JP2006080125A - 半導体ウエハの熱処理用縦型ボート - Google Patents
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Abstract
【課題】 半導体ウエハを保持する保持段部を、上下方向に同一直線上に配置されないようにし、半導体ウエハの被保持部が保持段部によって挟まれないように形成することによって、半導体ウエハの被保持部の汚染を抑制した半導体ウエハの熱処理用縦型ボートを提供する。
【解決手段】 複数の半導体ウエハを支持段部上に載置する半導体ウエハの熱処理用縦型ボートであって、半導体ウエハを支持、載置するための一の支持段部11a2,11b2,11c2が、前記一の支持段部に近接する支持段部11a2と11a3,11b2と11b3,11c2と11c3が重ならないように形成されている。
【選択図】 図2
【解決手段】 複数の半導体ウエハを支持段部上に載置する半導体ウエハの熱処理用縦型ボートであって、半導体ウエハを支持、載置するための一の支持段部11a2,11b2,11c2が、前記一の支持段部に近接する支持段部11a2と11a3,11b2と11b3,11c2と11c3が重ならないように形成されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、半導体ウエハの熱処理に用いられる熱処理用ボートに関し、特に半導体ウエハの汚染を抑制することのできる半導体ウエハの熱処理用縦型ボートに関する。
従来、シリコンウエハ等の半導体ウエハは、炉芯管内で酸化、拡散、析出等の各種の熱処理が施されている。これら熱処理にあっては、横型炉及び縦型炉のいずれかの炉が用いられ、使用される半導体ウエハの熱処理用ボートも炉型に合わせて横型及び縦型のものが用いられている。
近年、半導体ウエハの大径化にともなって、炉芯管、熱処理用ボート等の熱処理炉の構成部材も大型化してその重量が増大したことから、横型炉における各構成部材が熱クリープ等により使用不可能となるおそれがあることが問題となった。
そのため、上記のような横型炉で生ずる弊害の少ない縦型炉が広く用いられるようになってきている。その結果、半導体ウエハの製造工程において縦型ボートが広く用いられるようになってきている。
近年、半導体ウエハの大径化にともなって、炉芯管、熱処理用ボート等の熱処理炉の構成部材も大型化してその重量が増大したことから、横型炉における各構成部材が熱クリープ等により使用不可能となるおそれがあることが問題となった。
そのため、上記のような横型炉で生ずる弊害の少ない縦型炉が広く用いられるようになってきている。その結果、半導体ウエハの製造工程において縦型ボートが広く用いられるようになってきている。
この縦型ボートは、所定の熱処理を行う多数の半導体ウエハを縦方向に上下に間隔をおいて積載できるように構成されている。この従来の縦型ボートを図4に基づいて説明する。
図4に示すように、この縦型ボート20は、底板21及び天板22が3本の支柱23a、23b、23cによって支持されると同時に各支柱23a、23b、23cの内側側面にはほぼ等間隔に複数の保持溝(保持段部)24a、24b、24cが設けられている。そして、被処理半導体ウエハSWは各支柱23a、23b、23cの同一高さの保持溝24a、24b、24cに支持されて載置されているようになっている。
図4に示すように、この縦型ボート20は、底板21及び天板22が3本の支柱23a、23b、23cによって支持されると同時に各支柱23a、23b、23cの内側側面にはほぼ等間隔に複数の保持溝(保持段部)24a、24b、24cが設けられている。そして、被処理半導体ウエハSWは各支柱23a、23b、23cの同一高さの保持溝24a、24b、24cに支持されて載置されているようになっている。
なお、縦型ボート20は、複数の半導体ウエハSWが所定に載置された状態で縦型熱処理炉内(図示せず)に収納され熱処理されるため、この縦型ボート20の各構成部材は、半導体ウエハSWの汚染防止のため石英ガラス、SiC、シリコン等の材料により形成するのが、一般的である。
