JP2006078535A - ズームレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】 長いバックフォーカスを必要とする撮像素子を用いた一眼レフカメラ用の広角ズームレンズ。
【解決手段】 物体側から順に、負の屈折力を持つレンズ群FG、正の屈折力を持つレンズ群RGを有し、少なくともその2つのレンズ群の間隔を変化させてズーミングを行うズームレンズにおいて、負の屈折力を持つレンズ群FGは、物体側から順に、負屈折力で物体側に凸面を有するメニスカス形状の第1レンズL1、物体側に凸面を有するメニスカス形状の第2レンズL2、負屈折力で物体側に凸面を有するメニスカス形状の第3レンズL3、負屈折力で物体側に凹面を有する第4レンズL4、正屈折力の第5レンズL5と、その像側に少なくとも1枚の負レンズを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ズームレンズに関し、特に、長いバックフォーカスを必要とする一眼レフカメラ用の広角ズームレンズに関するものである。
近年、デジタル一眼レフカメラとして、従来の銀塩35mmフィルムに対してイメージサークルの小さい撮像素子を用いたカメラシステムが開発されている。これらは、撮像素子サイズを小さくすることにより小型で比較的低価格な一眼レフカメラシステムを提供することを目的としている。
しかし、撮像素子サイズが小さくなっても、シャッターユニット等は同様の比率で小型化することは難しく、また、銀塩一眼レフシステムにおいては必要なかった光学ローパスフィルター等を撮像素子の前に備えなければならないため、交換レンズに必要なバックフォーカスは、35mmシステムに対して撮像素子サイズが小さくなったのと同様の比で小さくすることは難しい。したがって、これらの交換レンズでは、35mmシステムの交換レンズに対して焦点距離に比してより大きなバックフォーカスが必要となり、特に焦点距離の短い広角レンズにおいては、必要なバックフォーカスを確保することが非常に困難であるという問題が生じている。
従来、広角端の画角が100°を越えるような超広角ズームレンズとして、特許文献1、特許文献2や、特許文献3に示されるようなものが知られている。
しかし、これらは従来の銀塩35mmフィルムシステム用のバックフォーカスしか有していないため、上記のような撮像素子サイズが小さく焦点距離に対してより大きな比のバックフォーカスを必要とするデジタル一眼レフカメラ用にそのまま適用するのは困難であった。
特開平7−261082号公報 特開2000−221399号公報 特開2002−287031号公報
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、長いバックフォーカスを必要とする撮像素子を用いた一眼レフカメラ用の広角ズームレンズを提供することである。
上記目的を達成する本発明の第1のズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力を持つレンズ群、正の屈折力を持つレンズ群を有し、少なくとも前記2つのレンズ群の間隔を変化させてズーミングを行うズームレンズにおいて、
前記負の屈折力を持つレンズ群中に複数の非球面を有し、前記正の屈折力を持つレンズ群中に少なくとも1面の非球面を有し、前記負の屈折力を持つレンズ群が少なくとも3枚の負レンズを有し、下記の条件式を満足することを特徴とするものである。
2.3≦|f2 /f1 |≦3.1 ・・・(1)
ただし、f1 :前記負の屈折力を持つレンズ群の焦点距離、
2 :前記正の屈折力を持つレンズ群の焦点距離、
である。
以下に、第1のズームレンズにおいて、上記構成をとる理由とその作用を説明する。
一般に、長いバックフォーカスを必要とする一眼レフカメラ用の広角レンズとしては、物体側から順に、負のレンズ群、正のレンズ群を配置する所謂レトロフォーカスタイプが用いられる。このタイプのレンズ系において、焦点距離に対してより長いバックフォーカスを確保するためには、その正のレンズ群の焦点距離を大きくすることが必要である。しかし、正レンズ群の焦点距離を大きくすることにより、正レンズ群と負レンズ群の間隔が必然的に大きくなる。それに従って、レンズ系の全長が長くなると共に、負レンズ群を通過する軸外の光線高が高くなり、負レンズ群の前玉径が大きくなる。また、そのことと同時に、広角レンズで発生しやすい歪曲収差や非点収差が急激に大きくなるという問題がある。
これらの問題を解決するため、本発明においては、負レンズ群の少なくとも2面、正レンズ群の少なくとも1面を非球面とすると共に、負レンズ群に少なくとも3枚の負レンズを用いて、負レンズ群で発生しやすい負の歪曲収差や非点収差を補正している。
また、条件式(1)は、負レンズ群に対する正レンズ群の焦点距離の比を規定したもので、その下限の2.3を越えて第2レンズ群(正レンズ群)の焦点距離が小さくなると、前述のように必要なバックフォーカスを確保することが困難になり、上限の3.1を越えて第2レンズ群の焦点距離が長くなると、前述のようにレンズ系の全長や前玉径が大きくなると共に、軸外収差の発生が大きくなって補正困難となる。
