JP2004127451A - ディスクカートリッジの金属板部材に突起を形成する方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型ディスクカートリッジの金属シェルまたはその他の金属板部材に円筒体のような突起をバーリング加工により形成する場合に、金属板部材の延伸性、厚さ等のバラツキによる得率への影響を低減する。
【解決手段】円筒体23の根元を取り囲む高さ調整用の段差Sを金属板部材に設ける。
【選択図】 図6
【解決手段】円筒体23の根元を取り囲む高さ調整用の段差Sを金属板部材に設ける。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属シェルを備えた扁平なハウジング内に、記録媒体としてのディスクを回転自在に収容してなる小形ディスクカートリッジに関し、特に上記金属シェルまたはその他の金属板部材にバーリング加工により突起を形成する方法およびこの方法で形成された軸筒を備えたディスクカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気ディスクは、高容量化、小型化が進んでおり、この磁気ディスクを回転自在に収容する磁気ディスクカートリッジを構成する機構部品についても高い寸法精度が要求されているとともに、構成部品の形状も複雑になっている。
【0003】
薄い金属板部材に突起を設ける場合、一般に「バーリング」と呼ばれる加工法を用いられている。図9(a)〜(e)は、このバーリング加工法を説明する図で、先ず図9(a)に示すように、金属板部材20に小径の下孔21を開けておく。次に、図9(b)に示すように、上記下孔21に挿入可能な先端の円柱状小径部31と、この小径部31の根元に連接して拡径する切頭円錐体32と、この切頭円錐体32の小径部31側とは反対側に連接する円柱状大径部33とを同心的に備えたバーリング工具30の小径部31を下孔21に挿入する。
【0004】
次に、この工具30を図の上方に押圧すると、図9(c)に示すように、工具30の切頭円錐体32によって下孔1の周囲の金属板部分22が上方へ押し広げられ、次いで、図9(d)に示すように、大径部33によってさらに押し広げられかつ延伸されて塑性変形し、図9(e)に示すように中心孔24を備えた円筒体23が形成される。この円筒体23は、例えば後述するようにディスクカートリッジにおいては、ロータリーシャッタを軸支するための軸筒として金属シェルに形成される。そして、この円筒体23の金属板部材20の上面20aから頂面23aまでの高さ寸法をh´とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようにバーリング加工により形成された円筒体23は、金属素材の延伸性、厚さおよび
バーリング加工速度のバラツキに影響を受けて、高さ寸法h´は設定値hに対してバラツキを生じる。その場合、高さ寸法の微調整が困難なため、高さ寸法h´が許容範囲から外れた円筒体を備えた部品はやむなく廃棄せざるを得ず、得率低下の原因になるのみでなく、品質懸念事項となっている。
【0006】
そこで従来は、材料受入れ規格の強化、加工速度バラツキの低減により対策して来たが、それにも限界があり、コストアップの要因となっていた。
【0007】
上述の事情に鑑み、本発明は、小型ディスクカートリッジの金属シェルまたはその他の金属板部材に上記円筒体のような突起をバーリング加工により形成する場合に、上記バラツキ要因による得率への影響を低減することを可能にした突起の形成方法、およびこの方法でロータリーシャッタを軸支する軸筒を形成された金属シェルを備えたディスクカートリッジを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、金属シェルを備えた扁平なハウジング内に、記録媒体としてのディスクを回転自在に収容してなるディスクカートリッジにおいて、上記金属シェルまたはその他の金属板部材にバーリング加工により突起を形成する際に、この突起の根元を取り囲む高さ調整用の段差を上記金属板部材に形成することを特徴とするものである。
【0009】
上記段差の大きさは、上記突起の高さの10〜30%の範囲内であることが好ましい。また、上記段差は、バーリング加工に先立って設けても、あるいはバーリング加工後に設けてもよい。さらに、突起が形成される金属板部材の形状および目的に応じて、上記段差を突起側または突起とは反対側に設ければよい。
【0010】
