JP2006073463A - アルカリ蓄電池用正極、及びアルカリ蓄電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明のアルカリ蓄電池用正極は、樹脂からなり三次元網状構造を有する樹脂骨格と、ニッケルからなり樹脂骨格を被覆するニッケル被覆層とを備え、複数の孔が三次元に連結した空隙部を有する正極基板と、水酸化ニッケルを含む正極活物質であって、正極基板の空隙部内に充填された正極活物質とを備えている。このうち、ニッケル被覆層の平均厚みは、0.5μm以上5μm以下である。また、正極基板の空隙部内には、正極活物質に加えて、金属コバルト、及びβ型の結晶構造を有するオキシ水酸化コバルトを含んでいる。
【選択図】 図1
Description
特許文献2では、不織布を親水化処理した後、これにニッケルめっきを施すことにより、ニッケルめっきの密着性が良好になることが開示されている。さらには、ニッケルめっきは、無電解めっき法により無電解ニッケルめっき膜を形成した後、さらに、その表面に、電解めっき法により電解ニッケルめっき膜を形成したものが好ましいと記載されている。これにより、集電性の高い正極基板を得ることができるとされている。しかしながら、本発明者が調査したところ、特許文献2のアルカリ蓄電池では、従来の発泡ニッケル基板を用いたアルカリ蓄電池と比較して、高率放電特性が大きく低下していた。
従って、ニッケル被覆層の平均厚みを、0.5μm以上5μm以下とすることにより、電池のサイクル寿命特性を良好にすることが可能となる。
なお、本発明者が調査した結果、金属コバルト、及びβ型の結晶構造を有するオキシ水酸化コバルトを、それぞれ単独で含有させた場合は、充電時の酸素発生過電圧を高めることができないことがわかっている。
なお、樹脂骨格は、上記の樹脂のうち1種のみによって形成しても良いし、2種以上の樹脂を混合(例えば、2種以上の材質の異なる繊維によって不織布を作製)して形成しても良い。
ところで、コバルトの平均価数が3.0価よりも大きい場合には、オキシ水酸化コバルトの結晶中の電荷のバランスが崩れ、β型の結晶構造からγ型の結晶構造に転移しやすくなる。γ型の結晶構造を有するオキシ水酸化コバルトは、酸化力が強いため(自身は還元されやすく)、正極に含有させた金属コバルトを酸化してしまう。これにより、正極内部の導電性ネットワークの形成が妨げられ、活物質利用率が大きく低下してしまう虞がある。これに対し、本発明のアルカリ蓄電池用正極では、コバルトの平均価数を3.0価以下としているため、オキシ水酸化コバルトの結晶構造をβ型に保つことができ、上記のような不具合が生じる虞がない。
なお、酸化イットリウム及び酸化亜鉛の両者を含有させれば、より一層、酸素発生過電圧を高めることができ、優れた充電効率を得ることができるので好ましい。
まず、ポリプロピレン繊維と、芯鞘型複合繊維(芯がポリプロピレンで、鞘がポリエチレンからなる繊維)との混合繊維からなる不織布を用意する。次いで、この不織布について、公知の発煙硫酸によるスルホン化親水処理を施し、スルホン化不織布を得た。なお、本実施例1で用いた不織布は、一般的な湿式製法により製作されたもので、目付が100g/m2、厚みが1mmである。
次に、正極活物質を製作した。具体的には、まず、硫酸ニッケルと硫酸マグネシウムを含む混合液、水酸化ナトリウム水溶液、アンモニア水溶液を用意し、それぞれを、50℃に保持された反応装置内に、一定流量で連続的に供給した。なお、硫酸ニッケルと硫酸マグネシウムを含む混合液は、硫酸ニッケルと硫酸マグネシウムの混合比が、ニッケルとマグネシウムの総モル数に対するマグネシウムのモル数が5モル%となるように調整している。