なお、特許文献1には、上述した支柱のうち、例えば、2本の支柱が、筒状体を半割りにした構造として、この2本の支柱の間からウエハを侵入するように構成されている熱処理ボートが開示されている。また、特許文献2には、上述した支柱を4本とし、この4つの支持面中、半導体ウエハの進行前側に設けられた2つの支持面と、後側の支持面のいずれか一つを結んで構成される2つの三角形の面積が同一であり、かつ、これら2つの三角形の各々の面積が、前記半導体ウエハに内接する正三角形の84%となるように構成された縦型ボートが開示されている。
なお、特許文献1には、上述した支柱のうち、例えば、2本の支柱が、筒状体を半割りにした構造として、この2本の支柱の間からウエハを侵入するように構成されている熱処理ボートが開示されている。また、特許文献2には、上述した支柱を4本とし、この4つの支持面中、半導体ウエハの進行前側に設けられた2つの支持面と、後側の支持面のいずれか一つを結んで構成される2つの三角形の面積が同一であり、かつ、これら2つの三角形の各々の面積が、前記半導体ウエハに内接する正三角形の84%となるように構成された縦型ボートが開示されている。
ところで、半導体ウエハは、縦型熱処理炉の構成部材からの汚染を受けやすく、当然に、半導体ウエハを載置している縦型ボートからの影響も受ける。特に、半導体ウエハの不純物の汚染量は、保持溝(保持段部)によって保持される半導体ウエハの被保持部分において高い傾向にある。
このように、半導体ウエハの被保持部分の不純物濃度が高いのは、ボートの素材、洗浄方法の影響によることも勿論であるが、ボート形状にも起因している。
このように、半導体ウエハの被保持部分の不純物濃度が高いのは、ボートの素材、洗浄方法の影響によることも勿論であるが、ボート形状にも起因している。
その理由について図5、図6に基づいて説明する。なお、図5は、図4に示した縦型ボートの一部を模式的に示した側面図であり、図6は図5に示した矢視平面図である。
これら図5,6に示すように、各支柱23a、23b、23cには、ほぼ等間隔に複数の保持溝が形成され、一枚の半導体ウエハSWは保持段部24a1,24b1,24c1に保持される。同様に二枚目の半導体ウエハSWは保持段部24a2,24b2,24c2に保持される。更に三枚目の半導体ウエハSWは保持段部24a3,24b3,24c3に保持される。
これら図5,6に示すように、各支柱23a、23b、23cには、ほぼ等間隔に複数の保持溝が形成され、一枚の半導体ウエハSWは保持段部24a1,24b1,24c1に保持される。同様に二枚目の半導体ウエハSWは保持段部24a2,24b2,24c2に保持される。更に三枚目の半導体ウエハSWは保持段部24a3,24b3,24c3に保持される。
また、前記保持段部24a1,24a2,24a3は、上下方向に同一直線上に形成されている。同様に、前記保持段部24b1,24b2,24b3も上下方向に同一直線上に形成され、更に前記保持段部24c1,24c2,24c3も上下方向直線上に形成されている。
したがって、例えば、図6(B)に示した半導体ウエハSWは、一の保持段部24a2,24b2,24c2上に載置されると共に、その上方には他の半導体ウエハSWを保持する保持段部24a3,24b3,24c3が位置する。
即ち、前記半導体ウエハSWの被保持部分は、汚染源となりうる保持段部24a2,24a3、24b2,24b3、24c2,24c3に挟まれることになり、かかる半導体ウエハSWの被保持部分において不純物濃度が高くなるものと推察される。
したがって、例えば、図6(B)に示した半導体ウエハSWは、一の保持段部24a2,24b2,24c2上に載置されると共に、その上方には他の半導体ウエハSWを保持する保持段部24a3,24b3,24c3が位置する。
即ち、前記半導体ウエハSWの被保持部分は、汚染源となりうる保持段部24a2,24a3、24b2,24b3、24c2,24c3に挟まれることになり、かかる半導体ウエハSWの被保持部分において不純物濃度が高くなるものと推察される。
また、雰囲気ガスは縦型ボートの支柱等の影響を受け、流速の遅い部分が生じる。特に、支柱近傍の流速が遅くなるため、支柱などから放出された不純物濃度が高くなるものと推察される。
本発明は上記技術的課題を解決するためになされたものであり、半導体ウエハを保持する保持段部を、上下方向に同一直線上に配置されないようにし、半導体ウエハの被保持部が保持段部によって挟まれないように形成することによって、半導体ウエハの被保持部の汚染を抑制した半導体ウエハの熱処理用縦型ボートを提供することを目的とする。