本発明の一つの態様によれば、上記ハウジングに、ドライブ装置が備えている記録再生ヘッドをディスクの表面にアクセスさせるための開口と、上記金属板部材に回転可能に軸支されて上記開口を開閉するロータリーシャッタとが設けられル場合に、上記突起が、上記ロータリーシャッタを軸支するために金属シェルに形成された軸筒である。
【0011】
また、本発明は、金属シェルを備えた扁平なハウジング内に、記録媒体としてのディスクを回転自在に収容し、上記ハウジングが、ドライブ装置が備えている記録再生ヘッドをディスクの表面にアクセスさせるための開口と、上記金属シェルに回転可能に軸支されて上記開口を開閉するロータリーシャッタとを備えてなるディスクカートリッジにおいて、
上記金属シェルに、上記ロータリーシャッタを軸支する軸筒がバーリング加工によって形成され、かつ上記軸筒の根元を取り囲む段差が形成されていることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の効果】
本発明のディスクカートリッジによれば、バーリング加工によって形成される突起例えば軸筒の根元にこの突起を取り囲むように段差が設けられているので、突起の高さにバラツキ要因が発生した場合であっても、突起の高さが設定値よりも低い場合には、突起の根元を押し上げる方向に力を加えることにより、また突起の高さが設定値よりも高い場合には、突起を押し下げる方向に力を加えることにより、上記段差の屈曲部が塑性変形して突起を上下に移動させることができる。
【0013】
したがって、突起の高さを設定値に合わせることができ、これによって、機構部品の得率の向上および品質の向上を図ることができる。また、金属素材の延伸性、厚さ等に関するある程度のバラツキは許容できるので、規格幅拡大によるコスト削減が可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、「clik!(登録商標)」と呼ばれる超小型の磁気ディスクカートリッジが備えているロータリーシャッタを軸支するための軸筒を金属シェルに形成する場合について詳細に説明する。
【0015】
この磁気ディスクカートリッジ1は、図1(a)〜(c)にそのロータリーシャッタ7が閉状態にある平面図、右側面図および底面図を、図2(a),(b)にロータリーシャッタ7が開状態にある平面図および底面図を、図3にその分解斜視図をそれぞれ示すように、押込み部2aを含む樹脂製のフレーム2と、厚さ0.2mm程度のステンレス鋼板からなる上下シェル3,4とによって構成された、幅50mm、奥行き55mm、厚さ1.95mmの扁平なハウジング内に、40MBの記憶容量を有する直径1.8インチ(45.7mm)の磁気ディスク5を回転自在に収容している。
【0016】
この磁気ディスクカートリッジ1は、このカートリッジ1が挿入態様で装填されるドライブ装置が備えている磁気ヘッドを磁気ディスク5の表面にアクセスさせるためのV字状の開口6と、この開口6を開閉するロータリーシャッタ7とが設けられている。ロータリーシャッタ7は互いに係合された上下のシャッタ部材7U、7D(図3参照)からなり、上シャッタ部材7Uは上シェル3に、下シャッタ部材7Dは下シェル4にそれぞれ回転可能に軸支されている。そして、磁気ディスク5と上下のシャッタ部材7U、7Dとの間には、それぞれライナー18が介挿されている。
【0017】
また、図1(a)におけるハウジングの左側面先端部には、ドライブ装置の係合部材に係合させて、ドライブ装置内での位置決めを確実にするためのノッチ8が形成され、右側面先端部には、ロータリーシャッタ7を閉位置にロックするシャッタロック部材11を外部に臨ませる小窓9が形成されている。
【0018】
ハウジングの下シェル4には、磁気ディスク5のセンタコア10を外部に臨ませる円形の中心孔4aと、ロータリーシャッタ7と同心的な円弧状溝4bとが形成され、下シャッタ部材7Dには、上記円弧状溝4bから突出しかつこの円弧状溝4bに沿って移動してロータリーシャッタ7を開閉するシャッタノブ7bが固設されている。
【0019】
図4(a)は閉状態にあるロータリーシャッタ7を、図4(b)は開状態にあるロータリーシャッタ7を、それぞれ上シェル3を取り除きかつ磁気ディスク5を省略して示す平面図である。
【0020】
ロータリーシャッタ7の外周に形成された係合凹部7cに係入し得る係合凸部11aを先端に備えて、ロータリーシャッタ7を閉位置にロックするシャッタロック部材11は、ハウジングに設けられた軸12に回動自在に取り付けられているとともに、ばね板11bによって、上記係合凸部11aが上記係合凹部7cに係入し得る方向(図4の反時計方向)にばね付勢されている。そして、磁気ディスクカートリッジ1がドライブ装置へ挿入される際に、ドライブ装置側に設けられたロック解除部材が小窓9を通してこのシャッタロック部材11を押圧することにより、ロック部材11が時計方向に僅かに回動されて、係合凸部11aが係合凹部7cから脱出することによって、ロータリーシャッタ7のロックが解除されるように構成されている。