得られた水酸化ニッケル粉末について、ICP発光分析により組成分析を行ったところ、水酸化ニッケル粒子に含まれる全ての金属元素(ニッケルとマグネシウム)に対するマグネシウムの割合は、合成に用いた混合液と同様に、5モル%であった。また、CuKα線を用いたX線回折パターンを記録したところ、この粒子は、β型のNi(OH)2であることが確認された。また、不純物の存在を示すピークが観察されなかったことから、マグネシウムが水酸化ニッケルの結晶に固溶していることが確認できた。
次に、β型の結晶構造を有するオキシ水酸化コバルト(以下、β−CoOOHとも表記する)を製作した。まず、硫酸コバルト水溶液、水酸化ナトリウム水溶液、及びアンモニア水溶液を、それぞれ、反応槽内に、一定流量で連続的に供給した。次いで、反応槽内の水溶液中に、一定流量で空気を供給すると共に、連続的に水溶液を攪拌することで、水溶液に含まれるコバルトの酸化を促した。次いで、反応槽内からオーバーフローにより懸濁液を採取し、デカンテーションにより沈殿物を分離した。その後、この沈殿物を水洗し、乾燥することにより、平均粒径3μmの粉末を得ることができた。
また、このβ−CoOOH粉末について、ICP発光分析、及び酸化還元滴定を行い、これらの結果に基づいて、β−CoOOHに含まれるコバルトの平均価数を算出したところ、2.95価であった。
次に、ニッケル正極を作製した。具体的には、まず、ステップ2で得られた正極活物質粉末と、ステップ3で得られたβ−CoOOH粉末と、金属コバルト粉末と、酸化イットリウム粉末と、酸化亜鉛粉末とを混合し、これに水を加え、混練することにより、ペースト状にした。なお、金属コバルト粉末及びβ−CoOOH粉末は、それぞれ、正極活物質の100重量部に対し4重量部の割合で添加している。また、酸化イットリウム粉末及び酸化亜鉛粉末は、それぞれ、正極活物質の100重量部に対し1重量部の割合で添加している。
また、ニッケル正極から、正極活物質粉末、金属コバルト粉末、β−CoOOH粉末、酸化イットリウム粉末、及び酸化亜鉛粉末を取り除き、水銀ポロシメータ(島津製作所社製、オートポアIII9410)により正極基板の孔径分布を測定した。この孔径分布に基づいて、本実施例1の正極基板の平均孔径を算出したところ、30μmであった。
次に、公知の手法により、水素吸蔵合金を含む負極を製作した。具体的には、粒径約30μmの水素吸蔵合金MmNi3.55Co0.75Mn0.4Al0.3粉末を用意し、これに水と結合剤としてカルボキシメチルセルロースを加え、混練してペースト状にした。このペーストを電極支持体に加圧充填し、水素吸蔵合金負極板を製作した。この水素吸蔵合金負極板を所定の大きさに切断し、容量2000mAhの負極を得た。
次に、ステップ3において、実施例1とは異なり、正極活物質(水酸化ニッケル粒子)の表面にβ−CoOOHを被覆させた、β−CoOOH被覆正極活物質を作製した。
また、CuKα線を使用するX線回折測定を行い、被覆層をなすオキシ水酸化コバルトの結晶構造を調査した。オキシ水酸化コバルト被覆正極活物質について、X線回折パターンを調査したところ、β型の水酸化ニッケルに帰属するピークと、β型のオキシ水酸化コバルトに帰属するピークとを確認することができた。この結果より、被覆層をなすオキシ水酸化コバルトは、β型の結晶構造を有するオキシ水酸化コバルト(β−CoOOH)であることがわかった。
上記の他は、実施例1と同様にして、AAサイズの円筒密閉型ニッケル水素蓄電池を作製した。なお、本実施例2でも、実施例1と同様に、正極の理論容量を1300mAhとしている。また、正極基板に占めるニッケル被覆層の割合は、実施例1と同様に、55重量%としている。
次に、前述した実施例1と比較して、正極基板が異なるアルカリ蓄電池(比較例1)を作製した。具体的には、ステップ1において、発砲ポリウレタンシートの樹脂骨格にニッケルめっきを施した後、樹脂骨格を焼失させることにより、発泡ニッケル基板を作製した。なお、この発泡ニッケル基板のニッケル骨格の平均厚みは、5.5μmであった。その後、実施例1のステップ2〜4と同様にして、AAサイズの円筒密閉型ニッケル水素蓄電池を作製した。なお、本比較例1でも、実施例1と同様に、正極の理論容量を1300mAhとした。
