JP2006069287A - 移動抵抗付与構造及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 構造が簡単で製造及び組み付けを容易に行うことができる移動抵抗付与構造を提供する。
【解決手段】 ヘッドレスト11を、ステー13と発泡材14とから構成する。一対の補助ヘッドレスト12を、軸部21を有する芯材15と発泡材16とから構成する。ステー13の両脚部13aには、半円筒部25を有する支持部材17を取り付ける。軸部21を半円筒部25に挿通した状態で、各芯材15を各支持部材17に相対回動可能に支持する。半円筒部25の開放部25aにシートよりなる接触部材27を取り付けた状態で、補助ヘッドレスト12の発泡材14,16を成形することにより、その発泡膨張圧力にて接触部材27が軸部21に弾性接触されて、芯材15と支持部材17との間の相対回動に抵抗力が付与されるようにする。
【選択図】 図3
【解決手段】 ヘッドレスト11を、ステー13と発泡材14とから構成する。一対の補助ヘッドレスト12を、軸部21を有する芯材15と発泡材16とから構成する。ステー13の両脚部13aには、半円筒部25を有する支持部材17を取り付ける。軸部21を半円筒部25に挿通した状態で、各芯材15を各支持部材17に相対回動可能に支持する。半円筒部25の開放部25aにシートよりなる接触部材27を取り付けた状態で、補助ヘッドレスト12の発泡材14,16を成形することにより、その発泡膨張圧力にて接触部材27が軸部21に弾性接触されて、芯材15と支持部材17との間の相対回動に抵抗力が付与されるようにする。
【選択図】 図3
Description
この発明は、例えば車両の座席に装着されるヘッドレストと、そのヘッドレストの両側部に相対回動可能に取り付けられた補助ヘッドレストのように、相対移動可能に近接配置された2つの部材間において、それらの部材の相対移動に対して抵抗力を付与するための移動抵抗付与構造及びその製造方法に関するものである。
一般に、車両の座席の背もたれ部に装着されるヘッドレストは、車両の衝突時に、着座者の頭部を保護する機能のほかに、車両の走行中や休憩中等に、着座者の頭部を支持してくつろぎ易くするという付加的な機能も備えている。このような頭部の支持機能を高めるために、着座者が首を傾けた場合でも、頭部を両側方からも支持することができるように構成したヘッドレストが、従来から提案されている(例えば、特許文献1)。
この従来構成においては、ヘッドレストの両側部に一対の補助ヘッドレストが回動可能に配設されている。そして、このヘッドレストは、正面形ほぼ逆U字状のステーと、そのステーの上端部を埋設するように成形された発泡材とより構成されている。また、各補助ヘッドレストは、金属板製の芯材と、その芯材を埋設するように成形された発泡材とより構成されている。そして、ヘッドレストの発泡材内において、ステーの両脚部には一対のヒンジを構成する金属製の連結部材が取り付けられ、これらの連結部材に補助ヘッドレストの芯材が連結されることにより、各補助ヘッドレストがヘッドレストの両側部に相対回動可能に装着されている。
特開平9−224777号公報
ところが、この従来構成においては、前記連結部材がヒンジ構成を有するために、前記のように連結部材をスチール等の金属により形成する必要があり、軽量化の障害になるものであった。
また、連結部材と芯材との間に摩擦係合構成やクリックモーション付与構成等の位置決め構造を設けて、補助ヘッドレストが所要の回動位置で位置決め保持されるように構成する必要がある。しかしながら、金属製のヒンジ構成に前記のような構成を組み込むことは、構造が複雑で製造及び組み付けが面倒になる。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、軽量化を達成できるとともに、構造が簡単で製造及び組み付けを容易に行うことができる移動抵抗付与構造及びその製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、近接配置された第1または第2部材の一方の部材が軸部を備え、他方の部材が前記軸部を中心に相対回動するように構成し、第1または第2部材の一方の部材には、一方または他方の部材を構成する発泡材の発泡膨張圧力を受けることにより、他方の部材に弾性的に接触する接触部材を設け、その接触部材の弾性接触により、前記相対回動に対して抵抗力を付与するように構成したことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記接触部材がシートよりなり、そのシートが軸部の周面に前記発泡膨張圧力により弾性接触することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記軸部の外周面にはその周方向に沿って凹凸部が形成され、前記シートには軸部の凹凸部に対応する凹凸部が発泡材の発泡膨張圧力により形成されていることを特徴とするものである。
