JP2006077123A - 光触媒機能を有するポリカーボネート樹脂製部材に使用するシーリング材及びこのシーリング材を用いた構築構造 - Google Patents

光触媒機能を有するポリカーボネート樹脂製部材に使用するシーリング材及びこのシーリング材を用いた構築構造 Download PDF

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Abstract

【課題】光触媒層を有するポリカーボネート樹脂製部材に使用できるシーリング材、及びこのシーリング材を使用した屋根などの構築構造を提供する。
【解決手段】表面に光触媒層を形成してなるポリカーボネート樹脂製部材4に使用されるシーリング材Sが、有機ポリマー若しくは変性シリコーンポリマーを主成分とし且つポリカーボネート樹脂を侵す可塑剤及び溶剤を含有していない組成とされている。有機ポリマーとしてはポリオキシアルキレン系ポリマーが、また変性ポリマーとしては炭素数が1〜4のポリオキシアルキレンポリマーの末端がジメトキシメチルケイ素基であるポリマーが使用され、必要に応じて充填剤や硬化剤などが添加される。このシーリング材を光触媒付きポリカーボネート屋根板材4に使用することで、光触媒機能を維持でき、クラックも発生しない屋根構造とすることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光触媒機能を有するポリカーボネート樹脂製部材に使用するシーリング材と、このシーリング材を用いた構築構造に関する。
ポリカーボネート樹脂は、機械的強度、透光性、耐候性などに優れるため、カーポートやテラスの屋根材等の建築資材、高速道路の防音板や一般道路の側壁材や歩道橋の腰板等の道路資材などの構築構造素材に使用されている。そして、屋外で使用する屋根材や防音板や側壁材や腰板などにおいては、各部材の接合部分の水密性を持たせて水漏れを防止するために、当該接合部分にシーリング材を充填してシールしている。このシーリング材として、一般に、ポリカーボネート樹脂材にクラックなどの不具合を発生させることのないシリコーン系シーリング材が使用されている。
一方、近年、合成樹脂などの基材の表面に光触媒層を形成し、光触媒機能を付与したガラス、アルミパネル、アルミ押出し材、タイル、合成樹脂体などの種々の材質からなる製品が開発されている。これらの製品は、表面に露出する光触媒粒子により、悪臭を分解したり、抗菌・防黴作用をなしたり、親水性・防汚性を発揮したりするため、種々の用途への展開が行なわれている。そして、上記のポリカーボネート樹脂製の屋根材や防音板や側壁材や腰板などにも使用が検討され、親水性・防汚性を発揮する材料として期待されている。
このような光触媒機能を有する製品の継ぎ目をシールするシーリング材として、今までポリカーボネート樹脂材に一般に使用されてきたシリコーン系シーリング材を使用すると、シーリング材から低分子量のシリコーンオイルが析出して表層の光触媒層に付着するが、このシリコーンオイルがシリコン系の無機物であるために光触媒粒子では分解できずに、光触媒層に固着して光触媒機能を阻害し、シーリング材の周囲のみが疎水性となって塵などが付着するという問題があった。そのため、シリコーンオイルが余り染み出さない変性シリコーン系シーリング材を使用して、防汚効果、セルフクリーニング効果を長期に亘って安定して発揮させたものが開発されている(特許文献1)。
特開2002−167871号公報
しかし、特許文献1に記載されている変性シリコーンシーリング材は、そのシーリング材として必要な柔軟性や流動性を得るために、ジオクチルフタレートなどの可塑剤或は溶剤が含有されている。このジオクチルフタレートはポリカーボネート樹脂の良溶媒であるために、これをポリカーボネート樹脂板のシーリング材として使用すると、当該板にクラックなどを生じるという問題が新たに発生する。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、光触媒機能を有するポリカーボネート樹脂製部材に使用できるシーリング材と、このシーリング材を用いた構築構造を提供することである。