次に、前述した実施例1と比較して、ニッケル正極が異なるアルカリ蓄電池(比較例2)を作製した。具体的には、ステップ4において、実施例1で加えた金属コバルト粉末及びβ−CoOOH粉末に代えて、一酸化コバルト粉末を加えた。なお、一酸化コバルト粉末の添加量は、実施例1の金属コバルト粉末及びβ−CoOOH粉末の添加量と等しくなるように、正極活物質の100重量部に対し8重量部の割合とした。その他は、実施例1と同様にして、AAサイズの円筒密閉型ニッケル水素蓄電池を作製した。なお、本比較例2でも、実施例1と同様に、正極の理論容量を1300mAhとした。
さらに、実施例1と比較して、ニッケル正極が異なるアルカリ蓄電池(比較例3)を作製した。具体的には、ステップ4において、金属コバルト粉末を加えることなく、β−CoOOH粉末を、正極活物質の100重量部に対し8重量部の割合で添加した。その他は、実施例1と同様にして、AAサイズの円筒密閉型ニッケル水素蓄電池を作製した。なお、本比較例3でも、実施例1と同様に、正極の理論容量を1300mAhとしている。
さらに、実施例1と比較して、ニッケル正極が異なるアルカリ蓄電池(比較例4)を作製した。具体的には、ステップ4において、β−CoOOH粉末を加えることなく、金属コバルト粉末を、正極活物質の100重量部に対し8重量部の割合で添加した。その他は、実施例1と同様にして、AAサイズの円筒密閉型ニッケル水素蓄電池を作製した。なお、本比較例4でも、実施例1と同様に、正極の理論容量を1300mAhとしている。
次に、実施例1,2及び比較例1〜4のアルカリ蓄電池について、特性評価を行った。
まず、初期充放電サイクル後の充放電効率を評価した。具体的には、それぞれの電池について、20℃において0.1Cの電流で15時間充電し、その後、0.2Cの電流で電池電圧が1.0Vになるまで放電する充放電サイクルを、放電容量が安定するまで繰り返し行った。次いで、放電容量が安定した後、20℃において、1Cの電流で1.2時間充電し、その後1Cの電流で電池電圧が0.8Vになるまで放電した。このときの放電容量に基づき、それぞれの電池について、活物質利用率Aを算出した。なお、実施例1,2及び比較例1〜4のアルカリ蓄電池では、理論容量が1300mAhであるため、1C=1.3Aとなる。
なお、活物質利用率A〜Dは、いずれも、活物質中のニッケルが一電子反応したときの理論電気量に対して算出している。これらの特性評価の結果を表1に示す。
まず、高率放電特性値(B/A)×100(%)について比較する。実施例1,2及び比較例1,4のアルカリ蓄電池では、高率放電特性値が94%程度の高い値を示し、いずれも、高率放電特性に優れていた。これに対し、比較例2のアルカリ蓄電池では、高率放電特性値が91.2%となり、他の電池に比して、高率放電特性が劣っていた。さらに、比較例3のアルカリ蓄電池では、高率放電特性値が87.3%となり、他の電池に比して、高率放電特性がかなり劣っていた。これは、実施例1,2及び比較例1,4のアルカリ蓄電池では、ニッケル正極に、導電性の高い金属コバルトを含有させているのに対し、比較例2,3のアルカリ蓄電池では、金属コバルトを含有させることなく、導電性の低い一酸化コバルト,β−CoOOHを含有させたたためと考えられる。
本実施例3の5種類のアルカリ蓄電池について、特性評価を行った。
まず、5種類のアルカリ蓄電池について、それぞれ、実施例1と同様にして初期充放電サイクル試験を行った。その後、5種類のアルカリ蓄電池について、それぞれ、活物質利用率A(1C放電時利用率)を算出した。この結果を、図1に◆印で示す。図1に示すように、ニッケル被覆層の平均厚みを0.50μm、2.00μm、5.00μmとした電池では、活物質利用率Aが97%以上(具体的には、順に、97.5%、98.5%、98.5%)となり、優れた充放電効率を得ることができた。これに対し、ニッケル被覆層の平均厚みを0.45μmとした電池では、活物質利用率Aが94.1%となり、充放電効率がやや劣る結果となった。さらに、ニッケル被覆層の平均厚みを5.50μmとした電池では、活物質利用率が最も低く、91.0%となった。