条件式(1)の下限値を2.35としてもよい。また、上限値を3.0、若しくは、2.8としてもより好ましい。
本発明の第2のズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力を持つレンズ群、正の屈折力を持つレンズ群を有し、少なくとも前記2つのレンズ群の間隔を変化させてズーミングを行うズームレンズにおいて、
前記負の屈折力を持つレンズ群は、物体側から順に、負屈折力で物体側に凸面を有するメニスカス形状の第1レンズL1、物体側に凸面を有するメニスカス形状の第2レンズL2、負屈折力で物体側に凸面を有するメニスカス形状の第3レンズL3、負屈折力で物体側に凹面を有する第4レンズL4、正屈折力の第5レンズL5と、その像側に少なくとも1枚の負レンズを有することを特徴とするものである。
以下に、第2のズームレンズにおいて、上記構成をとる理由とその作用を説明する。
一般に、長いバックフォーカスを必要とする一眼レフカメラ用の広角レンズとしては、物体側から順に、負のレンズ群、正のレンズ群を配置する所謂レトロフォーカスタイプが用いられる。このタイプのレンズ系において、焦点距離に対してより長いバックフォーカスを確保するためには、その正のレンズ群の焦点距離を大きくすることが必要である。しかし、正レンズ群の焦点距離を大きくすることにより、正レンズ群と負レンズ群の間隔が必然的に大きくなる。それに従って、レンズ系の全長が長くなると共に、負レンズ群を通過する軸外の光線高が高くなり、負レンズ群の前玉径が大きくなる。また、そのことと同時に、広角レンズで発生しやすい歪曲収差や非点収差が急激に大きくなるという問題がある。
これらの問題を解決するため、本発明においては、負の屈折力を持つレンズ群を、物体側から順に、負屈折力で物体側に凸面を有するメニスカス形状の第1レンズL1、物体側に凸面を有するメニスカス形状の第2レンズL2、負屈折力で物体側に凸面を有するメニスカス形状の第3レンズL3の3枚のメニスカスレンズを用いて、負レンズ群で発生しやすい負の歪曲収差や非点収差を補正している。
さらに、物体側に凹面を向けた負レンズL4と正レンズL5で、第1レンズL1から第3レンズL3で発生した特に高次収差を補正している。
さらに、この像側に負レンズを配置することで、倍率の色収差と軸上色収差のバランスをとり、軸上収差を整え、ズーム変倍を通じて負の屈折力を持つレンズ群の像側のレンズ群の収差補正とも共同することにより、高い結像性能を持つ構成が可能となる。
なお、非球面を用いて、さらに結像性能を向上させるようにしてもよい。
この場合、負の屈折力を持つレンズ群中に複数の非球面を有し、正の屈折力を持つレンズ群中に少なくとも1面の非球面を有する構成とするとよい。
また、特に負の屈折力を持つレンズL5より像側の負レンズを別の正レンズと接合し接合レンズとして、偏心による性能劣化や、高次収差のコントロールを行ってもよい。
さらには、第2レンズL2を負屈折力のレンズとすると、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズが何れも負メニスカスレンズとなるので、広画角化した際の収差補正に有利となる。
第1のズームレンズ若しくは第2のズームレンズの構成で、さらに次の条件式(2)を満足することが望ましい。
2.0≦|f2A/f1 |≦3.5 ・・・(2)
ただし、f2A:広角端における前記負の屈折力を持つレンズ群より像側の合成系の焦点距 離、
1 :前記負の屈折力を持つレンズ群の焦点距離、
である。
この条件式(2)の下限の2.0を越えて第2レンズ群(正の屈折力を持つレンズ群)以降の焦点距離が小さくなると、前述のように必要なバックフォーカスを確保することが困難になり、上限の3.5を越えて第2レンズ群以降の焦点距離が長くなると、前述のようにレンズ系の全長や前玉径が大きくなると共に、軸外収差の発生が大きくなって補正困難となる。
さらには、条件式(2)の下限値を2.3としてもよいし、上限値を3.2、さらには3.0としてもより好ましい。
また、第2のズームレンズとそれに条件式(2)を加わったものとにおいて、広角端時の無限遠合焦時に、さらに次の条件式(3)を満足することが望ましい。
0≦d4/d1≦3 ・・・(3)
ただし、d1:前記第1レンズL1と前記第2レンズL2の間隔、
d4:前記第4レンズL4と前記第5レンズL5の間隔、
である。
この条件式(3)の下限の0を越えると、レンズの構成ができなくなり、上限の3を越えると、特に軸上の高次収差の発生が大きくなり、特に望遠側での主点位置が像面から遠ざかり好ましくない。
なお、上限を0.3、さらには0.1とすると、全長も短くなり好ましい。
本発明においては、さらに負の屈折力を持つレンズ群中の少なくとも1枚の負レンズと、正の屈折力を持つレンズ群中の少なくとも1枚の正レンズが、以下の条件式を満足するガラス材料からなっていることが望ましい。
