JP2006079447A - 集積回路設計支援装置、集積回路設計支援方法及び集積回路設計支援プログラム - Google Patents

集積回路設計支援装置、集積回路設計支援方法及び集積回路設計支援プログラム Download PDF

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稔 薮本
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智久 鈴木
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みな子 窪田
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Abstract

【課題】 FPGA等の集積回路の設計に関し、設計データの品質向上等の設計支援環境を改善し、設計を効率化する。
【解決手段】 複数のピンを有する集積回路の設計を支援する集積回路設計支援装置において、集積回路のピン配列情報を共通のフォーマットで統一化するとともに座標上に配列して、ピン配列マトリクス(マトリクスシート108)を形成する処理部(CPU4)を備えた構成である。処理部は、ピン配列マトリクスから集積回路設計ライブラリを作成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、FPGA(Field Programmable Gate Array )等の集積回路の設計支援に関し、FPGA等の集積回路設計のインターフェース環境を装備した集積回路設計支援装置、集積回路設計支援方法及び集積回路設計支援プログラムに関する。
FPGAは、周知のように、外部から提供されるプログラムによりデバイス内部の回路情報を電気的に書込みすることが可能であって、その回路情報により所要の回路機能を果たす集積回路である。このようなFPGAは、短工程、設計から製造までが容易、外部から論理変更が可能である等、現在の回路設計ではFPGA設計品が主流になりつつある。このFPGA設計については、FPGAに関するデータ管理、ライブラリ作成等の作業を伴い、また、作成したライブラリは、論理設計とのピン名の照合が必要である。
このようなFPGA等の設計支援技術に関し、設計フローを構成するデータ処理の入出力となる設計データに加え、データ処理に参照する補助データを用いる設計支援システムがある(特許文献1)。この設計支援システムでは、データ処理毎に設計データと補助データとを対応付け、且つ、階層分けして示したデータ処理選択表を用いた処理が行われている。
また、ライブラリと設計データとの参照依存関係情報がライブラリの項目内容に基づいて作成され、これを使用して設計データの整合性を取り、不必要な整合性保存動作を削減するようにした設計データ管理装置がある(特許文献2)。この設計データ管理装置では、入力される変更情報により、その変更項目を直接参照する参照設計データ識別子が抽出され、この参照設計データ識別子と変更情報とにより、更新対象設計データの識別子を選択して出力する処理や、その構成が含まれている。
小規模から大規模に至る設計物のCAD(Computer Aided Design )データファイル又は印刷画面を得ることができるCADデータ作成方法がある(特許文献3)。このCADデータファイル作成方法には、表計算ソフトウェアにより作成された設計データのファイルフォーマットを他の特定のファイルフォーマットに変換する処理が含まれている。
コンピュータの各データベースの情報がアプリケーションソフトウェアレベルで仕様が異なることが原因で情報の利用制限や、再入力等の補完的処理が必要となることを回避する連携システムが開示されている(特許文献4)。この連携システムでは、データベースから必要なデータを抽出用プログラムにより取り出す処理、抽出データを記録媒体等に入力する際、CSV(Comma Separated Value )フォーマットに準拠して実行する処理等を含んでいる。
部品のカタログデータや設計仕様を標準化してデータベース化し、データ入力の簡略化により、部品ライブラリの作成を省力化し、CADシステムの利用により、プリント基板設計の作業効率を向上させる部品の自動登録装置や方法がある(特許文献5)。このような登録装置や方法では、部品ライブラリ作成処理に際し、部品自動ジェネレータソフトウェアにより、入力仕様に対応する基板への部品実装に関するデータとして、部品外形データ等の各種のデータを自動的に部品ライブラリとして作成することが含まれている。
また、頻発する設計変更に対し、設計データの整合性の保持、変更差分データの抽出、変更履歴データの保存等を行う設計データ管理方法及びその装置がある(特許文献6)。この設計データ管理方法及びその装置では、システム内の各種アプリケーションで用いられるデータ間の関連付けのため、データ変更発生時、データの整合性の検査、変更前後のデータの差分を抽出し、その変更差分データの保存等の処理を含み、ネットワーク間で接続される設計部門や設計者のデータを共有化し、協調設計作業環境を実現している。
特開平11−110435 特開平8−44782 特開2002−230052 特開2002−117147 特開平10−154168 特開平11−39356
ところで、FPGA設計に関し、従来のASIC(Application Specified IC)の代替えとして大規模なFPGAが増大し、現在のピン数は500ないし1500に及び、この多ピン化により、手番・ミスが増え、設計負担が増大している。とりわけ、そのデータ管理について、ピン配列資料のフォーマットが統一されておらず、設計データ間にリンクもないため、データ管理が困難である。また、ライブラリ作成について、多ピンFPGAシンボルライブラリの作成に時間がかかり、作成したライブラリでは、論理設計とのピン名の照合が必要であり、その照合に手間がかかる。また、変更フィードバックについて、実装要件や、論理修正によるピン配列変更のライブラリ、回路、実装へのフィードバックに多大な工数を必要としている。このようなFPGA設計に関する課題について、既述の特許文献1〜6にはその開示や示唆はなく、また、その課題解決の手段の開示や示唆もない。
そこで、本発明は、FPGA等の集積回路の設計に関し、設計データの品質向上等の設計支援環境を改善し、設計を効率化することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の集積回路設計支援装置は、複数のピンを有する集積回路の設計を支援する集積回路設計支援装置において、集積回路のピン配列情報を共通のフォーマットで統一化するとともに座標上に配列して、ピン配列マトリクスを形成する処理部を備えた構成である。
