JP2006069298A - 車両用歩行者報知装置及び歩行者報知方法 - Google Patents

車両用歩行者報知装置及び歩行者報知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】周囲車両への眩惑を与えることを防止しつつ、歩行者照射による報知を適切に行う。
【解決手段】自車両の周囲に存在する歩行者の位置を順次検出する検出装置1と、検出された歩行者の位置に基づいて照射標的を設定し、照射標的を照射させる制御装置2と、制御装置2の制御に従い照射標的に向けて照射する照射装置3とを有し、制御装置3は、自車両の車両状態情報を取得する車両情報取得手段21と、取得した車両状態情報に基づいて周囲他者に眩惑を起こすか否かを判断し、当該判断結果に基づいて照射装置3による照射標的の照射を制御する第1制御部を備えた照射制御手段22を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、照射光により歩行者の存在をドライバに報知する車両用歩行者報知装置又は歩行者報知方法であって、特に、周囲他者に眩惑を与えないように照射を制限するとともに、過度に照射制限を行わないように制御する車両用歩行者報知装置又は歩行者報知方法に関する。
従来、スポットライトを照射して歩行者の存在を報知する歩行者報知装置がある。この装置によれば、運転者は暗闇でも歩行者の所在を正確に認識することができる。
しかしながら、歩行者が存在するとともに他車両が存在する場合、歩行者に向けた照射を行うと他車両の運転者に眩惑を与えてしまうという問題があった。歩行者を報知する照射光の方向は歩行者の所在に応じたランダムな方向となるため、周囲他車両の運転者は思いがけない方向から照射光を受け、眩惑されてしまうという問題があった。特に、歩行者用の横断歩道がある交差点、車両姿勢が傾斜する登坂上又は降坂上の交差点、前方がカーブしている交差点など歩行者を照射する必要がある場面では、歩行者に向けた照射を行うと周囲他車両の乗員に眩惑を起こすおそれがあるという問題があった。
また、検出された歩行者に向けて照射する場合、歩行者の所在に応じて照射方向を変化させる必要があるが、スポットライトの回頭に時間がかかるため、歩行者を検出タイミングに対し、照射タイミングの遅れが生じてしまうという問題があった。
ちなみに、歩行者報知に関するものではないが、車両前方を照射し、ステアリングの切れ角に応じて投光装置の照射方向を制御するアダプティブフロントライティングシステム(AFS)に関し、車両の停止状態が一定時間以上継続した場合、補助ランプを消灯又は減光して対向車に対する眩惑を防止する車両用照明装置がある(特許文献1参照)。
特開2002−326537号公報
本発明は、以上の課題を鑑みてなされたのものであり、周囲他者等に眩惑を与える場面に応じて、眩惑を与えるような照射を制限しつつ、歩行者の存在を報知する車両用歩行者報知装置及び歩行者報知方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、自車両の車両状態情報に基づいて周囲他者に眩惑を起こすか否かを判断して、検出された自車両の周囲に存在する歩行者の位置に基づいて設定した照射標的を照射させる車両用歩行者報知装置及び歩行者報知方法が提供される。
これにより、周囲他者に眩惑を起こさせることを防止するとともに、歩行者の検出及び報知を適切に行うことができる。また、歩行者の検出に呼応した迅速な照射を実行することができる。
<第1実施形態>
以下、図面に基づいて、本発明に係る第1実施形態の車両用歩行者報知装置を説明する。図1に車両用歩行者報知装置100のハードウェア構成を示した。車両用歩行者報知装置100は、ユーザが搭乗する車両に搭載され、検出装置1と、制御装置2と、照射装置3とを有し、検出した歩行者を照射して、歩行者の存在及び存在位置をユーザに報知する。
検出装置1は、自車両周辺に存在する歩行者を検出する。本実施形態の検出装置1は、赤外線カメラ11を備え、歩行者が発する赤外線像を撮像する。歩行者5の検出手段は特に限定されず、CCDカメラ、レーダセンサ等の対象の存在の有無及び位置を検出できる手段を用いることができる。また、検出装置1は、画像処理手段111と、歩行者位置検出手段112とを有する。画像処理手段111は、赤外線カメラ11により撮像された画像を処理する。歩行者位置検出手段112は、画像処理手段111が処理した画像データに基づいて、歩行者の位置を検出する。
制御装置2は、検出装置1により検出された検出結果に基づいて照射装置3の照射を制御する。
照射装置3は、制御装置2の制御に従い、照射標的に向かって照射する。本実施形態の照射装置3はスポットライト31を備える。スポットライト31は車両前部のラジエータグリル付近に設けた。スポットライト31はステップモータ32により、光軸を基準に水平方向左右又は光軸を基準に重力方向上下に回動可能となっている。ステップモータ32は、モータ制御線34を介して制御装置2の制御命令を取得し、制御装置2の光軸設定命令に従いスポットライト31の光軸方向を設定する。特に限定されないが、スポットライト31による照射方向(光軸軸方向)は、自車両のヘッドライトの照射方向よりも車両外側となるように設定することが好ましい。スポットライト31はスポットライト制御線33を介して制御装置2の制御命令を取得し、所定の回動角度で、所定のタイミングで点灯/消灯される。
図2は、本実施形態の車両用歩行者報知装置100のブロック構成を示す図である。車両用歩行者報知装置100は、検出装置1と、制御装置2と、照射装置3とを有している。
本実施形態の検出装置1は歩行者検出装置1Aを備える。歩行者検出装置1Aは、赤外線カメラ11と、画像処理手段111と、歩行者位置検出手段112とを有している。
赤外線カメラ11は歩行者の赤外線像を撮像する。画像処理手段111は赤外線カメラが撮像した赤外線像の画像処理を行い、画像処理を行った画像データを歩行者位置検出手段112へ送出する。歩行者位置検出手段112は、赤外線カメラ11により撮像された赤外線像に基づいて歩行者(人間)の存在及び歩行者が実際に存在する位置を検出する。赤外線像から歩行者5を検出する手法は特に限定されないが、取得した赤外線像の温度、温度分布、所定温度を示す領域面積、所定温度を示す領域形状などに基づいて、検出された対象物が人間(歩行者)であるか否かを判断する。具体的には検出対象物が人間である場合の、赤外線像の温度、温度分布、所定温度を示す領域面積、所定温度を示す領域形状など赤外線像の温度範囲、大きさ等を予め設定しておき、この設定値と取得された赤外線画像とを比較することにより、赤外線像に含まれる歩行者5の存在及び存在位置を検出する。
