JP2006068505A - 芳香拡散装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 乾電池廃棄等による環境問題の発生を防止し、省エネが図れ、芳香の拡散により環境が和らぎ癒し効果をあげることができる芳香拡散装置の提供。
【解決手段】 本発明の芳香拡散装置1は、拡散装置本体10と、この拡散装置本体に対して、略中央部を支点とする振り子運動可能に設けられる振り子部材11と、この振り子部材の下端側に設けられ、所定の電気エネルギーが供給されたとき前記振り子部材に振り子運動をさせる揺動駆動手段20と、前記振り子部材の上端側に設けられ、芳香源を収納する芳香ケース30と、前記揺動駆動手段に、前記電気エネルギーを供給する電源部27とからなっている。揺動駆動手段は、振り子部材側に設けられる永久磁石15と、拡散装置本体側に設けられる電磁コイル23とからなり、電源部は、太陽電池を利用することが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、芳香を周囲に拡散させる芳香拡散装置に関する。さらに詳しくは、振り子運動を利用して、芳香剤を収納している芳香ケース又は芳香剤周辺の空気を攪拌する空気攪拌部材を振り子運動(揺動運動)させ、芳香を周囲に拡散させる芳香拡散装置に関する。
人が多く集まり使用する鉄道の駅、デパート、レストラン、ホテル、遊園地、公園等のトイレ、洗面所、トイレを備えた交通機関(鉄道、航空機、船舶等)には、芳香器が取り付けられている。そして、この芳香により環境が和らぎ癒し効果をあげることができるといわれている。
また、個人の住宅の居間、トイレ、乗用車などにも芳香器を備えて、前述と同様な効果が求めている。
現在使用されている芳香器の多くは、モータで回転するファン等を利用して、固体、液体等の芳香剤の気化、拡散をさせており、この技術は公知である(例えば、特許文献1、2参照)。しかしながら、この公報に記載された技術では、モータを駆動する電源として乾電池が使用されている。乾電池は、寿命がくると交換しなくてはならず、電池交換作業が面倒である。また、寿命がきた乾電池は、通常のゴミとして廃棄すると有害ゴミとなり、環境問題を発生させる。そのため、他のゴミと分別回収して廃棄処理することが行われているが回収費用が嵩むという問題があった。さらに、特許文献2には、ぜんまいで団扇型の芳香具を左右または上下に振って香りを放出することが記載されている。しかし、ぜんまいで団扇型芳香具を振る技術では、年中ぜんまいを巻いていなければならないという問題があった。
乾電池を使用しないものの一つとして、時計の振り子に芳香剤を収納し、振り子の振り子運動により芳香を拡散する技術もあった(例えば、特許文献3、4参照)。しかしながら、この技術のものは、インテリア性が強調されているもので、住宅の居間に置くには好適であるが、トイレ等その他の場所に置くには不向きであった。また、経済的にも高価格のものとなってしまう。さらに、ぜんまい等で振り子運動させるものは、乾電池を使用しないので環境問題の発生はないが、所定期間毎にぜんまいを巻く等の作業が必要であり、たいへん面倒であった。また、クォーク時計に擬似振り子を設け、乾電池等で振り子を振り子運動させるものもあるが、これでは乾電池使用による環境問題から逃れることはできない。
さらに、乾電池交換のような煩雑な作業をさけるため、モータを駆動する電源として太陽電池を採用する技術が提案されている(例えば、特許文献5参照)。また、太陽電池の起電力はまだ小さく、特に室内、車内等では太陽電池が充分作動しないことも多いため、照度等に合わせて間欠運転する技術も提案されている(例えば、特許文献6参照)。しかしながら、モータを回転させていない時間が長い場合、芳香器の本来の目的である芳香により環境を和らげる効果、人を癒す効果等をあげるという目的を達成することができないおそれがあった。
社会におけるストレス等が増大している現代人を精神的に癒す目的のために、芳香拡散装置が多く使用されるようになっている。その一方で、環境意識の高まり等によって、芳香拡散装置においても、環境問題の発生防止、省エネ等が図れる装置の開発が要望されている。
特許第3401465号公報 特開平09−019491号公報 特開平11−290440号公報 実開平01−107990号公報 実開平06−070743号公報 実用新案登録第2556986号公報
本発明は上述したような技術的背景、社会的背景のもとになされたものであり、下記の目的を達成する。
本発明の目的は、芳香の拡散により環境を和らげる効果、人を癒す効果等をあげることができるとともに、環境問題の発生を防止し、省エネが図れる芳香拡散装置を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するため、次の手段を採る。
本発明1の芳香拡散装置は、
