JP2001353798A - 透明な多層複合材料 - Google Patents

透明な多層複合材料

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JP2001353798A JP2001106103A JP2001106103A JP2001353798A JP 2001353798 A JP2001353798 A JP 2001353798A JP 2001106103 A JP2001106103 A JP 2001106103A JP 2001106103 A JP2001106103 A JP 2001106103A JP 2001353798 A JP2001353798 A JP 2001353798A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的に長期間の運転の後でも回転型機械装
置からはね飛ばされる屑を理想的に保持することを可能
としそして同時に作業室の監視が出来るだけ明瞭であ
る、特に機械の保護グレージングのための透明な複合材
料提供。 【解決手段】 この課題は、透明な合成樹脂より成る内
側層、およびガラス、少なくとも40%の透過性率を有
する半結晶質合成樹脂より成るフィルム、非晶質合成樹
脂より成るフィルムより成る群から選択した第二の外側
層および機械的作用から材料を保護するための透明な塗
膜を含めた少なくとも3種類の層より成る多層複合材料
であって、気体層または液体層が内側層および外側層を
分離しているかまたは内側層と外側層とが透明な接着性
フィルム、接着剤の透明な層または隣接する層間の融合
または表面化学反応によって互いに接合されている、上
記多層複合材料によって解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明な多層複合材料、
その製造方法およびそれの、特に機械装置の保護グレー
ジングとして用いることに関する。
【0002】
【従来の技術】硬質材料、例えば木材、金属またはセラ
ミックスのために使用されそして加工品または工具を高
速で回転させることもある機械工具の場合には、運転の
経過を直接的に観察することによってまたは映像を伝送
することによって視覚的に追跡できることが望ましい。
これは、運転している間であっても運転域の一部が観察
でき易くなっているべきであることを意味する。旋削
−、フライス削り−または研削機械の場合に材料の削り
屑が運転域から高速ではね飛ばされる。これらの材料屑
をしばしば排除する方法はそれらの屑を高温にする。は
ね飛ばされるこれらの屑は従業員を負傷させる恐れがあ
る。
【0003】それ故に材料屑のはね飛ばしを防止できる
ことが望まれているが、この場合運転域の視域が全く制
限されないかまたはできるだけ僅かしか制限されないこ
とが望ましい。
【0004】旋削機械装置の安全基準(DIN EN1
2415)は保護装置が耐えることができる一定の衝撃
エネルギーを規定しており、このエネルギーはチャック
(chuck) の径および周速から算出される。例えば250
mmまでのチャックの径および63m/秒までの周速で
耐えなければならない衝撃エネルギーは4000Jまで
(強度分類B)であり、一方250mm以上のチャック
の径および同じ周速では耐えなければならない衝撃エネ
ルギーは8000Jまでである。安全装置の試験の間に
はね飛ばされたものは規定された衝撃エネルギーにおい
て燃え出し、はね飛ばされたものが保護装置を通り過ぎ
なければ試験は合格である。
【0005】約5000Jまで(強度分類C2 )は例え
ば特殊鋼(5mmの厚さ)またはポリカーボネート板
(10あるいは12mmの厚さ)を使用することがで
き、更に高い強度の分類は例えば多層組合せ物(例えば
各5mmの厚さの2枚の鋼鉄製板)または19〜25m
mの厚さのポリカーボネート板を使用して達成できる。
【0006】ポリカーボネート以外の透明な材料(ガラ
ス、ポリメチルメタクリレート)は強度分類A1(衝撃
エネルギー320J)でも合格しない。より良好な衝撃
強度を有する材料の例には一軸−または多軸配向ポリメ
チルメタクリレート、PET板 ( Hostaglas (R)、Hage
dorn AG)またはPETGがある。
【0007】これらの安全基準はいわゆる作業センター
(例えばターニングセンター)に適用され、透明板の一
部は機械から更に離れていることもある。
【0008】合成樹脂で製作された板の場合の欠点は、
特に合成樹脂がポリカーボネートの様に非晶質である場
合には、潤滑剤、脂肪および油に対しての耐久性が不十
分でありそして耐引掻き性がしばしば低いことである。
これらの剤またはその蒸気に曝し続けた時または溶剤に
曝した時に、特に非晶質合成樹脂の場合にはその強靱性
およびそれ故の捕捉能力(retention capability)を著し
く低減させる応力ひび割れが生じる。例えば衝撃を受け
やすい機械工具に取り付けられているポリカーボネート
板の実験では約5年の間使用した時にその板の捕捉能力
