JP2006076529A - 空気入りタイヤ及びその製造方法 - Google Patents
空気入りタイヤ及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006076529A JP2006076529A JP2004265579A JP2004265579A JP2006076529A JP 2006076529 A JP2006076529 A JP 2006076529A JP 2004265579 A JP2004265579 A JP 2004265579A JP 2004265579 A JP2004265579 A JP 2004265579A JP 2006076529 A JP2006076529 A JP 2006076529A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- tread
- block
- pneumatic tire
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
- Tyre Moulding (AREA)
Abstract
【解決手段】 トレッドブロック1には、上面(踏面)のタイヤ幅方向及びトレッドブロックの深さ方向に複数のサイプ2が形成されている。サイプ2の幅は1mm以下である。また、タイヤ幅方向の2箇所の部分には、トレッドブロック1の他の部分と比較して、0℃以下の低温で弾性率の高いゴム3が配置されている。トレッドブロック1の大部分を0℃付近の低温でも柔軟性を維持できるゴムで構成し、一部に0℃付近の低温で弾性率の高い(硬い)ゴムを配置したことで、ブロック全体の柔軟性の維持と、局所的な硬さによる引っ掻き効果の向上とが可能となる。
【選択図】 図1
Description
請求項2に係る発明は、互いに交差する複数ずつの溝により区分されたブロック状陸部をトレッドに設けた空気入りタイヤにおいて、前記ブロック状陸部の上面又はタイヤ周方向の壁面にガラス転移点が−10℃よりも高いゴムを配置したことを特徴とする空気入りタイヤである。
請求項3に係る発明は、請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、前記弾性率の高いゴムを、前記ブロック状陸部の幅より狭い所定の幅で前記ブロック状陸部のタイヤ周方向及び深さ方向に延設したことを特徴とする空気入りタイヤである。
請求項4に係る発明は、請求項2記載の空気入りタイヤにおいて、前記ガラス転移点が−10℃よりも高いゴムを、前記ブロック状陸部の幅より狭い所定の幅で前記ブロック状陸部のタイヤ周方向及び深さ方向に延設したことを特徴とする空気入りタイヤである。
請求項5に係る発明は、請求項3又は4記載の空気入りタイヤにおいて、前記所定の幅は前記トレッド部の幅の1/5以下であることを特徴とする空気入りタイヤである。
請求項6に係る発明は、ゴム押出機よりリボン状のゴムを押出す工程と、前記リボン状のゴムをトレッド形成部位にタイヤ幅方向にずらしながら巻付ける工程とを備えたことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の空気入りタイヤの製造方法である。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態に係るトレッドブロックの概略構成を示す図である。この図において、(a)は上面図(タイヤ半径方向外側から見た図)、(b)は側面図、(c)は正面図(タイヤ周方向から見た図)、(d)側面側(図1(a)のY−Y)の断面図、(e)は正面側(図1(a)のX−X)の断面図である。
図3は本発明の第2の実施形態に係るトレッドブロックの概略構成を示す図である。この図において、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は正面図、(d)側面側(図1(a)のY−Yに相当)の断面図、(e)は正面側(図1(a)のX−Xに相当)の断面図である。この図において、図1と同一の構成要素には図1と同じ符号を付した。
図4は本発明の第3の実施形態に係るトレッドブロックの概略構成を示す図である。この図において、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は正面図、(d)は側面側(図1(a)のY−Yに相当)の断面図、(e)は正面側(図1(a)のX−Xに相当)の断面図である。
図7は本発明の第4の実施形態に係るトレッドブロックの概略構成を示す図である。この図において、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は正面図、(d)は側面側(図1(a)のY−Yに相当)の断面図、(e)は正面側(図1(a)のX−Xに相当)の断面図である。この図において、図4と同一の構成要素には図4と同じ符号を付した。
幅方向及び深さ方向に延びるように形成してもよい。さらに、図1におけるゴム3又は図3におけるゴム4をトレッドブロックの上面及びタイヤ周方向の両側の壁面から突出させてもよい。また、図4における弾性率の高いゴム又は図7におけるガラス転移点が−10℃よりも高いゴムをトレッドブロックのタイヤ幅方向両側の壁面に形成してもよい。さらに、図4における弾性率の高いゴム又は図7におけるガラス転移点が−10℃よりも高いゴムをトレッドブロックのエッジ部(上面と4つの壁面とが交差する部分)の付近のみに配置してもよい。
次に、本実施形態に係るトレッドブロックの製造方法を説明する。本実施形態に係るトレッドブロックは、概略を図8に示すリボントレッド製造装置を用いて製造する。このリボントレッド製造装置は、図示されていない駆動源の回転軸31aに取り付けられた成型ドラム等の支持体31と、ゴム押出機32と、それぞれ異なるゴム材料を供給するためのゴム材料供給装置33a,33bと、ゴム材料供給装置33a,33bから供給されたゴムを選択するゴム選択装置34と、ゴム選択装置34で選択されたゴムをゴム押出機32に供給するホッパ35と、ゴム押出機32を支持体31の回転中心軸方向P及びその回転軸Pと直交する方向に移動可能な移動機構36とを備えている。
次に本発明のトレッドブロックの実施例について図9〜12を用いて説明する。図9は本発明を適用するトレッドパターンである。このトレッドパターンは、 PSR195/65Rのタイヤに点対称パターンを形成したものであり、中央部にはリブ51があり、そのタイヤ幅方向両側には各2列のトレッドブロック52がある。各ブロックは上面視が略平行四辺形であり、幅20mmである。リブ51及びトレッドブロック52は、それぞれ幅1mm以下のサイプにより、タイヤ周方向に分断されている。
Claims (6)
- 互いに交差する複数ずつの溝により区分されたブロック状陸部をトレッドに設けた空気入りタイヤにおいて、前記ブロック状陸部の上面又はタイヤ周方向の壁面に該ブロック状陸部の他の部分よりも弾性率の高いゴムを配置したことを特徴とする空気入りタイヤ。