拡散装置本体と、この拡散装置本体に対して、略中央部を支点とする振り子運動可能に設けられる振り子部材と、この前記振り子部材の下端側に設けられ、所定の電気エネルギーが供給されたとき前記振り子部材に振り子運動をさせる揺動駆動手段と、前記振り子部材の上端側に設けられ、芳香源を収納する前記芳香ケースと、前記揺動駆動手段に、前記電気エネルギーを供給する電源部とを備え、前記芳香ケースを振り子運動させることで前記芳香源の芳香の拡散を行うことを特徴とする。
本発明2の芳香拡散装置は、本発明1において、
前記芳香ケースは、前記振り子部材に着脱可能に設けられていることを特徴とする。
本発明3の芳香拡散装置は、本発明1又は2において、
前記芳香ケースには、前記芳香源の芳香を前記芳香ケースの外部に放出するための窓部が設けられていることを特徴とする。
本発明4の芳香拡散装置は、本発明3において、
前記芳香ケースには、前記窓部の近傍に前記芳香ケースの周囲の空気を流入させるためのフィン部が設けられていることを特徴とする。
本発明5の芳香拡散装置は、
拡散装置本体と、この拡散装置本体の近傍に設けられた芳香源と、前記拡散装置本体に対して、略中央部を支点とする振り子運動可能に設けられる振り子部材と、この振り子部材の下端側に設けられ、所定の電気エネルギーが供給されたとき前記振り子部材に振り子運動をさせる揺動駆動手段と、前記振り子部材の上端側に設けられ、前記芳香源周辺の空気を攪拌する空気攪拌部材と、前記揺動駆動手段に、前記電気エネルギーを供給する電源部とを備え、前記芳香源周辺の空気を前記空気攪拌部材で攪拌し、前記芳香源の芳香の拡散を行うことを特徴とする。
本発明6の芳香拡散装置は、本発明5において、
前記空気攪拌部材は、前記振り子部材の振り子運動面と略直交する方向に向けて、1枚以上の攪拌フィン部が設けられているものであることを特徴とする。
本発明7の芳香拡散装置は、本発明5又は6において、
前記空気攪拌部材は、紙、金属箔、布、プラスチックより選択される1以上の材質の部材で形成されていることを特徴とする。
本発明8の芳香拡散装置は、本発明5から7において、
前記空気攪拌部材は、美的効果、装飾性を有するデザインが施されたものであることを特徴とする。
本発明9の芳香拡散装置は、本発明1から8において、
前記揺動駆動手段は、前記振り子部材の下端側に設けられた永久磁石と、前記拡散装置本体側に、前記振り子部材が振り子運動したとき前記永久磁石と対向可能な位置に設けられた電磁コイルとからなるものであり、同極性の前記永久磁石と前記電磁コイルとが反発する磁力、及び/又は、逆極性の前記永久磁石と前記電磁コイルとが引き合う磁力で、前記振り子部材に振り子運動をさせるものであることを特徴とする。
本発明10の芳香拡散装置は、本発明9において、
前記電源部は、前記永久磁石と前記電磁コイルとが対向する位置近傍にあるときのみ、前記電磁コイルに電流を供給して電磁力を発生させるものであることを特徴とする。
本発明11の芳香拡散装置は、本発明9又は10において、
前記永久磁石の磁気の中心と前記電磁コイルの中心とは、前記振り子部材が静止位置にあるとき、所定の寸法分離れているように配置されていることを特徴とする。
本発明12の芳香拡散装置は、本発明1から11において、
前記電源部は、太陽電池からの起電力を蓄電し、前記揺動駆動手段に電流を供給するものであることを特徴とする。
本発明の芳香拡散装置は、乾電池廃棄等による環境問題の発生を防止することができる。また、常時、芳香拡散のため作動する必要がある芳香拡散装置の省エネ化が図れる。設置場所を選ぶことなく、芳香の拡散による環境を和らげる効果、人を癒す効果等をあげることができる。また、空気攪拌部材又は芳香ケースに美的デザイン等を施すことにより、芳香(嗅覚)と視覚の面の両方面から作用することで環境を和らげる効果、人を癒す効果等の相乗効果をあげることができる。
さらに、振り子部材に対するエネルギーの供給を間欠的に行っても、振り子部材の振り子運動は継続することができ、芳香の拡散も継続することができる。すなわち、たいへん省エネ効果があり、経済的である。また、起電力の小さい太陽電池でも、充分、芳香の拡散を行え、乾電池廃棄による環境問題発生を防止することができる。
〔芳香拡散装置の実施の形態1〕
本発明の芳香拡散装置の実施の形態1を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の芳香拡散装置の実施の形態1の概要を示す斜視図、図2は、本発明の芳香拡散装置の実施の形態1の揺動駆動手段を示す正面図、図3は、図2をA−A線で矢視した断面図である。図8は、本発明の芳香拡散装置の実施の形態1の芳香ケースに、箱状の芳香剤を挿入、取り出し可能にしたことを説明するための説明図である。
図1から図3に従って、芳香拡散装置の実施の形態1の説明を行う。
芳香拡散装置1は、拡散装置本体10、振り子部材11、揺動駆動手段20、芳香ケース30等から構成されている。
