JP2006078878A - カメラ - Google Patents
カメラ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006078878A JP2006078878A JP2004264210A JP2004264210A JP2006078878A JP 2006078878 A JP2006078878 A JP 2006078878A JP 2004264210 A JP2004264210 A JP 2004264210A JP 2004264210 A JP2004264210 A JP 2004264210A JP 2006078878 A JP2006078878 A JP 2006078878A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camera
- battery
- battery chamber
- wall
- camera body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Abstract
【課題】カメラボディの内部に部材が効率よく配置され、電池が滑らかに挿入できるカメラを提供することである。
【解決手段】カメラボディ10内部に、電池室20をカメラの正位置撮影時の鉛直方向に対して、その上部を被写体側に傾斜させて配置し、電池室20の外壁とカメラボディ10の内壁との間の空間に、レリーズスイッチ40、コマンドダイヤル50、スロット60等を、効率よく配置し、さらに、電池室20の上部の傾斜方向と反対側に、開口部21の縁に沿って設けられた軸回りに回転し、開口部21を開閉可能な電池室蓋30を、設けることにより実現した。
【選択図】図2
【解決手段】カメラボディ10内部に、電池室20をカメラの正位置撮影時の鉛直方向に対して、その上部を被写体側に傾斜させて配置し、電池室20の外壁とカメラボディ10の内壁との間の空間に、レリーズスイッチ40、コマンドダイヤル50、スロット60等を、効率よく配置し、さらに、電池室20の上部の傾斜方向と反対側に、開口部21の縁に沿って設けられた軸回りに回転し、開口部21を開閉可能な電池室蓋30を、設けることにより実現した。
【選択図】図2
Description
本発明は、カメラボディ内部に電池室を備えたカメラに関するものである。
従来、電池室がカメラボディ内部に設けられているカメラでは、ホールド性の向上のために、カメラボディの被写体側から見て左側の面の一部を、被写体側に突出させたグリップ部を設け、この部分に電池室を配置し、カメラボディ底部から、カメラの正位置撮影時の鉛直方向に、電池を挿入するようなデザインが採用されてきた(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、この種の従来のカメラは、操作性を向上させるために、レリーズスイッチや、コマンドダイヤル等を、グリップ部に配置しようとすると、カメラボディ内部の空間は電池室に制約を受けてしまうため、効率よく配置することが困難な場合があり、カメラが大型化したり、その構造が複雑化したりしてしまうことがあった。
また、従来のカメラでは、電池室を開閉する電池室蓋は、カメラボディ底部の開口部にヒンジ等を備えて設けられているものが多く、その場合、排出バネで浮いている電池を、電池蓋を閉じることによってカメラボディ底部から電池室に挿入するときに、電池の挿入方向と、電池室蓋を閉じる方向とのずれが大きいため、容易に電池を押し込むことが出来ないという問題があった。
本発明の課題は、カメラボディ部のケースの内壁と電池室の外壁との間の空間に、部材が効率よく配置され、電池の挿入が容易なカメラを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、カメラボディ部(10)と、前記カメラボディ部(10)の内部に設けられ、電池(70)の挿入方向が、前記カメラボディ部(10)の正位置撮影時の鉛直方向に対して傾斜して設定された電池室(20)と、前記電池室(20)に前記電池(70)を挿入する開口部(21)と、を備えたカメラである。
請求項1の発明は、カメラボディ部(10)と、前記カメラボディ部(10)の内部に設けられ、電池(70)の挿入方向が、前記カメラボディ部(10)の正位置撮影時の鉛直方向に対して傾斜して設定された電池室(20)と、前記電池室(20)に前記電池(70)を挿入する開口部(21)と、を備えたカメラである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、前記電池室(20)は、その上部が被写体側に傾斜していること、を特徴とするカメラである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のカメラにおいて、前記開口部(21)は、前記開口部(21)の縁に沿い、かつ、前記電池室(20)の上部が傾斜する方向の反対側に設けられた軸(31)回りに回転し、前記開口部(21)を開閉可能な電池室蓋(30)が設けられていること、を特徴とするカメラである。
