JP4344588B2 - 戸袋パネル - Google Patents

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本発明は、仕切壁に形成された出入口を開閉する引戸を出し入れ可能に収容する戸袋を設ける際に、前記仕切壁に沿って設置される戸袋パネルに関する。
住宅建築物の内部において、例えば隣接する部屋と部屋との間を仕切る仕切壁に開口形成された出入口を開閉するための建具として、溝やレールに沿って引き滑らせながら出入口を開閉する引戸が多用されている。引戸によれば、丁番等の金物を軸として回転するような形式で出入口を開閉する開戸と比較して、出入口を開閉する際の戸の占有領域をコンパクトにすることができ、建物内の空間をより有効に利用することが可能になる。また、引戸は、出入口を開放した状態において当該引戸を仕切壁の内部に収容可能とすることにより、出入口と隣接する部分の仕切壁を、例えば家具や装飾品等を立て掛けたり飾ったりするためのインテリア用の壁として有効利用することが可能になると共に、出入口の周囲の仕切壁の外観をすっきりとしたものとすることが可能になる。
引戸を仕切壁の内部に出入れ可能に収容させる構造としては、戸袋が知られており、戸袋は、例えば出入口と隣接する仕切壁を厚さ方向に3分割し、両側の薄い戸袋壁によって挟まれる中央の中空部分を収容部として、引戸を出入れ可能に収納できるようにしたものである。
一方、出入口と隣接する仕切壁に戸袋を形成する場合、当該仕切壁は一般に例えば90〜180mm程度の厚さを有するものであることから、戸袋の両側に配置される戸袋壁は、各々例えば36〜75mm程度の薄い厚さに形成して設置する必要があり、このような薄い戸袋壁を強固かつ安定した状態で取り付ける作業に多くの手間を要することになる。このような薄い戸袋壁の設置作業の効率化を図るべく、予め工場等において製造された、縦枠と横枠とならなる矩形形状の枠体に面材を取り付けてなる戸袋パネルを用いて、戸袋壁を形成する方法が提案されている。
また、戸袋壁の枠体を、一般に用いられる木製の縦枠や横枠を使用して形成すると、木製材料の乾燥収縮等の影響を受けることにより、縦枠や横枠に撓みや反りが生じて枠体が変形することになりやすく、縦枠や横枠が仕切壁と垂直な、戸袋の開口幅を狭める側に張り出して変形した場合には、特に出入口の開口縁部に沿って配置される開口縁部縦枠の部分で引戸が戸袋壁と接触することになって、引戸の出し入れに障害を及ぼすことになる。このような縦枠や横枠に撓みや反りが生じるのを防止するために、戸袋壁の枠体を構成する縦枠及び横枠として、金属製の枠材を用いることも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−247358号公報
しかしながら、出入口の開口縁部に沿って配置される戸袋パネルの開口縁部縦枠が金属製のものであると、戸袋壁の出入口側端面に取り付けられる木製の中方立との接合や、枠体に取り付けられる戸袋側面材及び部屋側面材との出入口側端部における接合が甘くなって、これらの中方立や各面材を戸袋壁の枠体に強固且つ安定した状態で接合一体化することが困難になる。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、縦枠や横枠の撓みや反りによって戸袋壁の枠体が変形するのを効果的に回避して、引戸の出し入れに障害を及ばさないようすることができると共に、戸袋壁の枠体に中方立や面材を強固且つ安定した状態で接合一体化して取り付けることのできる戸袋パネルを提供することを目的とする。
本発明は、仕切壁に形成された出入口を開閉する引戸を出し入れ可能に収容する戸袋を、前記出入口に隣接する90〜180mmの厚さの仕切壁を厚さ方向に3分割した中央の中空部分として設ける際に、該中空部分の両側の36〜75mmの厚さのの戸袋壁を構成する戸袋パネルにおいて、複数の金属製縦枠と上下一対の金属製横枠とを含む矩形形状の枠体と、該枠体の一方の面を覆って取り付けられる戸袋側面材とからなり、且つ前記出入口の開口縁部に沿って配置される開口縁部縦枠は、矩形断面形状の木製枠材に対して該矩形断面形状の後方の短辺部側から填め込むように取り付けられることにより、当該後方の短辺部及び両側の長辺部の後方部分の周縁外郭部となるコの字断面形状部分を備える補強金物を、前記木製枠材の長手方向に沿って前記長辺部に沿った面よりも外側にはみ出さないように接合一体化して形成されるものであり、この開口縁部縦枠は、前記木製枠材が前記補強金物によって覆われていない前方の短辺部を出入口側に配設して取り付けられていることを特徴とする戸袋パネルを提供することにより、上記目的と達成したものである。