拡散装置本体10は、下面が載置台、テーブル等に載置可能になっており、この拡散装置本体10の上方側には、ピボット軸受(図示せず)等によって揺動可能(すなわち振り子運動可能)に振り子部材11が支持されている。すなわち、振り子部材11は、軸中心Oを中心にして振り子運動することが可能となっている。振り子部材11は、長手方向に延びた形状をしており、略中央部に設けられた支軸12がピボット軸受で支持されている。なお、支軸12は、ころがり軸受等他の軸受、ナイフエッジなどで支持されていてもよく、要するに摩擦が少なく揺動可能に支持されていればよい。
振り子部材11の上端側には、芳香剤40(図5参照)を収納する芳香ケース30が着脱可能に設けられている。芳香ケース30には、挿し込み口部33(図5参照)が設けられており、芳香ケース30が振り子部材11に着脱可能となっている。振り子部材11は、芳香ケース30内に芳香剤40を収納した状態で、支軸12を中心とする重量バランスがとれている。また、重量バランスがとれていない場合には、振り子部材11の下方側に所定の錘(図示せず)を取り付けるようにするとよい。従って、振り子部材11は力(荷重)が作用していない場合、すなわち静止状態のとき、長手方向を鉛直又は略鉛直に向けた状態(図1の状態)で静止している。
芳香ケース30の前面及び後面(振り子部材11が振り子運動を行う面と平行な面)には、芳香剤40の芳香を芳香ケース30の外部に放出するための窓部31が形成されている。また、窓部31の近傍には、芳香ケース30の周囲の空気を芳香ケース30内に流入させるためのフィン部32が形成されている。芳香源としての芳香剤40としては、固体状のもの、液体状で容器に入っているもの、半固体状(又は半液体状)で容器に入っているものなどが使用できる。例えば、芳香ケース30aに、箱状の芳香剤(又は箱状の容器に入っている芳香剤)40aを挿入、取り出し可能にしたものであってもよい。このようにすると、芳香拡散の寿命に達した芳香剤を新しい芳香剤に交換する作業がたいへん容易になって好ましい(図8参照)。また、このような芳香剤40aは、製造元から使用している場所までの搬送、持ち運び等にも適している。
なお、この実施の形態の説明に記載している芳香源である芳香剤40には、脱臭機能を有する脱臭剤、消臭機能を有する消臭剤なども含まれているものとする。さらに、芳香剤には、いわゆるアロマテラピィ効果を有する香り及びその成分が入っているものも含まれている。また、芳香ケースの穴部を略矩形状の穴で説明しているが、他の形状のもの、例えばもっと小さい穴を複数個形成したようなものであってもよい。さらに、美的効果、インテリア性等を持たせようとする場合には、星形、動植物、各種キャラクターなどの形状をかたどった穴などであってもよい。すなわち、周辺の空気が芳香ケース30内に流出入できるようになっていればよい。
この実施の形態1の芳香拡散装置は、振り子部材11の振り子運動で、揺動する芳香ケース30内に、フィン部32、窓部31等を介して周辺の空気が流出入し、気化した芳香を芳香拡散装置1の周辺に拡散できるものであればよい。
拡散装置本体10又は拡散装置本体10の近傍には、太陽電池22が設けられている。なお、太陽電池22は室内灯等各種照明、太陽光等があたりやすい場所に設けられていることが好ましい。例えば、図8に示したように拡散装置本体10の上部に太陽電池22が設けられているとよい。また、拡散装置本体10の下部側には、太陽電池22の起電力を蓄電し、所定の時間のみ後述する電磁コイル23に電力を供給するためのコンデンサ、ダイオード、抵抗、トランジスタ等電気・電子部品25が設けられたプリント基板21が設けられている。太陽電池22は電線22aでプリント基板21に接続されている。プリント基板21には所定の電気回路が形成されており、前記した電気・電子部品25をハンダ付け等することで、揺動駆動手段20の制御部が構成される。また、太陽電池22、プリント基板21、電気・電子部品25等で制御機能を備えた電源部27が構成されている。
振り子部材11の下方には、コの字状の磁石取り付け部材14が、開口部が下向きになるように取り付けられている。その垂れ下がった一方の取り付け部の2つの内面に、図3に示すように、扁平な永久磁石15a、15cの2個の磁石が、電磁コイル23と向き合う面がS磁極、N磁極になるように固着されている。
更に、磁石取り付け部材14の他の取り付け部の2つの内面に、扁平な永久磁石15b、15dの2個の磁石が、電磁コイル23と向き合う面がN磁極、S磁極になるように固着されている。この形態では、永久磁石15a、15b、15c、15dが永久磁石15を構成している。
一方、振り子部材11のほぼ真下で、かつ、永久磁石15a、15b、永久磁石15c、15dの各々対向している間に、永久磁石15a、15b、15c、15dの各面と所定の間隔を有するようにコイル面が配置された電磁コイル(駆動コイル)23が配置されている。電磁コイル23は、拡散装置基体10に取り付けられた板部材24に取り付けられている。電磁コイル23は、振り子部材11が静止しているときに、図2、3に示すように配置されている。すなわち、振り子部材11の略真下の永久磁石15c、15dの各磁極の中心線と、電磁コイル23の中心線とが、所定の寸法d分離れているように配置されている。言い換えると、振り子部材11が静止しているときに、電磁コイル23の中心線に対して、永久磁石15c、15dの各磁極の中心線が、所定の寸法(以下、かたよりという)d分ずれて配置されている。