請求項4の発明は、請求項3に記載のカメラにおいて、前記電池室(20)の外壁と、前記カメラボディ部(10)のケース(11)の被写体側の内壁との間の空間に、前記電池室蓋(30)のロック機構(32)が配置されていること、を特徴とするカメラである。
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4に記載のカメラにおいて、前記電池室蓋(30)は、前記開口部(21)を閉じた位置で、前記電池(70)を押圧する突出部(33)が設けられていること、を特徴とするカメラである。
請求項6の発明は、請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載のカメラにおいて、前記電池室蓋(30)は、前記電池(70)の脱落を防止する脱落防止部(34)が設けられていること、を特徴とするカメラである。
請求項7の発明は、請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載のカメラにおいて、前記電池室(20)の外壁と、前記カメラボディ部(10)のケース(11)の撮影者側の内壁との間の空間に、操作部(50)の少なくとも一部が配置されていること、を特徴とするカメラである。
請求項8の発明は、請求項2から請求項7までのいずれか1項に記載のカメラにおいて、前記電池室(20)の外壁と、前記カメラボディ部(10)のケース(11)の上部の内壁との間の空間に、前記カメラボディ部(10)の外側に露出するように設けられたレリーズスイッチ部(40)の、少なくとも一部が配置されていること、を特徴とするカメラである。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のカメラにおいて、前記電池室(20)の外壁と、前記カメラボディ部(10)のケース(11)の撮影者側の内壁との間の空間に、着脱可能な記憶媒体を挿入する挿入部(60)が配置されていること、を特徴とするカメラである。
請求項10の発明は、請求項9に記載のカメラにおいて、前記挿入部(60)は、大きさの異なる複数の前記記憶媒体を挿入可能に設けられていること、を特徴とするカメラである。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)電池室は、電池の挿入方向が、カメラの正位置撮影時の鉛直方向に対して傾斜して設定されているので、カメラボディ部の内壁と電池室の外壁との間に、部材を効率よく配置可能な空間ができる。
(1)電池室は、電池の挿入方向が、カメラの正位置撮影時の鉛直方向に対して傾斜して設定されているので、カメラボディ部の内壁と電池室の外壁との間に、部材を効率よく配置可能な空間ができる。
(2)電池室は、上部が被写体側に傾斜しているため、傾斜により生じたカメラボディ部の内壁と電池室の外壁との間の空間に、ロック機構、レリーズスイッチ部、操作部、挿入部等の部材を配置することができ、カメラボディ部の内部の空間が、効率よく活用される。
(3)電池室蓋は、開口部の縁に沿い、かつ、電池室の上部が傾斜する方向の反対側に設けられた軸の軸回りに回転し、開口部を開閉可能であるので、電池を電池室に挿入する方向と、電池室蓋を閉じる方向のずれが小さくなり、使用者は、電池の挿入を容易に行える。
(4)電池室蓋は、開口部を閉じた位置で、電池を押圧する突出部が設けられているので、電池室蓋を閉じると同時に、電池を押圧し、支持することができる。
(5)電池室蓋は、電池の脱落を防止する脱落防止部が設けられているので、カメラが正位置撮影時の状態で電池室蓋が開いたときに、電池が電池室から脱落することを防止できる。
(6)挿入部は、カメラボディ部の内部に、電池室を傾斜させたことにより生じた正位置撮影時の鉛直方向に沿って広さが変化する空間に、記憶媒体の大きさに応じて複数配置することができるので、カメラボディ内部の空間を効率よく使用することができる。
本発明は、カメラボディ部のケースの内壁と電池室の外壁との間の空間に、部材が効率よく配置されたカメラを提供するという目的を、カメラボディ部の内部に、電池室の上部をカメラの正位置撮影時の鉛直方向に対して被写体側に傾斜させて配置することにより実現した。
さらに、本発明は、電池が容易に挿入できるカメラを提供するという目的を、電池室蓋を、電池室の開口部の縁に沿い、かつ、電池室の上部の傾斜した方向と反対側に設けられた軸回りに回転し、開口部を開閉可能に配置することにより実現した。