が半減することが判った。
【0009】それ故に数個構成複合体を使用することが
提案されている。この場合にはその複合体の中心の合成
樹脂板、特にポリカーボネート板は、潤滑剤、脂肪およ
び油並びに作業室中に存在するこれらの物質の霧による
ポリカーボネートへの攻撃に対しては、作業室側では安
全ガラスより成る板でそして操作室側では応力によりひ
び割れし難い透明な合成樹脂より成る板で保護される
(“Die BG" 、第10巻、1998、第1〜5頁)。
【0010】しかしながらこの多層構造物は空気と比較
的に高い屈折率の透明材料との間で沢山の界面があるた
めに、像の鮮明さに悪影響を与える反射および干渉現象
が発生する。更に合成樹脂の透明な板(例えばポリカー
ボネート板)が配置されているこの複合材料の内部を密
封する方法が長期間の間に上記の液体または蒸気に曝さ
れるのを確実には保護していない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】それ故に本発明の課題
は、比較的に長期間の運転の後でも回転型機械装置から
はね飛ばされる屑を理想的に保持することを可能としそ
して同時に作業室の監視が出来るだけ明瞭である、特に
機械の保護グレージングのための透明な複合材料を見出
すことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題は、透明な合成
樹脂より成る内側層、およびガラス、少なくとも40%
の透過性率を有する半結晶質合成樹脂より成るフィル
ム、非晶質合成樹脂より成るフィルムより成る群から選
択した第二の外側層および機械的作用から材料を保護す
るための透明な塗膜を含めた少なくとも3種類の層より
成る多層複合材料であって、気体層または液体層が内側
層および外側層を分離しているかまたは内側層と外側層
とが透明な接着性フィルム、接着剤の透明な層または隣
接する層間の融合または表面化学反応によって互いに接
合されている、上記多層複合材料によって解決される。
【0013】外側層の少なくとも1つと内側層との間に
は、分離層としてガス層を使用するのを避けるのが好ま
しい。
【0014】透明な多層複合材料を機械工具、例えば旋
削または研削機械の安全グルージングを製造するために
使用する場合には、運転域に面する外側層で使用される
材料は、研磨する間に生じるしばしば熱くなるチップま
たは削り屑のために損傷を受けることのないガラスであ
るのが有利である。この種の作用に曝されるのを締め出
すことができる場合には、運転域に面する外側層に合成
樹脂材料を使用することも可能である。
【0015】内側層としては10%以下の結晶質成分を
含有する非晶質ポリマーから製造されたフィルムまたは
板状物を使用するのが有利である。内側層は耐衝撃性の
透明な合成樹脂で造るのが特に有利である。中でもポリ
カーボネートがこの目的にとって特に有用であることが
実証されている(ビスフェノールAの少量、即ち20重
量%以下の他の二官能性ヒドロキシ化合物で適当に変性
された、ビスフェノールAのポリカーボネート)。同様
に、カルボン酸残基の一部または全部がテレフタル酸お
よび/またはイソフタル酸残基に交換されているコポリ
エステルカーボネートまたは芳香族コポリエステルも適
しているが、これらはポリカーボネートよりも衝撃強度
が低い。ポリカーボネートと他の合成樹脂との混合物
も、それが十分に透明である場合には使用することがで
きる。
【0016】内側層は上述の透明な合成樹脂よりなる単
一のフィルムまたは板状物で構成されていてもよいが、
2枚以上のフィルムまたは板状物を積層してもよい。透
明な合成樹脂フィルムの多層積層体が一枚または少ない
層数より成るの同じ厚さのフィルムまたは板状物よりも
はね飛ばし物に対して著しく高い捕捉能力および著しく
高い衝撃強度を有することが判った。
【0017】この種の積層体は公知の方法で製造され
る。
【0018】多層積層体の内側層として特に適するフィ
ルムは、部分結晶質熱可塑性樹脂、例えばポリオレフィ
ン、特にポリプロピレン、またはポリエステル、特にポ
リエチレンテレフタレートまたはポリエチレン2,6−
ナフタレート、または上記のポリエステルおよび他のジ
オール成分(例えば1,4−ブタンジオール、1,3−
プロパンジオールおよび1,4−ビスヒドロキシメチル
シクロヘキサン)、または他のジカルボン酸、例えば
4,4’−ジフェニルスルホン−ジカルボン酸または
4,4’−ビスフェニルジカルボン酸、またはヒドロキ
シ酸、例えばグリコール酸、p−ヒドロキシ安息香酸、
または2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸を構成成分とし
て含有しているコポリエステルで製造される延伸された
(一軸または多軸の方向に延伸して配向された)特別な
フィルムである。これらのフィルムは、あらゆる層につ
いて、(一軸配向されたフィルムの場合)配向方向また
は(一軸より多く配向されたフィルムの場合の最も高い
引張強度の方向である)主要強度の方向が常に次の層の
