JP2006080371A - 太陽電池及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】導電層と光吸収層との界面におけるMoSe2の成長を防止し、併せて低コストリサイクルプロセスに適した太陽電池とその製造方法を提供する。
【解決手段】導電層(12,14)と光吸収層(15)を基板(11)上に含む太陽電池(10)であって、導電層(12,14)は基板側の第1の導電層(12)と、光吸収層側の第2の導電層(14)を含み、第1と第2の導電層(12,14)の間に中間層(13)を含み、中間層(13)は、第1及び第2の導電層(12,14)より酸性溶液に対する溶解速度が高い。これにより、不合格製品や、リサイクル品として回収された太陽電池を酸性溶液に浸漬することにより、前記中間層から分離することが可能になる。また、中間層の介在により、導電層と光吸収層との界面におけるMoSe2の成長を防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は太陽電池に関するものである。
太陽電池の普及に伴い、そのリサイクル技術の確立が不可欠となる。Cu(In,Ga)Se2(以下CIGSと省略する)太陽電池のリサイクル方法としてはカバーガラスを剥がした後にバッファ層を溶液で溶かし、光吸収層であるCIGSをメカニカルスクレープで除去し、Mo裏面電極を溶解除去し、ガラス基板を再利用する方法が提案されている(例えば非特許文献1)。また、同様にCIGSまでをスクレープし、Mo裏面電極付のガラス基板を再利用する方法が提案されている(例えば非特許文献2)。
"DEVELOPMENT OF RECYCLING AND REUSE TECHNOLOGIES FOR LARGE-AREA Cu(InGa)Se2-BASED THIN-FILM MODULES", Katsumi Kushiya et al., Proceedings of 3rd World Conference on Photovoltaic Energy Conversion, 2003, 6O-B8-03 平成14年度新エネルギー・産業技術総合開発機機構委託業務報告書、太陽光発電技術研究組合,シャープ株式会社,昭和シェル石油株式会社,旭硝子株式会社,産業技術総合研究所、2003
しかしCIGSをメカニカルスクレープした後のMo膜の表面にはMoSe2が残っており、その上にCIGS太陽電池を作製すると高抵抗層となり特性が悪化する。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、導電層と光吸収層との界面におけるMoSe2の成長を防止し、併せて低コストリサイクルプロセスに適した太陽電池とその製造方法を提供する。
本発明の太陽電池は、導電層と光吸収層を基板上に含む太陽電池であって、前記導電層は基板側の第1の導電層と、光吸収層側の第2の導電層を含み、前記第1と第2の導電層の間に中間層を含み、前記中間層は、第1及び第2の導電層より酸性溶液に対する溶解速度が高いことを特徴とする。
本発明の太陽電池の製造方法は、導電層と光吸収層を基板上に含む太陽電池太陽電池の製造方法であって、前記基板の上に第1の導電層を形成し、その上に前記導電層より酸性溶液に対する溶解速度が高い物質を含む中間層を形成し、その上に前記第1の導電層と同一物質の第2の導電層を形成し、その上に光吸収層と、半導体層と、導電層をこの順序に形成することを特徴とする。
本発明の別の太陽電池の製造方法は、導電層と光吸収層を基板上に含み、前記導電層は基板側の第1の導電層と、光吸収層側の導電層を含み、前記第1と第2の導電層の間に中間層を含み、前記中間層は、第1及び第2の導電層より酸性溶液に対する溶解速度が高い太陽電池の製造方法であって、前記太陽電池を酸性溶液と接触させ、前記中間層を剥離することにより前記太陽電池を分離し、残った基板と第1の導電層の上に光吸収層と、半導体層と、導電層をこの順序に形成するか、又は、前記導電層より酸性溶液に対する溶解速度が高い物質を含む中間層を形成し、その上に前記第1の導電層と同一物質の第2の導電層を形成し、その上に光吸収層と、半導体層と、導電層をこの順序に形成することを特徴とする。
本発明の太陽電池及びその製造法によれば、MoSe2の成長を防止し、併せて低コストリサイクルプロセスに適した太陽電池とその製造方法を提供できる。
本発明の太陽電池は、基板側の第1の導電層と、光吸収層側の導電層を含み、前記第1と第2の導電層の間に中間層を含み、前記中間層は、第1及び第2の導電層より酸性溶液に対する溶解速度が高い。これにより、不合格製品や、リサイクル品として回収された太陽電池を酸性溶液に浸漬することにより、前記中間層から分離することが可能になる。