上記技術的課題を解決するためになされた本発明にかかる半導体ウエハの熱処理用縦型ボートは、複数の半導体ウエハを支持段部上に載置する半導体ウエハの熱処理用縦型ボートであって、半導体ウエハを支持、載置する一の支持段部が、前記一の支持段部に近接する支持段部と重ならないように形成されていることを特徴としている。
このように、近接した支持段部が重ならないため、半導体ウエハの被保持部分は、汚染源となりうる保持段部に挟まれることがなく、半導体ウエハの被保持部分における不純物濃度を抑制することができる。
ここで、複数の半導体ウエハを支持段部上に載置する半導体ウエハの熱処理用縦型ボートであって、半導体ウエハを支持、載置するための一の支持段部が、支柱側面の垂線に対して前記支持段部の中心線が反時計方向に10度乃至60度の角度になるように形成され、かつ、前記一の支持段部に近接する支持段部が、支柱側面の垂線に対して前記支持段部の中心線が時計方向に10度乃至60度の角度になるように形成され、近接した前記支持段部が重ならないように形成されていることが望ましい。
このように、一の支持段部が、支柱に対してその中心線が10度乃至60度の角度をもって反時計方向に延設され、また前記一の支持段部の上に位置する他の支持段部が、支柱に対してその中心線が10度乃至60度の角度をもって時計方向に延設されているため、近接した支持段部は重ならない。
その結果、半導体ウエハの被保持部分は、汚染源となりうる保持段部に挟まれることがないため、支柱近傍の流速が低下する等の不具合が生じず、半導体ウエハの被保持部分における不純物濃度を抑制することができる。
その結果、半導体ウエハの被保持部分は、汚染源となりうる保持段部に挟まれることがないため、支柱近傍の流速が低下する等の不具合が生じず、半導体ウエハの被保持部分における不純物濃度を抑制することができる。
また、支持段部が、支柱に対してその中心線が10度乃至60度の角度をもって時計方向あるいは反時計方向に延設されているため、支柱から離れた位置で半導体ウエハを支持することになる。
その結果、縦型ボートの支柱等の影響を受けることなく、所定の流速の雰囲気ガス中に半導体ウエハを置くことができ、支柱などから放出された不純物の影響を抑制することができる。
その結果、縦型ボートの支柱等の影響を受けることなく、所定の流速の雰囲気ガス中に半導体ウエハを置くことができ、支柱などから放出された不純物の影響を抑制することができる。
ここで、3本の支柱を有し、前記支柱の夫々に複数の支持段部が形成され、夫々の支柱に形成された同一高さの支持段部は、各支柱に対して支持段部の中心線が同一方向に同一の角度をもって延設されていることが望ましい。
更に、前記支持段部は、支柱から切り出すことより一体に形成されていることが好ましく、また前記支持段部は、別体に形成された支持段部を支柱に対して接着あるいは嵌合させることにより、支柱と一体に形成されていても良い。
更に、前記支持段部は、支柱から切り出すことより一体に形成されていることが好ましく、また前記支持段部は、別体に形成された支持段部を支柱に対して接着あるいは嵌合させることにより、支柱と一体に形成されていても良い。
本発明によれば、縦型ボートによって保持される半導体ウエハの被保持部の汚染を抑制することができる。
本発明にかかる半導体ウエハの熱処理用縦型ボートの実施形態について、図1乃至図2に基づいて説明する。尚、図1は図5に相当する図であって、図2は図6に相当する図である。
本発明の縦型ボートも、従来の縦型ボートと同様に、底板及び天板が3本の支柱11a、11b、11cによって支持されると同時に各支柱11a、11b、11cの内側側面にはほぼ等間隔に複数の保持段部11a1,11a2,11a3,11b1,11b2,11b3,11c1,11c2,11c3が設けられている。
本発明の縦型ボートも、従来の縦型ボートと同様に、底板及び天板が3本の支柱11a、11b、11cによって支持されると同時に各支柱11a、11b、11cの内側側面にはほぼ等間隔に複数の保持段部11a1,11a2,11a3,11b1,11b2,11b3,11c1,11c2,11c3が設けられている。
そして、被処理半導体ウエハSWAは各支柱11a、11b、11cの同一高さの保持段部11a1,11b1,11c1に支持されて載置されているようになっている。
