部材12の先端面を覆っている。防護板171の後行エレメント2側には、形状保持材152が取り付けられている。
本実施形態の防護板171は、連結用鋼材172とともに、空間形成部材15(形状保持材152)の支持材17を構成している。なお、支持材17の構成は限定されない。また、形状保持材152は、必ずしも防護板171に取り付ける必要はない。また、形状保持材152と防護板171との間には隙間が形成されていてもよい。
防護板171は、接続部材12と形状保持材152との間に介設された板材であって、高さ方向に延在している。防護板171の仕切板11側の面には、複数の連結用鋼材172が固定されている。防護板171は、後行掘削溝D2の掘削時に接続部材12を保護することが可能であればよく、その材質や形状は限定されるものではない。例えば、孔あき板材や格子状板材であってもよい。
連結用鋼材172は、チャンネル材により構成されていて、高さ方向に延在している。連結用鋼材172のウェブの長さ(高さ)は、接続部材12の長さ(仕切板11からの突出長)よりも大きい。連結用鋼材172の一方のフランジは防護板171に固定されており、他方のフランジは仕切板11の係止されている。本実施形態では、仕切板11の接続部材12同士の間に、平面視L字状の係止部材111が配置されている。支持材17は、連結用鋼材172の他方のフランジを係止部材に係止する(すべり込ませる)ことにより、仕切板11に取り付けられている。なお、連結用鋼材172を構成する材料は限定されるものではなく、例えばH形鋼やL形鋼であってもよい。
このように、本実施形態では、鉄筋ユニット10の端部において、接続部材12と、形状保持材152と、支持材17とをカバー材151により覆うことで、端部構造1Bを形成する。
打設作業S25では、図4(c)に示すように、先行掘削溝D1内にコンクリート(フレッシュコンクリート30)を打設する。
フレッシュコンクリート30は、トレミー管Pを利用して、先行掘削溝D1の底面から打設する。トレミー管Pは、フレッシュコンクリート30の上面の上昇に伴って上昇させる。このとき端部構造1Bは、仕切板11とカバー材151により囲まれているため、コンクリートが内部に打設されない。
後行掘削工程S3は、図4(d)に示すように、先行掘削溝D1に連続する後行掘削溝D2を掘削する工程である。
後行掘削工程は、先行掘削溝D1に打設したコンクリート(先行エレメント1)に所定の強度が発現してから行う。
後行掘削溝D2の掘削は、先行エレメント1の端部を切削しながら行う。なお、後行掘削溝D2の掘削は、先行掘削溝D1と同様に地盤掘削機(図示せず)により行う。
後行掘削溝D2の掘削により、先行エレメント1の端部に設けられたカバー材151および形状保持材152が切削される。カバー材151が切削されることで、先行エレメント1の端部に凹部1Aが形成される。
後行形成工程S4は、後行掘削溝D2に先行エレメント1に連続する後行エレメント2を形成する工程である(図1参照)。
本実施形態の後行形成工程S4は、図3(c)に示すように、組付け作業S41と、建込作業S42と、打設作業S43とを備えている。
組付け作業S41では、エレメントフレーム23に鉄筋籠4を組み付けて鉄筋ユニット20を形成する。なお、組付け作業S41は、後行掘削工程S3の後に実施してもよいし、後行掘削工程S3の前または並行して実施してもよい。
建込作業S42では、鉄筋ユニット20を後行掘削溝D2に挿入する。
このとき、鉄筋ユニット20と後行掘削溝D2の内壁面との間にスペーサー(図示せず)を介設する。なお、スペーサーの材質、形状および配置は限定されない。鉄筋ユニット20の後行掘削溝D2への挿入に先立ち、支持材17および形状保持材152の残部を凹部1Aから抜き出す。
鉄筋ユニット20を後行掘削溝D2に設置したら、鉄筋ユニット10の中央(中央側の縦材232同士の間)にトレミー管Pを配管する。トレミー管Pは、先端(下端)が、後行掘削溝D2の底部近傍に達するまで挿入する。
打設作業S43では、後行掘削溝D2内にコンクリート30を打設する。