さらに、本発明は、電池が容易に挿入できるカメラを提供するという目的を、電池室蓋を、電池室の開口部の縁に沿い、かつ、電池室の上部の傾斜した方向と反対側に設けられた軸回りに回転し、開口部を開閉可能に配置することにより実現した。
図1は、本発明による実施例のカメラの正位置撮影時の透視図である。図1(a)は、被写体側から見た透視図であり、図1(b)は、カメラ上部から見た透視図である。
図2は、本発明による実施例のカメラの電池室付近の断面図である。図2(a)は、正位置撮影時の断面図であり、図2(b)は、カメラの正位置撮影時の上下を逆にした状態での電池挿入時の断面図である。
なお、以下、鉛直方向とは、カメラの正位置撮影時の鉛直方向を示すものとする。
本実施例のカメラは、カメラボディ10に、電池室20、電池室蓋30、レリーズスイッチ40、コマンドダイヤル50、スロット部60等を備えたレンズ一体式のデジタルカメラである。
図2は、本発明による実施例のカメラの電池室付近の断面図である。図2(a)は、正位置撮影時の断面図であり、図2(b)は、カメラの正位置撮影時の上下を逆にした状態での電池挿入時の断面図である。
なお、以下、鉛直方向とは、カメラの正位置撮影時の鉛直方向を示すものとする。
本実施例のカメラは、カメラボディ10に、電池室20、電池室蓋30、レリーズスイッチ40、コマンドダイヤル50、スロット部60等を備えたレンズ一体式のデジタルカメラである。
カメラボディ10は、その外装をカバーするケース11を有し、図1に示すように、カメラボディ10の、被写体側から見て左側には、被写体側に突出したグリップ部12が設けられている。グリップ部12は、カメラのホールド性を向上させる目的で設けられた部分であり、突出したことによってカメラボディ10内部に生じた空間に、電池室20が設けられている。
電池室20は、図1及び図2に示すように、電池70が挿入される略箱型の中空の部分であり、カメラボディ10の内部に設けられ、鉛直方向に対して、その上部が、被写体側に傾斜して設けられている。また、電池室20は、ケース11と一体成型でもよいし、別部材をケース11の内側に固定する等により設けてもよい。
開口部21は、図2に示すように、カメラボディ10の底部に設けられ、カメラ底部から見て略矩形の開口部分であり、電池70は、この開口部21から電池室20に挿入される。
排出バネ22は、電池室20内の、開口部21と対向する面に設けられ、電池70をその排出方向に付勢する付勢部材である。
電池室20は、図1及び図2に示すように、電池70が挿入される略箱型の中空の部分であり、カメラボディ10の内部に設けられ、鉛直方向に対して、その上部が、被写体側に傾斜して設けられている。また、電池室20は、ケース11と一体成型でもよいし、別部材をケース11の内側に固定する等により設けてもよい。
開口部21は、図2に示すように、カメラボディ10の底部に設けられ、カメラ底部から見て略矩形の開口部分であり、電池70は、この開口部21から電池室20に挿入される。
排出バネ22は、電池室20内の、開口部21と対向する面に設けられ、電池70をその排出方向に付勢する付勢部材である。
電池室蓋30は、開口部21を開閉する略矩形の板状の部材であり、ヒンジ31、ロック機構32、突出部33、脱落防止部34を備えている。
ヒンジ31は、開口部21の縁に沿い、かつ、電池室20の上部が傾斜した方向の反対側(撮影者側)に設けられた軸を備えた部材であり、電池室蓋30は、この軸回りに回転し、開口部21を開閉可能である。
ロック機構32は、電池室20の外壁とケース11の被写体側の内壁との空間の下部に設けられ、電池室蓋30が開口部21を閉じたときに、電池室蓋30をロックする機構であり、例えばクリック機構等が用いられている。
突出部33は、電池室蓋30が閉じた位置で、図2(a)に示すように、電池室蓋30の電池室20側に、ヒンジ31側が厚くなるように形成された斜面を有し、その斜面が電池70の端面に沿い、電池70を押圧し、支持する突出した部分である。
脱落防止部34は、電池室蓋30の電池室20側の中心よりもヒンジ31側に設けられ、略矩形の凹型形状であり、そのロック機構32側に、突出部33の斜面と略直角をなす壁面34aを有する部分である。脱落防止部34は、カメラが正位置撮影時の状態で電池室蓋30が開いたときに、電池70の端面が壁面34aに引っかかることによって電池の脱落を防止する部分である。
ヒンジ31は、開口部21の縁に沿い、かつ、電池室20の上部が傾斜した方向の反対側(撮影者側)に設けられた軸を備えた部材であり、電池室蓋30は、この軸回りに回転し、開口部21を開閉可能である。
ロック機構32は、電池室20の外壁とケース11の被写体側の内壁との空間の下部に設けられ、電池室蓋30が開口部21を閉じたときに、電池室蓋30をロックする機構であり、例えばクリック機構等が用いられている。