そのため、本発明に係るシーリング材は、ポリカーボネート樹脂製基材の表面に光触媒層を形成してなるポリカーボネート樹脂製部材に使用するシーリング材であって、該シーリング材が有機ポリマー若しくは変性シリコーンポリマーを主成分とし、且つポリカーボネート樹脂を侵す可塑剤及び溶剤を含有していないことを特徴とするものである。
本発明に係る構築構造は、ポリカーボネート樹脂製基材の表面に光触媒層を形成してなるポリカーボネート樹脂製部材と他部材とを、有機ポリマー若しくは変性シリコーンポリマーを主成分とし且つポリカーボネート樹脂を侵す可塑剤及び溶剤を含有していないシーリング材でシールしてなることを特徴とするものである。
本発明の他の構築構造は、ポリカーボネート樹脂製基材の表面に光触媒層を形成してなるポリカーボネート樹脂製部材より水上側に配設された他部材同士を、有機ポリマー若しくは変性シリコーンポリマーを主成分とし且つポリカーボネート樹脂を侵す可塑剤及び溶剤を含有していないシーリング材でシールしてなることを特徴とするものである。
本発明のシーリング材において、さらに充填材と硬化剤を含むことが好ましい。また、ポリカーボネート樹脂を侵す可塑剤としては、フタル酸エステル系、脂肪族−塩基酸エステル、グリコールエステル、脂肪酸エステル、リン酸エステル、エポキシ、トリメリット酸エステル、クエン酸エステル、塩素化パラフィン、ポリエステル、グリコレート、ポリプロピレンアジペート、ポリプロピレンセバケート、トリアセチン、トリブチリン、トルエンスルホンアミド、アルキルベンゼン、ビフェニル、部分水添ターフェニル、ショウノウが挙げられ、ポリカーボネート樹脂を侵す溶剤としては、ジオクチルフタレート、ブチルベンジルフタレート、トルエン、ベンゼン、ニトロベンゼン、ハロゲン化ベンゼン、キシレン、フェノール、ジエチレントリアミン、メタノール、エチルエーテル、アセトン、アセトアルデヒド、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸ビニル、四塩化炭素、クロロホルム、塩化エチレン、塩化メチレン、二硫化炭素、トリクロルエチレン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ジメチルホルムアミド、ジオキサン、シクロヘキサノン、シクロヘキセン、シクロヘキサノール、アクリロニトリル、ピリジン、エチルアミン、m−アミノアルコール、エチレンクロルヒドリン、メタクリル酸メチル、スチレン、塩化スルフリン、テトラヒドロフラン、チオフェンが挙げられる。
本発明の構築構造において、光触媒層が5〜35nmの厚みを有することが好ましい。
光触媒機能を有するポリカーボネート樹脂製部材に使用するためのシーリング材が、有機ポリマー若しくは変性シリコーンポリマーを主成分とし且つポリカーボネート樹脂を侵す可塑剤及び溶剤を含有していないので、このシーリング材から低分子量のシリコーンオイルが析出することがなく、シーリング材でシールされた周囲も光触媒機能が発揮されて親水性となり防汚性能を発揮させることができる。そして、ポリカーボネート樹脂を侵すジオクチルフタレートなどの可塑剤及びトルエンなどの溶剤を含有していないので、シーリング材によりポリカーボネート樹脂が侵されることがなくてクラックなどの不具合が生ぜず、屋根材や防音板や側壁材や腰板などの屋外で使用される構築構造の素材として長期に使用可能となる。
そして、シーリング材に充填材と硬化剤を含むと、シーリング材としての充填能力を発揮すると共に、シール後は架橋・硬化して水密性を発揮し、シールされた部分からの水漏れをなくすことができる。
また、本発明のシーリング材を用いてポリカーボネート樹脂製部材と他部材とをシールした構築構造は、シーリング材からシリコーンオイルが析出することがないので、ポリカーボネート樹脂製部材のシールされた周囲は勿論のこと、いずれの箇所であっても光触媒機能が発揮されて親水性となり、防汚性に優れた屋根材とすることができ、さらに可塑剤及び溶剤によるクラックの発生もないので、長期に亘り屋根材や防音板や側壁材や腰板などの屋外で使用される構築構造を保持できる。
さらに、本発明のシーリング材を用いてポリカーボネート樹脂製部材より水上側に配設された他部材同士をシールした構築構造は、シーリング材からシリコーンオイルが析出することがないので、これがポリカーボネート樹脂製部材まで流れ落ちてくることがなく、ポリカーボネート樹脂製部材のいずれの箇所であっても光触媒機能が発揮されて親水性となり、防汚性に優れた部材とすることができ、さらに可塑剤及び溶剤も流れ落ちてくることがないので、これらによるクラックの発生もなく長期に亘り構築構造を保持できる。