θg,F ≧−0.0016×νd +0.65 ・・・(4)
ただし、θg,F =(ng −nF )/(nF −nC )、
νd =(nd −1)/(nF −nC )、
であり、ng :g線の屈折率、
F :F線の屈折率、
d :d線の屈折率、
C :C線の屈折率、
である。
本発明のようなレトロフォーカスタイプの超広角ズームレンズの場合、一般に、負レンズ群と正レンズ群の間付近に開口絞りが置かれる。その構成では倍率色収差の発生が大きくなりやすく、特にd線に対してC線とg線が同じ正の方向に発生する所謂2次の倍率色収差を小さく抑えるのが難しい。この問題を解決するために、本発明においては、条件式(4)を満たすような通常のガラス材料よりも異常分散性の大きいガラス材料を、その倍率色収差の2次スペクトルを補正するように、負レンズ群中の負レンズ、正レンズ群中の正レンズの少なくとも各々1枚に用いることが望ましい。
また、一般に、超広角レンズでは、近距離物点にフォーカシングしたときの非点収差や歪曲収差、球面収差等の変動が大きくなる。これらを同時に補正するためには、負レンズ群中の少なくとも2つのレンズ間隔を変化させてフォーカシングを行うことが望ましい。
さらに、負レンズ群を、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズユニット、負又は正の屈折力を持つ第2レンズユニット、負の屈折力を持つ第3レンズユニットを有し、第2レンズユニットを像面側に移動してフォーカシングを行うような構成とすることで、前述のフォーカシングによる収差変動も小さくすることができる。
特に、第1レンズユニットと第3レンズユニットをフォーカシング時に固定とすることで、重量の大きい前玉を駆動することなくフォーカシングが行えるのでより好ましい。
好ましくは、第1レンズユニットは、負屈折力で物体側に凸面を有するメニスカス形状の第1レンズL1、物体側に凸面を有するメニスカス形状の第2レンズL2からなり、第2レンズユニットは、負屈折力で物体側に凸面を有するメニスカス形状の第3レンズL3と負屈折力で物体側に凹面を有する第4レンズL4、正屈折力の第5レンズL5を有するように構成することにより、高次収差の変動も小さくなり、また、フォーカシングの駆動量が制御しやすくなる。
さらに、第2レンズユニットを負屈折力の第1サブユニットとその像面側の第2サブユニットから構成し、フォーカシング時に第1サブユニットと第2サブユニットの間隔を変化させることで、より近距離まで高性能な結像性能を容易に得ることができる。
また、負の屈折力を持つレンズ群と正の屈折力を持つレンズ群を、ズームレンズが無限遠物点合焦時の変倍中に、群内のレンズ面間隔が全て一定とすることで、変倍時の駆動機構を簡略化することができる。
また、このズームレンズは、ズームレンズが無限遠物点合焦時の変倍中に、2群ズームレンズをなすようにすることで、駆動機構がよりシンプルに構成できる。
本発明によると、長いバックフォーカスを持ち、全長が短く前玉径も小さく小型で、撮像素子を用いた一眼レフカメラに適した広角ズームレンズが得られる。
以下、本発明のズームレンズの実施例1〜3について説明する。実施例1〜3の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)のレンズ断面図をそれぞれ図1〜図3に示す。これらの図中、前群はFG、開口絞りはS、後群はRG、像面はIで示してある。
実施例1のズーム光学系は、図1に示すように、物体側から順に、負の屈折力を有する前群FG、開口絞りS、正の屈折力を有する後群RGから構成されており、広角端から望遠端への変倍をする際に、前群FGは物体側に凹形状の軌跡を描いて移動し、望遠端では広角端より像面側に位置し、開口絞りSは前群FGとの間に間隔を縮めながら物体側へ移動し、後群RGは開口絞りSとの間隔を一旦広げその後縮めながら物体側に単調に移動する。
物体側から順に、前群FGは、物体側に凸面を向けた3枚の負メニスカスレンズと、両凹負レンズと、両凸正レンズと像面側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズと、両凹負レンズと、両凸正レンズと像面側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズとからなる。後群RGは、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸正レンズと像面側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの3枚接合レンズと、両凸正レンズと、両凹負レンズと両凸正レンズとの接合レンズと、両凸正レンズとからなる。
非球面は、前群FGの2枚目の負メニスカスレンズの両面と、後群RGの最も像面側の面の3面に用いている。
