JP2006079662A - 記録媒体カートリッジの上下シェルハーフの溶接方法 - Google Patents

記録媒体カートリッジの上下シェルハーフの溶接方法 Download PDF

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Abstract

【課題】上下シェルハーフが周壁の複数箇所において突合わせ溶接されて形成されかつ内蔵された記録媒体に対するアクセス用開口を備えた扁平なハウジングと、このハウジングのアクセス用開口を開閉すべくハウジングに移動可能に取り付けられた、開口を備えたシャッタとを有する記録媒体カートリッジにおいて、上下シェルハーフの溶接時に記録媒体が損傷を受けるのを防止する。
【解決手段】溶接箇所W〜Wの溶接時には、シャッタ7を、その開口7aが溶接箇所W〜Wと対向しなくなる位置に移動させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、上下シェルハーフが周壁の複数箇所において突合わせ溶接されて形成されかつ内蔵された記録媒体に対するアクセス用開口を備えた扁平なハウジングと、このハウジングの上記アクセス用開口を開閉すべく上記ハウジングに移動可能に取り付けられたシャッタとを有する記録媒体カートリッジの製造方法に関し、特に、上記シャッタが、閉位置において上記ハウジングの開口を閉塞し、開位置において上記開口を上記ハウジングの開口にほぼ一致させて、上記記録媒体を上記ハウジングの開口に臨ませるように移動せしめられる記録媒体カートリッジの上下シェルハーフの溶接方法に関するものである。
従来より、デジタルカメラ等のモバイル機器においては、記録媒体として、「clik!(登録商標)」と呼ばれる超小型の記録媒体カートリッジが使用されている(特許文献1参照)。
この記録媒体カートリッジ1は、図7(斜視図)および図8(a),(b)(平面図および裏面図)に示すように、ドライブ装置に装填するときに指を当てる押込み部2aを含む、スタビライザと呼ばれる樹脂製のフレーム2と、このフレーム2に嵌合された金属薄板(厚さ0.3mmのステンレス鋼板)からなる平坦な主面を備えた上シェルハーフ3および下シェルハーフ4とによって構成された、幅50mm、奥行き55mm、厚さ1.95mmの扁平なハウジング内に、40MBの記憶容量を有する直径1.8インチ(45.7mm)のディスク状磁気記録媒体5を回転自在に収容している。この磁気記録媒体5の中央部には、中心孔10aを備えたハブ(センタコア)10が固着されている。
上下シェルハーフ3,4は、双方の周壁のエッジ同士を直線状に突き合わせ、かつこの突合わせ線に沿った、図8(a)に示す13箇所の溶接箇所W〜W13におけるレーザービームを用いたスポット溶接により組み立てられている。
そして、特許文献1に開示された溶接方法では、大出力の単一レーザー源から光ファイバを用いて各溶接箇所にレーザービームを分岐させ、かつそれぞれ集束レンズで集束させて各溶接箇所にレーザービームを当てる態様で、全部の溶接箇所に対し一斉に溶接を行なっている。
この記録媒体カートリッジ1は、幅53mm、奥行き85mm、厚さ5mmの外寸を有するTYPEII PCカード型のドライブ装置(図略)が備えているスロットに挿入形式でローディングされるように構成され、そのハウジングには、上記ドライブ装置が備えている記録再生用磁気ヘッドを磁気記録媒体5の表面にアクセスさせるためのV字状の開口6が形成され、さらに、ハウジングと磁気記録媒体5との間には、上記開口6を回転式に開閉するための、開口7aを備えたロータリーシャッタ7が介装されている。このロータリーシャッタ7は、図示しないバネ部材によって閉方向に付勢され、かつ上シェルハーフ3に取り付けられている図示しないロック部材により閉位置にロックされるように構成されている。
なお、図7および図8(a),(b)は、ロータリーシャッタ7の開口7aがハウジング内に潜入していて、ロータリーシャッタ7がハウジングの開口6を閉じている状態、すなわち閉位置にある状態を示している。
ロータリーシャッタ7は、図8(a)の9−9線に沿った要部拡大断面図である図9に示すように、周縁部で互いに嵌合されたアルミニウム薄板製の上下シャッターハーフ7U,7Dからなり、上シャッターハーフ7Uは、上シェルハーフ3の下面から内方へ突出する小径の円筒体3aによって回転可能に軸支され、円筒体3aの先端には、上シャッターハーフ7Uが円筒体3aからの抜け出るのを防止するためのセンタピンと呼ばれる抜止め部材11が溶接されて、ハブ10の中心孔10a内に介入している。上下シャッターハーフ7U,7Dの内面には、磁気記録媒体5の表面を清掃するための不織布からなるライナ13がそれぞれ貼り付けられている。