ここで、上記記載において、開口縁部縦枠を構成する矩形断面形状の木製枠材の後方の短辺部は、戸袋から出入口に向けて引戸が引き出される際の引き出し方向を前方として、木製枠材の背面側に位置する短辺部を意味するものであり、補強金物によって覆われていない前方の短辺部は、当該引き出し方向前方に位置する短辺部を意味するものである。
そして、本発明の戸袋パネルは、前記枠体の一方の面を覆って取り付けられる戸袋側面材が、化粧合板であることが好ましい。
また、本発明の戸袋パネルは、前記金属製縦枠及び前記金属製横枠が、ロの字断面形状又はコの字断面形状を有する金属製枠材であることが好ましい。
本発明の戸袋パネルによれば、縦枠や横枠の撓みや反りによって戸袋壁の枠体が変形するのを効果的に回避して、引戸の出し入れに障害を及ばさないようすることができると共に、戸袋壁の枠体に中方立や面材を強固且つ安定した状態で接合一体化して取り付けることができる。
本発明の好ましい一実施形態によれば、図1〜図3に示すように、例えば木造建築物の内部において、隣接する部屋として例えば居間と和室との間を仕切る仕切壁11に出入口12が開口形成されていると共に、この出入口12を開閉する建具である引戸(図示せず)を出し入れ可能に収容する戸袋13が、出入口12と隣接する仕切壁11の内部に設けられている。そして、本実施形態の戸袋パネル10は、このような戸袋13を出入口12に隣接して効率良く設置してゆくことができるようにするために採用されたものである。
すなわち、本実施形態の戸袋パネル10は、仕切壁11に形成された出入口12を開閉する引戸を出し入れ可能に収容する戸袋13を、出入口12に隣接する仕切壁11を厚さ方向に3分割した中央の中空部分として設ける際に、この中空部分の両側の戸袋壁24を構成するパネル部材であって、図4にも示すように、複数の金属製縦枠14a,14bと上下一対の金属製横枠15とを含む矩形形状の枠体16と、この枠体16の一方の面を覆って取り付けられる戸袋側面材17とからなり、且つ出入口12の開口縁部12aに沿って配置される開口縁部縦枠18は、図5(a),(b)に示すように、矩形断面形状の木製枠材19に対して該矩形断面形状の後方の短辺部19a側から填め込むように取り付けられることにより、当該後方の短辺部19a及び両側の長辺部19cの後方部分の周縁外郭部29となるコの字断面形状部分20を備える補強金物21を、木製枠材19の長手方向に沿って長辺部19cに沿った面よりも外側にはみ出さないように接合一体化して形成されるものであり、この開口縁部縦枠18は、補強金物21によって覆われていない前方の短辺部19bを出入口12側に配設して取り付けられている。
本実施形態によれば、図1に示すように、仕切壁11には、例えば鴨居22a、敷居22b、方立22c、及び戸袋方立22dが、矩形枠形状に組み付けられた状態で取り付けられていて、出入口12及び戸袋13(戸袋壁24)が設けられる矩形領域23を区画している。この矩形領域23を左右に分割した一方の略半部の部分は、出入口12として開口すると共に、これに隣接する他方の略半部の部分には、一対の戸袋パネル10が、例えば両側の各部屋から填め込まれるようにして取り付けられることにより、戸袋13の両側の戸袋壁24(図2,図3参照)を構成し、これらの戸袋壁24によって挟まれる中央の中空部分を戸袋13として、引戸を出入れ可能に収納できるようになっている。
なお、本実施形態によれば、鴨居22a及び敷居22bには、各一本のガイド溝25が彫り込み形成されており、このガイド溝25に案内させつつ、一枚の引戸をスライド移動することにより出し入れして、出入口12をスムーズに開閉できるようになっている。