実施例2のズーム光学系は、図2に示すように、物体側から順に、負の屈折力を有する前群FG、開口絞りS、正の屈折力を有する後群RGから構成されており、広角端から望遠端への変倍をする際に、前群FGは物体側に凹形状の軌跡を描いて移動し、望遠端では広角端より物体側に位置し、開口絞りSは前群FGとの間に間隔を縮めながら物体側へ移動し、後群RGは開口絞りSとの間隔を縮めながら物体側に単調に移動する。
物体側から順に、前群FGは、物体側に凸面を向けた3枚の負メニスカスレンズと、両凹負レンズと、両凸正レンズと、両凸正レンズと像面側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズと、両凹負レンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズとからなる。後群RGは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸正レンズとの3枚接合レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズとの接合レンズと、両凸正レンズと、両凹負レンズと両凸正レンズとの接合レンズとからなる。
非球面は、前群FGの2枚目の負メニスカスレンズの両面と、後群RGの単レンズの両凸正レンズの両面の4面に用いている。
近距離物点へのフォーカシングは、前群FGの3枚目の負メニスカスレンズから第1の接合レンズ(両凸正レンズと負メニスカスレンズとの接合レンズ)までを像面側に移動させながら、その負メニスカスレンズと次の両凹負レンズとの間隔を広げることにより行っている。
実施例3のズーム光学系は、図3に示すように、物体側から順に、負の屈折力を有する前群FG、開口絞りS、正の屈折力を有する後群RGから構成されており、広角端から望遠端への変倍をする際に、前群FGは物体側に凹形状の軌跡を描いて移動し、望遠端では広角端と同じ位置に位置し、開口絞りSは前群FGとの間に間隔を縮めながら物体側へ移動し、後群RGは開口絞りSとの間隔を縮めながら物体側に単調に移動する。
物体側から順に、前群FGは、物体側に凸面を向けた3枚の負メニスカスレンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズと、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凸正レンズと像面側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズと、両凹負レンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズとからなる。後群RGは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸正レンズとの3枚接合レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズとの接合レンズと、両凸正レンズと、両凹負レンズと両凸正レンズとの接合レンズとからなる。
非球面は、前群FGの2枚目の負メニスカスレンズの両面と、後群RGの単レンズの両凸正レンズの両面の4面に用いている。
近距離物点へのフォーカシングは、前群FGの3枚目の負メニスカスレンズから第1の接合レンズ(両凸正レンズと負メニスカスレンズとの接合レンズ)までを像面側に移動させながら行っている。
以下に、上記実施例1〜3の数値データを示すが、記号は上記の外、fは全系焦点距離、FNOはFナンバー、2ωは画角、WEは広角端、STは中間状態、TEは望遠端、IOは物像間距離、r1 、r2 …は各レンズ面の曲率半径、d1 、d2 …は各レンズ面間の間隔、nd1、nd2…は各レンズのd線の屈折率、νd1、νd2…は各レンズのアッベ数である。また、条件式(4)を満たすガラス材料のθg,F は、アッベ数の後の括弧内に記載してある。なお、非球面形状は、xを光の進行方向を正とした光軸とし、yを光軸と直交する方向にとると、下記の式にて表される。
x=(y2 /r)/[1+{1−(K+1)(y/r)2 1/2
44 +A66 +A88 +A1010+A1212+A1414+A1616
ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4 、A6 、A8 、A10、A12、A14、A16はそれぞれ4次、6次、8次、10次、12次、14次、16次の非球面係数である。
なお、以下の実施例の数値データ中、長さを示す値はmm単位の長さである。

実施例1
1 = 48.89 d1 = 3.4 nd1 =1.7859 νd1 =44.2
2 = 32.03 d2 = 5.3
3 = 118.85(非球面) d3 = 4.0 nd2 =1.6935 νd2 =53.18
4 = 25.43(非球面) d4 = 10.6
5 = 81.92 d5 = 2.6 nd3 =1.497 νd3 =81.54(0.54)
6 = 21.01 d6 = 9.5
7 = -83.56 d7 = 2.4 nd4 =1.497 νd4 =81.54(0.54)
8 = 29.65 d8 = 7.0
