JP2006073082A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
光ディスク装置において限られた平面外形寸法内で所定の薄型化を可能にする技術の提供。
【解決手段】
光ピックアップのヘッド部を支点周りに回動させることで光ディスクの半径方向に移動させる構成とし、該回動の支点部を、光ディスクの外径より外側で、ディスクモータの回転中心軸から装置の前面パネル方向側またはトレイ引出し方向側に約64×10−3m以内、該前面パネル方向または該トレイ引出し方向に直角な方向側に約66×10−3m以内の固定位置に配する。
【選択図】 図1
光ディスク装置において限られた平面外形寸法内で所定の薄型化を可能にする技術の提供。
【解決手段】
光ピックアップのヘッド部を支点周りに回動させることで光ディスクの半径方向に移動させる構成とし、該回動の支点部を、光ディスクの外径より外側で、ディスクモータの回転中心軸から装置の前面パネル方向側またはトレイ引出し方向側に約64×10−3m以内、該前面パネル方向または該トレイ引出し方向に直角な方向側に約66×10−3m以内の固定位置に配する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光ディスク装置に係り、特に、装置の薄型化に対応可能な光ピックアップの構成と配置に関する。
従来の光ディスク装置では、光ピックアップ技術として一般に、例えば図5に示すようなガイドシャフト方式のものが実用化されている。図5において、(a)は平面図、(b)は、(a)におけるA−A部の断面図である。図5において、装置全体を支持するシャーシ60'に対しスライドして移動変位する移動部の基台としてのユニットメカ35'に、主ガイドシャフト12、副ガイドシャフト13、ディスクモータ17'、送りモータ15、リードスクリュー部材14の支持部などが固定され、トレイ25'、前面パネル26'も該ユニットメカ35'側に設けられている。トレイ25'は移動部内にあって、光ディスク30を、装置内に搬入したり、装置外に搬出したりする。リードスクリュー部材14は、送りモータ15に結合され、該モータ15により回転駆動される。光ピックアップ10'は、ラック部16によりリードスクリュー部材14の表面のねじ部に係合されるとともに、主ガイドシャフト12及び副ガイドシャフト13にも係合されている。光ディスク30が装置内に搬入され、記録または再生動作が行われる場合、光ピックアップ10'は、リードスクリュー部材14の回転によりそのねじ部から、ラック部16を介して直線方向の移動力を受け、主ガイドシャフト12及び副ガイドシャフト13に案内されて光ディスクのディスク半径方向に移動する。11は光ディスクの外径位置、18は、シャーシ60'に固定された回路基板(図示なし)と光ピックアップ10'とを電気的に接続するフレキシブル基板、19'は、上記移動部のトレイ25'に関し光ディスク30が載置される側を覆うトップケース、20は、シャーシ60'に固定されたインターフェースコネクタ、50'は、上記移動部のトレイ25'に関し光ピックアップ10'が配される側を覆うボトムカバー、40は、ユニットメカ35'を覆うユニットカバーである。
上記従来構成では、光ピックアップ10'の移動用機構として、主ガイドシャフト12、副ガイドシャフト13、リードスクリュー部材14、ラック部16、送りモータ15などを用いているため、上記移動部及び装置全体の大幅薄型化を図ることが難しい。このための対策技術として、従来より、光ヘッド部をアーム上に設け、該アームを固定支点周りに回動させるいわゆるスイングアーム方式の構成が提案・検討されている。
