JP2006067275A - スピーカー - Google Patents

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    • H04R9/02Details
    • H04R9/025Magnetic circuit

Abstract

【課題】1つのマグネットにて、2つのマグネットを使用したときと同様の磁力分布を形成して駆動力の直線性に優れた「スピーカー」を提供する。
【解決手段】スピーカーの磁気回路部では、単一のマグネット7に、第1の着磁面21aと第2の着磁面22aが形成され、両着磁面の間に無着磁の中間面23aが存在する。そのため、対向ギャップ部13内の磁界強度分布は、第1のピークP1と第2のピークP2のそれぞれに対して前後方向に対称性を有するようになる。そのため、コイル11が移動するときに、コイルを横断する磁界強度の変動を少なくでき、駆動力の直線性を確保できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、1つのマグネットにてボイスコイルを駆動するスピーカーに係り、2つのマグネットを使用した時と同等の磁力分布と性能を実現できるスピーカーに関する。
一般的なスピーカーは、フレームと、そのフレームに支持された振動板と、磁気駆動部からなり、その磁気駆動部には前記フレーム側に設けられた1つのマグネットおよびこのマグネットに対向する磁性体ヨークと、前記マグネットと前記磁性体ヨークとの間である対向ギャップ内に位置して前記振動板と共に移動するコイル(ボイスコイル)とが設けられている。
前記磁気駆動部では、対向ギャップ部にてマグネットから磁性体ヨークへ至る磁束と、対向ギャップ内に位置するコイルに流れる電流とで生じる電磁力によってコイルが駆動され、コイルと共に振動板が振動させられて発音する。
マグネットの着磁面から磁性体ヨークに与えられる磁界強度の分布は、着磁面におけるコイルの移動方向の中心でピークとなり、その前後で磁界強度が徐々に低下するものとなる。そのため、前記対向ギャップ部に対面しているマグネットが単一である場合に、移動するコイルと着磁面との対向位置が変化すると、コイルを横断する磁界の強度が変化し、コイルに与えられる駆動力の直線性(リニアリティ)を維持できないという問題がある。
そこで、以下の特許文献1および特許文献2などでは、コイルの移動方向に向けて間隔を空けた2個のマグネットが設けられ、対向ギャップ内に位置するコイルが両マグネットのそれぞれの着磁面に対向できるようにしている。それぞれ磁界強度のピークを有する2つのマグネットに、1つのコイルが対向することにより、コイルが移動したときのコイルを横断する磁界強度の大きな変動を抑制でき、前記直線性を確保しやすくなる。コイルの駆動力の直線性を確保できることにより、大出力時の音の歪の発生等を抑制できる。
特許第2917578号公報 特開平8−140191号公報
特許文献1と特許文献2に記載のスピーカーは、互いに独立した2つのマグネットを使用していることから駆動力の直線性を確保しやすい反面、2つのマグネットを使用していることにより(1)組立ての難易度が高い、(2)性能のばらつきが生じやすい、(3)価格が高い、という問題がある。
(1)組立ての難易度の問題点は、コイルに作用する駆動力の直線性を確保するためには、2つのマグネットの間隔を、コイルの移動方向の長さ寸法に合わせて高精度に設定することが必要である。そのため、組立て作業時に2つのマグネットを位置決めするための冶具などが必要となり、さらに2つのマグネットを位置決めして固定するという煩雑な作業が必要になる。
次に(2)性能のばらつきの問題では、2つの独立したマグネットを互いに磁界発生強度とその分布が同一となるように製造するのは困難であり、2つのマグネットに磁界発生強度のばらつきが生じやすい。このような場合、製品ごとにコイルを駆動するときの直線性が相違するという問題が生じる。
さらに(3)価格の面においても、2つのマグネットを個別に製造すると、2つのマグネットの価格の合計が高くなってしまう。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、互いに独立した2つのマグネットを使用することなく、コイルの駆動の直線性を確保でき、また高精度な駆動を実現でき、また低価格で製造できるスピーカーを提供することを目的としている。