本実施形態の制御装置2は、車両情報取得手段21と照射制御手段22とを有する。
本実施形態の車両情報取得手段21は、自車両の車両状態情報を取得する。車両情報取得手段21は、車両の各種コントロールユニットにアクセスして、必要な車両状態情報を取得する。
本実施形態の車両情報取得手段21は、照射制御手段22が周囲他者に眩惑を起こすか否かを判断するために用いられる車両状態情報と、自車両が停止状態であると判断するために用いられる車両状態情報とを取得する。具体的に、車両情報取得手段21は、他車両に眩惑を起こすか否かを判断するために用いられる自車両の車速を取得する車速情報取得部211を有する。なお、特に図示しないが、他車両に眩惑を起こすか否かを判断するために、車両の右左折を示す車両状態情報を取得する方向指示情報取得部、車両が登坂又は降坂上の交差点に位置することを示す車両姿勢情報取得部、前方がカーブしている(眩惑を起こしやすい)交差点付近に位置することを示す車両位置情報取得部を備えてもよい。
また、車両情報取得手段21は、自車両が走行開始状態であるか否かを判断するために用いられる、ブレーキ解除操作がされたことを示す情報を取得するブレーキ操作情報取得部212と、アクセル操作がされたことを示す情報を取得するアクセル操作情報取得部213と、シフトレバーが操作されたことを示す情報を取得するシフトレバー操作情報取得部214と、クラッチ操作がされたことを示す情報を取得するクラッチ操作情報取得部215とを有する。
本実施形態の照射制御手段22は、検出手段1により検出された歩行者の位置に基づいて照射標的を設定し、当該設定した照射標的を照射装置3に照射させる。照射制御手段22は、検出された歩行者が存在する位置に基づいて照射標的を設定する。本実施形態における照射標的は、報知の対象となる「歩行者が実際に存在する位置」の略同一位置乃至その近傍又は、「歩行者が実際に存在する方向」を示唆する位置に設定される。
照射制御手段22は、照射装置3のスポットライト31の光軸方向を設定し照射方向を制御する。また、照射制御手段22は、スポットライト31の照射タイミングを設定する。さらに、照射制御手段22は、スポットライト31の照射光量、周期、その他の照射態様を設定する。
また、本実施形態の照射制御手段22は第1制御部221を有する。この第1制御部221は、車両情報取得手段21により取得された車両状態情報に基づいて周囲車両の乗員、歩行者その他の周囲他者に眩惑を起こすか否かを判断し、その判断結果に基づいて照射装置3による照射標的の照射を制御する。具体的に本実施形態の車両用歩行者報知装置100は、検出された歩行者の位置に基づいて照射標的を設定し、取得した車両状態情報に基づいて周囲他者に眩惑を起こすか否かを判断し、その判断結果に基づいて周囲他者に眩惑を起こさせないように照射又は消灯させるプログラムを少なくとも格納したROM等と、このROM等に格納されたプログラムを実行することで、制御装置2として機能するCPU等と、アクセス可能な記憶装置(図示せず)として機能するRAM等とを備えている。
本実施形態の第1制御部221は、歩行者にスポットライト31を照射すると周囲他者に眩惑を与える場面を、車両状態情報に基づいて予め定義する。ここでは、スポットライト31を照射して歩行者の存在を報知する必要があるとともに、他車両16の乗員等の周囲他者に眩惑を与える場面を想定する。
周囲他者に眩惑を与える場面の一例である場面Kを図3に示した。図3は交差点Xを上から見た展開図である。赤外線カメラ11をフロント部に装着した自車両6が交差点Xの左折待ちの状態にある。自車両6前方の信号S1は通過を許可しており(青色点灯)、自車両6は矢印Bに沿って左折しようとしている。自車両6の走行路と同じ方向の横断歩道SX上を歩行者5が矢印A方向に横断している。横断歩道SXの信号S2も歩行者5の横断を許可している(青色点灯)。一方、自車両6の走行路と交差する走行路には、前方信号S3が通過を禁止しているため(赤色点灯)、矢印C方向に向かう他車両16a、16bが停車している。このように、横断歩道SX上に歩行者5が存在し、横断歩道SXと交差する道路に他車両16が停止している場面Kにおいて、横断歩道を越えて左折しようとする自車両6が横断歩道SX上の歩行者5にスポットライト31を照射すると、他車両16の乗員に眩惑を与える。この場面Kを他車両16の乗員に眩惑を与える場面として想定する。
次に、この場面Kを推測するための車両状態情報を定義する。本実施形態では、交差点前でブレーキが踏まれた状態を示す車両状態情報、交差点を左折するための方向指示が入力された状態を示す車両状態情報、又は信号待ち又は交差点通過のために自車両の車速が所定値以下である車両状態情報のいずれか1以上を取得した場合には、自車両が場面Kにあると推測できる。このため、これらの情報を、場面Kを推測するための車両状態情報として定義する。
周囲他者に眩惑を起こす場面は、場面Kに限定されない。たとえば、周辺に対して盛り上がっている交差点、すなわち車両が傾いた状態でアプローチする登坂上又は降坂上の交差点において、自車両6が横断歩道上SXの歩行者5にスポットライト31を照射した場合、他車両16の乗員に眩惑を与える。この場面を場面Lとする。この場面Lを推測するための車両状態情報を定義する。本実施形態では、交差点前でブレーキが踏まれた状態を示す車両状態情報、車両の姿勢が傾いている状態を示す車両状態情報、交差点を左折するための方向指示が入力された状態を示す車両状態情報、又は信号待ち又は交差点通過のために自車両の車速が所定値以下である車両状態情報のいずれか1以上を取得した場合には、自車両が場面Lにあると推測できる。このため、これらの情報を、場面Lを推測するための車両状態情報として定義する。
さらに、前方がカーブしている交差点で自車両6が横断歩道上の歩行者5にスポットライト31を照射した場合、他車両16の乗員に眩惑を与える。この場面を場面Mとする。この場面Mを推測するための車両状態情報を定義する。本実施形態では、眩惑を起こしやすい交差点が予め地図上に定義された地図情報を有するとともに、GPS等の自車位置検出機能により自車両の現在位置を検出する機能を有する。検出された自車両の位置情報と定義された交差点の位置情報とを比較して自車両が眩惑を起こしやすい交差点に位置する状態であるか否かの情報を得る。眩惑を起こしやすい交差点に自車両が存在する状態を示す車両状態情報、又は自車両の車速が所定値以下である車両状態情報のいずれか1以上を取得した場合には、自車両が場面Mにあると推測できる。このため、これらの情報を、場面Lを推測するための車両状態情報として定義する。