本実施例4の7種類のアルカリ蓄電池について、それぞれ、実施例1と同様にして、充放電サイクル試験を行った。その後、7種類のアルカリ蓄電池について、それぞれ、活物質利用率A,Bを算出した。次いで、それぞれの電池の高率放電特性を示す指標として、活物質利用率Aに対する活物質利用率Bの比率(B/A)×100(%)を算出した。この結果を、図3に◆印で示す。
以上の結果より、ニッケル正極に含有させる金属コバルトの割合は、正極活物質の100重量部に対し、2〜10重量部とするのが好ましいと言える。
本実施例5の7種類のアルカリ蓄電池について、それぞれ、実施例1と同様にして、充放電サイクル試験を行った。その後、7種類のアルカリ蓄電池について、それぞれ、活物質利用率A,Dを算出した。次いで、それぞれの電池のサイクル寿命特性を示す指標として、活物質利用率Aに対する活物質利用率Dの比率(D/A)×100(%)を算出した。この結果を、図4に◆印で示す。図4に示すように、β−CoOOHを2重量部以上とした5種類の電池では、利用率比率(D/A)×100(%)の値が、順に、84.5%、84.4%、84.5%、84.7%、85.2%となり、優れたサイクル寿命特性を示した。
以上の結果より、ニッケル正極に含有させるβ−CoOOHの割合は、正極活物質の100重量部に対し、2〜10重量部とするのが好ましいと言える。
本実施例6の5種類のアルカリ蓄電池について、それぞれ、実施例1と同様にして、充放電サイクル試験を行った。その後、5種類のアルカリ蓄電池について、それぞれ、活物質利用率A,B,Dを算出した。この結果を表2に示す。
さらに、活物質利用率Bの値を比較すると、β−CoOOHに含まれるコバルトの平均価数の値を3.0以下(具体的には、2.5,2.6,2.8,3.0)とした4種類の電池では、いずれも、90%以上の値を示し、高率放電時においても優れた活物質利用率を得ることができた。これに対し、コバルト平均価数を3.0価より大きく(具体的には、3.1価)した電池では、活物質利用率Bが88.4%と良好な値ではあったが、他の4種類の電池と比べて、高率放電時での充放電効率がやや劣る結果となった。
以上の結果より、ニッケル正極において、β−CoOOHに含まれるコバルトの平均価数は、2.6価以上3.0価以下とするのが好ましいと言える。
例えば、実施例1〜6では、無電解めっき法により、樹脂骨格(不織布)にニッケル被覆層を形成したが、電気めっき法や気相蒸着法によって、あるいは、無電解めっき法、電気めっき法、及び気相蒸着法の手法を2種以上組合わせて、樹脂骨格にニッケル被覆層を形成するようにしても良い。いずれの手法を用いた場合でも、実施例1〜6と同等の結果を得ることができた。また、無電解めっき法、電気めっき法、及び気相蒸着法の3種類の手法に限らず、適宜、適切な手法を用いるようにしても良い。
なお、樹脂骨格は、1種の樹脂のみによって形成しても良いし、2種以上の樹脂を混合して形成(例えば、2種以上の異なる繊維によって不織布を作製)しても良い。
以上より、正極基板の空隙部をなす複数の孔の平均孔径は、15μm以上450μm以下とするのが好ましいと言える。
また、実施例1〜6では、アルカリ蓄電池を円筒型としたが、このような形状に限定されるものではない。ケース内に極板を積層した角形電池など、いずれの形態のアルカリ蓄電池についても適用することができる。
Claims (13)
- 樹脂からなり三次元網状構造を有する樹脂骨格と、ニッケルからなり上記樹脂骨格を被覆するニッケル被覆層とを備え、複数の孔が三次元に連結した空隙部を有する正極基板と、