【0021】
ロータリーシャッタ7は、小径の細長いコイルばね14によって閉方向(図4の反時計方向)にばね付勢されている。このコイルばね14の装着のためにガイドワイヤ13が設けられている。このガイドワイヤ13の一端は、ロータリーシャッタ7の外周面に対向する部位2bにおいてフレーム2に係止され、他端は、ロータリーシャッタ7の外周面に固設された支持部材7dをスライド可能に貫通する態様でロータリーシャッタ7の外周に沿って延びている。コイルばね14は、図4(a)に示すように、ガイドワイヤ13に沿って伸縮するようにフレーム2の上記部位2bと支持部材7dとの間に縮装されて、ロータリーシャッタ7を閉方向(図4の反時計方向)にばね付勢している。この状態から、ロックを解除されたロータリーシャッタ7が図4の時計方向に回動されると、コイルばね14が図4(b)に示すように圧縮されるように構成されている。
【0022】
図5は、ロータリーシャッタ7の軸支構造を示す拡大断面図である。なお、磁気ディスク5、センタコア10およびライナー18が省略してある。
【0023】
図5において、センタコア10を外部に臨ませるために下シェル4の中心部に形成された中心孔4aの周壁は、ハウジング内に入り込んで下シャッタ部材7Dの軸受部4bを形成しており、下シャッタ部材7Dの中心孔の周囲に外方(下方)に向かって突設された大径の円筒体7Daが軸筒として軸受部4bに挿通された後、先端部にカシメ加工が施されて抜け止め用のフランジ21が形成され、この状態で下シャッタ部材7Dが回転可能に軸支されている。
【0024】
一方、上シェル3の中心部には、上シェル3の平板部に対するバーリング加工により小径の円筒体3aが軸筒として内方(下方)へ向かって突設されているが、この円筒体3aの根元には、上シェル3の作成時に円筒体3aの高さ調整用の段差Sが形成されている。なお、この場合の段差Sは、上シェル3の上面に突出物が生じるのを避けるために、円筒体3aとは反対側が凹部となるように形成されている。
【0025】
上記円筒体3aは上シャッタ部材7Uの中心孔に挿通された後、その先端に抜け止め用のセンタピン17が溶接により固着されている。上シェル3の上面には、バーリング加工により開けられ小孔を塞ぐ役目も兼ねるラベル19が貼りつけられている。
【0026】
図6(a)〜(c)は本発明の方法を概念的に説明する断面図である。
【0027】
先ず図6(a)に示すように、例えば金属シェル等の金属板部材20にバーリング加工用の下孔21を開けるとともに、下孔21の周囲に深さdの段差Sを形成する。この段差Sの深さdは、円筒体23の高さ寸法の設定値hの10〜30%程度が好ましい。この段差Sの形成により、金属板部材20には、下孔21を取り囲んで下孔21と略同心的な屈曲部25が形成される。
【0028】
次に、図9に説明したバーリング加工法を用いて、図6(b)に示すように、段差Sの中央部に、中心孔24を備えた円筒体23を形成するが、この円筒体23の金属板部材20の上面20aから頂面23aまでの高さh´が、金属板部材20の延伸性、厚さおよびバーリング加工速度によってバラツクことになる。そこで、高さh´が設定値hよりも低い場合には(h´<h)、図6(c)に示すように、円筒体23の周囲の段差部に対して下方から上方へ向かって力を加えて屈曲部25を塑性変形させることにより、段差Sの深さがd´に縮小され(d´<d)、その分、円筒体23が上方へ移動して、円筒体23の高さを設定値hに合わせることができる。
【0029】
一方、上述とは反対に、バーリング加工により形成された円筒体23の高さh´が設定値hよりも高い場合には(h´>h)、円筒体23の周囲の段差部または頂面23aに対して上方から下方へ向かって力を加えることにより、円筒体23の高さを設定値hに合わせることができる。
【0030】
図7は、円筒体23の高さh´が設定値hよりも低い場合(h´<h)における円筒体23の高さ調整方法の一例を示す断面図である。
【0031】
円筒体23を形成した金属板部材20の平坦部分は、上下の治具40,41に固定され、上治具40には、円筒体23の外径よりも僅かに大きい内径を備えて円筒体23を収容するシリンダ42が形成されている。このシリンダ42には、円筒体23の頂面23aの位置を規定する平坦な下面43aを備えたピストン43が上下動可能に設けられている。
【0032】