第1制御部221は、これら予め定められた定義に従い、取得した車両状態情報に基づいて周囲他者に眩惑を起こすか否かを判断する。
本実施形態では、本実施形態では、上述した場面K,場面L,場面Mなどの各場面において共通して用いることができる車両状態情報を定義するという観点から、自車両の車速を車両状態情報として定義した。つまり、本実施形態では、自車両の車速が所定値以下になったか否かに基づいて、周囲他者に眩惑を起こすか否かを判断するが、各場面を想定して、上述した1又は2以上の車両状態情報に基づいて周囲他者に眩惑を起こすか否かを判断してもよい。
本実施形態では、車両状態情報に基づいて、照射装置3による照射を制御することにより、歩行者の検出及び報知を行いつつ、自車両が周囲他車両の乗員に眩惑を起こさせることを防止する。また、車両状態情報に基づいて照射を制御(照射のオン/オフ)をすることができるため、検出された歩行者を迅速に照射する。
次に、照射を停止させた場合における第1制御部221の照射再開に係る制御について説明する。
本実施形態では、自車両の車速が所定値以下である場合など車両が略停車している状態においては、照射装置3による照射を停止する。つまり、車両が減速して停車し、発進して加速するまでは歩行者への照射を停止する。
しかし、歩行者との事故は、上述した場面K〜Mなどの車速が極低速である発進時に起こる傾向がある。このような場面で歩行者への照射を行わなければ、歩行者との事故を有効に防止することができないという問題がある。また、ライトの回頭には時間がかかるため、照射停止が解除されてからライトを回頭させ歩行者を照射するのでは、検出から照射までの間に時間的な遅れが生じてしまうという問題がある。
そこで、本実施形態の第1制御部221は、照射標的に向けた照射を停止させた場合、取得した車両状態情報に基づいて自車両が走行開始状態であると判断した場合、照射標的に向けた照射を開始させるという制御を行う。つまり、車両が略停止状態となり照射が停止された場合であっても、所定の車両状態情報により自車両が走行開始状態にあることを判断した場合には、歩行者へ向けた照射を実行する。
具体的に、本実施形態の第1制御部221は、自車両が走行開始状態であるか否かを判断するための車両状態情報として、自車両のブレーキ解除情報(ブレーキ操作情報取得部212が取得)、自車両のアクセルの開操作情報(アクセル操作情報取得部213が取得)、シフトレバーの操作情報(シフトレバー操作情報取得部214が取得)、クラッチの操作情報(クラッチ操作情報取得部215が取得)を取得し、取得した車両状態情報に基づいて自車両が走行開始状態であるか否かを判断する。
以下、走行開始に係る第1制御部221について、4つの制御手法を例にして説明する。
第1の制御手法では、自車両のブレーキ解除情報に基づいて、自車両が走行開始状態であると判断する。例えば、2速又は3速で車両を走行させている運転者が停止信号(赤信号)に従いブレーキを交差点手前で踏むと、自車両は停止状態となる。その後、信号が走行許可信号(青信号)に変われば、運転者はブレーキを解除し、アクセルを踏む。このような場合、ブレーキの解除に基づいて自車両の走行開始状態を予測することができる。本実施形態の第1制御部221は、自車両のブレーキ解除情報に基づいて自車両の走行開始を予測し、停止していた照射を開始する。ブレーキの解除情報に基づいて歩行者への照射を再開するため、車両速度が所定値よりも大きくなるタイミング(照射停止が解除されるタイミング)よりも早いタイミングで自車両の走行開始を認識することができ、早い段階でスポットライト31の回頭を行い、歩行者検出から照射までの時間を短縮することができる。この制御手法は、オートマティック(AT)車両、マニュアル(MT)車両のいずれにも適用できる。
第2の制御手法では、自車両のアクセル開操作情報に基づいて、自車両が走行開始状態であると判断する。例えば、2速又は3速で車両を走行させている運転者が、交差点手前で減速すると、自車両は停止状態となる。その後、右左折のために運転者はアクセルを踏む。このような場合、アクセル操作に基づいて自車両の走行開始状態を予測することができる。本実施形態の第1制御部221は、自車両のアクセル操作情報に基づいて自車両の走行開始を予測し、停止していた照射を開始する。アクセル操作情報に基づいて歩行者への照射を再開するため、車両速度が所定値よりも大きくなるタイミング(照射停止が解除されるタイミング)よりも早いタイミングで自車両の走行開始を認識することができ、早い段階でスポットライト31の回頭を行い、歩行者検出から照射までの時間を短縮することができる。この制御手法は、オートマティック(AT)車両、マニュアル(MT)車両のいずれにも適用できる。
第3の制御手法では、自車両のシフトレバー操作情報に基づいて、自車両が走行開始状態であると判断する。例えば、2速又は3速で車両を走行させている運転者が、交差点手前でブレーキを使わずに(エンジンブレーキにより)減速すると、自車両は停止状態となる。その後、右左折のために運転者はアクセルを踏む。このような場合、シフトレバー操作に基づいて自車両の走行開始を予測することができる。本実施形態の第1制御部221は、自車両のシフトレバー操作情報に基づいて自車両の走行開始状態を予測し、停止していた照射を開始する。シフトレバー操作情報に基づいて歩行者への照射を再開するため、車両速度が所定値よりも大きくなるタイミング(照射停止が解除されるタイミング)よりも早いタイミングで自車両の走行開始を認識することができ、早い段階でスポットライト31の回頭を行い、歩行者検出から照射までの時間を短縮することができる。なお、ブレーキ操作で減速した場合には第1の制御手法を用いればよい。この制御手法は、オートマティック(AT)車両に適用できる。