本発明は、フレームと、前記フレームに支持された振動板と、前記フレーム側に設けられたマグネットおよびこのマグネットに対向する磁性体ヨークと、前記マグネットと前記磁性体ヨークとの間の対向ギャップ内に位置して前記振動板と共に移動するコイルとが設けられたスピーカーにおいて、
前記マグネットにおける前記磁性体ヨークとの対向面には、前記コイルの移動方向の一方の側に第1の着磁面が、他方の側に第2の着磁面が設けられて、両着磁面が同じ磁極とされており、前記マグネットの前記対向面には、前記第1の着磁面と前記第2の着磁面との間に位置する中間面が設けられ、前記中間面は、着磁されていないか、または前記第1の着磁面および前記第2の着磁面よりも弱い磁力に着磁されていることを特徴とするものである。
この発明では、1つのマグネットを用いながら、第1の着磁面と第2の着磁面で、2つの発生磁界のピークを形成することができ、また第1の着磁面から発生する磁界と第2の着磁面から発生する磁界とを分離しやすくなる。そのため、2つの独立したマグネットを間隔を空けて設けたのと同様に駆動力の直線性を得ることができる。また1つのマグネットであるため低価格であり、2つの着磁面から発せられる磁界の強度および磁界分布の差を小さくできて、駆動性能にばらつきの無いスピーカーを得ることができる。
例えば、本発明は、前記マグネットは、その表面が前記中間面とされた中間部を有しており、この中間部が着磁されていないか、または弱く着磁されているものである。
本発明は、前記コイルの移動方向の長さ寸法は、前記第1の着磁面での磁力発生強度のピーク位置と、前記第2の着磁面での磁力発生強度のピーク位置との距離に一致していることが好ましい。
上記寸法関係とすることにより、コイルの駆動の直線性を実現しやすくなる。
そのためには、例えば、前記コイルの移動方向の長さ寸法は、前記第1の着磁面の前記移動方向の中心と、前記第2の着磁面の前記移動方向の中心との距離に一致していることが好ましく、さらに、前記第1の着磁面と前記第2の着磁面は、前記移動方向での長さ寸法が互いに同一であることが好ましい。
また、前記対向ギャップの間隔は、前記コイルの移動範囲内において一定寸法である。
本発明では、1つのマグネットを用いて、コイルの駆動力の直線性を確保できる。また1つのマグネットに2つの着磁面を設けることにより、それぞれの着磁面から発せられる磁界の強度の差やその分布の差を小さくでき、駆動力の直進性を確保しやすく、また製品ごとに直線性のばらつきが生じにくくなる。さらに1つのマグネットを使用しているために低価格で製造できる。
図1は本発明の実施の形態のスピーカーの全体構造を示す断面図、図2(A)は図1に示すスピーカーの対向ギャップ部を示す拡大断面図、図2(B)は対向ギャップ部内の磁界強度分布を示す線図、図3(A)は比較例のスピーカーの対向ギャップ部を示す拡大断面図、図3(B)は対向ギャップ部内の磁界強度分布を示す線図である。
図1に示すスピーカーは、フレーム1、振動板2および磁気駆動部16により構成されている。図1ではスピーカーの前後方向であるY1−Y2方向に延びる中心線をI−Iで示しており、このスピーカーの発音方向はY1方向である。
フレーム1は、アルミ合金などの非磁性の金属材料でダイキャスト成型され、または合成樹脂により射出成型されている。前記フレーム1は前記中心線I−Iを軸とし、Y1方向に開口するホーン形状である。前記フレーム1は、Y1方向に向けて内径寸法が徐々に広がるテーパー部1Aと、このテーパー部1Aの小径側縁部から後方(Y2方向)へ向けて連続して形成された円筒部1Bと、この円筒部1Bに連続する底部1Cとが一体に形成されている。
振動板2は、樹脂や紙材などでコーン形に形成されている。前記振動板2の中央部に形成された穴の内周縁2aには、ボビン6が固定されているとともに、そのボビン6の前端部はドーム状形状のキャップ3で塞がれている。また、前記振動板2の外周縁2bの全周には環状の外周支持板4が接着されている。この外周支持板4はブチルゴムなどの薄肉の弾性変形可能なシート材料で、その断面は円弧状に形成されている。前記外周支持板4の外周部は、フレーム1の前方側縁部に設けられたフランジ部1Dの取付面1bに接着されて固定されている。