コンクリート30は、トレミー管Pを利用して、後行掘削溝D2の底面から打設する。トレミー管Pは、打設コンクリートの上面の上昇に伴って上昇させる。コンクリート30は、凹部1A内にも入り込むことで凸部2Aを形成し、接続部材12および止水板13を巻き込んだ状態で硬化する(図1参照)。
以上、本実施形態の先行エレメントの端部構造および地中連続壁の施工方法によれば、止水性および断面力伝達性能を確保した地中連続壁を簡易に構築することが可能となる。すなわち、後行エレメント用の掘削溝を構築する際にカバー部を切削できるので、接続部材と止水板が露出し、ひいては接続部材および止水板を巻き込んだ状態で後行エレメントを構築することができる。
接続部材12は、凹部1A内に配設されているため、後行掘削溝D2の掘削時に地盤掘削機が接触することがない。また、挿入作業において形状保持材152とともに支持材17を挿入しているため、後行掘削時に接合部材12を保護することができる。
また、形状保持材152を挿入することにより、壁厚が大きい地中連続壁を形成する場合であっても、カバー材151の支点間距離が大きくなることがない。
先行エレメント1と後行エレメント2は、凹部1Aと凸部2Aにより係合されているため、接合性に優れている。また、先行エレメント1と後行エレメント2は、接続部材12および接続筋21を介して断面力を伝達する連続した構造体となる。また、先行エレメント1と後行エレメント2との接合面(凹部1Aおよび凸部2A)が屈曲しているため、接合面を浸透する漏水の通水延長を長くすることで止水性が向上されている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、形状保持材152が切削可能な板材により構成されている場合について説明したが、形状保持材152は地盤掘削機による掘削時に変形可能な板材であってもよい。すなわち、打設作業時にはコンクリート圧に抵抗することでカバー材151の変形を防止し、地盤掘削機による掘削時にはたわむあるいは潰れることで、後行掘削溝D2の形成時の邪魔にならない素材であってもよい。なお、形状保持材152として、変形可能な材料を使用する場合には、後行形成工程において、支持材17とともに形状保持材152を凹部から抜き出す。
また、前記実施形態では、形状保持材152を挿入工程において設置する場合について説明したが、形状保持材152は、予めカバー材151に固定しておくことで、先行形成工程においてカバー材151とともにエレメントフレーム14に取り付けてもよい。
また、前記実施形態では、空間形成部材15として、カバー材151と形状保持材152とを組み合わせたものを使用したが、空間形成部材15は、カバー材151と形状保持材152とが一体に形成されたものであってもよい。
形状保持材152は、図8(a)に示すように、切削可能な密実部材であってもよい。
また、形状保持材152は、図8(b)に示すように、接続部材12の頭部に係止可能に構成された部材であってもよい。例えば、平断面視C字状の係止部152aと凸字状の凸部152bとを備えた部材であってもよい。このような形状保持材152であれば、支持材17を省略することができる。
前記実施形態の支持材17は、複数の連結用鋼材172を仕切板11の表面に当接させた状態で係止する場合について説明したが、支持材17の構成はこれに限定されるものではない。例えば、図9(a)に示すように、支持材17の縁部に設けられた連結用鋼材172を取付部材16に係止する構成であってもよい。
また、支持材17は、図9(b)に示すように、防護板171の仕切板11側の面に形成された係合部材173を接続部材12の頭部に係止させてもよい。
後行形成工程S4において抜き出した支持材17は、他の先行エレメントに転用することができる。
1 先行エレメント
1A 凹部
1B 端部構造(先行エレメントの端部構造)
10 鉄筋ユニット
11 仕切板
12 接合部材
13 止水板
14 エレメントフレーム
15 空間形成部材
151 カバー材(カバー部)
152 形状保持材(形状保持部)
17 支持材
171 防護板
2 後行エレメント
2A 凸部