第4の制御手法では、自車両のクラッチ操作情報に基づいて、自車両が走行開始状態であると判断する。例えば、2速又は3速で車両を走行させている運転者が交差点手前で減速すると、自車両は停止状態となる。その後、加速のためクラッチを踏んでアクセルを踏む。このような場合、アクセル操作を基準とするよりも早いタイミングで、クラッチ操作に基づいて自車両の走行開始状態を予測することができる。本実施形態の第1制御部221は、自車両のクラッチ操作情報に基づいて自車両の走行開始を予測し、停止していた照射を開始する。クラッチ操作情報に基づいて歩行者への照射を再開するため、車両速度が所定値よりも大きくなるタイミング(照射停止が解除されるタイミング)よりも早いタイミングで自車両の走行開始を認識することができ、早い段階でスポットライト31の回頭を行い、歩行者検出から照射までの時間を短縮することができる。この制御手法は、オートマティック(AT)車両、マニュアル(MT)車両のいずれにも適用できる。
第1制御部221は、第1の制御手法〜第4の制御手法のいずれか、又はこれらを2以上組み合わせて自車両の走行開始状態を判断し、照射標的への照射を再開させることができる。制御手法の選択にあたっては、車両の停止から走行開始に至る操作のうち、早いタイミングで自車両の走行開始を推測できる制御手法を選択することが好ましい。
このように、車両状態情報に基づいて自車両の走行開始を早いタイミングで予測できるため、車両停止時における照射停止状態から、歩行者への照射を素早く開始することができる。
次に、車両用歩行者報知装置100の処理手順を図4に基づいて説明する。図4は、車両用歩行者報知装置100の処理手順を示すフローチャート図である。
図4に示すように、システムが起動されると(ステップ1)、赤外線カメラ11は1秒間に10回、自車両周辺を撮像する(ステップ2)。歩行者位置検出手段112は赤外線カメラ11により撮像された赤外線画像に基づいて、歩行者の存在を検出する(ステップ3)。歩行者の検出は、人間に想到する大きさの遠赤外線を発する物標が存在するか否かに基づいて判断する。歩行者が検出できた場合は(ステップ3でYes)歩行者の位置を検出する(ステップ5)。歩行者が検出できなかった場合は(ステップ3でNo)、スポットライト31の光軸を所定の基準位置に回頭させ、さらに消灯(OFF)した後、ステップ2に戻る。
照射制御手段22は、検出された歩行者の位置に基づいて照射標的を設定し(ステップ6)、スポットライト31の光軸を照射標的に向ける(スポットライト31を回頭させる)(ステップ7)。予めスポットライト31を回頭させておくことにより、素早い照射を行うことができる。
第1制御部221は、車速情報取得部211を介して自車両の車速を車両状態情報として取得し、自車両の車速が5km/h未満であるか否かを判断する(ステップ8)。自車両の車速が5km/h未満でない場合(ステップ8でNo)、第1制御部221は周囲他者に眩惑を起こさないと判断し、照射手段3に照射モード1により照射標的を照射させる(ステップ9)。照射モード1は、歩行者を報知するための通常の照射態様である。具体的に、照射モード1は、歩行者の位置を明確に報知するように、歩行者の胴体部分に設定された照射標的を、所定の光量で、所定時間照射する照射態様である。照射モード1は、周囲他者への眩惑を防止するよりも、歩行者5の存在を明確に報知することに重点をおいた照射態様である。
他方、自車両の車速が5km/h未満である場合(ステップ8でYes)、第1制御部221は周囲他者に眩惑を起こすと判断し、照射装置3により歩行者への照射を停止させる(ステップ10)。
照射が停止された後も、第1制御部221は車両状態情報を継続的に取得する(ステップ11)。第1制御部221は、自車両の状態が走行を開始させるための操作が行われた走行開始状態にあると判断できる車両状態情報を取得したか否か、具体的にはブレーキ解除操作、アクセル開操作、シフトレバーの所定操作、又はクラッチの所定操作のいずれか1以上が行われたか否かを判断する(ステップ12)。ブレーキ解除操作を示す車両状態情報等を取得した場合(ステップ12でYes)、第1制御部221は照射手段3に前述した照射モード1により照射標的を照射させる(ステップ13)。ブレーキ解除操作を示す車両状態情報等を取得しなかった場合(ステップ12でNo)、照射停止状態を維持して、ステップ2へ戻り、新たな状況に基づいた処理を行う。
以上のように構成され動作する車両用歩行者報知装置100は以下の効果を奏する。
本実施形態によれば、車両状態情報から導かれる周囲他者への眩惑を起こす可能性に応じて照射を制御することにより、周囲他者への眩惑を防止しつつ歩行者への照射報知を実行することができる。
本実施形態によれば、取得した車両状態情報に基づいて自車両が略停止状態(車速が所定値以下である状態)であると判断した場合、取得した車両状態情報に基づいて自車両が傾斜状態であると判断した場合、取得した車両状態情報に基づいて自車両が右左折をする状態であると判断した場合、又は取得した車両状態情報に基づいて自車両が交差点に位置する状態であると判断した場合には、照射装置3による照射標的への照射を停止するため、歩行者等への照射が行われるとともに、周囲他者の眩惑を起こしやすい場面において、周囲他者に眩惑を与えることを防止することができる。
また、周囲他者に眩惑を起こしやすい場面では、自車両の車速が低くなるとの観点から、車速が所定値以下である場合には周囲他者に眩惑を起こすと判断して、照射標的に向けた照射を停止させることにより、歩行者等への照射が行われる場面であるとともに、周囲他者の眩惑を起こしやすい場面において、周囲他者に眩惑を与えることを防止することができる。
本実施形態によれば、照射標的に向けた照射を停止させた場合、車両状態情報に基づいて自車両の状態が走行開始するための操作が行われた走行開始状態であると判断した場合、照射標的に向けた照射を開始させるため、車両停止時には照射を停止して周囲他者への眩惑を防止するとともに、走行開始時には照射を開始して検出した歩行者を素早く報知することができる。
また、本実施形態では、ブレーキの解除情報、アクセルの操作情報、シフトレバーの操作情報、又はクラッチの操作情報に基づいて走行開始状態を判断するため、走行開始状態を早いタイミングで判断することができる。走行開始状態を早いタイミングで判断し、スポットライト31を回頭させて予め照射準備を行うことができるため、実際に自車両が所定値以上に加速され、周囲他者への眩惑を起こす可能性が低くなったタイミングで(時間的なずれを生じさせることなく)、検出した歩行者(照射標的)を照射することができる。
<第2実施形態>
次に第2実施形態について説明する。本実施形態の車両用歩行者報知装置200は、歩行者の位置と他車両の位置との位置関係に基づいて、他車両運転者等の周囲他者に眩惑を起こすか否かを判断し、その判断結果に基づいて照射装置3による照射標的の照射を制御する第2制御部を有する点を特徴とする。