そして、本実施形態によれば、戸袋パネル10は、矩形形状の枠体16とこの枠体16の一方の面に取り付けられる戸袋側面材17とからなり、枠体16は、3本の金属製縦枠14a,14bと、補強金物21を木製枠材19に接合一体化した開口縁部縦枠18と、上下一対の金属製横枠15とによって構成されて、例えば縦1750〜2400mm程度、横600〜1500mm程度の大きさの矩形形状に組み付けられることになる。
金属製縦枠14a,14bは、図4及び図6(a),(b)に示すように、ロの字断面形状を有するランナーである2本の中間縦枠14aと、コの字断面形状を有するランナーである1本の端部縦枠14bとからなり、中間縦枠14aは開口縁部縦枠18と端部縦枠14bとの中間部分において、これらと平行に配置されることになる。またコの字断面形状の端部縦枠14bは、幅の広い側のフランジ部27を戸袋側面材17側とすると共に、コの字断面の開口部28側を内側に向けて配置されることになる。
開口縁部縦枠18は、上述のように、矩形断面形状の木製枠材19にコの字断面形状部分20を備える補強金物21を接合一体化して形成されるものであり、木製枠材19は、図5(a),(b)に示すように、例えば短辺が20〜75mm、長辺が30〜150mm程度の大きさの矩形断面形状を有している。また木製枠材19は、後方の短辺部19aと、両側の長辺部19cの後方部分とによる連続するコの字状の周縁部分が、例えば2〜6mm程度の深さで切り欠かれている。このコの字状の周縁切り欠き部分26には、補強金物21のコの字断面形状部分20が、後方の短辺部19a側から填め込むように取り付けられて密着配置されることになる。これによって木製枠材19に補強金物21が強固に接合一体化され、コの字断面形状部分20は、後方の短辺部19a及び両側の長辺部19cの後方部分において、矩形形状内に納まる周縁外郭部29を構成すると共に、補強金物21は、長辺部19cに沿った面よりも外側にはみ出さないように取り付けられることになる。
なお、本実施形態によれば、補強金物21のコの字断面形状部分20の、一対のフランジの外面間の距離L1が、木製枠材19の短辺部19bの長さL2よりも僅かに短くなっており、これによって木製枠材19や補強金物21の製造誤差を効果的に吸収して、長辺部19cに沿った面よりも、補強金物21が外側にはみ出さないように容易に調整することが可能になる。また、短辺部19a側から填め込むように取り付けられた補強金物21の外側から、木製枠材19に向けて例えば固定ビス30等を所定のピッチで適宜打ち込むことにより、木製枠材19と補強金物21とをさらに強固に接合一体化することが可能になる。
上下一対の金属製横枠15は、図4及び図6(b)に示すように、コの字断面形状を有するランナーである。各金属製横枠15は、幅の広い側のフランジ部27を戸袋側面材17側とすると共に、コの字断面の開口部28を介して中間縦枠14aと開口縁部縦枠18の各端部を内側に各々挿入配置した状態で、これらと垂直に取り付けられ、中間縦枠14a、端部縦枠14b、及び開口縁部縦枠18と共に矩形形状の枠体16を構成する。
なお、本実施形態によれば、金属製横枠15は、枠体16の横幅よりも短い長さを有しており、端部縦枠14bとは直接連結されることなく、戸袋側面材17を介して連結されていることにより、端部縦枠14bとの間には、例えば5〜200mm程度の隙間t(図1参照)が保持されることになる。金属製横枠15と端部縦枠14bとの間に隙間tが保持されていることにより、戸袋パネル10が仕切壁11の矩形領域23に取り付けられる際に、鴨居22a、敷居22b、方立22c、戸袋方立22d等の製造誤差や施工誤差に伴う枠体16の立ちの狂いを容易に調整することが可能になり、これによって戸袋パネル10を効率良く取り付けてゆくことが可能になる。
戸袋パネル10を構成する戸袋側面材17は、図4に示すように、例えば2〜15mm程度の厚さを有する木製の化粧合板からなり、枠体16と同様の、例えば縦1750〜2400mm程度、横600〜1500mm程度の大きさの矩形平面形状を有している。戸袋側面材17は、戸袋13側の面を覆うようにして、枠体16に重ねて配置されると共に、金属製縦枠14a,14b及び金属製横枠15に対しては、例えば固定ビスであるノンヘッドビス31を例えば100〜300mm程度の所定のピッチで打ち込むことにより、開口縁部縦枠18に対しては、これの木製枠材19に向けて例えば化粧釘32を例えば100〜300mm程度の所定のピッチで打ち込むことにより、枠体16に強固に密着一体化されて、本実施形態の戸袋パネル10が形成されることになる。