9 = 44.78 d9 = 9.4 nd5 =1.58144 νd5 =40.75
10= -22.78 d10= 1.6 nd6 =1.8061 νd6 =40.92
11= -45.86 d11= 5.8
12= -45.98 d12= 2.0 nd7 =1.60569 νd7 =64.35
13= 112.25 d13= 0.7
14= 82.46 d14= 3.0 nd8 =1.63219 νd8 =38.56
15= -41.85 d15= 1.4 nd9 =1.8061 νd9 =40.92
16= -130.83 d16= (可変)
17= ∞(絞り) d17= (可変)
18= 19.89 d18= 1.7 nd10=1.84423 νd10=43.47
19= 14.81 d19= 4.7 nd11=1.50277 νd11=57.11
20= 2023.35 d20= 0.1
21= 23.26 d21= 1.3 nd12=1.83481 νd12=42.71
22= 11.92 d22= 14.5 nd13=1.47601 νd13=48.03
23= -13.77 d23= 0.9 nd14=1.78904 νd14=51.29
24= -169.86 d24= 0.1
25= 58.06 d25= 6.0 nd15=1.43875 νd15=94.93(0.53)
26= -16.96 d26= 0.3
27= -1187.28 d27= 2.0 nd16=1.883 νd16=40.76
28= 17.55 d28= 5.0 nd17=1.497 νd17=81.54(0.54)
29= -122.49 d29= 0.0
30= 155.04 d30= 2.0 nd18=1.48749 νd18=70.23
31= -73.19(非球面) d31= (可変)
32= ∞(像面)
非球面係数
第3面
K = 0
4 = 2.54 ×10-5
6 = -2.79 ×10-8
8 = 1.90 ×10-11
10= -6.99 ×10-15
第4面
K = 0
4 = 1.83 ×10-5
6 = 2.77 ×10-8
8 = -1.62 ×10-10
10= 7.05 ×10-14
第31面
K = 0
4 = 1.01 ×10-5
6 = -7.24 ×10-29
8 = 7.02 ×10-11
10= -5.76 ×10-13
ズームレンズ群間隔
WE ST TE
f (mm) 9.5 13.3 18.3
IO ∞ ∞ ∞
NO 4 4 4
2ω (°) 112.9 93.9 76.4
16 27.5 4.4 0.5
17 0.9 7.8 0.7
31 35.8 44.9 56.7

実施例2
1 = 42.11 d1 = 4 nd1 =1.7859 νd1 =44.2
2 = 26.28 d2 = 6.9
3 = 73.84(非球面) d3 = 4.0 nd2 =1.6935 νd2 =53.18
4 = 23.46(非球面) d4 = (可変)
5 = 58.97 d5 = 2.7 nd3 =1.883 νd3 =40.76
6 = 16.18 d6 = (可変)
7 = -26.89 d7 = 2.0 nd4 =1.497 νd4 =81.54(0.54)
8 = 27.47 d8 = 0.2
9 = 22.93 d9 = 9.2 nd5 =1.50636 νd5 =48.2
10= -27.19 d10= 0.2
11= 124.07 d11= 6.1 nd6 =1.61307 νd6 =35.15
12= -16.10 d12= 1.3 nd7 =1.9054 νd7 =39.36
13= -46.50 d13= (可変)
14= -31.85 d14= 1.2 nd8 =1.71943 νd8 =53.8
15= 23.01 d15= 2.4 nd9 =1.86085 νd9 =38.33
16= 660.84 d16= (可変)
17= ∞(絞り) d17= (可変)
18= 13.54 d18= 4.4 nd10=1.51742 νd10=52.43
19= 41.17 d19= 1.0 nd11=1.883 νd11=40.76
20= 9.38 d20= 5.2 nd12=1.62004 νd12=36.26
21= -604.56 d21= 0.2
22= 30.77 d22= 4.0 nd13=1.497 νd13=81.54(0.54)
23= -16.10 d23= 1.1 nd14=1.717 νd14=47.92
24= 102.86 d24= 0.2
25= 22.11(非球面) d25= 4.4 nd15=1.497 νd15=81.54(0.54)
26= -19.09(非球面) d26= 0.2
27= -22.22 d27= 1.1 nd16=1.883 νd16=40.76
28= 21.37 d28= 5.8 nd17=1.48749 νd17=70.23
29= -13.75 d29= (可変)
30= ∞(像面)
非球面係数
第3面