第1実施形態の車両用歩行者報知装置200は、自車両の車両状態情報に基づいて周囲他者に眩惑を起こすか否かを判断し、その判断結果に基づいて照射装置3による照射標的の照射を制御した。
しかし、自車両が停止状態等にある場合であっても、照射方向に対向車両が存在しない場合や、対向車両が停止している場合など、周囲他者に眩惑を起こさない場合がある。このように周囲他者に眩惑を起こす可能性が低い場合まで、過度に歩行者への照射を制限すると、歩行者に対する注意を十分に喚起することができないという問題がある。
そこで、本実施形態では、周囲他者への眩惑を防止しつつ、歩行者への照射をできるだけ行うという観点から、照射対象となる歩行者の位置と他車両の位置との位置関係に基づいて、他車両運転者等の周囲他者に眩惑を起こすか否かを判断し、眩惑を起こさない場合は、歩行者への照射を行う第2制御部222を設けた。さらに、第2制御部222又は第1制御部221が眩惑を起こすと判断し、歩行者への照射を停止した場合であっても、周囲他車両が停止している場合には、照射装置3に照射標的を照射させる第3制御部223を設けた。
図5に本実施形態のハードウェア構成を示した。本実施形態の検出装置1は、他車両の位置を検出するレーザレーダ装置12と、他車両位置検出手段121とを有している以外は、第1実施形態と共通する。
また、図6に本実施形態のブロック構成を示した。本実施形態の検出装置1は、他車検出装置1Bを有し、照射制御手段22は第2制御部222と第3制御部223とを有する点以外は第1実施形態と共通する。
以下、本実施形態の構成について説明する。本実施形態の基本的な構成及び動作は第1実施形態の構成及び動作と共通するため、ここでは共通する部分についての重複した説明は避け、異なる部分を中心に説明する。
本実施形態の他車両検出装置1Bは、自車両の周囲に存在する他車両の存在及び位置を検出するための、レーザレーダ装置12と他車両検出手段121とを備えている。
レーザレーダ装置12は、レーザ光を照射し、対象物からの反射光に基づいて、対象物の存在及び位置を検出する。本実施形態のレーザレーダ装置12の水平検知角度は180°であり、前方180°の範囲で車両周辺にある他車両を検出する。本例では車両の検出に、車体フロント部又は車体リア部からの反射光を用いる。車体フロント部又は車体リア部は強い反射光を返すため、車両の存在を正確に検出できるからである。車体フロント部又は車体リア部の幅を、レーザ光及び反射光の角度と、照射から受信までの時間差とに基づいて算出する。車体フロント部又は車体リア部の幅は、一般に1.5mから2.3mの範囲である。レーダレーザ装置12は、ある対象物が検出された場合、検出された対象物の幅を算出し、算出した値が1.5mから2.3mの範囲に属する場合には、検出された対象物は車体フロント部又は車体リア部であると推定する。車体フロント部又は車体リア部以外にも、テールライトリフレクタ等を用いて他車両を検出することができる。
また、レーザレーダ装置12は、他車両の車速を計測するとともに、自車速を取得して、その相対速度に基づいて他車両の実車速を算出する。算出した実車速が約0km/hであれば、その他車両は駐停車中であると判断し、算出した実車速が0+α(所定値)km/hであればその他車両は走行している車両と判断する。
なお、本実施形態では、他車両検出手段12にレーザレーダ装置を採用したが、これに限定されることなく、可視カメラ、赤外線カメラ、電磁波レーダ、又は超音波レーダ等の検出装置を用いることができる。
次に、本実施形態の照射制御手段22について説明する。本実施形態の照射制御手段22は、第1制御部221と、第2制御部222と、第3制御部223とを有している。図6には、第1制御部221、第2制御部222及び第3制御部223を有する態様を示したが、本実施形態の照射制御手段22は、第1制御部221を有することなく、第2制御部222のみを備えてもよい。また、本実施形態の照射制御手段22は、第1制御部221を有することなく、第2制御部222及び第3制御部223を備えてもよい。
第1制御部221は、第1実施形態において説明した第1制御部221と共通する。第2制御部221は、歩行者検出装置1Aにより検出された歩行者の位置と、他車両検出装置1Bにより検出された他車両の位置との位置関係に基づいて、周囲他者に眩惑を起こすか否かを判断し、その判断結果に基づいて照射装置3の照射を制御する。
具体的に、第2制御部222は、自車両の運転者の視点を基準として、設定した照射標的に基づいて算出した照射装置3(スポットライト31)の照射領域と他車両検出装置1Bにより検出された他車両の存在位置に基づいて算出した他車両の存在領域とが重複する場合、照射を停止するか、又は他車両を照射しないように照射標的の照射を行う。
設定した照射標的に基づいて算出した照射領域と他車両の存在領域とが重複するか否かの判断手法を図7に基づいて説明する。図7(A)は他車両の乗員等の周囲他者に眩惑を与えないと判断された場合を示した図であり、図7(B)は他車両の乗員等の周囲他者に眩惑を与えると判断された場合を示した図である。
第2制御部222は、まず照射領域50を求める。具体的に、第2制御部222は、歩行者検出装置1Aにより検出された歩行者の存在領域の面積重心位置Fに設定された照射標的の位置を取得する。この照射標的に向けてスポットライト31の光軸がセットされる。第2制御部222は、照射標的の位置に基づいてスポットライト31の照射領域50を算出する。この算出に必要な値及び演算式は予め記憶してある。続いて第2制御部222は、他車両の存在領域60を求める。具体的には、他車両検出装置1Aにより検出された車両のリア部又は車両のフロント部61の位置及び範囲に基づいて車両の存在領域60を算出する。本例では、車体フロント部61を基準として、検出された車体フロント部61の上下端部から上下1m、車体フロント部61の左右端部から左右0.2mを加えた領域を他車両の存在領域として算出する。次に、第2制御部222は、照射領域50と車両の存在領域60とが重複するか否かを判断する。重複するか否かは、スポットライト31の設置位置を基準に判断することが好ましい。第2制御部222は、図7(A)の例については、照射領域50と車両の存在領域60とは重複しないため、周囲他者に眩惑を与えないと判断する。第2制御部222は、図7(B)の例については、照射領域50と車両の存在領域60とが一部重複するため、周囲他者に眩惑を与えると判断する。