前記第1と第2の導電層はいずれもモリブデン(Mo)であることが好ましい。第2の導電層を剥離した際に第1の導電層を用いて太陽電池を作成することが可能である。
前記第1と第2の導電層の間に中間層を介在させることにより、中間層のないものに比較して、導電層と光吸収層との界面におけるMoSe2の成長を防止できる。この結果、電気抵抗を良好に保つことができる。
前記第1と第2の導電層の厚みは0.2〜0.8μmの範囲が好ましい。この範囲であれば良好な通電ができる。また、中間層の厚みは5〜200nmの範囲が好ましい。この範囲であれば、MoSe2の成長を防止できると共に、酸性溶液により分離することができる。
前記第1と第2の導電層の密度が異なり、第1の導電層の方が第2の導電層より密度が高いことが好ましい。密度を高くするにはスパッタ圧力を低くすれば良い。密度を高くすると導電性は高くなる。また走査型電子顕微鏡(SEM)で観察することにより、粒径の数と大きさにより、密度が高いか低いかを判断できる。密度が高い場合は、相対的に粒径は小さくなり、粒子の数は多くなる。
前記中間層は金属酸化物であることが好ましい。具体的には、インジウム−錫酸化物合金(ITO)、SnO2、TiO2及びZnOから選ばれる少なくとも一つが好ましい。これらの金属酸化物はMoに比べて酸性溶液で溶解しやすいからである。
前記光吸収層がカルコパイライト構造を有する化合物半導体であることが好ましい。さらに好ましくは、前記化合物半導体は、Cuと、In、Ga及びAlから選ばれる少なくとも1つの元素と、Se及びSから選ばれる少なくとも1つの元素とを含む。
次に本発明の太陽電池の製造方法は、前記基板の上に第1の導電層を形成し、その上に前記導電層より酸性溶液に対する溶解速度が高い物質を含む中間層を形成し、その上に前記第1の導電層と同一物質の第2の導電層を形成し、その上に光吸収層と、半導体層と、基板をこの順序に形成する。各層はスパッタリング法によって形成できる。
次に本発明の別の太陽電池の製造方法は、太陽電池を酸性溶液と接触させ、前記中間層を剥離することにより前記太陽電池を分離し、残った基板と第1の導電層の上に光吸収層と、半導体層と、導電層をこの順序に形成するか、又は、前記導電層より酸性溶液に対する溶解速度が高い物質を含む中間層を形成し、その上に前記第1の導電層と同一物質の第2の導電層を形成し、その上に光吸収層と、半導体層と、導電層をこの順序に形成する。これにより、不合格製品や、リサイクル品として回収された太陽電池を酸性溶液に浸漬することにより、前記中間層から分離し、再度太陽電池を製造することが可能になる。
前記分離方法において、酸性溶液温度を40℃以上にすることが好ましい。さらに好ましい温度は40℃以上80℃以下である。この温度範囲であれば酸による中間層の分離を促進できる。
前記分離方法において、酸性溶液中で超音波を当てながら分離することもできる。超音波をかけると、よる中間層の分離を促進できる。
なお、本発明においては、基板の上に直接第1の導電層を形成してもよいし、基板と第1の導電層の間にSiO2,Al23等の下地層を形成してもよい。下地層を形成する場合は、ガラス基板からのアルカリ成分等の拡散を防止できる。但し、アルカリ成分等の拡散があっても差し支えない場合は、下地層は不要である。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における太陽電池の断面図である。
図1において、太陽電池10は、基板11と、基板11上に形成された第1の導電層12と中間層13と、中間層13上に形成された第2の導電層14備える。太陽電池10は、さらに、第2の導電層14上に順に形成された、光吸収層15、第1の半導体層16、第2の半導体層17及び透明導電層18と、透明導電層18上に形成された取り出し電極19と、第2の導電層14上に形成された取り出し電極20とを備える。
基板11は、金属などの導電性を有する材料からなる。たとえば、ステンレス、またはデュラルミンなどのアルミニウム合金を用いて形成できる。基板11は可撓性を有することが好ましい。可撓性を有する基板11を用いた場合、基板11をロール状にして連続的に太陽電池を形成できるため、生産が容易になる。ただし基板上で直列構造接続を作製する場合はSiO2などの絶縁層が必要となる。または一つの絶縁層材料で作製してもよい。たとえば、ガラス、ポリイミドなどを用いることができる。
第1の導電層12及び第2の導電層14は金属を用いて形成でき、たとえば、Moを用いて形成できる。
中間層13は第1の導電層12と第2の導電層14の間に位置し、導電性の材料からなる。中間層13はTiO2、SnO2、GaやAlなどのIIIb族元素をドープしたZnOや、ITO(Indium Tin Oxide)を用いて形成できる酸化物を用いることが好ましい。ZnO系の膜なら弱酸で、ITOなら強酸で中間層を剥離することが可能となり、これらの膜を積層することにより段階的な剥離も可能となる。