そして、上述のような構成を有する本実施形態の戸袋パネル10は、工場等において予め製造されると共に、製造された戸袋パネル10は、施工対象となる木造建築物の内部に搬入されて、仕切壁11の矩形領域23に取り付けられ、図3及び図4に示すように、戸袋13を挟んだ両側の戸袋壁24が多くの手間を要することなく効率良くスムーズに形成されることになる。
すなわち、搬入された戸袋パネル10は、矩形領域23の他方の略半部の部分に填め込まれるようにして取り付けられ、周囲の鴨居22a、敷居22b、及び戸袋方立22dに向けて例えば固定ビス等を打ち込むことにより、出入口12に隣接して固定配置されることになる。次に、出入口12の開口縁部12aに沿って配置される戸袋パネル10の開口縁部縦枠18に、戸袋壁24の出入口側端面に設けられる木製の中方立33が、当該出入口側端面から木製枠材19に向けて例えばタッカー釘等を打ち込んだり接着剤を介することによって、開口縁部縦枠18に強固に密着した状態で取り付けられる。さらに、取り付けられた戸袋パネル10の戸袋13とは反対の部屋側の面を覆って、仕切壁11の外装下地材である例えば9〜15mm程度の厚さのプラスターボードを、部屋側面材34として取り付けることにより、仕切壁11に沿って一対の戸袋壁24が設けられると共に、これらの戸袋壁24の間に挟まれて、例えば30〜100mm程度の幅の中空収容部分である戸袋13が形成されることになる。
ここで、部屋側面材34は、一端を中方立33に取り付けられた額縁35に支持させた状態で戸袋パネル10の部屋側の面に沿って配置した後に、枠体16の金属製縦枠14a,14b及び金属製横枠15に対しては、例えば固定ビスであるノンヘッドビスを例えば100〜455mm程度の所定のピッチで打ち込むことにより、開口縁部縦枠18に対しては、これの木製枠材19に向けて例えばタッカー釘を例えば100〜455mm程度の所定のピッチで打ち込むことにより、枠体16に強固に密着一体化されて、戸袋パネル10に取り付けられることになる。また、図2において、符号36で示されるものは、引戸を、鴨居22aと敷居22bとのガイド溝25に係止しつつ仕切壁11の矩形領域23に設置した後に、当該引戸が矩形領域23から脱落しないように押さえておくために、中方立33に取り付けられる押縁である。
そして、本実施形態の戸袋パネル10によれば、縦枠や横枠の撓みや反りによって戸袋壁24の枠体16が変形するのを効果的に回避して、引戸の出し入れに障害を及ばさないようすることができると共に、戸袋壁24の枠体16に中方立33や面材17,34を強固且つ安定した状態で接合一体化して取り付けることができる。すなわち、本実施形態によれば、戸袋壁24を構成する戸袋パネル10の枠体16が、金属製縦枠14a,14bと、金属製横枠15と、木製枠材19及び補強金物21が接合一体化された開口縁部縦枠18とによって構成されているので、これらの金属製部材によって、木製材料の乾燥収縮等による撓みや反りの影響を受けることなく、枠体16の形状を強固に保持して、戸袋13の幅を狭める側に枠材が張り出すのを効果的に防止することにより、引戸の出し入れに障害を及ばさないようすることが可能になる。
また、出入口12の開口縁部12aに沿って配置される開口縁部縦枠18は、木製枠材19に対して、後方から補強金物21のコの字断面形状部分20を、矩形形状内に納まる周縁外郭部29として填め込むように取り付けることによって形成され、補強金物21は、木製枠材19の長辺部19cに沿った面より外側にはみ出さないように取り付けられると共に、開口縁部縦枠18は、補強金物21によって覆われていない前方の短辺部19bを開口側に配設して取り付けられることになる。