それに対して互いに直角である様に互いに積層されてい
るのが有利である。この有利な構造は二次元的に等方性
強度特性を有する板状物をもたらす。
【0019】ポリカーボネート、芳香族コポリエステ
ル、またはコポリエステルカーボネートを外側層として
使用する場合が、この層を引掻きまたは摩耗から保護す
る為に有利である。使用される保護層は内側層の耐引掻
き性よりも大きいそれを有する積層フィルムであっても
よい。この場合、反応性珪素化合物または反応性メラミ
ン樹脂をベースとしそして場合によっては透明な合成樹
脂で造られた板状物の表面に透明なフィラーを有する、
液状で塗布しそして次いで架橋剤の添加下に固化される
被覆物を使用するのが特に有利である。コロイド状シリ
カおよび架橋性オルガノポリシロキンを含有する被覆
物、例えばシラノール、好ましくは酸、氷酢酸の存在下
にアルキルトリアルコキシシランとコロイド状シリカと
の反応によってその場で生成されるものをベースとする
ものが適する。この保護層のためには内側層から離れた
側面にだけ塗布するのが有利である。しかしながら外側
層の両面にこの様に表面変性することも可能である。
【0020】透明な合成樹脂板状物へのかゝる層の接合
はプライマーを予めに塗布することによって改善するこ
とができ、この目的のために例えばポリカーボネートま
たはコポリエステル−カーボネートで製造した基体を、
米国特許第4,207,357号明細書に記載されてい
る様な反応性アクリレート樹脂と組合せるのが有利であ
ることが実証されている。
【0021】外側層としては上記の塗膜かまたはポリエ
ステル、例えばポリエチレンテレフタレート;グリコー
ルの一部が他のジオール、例えば1,4−ビス(ヒドロ
キシメチル)シクロヘキサン、ジエチレングリコール、
ネオペンチルグリコール、または1,2−または1,3
−プロパンジオールに交換されたポリエチレンテレフタ
レート−コポリエステル;ヒドロキシ酸または上述の様
なその他のジカルボン酸で変性されたポリエステル、ポ
リエチレン2,6−ナフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート;テレフタル酸とシクロヘキサンジメタノール
とから製造されるポリエステル;またはポリエチレン−
イソ/テレフタレートまたはポリエチレンテレフタレー
ト−コ−ビフェニル4,4’−ジカルボキシレートで製
造された非晶質または(一軸または二軸)配向した透明
なフィルムを使用することができる。他の適する塗膜に
は、アクリロニトリル−コポリマー、ポリ塩化ビニル、
ポリビニリデンクロライド、ポリフッ化ビニルおよびポ
リビニリデンフルオライドをベースとするもの(これら
は特に有利な遮蔽特性を有している)、テトラフルオロ
エチレンの(できるだけ十分に)非晶質のコポリマー、
例えばETFE、テトラフルオロエチレン、ビニリデン
フルオライドおよびヘキサフルオロプロペンよりなる三
元共重合体、テトラフルオロエチレンと、場合によって
はヘキサフルオロプロペンとの混合状態である、環中
に、(メチレンシクロペンタン系、メチレンシクロヘキ
サン系またはメチレンシクロヘプタン系から誘導され
る)環の上にまたは側鎖に少なくとも1つの酸素原子お
よびオレフィン性二重結合を持つ過弗素化された五−、
六−または七員環化合物とのコ−およびターポリマー、
または透明なコポリオレフィン、例えばエチレンまたは
プロピレンおよび多環式オレフィン、例えばノルボルネ
ン、およびEVA(エチレン−醋酸ビニル)またはEV
AL(エチレン−ビニルアルコール)のコポリマー、ま
たは(少なくとも一方の面が)耐引掻き塗装されたポリ
カーボネートまたはコポリエステルカーボナート、ポリ
メチルメタクリレート、ポリウレタン、ポリスルホン
(PSUおよびPES)、ビスフェノールAおよび芳香
族ジカルボン酸をベースとする芳香族コポリエステル、
非晶質ポリアミド、ポリエーテルイミド((R) Ultem 、
製造元:General Electric Plastics)、またはポリイミ
ド ((R) Kapton、製造元: E.I.Dupont de Nemours) を
使用することができる。
【0022】勿論、外側層として使用されるフィルムは
多層フィルムでもよい。この様に、内側層に面する層が
ガスの拡散係数の低い材料で構成されそして内側層と反
対側に面する層が高い耐引掻き性を有する材料で構成さ
れている二層フィルムを外側層として使用した場合には
特に有利な遮蔽層特性を有利な表面強度と組合せること
が可能である。この目的に特に適するのは、透明な合成
樹脂フィルムをハロゲン化ビニル−モノマーまたはハロ
ゲン化ビニリデン−モノマー、特にビニリデンクロライ
ドを含有するコポリマーで被覆することによって製造で
きる複合材料フィルムである。この種類の複合材料フィ
ルムは上述のものの様な有利な遮蔽特性を有するフィル
ムと有利な機械的性質、例えば強度および表面硬度また
は耐引掻き性を有するフィルムを積層することによって
製造することができる。光化学的に安定な材料で製造さ
