JP2006070482A - 薄壁対応型の引込み戸 - Google Patents

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Abstract

【課題】 共同住宅における耐力壁のように比較的厚みの薄い壁厚であっても、インセット型の引込み戸を設置することのできる引込み戸を提供する。
【解決手段】 区画壁1に形成された開口部2の一方側に戸当たり部材3を、他方側に引込み戸4の収納部5をそれぞれ配設した引込み戸において、前記収納部5を、チャンネル状の鋼材7と、一対の石膏ボードPBとで形成し、対向配置された収納部5側の開口端の内側に、それぞれ断面L字状の方立て8,8を縦方向に配置固定するとともに、各開口端に顕出した方立て8,8に沿って柱部材6を固着し、前記戸当たり部材3を、区画壁1に対し着脱自在に設けて薄壁対応型の引込み戸1とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、壁面などに形成された出入り用の開口部を開閉するための引込み戸機構、より詳しくは、マンションのような共同住宅のような、厚みの薄い壁にも対応可能な引込み戸に関するものである。
住居の壁部に形成された出入り用の開口部を開閉する引込み戸としては、壁面の一部に引込み戸を収納するインセット型と、特開平10−110572号公報などに示されるような、引込み戸を壁面に沿って開閉するアウトセット型が知られているが、施工性などの観点から、通常は、アウトセット型が多用されている。
このような公知のインセット型の引込み戸として、特許文献1(特開平8−277683号公報)においては、壁部に形成された開口部を開閉する引込み戸と、この引込み戸が引込まれる袋部とを有してなり、前記開口部の開口縁部のうち、一方の竪縁部側に耐力壁が位置し、かつ前記開口部の他方の竪縁部側に袋部が開口していることを特徴とする引込み戸による開閉装置が開示されている。
特開平 8−277683号公報(段落番号0017、同0018、図2)
前記の特許文献1に記載の引込み戸は、図2で明らかなように、隣接する部屋間を区画する耐力壁の一方側を切除して開口部を形成し、耐力壁側の竪縁部に対向させて他方の竪縁部側に袋部を開口させ、この袋部内に引込み戸を引き込み可能に構成したもので、袋部の厚みと耐力壁の厚みはほぼ同一なものである。
すなわち、耐力壁自体がある程度の厚み、130mm以上を有していれば、この方式の引込み戸を採用することができる。しかしながら、マンションのような共同住宅の場合、一般的に区画壁(実質的に前記耐力壁と同じ)の厚みは65〜70mmと規定され、例えば、45mm×45mmの支柱の対向する壁面に厚さ12.5mmの石膏ボードからなる壁板を取付けて区画壁としているので、この厚みを壁では引込み戸を収納する袋部を形成することは、石膏ボードの厚みを減じる以外に方法がなく、厚みが薄くなれば必要な強度がなくなるので事実上不可能であった。
そのため、やむを得ず、共同住宅においては、引込み戸を壁面に沿って開閉するアウトセット型が使用されているが、引込み戸が引込まれる壁側は、有効に利用できず、また、デザイン性の観点からも好ましくないなど解決すべき多くの課題があった。
この発明はかかる現状に鑑み、共同住宅における区画壁のように比較的厚みの薄い壁厚であっても、インセット型の引込み戸を設置することのできる引込み戸を提供せんとするものである。
前記の目的を達成するため、この発明の請求項1に記載の発明は、
区画壁に形成された開口部の一方側に戸当たり部材を、他方側に引込み戸の収納部をそれぞれ配設した引込み戸において、
前記収納部を、チャンネル状の鋼材と、一対の石膏ボードとで形成し、
前記対向配置された収納部側の開口端の内側に、それぞれ断面L字状の方立てを縦方向に配置固定するとともに、各開口端に顕出した方立てに沿って柱部材を固着し、
前記戸当たり部材を、区画壁に対し着脱自在に設けたこと
を特徴とする薄壁対応型の引込み戸である。
また、この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の薄壁対応型の引込み戸において、
前記収納部は、
各開口端に沿って縦方向にチャンネル状の鋼材からなるカバー部材を、各開口を相対させてそれぞれ設けるとともに、各開口内に柱部材を固着したこと
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の薄壁対応型の引込み戸において、