3 コンクリート
4 鉄筋籠
D1 先行掘削溝
D2 後行掘削溝

Claims (8)

  1. 先行エレメントと後行エレメントとの境界部に配設される仕切板と、
    前記仕切板の後行エレメント側の側面に突設された接続部材と、
    前記接続部材の周囲に空間を形成する空間形成部材と、を備える先行エレメントの端部構造であって、
    前記空間形成部材は、前記接続部材の先端に添設された形状保持部と、前記接続部材および前記形状保持部を覆うカバー部と、を有しており、
    少なくとも前記カバー部が地盤掘削機により切削可能であることを特徴とする、先行エレメントの端部構造。
  2. 前記形状保持部が、複数の凹凸が形成された板材を備えており、
    前記板材は、地盤掘削機により切削可能或いは地盤掘削機による掘削時に変形可能であることを特徴とする、請求項1に記載の先行エレメントの端部構造。
  3. 前記形状保持部が、地盤掘削機により切削可能な密実部材であることを特徴とする、請求項1に記載の先行エレメントの端部構造。
  4. 前記接続部材と前記空間形成部材との間に、前記仕切板に着脱可能に連結された防護板が介設されていて、
    前記形状保持部が、前記防護板に当接していることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の先行エレメントの端部構造。
  5. 先行掘削溝を掘削する先行掘削工程と、
    前記先行掘削溝に先行エレメントを形成する先行形成工程と、
    前記先行掘削溝に連続する後行掘削溝を掘削する後行掘削工程と、
    前記後行掘削溝に前記先行エレメントに連続する後行エレメントを形成する後行形成工程と、を備える地中連続壁の施工方法であって、
    前記先行形成工程は、
    エレメントフレームに鉄筋籠および仕切板を組み付けて鉄筋ユニットを形成する組付け作業と、
    前記鉄筋ユニットの端部に地盤掘削機により切削可能なカバー材を設置し、前記仕切板に突設された接続部材を前記カバー材で覆うカバー設置作業と、
    前記鉄筋ユニットおよび前記カバー材を前記先行掘削溝に挿入する建込作業と、
    前記仕切板および前記カバー材によって囲まれた空間内に形状保持材を挿入する挿入作業と、
    前記先行掘削溝内にコンクリートを打設する打設作業と、を備え、
    前記挿入作業では、前記接続部材の先端と前記カバー材との間に前記形状保持材を介設することを特徴とする、地中連続壁の施工方法。
  6. 前記挿入作業では、前記形状保持材とともに、前記形状保持材と前記接続部材との間に支持材を挿入することを特徴とする、請求項5に記載の地中連続壁の施工方法。
  7. 先行掘削溝を掘削する先行掘削工程と、
    前記先行掘削溝に先行エレメントを形成する先行形成工程と、
    前記先行掘削溝に連続する後行掘削溝を掘削する後行掘削工程と、
    前記後行掘削溝に前記先行エレメントに連続する後行エレメントを形成する後行形成工程と、を備える地中連続壁の施工方法であって、
    前記先行形成工程は、
    エレメントフレームに鉄筋籠および仕切板を組み付けて鉄筋ユニットを形成する組付け作業と、
    前記鉄筋ユニットの端部に地盤掘削機により切削可能な空間形成部材を設置し、前記仕切板に突設された接続部材を前記空間形成部材で覆うカバー設置作業と、
    前記鉄筋ユニットおよび前記空間形成部材を前記先行掘削溝に挿入する建込作業と、
    前記仕切板および前記空間形成部材によって囲まれた空間内に支持材を挿入する挿入作業と、
    前記先行掘削溝内にコンクリートを打設する打設作業と、を備え、
    前記挿入作業では、前記接続部材と前記空間形成部材との間に前記支持材を介設することを特徴とする、地中連続壁の施工方法。
  8. 前記後行形成工程において、前記支持材を前記空間から抜き出すことを特徴とする、請求項6または請求項7に記載の地中連続壁の施工方法。
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