- 互いに交差する複数ずつの溝により区分されたブロック状陸部をトレッドに設けた空気入りタイヤにおいて、前記ブロック状陸部の上面又はタイヤ周方向の壁面にガラス転移点が−10℃よりも高いゴムを配置したことを特徴とする空気入りタイヤ。
- 請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、前記弾性率の高いゴムを、前記ブロック状陸部の幅より狭い所定の幅で前記ブロック状陸部のタイヤ周方向及び深さ方向に延設したことを特徴とする空気入りタイヤ。
- 請求項2記載の空気入りタイヤにおいて、前記ガラス転移点が−10℃よりも高いゴムを、前記ブロック状陸部の幅より狭い所定の幅で前記ブロック状陸部のタイヤ周方向及び深さ方向に延設したことを特徴とする空気入りタイヤ。
- 請求項3又は4記載の空気入りタイヤにおいて、前記所定の幅は前記トレッド部の幅の1/5以下であることを特徴とする空気入りタイヤ。
- ゴム押出機よりリボン状のゴムを押出す工程と、前記リボン状のゴムをトレッド形成部位に、タイヤ幅方向にずらしながら巻付ける工程とを備えたことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004265579A JP2006076529A (ja) | 2004-09-13 | 2004-09-13 | 空気入りタイヤ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004265579A JP2006076529A (ja) | 2004-09-13 | 2004-09-13 | 空気入りタイヤ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006076529A true JP2006076529A (ja) | 2006-03-23 |
Family
ID=36156333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004265579A Pending JP2006076529A (ja) | 2004-09-13 | 2004-09-13 | 空気入りタイヤ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006076529A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008080921A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
WO2013088570A1 (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-20 | コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン | 空気入りタイヤ用トレッド |
FR3014750A1 (ja) * | 2013-12-17 | 2015-06-19 | Michelin & Cie | |
FR3016830A1 (ja) * | 2014-01-30 | 2015-07-31 | Michelin & Cie | |
WO2018062230A1 (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン | タイヤ用トレッド及びこのトレッドを有するタイヤ |
WO2018062229A1 (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン | タイヤ用トレッド及びこのトレッドを有するタイヤ |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6094805A (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-28 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りスタッドレスタイヤ |
JPH02246808A (ja) * | 1989-03-17 | 1990-10-02 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JPH05147412A (ja) * | 1991-11-29 | 1993-06-15 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JPH0732817A (ja) * | 1993-07-23 | 1995-02-03 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤトレッド |
JPH0958206A (ja) * | 1995-08-23 | 1997-03-04 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 高性能乗用車用空気入りタイヤ |
JPH0999712A (ja) * | 1995-10-03 | 1997-04-15 | Bridgestone Corp | セルフクリーニング性の良好な空気入りタイヤ |
JPH11278015A (ja) * | 1998-03-26 | 1999-10-12 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | スタッドレスタイヤ |
JP2000351304A (ja) * | 1999-06-09 | 2000-12-19 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤ |
JP2003145601A (ja) * | 2001-11-12 | 2003-05-20 | Bridgestone Corp | ゴム部材の製造方法 |
-
2004
- 2004-09-13 JP JP2004265579A patent/JP2006076529A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6094805A (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-28 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りスタッドレスタイヤ |