前記柱部材は、
角筒状の鋼材で、その一側面が前記L字状の方立ての短辺に固着されていること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の薄壁対応型の引込み戸において、
前記柱部材は、
チャンネル状の鋼材の組み合わせによって形成されたものであること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項1に記載の薄壁対応型の引込み戸において、
前記収納部は、
天井部、敷居部にそれぞれチャンネル状の鋼材からなるレール部材が、開口を相対させて固定されていること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項6に記載の発明は、
請求項4に記載の薄壁対応型の引込み戸において、
前記各レール部材は、
天井部および敷居部にあらかじめ埋め込まれたビスに対し、係合させることが可能なように天井又は敷居との当接面に、ビス挿通孔とこのビス挿通孔に連通し、長さ方向に延出する長孔からなるビス保持孔が定間隔毎に形成されていること
を特徴とするものである。
この発明の薄壁対応型の引込み戸は、共同住宅のように壁厚が65〜70mm程度の区画壁であっても、引込み戸をインセット型で設置することを可能としたもので、薄い石膏ボードからなる区画壁であっても強度が維持され、居室の有効面積の拡大と、壁の有効利用も図れ、意匠性に優れたものである。
特に、この発明においては、共同住宅などで従来使用されていた石膏ボードからなる区画壁を、断面L字状の方立てを使用することによって、強化しながら利用するため、あらたな設計をする必要もなく対応ができる。
また、この発明においては、引込み戸と相対する当たり部材を、開口部に着脱自在に装着しているので、引込み戸が何らかの理由で損傷し、取替えの必要性が生じた時には、前記戸当たり部材を開口部から取り外すという簡単な操作によって容易に取り替えることができるなど実用上利点の大きいものである。
以下、この発明に係る薄壁対応型の引込み戸の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて具体的に説明するに、図1はこの発明に係る引込み戸機構の一形態を示す一部切欠き平面図、図2は同正面図、図3は柱部材の他の例を示す平面図、図4はこの発明に使用する鋼材の一例を示す斜視図である。
この発明の薄壁対応型の引込み戸は、壁面の一部に引込み戸を収納するインセット型であって、たとえば、部屋Xと部屋Yとを区画する区画壁1の所要部位に開口部2を形成するとともに、いずれか一方側、図1においては左側の開口端に戸当たり部材3が、また他方端(図1の右側)には、厚さ33mmの引込み戸4を収納するための収納部5が形成されるとともに、この収納部5の開口部5aの左右にそれぞれ出入り枠6,6を縦方向に取付けたものである。
前記区画壁1は、厚みが12.5mmの一対の石膏ボードと、これら石膏ボード間を45mmの間隔に保持するみぞ型鋼、すなわち、チャンネル状の鋼材7で構成されている。
なお、戸当たり部材3側の区画壁1は、厚みが12.5mmの石膏ボードと、これら石膏ボードを45mmの間隔に保持する45×45の柱7aで構成されているが、柱7aに代えてチャンネル状の鋼材を使用してもよい。
前記出入り枠6,6は、断面が方形の角材(19×19)からなるもので、石膏ボードPBの開口端の内側に縦方向に固着された断面L字状の方立て8(長辺幅40mm×短辺幅19mmm)の短辺8aに固着されるもので、前記断面L字状の方立て8によって、石膏ボードは撓みに耐えられる強度が付与されるもので、前記断面L字状の方立て8は、亜鉛メッキされた厚さ1.6mmのスチール製の鋼材が使用される。
なお、この実施例においては、前記出入り枠6,6は、その外側をチャンネル状の鋼材からなる保護カバー9で保護されているが、この保護カバー9は必ずしも設ける必要がなく、前記出入り枠6も、図3に示すような一対のチャンネル状の鋼材10,10を組合わせたものを使用すれば、角材を使用する場合に比して安価にインセット型の引込み戸を構成することができる。
また、出入り枠6、もしくはこの出入り枠6を保護カバー9で保護する場合には、出入り枠6及び/又は保護カバー9の表面には、化粧シートを貼着し、外観を美麗に保持することが好ましい。