突出部33は、電池室蓋30が閉じた位置で、図2(a)に示すように、電池室蓋30の電池室20側に、ヒンジ31側が厚くなるように形成された斜面を有し、その斜面が電池70の端面に沿い、電池70を押圧し、支持する突出した部分である。
脱落防止部34は、電池室蓋30の電池室20側の中心よりもヒンジ31側に設けられ、略矩形の凹型形状であり、そのロック機構32側に、突出部33の斜面と略直角をなす壁面34aを有する部分である。脱落防止部34は、カメラが正位置撮影時の状態で電池室蓋30が開いたときに、電池70の端面が壁面34aに引っかかることによって電池の脱落を防止する部分である。
レリーズスイッチ40は、レリーズ操作を行う部分であり、図2に示すように、カメラボディ10の外側に露出し、その少なくとも一部が、ケース11の被写体側の上部の内壁と電池室20の外壁との間の空間に配置されている。
コマンドダイヤル50は、露出補正等の撮影に関する様々な設定を行う操作部であり、少なくとも一部はカメラボディ10の外側に突出し、ケース11の撮影者側の内壁と電池室20の外壁との間の空間に配置されている。
スロット部60は、ケース11の撮影者側の内壁と電池室20の外壁との間の空間に配置され、着脱可能な不図示の記憶媒体をカメラボディ10に挿入する挿入部であり、その断面は、図2に示すように、鉛直方向に長い略矩形である。スロット60aは、スロット60bよりも大きく、例えば、スロット60aには、コンパクトフラッシュ(登録商標)カードが挿入され、スロット60bには、SD(商標)カードが挿入される。
電池室20を傾斜させることにより生じた鉛直方向に広さが変化する空間の大きさに合わせ、スロット60aは、撮影者側に配置され、スロット60bは、電池室20側に配置されている。
電池70は、略箱型であり、例えば、リチウムイオン電池等であり、電池室20に挿入される。
コマンドダイヤル50は、露出補正等の撮影に関する様々な設定を行う操作部であり、少なくとも一部はカメラボディ10の外側に突出し、ケース11の撮影者側の内壁と電池室20の外壁との間の空間に配置されている。
スロット部60は、ケース11の撮影者側の内壁と電池室20の外壁との間の空間に配置され、着脱可能な不図示の記憶媒体をカメラボディ10に挿入する挿入部であり、その断面は、図2に示すように、鉛直方向に長い略矩形である。スロット60aは、スロット60bよりも大きく、例えば、スロット60aには、コンパクトフラッシュ(登録商標)カードが挿入され、スロット60bには、SD(商標)カードが挿入される。
電池室20を傾斜させることにより生じた鉛直方向に広さが変化する空間の大きさに合わせ、スロット60aは、撮影者側に配置され、スロット60bは、電池室20側に配置されている。
電池70は、略箱型であり、例えば、リチウムイオン電池等であり、電池室20に挿入される。
(比較例)
図3は、比較例のカメラの電池室付近の断面図である。図3(a)は、正位置撮影時の断面図であり、図3(b)は、電池挿入時の断面図である。
比較例のカメラは、電池室200が、カメラの正位置撮影時の鉛直方向に配置されていること、及び、電池室蓋300は、実施例で示した電池室蓋30と略同様であり、略矩形の板状の部材であるが、突出部33、脱落防止部34を有していない点が、実施例と相違する。
ここで、図3(a)に示すように、グリップ部12の内部に、電池室200を、鉛直方向に配置すると、電池室200の外壁とケース11の内壁との間の空間に、レリーズスイッチ40、コマンドダイヤル50等を操作性やホールド性を考慮した位置に配置するには、電池室200の空間に制約を受け、効率のよい配置ができず、カメラが大型化したり、カメラボディ10内部の構造が複雑になったりする。
また、図3(b)に示すように、使用者が、電池室蓋300を閉じるときに、電池70の挿入方向と電池室蓋300を閉じる方向とのずれが大きいため、電池70の挿入が困難な場合があった。
図3は、比較例のカメラの電池室付近の断面図である。図3(a)は、正位置撮影時の断面図であり、図3(b)は、電池挿入時の断面図である。
比較例のカメラは、電池室200が、カメラの正位置撮影時の鉛直方向に配置されていること、及び、電池室蓋300は、実施例で示した電池室蓋30と略同様であり、略矩形の板状の部材であるが、突出部33、脱落防止部34を有していない点が、実施例と相違する。
ここで、図3(a)に示すように、グリップ部12の内部に、電池室200を、鉛直方向に配置すると、電池室200の外壁とケース11の内壁との間の空間に、レリーズスイッチ40、コマンドダイヤル50等を操作性やホールド性を考慮した位置に配置するには、電池室200の空間に制約を受け、効率のよい配置ができず、カメラが大型化したり、カメラボディ10内部の構造が複雑になったりする。