また、光触媒層の厚みが5〜35nmであると、ポリカーボネート樹脂製部材を構成するポリカーボネート樹脂基材が熱伸縮しても、当該光触媒層がこの熱伸縮に追従してクラックが発生することがないので、ポリカーボネート樹脂製部材が白濁することがないし、光触媒機能も長期に亘り保持することができる。
本発明の一実施形態を以下図面に基づいて説明するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
図1は本発明の構築構造の1つであるポリカーボネート樹脂製屋根構造を示す断面図、図2はその一部を拡大して示す断面図、図3はポリカーボネート樹脂製部材(板材)の拡大断面図である。
図1に示すポリカーボネート樹脂製屋根構造は、家屋の外壁Wに取り付けられたテラスTなどの屋根構造であって、横桟1と縦桟2と支柱3とからなる骨組みに、ポリカーボネート樹脂製基材の表面に光触媒層を形成してなるポリカーボネート樹脂製部材(屋根板材4)を取り付けてなるものである。
横桟1は、外壁WにビスBなどで固定された断面コ字状の上横桟11と、上向きに開口する断面コ字状の挿入部12aとU字状の雨樋12bとからなる下横桟12とからなっており、この下横桟12に支柱3が取り付けられていて支持されている。前記の上横桟11は、図2に拡大して示すように、その上表面と外壁Wとをシーリング材S1にて水密的にシールされている。そして、この上横桟11と下横桟12とは複数の縦桟2で連結されてテラス屋根の骨組み構造を構成している。これらの上横桟11、下横桟12、縦桟2、支柱3は、アルミニウム或はアルミウム合金などで作られている。
屋根板材4は2本若しくは3本以上の縦桟2の上に架け渡されて載置され、その上端部4aが上横桟11のコ字状部11aに挿入されると共に下端部4bが下桟材12のコ字状挿入部12aに挿入されて固定されている。そして、屋根板材4の上端部4aの上表面と上横桟11のコ字状部11aの内上面とは、図2に示すように、シーリング材S2にて水密的にシールされている。
この屋根板材4は、図3に示すように、ポリカーボネート樹脂からなる基材41の上表面に、接着層42と保護層43と光触媒層44とをこの順に積層形成したものであり、その厚みを1.5〜4.0mmに、全光線透過率とヘーズとを3mm厚で夫々10〜50%、1〜5%としてある。
ポリカーボネート樹脂製基材41は、透明でも半透明でも不透明でもよいが、熱線吸収性を有する基材41であることが好ましい。この熱線吸収性基材41であると、テラス内を外気温より1〜5℃程度低くすることができるうえに、熱線吸収剤の添加により低下した全光線透過率が塵などでさらに低下するのを光触媒層44の親水性・防汚性機能で抑制できるので、設置時の全光線透過率の低下が余りなく、またヘーズも低下させることがない。その他、熱線吸収機能とは異なる熱線反射機能、紫外線カット機能、防曇機能などの他機能を、当該基材41に付加させることもできる。
接着層42は、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、熱可塑性エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂などの接着性樹脂を用いて、厚さが0.1〜50μmとなるように形成されている。これらの接着性樹脂のうちでも、アクリル系樹脂が最も好ましく用いられる。
保護層43は、光触媒層44の光触媒作用が接着層42やポリカーボネート樹脂製基材41に作用するのを防止するための層であり、シリカなどの無機物とポリジメチルシロキサンやアクリル樹脂やフッ素樹脂などのバインダー樹脂とを均一に混合させた組成物、或は、シリコーン樹脂とアクリル樹脂との共重合樹脂などのように、無機物と有機物とからなる組成物で形成してなる無機−有機層であり、厚さが0.01〜10μmとなるように形成されている。そして、この保護層3に紫外線吸収剤を含有させて、接着層42と基材41との劣化を防ぐようにしてもよい。