さらに、上下の治具40,41に固定された金属板部材20の円筒体23の下方には、金属板部材20の段差部を下方から押圧する平坦な上面44aと、円筒体23の中心孔24にスライド可能に係入し得る円柱部45とを備えた押圧部材44が上下動可能に設けられている。
【0033】
そして、円筒体23の高さh´が設定値hよりも低い場合には、図7(a)に示すように、ピストン43の下面43aが金属板部材20の上面20aから高さhの位置になるようにピストン43を固定した状態で、押圧部材44を用いて、円筒体23をその頂面23aがピストン43の下面43aに当接するまで押し上げればよい。これにより、図7(b)に示すように、段差Sの深さがd´に縮小され(d´<d)、円筒体23の高さがhに調整される。
【0034】
次の図8は、円筒体23の高さh´が設定値hよりも高い場合(h´>h)における円筒体23の高さ調整方法の一例を示す断面図である。
【0035】
この場合は、図8(a)に示すように、押圧部材44をその上面44aが円筒体23から少し離れた位置に固定し、ピストン43の下面43aを金属板部材20の上面20aに当接させて、ピストン43を、その下面43aが金属板部材20の上面20aから高さhの位置に達するまで下方へ移動させればよい。円筒体23は、押圧部材44の円柱部45をガイドとして下方へ移動し、図8(b)に示すように、段差Sの深さがd´に増大するとともに、円筒体23の高さがhに調整される。
【0036】
以上の説明で明らかなように、本実施の形態によれば、バーリング加工によって形成される円筒体23の根元にこの円筒体23を取り囲むように段差Sが設けられているので、円筒体23の高さにバラツキ要因が発生した場合であっても、円筒体23の高さh´が設定値hよりも低い場合には、円筒体23の根元を押し上げる方向に力を加えることにより、また円筒体23の高さh´が設定値hよりも高い場合には、円柱体23を押し下げる方向に力を加えることにより、段差Sの屈曲部25が塑性変形して円筒体23を上下に移動させることができる。
【0037】
したがって、円筒体23の高さを設定値hに正確に調整することができ、これによって、金属板部材20の得率の向上および品質の向上を図ることができる。また、金属素材の延伸性、厚さ等に関するある程度のバラツキは許容できるので、規格幅拡大によるコスト削減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)〜(c)は、本発明が適用される磁気ディスクカートリッジにおいてロータリーシャッタが閉状態にあるときの平面図、右側面図および底面図
【図2】図2(a),(b)は、ロータリーシャッタが開状態にあるときの図1の磁気ディスクカートリッジを示す平面図および底面図
【図3】図1の磁気ディスクカートリッジの分解斜視図
【図4】図1の磁気ディスクカートリッジを、ロータリーシャッタの閉状態および開状態において、それぞれ上シェルを取り除きかつ磁気ディスクを省略して示す平面図
【図5】図1の磁気ディスクカートリッジにおけるロータリーシャッタの軸支構造を示す拡大断面図
【図6】本発明の方法を概念的に説明する断面図
【図7】円筒体の高さが設定値よりも低い場合における円筒体の高さ調整方法の一例を示す断面図
【図8】円筒体の高さが設定値よりも低い場合における円筒体の高さ調整方法の一例を示す断面図
【図9】バーリング加工法の説明図
【符号の説明】
1 磁気ディスクカートリッジ
2 フレーム
3 上シェル
3a 軸筒としての円筒体
4 下シェル
4a 中心孔
5 磁気ディスク
7 ロータリーシャッタ
7U 上シャッタ部材
7Ua 軸筒としての円筒体
7D 下シャッタ部材
7Da 軸筒としての円筒体
10 センタコア
20 金属板部材
23 円筒体
25 屈曲部
S 段差
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属シェルを備えた扁平なハウジング内に、記録媒体としてのディスクを回転自在に収容してなる小形ディスクカートリッジに関し、特に上記金属シェルまたはその他の金属板部材にバーリング加工により突起を形成する方法およびこの方法で形成された軸筒を備えたディスクカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気ディスクは、高容量化、小型化が進んでおり、この磁気ディスクを回転自在に収容する磁気ディスクカートリッジを構成する機構部品についても高い寸法精度が要求されているとともに、構成部品の形状も複雑になっている。
【0003】