上記提案されているスイングアーム方式の従来技術としては、例えば、特許第2657031号明細書(特許文献1)、特開2002−133690号公報(特許文献2)、特開2000−3522号公報(特許文献3)、特開2001−195749号公報(特許文献4)などに記載されたものがある。特許第2657031号明細書には、光ディスク装置において、光ディスクが光学ヘッド装置(光ピックアップ)の高さ寸法に対応する部分に収まるようにするために、光学ヘッド装置として揺動型(スイングアーム方式)のものを用い、該揺動型(スイングアーム方式)光学ヘッド装置としては、ヘッド本体を揺動可能に支持する軸受を光ディスクより外側の部位に設け、ヘッド本体を揺動させる駆動手段を上記軸受に関し対物レンズと実質上反対側の部位に設け、該軸受及び該駆動手段の高さ内に装着状態の光ディスクの厚さが含まれるようにした構成が記載されている。特開2002−133690号公報には、スイングアーム方式の光ピックアップ技術において、トラックスキューの影響を少なくするために、アームの長さを変えてリードインとリードアウトのときの角度差を小さくする構成が記載され、特開2000−3522号公報には、光ディスク装置の小型・低コスト化のために、光学ヘッドのスイングアームを、歯車を介してロータリーモータで駆動する構成が記載されている。また、特開2001−195749号公報には、回動アーム型光学ヘッド装置において信号劣化防止と小型化とを確保するために、回動アーム(スイングアーム)の回動中心と光学スポットを結ぶ線に対し、光を対物レンズに反射させるミラーへ入射する区間の光の光軸方向を所定角傾けるとした構成が記載されている。
上記従来技術のうち、特許第2657031号明細書に記載の技術は、装置本体内に光ディスクや光ピックアップを固定的に(搬入・搬出をしない状態で)設ける構成または光ピックアップは装置本体内に設け、光ディスクのディスクカートリッジを装置本体に搬入・搬出する構成であって、かつ、装置の平面外形寸法として光ディスクの直径の約1.5〜1.7倍が許容される場合であり、本願発明が適用対象とする光ディスク装置構成、例えば、装置の平面外形寸法が約127×10−3m×約128×10−3mで、各辺長が装着可能な最大光ディスク寸法約120×10−3mの1.06倍程度となる構成に対しては適用が難しい。特開2002−133690号公報記載の技術は、スイングアームの長さを変える構成であるため、光ピックアップの構成が複雑化するおそれがある。特開2000−3522号公報記載の技術は、光ピックアップのスイングアームに連続した部分を歯車によって駆動する構成のため、装置全体の平面外形寸法も増大し易く、装置の平面外形寸法が、装着可能な最大光ディスク寸法の1.06倍程度となる構成に対しては適用が難しい。また、特開2001−195749号公報記載の技術は、光ディスクのディスク半径領域内に回動アーム(スイングアーム)の回動支点を設けるものであるため、装置の薄型化を図りにくいと考えられる。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、光ディスク装置において、限られた平面外形寸法下で所定の薄型化を可能にすることである。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、光ディスク装置において、限られた平面外形寸法下で所定の薄型化を可能にすることである。
上記課題点を解決するために、本発明では、光ディスク装置において、光ピックアップとして、光ヘッド部を支点周りに回動させるスイングアーム部などのヘッド回動手段を有し、該ヘッド回動手段を回動可能に支持する支点部を、光ディスクの外径より外側で、ディスクモータの回転中心軸から装置の前面パネル方向側またはトレイ引出し方向側に約64×10−3m以内かつ該前面パネル方向または該トレイ引出し方向に直角な方向側に約66×10−3m以内の固定位置に配する。スイングアーム部を有しないヘッド回動手段を用いる方式では、基本的に、光ディスクの記録面対向位置に、光ヘッド部からの出射レーザ光を反射し光ディスクの記録面に入射させる反射手段を設ける。
本発明によれば、光ディスク装置を所定の平面外形寸法内で薄型化することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態につき、図面を用いて説明する。
図1〜図3は、本発明の第1の実施例の説明図である。図1は、本発明の第1の実施例としてのスイングアーム方式の光ディスク装置の構成例図、図2は、図1の光ディスク装置における光ピックアップ周辺の平面構成図、図3は、図2の構成の断面構成図である。本第1の実施例は、装着可能な光ディスクの最大外径が約120×10−3m、装置の平面外形寸法が約127×10−3m×約128×10−3mである場合である。図1〜図3はいずれも、光ディスクが装置内に搬入されている状態時の装置構成を示す。