図3に示すように、このかたよりdの方向が電磁コイル23の中心から右側にある。電磁コイル23に通電すると、図に示すように、n極、s極で示した磁極が生じるように構成されている。振り子部材11の略真下の二つの永久磁石15c、15dと、この永久磁石15c、15dと対向する電磁コイル23は、各々N極とn極、S極とs極のようになり、永久磁石15c、15dは電磁コイル23から反発する反発電磁力を受けて、図3の右側(図3の矢印Q方向)に向かう力を受ける。同様に、永久磁石15c、15dから所定量離れた位置に配置した二つの永久磁石15a、15bは、電磁コイル23から吸引される吸引電磁力を受けて、図3の右側(図3の矢印Q方向)に向かう力を受ける。それらの合力により振り子部材11は起動する。すなわち、振り子部材11は矢印P1方向に揺動する。
そして、永久磁石15a、15bの磁極の中心が電磁コイル23の中心に接近し、到達する直前に電磁コイル23への通電を止めるようにすることで、振り子部材11は慣性力の作用により支軸12を中心とした振り子運動(揺動運動)を開始するものである。このように、永久磁石15a、15b、15c、15dの各磁石面と電磁コイル23のコイル面との間隙を最小限にするとともに、4個の永久磁石15a、15b、15c、15dによる強力な磁界中で電磁コイル23に通電することで、電気エネルギーを無駄なく運動エネルギーに、そして、振り子運動の最高点位置では位置エネルギーに変換することができる。その後、最高点位置での位置エネルギーは、運動エネルギーに変換され、振り子部材11は矢印P2方向に揺動する。すなわち、振り子部材11は、矢印P1方向、矢印P2方向への揺動運動を交互に繰り返し、摩擦等のロスがなければずっと振り子運動を繰り返すことになる。
振り子運動は、振り子の長さ等が決まれば同じ周期で繰り返すことになる。すなわち、太陽電池22などによる少ない電流(例えば、2〜5mA)を所定のタイミング毎に供給することによって、振り子部材11の振り子運動を継続させることができる。また、振り子運動開始後の通電は、図3に示した状態から永久磁石15a、15bの磁極の中心が電磁コイル23の中心に接近し、到達する直前までの非常に短い時間行うことで、振り子部材11の振り子運動を継続させることができるので、起電力の小さい太陽電池22に好適である。また、周囲の照度が低くなっても、振り子部材11の振り子運動を継続させることができる。さらに、毎回の振り子運動毎に、電磁コイル23に電流を供給しなくてもよい。すなわち、複数回の振り子運動毎に電磁コイル23に電流を供給してもよい。電流を供給しないときでも、位置エネルギーと運動エネルギーとの交互の変換で、振り子部材11は振り子運動を繰り返し行うことができ、芳香ケース30内の芳香剤40の芳香は周囲に拡散される。
なお、この実施の形態1の説明では、電磁コイル23は、板部材24に取り付けられていると説明をしたが、プリント基板21に取り付けられていてもよい。
また、永久磁石15を4個取り付けた形態で説明を行っている。このようにすると、電磁コイル23に少ない電流を供給することで、振り子部材11に振り子運動させることができるので好ましいが、永久磁石15を1個以上、かたよりdを有する位置に配置したものであればよい。例えば、1個以上の永久磁石と電磁コイルとが反発する磁力、又は1個以上の永久磁石と電磁コイルとが引き合う磁力で、振り子部材に振り子運動させるものであってもよい。
この実施の形態1の作用の説明を行う。
図1のように、静止状態では、振り子部材11は長手方向を略鉛直に向けて静止している。芳香拡散装置1を所定の位置に設定する。太陽電池22は室内灯、太陽光等があたることにより常時起電力を発生させており、プリント基板21のコンデンサ等に蓄電されている。太陽電池22は、プリント基板21上の電気・電子部品25を介して、電磁コイル23に所定の電流を供給する。なお、この形態では、永久磁石15c、15dと電磁コイル23とが反発する磁力、永久磁石15a、15bと電磁コイル23とが引き合う(吸引する)磁力の合力により、振り子部材11は振り子運動を開始する。振り子部材11の振り子運動は、運動エネルギー、位置エネルギーと変化しながら継続する。
このとき、芳香ケース30は、図2に示した芳香ケース30’、30”のように揺動する。すると、芳香ケース30の周辺の空気が、窓部31から流出入し、気化した芳香剤40が芳香ケース30の周辺に拡散する。また、窓部31の周辺にはフィン部32が形成してあり、周辺の空気の芳香ケース30内に流入をさらに容易にしている。制御機能を備えた電源部27の制御により、振り子運動開始後の通電は、図3に示した状態から永久磁石15a、15bの磁極の中心が電磁コイル23の中心に接近し、到達する直前までの非常に短い時間行うことで、振り子部材11の振り子運動を継続させることができる