光触媒層44は、光触媒粒子とシリカとが、必要に応じて1質量%以下の分散剤やバインダーと共に、均一に分散されて形成された層であって、そこに含有されている光触媒粒子により悪臭を分解したり、抗菌・防黴作用をなしたり、親水性による防汚作用を発揮するなどの光触媒機能を発揮する。
前記光触媒粒子は、光触媒機能を発揮できるものであれば特に限定されるものではないが、例えば酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、SrTiO 、WO などの金属酸化物が用いられる。この中でも、酸化チタン、特にアナターゼ型酸化チタンは、光触媒機能を良好に発揮するし、入手もし易いので最も好ましく用いられる。この光触媒粒子は、光触媒層44の中に5〜50質量%含有されている。5質量%以下では光触媒機能を発揮させることが困難であり、一方50質量%以上にしても光触媒機能がそれ以上向上せず材料の無駄遣いとなる。
この光触媒層44の厚みは5〜100nmにすることもできるが、屋根板材4などの太陽光に晒される場合はその厚みを5〜35nmにすることが好ましく、さらに好ましくは10〜30nmである。該光触媒層44は、前記の如く光触媒粒子とシリカとよりなる無機層であるので殆ど伸縮することはなく、その厚みが厚すぎると、基材41の熱伸縮に追従することができない。そのため、屋根板材4が屋外に置かれて太陽光に当たると、基材41が熱により熱伸縮し、これに追従できない光触媒層44にクラックが発生し、外観的に白濁して実使用できなくなる。特に、屋根板材4が透明もしくは半透明であると、白濁により透明性を損なうので好ましくない。しかし、あまり薄過ぎると光触媒機能が低下し防汚性が発揮できない。そのため、光触媒層44の厚みを5〜35nmにして、基材41が熱により伸縮してもクラックが発生しないようにすると共に光触媒機能を発揮できるようにしている。
さらに、光触媒層44の厚みが5〜35nmとなされていると、図1に示すように、屋根板材4を湾曲させても当該光触媒層44にクラックを生じることなく施工することができる。この湾曲は、板材の曲率半径が250mm以上、好ましくは300mm以上であればクラックを生じることなく施工できるが、これより小さな曲率半径になると光触媒層44が伸びに追従できずにクラックを生じることとなる。
屋根板材4は、上記のような構造になされているので、表面の光触媒層44に太陽光が当たることにより親水性が発揮され、屋根板材4に付着した塵などが、降雨時に、高度の親水性となった屋根板材4の表面から洗い流されて、きれいになる機能(防汚機能)を有すると共に、光触媒層44にクラックを発生することがなくて長期に亘り採光を行うことができる屋根板材4となされている。
上横桟11の上表面と外壁Wとシールしているシーリング材S1、及び屋根板材4と上横桟11とをシールしているシーリング材S2とは、同じ組成のシーリング材Sが用いられている。
当該シーリング材Sは、有機ポリマー若しくは変性シリコーンポリマーを主成分とし、ポリカーボネート樹脂を侵す可塑剤及び溶剤を含有していない組成となされている。そして、必要に応じて充填材、硬化剤などが添加されている。
前記有機ポリマーとしては、オキシエチレンやオキシプロピレンなどのポリオキシアルキレン系、(メタ)アクリル酸エチルや(メタ)アクリル酸ブチルなどのアクリル酸エステル系、ポリエステル系、ポリオレフィン系、ポリサルファイド系、ポリアミド系、ポリカーボネート系、ポリウレタン系などの各ポリマー、及びこれらの各ポリマーにフッ素などのハロゲン元素を反応させて付加したポリマー、或はこれらの各ポリマーの末端や側鎖に、カルボキシル基やイソシアネート基やビニル基やアミド基やアミノ基などの反応基を有するポリマーなどが、単独で若しくは混合して用いられる。
また、前記変性シリコーンポリマーは、上記の各有機ポリマーの末端や側鎖に反応性ケイ素が導入された下記の一般式を有するポリマーであり、これらが単独で若しくは混合して用いられる。
Figure 2006077123
但し、Rは、炭素数が1〜20のアルキル基、炭素数が6〜20のアリール基、炭素数が7〜20のアラルキル基、或は有機ケイ素基である。
Xは、水素、ハロゲン、水酸基、アルコキシ基、アシルオキシ基、オキシム基、アミノ基、アミド基、アミノオキシ基、アルレニルオキシ基などであり、シロキサン結合を形成し得る官能基である。
aは0、1、2の整数、bは0、1、2、3、の整数、a=2のときはb=3ではない。mは0〜18の整数である。