図1〜図3は、本発明の第1の実施例の説明図である。図1は、本発明の第1の実施例としてのスイングアーム方式の光ディスク装置の構成例図、図2は、図1の光ディスク装置における光ピックアップ周辺の平面構成図、図3は、図2の構成の断面構成図である。本第1の実施例は、装着可能な光ディスクの最大外径が約120×10−3m、装置の平面外形寸法が約127×10−3m×約128×10−3mである場合である。図1〜図3はいずれも、光ディスクが装置内に搬入されている状態時の装置構成を示す。
図1、図2において、1は光ディスク装置、10は、光ディスク(図示なし)の情報記録面にレーザ光を照射したり、反射レーザ光を受光したりして、該情報記録面に対し信号の記録や再生を行う光ピックアップ、101は、光ピックアップ10内において光ディスクの記録面にレーザ光を出射するとともに該記録面からの反射レーザ光を受光するヘッド部、101aは、ヘッド部101内の対物レンズ、102は、支点周りの回動により該ヘッド部101を回動変位させるヘッド回動手段としてスイングアーム部、103はピックアップ本体部、104は、スイングアーム部102及びピックアップ本体部103を回動可能に支持する支点部、104cは、支点部104の回動中心(以下、支点中心という)、105a、105bは、スイングアーム部102を介してヘッド部101内の対物レンズ101aの光ディスク記録面に対する位置を変え、フォーカス制御やトラッキング制御を可能にするアクチュエータ、105cは、記録または再生時に、スイングアーム部102を回動変位させるためにピックアップ本体部103に回転力を供給する駆動部、11は光ディスクの外径位置、17は、光ディスクを同軸状態で回転駆動するディスクモータ、17cは、ディスクモータ17の回転中心軸の位置、25は、光ディスクを装置内に搬入するとともに装置外に搬出するトレイ、25aは、トレイ25の面内の貫通孔、20は、装置全体を支持するシャーシ(図示なし)側に固定され、外部のホストコンピュータ(図示なし)との電気接続を行うインターフェースコネクタ、26は前面パネル、Dは、装着可能な光ディスクの最大外径(直径)(約120×10−3m)、d1は、トレイ引出し方向(光ディスクを装置から搬出する時、トレイ25は図の下方側に向けて引出される)側におけるディスクモータ17の回転中心軸17cと光ピックアップ10の支点部104の支点中心104cとの間の距離、d2は、トレイ引出し方向と直角な方向におけるディスクモータ17の回転中心軸17cと光ピックアップ10の支点部104の支点中心104cとの間の距離、L0は、装置のトレイ引出し方向における平面外形寸法(約127×10−3m)、Wは、装置のトレイ引出し方向と直角な方向における平面外形寸法(約128×10−3m)である。シャーシ(図示なし)側にあってインターフェースコネクタ20に近接した平面部には回路基板(図示なし)が配され、該回路基板上には、ディスクモータ17や駆動部105cを駆動するための駆動回路、装置全体の制御手段としてのマイコン(図示なし)などが配されているものとする。アクチュエータ105a、105bとしては、例えば、電磁力を利用する構成であってもよいし、圧電などを利用する構成であってもよい。
装置全体を支持するシャーシ(図示なし)に対しては、光ピックアップ10、ディスクモータ17、トレイ25、前面パネル26などを含んで成る移動部がスライドして移動変位するようになっている。該移動部には基台としてのユニットメカ(図示なし)が設けられ、ディスクモータ17、トレイ25の支持部(図示なし)などは、該ユニットメカに固定される。光ピックアップ10の支点部104は、トレイ25上の固定位置に設けられる。
光ピックアップ10の支点部104の支点中心104cは、光ディスクの外径より外側で、上記ディスクモータ17の回転中心軸17cからトレイ引出し方向側に約64×10−3m以内すなわちd1が約64×10−3m以内、かつ、該トレイ引出し方向に直角な方向でインターフェースコネクタ側20に約66×10−3m以内すなわちd2が約66×10−3m以内の位置にあって、ディスクモータ17に対し固定位置に配される。本実施例構成ではさらに、該支点中心104cは、装着可能な光ディスクの最大外径約120×10−3mと、該外径の接線のうちトレイ引出し方向に直角な第1の接線200と、該第1の接線200に直角でインターフェースコネクタ20側の第2の接線300とで囲まれる領域400内に配される。