〔揺動駆動手段の他の実施の形態〕
図4は、本発明の芳香拡散装置の揺動駆動手段の他の実施の形態を示す正面図である。
なお、前記した実施の形態1と同一の部位には、同じ符号を付与し詳細な説明は省略する。
振り子部材11aの下端側には、被係合部11bが形成されている。駆動モータMの出力軸には、回転部材51が取り付けられている。回転部材51には、係合ピン52が設けられている。係合部材52は、所定の角度位置にあるときのみ、振り子部材11aと係合可能である。駆動モータMを所定の回転数で所定の方向(矢印S方向)に回転させると、係合ピン52が被係合部11bと係合する。振り子部材11aは、係合部材52と係合状態にあるとき、係合部材52に押圧されて一方の揺動方向に揺動する。そして、係合部材52がさらに回転して非係合状態になっても慣性力でさらに少し揺動する。
その後、位置エネルギーによって、他方の揺動方向に揺動し、運動エネルギーを得る。このように、運動エネルギーと位置エネルギーとに交互に変換することによって、振り子運動は継続されていく。そして、振り子部材11aの振り子運動の周期と、駆動モータMの回転とが同期するように設定しておけば、ずっと継続して振り子部材11aに振り子運動の動作をさせることができる。なお、駆動モータMは、減速装置を備えたモータであってもよい。
なお、この揺動駆動手段の他の実施の形態でも、振り子部材11aは一度エネルギーを供給すると振り子運動を繰り返すことになるので、複数回の振り子運動に一回に、振り子部材11aを係合部材52で押圧するようにしてもよい。他は、位置エネルギーと運動エネルギーとの交換で揺動する振り子運動で振り子動作を繰り返すことになる。
〔実施の形態1の芳香ケースの他の実施の形態〕
図5から図7に従って、本発明の芳香拡散装置の実施の形態1の芳香ケースの他の実施の形態の説明を行う。
図5は、実施の形態1の芳香ケースの他の実施の形態を示す図で、(a)は正面図、(b)は図5(a)をB−B線で矢視した断面図、(c)は側面図、(d)は底面図、図6は、芳香ケースのさらに他の実施の形態を示す断面図、図7は、芳香ケースのさらに他の実施の形態を示す断面図である。
図5に示す実施の形態では、芳香ケース30の両端側にフィン部32a、32aが設けられている。また、芳香ケース30の前面及び後面には、窓部31a、31aが設けられている。さらに、上部には、蓋部材35が設けられている。この蓋部材35にも、空気流出入用の穴が形成されていてもよい。芳香ケース30の後部には、振り子部材11の上端が挿入される挿し込み口部33が形成されている。このようにしておくことで芳香ケース30は振り子部材11に対して着脱可能になっている。すなわち、芳香ケース30を地面等に落下させ破損させた場合など、交換作業等メンテナンスが大変容易である。
図6は、実施の形態1の芳香ケースのさらに他の実施の形態を示す図であり、図5(b)に相当する断面図である。
この形態では、芳香ケース30aの側面に穴部31bを設けている。すなわち、芳香ケース30aの振り子運動そのものによって、周辺の空気を芳香ケース30a内に流入させるようにしている。なお、この形態でも、前面、後面に穴を形成してもよい。
図7は、実施の形態1の芳香ケースのさらに他の実施の形態を示す図であり、図5(b)に相当する断面図である。
図7に示すように、フィン部32cを断面視で流線形とすることにより、より積極的に周囲の空気を芳香ケース30b内に窓部31c、31cを介して流出入させるようにしたものである。このことにより、周辺の空気の芳香ケース30b内への空気流出入量を増大させ、芳香の拡散を容易にしている。
なお、図1、図5から図7に従って芳香ケースの説明を行ったがこれに限定されることはない。すなわち、この形態で説明した穴部形状、フィン部形状、芳香ケース形状などを使用状態等によって、いろいろと組み合わせて使用してもよいことはいうまでもない。
〔芳香拡散装置の実施の形態2〕
本発明の芳香拡散装置の実施の形態2を図面に基づいて詳細に説明する。図9は、本芳香拡散装置の実施の形態2の概要を示す斜視図、図10は、本芳香拡散装置の実施の形態2の他の実施の形態を示す図、図11は、実施の形態2の芳香拡散装置による芳香の拡散状態を模式的に示した説明図、図12は、従来の芳香拡散装置による芳香の拡散状態を模式的に示した説明図である。
前記した芳香拡散装置の実施の形態1は、芳香剤が入った芳香ケースを振り子運動(揺動運動)させることで芳香の拡散を行うものであった。
芳香拡散装置の実施の形態2は、芳香剤側を固定状態とし、振り子部材の端部に設けた扇状、団扇状の空気攪拌部材又は攪拌フィン部を有する空気攪拌部材によるあおぎ動作で、芳香剤近傍の空気の攪拌を行い芳香の拡散を行うものである。