斯かる構成において、ピン配列マトリクスは、集積回路のピン配列情報を座標上に配列して表わされたデータであって、マトリクス状に作成されたピン配列情報である。そして、処理部は例えば、コンピュータで構成され、提供されるピン配列情報を共通のフォーマットで統一化してピン配列マトリクスを形成する。共通のフォーマットで統一化する処理は例えば、汎用の表計算ソフトウェアを用いて実行される。斯かる構成によれば、ピン配列マトリクスに搭載されたピン配列情報は、共通のフォーマットで統一化されているので、汎用性が高く、その変更等の編集が可能であるとともに、回路設計や実装設計の基本情報として活用され、設計の効率化に寄与する。
上記目的を達成するためには、本発明の集積回路設計支援装置において、前記処理部は、前記ピン配列マトリクスから集積回路設計ライブラリを作成する構成としてもよい。
斯かる構成において、ピン配列マトリクスや処理部は既述の通りである。また、集積回路設計ライブラリはピン配列マトリクスから生成された属性等のカテゴリにより分類されたデータ群を構成している。即ち、提供されるピン配列情報から共通のフォーマットで統一化されたピン配列マトリクスが形成され、このピン配列マトリクスから集積回路設計ライブラリが形成される。この集積回路設計ライブラリは、処理部において、ピン配列マトリクスにより自動生成される。そして、この集積回路設計ライブラリやピン配列マトリクスは、回路設計や実装設計によって変更される設計データにより修正可能である。斯かる構成によれば、提供されるピン配列情報から共通のフォーマットで統一化されたピン配列マトリクスの形成に基づき、集積回路設計ライブラリが自動生成され、このライブラリを回路設計や実装設計に広く活用することができ、回路設計や実装設計によって修正された最新の設計データが反映され、設計データの品質向上に寄与し、設計の効率化が図られる。
上記目的を達成するためには、本発明の集積回路設計支援装置において、前記処理部は、集積回路設計におけるピン配列情報と、前記集積回路設計ライブラリに格納されているピン配列情報とを比較し、その比較結果を出力する構成としてもよい。斯かる構成とすれば、比較結果に基づき、ピン配列情報の更新が容易になる。
上記目的を達成するため、本発明の集積回路設計支援方法は、複数のピンを有する集積回路の設計を支援する集積回路設計支援方法であって、集積回路のピン配列情報を座標上に配列し、共通のフォーマットで統一化してピン配列マトリクスを作成する処理を含む構成である。斯かる構成によれば、この集積回路設計支援方法によっても、同様に、共通のフォーマットで統一化してピン配列マトリクスが作成され、ピン配列マトリクスに搭載されたピン配列情報は、共通のフォーマットで統一化されているので、汎用性が高く、その変更等の編集が可能であるとともに、回路設計や実装設計の基本情報として活用され、設計の効率化に寄与することは既述の通りである。
上記目的を達成するため、本発明の集積回路設計支援プログラムは、複数のピンを有する集積回路の設計を支援する集積回路設計支援プログラムであって、集積回路のピン配列情報を座標上に配列し、共通のフォーマットで統一化してピン配列マトリクスを作成するステップを含み、このステップをコンピュータに実行させる構成である。斯かる構成によれば、この集積回路設計支援プログラムによっても、同様に、提供されるピン配列情報から共通のフォーマットで統一化されたピン配列マトリクスが形成され、集積回路設計ライブラリ等の自動生成に寄与し、回路設計や実装設計に広く活用することができ、回路設計や実装設計によって修正された最新の設計データが反映され、設計データの品質向上に寄与し、設計の効率化が図られることは既述の通りである。
以上の通り、本発明によれば、次の効果が得られる。
(1) 本発明の集積回路設計支援装置、集積回路設計支援方法又は集積回路設計支援プログラムによれば、提供されるピン配列情報を共通のフォーマットで統一化したピン配列マトリクスを形成するので、その情報の汎用性が高く、その変更等の編集が可能であるとともに、回路設計や実装設計の基本情報として活用されるので、集積回路設計の支援環境が改善され、設計工数の削減による設計時間の短縮化、設計データの品質向上とともに、設計の効率化を図ることができる。
(2) 本発明の集積回路設計支援装置において、提供されるピン配列情報から共通のフォーマットで統一化されたピン配列マトリクスの形成に基づき、集積回路設計ライブラリが自動生成される構成とすれば、この集積回路設計ライブラリを回路設計や実装設計に広く活用することができ、回路設計や実装設計によって修正された最新の設計データが反映され、設計データの品質向上に寄与するとともに、データ管理、集積回路設計ライブラリ作成の効率化、設計工数の削減、設計の効率化を図ることができる。
第1の実施形態
本発明の第1の実施形態について、図1を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係るFPGA設計支援装置の概要を示すブロック図である。
集積回路設計支援装置の一例としてのFPGA設計支援装置2は、CPU(Central Processing Unit )4、入出力部6、表示部8及び記憶部10を備えている。CPU4は、記憶部10に格納されている各種プログラムに従ってFPGA設計支援処理等を実行する処理部を構成する。入出力部6は、既述の処理に対応するためのデータ入力、演算出力であるデータ出力の取り出しを行う。表示部8は、データ入力及びデータ出力等に関する情報提示を担当し、例えば、ディスプレイで構成され、プリンタ装置を用いた情報印刷出力の提示も含む。入出力部6には、集積回路パッケージ仕様書として例えば、FPGAパッケージ仕様書等のデータシート12からピン配列情報が入力される。データシート12は、電子データ又は電子データ以外のデータであってもよい。
また、記憶部10は、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random-Access Memory)等の各種のメモリ、その他の記録媒体で構成される。この記憶部10には集積回路設計支援プログラムとしてのFPGA設計支援プログラム102、表計算プログラム104、集積回路設計ツールとしてのFPGA設計ツール106、マトリクスシート108、集積回路設計ライブラリとしてのFPGAライブラリ110、ツールコントロールカード112、配列情報(PAD)ファイル114、配列情報(PIN)ファイル116、回路データベース(ADF)118、実装データベース120が格納され、FPGA設計支援プログラム102には、集積回路配置配線プログラムとしてのFPGA配置配線プログラム122、ライブラリ編集プログラム124、回路設計プログラム126、実装設計プログラム128等が含まれ、また、ツールコントロールカード112には、PIN配列カード130等が含まれる。マトリクスシート108はピン配列情報を座標上に表されたピン配列マトリクスを表す。なお、マトリクスシート108及びツールコントロールカード112はデータファイルを構成している。回路データベース118には回路データが格納され、実装データベース120には実装データが格納される。