同様に、被処理半導体ウエハSWBは各支柱11a、11b、11cの同一高さの保持段部11a2,11b2,11c2に支持されて載置されているようになっている。
更に、被処理半導体ウエハSWCは各支柱11a、11b、11cの同一高さの保持段部11a3,11b3,11c3に支持されて載置されているようになっている。
同様に、被処理半導体ウエハSWBは各支柱11a、11b、11cの同一高さの保持段部11a2,11b2,11c2に支持されて載置されているようになっている。
更に、被処理半導体ウエハSWCは各支柱11a、11b、11cの同一高さの保持段部11a3,11b3,11c3に支持されて載置されているようになっている。
ここで、各支柱11a、11b、11cの内側側面に形成された保持段部について更に詳述する。
図2(A)に示すように、前記保持段部の中心線が、支柱11a,11b,11cの側面の垂線に対して反時計方向に60度の角度(θa)になるように、保持段部11a1,11b1,11c1は、延設されている。
そして、図2(B)に示すように、保持段部11a1,11b1,11c1の上方に、前記保持段部の中心線が支柱11a,11b,11cの側面の垂線に対して時計方向に60度(θb)になるように、保持段部11a2,11b2,11c2が延設されている。
さらに、図2(C)に示すように、保持段部11a2,11b2,11c2の上方に、前記保持段部の中心線が支柱11a,11b,11cの側面の垂線に対して反時計方向に60度の角度(θa)になるように、保持段部11a3,11b3,11c3が延設されている。
図2(A)に示すように、前記保持段部の中心線が、支柱11a,11b,11cの側面の垂線に対して反時計方向に60度の角度(θa)になるように、保持段部11a1,11b1,11c1は、延設されている。
そして、図2(B)に示すように、保持段部11a1,11b1,11c1の上方に、前記保持段部の中心線が支柱11a,11b,11cの側面の垂線に対して時計方向に60度(θb)になるように、保持段部11a2,11b2,11c2が延設されている。
さらに、図2(C)に示すように、保持段部11a2,11b2,11c2の上方に、前記保持段部の中心線が支柱11a,11b,11cの側面の垂線に対して反時計方向に60度の角度(θa)になるように、保持段部11a3,11b3,11c3が延設されている。
このように、前記保持段部11a1,11a2,11a3は、上下方向に互い違いに形成され、同様に、前記保持段部11b1,11b2,11c3も上下方向に互い違いに形成され、更に前記保持段部11c1,11c2,11c3も上下方向に互い違いに形成されている。
したがって、例えば、半導体ウエハSWAを、一の保持段部11a1,11b1,11c1上に載置した際、半導体ウエハSWAの被保持部上方には他の半導体ウエハSWBが位置し、他の保持段部11a2,11b2,11c2が位置することはない。
即ち、半導体ウエハSWAの被保持部分は、汚染源となりうる保持段部に挟まれることがないため、かかる半導体ウエハの被保持部分における不純物濃度は抑制される。
したがって、例えば、半導体ウエハSWAを、一の保持段部11a1,11b1,11c1上に載置した際、半導体ウエハSWAの被保持部上方には他の半導体ウエハSWBが位置し、他の保持段部11a2,11b2,11c2が位置することはない。
即ち、半導体ウエハSWAの被保持部分は、汚染源となりうる保持段部に挟まれることがないため、かかる半導体ウエハの被保持部分における不純物濃度は抑制される。
また、前記保持段部の中心線が支柱11a,11b,11cの側面の垂線に対して所定角度θa,θbになるように、保持段部が延設されるため、その保持段部に載置される半導体ウエハSWA,SWB,SWCは、支柱11a,11b,11cから離れた位置で保持される。即ち、縦型ボートの支柱等の影響を受けることなく、雰囲気ガスの流速の早い部分に半導体ウエハを置くことができ、支柱などから放出された不純物濃度の影響を極力小さくすることができる。
ここで、前記保持段部の中心線の支柱11a,11b,11cの中心に対する角度θa,θbは、10度から60度であることが好ましい。前記角度θa,θbが10度以下の場合には、保持段部が実質的に上下方向で重なり合い、従来の縦型ウエハボートに比べて、際立った不純物低減効果を得ることができず、一方、60度を超える場合には、半導体ウエハを保持できない等の不都合が生じるため、前記角度θa,θbに設定することが望ましい。