なお、この実施の形態2の説明では、前記した実施の形態1と同一の部位には、同じ符号を付与し詳細な説明を省略して行う。
図9に基づいて、実施の形態2の芳香拡散装置101の説明を行う。
芳香拡散装置101の拡散装置本体10は、外装ケース105内に載置されている。外装ケース105は、載置台、テーブル等に載置可能になっている。外装ケース105の前面には前方窓106、側面には側方窓107、上面には上方窓108が形成されている。外装ケース105の前面下部には、扉109が設けられていることが好ましく、このようにすると、芳香剤40の交換を前面側から容易に行える。外装ケース105の後部は、拡散装置本体10等を出し入れするための開口部となっている。芳香剤40は、外装ケース105の下部側、拡散装置本体10の下部におかれている。なお、芳香剤は、外装ケース内の上部、側部等に設けられていてもよい。言い換えると、芳香剤は拡散装置本体10の近傍に設けられていればよい。すなわち、芳香剤が設けられる位置は、攪拌された空気により、周囲に芳香が拡散できるような位置であればよい。
外装ケース105の上部には、太陽電池22が取り付けられており、電線(図示せず)がプリント基板(図示せず)に接続されている。拡散装置本体10内には、揺動駆動手段(図示せず)が設けられている。拡散装置本体10、揺動駆動手段、太陽電池22等は、実施の形態1のものと同一のものである。すなわち、前記振り子部材の下端側に設けられた永久磁石(図示せず)と、前記拡散装置本体側に、前記振り子部材が振り子運動したとき前記永久磁石と対向可能な位置に設けられた電磁コイル(図示せず)とからなるものであり、同極性の前記永久磁石と前記電磁コイルとが反発する磁力、及び、逆極性の前記永久磁石と前記電磁コイルとが引き合う(吸引する)磁力で、前記振り子部材に振り子運動をさせるものである(図1〜3参照)。
支軸12に揺動可能に支持された振り子部材11の上端側には、空気攪拌部材150が設けられている。すなわち、空気攪拌部材150は、図9の矢印方向に揺動駆動手段(図示せず)によって振り子運動(揺動運動)する。空気攪拌部材150は、振り子部材11に対して着脱可能に設けられていることが好ましい。空気攪拌部材150は、攪拌本体部151と攪拌フィン部152とからなっている。攪拌フィン部152は、1枚又は複数枚、攪拌本体部151に取り付けられている。また、攪拌フィン部152は、振り子部材11が振り子運動(揺動運動)する平面に対して略直交する方向を向くように、攪拌本体部151に取り付けられていることが好ましい。攪拌フィン部152は、紙、アルミニウム箔等金属箔、絹布等布、プラスチック等の材質で形成されているもの、骨部に紙、アルミニウム箔等金属箔、絹布等布、プラスチック等を貼り付けたものなどであるとよい。なお、プラスチックとしては、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレン等比重が1より小さいもの、あるいは1に近いものであることが好ましい。振り子部材11は、静止状態のとき、長手方向を鉛直又は略鉛直に向けた状態(図9に表示した状態)で静止している。
攪拌本体部151の前面には、絵、模様、文様、文字、切り絵、はめ絵、各種キャラクター等デザインを施し、装飾性、美的効果、ディスプレイ機能等をもたせるとよい。また、このデザインは、デザインを反射又は反射コーティングしたものであってもよい。さらに、攪拌フィン部152を、写真、印刷物等で作成し、装飾性、美的効果、ディスプレイ機能等をもたせるようにしてもよい。
空気攪拌部材150をこのように形成することで、芳香による環境を和らげる効果、人を癒す効果等の他に、視覚の面からも人を和ませ、癒し効果等を与えることができる。すなわち、人間の感性の視覚、嗅覚の両方の面から作用することで、和ませ効果、癒し効果が倍増又は数倍増する。
図10は、本発明の芳香拡散装置の実施の形態2の他の実施の形態を示す図である。
芳香拡散装置101aの振り子部材11の上部には、団扇状、扇状の空気攪拌部材160が着脱可能に設けられている。すなわち、この実施の形態2の他の実施の形態では、空気攪拌部材160で芳香剤40をあおぎ、芳香剤40周辺の空気の攪拌を行い、芳香の拡散を行う。空気攪拌部材160は、紙、アルミニウム箔等金属箔、絹布等布、プラスチック等の材質で形成されているもの、骨部に紙、アルミニウム箔等金属箔、絹布等布、プラスチック等を貼り付けたものなどであるとよい。なお、プラスチックとしては、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレン等比重が1より小さいもの、あるいは1に近いものであることが好ましい。空気攪拌部材160の前面には、絵、模様、文様、文字、切り絵、はめ絵、各種キャラクター等デザインを施し、装飾性、美的効果、ディスプレイ機能等をもたせるとよい。また、このデザインは、デザインを反射又は反射コーティングしたものであってもよい。さらに、空気攪拌部材160を、写真、印刷物等で作成し、装飾性、美的効果、ディスプレイ機能等もたせるようにしてもよい。