光吸収層15は、Ib族元素とIIIb族元素とVIb族元素とを含む半導体からなる。具体的には、カルコパイライト(chalcopyrite)と同様の結晶構造を有する半導体を用いることができる。より具体的には、Cuと、In、Al及びGaから選ばれる少なくとも1つの元素と、Se及びSから選ばれる少なくとも1つの元素とを含む半導体を用いることができる。たとえば、CuInSe2、Cu(In,Al)Se2、CuIn(Se,S)2、Cu(In,Ga)Se2、Cu(In,Al)(Se,S)2または、Cu(In,Ga)(Se,S)2を用いることができる。
第1の半導体層16及び第2の半導体層17は、ZnO、またはZnOを含む材料によって形成できる。透明導電層18は、AlなどのIII族元素をドープしたZnOや、ITO(Indium Tin Oxide)を用いて形成できる。取り出し電極19及び20は、導電性が高い金属(例えばAu/NiCr)を用いて形成できる。
なお、太陽電池10は、本発明の太陽電池の一例であり、本発明の太陽電池は太陽電池10に限定されない。たとえば、基板上で直列接続構造を形成し、電圧の高電圧化を図ったものでもよい。
以下、実施例と比較例を用いて本発明を具体的に説明する。
(実施例1)
実施例では、実施形態の太陽電池10を作製した一例について説明する。
まず、基板11として、ガラス基板を準備した。次に、RFスパッタリングによって、基板11上にMo層(第1の導電層12)を形成した。導電層12を形成する際にはスパッタ圧力を2.6Pa(2×10-2Torr)とし、厚さは0.4μmとした。次に、DCスパッタリングによって、第1の導電層12上にITO膜(中間層13)を形成した。中間層13を形成する際にはスパッタ圧力を0.26Pa(2×10-3Torr)とし、厚さは0.05μmとした。次に、RFスパッタリングによって、中間層13上にMo層(第2の導電層14)を形成した。第2の導電層14を形成する際にはスパッタ圧力を2.6Pa(2×10-2Torr)とし、厚さは0.4μmとした。
次に、以下に示す方法によって、Cu(In,Ga)Se2層(光吸収層14)を形成した。
まず、Cu、In、Ga、及びSeを電離真空計で圧力を制御しながら堆積させた。このとき、基板温度を500℃とした。堆積時において、Seの圧力を2.66×10-3Pa(2×10-5Torr)とし、Cuの圧力を3.99×10-5Pa(3×10-7Torr)とし、Inの圧力を1.064×10-4Pa(8×10-7Torr)とし、Gaの圧力を3.99×10-5Pa(3×10-7Torr)とした。
次に、化学浴析出法によって、Cu(In,Ga)Se2層上にCdS層(第1の半導体層16)を形成し、これによってpn接合を形成した。次に、ZnO層(第2の半導体層17)と、ITO層(透明導電層18)とをスパッタリング法で順次形成した。最後に、Auからなる取り出し電極19及び20を形成した。このようにして、実施例1の太陽電池を作製した。この太陽電池の中間層13は、MoSe2の成長を防止する障壁として機能していた。太陽電池の特性は後の表1に示す。
(比較例1)
比較のために中間層13を設けない他は、実施例1と同様に太陽電池を作製した。この太陽電池は、導電層と光吸収層との界面でMoSe2の析出が見られた。
これらの太陽電池について、Air Mass(AM)=1.5、100mW/cm2の擬似太陽光を用いて特性を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2006080371
(実施例2)
実施例1の太陽電池を以下の方法で各層を剥がした。
まず、pH3.5の希塩酸(塩酸濃度5重量%水溶液)に、室温で5分浸し、CdS膜とZnO、ITO膜を同時に剥がした。
次に、中間層を用いた太陽電池を希硝酸(硝酸濃度10重量%水溶液)に、室温で30分浸し、中間層から第2の導電層と光吸収層を同時に剥離した。
これらのMo膜を残したガラス基板を用いて実施例1の方法と同様に光吸収層から形成して太陽電池を作製した。これらの測定結果を表2に示す。
(比較例2)
一方、中間層を用いない比較例の太陽電池はスクレープによりCIGS膜を剥がした。これらのMo膜を残したガラス基板を用いて比較例1の方法と同様に光吸収層から形成して太陽電池を作製した。これらの測定結果を表2に示す。
Figure 2006080371
表2から明らかなように、本発明の実施例の太陽電池は、良好な特性を示した。
(実施例3)