(作用)
請求項1に記載の発明においては、発泡材の発泡膨張力により、第1,第2の部材間の一方の部材に設けられた接触部材が他方の部材に弾性接触されて、2つの部材間の相対回動に抵抗力が付与される。このため、摩擦係合やクリックモーション付与等のための金属製の位置決め構造を設ける必要がなく、軽量化を達成できるとともに、構造が簡単で製造及び組み付けを容易に行うことができる。また、発泡材の発泡膨張力により、接触部材がそれと対向する部材に対して弾性接触されるため、2つの部材を所望の相対回動位置に確実に位置決め保持することができる。
請求項1に記載の発明においては、発泡材の発泡膨張力により、第1,第2の部材間の一方の部材に設けられた接触部材が他方の部材に弾性接触されて、2つの部材間の相対回動に抵抗力が付与される。このため、摩擦係合やクリックモーション付与等のための金属製の位置決め構造を設ける必要がなく、軽量化を達成できるとともに、構造が簡単で製造及び組み付けを容易に行うことができる。また、発泡材の発泡膨張力により、接触部材がそれと対向する部材に対して弾性接触されるため、2つの部材を所望の相対回動位置に確実に位置決め保持することができる。
請求項2に記載の発明においては、シートよりなる接触部材が軸部の周面に弾性接触することにより、発泡材が破損することなく、2つの部材を所望の相対回動位置に確実に位置決め保持することができる。
請求項3に記載の発明においては、軸部の凹凸部とシートの凹凸部との係合により、2つの部材をクリックモーションにて所望の相対回動位置に確実に位置決め保持することができる。
以上のように、この発明によれば、軽量化を達成できるともに、構造が簡単で製造及び組み付けを容易に行うことができ、しかも、2つの部材を所望の相対移動位置に確実に位置決め保持することができて、例えばヘッドレストとして快適に使用できる。
(第1実施形態)
以下に、この発明をヘッドレストに具体化した第1実施形態を、図1〜図5に基づいて説明する。
以下に、この発明をヘッドレストに具体化した第1実施形態を、図1〜図5に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、この実施形態においては、第1部材としてのヘッドレスト11の両側部に、一対の第2部材としての補助ヘッドレスト12が相対回動可能に取り付けられている。ヘッドレスト11は、正面形ほぼ逆U字状のステー13と、そのステー13の上端部を埋設するように成形された発泡材14とから構成されている。各補助ヘッドレスト12は、合成樹脂よりなる平板状の芯材15と、その芯材15を埋設するように成形された発泡材16とから構成されている。ヘッドレスト11の発泡材14内において、ステー13の両脚部13aには合成樹脂よりなる一対の支持部材17が固定され、これらの支持部材17に補助ヘッドレスト12の芯材15がヘッドレスト11に対して相対回動可能に支持されている。ヘッドレスト11及び両補助ヘッドレスト12の発泡材14,16を被覆するように、それらの外周には袋状の表皮18が装着されている。
図1〜図4に示すように、前記各支持部材17と補助ヘッドレスト12の芯材15との間には、移動抵抗付与構造としての回動抵抗付与構造19が施されている。そして、この回動抵抗付与構造19により、ヘッドレスト11に対する補助ヘッドレスト12の相対回動に対して抵抗力が付与されて、両補助ヘッドレスト12が所望の回動位置に位置決め保持されるようになっている。
そこで、この回動抵抗付与構造19について詳細に説明する。図4及び図5(a)(b)に示すように、前記補助ヘッドレスト12の芯材15の一側端部には、軸部21が開口部22を介して形成されている。軸部21の外周面には凹凸部21aが周方向に沿って所定間隔おきに形成されている。軸部21の両端部にはフランジ部21bが形成されるとともに、そのフランジ部21bと前記凹凸部21aとの間には小径の被支持部21cが形成されている。芯材15の他側部には、一対の透孔23が形成されている。そして、図示しない成形型内に芯材15を配置して、発泡原料の充填発泡により発泡材16を成形する際に、その発泡原料が前記開口部22及び透孔23内に進入して、芯材15と発泡材16とが強固に一体化されるようになっている。