薄い金属板部材に突起を設ける場合、一般に「バーリング」と呼ばれる加工法を用いられている。図9(a)〜(e)は、このバーリング加工法を説明する図で、先ず図9(a)に示すように、金属板部材20に小径の下孔21を開けておく。次に、図9(b)に示すように、上記下孔21に挿入可能な先端の円柱状小径部31と、この小径部31の根元に連接して拡径する切頭円錐体32と、この切頭円錐体32の小径部31側とは反対側に連接する円柱状大径部33とを同心的に備えたバーリング工具30の小径部31を下孔21に挿入する。
【0004】
次に、この工具30を図の上方に押圧すると、図9(c)に示すように、工具30の切頭円錐体32によって下孔1の周囲の金属板部分22が上方へ押し広げられ、次いで、図9(d)に示すように、大径部33によってさらに押し広げられかつ延伸されて塑性変形し、図9(e)に示すように中心孔24を備えた円筒体23が形成される。この円筒体23は、例えば後述するようにディスクカートリッジにおいては、ロータリーシャッタを軸支するための軸筒として金属シェルに形成される。そして、この円筒体23の金属板部材20の上面20aから頂面23aまでの高さ寸法をh´とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようにバーリング加工により形成された円筒体23は、金属素材の延伸性、厚さおよび
バーリング加工速度のバラツキに影響を受けて、高さ寸法h´は設定値hに対してバラツキを生じる。その場合、高さ寸法の微調整が困難なため、高さ寸法h´が許容範囲から外れた円筒体を備えた部品はやむなく廃棄せざるを得ず、得率低下の原因になるのみでなく、品質懸念事項となっている。
【0006】
そこで従来は、材料受入れ規格の強化、加工速度バラツキの低減により対策して来たが、それにも限界があり、コストアップの要因となっていた。
【0007】
上述の事情に鑑み、本発明は、小型ディスクカートリッジの金属シェルまたはその他の金属板部材に上記円筒体のような突起をバーリング加工により形成する場合に、上記バラツキ要因による得率への影響を低減することを可能にした突起の形成方法、およびこの方法でロータリーシャッタを軸支する軸筒を形成された金属シェルを備えたディスクカートリッジを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、金属シェルを備えた扁平なハウジング内に、記録媒体としてのディスクを回転自在に収容してなるディスクカートリッジにおいて、上記金属シェルまたはその他の金属板部材にバーリング加工により突起を形成する際に、この突起の根元を取り囲む高さ調整用の段差を上記金属板部材に形成することを特徴とするものである。
【0009】
上記段差の大きさは、上記突起の高さの10〜30%の範囲内であることが好ましい。また、上記段差は、バーリング加工に先立って設けても、あるいはバーリング加工後に設けてもよい。さらに、突起が形成される金属板部材の形状および目的に応じて、上記段差を突起側または突起とは反対側に設ければよい。
【0010】
本発明の一つの態様によれば、上記ハウジングに、ドライブ装置が備えている記録再生ヘッドをディスクの表面にアクセスさせるための開口と、上記金属板部材に回転可能に軸支されて上記開口を開閉するロータリーシャッタとが設けられル場合に、上記突起が、上記ロータリーシャッタを軸支するために金属シェルに形成された軸筒である。
【0011】
また、本発明は、金属シェルを備えた扁平なハウジング内に、記録媒体としてのディスクを回転自在に収容し、上記ハウジングが、ドライブ装置が備えている記録再生ヘッドをディスクの表面にアクセスさせるための開口と、上記金属シェルに回転可能に軸支されて上記開口を開閉するロータリーシャッタとを備えてなるディスクカートリッジにおいて、
上記金属シェルに、上記ロータリーシャッタを軸支する軸筒がバーリング加工によって形成され、かつ上記軸筒の根元を取り囲む段差が形成されていることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の効果】
本発明のディスクカートリッジによれば、バーリング加工によって形成される突起例えば軸筒の根元にこの突起を取り囲むように段差が設けられているので、突起の高さにバラツキ要因が発生した場合であっても、突起の高さが設定値よりも低い場合には、突起の根元を押し上げる方向に力を加えることにより、また突起の高さが設定値よりも高い場合には、突起を押し下げる方向に力を加えることにより、上記段差の屈曲部が塑性変形して突起を上下に移動させることができる。
【0013】