FPGA設計支援プログラム102は、FPGA配置配線プログラム122、ライブラリ編集プログラム124、回路設計プログラム126、実装設計プログラム128等の集合体であって、ROM等の記録媒体に格納され、そのデータ処理は次の通りである。
(1) 入出力部6に加えられたピン配列情報を表計算プログラム104を用いて共通のフォーマットで統一化してピン配列マトリクスとしてのマトリクスシート108の作成。この場合、表計算プログラム104には例えば、汎用性の高い表計算ソフトウェアを用いればよい。
(2) ツールコントロールカード112の作成。
(3) マトリクスシート108からFPGAライブラリ110の自動生成、変更等の編集。
(4) FPGA設計ツール106等、ベンダから提供されるCAD(Computer Aided Design )プログラムとの連携及びデータ授受。
(5) その他、PIN配列カード130、PADファイル114、PINファイル116、回路データベース118、実装データベース120等の作成や作成支援。
(6) ピン配列情報の変更履歴の記録や表示等。
FPGA設計ツール106は、既述したように、ベンダから提供されるCADプログラムである。また、FPGA設計支援プログラム102において、回路設計プログラム126はFPGAによる回路設計に必要なプログラムやデータで構成され、回路設計に用いられる。また、実装設計プログラム128はFPGAによる基板等への実装設計に必要なプログラムやデータで構成され、基板設計等、実装設計に用いられる。
次に、本発明の第1の実施形態に係るFPGA設計支援方法又はFPGA設計支援プログラムについて、図2を参照して説明する。図2は、マトリクスシート及びFPGAライブラリの処理手順を示すフローチャートである。
FPGA設計支援方法又はそのプログラムに係る設計支援処理について、FPGAパッケージ仕様書を参照し、FPGAを構成するIC(Integrated Circuit)のマトリクスシート(ピン配列情報)108を作成する(ステップS1)。マトリクスシート108としてのピン配列情報は、FPGAピン配列イメージであり、これを表計算プログラム104を用いて作成する。この場合、FPGAは、同一のパッケージ形状であっても、設計データによって使用するピンが異なるので、どのピンをどのように使用するかを決定しておく必要がある。
このマトリクスシート108に配列されたピン配列情報によりFPGAライブラリ110が自動生成される(ステップS2)。このFPGAライブラリ110は例えば、FPGA配置配線プログラム122やFPGA設計ツール106に必要な設計情報としてパーツ情報を格納するパーツライブラリ、部品のシンボル情報を格納するシンボルライブラリ、部品のレイアウト情報を格納するレイアウトライブラリで構成されている。このFPGAライブラリ110は、回路設計毎に作成される。
そして、ピン配列情報は、回路設計や実装設計によって変更されるが、その変更情報がこれらマトリクスシート108やFPGAライブラリ110に反映される。
このような処理によって、FPGA設計支援環境の基礎が築かれ、高品質の設計データが得られるとともに、データ管理の容易化が図られ、回路設計や実装設計に用いられ、設計の効率化が図られる。
次に、マトリクスシート108について、図3を参照して説明する。図3は、マトリクスシートの一例を示している。
このマトリクスシート108は表計算プログラム104により作成されたピン配列マトリクスを示す電子データであって、表計算プログラム104による共通のフォーマットで統一化されている。このマトリクスシート108には、表計算プログラム104により、縦にX座標、横にY座標を取り、FPGAのパッケージの配列順に該当する複数のセル14が作成され、各セル14には、論理信号名、電源、グランド、非接続等の属性が記述されている。例示されたマトリクスシート108において、A22ピンには例えば、グランド属性、A21ピンには例えば、テストデータ出力TDO(Test Data Out) の論理が設定されている。
次に、FPGA設計支援方法又はFPGA設計支援プログラムについて、図4を参照して説明する。図4は、FPGA設計支援方法又はFPGA設計支援プログラムの処理手順を示すフローチャートである。
FPGA設計支援方法又はそのプログラムに係る設計支援処理について、FPGAパッケージ仕様書を参照し、FPGAを構成するIC(Integrated Circuit)のマトリクスシート(ピン配列情報)108を作成する(ステップS11)。マトリクスシート108としてのピン配列情報は、FPGAピン配列イメージであり、これを表計算プログラム104を用いて作成する。この場合、FPGAは、同一のパッケージ形状であっても、設計データによって使用するピンが異なるので、どのピンをどのように使用するかを決定しておく必要がある。
このピン配列情報の作成に基づき、この情報を基にFPGA設計ツール106のツールコントロールカード112を作成する(ステップS12)。このツールコントロールカード112では、ピン番号と論理信号名との関連付けが行われる。このツールコントロールカード112はFPGA設計ツール106に引き渡され(ステップS13)、ツールコントロールカード112に記載されたピン配列情報がFPGA設計ツール106に提供される(ステップS14)。既述したように、FPGA設計ツール106は、ベンダから提供されるCADプログラムである。
そして、FPGA設計において、ピン配列情報を基にFPGAが搭載される例えば、プリント板(PCB:Printed Circuit Board )のプリント板設計CAD用のFPGAライブラリ110との差分を確認する(ステップS15)。FPGAライブラリ110は、既述の通り、マトリクスシート108を基礎として自動生成されている。そこで、FPGAライブラリ110(ステップS16)から読み出されたピン配列情報がFPGA設計ツール106に提供されると、FPGA設計ツール106では、FPGA設計におけるピン配列情報(ステップS14)と、FPGAライブラリ110におけるピン配列情報(ステップS16)とが一致しているか否かが判定され(ステップS17)、これらピン配列情報が一致していない場合には、ピン配列情報の間違いが表示部8に表示されて告知される(ステップS18)。
また、これらピン配列情報が一致している場合には、設計データ中の過去のピン配列と差があるか否かを判定し(ステップS19)、差分がある場合には、その差分が変更履歴として表示部8に表示されて告知される(ステップS20)。そして、FPGAライブラリ110の参照により、プリント板の設計が行われる(ステップS21)。このプリント板設計において、ピン配列を変更した場合(ステップS22)には、その変更をピン配列情報へ反映させ(ステップS23)、ピン配列情報の変更の後、ステップS12に戻る。このピン配列情報への反映とは、既述の通り、マトリクスシート108及びFPGAライブラリ110におけるピン配列情報の編集及び更新の処理であり、斯かる処理はFPGA設計支援プログラム102のライブラリ編集プログラム124等により実行される。