第2制御部222は、周囲他者に眩惑を与えると判断した場合、照射を停止する。これにより周囲他者への眩惑を与えることを防止することができる。
また、第2制御部222は、周囲他者に眩惑を与えると判断した場合、他車両を照射しないように、照射装置3に照射標的の照射を行わせる。他車両を照射しないようにするために、照射標的の位置をずらして照射を行ってもよいし、自車両近傍の路面の照射を行ってもよい。周囲他者に眩惑を与えるか否かに応じて、照射の態様を変化させるため、第2制御部222は、複数の照射モードを照射モード記憶部2221に記憶する。
本実施形態では、周囲他者に眩惑を与えないと判断した場合は照射モード1により照射標的を照射し、周囲他者に眩惑を与えると判断した場合は照射モード2により照射標的を照射する。照射モード1による照射及び照射モード2による照射を図8及び図9に基づいて説明する。
図8は、周囲他者に眩惑を与えないと判断された場合に採用される照射モード1による照射を説明するための図である。図8は、図3に示した交差点の展開図と共通する。照射モードは、歩行者検出装置1Aにより検出された歩行者の存在領域の面積重心位置Fに照射標的を設定し、この照射標的に向けてスポットライト31の光軸をセットして照射を行う照射態様である。図8のエリアQは、照射モード1で照射した場合の路面に投影された照射範囲を示す。歩行者5の全体を照射する場合は、照射領域はエリアQのように広い範囲となる。このため、照射モード1で照射した場合には、他車両16aはその照射領域に属するため他車両16aの乗員に眩惑を与えてしまうおそれがあるが、運転者は歩行者5の存在を正確に確認することができる。
図9は、周囲他者に眩惑を与えると判断された場合に採用される照射モード2による照射を説明するための図である。図9は、図3に示した交差点の展開図と共通する。照射モード2は、予め2つの照射標的P1及びP2を設定し、所定の周期で往復しながら照射標的P1及びP2を照射する態様である。予め設定された照射標的P1及びP2は、他車両を照射しないように、自車両近傍の路面に設定されている。このため、スポットライト31の光軸も照射モード1よりも下方に設定される。また、照射標的P1及びP2は、自車両の位置と歩行者の位置とを結んだ線上に設定したので、照射標的P1及びP2を照射することにより、自車両に対する歩行者の存在方向を示すことができる。具体的に、本例では、P1を起点とするとともにP2を終点とし、0.5secの周期で往復させながら、P1及びP2を照射する。スポットライト31の垂直駆動は、ステップモータ32により行う。また、照射パターンに応じて異なる照射領域の範囲の調整は、スポットライト31に内蔵された不図示のモータにより、発光源と反射鏡との距離を変化させることにより行う。照射モード2による照射による照射領域をR1及びR2で示した。照射領域R1及びR2には他車両16aおよび他車両16は属していない。このため、照射モード2で照射した場合には、他車両16a及び他車両16bの乗員に眩惑を与えることがない。歩行者5に直接照射することはできないが、運転者に点滅するP1及びP2の延長線上に歩行者5が存在することを報知することができる。
本例では、照射モードを2種類設定した例を説明したが、照射モードは3つ以上設定してもよい。また、本例では、車速又は歩行者と他車両との位置関係に基づいて、照射モードを切替えたが、これに限定されず、舵角、車両姿勢、右左折等の車両の状態に応じて照射モードを切替えてもよい。
次に、第3制御部223について説明する。
第3制御部223は、他車検出装置1Bにより検出された他車両が停止しているか否かを判断し、他車両が停止している場合には、照射装置3に照射標的を照射させる。他車両が停止しているか否かは、レーザレーダ装置12により測定された他車両までの距離の経時的変化により判断することができる。測定された距離に経時的変化がなければ他車両は停車中であると判断する。
第3制御部223の制御は、第1制御部221による「車速が所定値以下である場合は照射を停止する」という制御に優先する。つまり、第1制御部221により照射停止命令が発出されたとしても、第3制御部223が他車両の停止を判断した場合には、照射装置3による照射は実行される。また、この制御は、第2制御部222による「照射領域と他車両の存在領域が重複する場合は照射を停止する」という制御に優先する。つまり、第2制御部222により照射停止命令が発出されたとしても、第3制御部223が他車両の停止を判断した場合には、照射装置3により照射は実行される。
次に、本実施形態の制御手順を図10及び図11のフローチャートに基づいて説明する。図10のフローチャートに基づいて第2制御部222の制御手順を説明し、図11のフローチャートに基づいて第3制御部223の制御手順を説明する。
図10に示したステップ1〜ステップ11までは図4に示すステップ1〜ステップ11と共通する。本実施形態では、自車両が停止状態にあるか否かを判断するために車速を所定値と比較するステップ8の上流において、歩行者検出装置1Bが歩行者周囲の他車両の位置を検出する(ステップ21)。ステップ21の処理タイミングは、ステップ2〜ステップ22までの間であれば特に限定されない。
ステップ21において、他車両検出装置1Bが自車両周囲の他車両を検出する。第1制御部221が自車両の車速が5km/h未満であると判断した場合(ステップ8でYes)、第1制御部221は周囲他者に眩惑を起こすと判断し、照射装置3により歩行者への照射を停止させる(ステップ10)。照射が停止された後も、第1制御部221は車両状態情報を継続的に取得する(ステップ11)。取得した車両状態情報に、車両の走行を開始するための操作がなされたことを示す、ブレーキ解除、アクセル操作、シフトレバー操作、又はクラッチ操作のいずれか1以上が含まれているか否かを判断する(ステップ12)。車両の走行開始状態を示す車両状態情報が含まれていなければ(ステップ12でNo)ステップ2へ戻る。第2制御部222は車両が走行開始状態にあると判断した場合(ステップ12でYes)、第3制御部223が起動する。第3制御部223は、歩行者検出装置1Aにより検出された歩行者の位置と他車両検出装置1Bにより検出された他車両の位置との位置関係を算出する。算出した位置関係に基づいて、周囲他者に眩惑を起こすか否かを判断する。具体的には歩行者への照射領域と他車両の存在領域とは重複するか否かを判断する(ステップ22)。第3制御部223は、照射領域と他車両の存在領域とが重複し、眩惑を起こすと判断した場合(ステップ22でYes)、照射標的への照射を停止させるか、又は眩惑を起こさないように設定された照射モード2により照射を行う(ステップ24)。他方、第3制御部223は、照射領域と他車両の存在領域とが重複せず、眩惑を起こさないと判断した場合(ステップ22でNo)は、歩行者の所在を確実に報知できるように設定された照射モード1により照射を行う(ステップ23)。