したがって、突起の高さを設定値に合わせることができ、これによって、機構部品の得率の向上および品質の向上を図ることができる。また、金属素材の延伸性、厚さ等に関するある程度のバラツキは許容できるので、規格幅拡大によるコスト削減が可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、「clik!(登録商標)」と呼ばれる超小型の磁気ディスクカートリッジが備えているロータリーシャッタを軸支するための軸筒を金属シェルに形成する場合について詳細に説明する。
【0015】
この磁気ディスクカートリッジ1は、図1(a)〜(c)にそのロータリーシャッタ7が閉状態にある平面図、右側面図および底面図を、図2(a),(b)にロータリーシャッタ7が開状態にある平面図および底面図を、図3にその分解斜視図をそれぞれ示すように、押込み部2aを含む樹脂製のフレーム2と、厚さ0.2mm程度のステンレス鋼板からなる上下シェル3,4とによって構成された、幅50mm、奥行き55mm、厚さ1.95mmの扁平なハウジング内に、40MBの記憶容量を有する直径1.8インチ(45.7mm)の磁気ディスク5を回転自在に収容している。
【0016】
この磁気ディスクカートリッジ1は、このカートリッジ1が挿入態様で装填されるドライブ装置が備えている磁気ヘッドを磁気ディスク5の表面にアクセスさせるためのV字状の開口6と、この開口6を開閉するロータリーシャッタ7とが設けられている。ロータリーシャッタ7は互いに係合された上下のシャッタ部材7U、7D(図3参照)からなり、上シャッタ部材7Uは上シェル3に、下シャッタ部材7Dは下シェル4にそれぞれ回転可能に軸支されている。そして、磁気ディスク5と上下のシャッタ部材7U、7Dとの間には、それぞれライナー18が介挿されている。
【0017】
また、図1(a)におけるハウジングの左側面先端部には、ドライブ装置の係合部材に係合させて、ドライブ装置内での位置決めを確実にするためのノッチ8が形成され、右側面先端部には、ロータリーシャッタ7を閉位置にロックするシャッタロック部材11を外部に臨ませる小窓9が形成されている。
【0018】
ハウジングの下シェル4には、磁気ディスク5のセンタコア10を外部に臨ませる円形の中心孔4aと、ロータリーシャッタ7と同心的な円弧状溝4bとが形成され、下シャッタ部材7Dには、上記円弧状溝4bから突出しかつこの円弧状溝4bに沿って移動してロータリーシャッタ7を開閉するシャッタノブ7bが固設されている。
【0019】
図4(a)は閉状態にあるロータリーシャッタ7を、図4(b)は開状態にあるロータリーシャッタ7を、それぞれ上シェル3を取り除きかつ磁気ディスク5を省略して示す平面図である。
【0020】
ロータリーシャッタ7の外周に形成された係合凹部7cに係入し得る係合凸部11aを先端に備えて、ロータリーシャッタ7を閉位置にロックするシャッタロック部材11は、ハウジングに設けられた軸12に回動自在に取り付けられているとともに、ばね板11bによって、上記係合凸部11aが上記係合凹部7cに係入し得る方向(図4の反時計方向)にばね付勢されている。そして、磁気ディスクカートリッジ1がドライブ装置へ挿入される際に、ドライブ装置側に設けられたロック解除部材が小窓9を通してこのシャッタロック部材11を押圧することにより、ロック部材11が時計方向に僅かに回動されて、係合凸部11aが係合凹部7cから脱出することによって、ロータリーシャッタ7のロックが解除されるように構成されている。
【0021】
ロータリーシャッタ7は、小径の細長いコイルばね14によって閉方向(図4の反時計方向)にばね付勢されている。このコイルばね14の装着のためにガイドワイヤ13が設けられている。このガイドワイヤ13の一端は、ロータリーシャッタ7の外周面に対向する部位2bにおいてフレーム2に係止され、他端は、ロータリーシャッタ7の外周面に固設された支持部材7dをスライド可能に貫通する態様でロータリーシャッタ7の外周に沿って延びている。コイルばね14は、図4(a)に示すように、ガイドワイヤ13に沿って伸縮するようにフレーム2の上記部位2bと支持部材7dとの間に縮装されて、ロータリーシャッタ7を閉方向(図4の反時計方向)にばね付勢している。この状態から、ロックを解除されたロータリーシャッタ7が図4の時計方向に回動されると、コイルばね14が図4(b)に示すように圧縮されるように構成されている。
【0022】
図5は、ロータリーシャッタ7の軸支構造を示す拡大断面図である。なお、磁気ディスク5、センタコア10およびライナー18が省略してある。
【0023】
図5において、センタコア10を外部に臨ませるために下シェル4の中心部に形成された中心孔4aの周壁は、ハウジング内に入り込んで下シャッタ部材7Dの軸受部4bを形成しており、下シャッタ部材7Dの中心孔の周囲に外方(下方)に向かって突設された大径の円筒体7Daが軸筒として軸受部4bに挿通された後、先端部にカシメ加工が施されて抜け止め用のフランジ21が形成され、この状態で下シャッタ部材7Dが回転可能に軸支されている。