この一般式を持つ変性シリコーンポリマーのなかでも、炭素数が1〜4のポリオキシアルキレンポリマーであって、末端がジメトキシメチルケイ素基である変性シリコーンポリマーが好ましく用いられる。
この変性シリコーンポリマーは、前記の有機ポリマーの末端或は側鎖にある水酸基、アルコキシド基、イソシアネート基、アミノ基、ビニル基などの官能基に、反応性を示す活性基及び反応性ケイ素基を有する化合物を反応させることで、容易に得ることができる。
上記の反応性を示す活性基及び反応性ケイ素基を有する化合物としては、γ−イソシアネートプロピルメチルジメトキシシラン、γ−イソシアネートプロピルメチルジエトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニルメチルジクロロシラン、ビニルジメチルクロロシラン、ビニルジメチルメトキシシラン、ジビニルジクロロシラン、ジビニルジメトキシシラン、ビニルメチルジクロロシラン、アリルメトキシジクロロシラン、アリルジメチルクロロシラン、アリルジメチルメトキシシラン、ジアリルジクロロシラン、ジアリルジメトキシシラン、Y−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、Y−メタクリロイルオキシプロピルメチルメトキシシランなどが用いられる。
また、シーリング材Sに含有されないポリカーボネート樹脂を侵す可塑剤としては、ジオクチルフタレートやジブチルフタレートやブチルベンジルフタレートなどのフタル酸エステル、リン酸トリブチルやリン酸トリグレジルなどのリン酸エステル、アジピン酸ジブチルやアジピン酸ジオクチル酸などの脂肪族−塩基酸エステル、ポリプロピレングリコールなどのグリコールエステル、グリセリンモノオレイン酸エステル、エポキシ、脂肪酸エステル、トリメリット酸エステル、クエン酸エステル、塩素化パラフィン、ポリエステル、グリコレート、ポリプロピレンアジペート、ポリプロピレンセバケート、トリアセチン、トリブチリン、トルエンスルホンアミド、アルキルベンゼン、ビフェニル、部分水添ターフェニル、ショウノウなどが挙げられる。これらの中でも、フタル酸エステルはポリカーボネート樹脂を良く侵すので、シーリング材に含有させるのは特に好ましくない。
逆に、ポリカーボネート樹脂を侵さずシーリング材に含有させてもよい可塑剤としては、鐘淵化学工業(株)製「カネカMSポリマー」などのシリル基を末端に有するポリエーテル樹脂、ポリエーテル、低分子量のアクリルポリマー、アルコール変性ジシクロペンタジエンや、ポリブテン、アタクチックポリオレフィンなどが挙げられる。
さらに、シーリング材Sに含有されないポリカーボネート樹脂を侵す溶剤としてはジオクチルフタレート、ブチルベンジルフタレート、トルエン、ベンゼン、ニトロベンゼン、ハロゲン化ベンゼン、キシレン、フェノール、ジエチレントリアミン、メタノール、エチルエーテル、アセトン、アセトアルデヒド、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸ビニル、四塩化炭素、クロロホルム、塩化エチレン、塩化メチレン、二硫化炭素、トリクロルエチレン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ジメチルホルムアミド、ジオキサン、シクロへキサノン、シクロヘキセン、シクロヘキサノール、アクリロニトリル、ピリジン、エチルアミン、m−アミノアルコール、エチレンクロルヒドリン、メタクリル酸メチル、スチレン、塩化スルフリン、テトラヒドロフラン、チオフェンなどが挙げられる。これらの中でも、トルエン、ベンゼン、キシレンはポリカーボネート樹脂を良く侵すので、シーリング材に含有させるのは特に好ましくない。
逆に、ポリカーボネート樹脂を侵さずシーリング材に含有させてもよい溶剤としては、エタノールなどの炭素数が2以上の低級アルコール、ヘキサン、エチレングリコール、或は、ノナン、デカン、ドデカンなどの150〜250℃の沸点を持つ溶剤などが挙げられる。
本発明のシーリング材Sは、上記の有機ポリマー或は変性シリコーンポリマーを主成分とし、ポリカーボネート樹脂を侵す上記の可塑剤も溶剤も共に含むことがない組成物である。しかし、該シーリング材Sが可塑性や柔軟性や流動性に不足する場合は、ポリカーボネート樹脂を侵すことがない上記の可塑剤や溶剤を添加し、必要な可塑性や柔軟性や流動性を得ることによりシーリング材としての性能を確保することができる。