なお、ここでは、「車速が所定値以下の場合、照射を停止させる制御」及び「ブレーキが解除された場合、照射を再開させる制御」を行う第1制御部221と、第2制御部222の両方が動作する制御手順を説明したが、照射制御手段22は、第1制御部221の制御のうち「車速が所定値以下の場合、照射を停止させる制御」と、第2制御部222の制御を実行させてもよいし、第2制御部222のみを備え、第2制御部222の制御のみを実行させてもよい。つまり、図10(図11においても同じ)に示すステップ21の後にステップ22へ遷移する処理を実行してもよいし、ステップ10の後にステップ22へ遷移する処理を実行してもよい。
第3制御部223の制御手順を図11のフローチャートに基づいて説明する。
ステップ1〜ステップ22までは、図10に示したステップ1〜ステップ22までと共通する。ステップ22において第2制御部222が照射領域と他車両の存在領域とが重複すると判断した場合、ステップ31へ進む。ステップ31において第3制御部223は、他車両は停止中であるか否かを判断する(ステップ31)。他車両が停止中でなければ(ステップ31でNo)、第3制御部223は、ステップ22における「周囲車両への眩惑を起こす」という判断に基づいて、照射を停止させ、又は眩惑を起こさない照射モード1で照射を行う(ステップ32)。他方、他車両が停止していると判断した場合(ステップ31でYes)、第3制御部223は、ステップ22における第2制御部222の判断に優先して、照射モード1(歩行者全体を照射するモード)により照射標的を照射させる(ステップ33)。
ステップ10の後、ステップ31へ遷移してもよい。つまり、照射停止と判断された場合、他車両が停止中であれば、照射を行う。
以上のように構成され機能するので、本実施形態は第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、以下の効果を奏する。
第2制御部222は、歩行者の位置と他車両の位置との位置関係に基づいて、周囲他者への眩惑を起こさせるか否かを判断するため、実際に眩惑を起こさせる可能性が高い場面を判断することができる。第2制御部222は、このような場面において、照射標的の照射を制御するため、歩行者の報知停止を必要最小限の場合に限定することができる。つまり、実際には眩惑が起きないにもかかわらず、歩行者の報知を過度に制限することを防止し、適切な歩行者報知を実行することができる。
第2制御部222による制御を、第1制御部の「車両が停止状態にあるときに照射を停止させる制御」および/または「照射を停止させた状態において、車両が走行開始状態となった場合には照射を開始させる制御」と組み合わせることによって、「照射制御手段22が予測(判断)する歩行者報知を制限する場面」と、「実際に周囲他者へ眩惑を起こる場面」との合致率を高めることができる。つまり、実際に周囲他者への眩惑が起きる場面において歩行者報知を制限し、歩行者報知の制限を必要最小限とすることができる。
また、照射領域と他車両の存在領域とが重複するか否かに基づいて、周囲他者への眩惑を起こさせるか否かを判断するため、実際に眩惑を起こさせる可能性が高い場面を確実に判断することができる。
第2制御部222は、照射領域と他車両の存在領域とから判断した「周囲他者への眩惑を起こさせる場面」において、照射標的の照射を停止させるため、歩行者の報知停止を必要最小限の場合に限定することができる。
第2制御部222は、照射領域と他車両の存在領域とから判断した「周囲他者への眩惑を起こさせる場面」において、他車両を照射しない照射態様で照射するため、周囲他者に眩惑を起こさせることなく歩行者の所在を報知することができる。周囲他者に眩惑を起こさないにもかかわらず全く報知を行わないという事態を避けることができる。
また、本実施形態の第3制御部223は、他車両が停止している場合は周囲他者へ眩惑を起こさない、または起こしたとしても安全上の問題はないと判断する。つまり、車速が所定値以下であるため眩惑を起こさせる場面、又は照射領域と他車両の存在領域が重複するため眩惑を起こさせる場面であると判断された場合であっても、他車両が停止していれば眩惑を起こすことはないと判断する。すなわち、第3制御部223の制御により、照射制御手段22による「周囲他者に眩惑を起こさせる場面であるか否か」の判断を修正することができ、「照射制御手段22が予測(判断)する歩行者報知を制限する場面」と、「実際に周囲他者へ眩惑を起こる場面」との合致率を高めることができる。本実施形態によれば、対向車等の周囲車両が停止しており、実際に周囲他者への眩惑が起きない場面には、歩行者の報知を実行し、歩行者報知の制限を必要最小限とすることができる。
以上第1実施形態乃至第3実施形態における検出装置1は特許請求の範囲の検出手段に対応し、本実施形態における制御装置2は特許請求の範囲の照射制御手段に対応し、本実施形態における照射装置3は特許請求の範囲の照射手段に対応する。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
第1実施形態の車両用歩行者報知装置のハードウェア構成を示す図である。 第1実施形態の車両用歩行者報知装置のブロック構成を示す図である。 眩惑を起こす場面を説明するための図である。 第1実施形態の車両用歩行者報知装置の制御手順を示すフローチャート図である。 第2実施形態の車両用歩行者報知装置のハードウェア構成を示す図である。 第2実施形態の車両用歩行者報知装置のブロック構成を示す図である。 (A)及び(B)は、照射領域と他車両の存在領域とに基づいて眩惑を起こすか否かを判断する手法を説明するための図である。 第1照射モードによる照射を説明するための図である。 第2照射モードによる照射を説明するための図である。 第2制御部の制御手順を説明するためのフローチャート図である。 第3制御部の制御手順を説明するためのフローチャート図である。
符号の説明
100…車両用歩行者報知装置
1…検出装置
1A…歩行者検出装置