図3は、上記図2の構成の断面構成図である。
図3において、19は、トレイ25に関し光ディスクが載置される側を覆うトップケース、30は装着された光ディスク、35はユニットメカ、50は、トレイ25に関し光ピックアップ10が配される側を覆うボトムカバー、60は装置全体を支持するシャーシである。他の符号は、上記図1、図2の場合と同様である。光ピックアップ10、ディスクモータ17、トレイ25、ユニットメカ35、トップケース19及びボトムカバー50は、光ディスク30の搬入・搬出時にシャーシ60に対しスライドして移動する移動部を形成する。光ピックアップ10の支点部104は、装置の厚さ方向においてトレイ25とシャーシ60との間の位置に配される。本実施例では、装置の厚さ寸法tは9×10−3m以内とされる。
図3において、19は、トレイ25に関し光ディスクが載置される側を覆うトップケース、30は装着された光ディスク、35はユニットメカ、50は、トレイ25に関し光ピックアップ10が配される側を覆うボトムカバー、60は装置全体を支持するシャーシである。他の符号は、上記図1、図2の場合と同様である。光ピックアップ10、ディスクモータ17、トレイ25、ユニットメカ35、トップケース19及びボトムカバー50は、光ディスク30の搬入・搬出時にシャーシ60に対しスライドして移動する移動部を形成する。光ピックアップ10の支点部104は、装置の厚さ方向においてトレイ25とシャーシ60との間の位置に配される。本実施例では、装置の厚さ寸法tは9×10−3m以内とされる。
上記図1〜図3の構成において、例えば記録動作を行う場合、装置内に搬入された光ディスク30がディスクモータ17により所定速度で回転駆動され、光ピックアップ10のヘッド部101内の対物レンズ101aがアクチュエータ105a、105bにより所定位置となるように自動調整される。該状態でレーザ駆動回路(図示なし)に記録電流が流され、ヘッド部101内のレーザダイオード(図示なし)で発生したレーザ光が対物レンズ101aを通して該ヘッド部101から出射され、該出射レーザ光がトレイ25の貫通孔25aを通して光ディスク30の記録面に照射されて情報の記録が行われる。このとき、光ピックアップ10のスイングアーム部102は、駆動部105cにより上記ヘッド部101を、光ディスク30に対し対物レンズ101aのディスク半径位置が変化する方向に移動させる。再生動作時には、光ディスク30の記録面からの反射レーザ光が対物レンズ101aを通してヘッド部101により受光され、電気信号に変換され、再生信号として復調される。
上記第1の実施例によれば、光ピックアップ10の移動機構としての主ガイドシャフト、副ガイドシャフト、リードスクリュー部材などが不要となるため、移動部及び光ディスク装置1の、限られた平面外形寸法内での所定レベルの薄型化が可能となり、例えば、装着可能な光ディスク30の最大外径(直径)が約120×10−3m、装置の平面外形寸法が約127×10−3m×約128×10−3mの光ディスク装置の場合にも、装置の厚さ寸法を9.0×10−3m以下とすることが可能となる。
なお、上記光ディスク装置1は、光ディスク30として、外径(直径)が約120×10−3m以外のものでこれより小径の例えば外径(直径)約80×10−3mのものも装着可能であるとする。
なお、上記光ディスク装置1は、光ディスク30として、外径(直径)が約120×10−3m以外のものでこれより小径の例えば外径(直径)約80×10−3mのものも装着可能であるとする。