K = 0
4 = 4.36 ×10-5
6 = -8.08 ×10-8
8 = 9.94 ×10-11
10= -3.90 ×10-14
12= -6.99 ×10-17
14= 8.97 ×10-20
16= 2.52 ×10-23
第4面
K = 0
4 = 4.07 ×10-5
6 = -3.81 ×10-8
8 = -2.68 ×10-10
10= 8.78 ×10-14
12= 7.09 ×10-16
14= 9.78 ×10-19
16= -3.04 ×10-21
第25面
K = 0
4 = -1.58 ×10-5
6 = 3.26 ×10-7
8 = -7.53 ×10-9
10= 9.61 ×10-12 12= 0
14= 0
16= 0
第26面
K = 0
4 = 6.91 ×10-5
6 = 2.15 ×10-7
8 = -9.21 ×10-9
10= 7.32 ×10-12
12= 0
14= 0
16= 0
ズームレンズ群間隔・フォーカシングレンズ群間隔
WE ST TE WE ST TE
f (mm) 7.1 9.6 13.7 7.1 9.6 13.7
IO (mm) ∞ ∞ ∞ 250 250 265
NO 4 4 4
2ω (°) 114.7 97.8 78.2
4 13.0 13.0 13.0 16.0 16.0 16.0
6 9.3 9.3 9.3 10.6 10.6 10.6
13 5.1 5.1 5.1 0.7 0.7 0.7
16 17.0 9.0 1.0 17.0 9.0 1.0
17 2.9 1.1 0.5 2.9 1.1 0.5
29 33.7 40.8 52.7 33.7 40.8 52.6

実施例3
1 = 42.38 d1 = 4.0 nd1 =1.7859 νd1 =44.2
2 = 26.39 d2 = 8.3
3 = 19.41(非球面) d3 = 4.0 nd2 =1.6935 νd2 =53.18
4 = 9.03(非球面) d4 = (可変)
5 = 58.69 d5 = 2.7 nd3 =1.883 νd3 =40.76
6 = 22.88 d6 = 10.5
7 = -29.48 d7 = 2.0 nd4 =1.497 νd4 =81.54(0.54)
8 = -116.05 d8 = 0.2
9 = 31.08 d9 = 8.5 nd5 =1.54814 νd5 =45.79
10= -53.55 d10= 0.3
11= 48.04 d11= 1.6 nd6 =1.497 νd6 =81.54(0.54)
12= 20.03 d12= 1.8
13= 34.68 d13= 7.8 nd7 =1.55715 νd7 =40.9
14= -19.04 d14= 1.3 nd8 =1.883 νd8 =40.76
15= -52.67 d15= (可変)
16= -37.33 d16= 1.2 nd9 =1.71628 νd9 =54.33
17= 20.49 d17= 2.4 nd10=1.87753 νd10=35.66
18= 109.36 d18= (可変)
19= ∞(絞り) d19= (可変)
20= 13.86 d20= 3.6 nd11=1.51742 νd11=52.43
21= 60.31 d21= 1.0 nd12=1.883 νd12=40.76
22= 9.91 d22= 4.9 nd13=1.62004 νd13=36.26
23= -813.03 d23= 0.2
24= 29.64 d24= 3.5 nd14=1.497 νd14=81.54(0.54)
25= -22.01 d25= 1.1 nd15=1.717 νd15=47.92
26= 90.03 d26= 0.2
27= 21.38(非球面) d27= 4.9 nd16=1.497 νd16=81.54(0.54)
28= -19.60(非球面) d28= 0.2
29= -24.00 d29= 1.1 nd17=1.883 νd17=40.76
30= 21.52 d30= 5.2 nd18=1.48749 νd18=70.23
31= -15.06 d31= (可変)
32= ∞(像面)
非球面係数
第3面
K = -3.8916
4 = 9.77 ×10-6
6 = -4.37 ×10-8
8 = 1.17 ×10-10
10= -1.27 ×10-13
12= 5.54 ×10-17
第4面
K = -0.8703
4 = -5.31 ×10-5
6 = -3.19 ×10-8
8 = -4.60 ×10-11
10= 9.59 ×10-13
12= -1.80 ×10-15
第27面
K = 0
4 = -2.74 ×10-5
6 = 2.89 ×10-7
8 = -6.40 ×10-9
10= 4.86 ×10-11
12= 0
第28面
K = 0
4 = 5.49 ×10-5
6 = 1.69 ×10-7
8 = -7.78 ×10-9
10= 5.31 ×10-11
12= 0
ズームレンズ群間隔・フォーカシングレンズ群間隔