このような処理手順により、マトリクスシート108の作成からFPGAライブラリ110が生成され、回路設計や実装設計で変更されたピン配列情報は、マトリクスシート108やFPGAライブラリ110に反映され、格納されているピン配列情報の更新が行われる。また、このピン配列情報の変更履歴は、表示部8に表示されるとともに、例えば、FPGAライブラリ110に格納され、回路設計や実装設計の際に利用され、最新のピン配列情報が回路設計や実装設計に活用される。これにより、設計データの高品質化が図られるとともに、設計の効率化が図られる。
第2の実施形態
次に、本発明の第2の実施形態について、図5を参照して説明する。図5は、第2の実施形態に係るFPGA設計支援装置の概要を示すブロック図である。第1の実施形態と同一部分には同一符号を付してある。
このFPGA設計支援装置2は、既述の通り、CPU4、入出力部6、表示部8及び記憶部10を備えており、CPU4は、記憶部10に格納されているプログラムに従ってFPGA設計支援処理を実行する。
このFPGA設計支援処理を実現するため、記憶部10にはFPGA設計支援プログラム102、表計算プログラム104、FPGA設計ツール106、マトリクスシート108、FPGAライブラリ110、ツールコントロールカード112、PADファイル114、PINファイル116、回路データベース118、実装データベース120、FPGA−BA(バックアノテーション: Back Annotation )ファイル132、ベンダ対応キーワード辞書134等が格納され、FPGA設計支援プログラム102には、FPGA配置配線プログラム122、ライブラリ編集プログラム124、回路設計プログラム126、実装設計プログラム128等が含まれ、また、ツールコントロールカード112には、PIN配列カード130等が含まれ、このPIN配列カード130には、制約条件(UCF)ファイル136、制約条件(ACF)ファイル138、制約条件(CSF)ファイル140等が含まれる。
このFPGA設計支援処理は、例えば、
a) FPGAライブラリ編集処理
b) 表計算プログラム形式の統一フォーマットの入力(インポート)及び出力(エクスポート)処理
c) FPGAライブラリの自動生成処理
d) 回路設計又は実装設計におけるFPGAライブラリ参照・編集処理
e) FPGAライブラリ差分チェック処理
f) FPGAバックアノテーション入力処理
g) FPGA設計情報入力処理
h) FPGAピン配置変更処理
i) FPGAバックアノテーション出力処理
を包含している。上記「a) FPGAライブラリ編集処理」には、FPGAライブラリ110の作成の際に表計算プログラム形式の統一フォーマットを構築し、FPGAベンダの提供するFPGA設計データの共通化が含まれる。
FPGAライブラリ110は、FPGAライブラリ編集により作成されたものである。このFPGAライブラリ110には、既述の表計算プログラム形式を用いて統一フォーマットで共通化されたFPGA設計データとしてのピン配列情報が格納される。
UCFファイル136には、初期入力に係る制約条件データが格納され、設計後は設計データが転写される。このUCFファイル136の項目には例えば、ピン配置として論理ピン名とベンダピン名の対応、始点と終点を指定したパス間のタイミング制約、クロックに関連するパス間のタイミング制約、クロック周期の制約等である。
PADファイル114には、ピン配列情報が格納され、このピン配列情報はFPGA設計ツール106から出力される設計レポートによる。図6はこのPADファイル114の項目例を示している。
ベンダ対応キーワード辞書134は、FPGA設計支援プログラム102を用いて作成されたPIN配列カード130をベンダ対応のデータに変換するためのキーワードが格納されたファイルである。
ACFファイル138には、初期入力に係る制約条件データが格納される。また、CSFファイル140には、設計後は設計データが転写され、配線中、配線後の制約条件データが格納される。
PINファイル116には、ピン配列情報が格納され、このピン配列情報はFPGA設計ツール106から出力される設計レポートによる。図7は、このPINファイル116の項目例を示している。
回路データベース118には回路データが格納され、実装データベース120には実装データが格納される。回路データベース118に格納される回路データについて、その一例では、論理ピン名が「I/O」以外のピンはシンボルの上部に配置する。各シンボルには論理ピン名を表示する。論理ピン名が「I/O」のピンは、物理ピン名の昇順にシンボルの上部から下部へ配置し、シンボルには「I/O」を表示する。この場合、回路シンボルは例えば、図8に示す通りである。また、回路データの他の例では、バンク番号に依存しないピンは信号ポーションの最終追番に作成する。シンボルには「論理ピン名」か、「論理ピン名(ベンダピン名)」を表示する。バンク番号に属するピンはバンク番号毎にポーション分割し、論理ピン名を考慮して論理ピン名の昇順にシンボルの上部から下部へ配置する。シンボルには「論理ピン名」か、「Bバンク番号−IO追番」か、「I/O(ベンダピン名)」を表示する。電源/アースピンは電源/アースポーションとしてシンボル作成し、論理ピン名と図面サイズを考慮してポーションに分割する。
次に、FPGA設計支援装置のシステム構成について、図9を参照して説明する。図9は、FPGA設計支援装置のシステム構成の一例を示す図である。
既述のFPGA設計支援装置2(図5)は、FPGA設計支援プログラム102により、フォーマット統一化機能・設計データ管理機能20、FPGA配置配線機能22、ライブラリ編集機能24、回路設計機能26及び実装設計機能28等の各種機能を備えている。フォーマット統一化機能・設計データ管理機能20はFPGA設計支援プログラム102の基本機能であって、表計算プログラム104等により実現され、FPGA配置配線機能22はFPGA配置配線プログラム122により実現され、ライブラリ編集機能24はライブラリ編集プログラム124により実現され、回路設計機能26は回路設計プログラム126により実現され、また、実装設計機能28は実装設計プログラム128により実現される。図9において、矢印は処理手順、データ授受を示している。
フォーマット統一化機能・設計データ管理機能20は、データシート12から入力された設計データのフォーマットの統一化処理を行い、統一化されたフォーマットからなる設計データと回路データベース(ADF)118とをセットで管理するとともに、マトリクスシート108を作成する。データシート12は例えば、PDF(portable document format)等の文書フォーマットで作成され、その作成フォーマットは設計者に委ねられる。フォーマット統一化機能・設計データ管理機能20によれば、このようなデータシート12から設計データが受け入れられ、その設計データが特定の表計算プログラム104のフォーマット形式に統一化される。この統一化されたフォーマット形式で設計データ管理が行われ、マトリクスシート108が表計算プログラム104で作成されて出力される。