また、図3(b)に示すように、使用者が、電池室蓋300を閉じるときに、電池70の挿入方向と電池室蓋300を閉じる方向とのずれが大きいため、電池70の挿入が困難な場合があった。
(実施例の効果)
ここで、本発明による実施例のカメラの効果について説明する。
実施例のカメラは、図2(a)に示すように、電池室20の上部を、鉛直方向に対して被写体側に傾斜させることにより、電池室20の外壁とケース11の内壁との間に、鉛直方向の広さに変化のある空間が生じる。
レリーズスイッチ40は、その少なくとも一部を、図2(a)に示すように、電池室20の外壁の上部とケース11の被写体側の内壁との間の空間に配置されることにより、比較例のカメラに比べ、操作性のよい位置に配置できるうえに、カメラボディ10内部の空間を効率よく使用できる。
次に、コマンドダイヤル50とスロット部60は、電池室20の外壁とケース11の撮影者側の内壁との間の空間に配置され、電池室蓋30のロック機構32は、電池室20の外壁とケース11の被写体側の内壁との間の空間の下部に配置されることにより、カメラボディ10内部の空間に効率よく配置することができる。
ここで、本発明による実施例のカメラの効果について説明する。
実施例のカメラは、図2(a)に示すように、電池室20の上部を、鉛直方向に対して被写体側に傾斜させることにより、電池室20の外壁とケース11の内壁との間に、鉛直方向の広さに変化のある空間が生じる。
レリーズスイッチ40は、その少なくとも一部を、図2(a)に示すように、電池室20の外壁の上部とケース11の被写体側の内壁との間の空間に配置されることにより、比較例のカメラに比べ、操作性のよい位置に配置できるうえに、カメラボディ10内部の空間を効率よく使用できる。
次に、コマンドダイヤル50とスロット部60は、電池室20の外壁とケース11の撮影者側の内壁との間の空間に配置され、電池室蓋30のロック機構32は、電池室20の外壁とケース11の被写体側の内壁との間の空間の下部に配置されることにより、カメラボディ10内部の空間に効率よく配置することができる。
また、ヒンジ31は、開口部21の縁に沿い、かつ、電池室20の上部が傾斜する方向と反対側に設けられることにより、電池70の挿入方向と、電池室蓋30を閉じる方向のずれが、比較例のカメラに比べ、小さくなる。よって、使用者は、図2(b)に示すように、電池室蓋30を閉じることにより、電池室20への挿入時に排出バネ22で浮いている電池70を押し込むことができ、電池70を容易に挿入することができる。
突出部33は、図2(a)に示すように、電池70を電池室20に挿入し、電池室蓋30を閉じたときに、電池70を挿入方向に押圧し、電池70を所定の位置で支持することができる。
さらに、例えば、カメラが正位置撮影時の状態で、電池室蓋30が開いたとする。
図4は、実施例のカメラにおいて、正位置撮影時に電池室蓋が開いた状態を示す。
このようなとき、比較例のカメラには、電池70の脱落を防止する機構は備えられていないため、電池70は脱落してしまう。
これに対し、実施例のカメラでは、図4に示すように、脱落防止部34の壁面34aに電池70の端面が引っかかるため、電池70が脱落することを防止できる。
さらに、図2(b)に示すように、電池70を挿入し、電池室蓋30を閉じるときに、電池70の端面が脱落防止部34に引っかかるので、使用者は、電池70の挿入が容易に行える。
加えて、脱落防止部34は、突出部33の斜面と略直角をなす壁面34aを有する凹型形状として設けることにより、形状を簡単にすることができ、成形も容易である。
図4は、実施例のカメラにおいて、正位置撮影時に電池室蓋が開いた状態を示す。
このようなとき、比較例のカメラには、電池70の脱落を防止する機構は備えられていないため、電池70は脱落してしまう。
これに対し、実施例のカメラでは、図4に示すように、脱落防止部34の壁面34aに電池70の端面が引っかかるため、電池70が脱落することを防止できる。
さらに、図2(b)に示すように、電池70を挿入し、電池室蓋30を閉じるときに、電池70の端面が脱落防止部34に引っかかるので、使用者は、電池70の挿入が容易に行える。
加えて、脱落防止部34は、突出部33の斜面と略直角をなす壁面34aを有する凹型形状として設けることにより、形状を簡単にすることができ、成形も容易である。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)本実施例のカメラは、レンズ一体式のデジタルカメラである例を示したが、これに限らず、電池室がカメラボディ内部に配置されたカメラであればよく、例えば、レンズ一体式のフィルムカメラでもよい。また、レンズ交換式の一眼レフカメラ等でもよい。