前記支持部材17の一側端部には、ステー13の脚部13aに嵌着固定するための筒状部24が形成されている。支持部材17の他側端部には、開放部25aを有する半円筒部25が形成されている。その半円筒部25の上下両端部には、軸受部25bが突出形成され、この軸受部25bには軸受孔25cと、この軸受孔25cから前記開口部22に向かって開口する挿入溝25dとが形成されている。そして、前記被支持部21cが前記軸受部25bの挿入溝25dを介して軸受孔25c挿入されて、その軸受孔25cに支持されることにより、凹凸部21aが半円筒部25内に位置して、芯材15が支持部材17に対して軸部21を中心に相対回動可能に支持されている。なお、この軸受部25bに対する軸部21の挿通状態で、軸部21の両端のフランジ部21bが半円筒部25の軸線方向の両端面に接合されるようになっている。
半円筒部25の開放部25aの両側外面には、上下一対の突起26が形成されている。
図4及び図5に示すように、前記支持部材17の半円筒部25の開放部25aには、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂シートよりなる接触部材27が芯材15の開口部22を通して張設されている。この接触部材27としては、耐摩耗性に優れたものが望ましい。接触部材27の四隅には係止孔28が形成され、これらの係止孔28を前記突起26に係合させることにより、接触部材27が軸部21を包囲する状態で半円筒部25の開放部25aに係止保持されている。そして、図6に示すように、この接触部材27の張設状態で、補助ヘッドレスト12の発泡材16が発泡成形されることにより、その発泡膨張圧力にて接触部材27が軸部21に押し付けられて、接触部材27に軸部21上の凹凸部21aと対応する凹凸部27aが形成されている。
図4及び図5に示すように、前記支持部材17の半円筒部25の開放部25aには、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂シートよりなる接触部材27が芯材15の開口部22を通して張設されている。この接触部材27としては、耐摩耗性に優れたものが望ましい。接触部材27の四隅には係止孔28が形成され、これらの係止孔28を前記突起26に係合させることにより、接触部材27が軸部21を包囲する状態で半円筒部25の開放部25aに係止保持されている。そして、図6に示すように、この接触部材27の張設状態で、補助ヘッドレスト12の発泡材16が発泡成形されることにより、その発泡膨張圧力にて接触部材27が軸部21に押し付けられて、接触部材27に軸部21上の凹凸部21aと対応する凹凸部27aが形成されている。
従って、図3に示すように、補助ヘッドレスト12の成形後の使用状態において、発泡材16から受ける圧力により接触部材27が軸部21の外周に弾性接触する状態が維持されて、芯材15と支持部材17との間の相対回動に抵抗力及びクリック感が付与されるようになっている。すなわち、接触部材27の凹凸部27aが軸部21の凹凸部21aに圧接係合されて、補助ヘッドレスト12がヘッドレスト11に対してクリックモーションで所望の回動位置に位置決め保持されるようになっている。
次に、前記のような構成の補助ヘッドレスト12を備えたヘッドレスト11の製造方法について説明する。
さて、このヘッドレスト11の製造時には、図4,図5(a)(b)及び図6に示すように、まず支持部材17の半円筒部25の軸受孔25cに芯材15の軸部21の被支持部21cを挿入溝25dを介して挿通支持して、芯材15を支持部材17に対して相対回動可能に組み付ける。次に、接触部材27の四隅の係止孔28を半円筒部25の突起26に係合させて、接触部材27を半円筒部25の開放部25aに芯材15の開口部22を通して軸部21を包囲するように張設する。これと相前後して、支持部材17の筒状部24をステー13の両脚部に嵌着し、この状態でステー13の上端部及び両支持部材17を図示しない成形型内に挿入して、発泡原料を充填発泡させることにより、ヘッドレスト11の発泡材14を成形する。