このフォーマット統一化機能・設計データ管理機能20のフォーマット統一化処理では、表計算プログラム104に設定された必要な項目とマトリクスシート108のピン配列情報との間にベンダ対応キーワード辞書134として例えば、図10に示すような対応関係が設定されている。図10において、A、Bは固有のツールである。この場合、新規のマトリクスシート108を作成する場合、既存のPADファイル114やPINファイル116が存在すれば、これらPADファイル114やPINファイル116から既存データを抽出する。物理ピン名は、ベンダピン名と同一の場合には省略する。ベンダピン名はピン番号や位置で定義される。
このような設計データのフォーマット形式が統一化されていない従前の設計データでは設計者単位で管理され、そのため、設計データ間の整合性確認が困難であることに加え、設計データベースと同期した設計データ管理やクロスプロービング機能が必要であったが、フォーマット統一化機能・設計データ管理機能20を備えたことにより、フォーマット形式が統一化され、設計データの整合性確認が容易化される。
そして、マトリクスシート108は、人手入力34の処理により、UCFファイル136及びCSFファイル140の作成に供される。即ち、これらのUCFファイル136及びCSFファイル140には、既述の表計算プログラム104のフォーマット形式に統一化された制約条件データが格納される。
FPGA配置配線機能22は、FPGA配置配線処理としてFPGAの新規設計や設計変更を実行する機能であって、これらの機能の実行に当たり、UCFファイル136及びCSFファイル140との対話が行われ、UCFファイル136及びCSFファイル140に格納されている制約条件データが用いられる。即ち、既述のフォーマット形式の統一化された制約条件データにより、FPGAの新規設計や設計変更が実行され、その結果、PADファイル114やPINファイル116が作成される。
また、ライブラリ編集機能24は、データインポート処理、データエクスポート処理、データ編集(一括編集)処理、バンク内の電圧(VCCIO/VCCO) のチェック処理、FPGA部品の形状タイプの参照・ファイル出力処理、ライブラリ自動生成処理(FPGA−PLIB、SLIB)等の処理に用いられる。この機能により、FPGAライブラリ110が編集されるとともに、チェック機能としてバンク内の電圧(VCCIO/VCCO) の同一電圧値の登録チェック、電圧値の一括編集の他、バンク番号、論理ピン名、シンボル形状を考慮したポーション分割等が自動生成される。
ライブラリ編集機能24における編集処理は次の通りである。
i) 表計算プログラム104と同等の編集(一括編集)
ピン情報の編集において、バンク内電圧VCCIO/VCCOの値は、バンク内で異なる電圧値が定義できない仕組みに設定する。
ii) バンク内VCCIO/VCCOのチェック
バンク内電圧VCCIO/VCCOで異なる電圧値が定義された場合にはエラーとし、そのエラーが表示部8に表示される。
iii) FPGA部品の形状タイプの参照及びファイル出力
表計算プログラム104のイメージで参照及びファイル出力を行う。この場合、参照される項目は、物理ピン名、ベンダピン名、論理ピン名である。物理ピン名については、ベンダピン名と同一名の場合は表示をしない。また、論理ピン名毎に色分け可能にし、色分け項目は例えば、CND、VCCINT、VCCIO、VCCO、NC、試験用ピン等である。また、バンク番号により、区切りが判るようにする。
vi) ライブラリ自動生成(FPGA−PLIB)
FPGAは、同一基板内で複数個使用していても基板上の配置位置によって、他LSIやコネクタ間の接続関係によりピン配置が変わり、例えば、同一アクセスキー(部品仕様/回路記号)でありながら、ピン情報(入出力区分、オープン可否、バンク内VCCIO/VCCO電圧値等)が異なるライブラリを設定する。よって、一般部品のように、「ファイル名=アクセスキー(部品仕様/回路記号)」という関係は保持しない。また、必要な項目としては、FPGA部品に限定して追加が必要な項目として、論理ピン名及びバンク番号である。また、表計算プログラム104で物理ピンが定義されていない場合には、ベンダピン名と同一にする。ベンダピン名と同一で、桁あわせ(「0」埋め)する。また、予め設定した「ベンダピン名対応表」で定義したTCADピン名を採用する。また、表計算プログラム104のオープン可否が定義されていない場合、入出力区分が「入力」の場合のみ「オープン否」とし、それ以外はそのまま「未設定」とする。
v) ライブラリ自動生成(SLIB)
信号ピンに関しては、バンク番号によるポーション自動分割し、シンボル上に論理ピン名を表示する。バンク名が長すぎる場合には、一括編集機能を用いて一括変更する。バンクに依存しない共通電源ピンは、論理ピン名毎又は電源電圧毎に電源アースポーションとして自動分割し、ピン名の昇順でピン割付けを行う。バンク内供給電源ピン(VCCIO/VCCO)は、バンク毎の信号ピンと同じシンボル内に定義するか、電源アースシンボルとして自動分割するかの何れかとする。この場合、回路シンボル例は、既述の通りである(図8)。
このような処理により作成されたFPGAライブラリ110は、回路設計機能26に活用される。この回路設計機能26では、回路データの参照及び編集、FPGAライブラリ差分チェック、FPGA−BAインポート、FPGA設計情報(PAD/PIN)インポート等の処理が実行される。FPGAライブラリ差分チェック処理では、1)FPGA変更履歴管理の処理が実行され、FPGA−BAインポート処理では、1)FPGA変更箇所チェック、2)マトリクスシート108のFPGAピン配置変更、3)UCFファイル136/CSFファイル140のFPGAピン配置変更の処理が実行され、また、FPGA設計情報(PAD/PIN)インポート処理では、1)FPGA変更箇所チェック、2)マトリクスシート108のFPGA設計変更の処理が実行される。
回路データの参照及び編集処理では、表計算プログラム104でフォーマット形式が統一化された設計データの参照及び編集が回路エディタにより実行され、FPGAライブラリ差分チェックが行われる。例えば、FPGAライブラリ110の版数に差分がある場合、チェック結果として例えば、図11のチェック結果を表示部8に表示する。このような差分があった場合には、最新のFPGAライブラリ110の取込み可否の確認パネルを表示部8に表示する。この場合、「取込み可」の場合には最新ライブラリ情報に更新し、「取込み否」の場合には旧ライブラリ情報のままとする。
このFPGAライブラリ差分チェック処理に対応し、FPGA変更履歴管理処理が実行される。最新のFPGAライブラリ110の取込みについて、「取込み可」の場合には最新ライブラリ情報に更新し、FPGA変更履歴情報は参照可能となる。即ち、チェック結果の表示及び最新ライブラリ情報の更新は、図12の(A)、(B)に示す通りである。