れた紫外線吸収性フィルムは例えばそれの下にある層を
光化学的変質から保護するのに使用できる。多層フィル
ム複合材料の場合には、互いに積層された各材料の熱膨
張係数が類似しているように注意するべきである。さも
ないと高温または温度変化に曝された時に劣化または剥
離が生じる恐れがある。
【0023】外側層として使用されるフィルムの厚さは
1μm〜10mm、好ましくは40μm〜6mmの範
囲、特に好ましくは40μm〜1.5mmである。容易
に積層できることから、400μmまでの厚さのフィル
ムが更に有利である。
【0024】フィルムは染料によって透明に着色されて
いてもよいし、公知の方法で金属化されていてもよい
し、または紫外線照射の影響に対して添加物によって安
定化されていてもよくそして(例えばコロナ処理によっ
て)反射性または印刷可能にすることができるし、また
帯電防止性、耐引掻き性またはペインティングまたは噴
霧塗装に対して防止性(anti-graffiti) にすることもで
きる。
【0025】本発明の多層複合材料の種々の層を接合さ
せるためには、接着剤または接着性フィルムを公知の方
法で使用することができる。ここでは可塑剤不含の接着
性フィルムが有利である。
【0026】液状、ゲル状の透明なカプセル化組成物、
弾性フィルムを使用してもまたはガスを内側層と外側層
との間の空間に充填してもよい。しかしながら色々な屈
折率の媒体の間の各界面が伝達される光力を減少させる
反射を発生させるので、屈折率が隣接する層のものと類
似している媒体を使用するのが有利である。それ故に空
気または他の何らかのガスから透明な層の様な光学的に
高屈折率の媒体への移動が特に高い屈折率差およびそれ
故の特に覆い反射損失をもたらすので、空気または他の
何らかのガスを一つより多い間隙に充填するのを避ける
のが有利であることが判っている。
【0027】ポリカーボネートまたは応力ひび割れし易
い他の合成樹脂を内側層として使用する場合には、(空
気または溶剤または油の蒸気による、またはこれらの液
体に直接的に曝されることによる)外部からの影響に対
してこの層を保護することが重要である。この目的にと
って有利な方法には以下のものがある: a)透明な多層複合材料の縁部を可塑剤不含で溶剤不含
の自己固化性または自己硬化性の永久柔軟性シーリング
剤または接着剤で被覆し、縁部近傍の外側層の領域も同
様に同じシーリング剤または接着剤で被覆し、そして外
側層の縁部被覆の幅が複合材料の厚さの少なくとも0.
5倍、好ましくは少なくとも同じ、特に好ましくは少な
くとも1.5倍であり、接着剤組成物またはシーリング
剤組成物の硬化が収縮を生じさせないかまたは元の容積
の10%より少ない僅かな収縮しか生じさせない。 b)この操作は変法aに相当して実施するが、この場合
にはシーリング剤は永久柔軟性ポリウレタン材料であ
る。 c)この操作は変法aに相当して実施するが、この場合
にはシーリング剤は永久柔軟性シリコーン材料である。 d)この操作は変法aに相当して実施するが、この場合
にはシーリング剤または接着剤の代わりに縁部および縁
部に近い外側層の領域を被覆するために被覆剤を使用
し、この被覆剤はポリカーボネートを攻撃したりまたは
溶解する溶剤を含まないし、溶剤または油に対してバリ
ヤー層の働きをする。 e)透明な多層材料の縁部は接着性フィルムで密封され
ており、該縁部近傍の外側層の領域は同じ接着性フィル
ムで接合されておりそして外側層上の被覆される縁部の
幅は該複合材料の厚さの少なくとも0.5倍、好ましく
は少なくとも1.5倍である。 f)この操作は変法aに相当して実施するが、この場合
にはフィルムの代わりに自己架橋性テープを接合によっ
て適用しそして延伸によって活性化しそして次に引っ張
った状態で固定する(例えば、Innotec 社の自己シーリ
ングテープ)。 g)透明な多層複合材料の縁部を、多層複合材料の形に
合った柔軟な、特に柔軟な、または剛性のあるフレーム
で気密に取り囲む。
【0028】勿論、縁部のシーリングのために上記の方
法を組合せて使用することも可能である。
【0029】被覆材料のフィルムのバリヤー層作用を実
証するために使用できる試験の一例は以下の通りであ
る:70μmの厚さを有する被覆材料の自己支持性フィ
ルムを同じ大きさの2つの気体空間(各3L)の間に5
×5cm2 の表面積を有する隔膜の形で使用する。その
際に一方の気体空間は23℃、1015hPaの空気圧
でトルエン蒸気で飽和されており、もう一方には同じ圧
力で純粋な(人造)空気が充填されている。被覆材料の
このフィルムは、二つの気体空間を互いに分離する場合
に、最初に空気が充填された気体空間中のトルエンの部
分圧が上記の温度条件で24時間後に、トルエンで飽和
された気体空間中の1%のトルエン部圧よりも少ない程
にトルエン蒸気に関してバリヤーとして働く。
【0030】透明な多層複合材料中の外側層は好ましく
は内側層の全表面を覆い、その際に蒸気または液体が内
部に透過せずそしてはね飛ばされる屑に対する保護作用
(捕捉能力)または室温(23℃)で5年使用後の、初