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)本実施例のカメラは、レンズ一体式のデジタルカメラである例を示したが、これに限らず、電池室がカメラボディ内部に配置されたカメラであればよく、例えば、レンズ一体式のフィルムカメラでもよい。また、レンズ交換式の一眼レフカメラ等でもよい。
(2)本実施例のカメラにおいて、突出部33は、電池室蓋30の電池室20側に、ヒンジ31側が厚くなるように形成された斜面を有し、その斜面は、電池室蓋30が閉じた位置で、電池70の端面に沿い、電池70を押圧し、支持する突出した部分である例を示したが、これに限らず、電池室蓋30が閉じた位置で、電池70を押圧する形状であればよく、例えば、電池70の挿入方向に突出した板状の部材等でもよい。
(3)本実施例のカメラにおいて、脱落防止部34は、電池室蓋30の電池室20側の面の中心よりもヒンジ31側に形成され、そのロック機構32側に突出部33の斜面と略直角をなす壁面34aを有する凹型形状である例を示したが、これに限らず、カメラが正位置撮影時の状態で電池室蓋30が開いたときに、電池70の脱落を防止できる形状であればよく、例えば、カメラが正位置撮影時の状態で電池室蓋30が開いたときに、脱落した電池70の端面が引っかかる、板状の突起等でもよい。
また、突出部33と脱落防止部34の機能を兼ね備えた突起や段差を設けてもよい。
また、突出部33と脱落防止部34の機能を兼ね備えた突起や段差を設けてもよい。
(4)本実施例のカメラにおいて、電池70は、略箱型のリチウムイオン電池である例を示したが、これに限らず、例えば、略円筒形の単三型乾電池等でもよい。
このとき、電池室20及び電池室蓋30は、電池70の形状に応じた形状とすればよい。
このとき、電池室20及び電池室蓋30は、電池70の形状に応じた形状とすればよい。
(5)本実施例のカメラにおいて、電池室20は、その上部が被写体側に傾斜する例を示したが、これに限らず、例えば、撮影者側に傾斜させてもよいし、撮影者から見てカメラの正位置撮影時の左右方向に傾斜させてもよい。
(6)本実施例のカメラにおいて、記憶媒体は、コンパクトフラッシュ(登録商標)カードと、SD(商標)カードである例を示したが、これに限らず、例えば、大きさの異なる各種の記憶媒体であるスマートメディア(商標)、マルチメディアカード(商標)、メモリースティック(商標)等でもよい。
10 カメラボディ
11 ケース
12 グリップ部
20 電池室
21 開口部
22 排出バネ
30 電池室蓋
31 ヒンジ
32 ロック機構
33 突出部
34 脱落防止部
34a 壁面
40 レリーズスイッチ
50 コマンドダイヤル
60 スロット部
70 電池
200 電池室
300 電池室蓋
11 ケース
12 グリップ部
20 電池室
21 開口部
22 排出バネ
30 電池室蓋
31 ヒンジ
32 ロック機構
33 突出部
34 脱落防止部
34a 壁面
40 レリーズスイッチ
50 コマンドダイヤル
60 スロット部
70 電池
200 電池室
300 電池室蓋
Claims (10)
- カメラボディ部と、
前記カメラボディ部の内部に設けられ、電池の挿入方向が、前記カメラボディ部の正位置撮影時の鉛直方向に対して傾斜して設定された電池室と、
前記電池室に前記電池を挿入する開口部と、
を備えたカメラ。 - 請求項1に記載のカメラにおいて、
前記電池室は、その上部が被写体側に傾斜していること、
を特徴とするカメラ。 - 請求項1又は請求項2に記載のカメラにおいて、
前記開口部は、前記開口部の縁に沿い、かつ、前記電池室の上部が傾斜する方向の反対側に設けられた軸回りに回転し、前記開口部を開閉可能な電池室蓋が設けられていること、
を特徴とするカメラ。 - 請求項3に記載のカメラにおいて、
前記電池室の外壁と、前記カメラボディ部のケースの被写体側の内壁との間の空間に、前記電池室蓋のロック機構が配置されていること、
を特徴とするカメラ。 - 請求項3又は請求項4に記載のカメラにおいて、
前記電池室蓋は、前記開口部を閉じた位置で、前記電池を押圧する突出部が設けられていること、
を特徴とするカメラ。 - 請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載のカメラにおいて、
前記電池室蓋は、前記電池の脱落を防止する脱落防止部が設けられていること、
を特徴とするカメラ。 - 請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載のカメラにおいて、
前記電池室の外壁と、前記カメラボディ部のケースの撮影者側の内壁との間の空間に、操作部の少なくとも一部が配置されていること、