また、FPGA−BAインポート処理は、FPGAピン配置変更が実施された場合に実行され、この処理は、FPGAライブラリ110及び回路データベース118の更新前にFPGA変更箇所チェック及びFPGA−BA履歴管理を行うために実行される。なお、FPGA−BAファイル132の対象項目は、例えば、図13に示す通りである。
FPGA変更箇所チェック処理では、FPGA−BAファイル132とFPGAライブラリ110の情報により、FPGAピン配置変更箇所が確認できる一覧リスト(図12のB)を出力する。この一覧リストと回路エディタのクロスプロービングが可能である。
FPGA変更箇所チェック処理において、最新のFPGAライブラリ110、UCFファイル136、CSFファイル140のデータの更新をするか否かの確認パネルを表示部8に表示する。この表示により、FPGA−BAファイル132に指定ミス等のユーザ運用のミス防止が図られる。データ更新をする場合には、FPGA−BA履歴管理、マトリクスシート108のFPGAピン配置変更(FPGA−BA)、UCFファイル136及びCSFファイル140のピン配置変更に移行する。また、データ更新をしない場合には、旧ライブラリ情報のままとなる。
FPGA−BA履歴管理処理では、データ更新が選択された場合には、FPGA−BA履歴情報を更新する。このFPGA−BA履歴情報は、表示部8に表示され、参照可能である。FPGA−BA履歴情報の表示は、例えば、図14の(A)、(B)に示す通りである。
また、マトリクスシート108のピン配置変更(FPGA−BA)処理では、FPGA−BAファイル132より変更箇所についてマトリクスシート108のデータを更新するとともに、回路エディタと連携してマトリクスシート108のピン配列情報により、ライブラリ情報を更新し、更新データをFPGAライブラリ110に取り込む。そして、以降はFPGAライブラリ差分チェックが実行される。
UCFファイル136及びCSFファイル140のFPGAピン配置変更(FPGA−BA)処理では、FPGA−BAファイル132より、変更箇所についてUCFファイル136及びCSFファイル140を更新する。この場合、UCFファイル136及びCSFファイル140は、マトリクスシート108から全項目の取込みができないため、人手入力34等の編集やチェックが必要である。特に、UCFファイル136やCSFファイル140に未定義の場合には、マトリクスシート108で定義される項目は人手入力34による。回路エディタと連携してマトリクスシート108により、ライブラリ情報を更新する。更新されたFPGAライブラリ110のピン配列情報を取り込み、以降は、FPGAライブラリ差分チェックを行う。
FPGA設計情報(PAD/PIN)インポート処理では、FPGA設計変更が実施された場合には、FPGA設計情報(PAD/PIN)インポートをする方法が採用されている。これは、FPGAライブラリ110及び回路データベース118を更新する前にFPGA変更箇所チェックやマトリクスシート108のFPGA設計変更を実現するためである。
PADファイル114の各項目は図6、PINファイル116の各項目は図7を参照する。
FPGA変更箇所チェック処理では、PADファイル114、PINファイル116及びFPGAライブラリ110の情報より、FPGA設計変更箇所及び変更履歴を確認できる一覧リストを出力する。この変更履歴情報を表す一覧リストは例えば、図15に示す通りである。この一覧リストと回路エディタのクロスプロービングが可能である。
マトリクスシート108のFPGA設計変更処理では、PADファイル114及びPINファイル116より、変更箇所についてマトリクスシート108を更新する。回路エディタと連携し、マトリクスシート108のピン配列情報を用いてライブラリ情報を更新する。更新されたライブラリ情報を取り込む。以降は、FPGAライブラリ差分チェックへ移行する。
そして、実装設計機能28においては、マトリクスシート108の参照を行い、具体的には、実装エディタ上のFPGA部品を契機としてマトリクスシート108の参照及び編集が行われる。この場合、FPGAピン配置変更の対象部品は、FPGA部品のみである。そして、この場合の変更ルールは、例えば、同一部品名での変更に限定し、また、変更前が信号ピンの場合、信号ピンとの変更に限定し、また、変更前が電源ピンであれば、変更後も電源ピンとする。また、変更対象のピン名について、各ネット毎に「変更前ピン名と変更後ピン名」がセットで定義されているかを最終的にチェックし、矛盾した変更を防止する構成とする。
以上述べた通り、このFPGA設計支援装置2のシステム構成において、新規設計処理では図16に示す通りのシステム構成、FPGAライブラリの変更処理では図17に示す通りのシステム構成となり、FPGAピン配置変更処理では図18に示す通りのシステム構成となり、また、FPGA設計変更処理では図19に示す通りのシステム構成となる。このようにFPGA設計支援装置2において実行されるFPGA設計支援プログラム102のFPGA配置配線プログラム122、ライブラリ編集プログラム124、回路設計プログラム126及び実装設計プログラム128における各機能が処理に対応したものとなる。
次に、FPGA設計ツール106とFPGA設計支援プログラム102との連携処理について、図20を参照して説明する。図20は、FPGA設計とPCB設計との間でピン配列情報の変更を自動反映させる処理手順を示している。
この処理では、FPGA設計フロー40及びPCB設計フロー42が連携処理されている。FPGA設計フロー40において、ピン配列情報を格納しているマトリクスシート108が生成され(ステップS31)、次に、ツールコントロールカード112のPIN配列カード130が作成され(ステップS32)、このPIN配列カード130は、FPGA設計ツール106に取り込まれ(ステップS33)、次に、PADファイル114、PINファイル116(ステップS34)が形成される。PADファイル114、PINファイル116のピン配列情報はPCB設計フロー42の回路データベース118に反映される。
PCB設計フロー42において、回路データベース118と実装データベース120との間でデータ授受(Forward Annotation /Back Annotation )が実行され、この場合、ピン配列情報は、回路データベース118からFPGA設計フロー40のマトリクスシート108及びPIN配列カード130に反映されるが、ピン配列情報はPADファイル114、PINファイル116から回路データベース118に反映され、共通のピン配列情報に変更される。
このように、ピン配列情報等のインターフェースの変更情報が異種CADツール間で通知され、設計情報が共通化され、斯かる処理により、連携した異種CADツール間のFPGAインターフェースの変更処理が実現される。
次に、ピン配列情報の変更について、図21を参照して説明する。図21は、FPGA設計フロー側からPCB設計フロー側へのFPGAピン配列情報の変更処理を示している。