WE ST TE WE ST TE
f (mm) 7.1 9.6 13.7 7.1 9.6 13.7
IO (mm) ∞ ∞ ∞ 250 250 250
NO 4 4 4
2ω (°) 114.7 97.9 78.2
4 11.6 11.6 11.6 17.3 17.3 17.3
15 6.8 6.8 6.8 1.1 1.1 1.1
18 16.7 8.6 1.1 16.7 8.6 1.1
19 3.2 1.6 0.6 3.2 1.6 0.6
31 33.6 40.4 51.8 33.6 40.4 51.8
以上の実施例1〜3の無限遠物点合焦時の収差図をそれぞれ図4、図5、図7に示す。また、実施例2、3のの上記の表に示した至近距離(物像間距離IO)に合焦時の収差図をそれぞれ図6、図8に示す。これらの収差図において、(a)は広角端、(b)は中間状態、(c)は望遠端におけるの球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)、コマ収差(DZ)を示す。なお、各収差図中、“FIY”は像高を表す。
上記実施例1〜3の条件式(1)〜(3)の値は次の通りである。
条件式 実施例1 実施例2 実施例3
(1) 2.40 2.89 2.77
(2) 2.40 2.89 2.77
(3) 1.33 0.02 0.02
さらに、条件式(4)について、各実施例中で用いているnd =1.497 ,νd =81.54 、nd =1.43875,νd =94.93のガラス材料の条件式(4)の右辺の値は次の通りである。
νd 81.54 94.93
−0.0016×νd +0.65 0.52 0.50
図9は、本発明のズームレンズを用い、撮像素子として小型のCCD又はC−MOS等を用いたレンズ交換式一眼レフレックスカメラの断面図である。図9において、1は一眼レフレックスカメラ、2は変倍機構と合焦機構を備えた鏡筒内に配置された本発明に基づく撮影レンズ系、3は撮影レンズ系2を一眼レフレックスカメラ1に着脱可能とする鏡筒のマウント部であり、スクリュータイプのマウントやバヨネットタイプのマウント等が用いられる。この例では、バヨネットタイプのマウントを用いている。
また、4は撮像素子面、5は撮影レンズ系2の光路6上のレンズ系と撮像素子面4との間に配置されたクイックリターンミラー、7はクイックリターンミラー5より反射された光路に配置されたファインダースクリーン、8はペンタプリズム、9はファインダー、Eは観察者の眼(アイポイント)である。
このような構成の一眼レフレックスカメラ1の撮影レンズ系2として、例えば上記実施例1に示した本発明の広角ズームレンズが用いられる。
本発明のズームレンズのの実施例1の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)のレンズ断面図である。 本発明のズームレンズのの実施例2の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)のレンズ断面図である。 本発明のズームレンズのの実施例3の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)のレンズ断面図である。 実施例1のズームレンズの無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例2のズームレンズの無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例2のズームレンズの至近距離に合焦時の収差図である。 実施例3のズームレンズの無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例3のズームレンズの至近距離に合焦時の収差図である。 本発明のズームレンズを用いた一眼レフレックスカメラの断面図である。
符号の説明
FG…負レンズ群
RG…正レンズ群
S…開口絞り
I…像面
E…観察者の眼(アイポイント)
1…一眼レフレックスカメラ
2…撮影レンズ系
3…マウント部
4…撮像素子面
5…クイックリターンミラー
6…光路
7…ファインダースクリーン
8…ペンタプリズム
9…ファインダー

Claims (16)

  1. 物体側から順に、負の屈折力を持つレンズ群、正の屈折力を持つレンズ群を有し、少なくとも前記2つのレンズ群の間隔を変化させてズーミングを行うズームレンズにおいて、
    前記負の屈折力を持つレンズ群中に複数の非球面を有し、前記正の屈折力を持つレンズ群中に少なくとも1面の非球面を有し、前記負の屈折力を持つレンズ群が少なくとも3枚の負レンズを有し、下記の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
    2.3≦|f2 /f1 |≦3.1 ・・・(1)
    ただし、f1 :前記負の屈折力を持つレンズ群の焦点距離、
    2 :前記正の屈折力を持つレンズ群の焦点距離、
    である。