下シェルハーフ4の中央部には、ハブ10を外部に臨ませる円形の開口4aが形成され、下シャッターハーフ7Dの中心部には、下シェルハーフ4の開口4aの周縁に遊嵌される大径の円筒体7Daが下方へ向かって突設されて、この円筒体7Daによって下シャッターハーフ7Dが下シェルハーフ4に回転可能に支持されているとともに、円筒体7Daの先端部がカシメられて、下シャッターハーフ7Dの下シェルハーフ4からの抜出しを防止するフランジ12が形成されている。
さらに下シェルハーフ4には、図8(b)から明らかなように、ロータリーシャッタ7と同心的な円弧状開口4bが形成され、下シャッターハーフ7Dには、上記円弧状溝4bから突出しかつこの円弧状開口4bに沿って移動してロータリーシャッタ7を開閉するためのシャッターノブ7bが固設されている。そして、ドライブ装置に対する記録媒体カートリッジ1のローディング動作(押込み動作)に伴って、ロック部材によるロータリーシャッタ7の閉位置でのロックが解除されて、ロータリーシャッタ7が回動可能になるとともに、ドライブ装置が備えている係合壁面がシャッターノブ7bに係合して、ロータリーシャッタ7がその開口7aを上下シェルハーフ3,4の開口6にほぼ一致させる開位置まで約60度回転されることにより、図10(a),(b)(平面図および裏面図)に示すように、磁気記録媒体5がハウジングの開口6から露出された状態でドライブ装置に装填される。
また、ドライブ装置に装填された記録媒体カートリッジ1は、これをさらにドライブ装置側に押すことにより、ドライブ装置からの排出が可能になり、ロータリーシャッタ7が図示しないバネ部材によって図8(a),(b)に示す閉位置に復帰するように構成されている。
米国特許第6,133,544号明細書
ところで、上下シェルハーフ3,4の周壁における突合わせ部位においては、その隙間がゼロになることが望ましいが、実際問題として隙間をゼロにすることは不可能であり、溶接箇所には僅かな隙間が存在するのが普通である。
したがって、溶接時にレーザービームが上記隙間を通じてハウジング内に洩れたり、溶接の瞬間の金属素材の沸騰により、金属粒子および不純物がハウジング内に飛び散ったりする恐れがある。その場合、溶接箇所W〜W13は、図9の右端に示すように、反射率の高いアルミニウム製の上下のシャッターハーフ7U,7Dの周壁が互いに重なり合うように嵌合しているので、溶接時にシャッターハーフ7U,7Dがシールドとなって磁気記録媒体5が保護されるが、図8(a)から明らかなように、ロータリーシャッタ7が閉位置にあるときには、その開口7aが溶接箇所W〜Wと対向しているため、この状態で溶接箇所W〜Wに対する溶接を行なうと、磁気記録媒体5が金属粒子等により損傷を受ける恐れがある。
上述の事情に鑑み、本発明は、ハウジングの上下シェルハーフの周壁の突合わせ溶接時に記録媒体が損傷を受ける恐れを効果的に回避した溶接方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、上下シェルハーフが周壁の複数箇所において突合わせ溶接されて形成されかつ内蔵された記録媒体に対するアクセス用開口を備えた扁平なハウジングと、このハウジングの開口を開閉すべく上記ハウジングに移動可能に取り付けられた、開口を備えたシャッタとを有し、このシャッタが、ハウジングの開口を閉塞する閉位置と、上記開口をハウジングの開口にほぼ一致させて上記記録媒体をハウジングの開口に臨ませる開位置との間で移動せしめられるように構成された記録媒体カートリッジの上下シェルハーフの溶接方法であって、
上記上下シェルハーフの溶接時に、上記シャッタを溶接箇所に応じて移動させることを特徴とするものである。
具体的には、上記シャッタが閉位置にあるときにその開口が対向している溶接箇所の溶接に際して、シャッタを開位置に向かって移動させてから、その溶接箇所の溶接を行なうことを含む。
この場合、シャッタを開位置に向かって移動させることは、シャッタを開位置まで回動させることを含むが、溶接によって記録媒体が損傷を受ける恐れがなければ、必ずしもシャッタを開位置まで回動まで回動しなくてもよいこと明らかである。