図11は、実施の形態2の芳香拡散装置による芳香の拡散状態を模式的に示した図である。図12は、従来の芳香の拡散状態を模式的に示した図である。
なお、この図では、説明を容易にするために、芳香剤40を空気攪拌部材160の上部に対向するように設けてあるが、図9のように下部等あってもよいことはいうまでもない。さらに、外装ケースの側部等に設けたものであってもよい。すなわち、外装ケースの下部、側部、上部から選択される1以上の箇所に設けたものであればよい。言い換えると、拡散装置本体10の近傍に設けられていればよい。また、図11,図12では、説明の便宜上、空気分子を「○」印、アルコール分子を「▽」印、芳香剤分子を「□」印で示している。
また、図11では、説明を容易にするために扇状の空気攪拌部材160で説明を行っているが、一枚以上の攪拌フィン部を有する空気攪拌部材150であってもよい。
図12に従って、従来の芳香の拡散状態の説明を行う。
芳香の拡散は、芳香剤分子が、芳香剤(芳香基体)のアルコール系分子(アルコール成分類)の気化とともに運ばれ、芳香基体の表面より次々と離脱することで行われる。アルコールの気化速度は、温度と空気圧力に影響され、芳香剤分子もその影響を受ける。そして、従来の芳香拡散装置のように、空気の攪拌等がないと芳香基体周辺の空気分子と芳香剤分子等が短い距離でランダムに衝突を繰り返し、芳香基体周辺に滞留して中々拡散できない状態となる。言い換えると、芳香剤40の芳香基体表面は、芳香剤分子、アルコール系分子、空気分子等で満員で動けない状態となっており、空気を攪拌等しないと中々離脱拡散できない状況になる(図12参照)。
図3、図11に従って、実施の形態2の芳香の拡散状態の説明を行う。
揺動駆動手段20の駆動により振り子部材11及び空気攪拌部材160が振り子運動を行う。すなわち、永久磁石15c、15dと電磁コイル23とが反発する磁力、永久磁石15a、15bと電磁コイル23とが引き合う(吸引しあう)磁力の合力により、振り子部材11は振り子運動を開始する。振り子部材11の振り子運動は、運動エネルギー、位置エネルギーと変化しながら継続する。すると、空気攪拌部材160により、空気が攪拌され、図11に示すような空気の流れ、乱流等ができる。この流れ等により芳香剤分子、アルコール系分子等が芳香基体周辺より離れ拡散する。芳香剤分子は、一度、芳香基体を離れれば後は室内空気の流れ、室内温度差などにより周辺に拡散していく。
このように、実施の形態2では、空気攪拌部材150,160を振り子運動(揺動運動)させることにより、芳香剤40近傍の空気を攪拌して、芳香の拡散を図っているのである。なお、実施の形態1では、芳香剤ケース30内の芳香剤40を振り子運動(揺動運動)させることにより、芳香剤40近傍の空気を攪拌し、芳香剤の拡散を行っている。
以上、本発明の芳香拡散装置の実施の形態1、実施の形態2の説明を行ったが、起電力の小さい太陽電池で振り子部材に対するエネルギーの供給を間欠的に行っても、振り子部材の振り子運動は継続することができ、芳香の拡散も継続して行うことができる。また、太陽電池で駆動される芳香拡散装置は、トイレの室内灯等各種照明などでも充分に作動し、半永久的に使用することができる。すなわち、たいへん省エネ効果があり、経済的である。また、起電力の小さい太陽電池でも、充分、芳香の拡散を行え、乾電池廃棄による環境問題発生を防止できる。
以上、本発明の実施の形態1、実施の形態2について説明を行ったが、本発明はこの実施の形態1、2に限定されることはない。本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内で変更可能なことはいうまでもない。
図1は、本発明の芳香拡散装置の実施の形態1の全体の概要を示す斜視図である。 図2は、本発明の芳香拡散装置の揺動駆動手段を示す正面図である。 図3は、図2をA−A線で矢視した断面図である。 図4は、本発明の芳香拡散装置の他の揺動駆動手段を示す正面図である。 図5は、本発明の芳香拡散装置の実施の形態1の芳香ケースの他の実施の形態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は図5(a)をB−B線で矢視した断面図、(c)は側面図、(d)は底面図である。 図6は、本発明の芳香拡散装置の実施の形態1の芳香ケースのさらに他の実施の形態を示す断面図である。 図7は、本発明の芳香拡散装置の実施の形態1の芳香ケースのさらに他の実施の形態を示す断面図である。 図8は、本芳香拡散装置の実施の形態1の芳香ケースに、箱状の芳香剤を挿入、取り出し可能にしたことを説明するための説明図である。 図9は、本発明の芳香拡散装置の実施の形態2の概要を示す斜視図である。 図10は、本発明の芳香拡散装置の実施の形態2の他の実施の形態を示す図である。 図11は、実施の形態2の芳香拡散装置による芳香の拡散状態を模式的に示した説明図である。 図12は、従来の芳香拡散装置による芳香の拡散状態を模式的に示した説明図である。