期値の10%より多く透明度が悪化しない程にフレーム
または縁部が外気に対して複合材料を密封するのが有利
である。
【0031】本発明の透明な多層複合材料は透明な合成
樹脂で製作された内部板状物に少なくとも2つの外側層
を設けて、透明な合成樹脂の内部層と、材料がガラス、
少なくとも40%、好ましくは60%、特に好ましくは
80%の透明度を有する部分結晶質合成樹脂で造られた
フィルム、機械的作用に対して保護する透明な被覆物よ
りなる群から選択された2つの外側層とを含む複合材料
を形成してもよい。ただし内側層と外側層は気体または
液体層で分離するかまたは隣接する層同士は透明な接着
性フィルム、透明な接着剤の層によってまたは互いに隣
接する層同士の融合または表面化学反応によって、外側
層の少なくとも1つの場合に気相が分離層として使用さ
れないという条件のもとで、結合されている。
【0032】少なくとも一方の面に外側層として耐引掻
き性のフィルムまたは板状物を使用しそしてその下に反
射層または蒸着被覆を有するフィルムまたは板状物を使
用しているかゝる多層複合材料も保護グレージングとし
て使用するのが有利である。
【0033】本発明の複合材料の一つの長所は、透明な
合成樹脂よりなる一枚または複数枚の板状物を多大な費
用を掛けることなくおよびホルダーまたはフレームから
外すことなく上述に従う外側層で被覆することによって
後処理できることである。この目的のためには外側層の
説明に相応するフィルムを存在する板状物の上に通例の
通り積層しそして外側層の縁部の領域を変法a〜gの1
つ以上に記載されている様に、特に好ましくは存在する
フレームに達するまで接合する。後処理のためには変法
aおよびc(接着剤またはシーリング剤)および変法d
(被覆剤)が有利である。
【0034】得られる透明な多層複合材料は特に機械工
具、例えば旋削−、フライス削り−または研削機械にお
いての保護グレージングとして使用することができる。
これらは作業センター、例えばターニングセンターにお
いて板状物のグレージングにも使用できる。
【0035】かゝる機械工具の周辺のシールドまたはフ
ードにはこれらの透明な多層複合材料で造られた少なく
とも1つの区域がある。本発明を以下の実施例によって
更に詳細に説明する。略語は以下の意味を有する:PC
=ポリカーボネート;PET=ポリエチレンテレフタレ
ート;PET−A=非晶質ポリエチレンテレフタレート
(コポリマー);PETG=グリコール成分および酸成
分の一部が共縮合性単位、例えば他のジオール、他のジ
カルボン酸および/またはヒドロキシ酸に交換されてい
るポリエチレンテレフタレート;COC=シクロオレフ
ィン−コポリマー、エチレンまたはプロピレンと(ビ)
シクロオレフィン、例えばノルボルネンとの透明なコポ
リマー;OPP=配向したポリプロピレンフィルム;B
OPP=二軸配向したポリプロピレンフィルム。
【0036】
【実施例】実施例1:ポリカーボネートで造られた存在
する安全窓を、一方の面に感圧接着剤が塗布された70
μmの厚さの二軸配向したPETで後処理した。ここで
は湿式法を使用した。高い光学品質の積層体を得るため
に、窓を最初に洗剤の水溶液で十分に洗浄してダスト粒
子および付着物を除く。ポリカーボネートは耐摩耗性塗
膜を有していないので、この洗浄は表面を引掻くことを
十分に避けるために多量の液体を用いて行なうべきであ
る。表面を洗浄した後で、PETフィルムが直接的に接
合するのを避けるために該表面を濡らす。フィルムはそ
の周縁部を約2cm大きく切断し、そして次に(接着層
上の)保護フィルムを剥離する。接着層を水で濡らし、
そして接着層を下にしてPETフィルムをポリカーボネ
ート窓の上に注意深く置く。次いで水および気泡をゴム
べらを使用して中心から外方向に除く。
【0037】実施例2:700×850mm2 の寸法の
積層された複合材料を、耐引掻き性保護層を両方の面に
有していない12mmの厚さのポリカーボネート板状物
および5mmの厚さの一層安全ガラスから製造した。P
C板状物および一層安全ガラスを、これら板状物の間に
3mmの均一な隙間が残る様に、添加物不含のシーリン
グ剤(Innotec 社の (R)Adheseal) を用いて縁部で接合
させる。この間隔は縁部にアルミニウムの細長い板を用
いて固定する。一方の面に接着層を持つ100μmの厚
さの非晶質PETフィルムを次にローラーによってポリ
カーボネート板に貼りつける。この目的のために液圧操
縦ローラーを備えた1.5mの幅のローラー装置を使用
する。積層法の開始時に保護フィルムの部分を、PET
フィルムの接着面を開放するためにローラーで剥離す
る。ローラーの隙間を19mmにセットしそしてローラ
ーによる負荷圧を300kPaにセットした後に、安全
窓をローラーに接触させる。保護フィルムをポリカーボ
ネート板状物から剥離し、そしてローラーの運転を開始
する。積層工程の間に保護フィルムをPETフィルムか
ら徐々に剥離する。安全窓の全面を積層した後に、積層
によって適用されたフィルムの周縁部を切り取る。次に