また、上記図1〜図3に示した実施例構成では、ヘッド部101内の対物レンズ101aを、ピックアップ本体部103の外周側に設けたアクチュエータ105a、105bにより、スイングアーム部102を介して所定の位置となるように自動調整する構成としたが、これに限定されず、例えば、アクチュエータを対物レンズ101aと同様、ヘッド部101内に設け、ヘッド部101内で該アクチュエータにより対物レンズ101aの位置を自動調整するようにしてもよいし、または、対物レンズ101a及びアクチュエータを、ヘッド部101内には設けずに、スイングアーム部102側やピックアップ本体部103側などに設け、ヘッド部101内には、例えばレーザ光の光路方向を変更する反射手段としてのミラー等を設ける構成としてもよい。ヘッド部101内に対物レンズ101a及びアクチュエータを設ける構成では、対物レンズ101aに対し近接した位置にアクチュエータを配することができるため、対物レンズ101aの位置の制御性を高められる。また、対物レンズ101a及びアクチュエータをヘッド部101内に設ける構成において、該対物レンズ101a及びアクチュエータを、光路方向変更用のミラーよりも光源側に配し、対物レンズ101aから出射したレーザ光を該ミラーで反射させて光路変更し光ディスクの記録面に照射するとした場合には、ヘッド部101の薄型構成化が容易となる。また、対物レンズ101a及びアクチュエータをヘッド部101内に設けない構成では、該ヘッド部101の小型化を図ることができる。
また、光ピックアップとしては、例えば光ファイバなどをヘッド部やレーザ光伝送部などに用いる構成であってもよい。該光ファイバを用いる構成の場合、例えば、レーザ光集束用のレンズをスイングアーム部102側やピックアップ本体部103側などに設け、該レンズから出射したレーザ光を、光ファイバによりヘッド部101のレーザ光出射部に導き光ディスクの記録面に照射する。ヘッド部101としては例えば、上記レーザ光出射部が、光ディスクの回転により発生する空気流に基づく動圧で該光ディスクの記録面から数ミクロン〜数十ミクロン浮上した状態となる構成としてもよい。
さらに、上記図1〜図3に示した第1の実施例では、光ディスク30がトレイ25によって装置に搬入・搬出される構成の光ディスク装置1の場合につき説明したが、この他、本発明は、トレイ25や該トレイ25を含む移動部を用いない構成の光ディスク装置に対しても適用可能であり、この場合には、実施例は、例えば図1〜図3においてトレイ25を備えない構成とされ、その説明は、上記述べた図1〜図3の説明からトレイ25及びそれを含む移動部の説明部分を除いた内容のものとされる。すなわち、この場合(トレイ25や該トレイ25を含む移動部を用いない構成の場合)の発明は、光ディスク装置において、スイングアーム方式の光ピックアップとして、スイングアーム部を回動可能に支持する支点部を、光ディスクの外径より外側で、ディスクモータの回転中心軸から装置の前面パネル方向側に約64×10−3m以内、該前面パネル方向に直角な方向側に約66×10−3m以内の固定位置に配した構成となる。上記支点部はさらに、装着可能な光ディスクの最大外径約120×10−3mと、該外径の接線のうち前面パネル方向に直角な第1の接線と、該第1の接線に直角でインターフェースコネクタ側の第2の接線とで囲まれる領域内に配されるようにしてもよい。また、光ピックアップとしては、例えば光ファイバなどをそのヘッド部や光伝送部などに用いる構成であってもよいし、また、光ディスク装置としては、光ディスク30として、外径(直径)が約120×10−3m以外のものでこれより小径のもの例えば外径(直径)約80×10−3mのものも装着可能であるとする。
図4は、本発明の第2の実施例の説明図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。本第2の実施例は、スイングアームを用いずにヘッド部を支点周りに回動させる方式の光ディスク装置の例である。
図4において、110は、光ピックアップ内において光ディスク30の記録面にレーザ光を出射するとともに該記録面からの反射レーザ光を受光するヘッド部、500は、ヘッド部110からの出射レーザ光や光ディスク30の記録面側に反射したり、該記録面からの反射レーザ光を該ヘッド部110側に反射したりする反射手段としての固定ミラーである。他の符号及び装置の平面外形寸法等は上記第1の実施例の場合(図1〜図3)と同様であるとする。支点部104は、ピックアップ本体部103を回動可能に支持する。ヘッド部110は、ヘッド回動手段としてのピックアップ本体部103内に設けられ、ピックアップ本体部103とともに支点中心104c周りに回動可能な構成となっている。ヘッド部110内には、上記図1〜図3に示す第1の実施例または上記説明したその変形構成例の場合と同様、対物レンズ、アクチュエータ、光路変更用ミラーの一部または全部を備える。