符号の説明
1,101 …芳香拡散装置
10 …拡散装置本体
11,11a…振り子部材
12 …支軸
14 …磁石取り付け部材
15,15a,15b,15c,15d…永久磁石
20 …揺動駆動手段
21 …プリント基板
22 …太陽電池
23 …電磁コイル(駆動コイル)
27 …電源部
30,30a,30b…芳香ケース
31,31a,31b,31c…窓部
32,32a,32c…フィン部
40 …芳香剤(芳香源)
105 …外装ケース
150,160…空気攪拌部材

Claims (12)

  1. 拡散装置本体(10)と、
    この拡散装置本体に対して、略中央部を支点とする振り子運動可能に設けられる振り子部材(11)と、
    この振り子部材の下端側に設けられ、所定の電気エネルギーが供給されたとき前記振り子部材に振り子運動をさせる揺動駆動手段(20)と、
    前記振り子部材の上端側に設けられ、芳香源を収納する前記芳香ケース(30)と、
    前記揺動駆動手段に、前記電気エネルギーを供給する電源部(27)とを備え、
    前記芳香ケースを振り子運動させることで前記芳香源の芳香の拡散を行う
    ことを特徴とする芳香拡散装置。
  2. 請求項1に記載された芳香拡散装置において、
    前記芳香ケースは、前記振り子部材に着脱可能に設けられている
    ことを特徴とする芳香剤拡散装置。
  3. 請求項1又は2に記載された芳香拡散装置において、
    前記芳香ケースには、前記芳香源の芳香を前記芳香ケースの外部に放出するための窓部(31)が設けられている
    ことを特徴とする芳香拡散装置。
  4. 請求項3に記載された芳香拡散装置において、
    前記芳香ケースには、前記窓部の近傍に前記芳香ケースの周囲の空気を流入させるためのフィン部(32)が設けられている
    ことを特徴とする芳香拡散装置。
  5. 拡散装置本体(10)と、
    この拡散装置本体の近傍に設けられた芳香源(40)と、
    前記拡散装置本体に対して、略中央部を支点とする振り子運動可能に設けられる振り子部材(11)と、
    この振り子部材の下端側に設けられ、所定の電気エネルギーが供給されたとき前記振り子部材に振り子運動をさせる揺動駆動手段(20)と、
    前記振り子部材の上端側に設けられ、前記芳香源周辺の空気を攪拌する空気攪拌部材(150,160)と、
    前記揺動駆動手段に、前記電気エネルギーを供給する電源部(27)とを備え、
    前記芳香源周辺の空気を前記空気攪拌部材で攪拌し、前記芳香源の芳香の拡散を行うことを特徴とする芳香拡散装置。
  6. 請求項5に記載された芳香拡散装置であって、
    前記空気攪拌部材(150)は、前記振り子部材の振り子運動面と略直交する方向に向けて、1枚以上の攪拌フィン部(152)が設けられているものである
    ことを特徴とする芳香拡散装置。
  7. 請求項5又は6に記載された芳香拡散装置であって、
    前記空気攪拌部材は、紙、金属箔、布、プラスチックより選択される1以上の材質の部材で形成されている
    ことを特徴とする芳香拡散装置。
  8. 請求項5ないし7から選択されるいずれか1項に記載された芳香拡散装置であって、
    前記空気攪拌部材は、美的効果、装飾性を有するデザインが施されたものである
    ことを特徴とする芳香拡散装置。
  9. 請求項1ないし8から選択されるいずれか1項に記載された芳香拡散装置であって、
    前記揺動駆動手段は、前記振り子部材の下端側に設けられた永久磁石(15)と、前記拡散装置本体側に、前記振り子部材が振り子運動したとき前記永久磁石と対向可能な位置に設けられた電磁コイル(23)とからなるものであり、同極性の前記永久磁石と前記電磁コイルとが反発する磁力、及び/又は、逆極性の前記永久磁石と前記電磁コイルとが引き合う磁力で、前記振り子部材に振り子運動をさせるものである
    ことを特徴とする芳香拡散装置。
  10. 請求項9に記載された芳香拡散装置において、
    前記電源部は、前記永久磁石と前記電磁コイルとが対向する位置近傍にあるときのみ、前記電磁コイルに電流を供給して電磁力を発生させるものである
    ことを特徴とする芳香拡散装置。
  11. 請求項9又は10に記載された芳香拡散装置において、
    前記永久磁石の磁気の中心と前記電磁コイルの中心とは、前記振り子部材が静止位置にあるとき、所定の寸法(d)分離れているように配置されている
    ことを特徴とする芳香拡散装置。
  12. 請求項1ないし11から選択されるいずれか1項に記載された芳香拡散装置において、
    前記電源部は、太陽電池からの起電力を蓄電し、前記揺動駆動手段に電流を供給するものである
    ことを特徴とする芳香拡散装置。
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