【0024】
一方、上シェル3の中心部には、上シェル3の平板部に対するバーリング加工により小径の円筒体3aが軸筒として内方(下方)へ向かって突設されているが、この円筒体3aの根元には、上シェル3の作成時に円筒体3aの高さ調整用の段差Sが形成されている。なお、この場合の段差Sは、上シェル3の上面に突出物が生じるのを避けるために、円筒体3aとは反対側が凹部となるように形成されている。
【0025】
上記円筒体3aは上シャッタ部材7Uの中心孔に挿通された後、その先端に抜け止め用のセンタピン17が溶接により固着されている。上シェル3の上面には、バーリング加工により開けられ小孔を塞ぐ役目も兼ねるラベル19が貼りつけられている。
【0026】
図6(a)〜(c)は本発明の方法を概念的に説明する断面図である。
【0027】
先ず図6(a)に示すように、例えば金属シェル等の金属板部材20にバーリング加工用の下孔21を開けるとともに、下孔21の周囲に深さdの段差Sを形成する。この段差Sの深さdは、円筒体23の高さ寸法の設定値hの10〜30%程度が好ましい。この段差Sの形成により、金属板部材20には、下孔21を取り囲んで下孔21と略同心的な屈曲部25が形成される。
【0028】
次に、図9に説明したバーリング加工法を用いて、図6(b)に示すように、段差Sの中央部に、中心孔24を備えた円筒体23を形成するが、この円筒体23の金属板部材20の上面20aから頂面23aまでの高さh´が、金属板部材20の延伸性、厚さおよびバーリング加工速度によってバラツクことになる。そこで、高さh´が設定値hよりも低い場合には(h´<h)、図6(c)に示すように、円筒体23の周囲の段差部に対して下方から上方へ向かって力を加えて屈曲部25を塑性変形させることにより、段差Sの深さがd´に縮小され(d´<d)、その分、円筒体23が上方へ移動して、円筒体23の高さを設定値hに合わせることができる。
【0029】
一方、上述とは反対に、バーリング加工により形成された円筒体23の高さh´が設定値hよりも高い場合には(h´>h)、円筒体23の周囲の段差部または頂面23aに対して上方から下方へ向かって力を加えることにより、円筒体23の高さを設定値hに合わせることができる。
【0030】
図7は、円筒体23の高さh´が設定値hよりも低い場合(h´<h)における円筒体23の高さ調整方法の一例を示す断面図である。
【0031】
円筒体23を形成した金属板部材20の平坦部分は、上下の治具40,41に固定され、上治具40には、円筒体23の外径よりも僅かに大きい内径を備えて円筒体23を収容するシリンダ42が形成されている。このシリンダ42には、円筒体23の頂面23aの位置を規定する平坦な下面43aを備えたピストン43が上下動可能に設けられている。
【0032】
さらに、上下の治具40,41に固定された金属板部材20の円筒体23の下方には、金属板部材20の段差部を下方から押圧する平坦な上面44aと、円筒体23の中心孔24にスライド可能に係入し得る円柱部45とを備えた押圧部材44が上下動可能に設けられている。
【0033】
そして、円筒体23の高さh´が設定値hよりも低い場合には、図7(a)に示すように、ピストン43の下面43aが金属板部材20の上面20aから高さhの位置になるようにピストン43を固定した状態で、押圧部材44を用いて、円筒体23をその頂面23aがピストン43の下面43aに当接するまで押し上げればよい。これにより、図7(b)に示すように、段差Sの深さがd´に縮小され(d´<d)、円筒体23の高さがhに調整される。
【0034】
次の図8は、円筒体23の高さh´が設定値hよりも高い場合(h´>h)における円筒体23の高さ調整方法の一例を示す断面図である。
【0035】
この場合は、図8(a)に示すように、押圧部材44をその上面44aが円筒体23から少し離れた位置に固定し、ピストン43の下面43aを金属板部材20の上面20aに当接させて、ピストン43を、その下面43aが金属板部材20の上面20aから高さhの位置に達するまで下方へ移動させればよい。円筒体23は、押圧部材44の円柱部45をガイドとして下方へ移動し、図8(b)に示すように、段差Sの深さがd´に増大するとともに、円筒体23の高さがhに調整される。
【0036】