積層体の縁部を上記のシーリング材料(Adheseal)でシ
ーリングする。
【0038】実施例3:それぞれ75μmの厚さの金属
化された非晶質PETフィルムおよび透明な非晶質PE
Tフィルムを600×1500×6mmの寸法のPC安
全窓の両面を被覆するために使用する。金属化されたフ
ィルムの光学的透明度は約60%である。この板を積層
装置中にその狭い側を最初に導入する。フィルムを同時
に板の両面に接合する。二枚のフィルムは一方の面に耐
引掻き性でそして耐摩耗性の保護層を有しそしてもう一
方の面に感圧接着剤を有している。
【0039】この目的のために保護フィルムの部分を、
PETフィルムの接着面を開放するために2つのローラ
ーで剥離する。ローラーの隙間を5mmにセットしそし
てローラーによる負荷圧を300kPaにセットした後
に、安全窓をローラーに接触させる。保護フィルムをポ
リカーボネート板状物から剥離し、そしてローラーの運
転を開始する。積層工程の間に保護フィルムを二枚のP
ETフィルムから徐々に剥離する。安全窓の全面を積層
した後に、積層によって適用されたフィルムの周縁部を
切り取る。積層体の縁部を上記のシーリング材料(Adhe
seal)でシーリングする。
【0040】実施例4:1144×1024mmの寸法
の安全窓を19mmの厚さのPC複合材料および5mm
の厚さの積層された安全ガラスから製造した。PCグレ
ージングは耐摩耗性被覆を有していない。ガラス/PC
複合材料を製造する前に、二枚のフィルムを一方の面に
相前後して積層する。最初のフィルムは一方の面に感圧
接着剤層を有するCOCフィルム( (R)Topas 、製造
元: Ticona GmbH;0.01%より小さい水吸収性)であ
る。このフィルムを次いで約0.5%の水吸収性を有す
るPET−Aフィルムで被覆する。このフィルムを1.
5mの幅のフィルムローラー装置を使用して適用する。
この目的のためには、COCおよびPETフィルムのそ
れぞれの接着面を開放するために保護フィルムをローラ
ーで剥離する。PC複合材料を、ローラーの隙間を18
mmにセットしそしてローラーによる負荷圧を400k
Paにセットした後にローラーに接触させる。保護フィ
ルムをポリカーボネート板状物から剥離し、そしてロー
ラーの運転を開始する。積層工程の間に保護フィルムを
COCおよびPETフィルムから徐々に剥離する。安全
窓の全面を積層した後に、積層によって適用されたフィ
ルムの周縁部を切り取る。
【0041】次いで、両面にシーリング剤を有する3m
mの厚さのアルミニウムフレームをPCの上に置く。積
層された安全ガラスをこれの上に置きそしてプレス装置
中で加圧することによって適用する。積層体の縁部をシ
ーリング材料(Adheseal)でシーリングする。
【0042】実施例5:900×950mmの寸法の安
全窓を12mmの厚さのPC複合材料および5mmの厚
さの積層された安全ガラスから製造した。PCグレージ
ングは耐摩耗性被覆を有していない。ガラス/PC複合
材料を製造する前に、二軸配向したOPPフィルムを片
面に積層する(50μmの厚さの (R)Propafilm RHX 、
UCB GmbH) 。このフィルムの両面を製造元でPVDCコ
ポリマー分散物で被覆されている。この被覆は水−蒸気
遮蔽性および気体遮蔽性に優れている。これはフィルム
の水の浸透および水の吸収を著しく減少させる。フィル
ムは一方の面に感圧接着剤層を有している。フィルムの
外側面のPVDC被覆は摩耗保護およびフィルムの引掻
き保護に同時に役立つ。
【0043】このフィルムを1.5mの幅のフィルムロ
ーラー装置を使用して適用する。この目的のためには、
BOPPフィルムの接着面を開放するためにローラーで
保護フィルムの部分を剥離する。ローラーの隙間を11
mmにセットしそしてローラーによる負荷圧を300k
Paにセットした後に、PC複合材料をローラーに接触
させる。保護フィルムをポリカーボネート板状物から剥
離し、そしてローラーの運転を開始する。積層工程の間
に保護フィルムをBOPPフィルムから徐々に剥離す
る。安全窓の全面を積層した後に、積層によって貼り付
けられたフィルムの、窓の寸法の周縁部を切り取る。
【0044】次いで、2mmの厚さの両面接着テープを
PC外縁部に張り付ける。積層された安全ガラスをこれ
の上に置きそしてプレス装置中で加圧することによって
貼り合わせる。この積層体の縁部の全面をシーリング材
料(Adheseal)でシーリングする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AG00B AK01A AK01C AK01D AK12C AK12D AK16C AK16D AK17C AK17D AK19C AK19D AK27C AK27D AK36C AK36D AK41C AK41D AK41J AK42C AK42D AK42K AK45A AK45J AK51E AK52C AK52D AL01A AL01C AL05E AT00C AT00D AT00G BA05 BA07 BA10A BA10B BA10C BA10D BA10E CB00 CC00E EC182 EH012 EH313 EH46 EJ37 EJ38 EJ55 GB90 HB00 JA11C JA12D JA20C JA20D JB16C JB16D JD01 JG03 JK13E JK17E JL10 JN01 JN01A JN01E JN08C YY00A YY00C YY00D