さらに、必要に応じて充填材、硬化剤、粘着付与樹脂、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、染料、界面活性剤、希釈剤、接着付与剤、遥変剤、安定剤、水分吸収剤、発泡剤などが添加される。
上記の充填剤としては、炭酸カルシウム、クレー、タルク、酸化チタン、亜鉛華、シリカ、珪藻土、硫酸バリウム、カオリン、珪酸アルミニウム、酸化亜鉛、カーボンブラック、ガラスバルーン、プラスチックバルーンなどが用いられる。
また、硬化剤としては、ジブチル錫ジラウレートやジオクチル錫マレートなどの有機錫化合物、ジブチルアミン−2−エチルヘキサエートなどのアミン化合物、酸性リン酸エステルとアミンとの化合物、多価カルボン酸、テトラブチルチタネートやトリエタノールアミンチタネートなどの有機チタネート化合物、酸性リン酸エステルなどが用いられる。
このようにして得られたシーリング材Sは、上記の光触媒層44を形成したポリカーボネート樹脂製屋根板材4が屋根骨組みに載置された後に、当該屋根板材4の水上側に配設された他部材である外壁Wと上横桟11との接合部分、及び屋根板材4と上横桟11(他部材)との接合部分とに充填されて水密的にシールしている。なお、屋根板材同士の接合部分にも当該シーリング材Sを使用して水密的にシールしてもよい。
このシーリング材Sの主成分が有機ポリマーであると、シーリング材Sから未反応のモノマーや低分子量のオリゴマーなどが析出するが、これらは光触媒層44により分解されるために、これらがシーリング材S2の周囲に析出・付着しても、或はシーリング材S1から流れ落ちて付着しても光触媒機能が発揮されて分解され親水性を維持する。
一方、シーリング材Sの主成分が変性シリコーンポリマーであると、低分子量シリコーンオイルが析出することがないし、析出したとしてもシリコンの量が極僅かであるので光触媒層44により分解され、シーリング材S2周囲であっても或はシーリング材S1から流れ落ちても光触媒機能が発揮されて親水性を維持する。
そして、シーリング材Sには、ポリカーボネート樹脂を侵す可塑剤も溶剤も共に含まれていないので、ポリカーボネート樹脂製の屋根板材4に付着するように、屋根板材4と上横桟11との接合部分に充填しても、当該シーリング材S2がポリカーボネート樹脂製屋根板材4にクラックを発生させることがない。
上記各実施形態において、シーリング材Sは外壁Wと上横桟11との接合部分及び屋根板材4と上横桟11との二箇所の接合部分に充填して水密的にシールさせているが、いずれか一方のみに充填する場合であっても、当該シーリング材Sを使用することが必要である。また、他の個所であっても、屋根板材4に接するか或は水上側に位置する個所である場合は、本発明のシーリング材Sを使用することが好ましい。なお、水下側などの他の個所を接続させる場合にも、本発明のシーリング材を使用することも可能である。
また、上記実施形態はテラスの屋根構造の場合であるが、その他のバルコニー、カーポート、アーケードなどの種々の屋根構造に使用できる。さらに、マンションなどのベランダや通路に設けられる腰板、有機窓ガラス、鉄道駅のホームに立設された防風壁や屋根材などの建築資材、或は、高速道路の防音板、一般道路と歩道を仕切る側壁材、一般道路の路肩に立設された防音板、歩道橋の腰板や屋根材等の道路資材、看板資材、屋外ディスプレイ資材などの、屋外で使用されるポリカーボネート樹脂製の光触媒機能を有する樹脂部材を使用した各種用途の構築構造においても、本発明のシーリング材を用いることが必要であり、その用途、構造は特に限定されるものではない。
以下実施例に基づいて具体的に説明する。
(光触媒機能を有するポリカーボネート樹脂製板材の作製)
光触媒酸化チタンの微粉末とシリカを含む市販の光触媒層用塗料を、ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、厚さ(ドライ)が30nmとなるように塗布し、100℃の雰囲気中で30分間、乾燥・固化させて光触媒層を形成した。そして、この光触媒層の上に、ポリジメチルシロキサンとアクリル樹脂とを均一に混合して調整した保護層用塗料を1μm(ドライ)の厚さに塗布し、100℃の雰囲気中で30分間、乾燥・固化させて保護層を形成した。さらに、この保護層の上に、アクリル系接着剤及び紫外線吸収剤を均一に混合した接着層用塗料を3μm(ドライ)の厚さに塗布し、100℃の雰囲気中に30分間、乾燥・固化させて接着層を形成することにより、転写フィルムを作製した。