また、前記区画壁1で構成される収納部5の上部および下部は、一対の石膏ボード間をチャンネル状の鋼材からなるレール部材11,11によって、45mmの間隔に保持するものである。しかしながら、これらレール部材11,11は、区画壁1の設置後は、取付けが困難であるので、各レール部材11の取付け部にあらかじめビス12を、レール部材の厚み分だけ浮かして固定するとともに、一方のレール部材11の取付け面にビス12の頭部を挿通される挿通孔13を設け、この挿通孔13に連通する長孔からなるビス保持孔14を長さ方向に向けて形成し、レール部材11を開口側に引くことによってレール部材11に形成されたビス保持孔14にビス12に係合保持させることが好ましい。
また、引込み戸4は、上下のレール部材11,11間にスライド自在に設けられるもので、その取付け方法には特段の制限はない。さらに、戸当たり部材3の区画壁1への装着方法も、着脱が可能であればその手段についてはなんら制限はないものである。
かかる構成の薄壁対応型の引込み戸は、特に、引き代が十分に取れない、あるいは水仕舞いが悪い洗面化粧台を配置する洗面所や、壁面を有効に利用したいウォークインクローゼットなどに設けることによって、専有面積の少ない共同住宅でも、居室などの有効面積を広く取ることが可能で、かつ壁面を有効に活用することができ、しかも戸を開けた状態では、戸が収納されたどちらの部屋から見ても見栄えが良いなどの効果を奏する。
なお、引込み戸4を、図2に示すように上吊り方式を採用した場合、引込み戸4の下部が横振れしてガタつくおそれがあるので、例えば、引込み戸4の表裏を拘束することのできるローラ(図示せず)を出入り枠6の内側に設けるなどの対応をすることが望まれる。
また、上吊り方式の場合、常時開放される出入り口の上部にレール11が顕出し、外観を損なうおそれがあるので、前記レールを隠す機能などを付設し、意匠的機能を満たすことも望まれる。
この発明に係る引込み戸機構の一形態を示す一部切欠き平面図である。 同引込み戸機構の正面図である。 柱部材の他の例を示す平面図である。 この発明に使用する鋼材の一例を示す斜視図である。
符号の説明
1 区画壁
2 開口部
3 戸当たり部材
4 引込み戸
5 収納部
6 出入り枠
7 鋼材
8 方立て
9 カバー部材
11 レール部材
12 ビス
13 ビスの挿通孔
14 ビス保持孔

Claims (6)

  1. 区画壁に形成された開口部の一方側に戸当たり部材を、他方側に引込み戸の収納部をそれぞれ配設した引込み戸において、
    前記収納部を、チャンネル状の鋼材と、一対の石膏ボードとで形成し、
    前記対向配置された収納部側の開口端の内側に、それぞれ断面L字状の方立てを縦方向に配置固定するとともに、各開口端に顕出した方立てに沿って柱部材を固着し、
    前記戸当たり部材を、区画壁に対し着脱自在に設けたこと
    を特徴とする薄壁対応型の引込み戸。
  2. 前記収納部は、
    各開口端に沿って縦方向にチャンネル状の鋼材からなるカバー部材を、各開口を相対させてそれぞれ設けるとともに、各開口内に柱部材を固着したこと
    を特徴とする請求項1に記載の薄壁対応型の引込み戸。
  3. 前記柱部材は、
    角筒状の鋼材で、その一側面が前記L字状の方立ての短辺に固着されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の薄壁対応型の引込み戸。
  4. 前記柱部材は、
    チャンネル状の鋼材の組み合わせによって形成されたものであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の薄壁対応型の引込み戸。
  5. 前記収納部は、
    天井部、敷居部にそれぞれチャンネル状の鋼材からなるレール部材が、開口を相対させて固定されていること
    を特徴とする請求項1に記載の薄壁対応型の引込み戸。
  6. 前記各チャンネル状の鋼材は、
    前記各レール部材は、
    天井部および敷居部にあらかじめ埋め込まれたビスに対し、係合させることが可能なように天井又は敷居との当接面に、ビス挿通孔とこのビス挿通孔に連通し、長さ方向に延出する長孔からなるビス保持孔が定間隔毎に形成されていること
    を特徴とする請求項4に記載の薄壁対応型の引込み戸。
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