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な合成樹脂より成る内側層、および
    ガラス、少なくとも40%の可視光線透過率を有する部
    分結晶質合成樹脂より成るフィルム、非晶質合成樹脂よ
    り成るフィルムより成る群から選択した2枚の外側層お
    よび機械的作用から材料を保護するための透明な塗膜を
    含めた少なくとも3種類の層より成る透明な多層複合材
    料であって、気体層または液体層が内側層および外側層
    を互いに分離しているかまたは内側層と外側層とが透明
    な接着性フィルム、接着剤の透明な層または隣接する層
    間の融合または表面化学反応によって互いに接合されて
    いる、上記多層複合材料。
  2. 【請求項2】 外側層と内側層との間の分離層の少なく
    とも1つがガラス層でない請求項1に記載の透明な多層
    複合材料。
  3. 【請求項3】 内側層が10%以下の結晶質成分を含有
    する非晶質ポリマーから製造されたフィルムまたは板状
    物である請求項1に記載の透明な多層複合材料。
  4. 【請求項4】 内側層がビスフェノールAのポリカーボ
    ネート、ビスフェノールAと、カルボン酸、およびイソ
    −およびテレフタル酸、少なくとも1個のスルホン酸ま
    たはホスホン酸基、およびカルボン酸基、スルホン酸基
    およびホスホン酸基より成る群から選択される第二の酸
    基をそれぞれに有する芳香族スルホン酸およびホスホン
    酸から選択される他の酸単位との、コポリエステルカー
    ボネート、並びに上記の酸と1分子当り少なくとも2つ
    の水酸基を持つ芳香族または芳香族−脂肪族混合ヒドロ
    キシ化合物よりなる(コ)ポリエステルより成る群から
    選択された合成樹脂で製造されたフィルムまたは板状物
    である請求項3に記載の透明な多層複合材料。
  5. 【請求項5】 内側層がビスフェノールAのポリカーボ
    ネートから製造されたフィルムまたは板状物である請求
    項3に記載の透明な多層複合材料。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの外側層がポリシロキサ
    ンから製造され耐引掻き性塗膜を有する請求項1に記載
    の透明な多層複合材料。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つの外側層がメラミン樹脂
    から製造される耐引掻き性塗膜を有している請求項1に
    記載の透明な多層複合材料。
  8. 【請求項8】 外側層の少なくとも1つがガラスよりな
    る請求項1に記載の透明な多層複合材料。
  9. 【請求項9】 外側層の少なくとも1つがポリアルキレ
    ンテレフタレート、ポリアルキレン2,6−ナフタレー
    トおよびポリアルキレン4,4’−ビフェニルジカルボ
    キシレートより成る群から選択された熱可塑性材料から
    製造されたフィルムより成り、その際にアルキレン残基
    は1,2−エチレン、1,2−および1,3−プロピレ
    ン、1,4−ブチレン、およびシクロヘキサンジメタノ
    ール(1,4−ビスヒドロキシメチルシクロヘキサン)
    から水酸基を除くことによって得られる残基およびそれ
    らの混合物より成る群から選択される、請求項1に記載
    の透明な多層複合材料。
  10. 【請求項10】 内側層が互いに同じかまたは異なる熱
    可塑性合成樹脂よりなる互いに積層された少なくとも2
    枚のフィルムより成る、請求項1に記載の透明な多層複
    合材料。
  11. 【請求項11】 フィルムが部分結晶質熱可塑性樹脂で
    製造された延伸されたフィルムである請求項10に記載
    の透明な多層複合材料。
  12. 【請求項12】 熱可塑性樹脂がポリエチレンテレフタ
    レート、ポリエチレン2,6−ナフタレートおよび上記
    のポリエステルの成分を含有するコポリエステルより成
    る群から選択される請求項11に記載の透明な多層複合
    材料。
  13. 【請求項13】 各フィルムが、あらゆる層について、
    一軸配向されたフィルムの場合の延伸方向または二軸配
    向したフィルムの場合の最も高い引張強度を有する方向
    である主要強度方向が常に次の層のそれに対して直角で
    ある様に互いに積層されている請求項11に記載の透明