なお、前記保持段部は、夫々の支柱から切り出すことによって形成することができる。また支柱と保持段部とを別体に形成し、接着により一体に形成してもよい。更に、支柱側面に凹部を形成し、該凹部に保持段部を嵌合させることにより一体に形成しても良い。
次に、本発明にかかる縦型ボートの効果の確認実験を行った。
拡散長が約500μmである研磨後のP型、直径200mmのシリコンウエハを、図4に示した従来の縦型ウエハボートに載置し、縦型拡散炉で1200℃、1時間、アルゴンガスでアニール処理を行った(比較例)。
同様に、図1、図2に示した本発明にかかる縦型ウエハボート(保持段部の中心線の支柱11a,11b,11cの中心に対する角度は60度)に、拡散長が約500μmである研磨後のP型、直径200mmのシリコンウエハを載置し、縦型拡散炉で1200℃、1時間、アルゴンガスでアニール処理を行った(実施例)。
拡散長が約500μmである研磨後のP型、直径200mmのシリコンウエハを、図4に示した従来の縦型ウエハボートに載置し、縦型拡散炉で1200℃、1時間、アルゴンガスでアニール処理を行った(比較例)。
同様に、図1、図2に示した本発明にかかる縦型ウエハボート(保持段部の中心線の支柱11a,11b,11cの中心に対する角度は60度)に、拡散長が約500μmである研磨後のP型、直径200mmのシリコンウエハを載置し、縦型拡散炉で1200℃、1時間、アルゴンガスでアニール処理を行った(実施例)。
アニール処理後のシリコンウエハの拡散長をSPV(Surface Photo Voltage)により測定した結果を図3に示す。
図3から明らかなように、本発明にかかる縦型ボートを使用することにより、半導体ウエハの被保持部における拡散長の低減効果が認められた。
図3から明らかなように、本発明にかかる縦型ボートを使用することにより、半導体ウエハの被保持部における拡散長の低減効果が認められた。
本発明は、半導体ウエハの熱処理に用いられる熱処理用ボートとして広く用いることができる。
11a,11b,11c 支柱
11a1,11a2,11a3 保持段部
11b1,11b2,11b3 保持段部
11c1,11c2,11c3 保持段部
SWA,SWB,SWC 半導体ウエハ
11a1,11a2,11a3 保持段部
11b1,11b2,11b3 保持段部
11c1,11c2,11c3 保持段部
SWA,SWB,SWC 半導体ウエハ
Claims (5)
- 複数の半導体ウエハを支持段部上に載置する半導体ウエハの熱処理用縦型ボートであって、半導体ウエハを支持、載置する一の支持段部が、前記一の支持段部に近接する支持段部と重ならないように形成されていることを特徴とする半導体ウエハの熱処理用縦型ボート。
- 複数の半導体ウエハを支持段部上に載置する半導体ウエハの熱処理用縦型ボートであって、
半導体ウエハを支持、載置するための一の支持段部が、支柱側面の垂線に対して前記支持段部の中心線が反時計方向に10度乃至60度の角度になるように形成され、
かつ、前記一の支持段部に近接する支持段部が、支柱側面の垂線に対して前記支持段部の中心線が時計方向に10度乃至60度の角度になるように形成され、
近接した前記支持段部が重ならないように形成されていることを特徴とする半導体ウエハの熱処理用縦型ボート。 - 3本の支柱を有し、前記支柱の夫々に複数の支持段部が形成され、
夫々の支柱に形成された同一高さの支持段部は、各支柱に対して支持段部の中心線が同一方向に同一の角度をもって延設されていることを特徴する請求項1または請求項2に記載された半導体ウエハの熱処理用縦型ボート。 - 前記支持段部は、支柱から切り出すことより一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された半導体ウエハの熱処理用縦型ボート。
- 前記支持段部は、別体に形成された支持段部を支柱に対して接着あるいは嵌合させることにより、支柱と一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された半導体ウエハの熱処理用縦型ボート。
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