を特徴とするカメラ。 - 請求項2から請求項7までのいずれか1項に記載のカメラにおいて、
前記電池室の外壁と、前記カメラボディ部のケースの上部の内壁との間の空間に、前記カメラボディ部の外側に露出するレリーズスイッチ部の、少なくとも一部が配置されていること、
を特徴とするカメラ。 - 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のカメラにおいて、
前記電池室の外壁と、前記カメラボディ部のケースの撮影者側の内壁との間の空間に、着脱可能な記憶媒体を挿入する挿入部が配置されていること、
を特徴とするカメラ。 - 請求項9に記載のカメラにおいて、
前記挿入部は、大きさの異なる複数の前記記憶媒体を挿入可能に設けられていること、
を特徴とするカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004264210A JP2006078878A (ja) | 2004-09-10 | 2004-09-10 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004264210A JP2006078878A (ja) | 2004-09-10 | 2004-09-10 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006078878A true JP2006078878A (ja) | 2006-03-23 |
Family
ID=36158369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004264210A Pending JP2006078878A (ja) | 2004-09-10 | 2004-09-10 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006078878A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009008702A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Olympus Imaging Corp | パワーバッテリーホルダー |
-
2004
- 2004-09-10 JP JP2004264210A patent/JP2006078878A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009008702A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Olympus Imaging Corp | パワーバッテリーホルダー |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10254041A (ja) | カメラ用防水ハウジング | |
US20070205208A1 (en) | Lid opening and closing device | |
JP2003142841A (ja) | 電池蓋構造および記録媒体蓋構造 | |
JPH09259848A (ja) | 電池収納室構造 | |
JP2006222599A (ja) | 電子機器 | |
JP2011059236A (ja) | 電子機器 | |
JP2006078878A (ja) | カメラ | |
JP2009069380A (ja) | 撮像装置 | |
JP5824888B2 (ja) | デジタルカメラ | |
JP2006317710A (ja) | デジタルカメラ | |
JP2004157240A (ja) | 防水型カメラ | |
JP4810101B2 (ja) | 電池ボックス | |
JP6148868B2 (ja) | 蓋体を具えた電子機器 | |
JP2008014979A (ja) | カメラ | |
JP6507520B2 (ja) | ハウジング | |
JP2003075899A (ja) | カメラ | |
JP2008186629A (ja) | 携帯機器 | |
JP2005222896A (ja) | 電子機器 | |
JP3651507B2 (ja) | カメラ用蓋構造 | |
JP2005099145A (ja) | 撮像装置 | |
JP2007026701A (ja) | 電子機器の蓋装置 | |
JP2005197966A (ja) | デジタルカメラ | |
JP2017120321A (ja) | 電子機器 | |
JP2561099Y2 (ja) | フィルムカートリッジ式カメラ | |
JP2005044726A (ja) | 電子機器 |