  2. 物体側から順に、負の屈折力を持つレンズ群、正の屈折力を持つレンズ群を有し、少なくとも前記2つのレンズ群の間隔を変化させてズーミングを行うズームレンズにおいて、
    前記負の屈折力を持つレンズ群は、物体側から順に、負屈折力で物体側に凸面を有するメニスカス形状の第1レンズL1、物体側に凸面を有するメニスカス形状の第2レンズL2、負屈折力で物体側に凸面を有するメニスカス形状の第3レンズL3、負屈折力で物体側に凹面を有する第4レンズL4、正屈折力の第5レンズL5と、その像側に少なくとも1枚の負レンズを有することを特徴とするズームレンズ。
  3. 前記負の屈折力を持つレンズ群中に複数の非球面を有し、前記正の屈折力を持つレンズ群中に少なくとも1面の非球面を有することを特徴とする請求項2記載のズームレンズ。
  4. 前記第5レンズより像側に配された前記負レンズが、隣り合う正レンズと接合されていることを特徴とする請求項2記載のズームレンズ。
  5. 前記第2レンズL2を負屈折力のレンズとしたことを特徴とする請求項2記載のズームレンズ。
  6. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
    2.0≦|f2A/f1 |≦3.5 ・・・(2)
    ただし、f2A:広角端における前記負の屈折力を持つレンズ群より像側の合成系の焦点距 離、
    1 :前記負の屈折力を持つレンズ群の焦点距離、
    である。
  7. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項2記載のズームレンズ。
    2.0≦|f2A/f1 |≦3.5 ・・・(2)
    ただし、f2A:広角端における前記負の屈折力を持つレンズ群より像側の合成系の焦点距 離、
    1 :前記負の屈折力を持つレンズ群の焦点距離、
    である。
  8. 広角端時の無限遠合焦時に、以下の条件式を満足することを特徴とすることを特徴とする請求項2又は7記載のズームレンズ。
    0≦d4/d1≦3 ・・・(3)
    ただし、d1:前記第1レンズL1と前記第2レンズL2の間隔、
    d4:前記第4レンズL4と前記第5レンズL5の間隔、
    である。
  9. 前記負の屈折力を持つレンズ群中の少なくとも1枚の負レンズと、前記正の屈折力を持つレンズ群中の少なくとも1枚の正レンズが、以下の条件式を満足するガラス材料からなることを特徴とする請求項1から8の何れか1項記載のズームレンズ。
    θg,F ≧−0.0016×νd +0.65 ・・・(4)
    ただし、θg,F =(ng −nF )/(nF −nC )、
    νd =(nd −1)/(nF −nC )、
    であり、ng :g線の屈折率、
    F :F線の屈折率、
    d :d線の屈折率、
    C :C線の屈折率、
    である。
  10. 前記負の屈折力を持つレンズ群中の少なくとも2つのレンズ間隔を変化させて近距離物点にフォーカシングすることを特徴とする請求項1から9の何れか1項記載のズームレンズ。
  11. 前記負の屈折力を持つレンズ群が、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズユニット、負又は正の屈折力を持つ第2レンズユニット、負の屈折力を持つ第3レンズユニットを有し、前記第2レンズユニットを像面側に移動し、前記第1レンズユニットと第2レンズユニットの間隔、第2レンズユニットと第3レンズユニットの間隔を変化させてフォーカシングを行うことを特徴とする請求項10記載のズームレンズ。
  12. 前記フォーカシングに際し、前記第1レンズユニットと第3レンズユニットを固定することを特徴とする請求項11記載のズームレンズ。
  13. 前記第1レンズユニットは、負屈折力で物体側に凸面を有するメニスカス形状の第1レンズL1、物体側に凸面を有するメニスカス形状の第2レンズL2からなり、前記第2レンズユニットは、負屈折力で物体側に凸面を有するメニスカス形状の第3レンズL3と負屈折力で物体側に凹面を有する第4レンズL4、正屈折力の第5レンズL5を有することを特徴とする請求項11記載のズームレンズ。
  14. 前記第2レンズユニットを負屈折力の第1サブユニットとその像面側の第2サブユニットから構成し、フォーカシング時に前記第1サブユニットと前記第2サブユニットの間隔を変化させつつ像面側に移動させることを特徴とする請求項12又は13記載のズームレンズ。
  15. 前記負の屈折力を持つレンズ群と前記正の屈折力を持つレンズ群は、前記ズームレンズが無限遠物点合焦時の変倍中に、群内のレンズ面間隔が全て一定であることを特徴とする請求項1から14の何れか1項記載のズームレンズ。
  16. 前記ズームレンズは、前記ズームレンズが無限遠物点合焦時の変倍中に、2群ズームレンズをなすことを特徴とする請求項15記載のズームレンズ。
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