以上の説明で明らかなように、本実施の形態によれば、バーリング加工によって形成される円筒体23の根元にこの円筒体23を取り囲むように段差Sが設けられているので、円筒体23の高さにバラツキ要因が発生した場合であっても、円筒体23の高さh´が設定値hよりも低い場合には、円筒体23の根元を押し上げる方向に力を加えることにより、また円筒体23の高さh´が設定値hよりも高い場合には、円柱体23を押し下げる方向に力を加えることにより、段差Sの屈曲部25が塑性変形して円筒体23を上下に移動させることができる。
【0037】
したがって、円筒体23の高さを設定値hに正確に調整することができ、これによって、金属板部材20の得率の向上および品質の向上を図ることができる。また、金属素材の延伸性、厚さ等に関するある程度のバラツキは許容できるので、規格幅拡大によるコスト削減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)〜(c)は、本発明が適用される磁気ディスクカートリッジにおいてロータリーシャッタが閉状態にあるときの平面図、右側面図および底面図
【図2】図2(a),(b)は、ロータリーシャッタが開状態にあるときの図1の磁気ディスクカートリッジを示す平面図および底面図
【図3】図1の磁気ディスクカートリッジの分解斜視図
【図4】図1の磁気ディスクカートリッジを、ロータリーシャッタの閉状態および開状態において、それぞれ上シェルを取り除きかつ磁気ディスクを省略して示す平面図
【図5】図1の磁気ディスクカートリッジにおけるロータリーシャッタの軸支構造を示す拡大断面図
【図6】本発明の方法を概念的に説明する断面図
【図7】円筒体の高さが設定値よりも低い場合における円筒体の高さ調整方法の一例を示す断面図
【図8】円筒体の高さが設定値よりも低い場合における円筒体の高さ調整方法の一例を示す断面図
【図9】バーリング加工法の説明図
【符号の説明】
1 磁気ディスクカートリッジ
2 フレーム
3 上シェル
3a 軸筒としての円筒体
4 下シェル
4a 中心孔
5 磁気ディスク
7 ロータリーシャッタ
7U 上シャッタ部材
7Ua 軸筒としての円筒体
7D 下シャッタ部材
7Da 軸筒としての円筒体
10 センタコア
20 金属板部材
23 円筒体
25 屈曲部
S 段差
Claims (4)
- 金属シェルを備えた扁平なハウジング内に、記録媒体としてのディスクを回転自在に収容してなるディスクカートリッジにおいて、前記金属シェルまたはその他の金属板部材にバーリング加工により突起を形成する際に、該突起の根元を取り囲む高さ調整用の段差を前記金属板部材に形成することを特徴とする、ディスクカートリッジの金属板部材に突起を形成する方法。
- 前記段差の大きさが、前記突起の高さの10〜30%の範囲内であることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 前記ハウジングに、ドライブ装置が備えている記録再生ヘッドを前記ディスクの表面にアクセスさせるための開口と、前記金属シェルに回転可能に軸支されて前記開口を開閉するロータリーシャッタとが設けられ、前記突起が、前記ロータリーシャッタを軸支する軸筒であることを特徴とする請求項1または2記載の方法。
- 金属シェルを備えた扁平なハウジング内に、記録媒体としてのディスクを回転自在に収容し、前記ハウジングが、ドライブ装置が備えている記録再生ヘッドをディスクの表面にアクセスさせるための開口と、前記金属シェルに回転可能に軸支されて前記開口を開閉するロータリーシャッタとを備えてなるディスクカートリッジにおいて、
前記金属シェルに、前記ロータリーシャッタを軸支する軸筒がバーリング加工によって形成され、かつ前記軸筒の根元を取り囲む段差が形成されていることを特徴とするディスクカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002292523A JP2004127451A (ja) | 2002-10-04 | 2002-10-04 | ディスクカートリッジの金属板部材に突起を形成する方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007216264A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Denso Corp | 溝付き板状部材の製造方法 |
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2002
- 2002-10-04 JP JP2002292523A patent/JP2004127451A/ja not_active Withdrawn
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