本発明によれば、上下シェルハーフの溶接時に、上記ロータリーシャッタを溶接箇所に応じて移動させることにより、例えば、シャッタの開口と対向する位置にある溶接箇所の溶接については、シャッタを、その開口が上記溶接箇所に対向しなくなる位置に移動させて溶接を行うことにより、溶接時に記録媒体が損傷を受ける恐れを効果的に回避することができる。
また、上述した特許文献1においては、記録媒体カートリッジの上下シェルハーフの溶接に際して、すべての溶接箇所に対する溶接作業を一斉に行なっているから、本発明のような、シャッタを溶接箇所に応じて移動させて溶接を行なうことが不可能であるのみでなく、大出力のレーザー源と複雑な光学系が必要であり、しかも個々の溶接箇所についての照射エネルギーの微妙な調整が不可能であったが、本発明の方法の実施には、複数の溶接箇所に対して小出力のレーザー源と簡単な光学系を用いて順次溶接を行なうことになり、個々の溶接箇所の溶接品質を高めることができる効果もある。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明による記録媒体カートリッジの上下シェルハーフの溶接方法の説明に供する平面図である。図1に示す記録媒体カートリッジは、図8(a),(b)〜図10(a),(b)で説明した記録媒体カートリッジと同一の構成を有するので、同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略する。
本実施の形態の溶接方法においては、ロータリーシャッタ7が閉位置にあるときにその開口7aが対向している溶接箇所W〜Wの溶接に際して、開口7aが溶接箇所W〜Wに対向しなくなる位置までロータリーシャッタ7を開位置に向かって回動させた後、溶接箇所W〜Wに対する溶接を行なうことを主眼としている。これにより、溶接箇所W〜Wに対する溶接時に、磁気記録媒体5が損傷を受ける恐れを効果的に回避できること明らかである。
図2は、記録媒体カートリッジ1の上下シェルハーフ3,4の溶接に用いる冶具である受け台20の平面図であり、図3はその正面図である。
この受け台20は、記録媒体カートリッジ1がそのフレーム2側を図の右方に向けた状態で、上シェルハーフ3を上側にして位置決めされた場合に、下シェルハーフ4の主面の少なくとも周縁部に密着して支持する平坦なカートリッジ支持面21と、この支持面21に開口した、扇形の平面形状を有する空所22とを備えている。この空所22は、受け台20上に固定された記録媒体カートリッジ1のロータリーシャッタ7を図8(a)に示す閉位置から図1に示す位置まで回動させるシャッターレバー30の回動スペースとなる。受け台20の周囲には、上下シェルハーフ3,4の周壁を側方から弾性的に挟持する板バネ製のサイドガイド23,24,25が固定されている。
シャッターレバー30は、図4に側面図を示すように、回動軸35に固定されるボス部31と、このボス部31から一方向に延びて、受け台20上に固定された記録媒体カートリッジ1のシャッターノブ7bに対し片側から係合する先端部を備えたレバー部32とを備えている。
各サイドガイド23,24,25は、上下シェルハーフ3,4の周壁面上に弾接して、上下シェルハーフ3,4の周壁における突合せ部位のズレを防止する位置決め機能に加えて、溶接時のスパッタ等が上下シェルハーフ3,4間の隙間から内部に侵入しないように溶接箇所以外の突合わせ部を塞ぐ機能をも有しており、例えばサイドガイド23には、図3に示すように溶接箇所W〜Wにそれぞれ対応する位置にスリットS〜Sが形成され、これらスリットS〜Sを通してレーザー溶接が行なわれるようになっている。他のサイドガイド24,25も同様に、溶接箇所にそれぞれ対応する位置にスリットを備えている(図示は省略)。
図6は、上シェルハーフ3の主面周縁部における各溶接箇所W〜W13の近傍を押さえるための押さえロッド40を示し、13本の押さえロッド40がロッド保持部材50に取り付けられている。
各押さえロッド40は、下シェルハーフ3の主面周縁部における各溶接箇所W〜W13の近傍位置に接触させる球面状の下端面41aを備えたロッド本体41と、このロッド本体41を上下に摺動可能に貫通させ、かつ外周にねじ溝を備えてロッド保持部材50に上下調整可能に取り付けられた外筒42と、ロッド本体41に形成された段部41bと外筒42の下端のフランジ42aとの間に縮装されたコイルバネ43と、コイルバネ43のバネ圧を調整するために、ロッド本体41の上端部41cに螺装された調整ナット44とから構成されている。