中間層として、SnO2を用いた以外は実施例1と同様に太陽電池を作成した。この中間層を用いた太陽電池をpH3.5の希塩酸(塩酸濃度5重量%水溶液)に室温で5分浸し、CdS膜とZnO、ITO膜を同時に剥がした。次に、熱硝酸(硝酸濃度20重量%水溶液)に、50℃で15分浸し、中間層から第2の導電層と光吸収層を同時に剥離した。これらのMo膜を残したガラス基板を用いて実施例1の方法と同様に光吸収層から形成して太陽電池を作製した。この太陽電池は実施例2と同等の性能を示した。
(実施例4)
中間層として、TiO2を用いた以外は実施例1と同様に太陽電池を作成した。この中間層を用いた太陽電池をpH3.5の希塩酸(塩酸濃度5重量%水溶液)に室温で5分浸し、CdS膜とZnO、ITO膜を同時に剥がした。次に、熱硝酸(硝酸濃度20重量%水溶液)に、50℃で15分浸し、中間層から第2の導電層と光吸収層を同時に剥離した。これらのMo膜を残したガラス基板を用いて実施例1の方法と同様に光吸収層から形成して太陽電池を作製した。この太陽電池は実施例2と同等の性能を示した。
(実施例5)
中間層として、ZnOを用いた以外は実施例1と同様に太陽電池を作成した。この中間層を用いた太陽電池をpH3.5の希塩酸(塩酸濃度5重量%水溶液)に、室温で5分浸し、CdS膜とZnO、ITO膜を同時に剥がした。次に、中間層を用いた太陽電池を希硝酸(硝酸濃度10重量%水溶液)に、室温で30分浸し、中間層から第2の導電層と光吸収層を同時に剥離した。これらのMo膜を残したガラス基板を用いて実施例1の方法と同様に光吸収層から形成して太陽電池を作製した。この太陽電池は実施例2と同等の性能を示した。
[産業上の利用可能性]
本発明にかかる太陽電池の導電層は回収された太陽電池の再生に有用である。
本発明の一実施の形態における太陽電池の断面図。
符号の説明
10 太陽電池
11 基板
12 第1の導電層
13 中間層
14 第2の導電層
15 光吸収層
16 第1の半導体層
17 第2の半導体層
18 透明導電層
19,20 取り出し電極

Claims (11)

  1. 導電層と光吸収層を基板上に含む太陽電池であって、
    前記導電層は基板側の第1の導電層と、光吸収層側の第2の導電層を含み、
    前記第1と第2の導電層の間に中間層を含み、前記中間層は、第1及び第2の導電層より酸性溶液に対する溶解速度が高いことを特徴とする太陽電池。
  2. 前記第1と第2の導電層はいずれもモリブデン(Mo)である請求項1記載の太陽電池。
  3. 前記第1と第2の導電層の密度が異なり、第1の導電層の方が第2の導電層より密度が高い請求項1に記載の太陽電池。
  4. 前記中間層は金属酸化物である請求項1記載の太陽電池。
  5. 前記金属酸化物は、インジウム−錫酸化物合金(ITO)、SnO2、TiO2及びZnOから選ばれる少なくとも一つである請求項4に記載の太陽電池。
  6. 前記光吸収層がカルコパイライト構造を有する化合物半導体である請求項1に記載の太陽電池。
  7. 前記化合物半導体が、Cuと、In、Ga及びAlから選ばれる少なくとも1つの元素と、Se及びSから選ばれる少なくとも1つの元素とを含む請求項6に記載の太陽電池。
  8. 導電層と光吸収層を基板上に含む太陽電池の製造方法であって、
    前記基板の上に第1の導電層を形成し、
    その上に前記導電層より酸性溶液に対する溶解速度が高い物質を含む中間層を形成し、
    その上に前記第1の導電層と同一物質の第2の導電層を形成し、
    その上に光吸収層と、半導体層と、導電層をこの順序に形成することを特徴とする太陽電池の製造方法。
  9. 導電層と光吸収層を基板上に含み、
    前記導電層は基板側の第1の導電層と、光吸収層側の第2の導電層を含み、
    前記第1と第2の導電層の間に中間層を含み、前記中間層は、第1及び第2の導電層より酸性溶液に対する溶解速度が高い太陽電池の製造方法であって、
    前記太陽電池を酸性溶液と接触させ、前記中間層を剥離することにより前記太陽電池を分離し、
    残った基板と第1の導電層の上に光吸収層と、半導体層と、導電層をこの順序に形成するか、又は、前記導電層より酸性溶液に対する溶解速度が高い物質を含む中間層を形成し、その上に前記第1の導電層と同一物質の第2の導電層を形成し、その上に光吸収層と、半導体層と、導電層をこの順序に形成することを特徴とする太陽電池の製造方法。
  10. 前記分離方法において、酸性溶液温度を40℃以上にする請求項9に記載の太陽電池の製造方法。
  11. 前記分離方法において、酸性溶液中で超音波を当てながら分離する請求項9に記載の太陽電池の製造方法。
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