11…赤外線カメラ
111…画像処理手段
112…歩行者位置検出手段
1B…他車両検出装置
12…レーザレーダ装置
121…他車両位置検出手段
2…制御装置
21…車両情報取得手段
211…車速情報取得部
212…ブレーキ操作情報取得部
213…アクセル操作情報取得部
214…シフトレバー操作情報取得部
215…クラッチ操作情報取得部
22…照射制御手段
221…第1制御部
222…第2制御部
223…第3制御部
3…照射装置

Claims (18)

  1. 自車両の周囲に存在する歩行者の位置を順次検出する検出手段と、
    前記検出手段により順次検出された歩行者の位置に基づいて照射標的を設定し、当該設定した照射標的を照射させる照射制御手段と、
    前記照射制御手段の制御に従い前記照射標的に向けて照射する照射手段とを有し、
    前記照射制御手段は、前記自車両の車両状態情報を取得し、前記取得した車両状態情報に基づいて周囲他者に眩惑を起こすか否かを判断し、当該判断結果に基づいて前記照射手段による照射標的の照射を制御する第1制御部を有する車両用歩行者報知装置。
  2. 前記照射制御手段の第1制御部は、前記自車両の車速を車両状態情報として取得し、当該取得した自車両の車速が所定値以下である場合、周囲他者に眩惑を起こすと判断し、前記照射標的に向けた照射を停止させる請求項1に記載の車両用歩行者報知装置。
  3. 前記照射制御手段の第1制御部は、前記照射標的に向けた照射を停止させた場合、前記取得した車両状態情報に基づいて、前記自車両の状態が走行を開始するための操作が行われた走行開始状態であると判断した場合、前記照射標的に向けた照射を開始させる請求項1又は2に記載の車両用歩行者報知装置。
  4. 前記照射制御手段の第1制御部は、前記自車両のブレーキの解除情報に基づいて、自車両が走行開始状態であると判断する請求項3に記載の車両用歩行者報知装置。
  5. 前記照射制御手段の第1制御部は、前記自車両のアクセルの操作情報に基づいて、自車両が走行開始状態であると判断する請求項3に記載の車両用歩行者報知装置。
  6. 前記照射制御手段の第1制御部は、前記自車両のシフトレバーの操作情報に基づいて、自車両が走行開始状態であると判断する請求項3に記載の車両用歩行者報知装置。
  7. 前記照射制御手段の第1制御部は、前記自車両のクラッチの操作情報に基づいて、自車両が走行開始状態であると判断する請求項3に記載の車両用歩行者報知装置。
  8. 前記検出手段は、自車両の周囲に存在する歩行者の位置と他車両の位置とを順次検出し、
    前記照射制御手段は、前記第1制御部と、前記検出手段により検出された歩行者の位置と他車両の位置との位置関係に基づいて、前記照射手段による照射標的の照射を制御する第2制御部とを有する請求項1〜7のいずれかに記載の車両用歩行者報知装置。
  9. 自車両の周囲に存在する歩行者の位置と他車両の位置とを順次検出する検出手段と、
    前記検出手段により順次検出された歩行者の位置に基づいて照射標的を設定し、当該設定した照射標的を照射させる照射制御手段と、
    前記照射制御手段の制御に従い前記照射標的に向けて照射する照射手段とを有し、
    前記照射制御手段は、前記検出手段により検出された歩行者の位置と他車両の位置との位置関係に基づいて、周囲他者に眩惑を起こすか否かを判断し、当該判断結果に基づいて前記照射手段による照射標的の照射を制御する第2制御部を有する車両用歩行者報知装置。
  10. 前記照射制御手段の第2制御部は、前記設定した照射標的に基づいて算出した前記照射手段の照射領域と、前記検出手段により検出された他車両の存在位置に基づいて算出した他車両の存在領域とが重複する場合、前記他車両を照射しないように前記照射標的の照射を行う請求項8又は9に記載の車両用歩行者報知装置。
  11. 前記照射制御手段の第2制御部は、前記設定した照射標的に基づいて算出した前記照射手段の照射領域と、前記検出手段により検出された他車両の存在位置に基づいて算出した他車両の存在領域とが重複する場合、前記照射標的の照射を行わない請求項8又は9に記載の車両用歩行者報知装置。
  12. 前記検出手段は、自車両の周囲に存在する歩行者の位置と他車両の位置とを順次検出するとともに、位置が検出された他車両が停止しているか否かを判断し、
    前記照射制御手段は、前記検出手段により検出された他車両が停止している場合は、前記照射手段に照射標的を照射させる第3制御部をさらに備えた請求項11に記載の車両用歩行者報知装置。
  13. 前記照射制御手段は、前記照射手段による照射方向が自車両のヘッドライトの照射方向よりも車両外側となるように、照射標的を設定する請求項1〜12のいずれかに記載の車両用歩行者報知装置。
  14. 自車両の周囲に存在する歩行者の位置を順次検出し、
    順次検出された歩行者の位置に基づいて照射標的を設定し、
    前記自車両の車速を取得し、取得した自車両の車速が所定値以下である場合、前記設定した照射標的への照射を停止する歩行者報知方法。
  15. 請求項14に記載の歩行者報知方法において、
    前記照射標的への照射を停止させた後、自車両のブレーキの解除情報、自車両のアクセルの操作情報、シフトレバーの操作情報、又はクラッチの操作情報のいずれか1以上の車両状態情報に基づいて、自車両が走行を開始したと判断した場合、停止していた照射を再開する歩行者報知方法。
  16. 請求項14又は15の歩行者報知方法において、
    自車両の周囲に存在する歩行者の位置と他車両の位置とを順次検出し、前記設定した照射標的に基づいて算出した照射領域と、検出された他車両の存在位置に基づいて算出した他車両の存在領域とが重複する場合、他車両を照射しない態様で照射を行う歩行者報知方法。
  17. 請求項14又は15の歩行者報知方法において、
    前記設定した照射標的に基づいて算出した照射領域と、検出された他車両の存在位置に基づいて算出した他車両の存在領域とが重複する場合、照射を停止する歩行者報知方法。
  18. 請求項17に記載された歩行者報知方法において、
    前記設定した照射標的に基づいて算出した照射領域と、検出された他車両の存在位置に基づいて算出した他車両の存在領域とが重複する場合であっても、前記検出された他車両が停止している場合は、照射を行う歩行者報知方法。

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