支点部104は、光ディスク装置1が、光ディスクの搬入・搬出用のトレイを有する構成の場合は、該トレイ上の固定位置に設けられ、光ディスク装置1が、光ディスクの搬入・搬出用のトレイを有しない構成の場合は、装置基台としてのシャーシ側に固定される。該支点部104の支点中心104cは、光ディスク装置1内において上記第1の実施例で説明したと同様の位置に配される。トレイを有する構成の場合、該支点部104はまた、装置の厚さ方向において該トレイとシャーシとの間の位置に配されるとする。固定ミラー500は、光ディスク30の記録面に対し半径方向に連続した反射面を有している。光ディスク装置全体の厚さ寸法は、本第2の実施例の場合も9×10−3m以内とされる。
図4において、110は、光ピックアップ内において光ディスク30の記録面にレーザ光を出射するとともに該記録面からの反射レーザ光を受光するヘッド部、500は、ヘッド部110からの出射レーザ光や光ディスク30の記録面側に反射したり、該記録面からの反射レーザ光を該ヘッド部110側に反射したりする反射手段としての固定ミラーである。他の符号及び装置の平面外形寸法等は上記第1の実施例の場合(図1〜図3)と同様であるとする。支点部104は、ピックアップ本体部103を回動可能に支持する。ヘッド部110は、ヘッド回動手段としてのピックアップ本体部103内に設けられ、ピックアップ本体部103とともに支点中心104c周りに回動可能な構成となっている。ヘッド部110内には、上記図1〜図3に示す第1の実施例または上記説明したその変形構成例の場合と同様、対物レンズ、アクチュエータ、光路変更用ミラーの一部または全部を備える。支点部104は、光ディスク装置1が、光ディスクの搬入・搬出用のトレイを有する構成の場合は、該トレイ上の固定位置に設けられ、光ディスク装置1が、光ディスクの搬入・搬出用のトレイを有しない構成の場合は、装置基台としてのシャーシ側に固定される。該支点部104の支点中心104cは、光ディスク装置1内において上記第1の実施例で説明したと同様の位置に配される。トレイを有する構成の場合、該支点部104はまた、装置の厚さ方向において該トレイとシャーシとの間の位置に配されるとする。固定ミラー500は、光ディスク30の記録面に対し半径方向に連続した反射面を有している。光ディスク装置全体の厚さ寸法は、本第2の実施例の場合も9×10−3m以内とされる。
上記構成において、例えば記録動作を行う場合、装置内に搬入された光ディスク30がディスクモータ17により所定速度で回転駆動され、光ピックアップのヘッド部110内の例えば対物レンズ(図示なし)がアクチュエータ(図示なし)により所定の位置となるように自動調整される。該状態でレーザ駆動回路(図示なし)に記録電流が流され、例えばピックアップ本体部103内のレーザダイオード(図示なし)からレーザ光が出射され、該出射レーザ光がヘッド部110内の対物レンズから固定ミラー500に向かって出射される。該出射レーザ光は該固定ミラー500で反射され光路方向を変更されて光ディスク30の記録面に照射され、情報の記録が行われる。このとき、上記ヘッド部110は、駆動部(図示なし)によりピックアップ本体部103が支点中心104c周りに回動されることにより、該ピックアップ本体部103といっしょに該支点中心104c周りに回動する。このため、ヘッド部110内の対物レンズから出射するレーザ光の固定ミラー500上のディスク半径方向入射位置が変化し、該固定ミラー500からの反射レーザ光が、光ディスク30の記録面に対してはディスク半径位置が変化するように照射される。再生動作時には、光ディスク30の記録面からの反射レーザ光が固定ミラー500で反射して光路方向を変更され、ヘッド部110に入射し対物レンズ101aを通して受光され、その後電気信号に変換され、再生信号として復調される。
上記第2の実施例によれば、上記第1の実施例の場合と同様、光ディスク装置1において限られた平面外形寸法内での所定レベルの薄型化が可能となり、例えば、装着可能な光ディスク30の最大外径(直径)が約120×10−3m、装置の平面外形寸法が約127×10−3m×約128×10−3mの光ディスク装置の場合にも、装置の厚さ寸法を9.0×10−3m以下とすることが可能となる。特に、本実施例では、スイングアーム部が不要となるため、光ピックアップを簡易かつ小型の構成とすることができ、記録または再生時におけるヘッド部の即応性の改善等を図ることができる。