JPH02246808A (ja) * | 1989-03-17 | 1990-10-02 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JPH05147412A (ja) * | 1991-11-29 | 1993-06-15 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JPH0732817A (ja) * | 1993-07-23 | 1995-02-03 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤトレッド |
JPH0958206A (ja) * | 1995-08-23 | 1997-03-04 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 高性能乗用車用空気入りタイヤ |
JPH0999712A (ja) * | 1995-10-03 | 1997-04-15 | Bridgestone Corp | セルフクリーニング性の良好な空気入りタイヤ |
JPH11278015A (ja) * | 1998-03-26 | 1999-10-12 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | スタッドレスタイヤ |
JP2000351304A (ja) * | 1999-06-09 | 2000-12-19 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤ |
JP2003145601A (ja) * | 2001-11-12 | 2003-05-20 | Bridgestone Corp | ゴム部材の製造方法 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008080921A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
WO2013088570A1 (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-20 | コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン | 空気入りタイヤ用トレッド |
CN103998256A (zh) * | 2011-12-16 | 2014-08-20 | 米其林企业总公司 | 用于充气轮胎的胎面 |
JPWO2013088570A1 (ja) * | 2011-12-16 | 2015-04-27 | コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン | 空気入りタイヤ用トレッド |
FR3014750A1 (ja) * | 2013-12-17 | 2015-06-19 | Michelin & Cie | |
FR3016830A1 (ja) * | 2014-01-30 | 2015-07-31 | Michelin & Cie | |
WO2018062230A1 (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン | タイヤ用トレッド及びこのトレッドを有するタイヤ |
WO2018062229A1 (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン | タイヤ用トレッド及びこのトレッドを有するタイヤ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8973631B2 (en) | Pneumatic tire | |
RU2585194C1 (ru) | Пневматическая шина | |
CN103481410B (zh) | 轮胎的硫化模具以及充气轮胎的制造方法 | |
JP4262813B2 (ja) | スタッドレスタイヤ | |
JP3359000B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH07186633A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2002301910A (ja) | 空気入りタイヤ | |
WO2006059640A1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2004034903A (ja) | 氷雪路用空気入りタイヤ | |
JP2006347468A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2002192914A (ja) | 氷雪路用空気入りタイヤ | |
JP2006176055A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2006076529A (ja) | 空気入りタイヤ及びその製造方法 | |
JP4306847B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3273771B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4431178B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4354385B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5509889B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH10272905A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2006151222A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2008056206A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2006151233A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH10315715A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3834400B2 (ja) | スタッドレスタイヤ | |
JPH04331608A (ja) | 空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070904 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100513 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100519 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111102 |