したがって、戸袋壁24の出入口側端面に取り付けられる木製の中方立33との接合や、枠体16に取り付けられる化粧合板による戸袋側面材17やプラスターボードによる部屋側面材34との出入口側端部における接合が、木製枠材19との直接の密着接合によって、金属製の枠材との接合と比較して、強固な接合構造を形成することが可能になり、これによって、中方立33や各面材17,34を戸袋壁24の枠体16に強固且つ安定した状態で容易に接合一体化することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、金属製縦枠を3本以上配置して枠体を形成しても良く、図7に示すように、合板等からなる補強壁37やその他の補強部材を取り付けて戸袋パネル10とすることもできる。さらに、補強金物21は、コの字断面形状部分20のみによって構成されるものである必要は必ずしもなく、例えば図8(a)示すように、コの字断面形状部分20に補強リブ38等を連接一体化して、補強金物21の変形剛性を高めるようにすることもできる。さらにまた、例えば図8(b)示すように、コの字断面形状部分20の両側のフランジ部39の内側面を、奥部に向かって幅が狭くなるテーパー面とすることにより、木製枠材19に対して補強金物21をビス40等を介して締め付けつつ填め込む際に、木製枠材19との密着性及び接合強度を向上させて、ガタツキ等の発生をさらに効果的に防止することも可能になる。さらにまた、金属製縦枠や金属製横枠は、ロの字断面形状やコの字断面形状を有するものである必要は必ずしもない。
本発明の一実施形態に係る戸袋パネルを用いて仕切壁に戸袋を設ける状況を説明する略示斜視図である。 本発明の一実施形態に係る戸袋パネルを用いて形成された戸袋を有する仕切壁の構成を説明する平断面図である。 本発明の一実施形態に係る戸袋パネルを用いて形成された戸袋を有する仕切壁の構成を説明する縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る戸袋パネルの分解斜視図である。 (a)は開口縁部縦枠の構成を説明する分解横断面図、(b)は開口縁部縦枠の構成を説明する横断面図である。 (a)〜(c)は、金属製縦枠及び金属製横枠の形状を説明する横断面図である。 戸袋パネルの他の形態を説明する正面図である。 (a)及び(b)は開口縁部縦枠の他の形態を説明する横断面図である。
符号の説明
10 戸袋パネル
11 仕切壁
12 出入口
12a 出入口の開口縁部
13 戸袋
14a 中間金属製縦枠
14b 端部金属製縦枠
15 金属製横枠
16 枠体
17 戸袋側面材(化粧合板)
18 開口縁部縦枠
19 木製枠材
19a 矩形断面形状の木製枠材の後方の短辺部
19b 矩形断面形状の木製枠材の前方の短辺部
19c 矩形断面形状の木製枠材の長辺部
20 コの字断面形状部分
21 補強金物
24 戸袋壁
26 木製枠材のコの字状の周縁切り欠き部分
29 外郭部
33 中方立
34 部屋側面材(プラスターボード)
t 金属製横枠と端部縦枠との間の隙間

Claims (3)

  1. 仕切壁に形成された出入口を開閉する引戸を出し入れ可能に収容する戸袋を、前記出入口に隣接する90〜180mmの厚さの仕切壁を厚さ方向に3分割した中央の中空部分として設ける際に、該中空部分の両側の36〜75mmの厚さのの戸袋壁を構成する戸袋パネルにおいて、
    複数の金属製縦枠と上下一対の金属製横枠とを含む矩形形状の枠体と、該枠体の一方の面を覆って取り付けられる戸袋側面材とからなり、
    且つ前記出入口の開口縁部に沿って配置される開口縁部縦枠は、矩形断面形状の木製枠材に対して該矩形断面形状の後方の短辺部側から填め込むように取り付けられることにより、当該後方の短辺部及び両側の長辺部の後方部分の周縁外郭部となるコの字断面形状部分を備える補強金物を、前記木製枠材の長手方向に沿って前記長辺部に沿った面よりも外側にはみ出さないように接合一体化して形成されるものであり、この開口縁部縦枠は、前記木製枠材が前記補強金物によって覆われていない前方の短辺部を出入口側に配設して取り付けられていることを特徴とする戸袋パネル。
  2. 前記枠体の一方の面を覆って取り付けられる戸袋側面材が、化粧合板である請求項1に記載の戸袋パネル。
  3. 前記金属製縦枠及び前記金属製横枠は、ロの字断面形状又はコの字断面形状を有する金属製枠材である請求項1又は2に記載の戸袋パネル。
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