このような構成を有する13本の押さえロッド40がロッド保持部材50に取り付けられていることにより、下シェルハーフ3の主面周縁部に対するロッド本体41の下端面41aの相対位置および接触圧をそれぞれ個別に調整することが可能になる。
次に上記受け台20および押さえロッド40を用いた上下シェルハーフ3,4の溶接方法について説明する。
先ず、シャッターレバー30を図2に実線で示す初期位置に保持した状態で、記録媒体カートリッジ1を下シェルハーフ4が下側になる状態で受け台20上に位置決めし、サイドガイド23〜25によって上下シェルハーフ3,4の周壁を側方から挟持して段差を無くす。
次に、仮想線で示すような、上述のサイドガイド23〜25と同様の構成を有するサイドガイド27を備えた可動受け台28が空所22に上昇して、下シェルハーフ4の空所22内にある主面部分の少なくとも周縁部を支持し、かつ上下シェルハーフ3,4の周壁面上にサイドガイド27を弾接させる。
同時に、ロッド保持部材50を上方から下降させて、13本の押さえロッド40によって上シェルハーフ3の主面周縁部における各溶接箇所W〜W13(図8(a)参照)の近傍を上方から押さえる。次に、ロータリーシャッタ7のロックが解除される。
この場合、溶接箇所W〜WおよびW,Wの近傍を押さえるロッド本体41の接触圧は平均して200gf程度に設定すればよいが、特に上下シェルハーフ3,4の磁気ヘッドアクセス用開口6に臨む両コーナー部およびフレーム2との嵌合部は、上下シェルハーフ3,4の間に隙間が生じやすい部位であるため、溶接箇所WおよびWの近傍、ならびにW12およびW13の近傍を押さえるロッド本体41の接触圧は上述の接触圧の2倍以上の約500gf程度になるように調整するのが好ましい。一方、溶接箇所Wの近傍は受け台20からも可動受け台28からも外れた部位であるため、接触圧が最も低い30gf程度になるように調整し、さらに、シャッターノブ7bの通路に近接した溶接箇所W〜W11近傍を押さえるロッド本体41は100gf程度の比較的低い接触圧に調整するのが好ましい。
このように、ロッド本体41の接触圧をそれぞれ好ましい値になるように個別に調整された13本の押さえロッド40により、上シェルハーフ3の主面周縁部を上方から押さえた状態で、先ず10箇所の溶接箇所W〜W13に対して順次レーザー溶接を行なう。次いで可動受け台28を下降させるとともに、シャッターレバー30を図2の実線で示す位置から仮想線で示す位置まで図の時計方向に回動して、図1に示すように、ロータリーシャッタ7の開口7aをハウジングの開口6にほぼ一致させる。次に可動受け台28を再び空所22内に上昇させて、下シェルハーフ4の主面を支持させ、その状態で、残りの3箇所の溶接箇所W〜Wに対して、サイドガイド23のスリットS〜Sを通して順次レーザー溶接を行なう。
次に可動受け台28を下降させた後、シャッターレバー30を図2に実線で示す原位置まで復帰させると、ロータリーシャッタ7もハウジング内に内装されているバネ部材の付勢力によって、図8(a),(b)に示す閉位置に復帰する。次にロッド支持部材50を上昇させて記録媒体カートリッジ1を解放し、溶接工程を終了する。
なお、この場合の溶接順は、上述とは反対に、先にロータリーシャッタ7を開いて溶接箇所W〜Wに対する溶接を行なった後に、ロータリーシャッタ7を閉じて溶接箇所W〜W13に対する溶接を行なってもよい。
また、空所22の面積をできるだけ縮小させて支持面21を広く取る関係上、図2および図4に示すシャッターレバー30は、先端部がシャッターノブ7bの片側から係合する細いレバー部32を備えているが、例えば図5に示すように、シャッターノブ7bの両側から係合し得る二股状の先端部を備えたレバー部32′を有するシャッターレバー30′を用いてもよい。その場合には、ロータリーシャッタ7をより確実に閉位置に復帰させることができる利点がある。
さらに、上述の実施の形態では、下シェルハーフ4を下側にした状態で溶接を行っているが、下シェルハーフ4を上側にした状態で溶接を行うこともできる。その場合には、シャッターレバーを記録媒体カートリッジ1の上方に配置する必要があるが、受け台20に空所22を設けることも可動受け台28を用意することも不要になる利点がある。