厚さ3mmの板状のポリカーボネート基材(タキロン(株)製)の上側表面に、上記転写フィルムの接着層がポリカーボネート基材側となるように重ね合わせて、温度270℃、圧力2MPaの条件で熱圧着し、転写フィルムの接着層、保護層、光触媒層をポリカーボネート基材の表面に転写後、ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、板状の透光性の光触媒層付きポリカーボネート樹脂板(光触媒ポリカ板)を作製した。
[実施例1]
上記の如くして作製した光触媒ポリカ板の光触媒層の表面に、セメダイン(株)製のポリカーボネート樹脂を侵す可塑剤および溶剤を含有していない変性シリコーンシーリング材「スーパーシール」をハ字状に塗布した試験片1を得た。
この試験片1の水接触角を、ブラックライトブルー(BLB)ランプにて1mW/cmの紫外線を1週間照射した後に画像処理接触角度計[協和界面科学(株)製、CA−A]を用いて、シーリング材から10cm離れたA箇所、及び2cm離れたB箇所の2箇所について測定したところ、表1に示すように、A、Bの2箇所は共に5°とほぼ同じであった。さらに、試験片1の光触媒層表面に散水して濡れ性を観察したところ、十分に濡れて親水性を示した。
また、この試験片1を屋外に3ヶ月間放置した後に、放置前と同様にして、試験片1の2箇所A、Bの水接触角を測定したところ、A、Bの2箇所は共に5°と同じであり、散水した状態を観察しても親水性を示した。
さらに、前記光触媒ポリカ板を曲率半径300mmで曲げ、この曲げられた部分に上記の「スーパーシール」を塗布して曲げ試験片2を得た。そして、この曲げ試験片2のシーリング材周辺の外観を観察したところクラックは発生していなかった。さらに、この曲げ試験片2を60℃の恒温室に入れてクラックが発生するまでの時間を測定したところ、3ヶ月(2160時間)経ってもクラックは発生しなかった。
[比較例1]
前記光触媒ポリカの光触媒層の表面に、日本シーカ(株)製のポリカーボネート樹脂を侵す溶剤であるトルエンを含有するウレタンシーリング材「シーカフレックス221」を、実施例1と同様に塗布した試験片3を得た。
この試験片3を実施例1と同様にして、A箇所及びB箇所の2箇所の水接触角を測定すると共に、実施例1と同じ場所の屋外に3ヶ月放置した後のA、Bの2箇所の水接触角を測定し、さらに散水状態を観察した。さらに、曲率半径300mmに曲げて「シーカフレックス221」を塗布した曲げ試験片4のクラック発生の有無を観察すると共に恒温室でクラックが発生するまでの時間を測定した。これらの結果をまとめて表1に併記した。
[比較例2]
前記光触媒ポリカの光触媒層の表面に、セメダイン(株)製のシリコーン系シーリング材「シリコーンシーラント8050」を、実施例1と同様に塗布した試験片5を得た。
この試験片5を実施例1と同様にして、A箇所及びB箇所の2箇所の水接触角を測定すると共に、実施例1と同じ場所の屋外に3ヶ月放置した後のA、Bの2箇所の水接触角を測定し、さらに散水状態を観察した。この散水状態の観察において、屋外放置後のA箇所は親水性を示したが、B箇所は水を弾いて疎水性を示したので、疎水性となっている箇所までのシーリング材からの距離を測定したところ、6cmであった。さらに、曲率半径300mmに曲げて「シリコーン系シーラント8050」を塗布した曲げ試験片6のクラック発生の有無を観察すると共に恒温室でのクラックが発生するまでの時間を測定した。これらの結果をまとめて表1に併記した。
Figure 2006077123
この表1より、実施例1及び比較例1は、屋外放置前でも後であっても、A箇所は勿論のこと、シーリング材周囲であるB箇所においても、水接触角が5°となり、親水性を呈して光触媒機能が発揮されていることがわかった。しかし、比較例2は屋外に放置した後では、A箇所は親水性を呈していたが、B箇所では疎水性を呈していて光触媒機能が発揮されていないことがわかる。これは、比較例2に使用したシリコーン系シーリング材からシリコーンオイルが析出して、約6cmまで流れ出したためであると考えられる。