この処理では、FPGA側にピン配列の変更が発生した場合には、FPGA配置配線プログラム122で得られる例えば、図22に示すPAD・PIN情報が出力され(ステップS41)、このPAD・PIN情報を回路データベース118中のピン配列情報と比較し(ステップS42)、差分があれば、回路データベース118中のピン配列テーブルを変更する。また、差分/更新履歴として、これを出力し(ステップS43)、この場合、記録又は表示を行う。そして、ピン情報ファイルであるマトリクスシート108に出力し(ステップS44)、FPGA側へのピン情報のフィードバックを行う。
次に、PCB側のピン配列の変更について、図23を参照して説明する。図23は、PCB設計フロー側からFPGA設計フロー側へのFPGAピン配列の変更処理を示している。
この処理では、PCB側にピン配列の変更が発生した際に、このピン配列情報を出力(テキスト)する(ステップS51)。このピン配列と旧ピン配列とを比較し(ステップS52)、差分があれば、これを差分/更新履歴情報として出力する(ステップS53)。そして、PIN配列カード130及びツールコントロールカード112を作成する(ステップS54)。このとき、フォーマットの統一化が図られる。即ち、ピン配列情報は、一旦、共通形式であるピン情報ファイルとしてのマトリクスシート108に形成され(ステップS55)、このマトリクスシート108から各ベンダ対応のPIN配列カード130及びツールコントロールカード112が作成される(ステップS56、S57)。このカード作成において、各カードはFPGAベンダ毎にファイル中のキーワードが異なるため、ベンダ対応キーワード辞書134(図10)が参照され、ベンダ毎に対応するデータ(例えば、図24)に翻訳、変換される。この場合、FPGA設計支援プログラム102で用いられた表計算プログラム104によって統一フォーマット化されたピン配列情報は、再び各ベンダに対応したフォーマットに変換され、ベンダのFPGA設計ツール106に対応可能となる。
次に、上記実施形態における特徴事項、変形例等を以下に列挙する。
(1) 上記実施形態では、集積回路設計支援装置、集積回路設計支援方法及び集積回路設計支援プログラムの一例として、FPGA設計支援装置、FPGA設計支援方法及びFPGA設計支援プログラムについて開示し、その説明をしたが、これらは、一例であって、本発明は広く集積回路に適用できるものであり、実施形態で例示したFPGAに限定されるものではない。
(2) 上記実施形態で述べた通り、集積回路の設計に関し、データ管理の充実化、集積回路設計ライブラリ作成の効率化、フィードバック機能による設計工数の削減、設計データの品質向上等により、設計支援環境の改善が図られる。
(3) FPGA設計品が主流となっている現在の回路設計において、従来のASICの代替えとして大規模なFPGAが増大しているが、上記FPGA設計支援装置2、FPGA設計支援プログラム102等の採用により、多ピン化による手番・ミスや設計負担を軽減することができる。
(4) ピン配列資料のフォーマットの統一化とともに、設計データ間をリンクさせることができるので、データ管理やデータの高品質化が図られる。
(5) 上記FPGA設計支援装置2、FPGA設計支援プログラム102等の採用により、雛形フォーマットを提示でき、履歴管理機能の充実を図ることができる。
(6) 上記FPGA設計支援装置2、FPGA設計支援プログラム102等の採用により、ベンダが提供するFPGA設計ツール106からの設計情報を用いたライブラリ作成機能を提供でき、論理設計との協調を図ることができる。
(7) 上記FPGA設計支援装置2、FPGA設計支援プログラム102等の採用により、FPGA設計に対する設計情報の提供機能を充実させることができる。即ち、情報のスワップ機能を拡張し、変更データのフィードバック機能が得られ、FPGA設計ツール106へのフォーマット出力(図23)が得られる。
(8) 設計の効率化が図られるので、FPGA論理設計及びピン配列変更からボード設計までの工数を大幅に削減することができる。
(9) マトリクスシート108に関し、設計者に委ねられていたデータシートのフォーマットの統一化を図ることができ、設計者単位の管理から各種設計データとの整合性確認の容易化を図ることができる。
(10) FPGAライブラリ110に関し、ライブラリ登録のチェック、編集、生成等の処理が容易になる。FPGA設計の制約条件とライブラリの整合性確認が容易になる。その他、ピン配置情報とライブラリの整合性確認、FPGAピン配置変更時の変更箇所チェック、FPGAピン配置変更時の関連情報の自動変更、FPGA設計変更時の関連情報の自動変更、FPGA設計の変更履歴、FPGA設計のベアチップ上ピン配置情報と論理ネット情報のバス配線確認等が容易化される。
(11) 集積回路の一例であるFPGAの設計に関しても、既述の通り、データ管理、ライブラリ作成の効率化、フィードバック機能の充実、設計データの品質の向上、設計の効率化、設計工数の削減、設計時間の短縮化等、設計支援環境が改善され、設計品質の向上を図ることができる。
(12) 本発明に係る記録媒体によれば、格納されている集積回路設計支援プログラムをコンピュータによって実行させることにより、提供されるピン配列情報を共通のフォーマットで統一化したピン配列マトリクスを形成でき、その情報の汎用性が高く、その変更等の編集が可能であるとともに回路設計や実装設計の基本情報として活用され、設計の効率化を図ることができる。
次に、以上述べた本発明の集積回路設計支援装置、集積回路設計支援方法及び集積回路設計支援プログラムの各実施形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
(付記1) 複数のピンを有する集積回路の設計を支援する集積回路設計支援装置において、
集積回路のピン配列情報を共通のフォーマットで統一化するとともに座標上に配列して、ピン配列マトリクスを形成する処理部、
を備えたことを特徴とする集積回路設計支援装置。
(付記2) 前記処理部は、前記ピン配列マトリクスから集積回路設計ライブラリを作成する構成であることを特徴とする付記1記載の集積回路設計支援装置。
(付記3) 前記処理部は、集積回路設計におけるピン配列情報と、前記集積回路設計ライブラリに格納されているピン配列情報とを比較し、その比較結果を出力する構成であることを特徴とする付記2記載の集積回路設計支援装置。
(付記4) 複数のピンを有する集積回路の設計を支援する集積回路設計支援方法であって、
集積回路のピン配列情報を座標上に配列し、共通のフォーマットで統一化してピン配列マトリクスを作成する処理、
を含むことを特徴とする集積回路設計支援方法。
(付記5) 複数のピンを有する集積回路の設計を支援する集積回路設計支援プログラムであって、
集積回路のピン配列情報を座標上に配列し、共通のフォーマットで統一化してピン配列マトリクスを作成するステップ、
を含み、このステップをコンピュータに実行させることを特徴とする集積回路設計支援プログラム。
(付記6) 複数のピンを有する集積回路の設計を支援する集積回路設計支援方法であって、