    な多層複合材料。
  14. 【請求項14】 外側層の少なくとも一つが、アクリロ
    ニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリビニリデンクロライ
    ド、ポリフッ化ビニルまたはポリビニリデンフルオライ
    ドよりなる一枚のフィルムまたは内側層または外側層に
    塗布された塗膜を包含する請求項1に記載の透明な多層
    複合材料。
  15. 【請求項15】 外側層として使用されるフィルムの厚
    みが1μm〜10mmである請求項9に記載の透明な多
    層複合材料。
  16. 【請求項16】 フィルムが染料によって透明に着色さ
    れているか、金属化されているか、紫外線に対して安定
    化されているか、コロナ処理によって変性されている
    か、帯電防止性にされているか、耐引掻き性にされてい
    るかまたはペインテングまたは噴霧塗装に対して耐性に
    されている請求項9に記載の透明な多層複合材料。
  17. 【請求項17】 この複合材料の縁部が可塑剤不含で溶
    剤不含の自己固化性または自己硬化性の永久柔軟性シー
    リング剤または接着剤で被覆されている請求項1に記載
    の透明な多層複合材料。
  18. 【請求項18】 縁部近傍の外側層の領域が同様に同じ
    シーリング剤または接着剤で被覆されており、外側層上
    の縁部被覆の幅が複合材料の厚さの少なくとも0.5倍
    である請求項1に記載の透明な多層複合材料。
  19. 【請求項19】 シーリング剤が永久柔軟性のポリウレ
    タン組成物である請求項17に記載の透明な多層複合材
    料。
  20. 【請求項20】 シーリング剤が永久柔軟性のシリコー
    ン組成物である請求項17に記載の透明な多層複合材
    料。
  21. 【請求項21】 縁部および該縁部に近い外側層の領域
    が、内側板状物の材料に損傷を与えたりまたは溶解した
    りする如何なる溶剤も含有していない被覆剤で被覆され
    ており、その被覆剤が溶剤または油に対して遮蔽層の働
    きをする請求項1に記載の透明な多層複合材料。
  22. 【請求項22】 透明な多層複合材料の縁部が接着性フ
    ィルムで封鎖されている請求項1に記載の透明な多層複
    合材料。
  23. 【請求項23】 縁部近傍の外側層の領域が同じ接着性
    フィルムを使用して同様に接合されており、外側層の縁
    部被覆の幅が複合材料の厚さの少なくとも0.5倍であ
    る請求項22に記載の透明な多層複合材料。
  24. 【請求項24】 縁部が自己加硫性テープで封鎖されて
    いる請求項1に記載の透明な多層複合材料。
  25. 【請求項25】 複合材料の縁部が多層複合材料の形に
    適合したフレームによって気密に取り囲まれている請求
    項1に記載の透明な多層複合材料。
  26. 【請求項26】 材料がガラス、可視光線の少なくとも
    40%が透過する部分結晶質合成樹脂で製造されたフィ
    ルム、非晶質合成樹脂で造られたフィルムおよび機械的
    作用に対して保護するための透明な被覆より成る群から
    選択された二つの外側層を透明な内側層の両面に配置し
    そして透明な接着性フィルムを介してまたは接着剤の透
    明層を介してまたは隣接層を融合または界面化学反応に
    よって互いの接触層を接合することによって透明な多層
    複合材料を製造する方法。
  27. 【請求項27】 材料がガラス、可視光線の少なくとも
    40%が透過する部分結晶質合成樹脂で製造されたフィ
    ルム、非晶質合成樹脂で造られたフィルムおよび機械的
    作用に対して保護するための透明な被覆より成る群から
    選択されている二つの外側層を透明な内側層の両面に面
    平行に配置しそして各外側層と内側層との間の空間にガ
    ス、液体、ゲルまたは透明なカプセル化材料を充填する
    ことによって透明な多層複合材料を製造する方法。
  28. 【請求項28】 内側層と外側層との間の空間の多くと
    も1つにガスを充填する請求項27に記載の方法。
  29. 【請求項29】 内側層としてガラスまたは透明な合成
    樹脂の既存の板状物を使用し、次いでこの板状物を請求
    項26または27に記載の方法によって後処理すること
    を特徴とする、透明な多層複合材料の製造方法。
  30. 【請求項30】 機械装置のシールドとして請求項1の
    透明な多層複合材料を用いる方法において、少なくとも
    1つの透明な多層複合材料を含有する壁またはフードを
    形成させることを特徴とする、上記方法。
  31. 【請求項31】 機械装置に面する多層複合材料の、外
    側層の一つ面がガラスの板状物である請求項30に記載
    の方法。
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