なお、上記第2の実施例における光ディスク装置1も、光ディスク30として、外径(直径)が約120×10−3m以外のものでこれより小径のもの例えば外径(直径)約80×10−3mのものも装着可能であるとする。
なお、上記第2の実施例における光ディスク装置1も、光ディスク30として、外径(直径)が約120×10−3m以外のものでこれより小径のもの例えば外径(直径)約80×10−3mのものも装着可能であるとする。
また、光ピックアップとしては、例えば光ファイバなどをヘッド部110内またはピックアップ本体部103内などに用いる構成であってもよい。
1…光ディスク装置、
10…光ピックアップ、
101、110…ヘッド部、
101a…対物レンズ、
102…スイングアーム部、
103…ピックアップ本体部、
104…支点部、
104c…支点中心、
105a、105b…アクチュエータ、
105c…駆動部、
11…光ディスク外径位置、
17…ディスクモータ、
17c…ディスクモータ回転中心軸位置、
19…トップケース、
20…インターフェースコネクタ、
25…トレイ、
25a…貫通孔、
26…前面パネル、
35…ユニットメカ、
50…ボトムカバー、
60…シャーシ、
500…固定ミラー。
10…光ピックアップ、
101、110…ヘッド部、
101a…対物レンズ、
102…スイングアーム部、
103…ピックアップ本体部、
104…支点部、
104c…支点中心、
105a、105b…アクチュエータ、
105c…駆動部、
11…光ディスク外径位置、
17…ディスクモータ、
17c…ディスクモータ回転中心軸位置、
19…トップケース、
20…インターフェースコネクタ、
25…トレイ、
25a…貫通孔、
26…前面パネル、
35…ユニットメカ、
50…ボトムカバー、
60…シャーシ、
500…固定ミラー。
Claims (9)
- 光ディスクに対し光ピックアップにより情報の記録、再生のいずれか一方または両方を行う光ディスク装置であって、
上記光ディスクを該光ディスクと同軸状態で回転駆動するディスクモータと、
上記光ディスクの記録面にレーザ光を出射するとともに該記録面からの反射レーザ光を受光するヘッド部と、支点周りの回動により該ヘッド部を変位させるヘッド回動手段と、上記光ディスクの外径より外側で、上記ディスクモータの回転中心軸から装置の前面パネル方向側に約64×10−3m以内、該前面パネル方向に直角な方向側に約66×10−3m以内の固定位置に配され上記ヘッド回動手段を回動可能に支持する支点部とを有して成る光ピックアップと、
を備え、上記光ピックアップの上記ヘッド回動手段の回動により上記ヘッド部を、上記光ディスクの記録面に対し、ディスク半径位置が変化する方向に移動させる構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ディスクに対し光ピックアップにより情報の記録、再生のいずれか一方または両方を行う光ディスク装置であって、
上記光ディスクの記録面にレーザ光を出射するとともに、該記録面からの反射レーザ光を受光するとともに支点周りに回動するヘッド部と、上記光ディスクの記録面に対向して配され上記ヘッド部からの出射レーザ光を反射し該記録面に入射させる反射手段とを有して成る光ピックアップを備え、
上記ヘッド部の回動によりレーザ光を、上記光ディスクの記録面に対しディスク半径位置が変化する方向に移動させて照射する構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ディスクに対し光ピックアップにより情報の記録、再生のいずれか一方または両方を行う光ディスク装置であって、
上記光ディスクを装置内に搬入するとともに装置外に搬出するトレイと、
上記トレイに関し上記光ディスクと反対面側に配され、装置全体を支持するシャーシと、
上記トレイとともに移動し上記光ディスクを該光ディスクと同軸状態で回転駆動するディスクモータと、
上記光ディスクの記録面にレーザ光を出射するとともに該記録面からの反射レーザ光を受光するヘッド部と、支点周りの回動により該ヘッド部を変位させるヘッド回動手段と、上記光ディスクの外径より外側で上記ディスクモータに対し固定位置に配されかつ上記トレイとともに移動し上記ヘッド回動手段を回動可能に支持する支点部とを有して成る光ピックアップと、