また、実施例1と比較例2の曲げ試験片2、6は、シーリング材の塗布直後であっても、また恒温室に2160時間(3ヶ月)入れた後であってもクラックが発生せず、基材がポリカーボネート製であっても問題を生じないことがわかった。しかし、比較例1の曲げ試験片4は、シーリング材の塗布直後ではクラックは発生しなかったが、恒温室に168時間(1週間)経過した後でクラックが発生した。これは比較例1に使用したウレタンシーリング材に含有されているトルエンが、光触媒層を通して基材のポリカーボネート樹脂にまで達して該樹脂を侵したためと考えられる。
この結果から、光触媒ポリカの光触媒機能を低下させず且つクラックも発生させず実使用可能なシーリング材は、実施例1で使用した「スーパーシール」であることがわかった。
本発明の構築構造の一実施形態に係るポリカーボネート樹脂製屋根構造を示す断面図である。 同ポリカーボネート樹脂製屋根構造の一部を拡大して示す断面図である。 ポリカーボネート樹脂製部材(屋根板材)の拡大断面図である
符号の説明
1 横桟
11 上横桟
12 下横桟
2 縦桟
3 支柱
4 屋根板材(ポリカーボネート樹脂製部材)
S シーリング材

Claims (6)

  1. ポリカーボネート樹脂製基材の表面に光触媒層を形成してなるポリカーボネート樹脂製部材に使用するシーリング材であって、該シーリング材が有機ポリマー若しくは変性シリコーンポリマーを主成分とし、且つポリカーボネート樹脂を侵す可塑剤及び溶剤を含有していないことを特徴とするシーリング材。
  2. さらに充填材と硬化剤を含むことを特徴とする請求項1に記載のシーリング材。
  3. ポリカーボネート樹脂を侵す可塑剤が、フタル酸エステル、脂肪族−塩基酸エステル、グリコールエステル、脂肪酸エステル、リン酸エステル、エポキシ、トリメリット酸エステル、クエン酸エステル、塩素化パラフィン、ポリエステル、グリコレート、ポリプロピレンアジペート、ポリプロピレンセバケート、トリアセチン、トリブチリン、トルエンスルホンアミド、アルキルベンゼン、ビフェニル、部分水添ターフェニル、ショウノウであり、ポリカーボネート樹脂を侵す溶剤がジオクチルフタレート、ブチルベンジルフタレート、トルエン、ベンゼン、ニトロベンゼン、ハロゲン化ベンゼン、キシレン、フェノール、ジエチレントリアミン、メタノール、エチルエーテル、アセトン、アセトアルデヒド、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸ビニル、四塩化炭素、クロロホルム、塩化エチレン、塩化メチレン、二硫化炭素、トリクロルエチレン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ジメチルホルムアミド、ジオキサン、シクロヘキサノン、シクロヘキセン、シクロヘキサノール、アクリロニトリル、ピリジン、エチルアミン、m−アミノアルコール、エチレンクロルヒドリン、メタクリル酸メチル、スチレン、塩化スルフリン、テトラヒドロフラン、チオフェンであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシーリング材。
  4. ポリカーボネート樹脂製基材の表面に光触媒層を形成してなるポリカーボネート樹脂製部材と他部材とを、有機ポリマー若しくは変性シリコーンポリマーを主成分とし且つポリカーボネート樹脂を侵す可塑剤及び溶剤を含有していないシーリング材でシールしてなることを特徴とする構築構造。
  5. ポリカーボネート樹脂製基材の表面に光触媒層を形成してなるポリカーボネート樹脂製部材より水上側に配設された部材同士を、有機ポリマー若しくは変性シリコーンポリマーを主成分とし且つポリカーボネート樹脂を侵す可塑剤及び溶剤を含有していないシーリング材でシールしてなることを特徴とする構築構造。
  6. 光触媒層が5〜35nmの厚みを有することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の構築構造。
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