水酸化ニッケル粒子を含む正極活物質であって、上記正極基板の上記空隙部内に充填された正極活物質と、を備え、
上記ニッケル被覆層の平均厚みは、0.5μm以上5μm以下であり、
上記正極基板の上記空隙部内には、上記正極活物質に加えて、金属コバルト、及びβ型の結晶構造を有するオキシ水酸化コバルトを含む
アルカリ蓄電池用正極。 - 請求項1に記載のアルカリ蓄電池用正極であって、
前記正極基板に占める前記ニッケル被覆層の割合は、30重量%以上80重量%以下である
アルカリ蓄電池用正極。 - 請求項1または請求項2に記載のアルカリ蓄電池用正極であって、
前記樹脂骨格は、発泡樹脂、不織布、及び織布のいずれかである
アルカリ蓄電池用正極。 - 請求項3に記載のアルカリ蓄電池用正極であって、
前記樹脂骨格は、不織布である
アルカリ蓄電池用正極。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のアルカリ蓄電池用正極であって、
前記樹脂骨格は、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリビニルアルコール、ポリエステル、ナイロン、ポリメチルペンテン、ポリスチレン、及びポリテトラフルオロエチレンから選択した少なくとも1種類の樹脂からなる
アルカリ蓄電池用正極。 - 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のアルカリ蓄電池用正極であって、
前記金属コバルトを、前記正極活物質の100重量部に対し、2〜10重量部の割合で含む
アルカリ蓄電池用正極。 - 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のアルカリ蓄電池用正極であって、
前記β型の結晶構造を有するオキシ水酸化コバルトを、前記正極活物質の100重量部に対し、2〜10重量部の割合で含む
アルカリ蓄電池用正極。 - 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のアルカリ蓄電池用正極であって、
前記β型の結晶構造を有するオキシ水酸化コバルトは、前記正極活物質の表面を被覆してなる
アルカリ蓄電池用正極。 - 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のアルカリ蓄電池用正極であって、
前記β型の結晶構造を有するオキシ水酸化コバルトに含まれるコバルトの平均価数は、2.6価以上3.0価以下である
アルカリ蓄電池用正極。 - 請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載のアルカリ蓄電池用正極であって、
前記正極活物質は、亜鉛及びマグネシウムの少なくともいずれかを、前記水酸化ニッケル粒子の結晶内に固溶状態で含む
アルカリ蓄電池用正極。 - 請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載のアルカリ蓄電池用正極であって、
前記正極基板の前記空隙部内には、前記正極活物質に加えて、
酸化イットリウム及び酸化亜鉛の少なくともいずれかを含む
アルカリ蓄電池用正極。 - 請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載のアルカリ蓄電池用正極であって、
前記ニッケル被覆層は、
電気めっき法、無電解めっき法、及び気相蒸着法のいずれかの手法により、前記樹脂骨格の表面に形成されてなる
アルカリ蓄電池用正極。 - 請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載のアルカリ蓄電池用正極を有する
アルカリ蓄電池。
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