を備え、上記ヘッド回動手段により上記ヘッド部を、上記光ディスクの記録面に対し、ディスク半径位置が変化する方向に移動させる構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ディスクに対し光ピックアップにより情報の記録、再生のいずれか一方または両方を行う光ディスク装置であって、
上記光ディスクを装置内に搬入するとともに装置外に搬出するトレイと、
上記トレイに関し上記光ディスクと反対面側に配され、装置全体を支持するシャーシと、
上記トレイとともに移動し上記光ディスクを該光ディスクと同軸状態で回転駆動するディスクモータと、
上記シャーシ側に固定され、ホストコンピュータとの電気接続を行うインターフェースコネクタと、
上記光ディスクの記録面にレーザ光を出射するとともに該記録面からの反射レーザ光を受光するヘッド部と、支点周りの回動により該ヘッド部を変位させるスイングアーム部と、上記光ディスクの外径より外側で、その中心が、上記ディスクモータの回転中心軸からトレイ引出し方向側に約64×10−3m以内、該トレイ引出し方向に直角な方向で上記インターフェースコネクタ側に約66×10−3m以内の位置にあって上記ディスクモータに対し固定位置に配されかつ上記トレイとともに移動し、上記スイングアーム部を回動可能に支持する支点部とを有して成る光ピックアップと、
を備え、上記スイングアーム部の回動により上記ヘッド部を、上記光ディスクの記録面に対し、ディスク半径位置が変化する方向に移動させる構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 上記光ピックアップの支点部は、上記トレイ上に設けられる構成である請求項3または請求項4に記載の光ディスク装置。
- 上記光ピックアップの支点部は、上記トレイと上記シャーシとの間の位置に配される構成である請求項3または請求項4に記載の光ディスク装置。
- 上記光ピックアップのヘッド部は、光ファイバによりレーザ光を導く構成である請求項1から4のいずれかに記載の光ディスク装置。
- 装置の平面外形寸法が約127×10−3m×約128×10−3mで、装着可能な光ディスクの最大直径が約120×10−3mである請求項1から7のいずれかに記載の光ディスク装置。
- 上記光ピックアップの支点部は、装着可能な光ディスクの最大外径と、該外径の接線のうち装置の前面パネル方向またはトレイ引出し方向に直角な第1の接線と、該第1の接線に直角で上記インターフェースコネクタ側の第2の接線とで囲まれる領域内に配された構成である請求項1から4のいずれかに記載の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004254316A JP2006073082A (ja) | 2004-09-01 | 2004-09-01 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004254316A JP2006073082A (ja) | 2004-09-01 | 2004-09-01 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006073082A true JP2006073082A (ja) | 2006-03-16 |
Family
ID=36153543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004254316A Pending JP2006073082A (ja) | 2004-09-01 | 2004-09-01 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006073082A (ja) |
-
2004
- 2004-09-01 JP JP2004254316A patent/JP2006073082A/ja active Pending
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