さらに、各芯材15を図示しない成形型内に挿入して、発泡原料を充填発泡させることにより、補助ヘッドレスト12の発泡材16を成形する。この発泡材16の成形時には、図6に示すように、発泡材16の発泡膨張圧力により張設状態の接触部材27が軸部21に押し付けられて、図3に示すように、接触部材27に軸部21上の凹凸部21aと対応する凹凸部27aが形成される。従って、発泡材16の発泡膨張が終了して固化した後は、接触部材27に凹凸部27aが形成された状態で固定化され、回動抵抗付与構造19が形成される。そして、両発泡材14,16が成形終了後、ヘッドレスト11及び両補助ヘッドレスト12の外周に表皮18を被覆装着する。なお、ヘッドレスト11及び補助ヘッドレスト12の発泡成形を同時に行ってもよい。
さて、このヘッドレスト11の製造時には、図4,図5(a)(b)及び図6に示すように、まず支持部材17の半円筒部25の軸受孔25cに芯材15の軸部21の被支持部21cを挿入溝25dを介して挿通支持して、芯材15を支持部材17に対して相対回動可能に組み付ける。次に、接触部材27の四隅の係止孔28を半円筒部25の突起26に係合させて、接触部材27を半円筒部25の開放部25aに芯材15の開口部22を通して軸部21を包囲するように張設する。これと相前後して、支持部材17の筒状部24をステー13の両脚部に嵌着し、この状態でステー13の上端部及び両支持部材17を図示しない成形型内に挿入して、発泡原料を充填発泡させることにより、ヘッドレスト11の発泡材14を成形する。さらに、各芯材15を図示しない成形型内に挿入して、発泡原料を充填発泡させることにより、補助ヘッドレスト12の発泡材16を成形する。この発泡材16の成形時には、図6に示すように、発泡材16の発泡膨張圧力により張設状態の接触部材27が軸部21に押し付けられて、図3に示すように、接触部材27に軸部21上の凹凸部21aと対応する凹凸部27aが形成される。従って、発泡材16の発泡膨張が終了して固化した後は、接触部材27に凹凸部27aが形成された状態で固定化され、回動抵抗付与構造19が形成される。そして、両発泡材14,16が成形終了後、ヘッドレスト11及び両補助ヘッドレスト12の外周に表皮18を被覆装着する。なお、ヘッドレスト11及び補助ヘッドレスト12の発泡成形を同時に行ってもよい。
このようにして製造された補助ヘッドレスト12を有するヘッドレスト11は、座席の背もたれ部に装着される。そして、この装着状態で、補助ヘッドレスト12の回動角度を調整すれば、その回動に対して回動抵抗付与構造19により適当な抵抗とクリック感が付与されるため、補助ヘッドレスト12を所望の角度に保持して快適に使用することができる。そして、このとき、軸部21の凹凸部21aは、接触部材27を介して発泡材16の弾性作用を受け、発泡材16に直接接触しているわけではないので、軸部21に凹凸部21aが形成されていても、発泡材16の破損を防止できる。
このように、この実施形態の製造方法では、補助ヘッドレスト12の発泡材16を成形する際に、その発泡膨張圧力を利用して、回動抵抗付与構造19を作り上げるようにしている。そのため、摩擦係合構成やクリックモーション構成等の位置決め構造を組み付けるような余分な組み付けを行う必要がなく、回動抵抗付与構造19の構造が簡単であるとともに、その製造及び組み付けを容易に行うことができる。
また、補助ヘッドレスト12の発泡材16の膨張圧力を利用して回動抵抗を付与するようになっているため、スプリングやそれによって動作されてクリック感を生じさせるための爪、あるいはそれらの支持するための金属部品が不要になって、軽量化を達成できる。
そして、前記のように製造されたヘッドレスト11においては、補助ヘッドレスト12の発泡材16の発泡膨張圧力により、接触部材27の凹凸部27aが軸部21の凹凸部21aに対して弾性的に圧接係合されている。このため、補助ヘッドレスト12をヘッドレスト11の両側部において軸部21を中心に回動させたとき、接触部材27の凹凸部27aと軸部21の凹凸部21aとの係合位置が回動抵抗を生じながら変化して、補助ヘッドレスト12をクリックモーションで所望の回動位置に容易かつ確実に位置決め保持することができる。
以上のように、この第1実施形態においては、以下のような効果がある。
・ 高精度の摩擦係合やクリックモーション付与等の位置決め構造を設ける必要がないため、回動抵抗付与構造19の構造が簡単であるとともに、製造及び組み付けを容易に行うことができる。