集積回路のピン配列情報を座標上に配列し、共通のフォーマットで統一化してピン配列マトリクスを作成する処理と、
前記ピン配列マトリクスに表された前記ピン配列情報から集積回路設計ライブラリを生成する処理と、
を含むことを特徴とする集積回路設計支援方法。
(付記7) 複数のピンを有する集積回路の設計を支援する集積回路設計支援プログラムであって、
集積回路のピン配列情報を座標上に配列し、共通のフォーマットで統一化してピン配列マトリクスを作成するステップと、
前記ピン配列マトリクスに表された前記ピン配列情報から集積回路設計ライブラリを生成するステップと、
を含み、これらのステップをコンピュータに実行させることを特徴とする集積回路設計支援プログラム。
(付記8) 前記処理部は、集積回路の回路設計又は実装設計におけるピン配列情報と、前記集積回路設計ライブラリに格納されているピン配列情報とを比較し、その比較結果により前記ピン配列マトリクス又は前記集積回路設計ライブラリの何れか一方又は双方の前記ピン配列情報を変更する構成であることを特徴とする付記2記載の集積回路設計支援装置。
(付記9) 前記ピン配列情報の変更履歴を記憶部に記憶し、この記憶部に記憶された前記変更履歴を前記集積回路の回路設計又は実装設計に参照する構成であることを特徴とする付記2記載の集積回路設計支援装置。
(付記10) 前記変更履歴を表示する表示部を備える構成であることを特徴とする付記9記載の集積回路設計支援装置。
(付記11) 集積回路設計におけるピン配列情報と、前記集積回路設計ライブラリに格納されているピン配列情報とを比較し、その比較結果を出力する処理を含むことを特徴とする付記6記載の集積回路設計支援方法。
(付記12) 集積回路の回路設計又は実装設計におけるピン配列情報と、前記集積回路設計ライブラリに格納されているピン配列情報とを比較し、その比較結果により前記ピン配列マトリクス又は前記集積回路設計ライブラリの何れか一方又は双方の前記ピン配列情報を変更する処理を含むことを特徴とする付記6記載の集積回路設計支援方法。
(付記13) 前記ピン配列情報の変更履歴を記憶部に記憶し、この記憶部に記憶された前記変更履歴を前記集積回路の回路設計又は実装設計に参照する処理を含むことを特徴とする付記6記載の集積回路設計支援方法。
(付記14) 前記変更履歴を表示する処理を含むことを特徴とする付記13記載の集積回路設計支援方法。
(付記15) コンピュータに実行させる集積回路設計支援プログラムを格納した記録媒体であって、前記集積回路設計支援プログラムが、
複数のピンを有する集積回路のピン配列情報を座標上に配列し、共通のフォーマットで統一化してピン配列マトリクスを作成するステップ、
を含むことを特徴とする記録媒体。
(付記16) コンピュータに実行させる集積回路設計支援プログラムを格納した記録媒体であって、前記集積回路設計支援プログラムが、
複数のピンを有する集積回路のピン配列情報を座標上に配列し、共通のフォーマットで統一化してピン配列マトリクスを作成するステップと、
前記ピン配列マトリクスに表された前記ピン配列情報から集積回路設計ライブラリを生成するステップと、
を含むことを特徴とする記録媒体。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明によれば、FPGA等の集積回路の設計に関し、設計データの品質向上等の設計支援環境が改善され、設計の効率化に寄与することができ、有用である。
本発明の第1の実施形態に係るFPGA設計支援装置を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るFPGA設計支援方法及びFPGA設計支援プログラムにおけるマトリクスシート及びFPGAライブラリの作成を示すフローチャートである。 マトリクスシートの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るFPGA設計支援方法及びFPGA設計支援プログラムの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るFPGA設計支援装置を示すブロック図である。 PADファイルの一例を示す図である。 PINファイルの一例を示す図である。 回路シンボルの一例を示す図である。 FPGA設計支援装置のシステム構成を示す図である。 ベンダ対応キーワード辞書の一例を示す図である。 FPGAライブラリの差分チェック結果を示す図である。 FPGAライブラリの更新履歴を示す図である。 FPGA−BAファイルの一例を示す図である。 FPGA−BAファイルの履歴を示す図である。 FPGA設計変更情報を示す図である。 新規設計処理におけるシステム構成を示す図である。 FPGAライブラリ変更処理におけるシステム構成を示す図である。 FPGAピン配置変更処理におけるシステム構成を示す図である。 FPGA設計変更処理におけるシステム構成を示す図である。 FPGA設計ツールとFPGA設計支援装置との間の連携を示す図である。 FPGAピン変更処理を示すフローチャートである。 PAD・PIN情報を示す図である。 ピン配列変更処理を示すフローチャートである。 ピン配列情報出力を示す図である。
符号の説明
2 FPGA設計支援装置(集積回路設計支援装置)
4 CPU(処理部)
6 入出力部
10 記憶部
12 データシート
102 FPGA設計支援プログラム(集積回路設計支援プログラム)
108 マトリクスシート(ピン配列マトリクス)
110 FPGAライブラリ(集積回路設計ライブラリ)

Claims (5)

  1. 複数のピンを有する集積回路の設計を支援する集積回路設計支援装置において、
    集積回路のピン配列情報を共通のフォーマットで統一化するとともに座標上に配列して、ピン配列マトリクスを形成する処理部、
    を備えたことを特徴とする集積回路設計支援装置。
  2. 前記処理部は、前記ピン配列マトリクスから集積回路設計ライブラリを作成する構成であることを特徴とする請求項1記載の集積回路設計支援装置。
  3. 前記処理部は、集積回路設計におけるピン配列情報と、前記集積回路設計ライブラリに格納されているピン配列情報とを比較し、その比較結果を出力する構成であることを特徴とする請求項2記載の集積回路設計支援装置。
  4. 複数のピンを有する集積回路の設計を支援する集積回路設計支援方法であって、
    集積回路のピン配列情報を座標上に配列し、共通のフォーマットで統一化してピン配列マトリクスを作成する処理、
    を含むことを特徴とする集積回路設計支援方法。
  5. 複数のピンを有する集積回路の設計を支援する集積回路設計支援プログラムであって、
    集積回路のピン配列情報を座標上に配列し、共通のフォーマットで統一化してピン配列マトリクスを作成するステップ、
    を含み、このステップをコンピュータに実行させることを特徴とする集積回路設計支援プログラム。
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