なお、サイクルタイムが重要な場合には、強力なレーザービームを光ファイバで分岐させて、13箇所の溶接箇所W〜W13に同時に照射できるように構成した上で、集光レンズ内にシャッタを設けて、溶接箇所W〜Wに対する溶接と、溶接箇所W〜W13に対する溶接とを分割して行なう方法もある。
以上の説明で、本発明による、上下シェルハーフ3,4の溶接方法の実施の形態が明らかになったが、本実施の形態によれば、上下シェルハーフ3,4の溶接時に、シャッターレバー30により、ロータリーシャッタ7をその開口7aが溶接箇所W〜Wと対向しなくなる位置に回動させ、磁気記録媒体5の溶接箇所W〜Wに対向する部位をロータリーシャッタ7によりシールドした状態で溶接を行なっているから、溶接時に磁気記録媒体5が損傷を受ける恐れを効果的に回避することができる。
また、13箇所の溶接箇所W〜W13のそれぞれの近傍を、溶接箇所に応じて押さえ力を調整された押さえロッド40により上下シェルハーフ3,4を上方から受け台20上に押し付けた状態で溶接を行なっているので、ハウジングのアクセス用開口6に臨むコーナー部のような、上下シェルハーフ3,4の間に隙間が生じやすい溶接箇所WおよびWの近傍は比較的大きい押さえ力をもって押圧することにより、記録媒体カートリッジ1全体の寸法精度を向上させることができる。
上述の実施例は、外径1.8インチ(約46mm)の磁気記録媒体5を備えた「clik!」の場合であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、将来開発されるであろう更に小型で高密度な1インチ(約25mm)や0.8インチ(約20mm)等の超小型高密度記録媒体を備えたカートリッジにも適用可能であり、記録媒体はディスクに限らず、テープ、ハードディスク、光媒体、半導体等であってもよい。
また、上述の実施例では、ロータリーシャッタ7がハウジングに内蔵されているが、本発明は、ロータリーシャッタあるいはスライドシャッタを外装した記録媒体カートリッジにも適用可能であることは言うまでもない。
本発明による溶接方法の説明に供する平面図である。 本発明による溶接方法の実施に使用される受け台の平面図である。 図2の受け台の正面図である。 図2に示すシャッターレバーの側面図である。 シャッターレバーの変形を示す平面図である。 本発明の溶接方法の実施に使用される押さえロッドの正面図である。 本発明による溶接方法が適用される記録媒体カートリッジの斜視図である。 図8(a),(b)は、本発明による溶接方法が適用される記録媒体カートリッジの、ロータリーシャッタが閉位置にある状態を示す平面図および底面図である。 図8(a)の9−9線に沿った要部の拡大断面図である。 図10(a),(b)は、本発明による溶接方法が適用される記録媒体カートリッジの、ロータリーシャッタが開位置にある状態を示す平面図および底面図である。
符号の説明
1 記録媒体カートリッジ
3 上シェルハーフ
4 下シェルハーフ
5 磁気記録媒体
6 ハウジングの開口
7 ロータリーシャッタ
7a ロータリーシャッタの開口
7b シャッターノブ
7U 上シャッターハーフ
7D 下シャッターハーフ
10 ハブ
20 受け台
23,24,25,27 サイドガイド
28 可動受け台
30 シャッターレバー
40 押さえロッド
41 ロッド本体
〜W13 溶接箇所

Claims (2)

  1. 上下シェルハーフが周壁の複数箇所において突合わせ溶接されて形成されかつ内蔵された記録媒体に対するアクセス用開口を備えた扁平なハウジングと、該ハウジングの前記アクセス用開口を開閉すべく前記ハウジングに移動可能に取り付けられた、開口を備えたシャッタとを有し、該シャッタが、前記ハウジングの開口を閉塞する閉位置と、前記開口を前記ハウジングの開口にほぼ一致させて前記記録媒体を前記ハウジングの開口に臨ませる開位置との間で移動せしめられるように構成された記録媒体カートリッジの上下シェルハーフの溶接方法であって、
    前記上下シェルハーフの溶接時に、前記シャッタを溶接箇所に応じて移動させることを特徴とする記録媒体カートリッジの上下シェルハーフの溶接方法。
  2. 前記シャッタを溶接箇所に応じて移動させることが、該シャッタが前記閉位置にあるときにその開口が対向している溶接箇所の溶接に際して、該シャッタを前記開位置に向かって回動させることよりなることを特徴とする請求項1記載の方法。
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