・ 高精度の摩擦係合やクリックモーション付与等の位置決め構造を設ける必要がないため、回動抵抗付与構造19の構造が簡単であるとともに、製造及び組み付けを容易に行うことができる。
・ 金属部品を少なくできるため、軽量化を達成できる。
・ 補助ヘッドレスト12をクリックモーションで所望の回動位置に容易かつ確実に位置決め保持することができ、ヘッドレストとして使い勝手に優れる。
・ 補助ヘッドレスト12をクリックモーションで所望の回動位置に容易かつ確実に位置決め保持することができ、ヘッドレストとして使い勝手に優れる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
さて、この第2実施形態においては、図7に示すように、芯材15の一側端部に開口部22を介在させることなく、軸部21が連続的に形成されている。また、接触部材27が半円筒部25の開放部25aに対して、軸部21の外周面と半円筒部25の内周面との間を通して張設されるようになっている。さらに、半円筒部25には連通孔31が形成されている。そして、ヘッドレスト11の発泡材14の成形に際して、その発泡膨張圧力により連通孔31を介して接触部材27が軸部21に押し付けられ、接触部材27に軸部21上の凹凸部21aと対応する凹凸部27aが形成されるようになっている。
次に、この発明の第2実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
さて、この第2実施形態においては、図7に示すように、芯材15の一側端部に開口部22を介在させることなく、軸部21が連続的に形成されている。また、接触部材27が半円筒部25の開放部25aに対して、軸部21の外周面と半円筒部25の内周面との間を通して張設されるようになっている。さらに、半円筒部25には連通孔31が形成されている。そして、ヘッドレスト11の発泡材14の成形に際して、その発泡膨張圧力により連通孔31を介して接触部材27が軸部21に押し付けられ、接触部材27に軸部21上の凹凸部21aと対応する凹凸部27aが形成されるようになっている。
従って、この第2実施形態においても、前記第1実施形態における効果と同様の効果を得ることができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記第1実施形態において、接触部材27を金属材料により薄板状に形成して、その接触部材27上に凹凸部27aを予め形成しておくこと。
・ 前記第1実施形態において、ヘッドレスト11及び補助ヘッドレスト12に対して、袋状の表皮を別々に被覆装着するように構成すること。
・ 前記第1実施形態において、ヘッドレスト11及び補助ヘッドレスト12に対して、袋状の表皮を別々に被覆装着するように構成すること。
・ 前記第1,第2実施形態において、軸部21の外周面の凹凸部21aを省略すること。従って、この場合には、クリック感が生じることはなく、回動抵抗が付与されるのみである。
11…第1部材を構成するヘッドレスト、12…第2部材を構成する補助ヘッドレスト、13…ステー、13a…脚部、14…発泡材、15…芯材、16…発泡材、17…支持部材、19…移動抵抗付与構造としての回動抵抗付与構造、21…軸部、21a…凹凸部、25…半円筒部、25a…開放部、27…接触部材、27a…凹凸部。
Claims (3)
- 近接配置された第1または第2部材の一方の部材が軸部を備え、他方の部材が前記軸部を中心に相対回動するように構成し、第1または第2部材の一方の部材には、一方または他方の部材を構成する発泡材の発泡膨張圧力を受けることにより、他方の部材に弾性的に接触する接触部材を設け、その接触部材の弾性接触により、前記相対回動に対して抵抗力を付与するように構成したことを特徴とする移動抵抗付与構造。
- 前記接触部材がシートよりなり、そのシートが軸部の周面に前記発泡膨張圧力により弾性接触する請求項1に記載の移動抵抗付与構造。
- 前記軸部の外周面にはその周方向に沿って凹凸部が形成され、前記シートには軸部の凹凸部に対応する凹凸部が発泡材の発泡膨張圧力により形成されている請求項2に記載の移動抵抗付与構造。
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Legal Events
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