ダンパー5は、樹脂が含侵された布材、あるいは薄い樹脂板などで環状に形成されており、コルゲート加工により半径方向へ繰り返す凹凸部が同心円状に形成されている。前記ダンパー5の内周部5bは前記ボビン6に接着固定され、外周部5aは前記フレーム1に連結されている。
前記磁気駆動部16は、磁気回路部と、前記ボビン6に固定されたコイル(ボイスコイル)11とから形成されている。
前記磁気回路部には、磁性材料で形成されたカップ型のホルダーヨーク8が設けられている。このホルダーヨーク8は、前記フレーム1の前記底部1Cに形成された中心穴に連結されて固定されている。
前記ホルダーヨーク8の中心部には、円筒状の磁性体ヨーク14が固定されており、前記ホルダーヨーク8の内周面8aには、1個のリング状のマグネット7が設けられている。この磁気回路部には1個のマグネット7が設けられている。本明細書での1個のマグネット7とは、前後方向(Y1−Y2方向)に分割されたマグネットが設けられておらず、図1と図2に示す断面で見たときに、前後方向に延びるマグネットが1個であるという意味である。したがって、このマグネット7が円周方向で2つに分割され、あるいはさらに多くの数に分割されていても前記1個のマグネット7に含まれる。
図2(A)にも示すように、前記マグネット7と磁性体ヨーク14の内周面との間に対向ギャップ部13が形成されている。この対向ギャップ部13の間隔(ギャップ間隔)は、前後方向(Y1−Y2方向)および周方向へ向けて均一である。前記対向ギャップ部13は、中心線I−Iから一定の半径の円筒形状である。前記ボビン6も前記中心線I−Iから一定の半径の円筒形状であり、ボビン6およびコイル11が前記対向ギャップ部13内に入り込んでいる。この状態で、ボビン6とコイル11は、マグネット7と磁性体ヨーク14とに接触することなく、振動板2と共に前後方向へ移動可能である。
図2(A)に示すように、前記マグネット7は径方向(X1−X2方向)に所定の厚み寸法を有するリング形状であり、前後方向に向けて、第1の着磁部21、中間部23、第2の着磁部22に区分されている。第1の着磁部21は、対向ギャップ部13に向く第1の着磁面21aを有し、第2の着磁部22は対向ギャップ部13に向く第2の着磁面22aを有している。また前記中間部23は、対向ギャップ部13に向く中間面23aを有している。
図2(A)に示す例では、第1の着磁面21aがN極、これに対向する面がS極となるようにマグネット7は半径方向に向けて分極化されている。同様に、第2の着磁面22aがN極、これに対向する面がS極となるように分極化されている。第1の着磁面21aと第2の着磁面22aは、同磁極となるように着磁されている。また、中間部23は着磁されておらず、中間面23aは基本的には無磁極面である。なお、N極とS極の極性は前記と逆であってもよい。
このマグネット7を着磁する方法は、着磁用電磁石から磁束が与えられる同じ着磁用ヨークを、第1の着磁面21aとその対向面に接触させ、且つ第2の着磁面22aとその対向面に接触させる。そして、第1の着磁部21と第2の着磁部22に対して同じ量の着磁磁束を与える。第1の着磁部21と第2の着磁部22は、単一のマグネット7であるため、その磁性材料の特性および厚み寸法(内径および外形寸法)などが同一である。そして、同じ量の着磁磁束(同じ強度の着磁磁界)が与えられるために、第1の着磁面21aと第2の着磁面22aとを、同じ保磁状態で同じ保磁分布となるように着磁することが可能である。
前記のように、着磁用ヨークは、第1の着磁部21と第2の着磁部22のみに対向させ、中間部23には接触させないため、中間部23には着磁用磁束が与えられない。そのため、中間部23は基本的には無着磁である。ただし、第1の着磁部21と第2の着磁部22に与えられる着磁用磁束が中間部に漏れることにより、中間部23が少し着磁されることもあり得る。よって、中間面23aは無着磁面に限られず、第1の着磁面21aおよび第2の着磁面22aよりも弱く着磁された面であってもよい。
図2(A)では、第1の着磁部21と中間部23との境界および第2の着磁部22と中間部23との境界を直線状の破線で示しているが、実際はこの境界が必ずしも直線で表わせるような明確な境界面とはならない。図2(A)では、第1の着磁部21と第2の着磁部22の前後方向の長さ寸法を共にL1で示し、中間部23の長さ寸法をL2で示している。これら長さ寸法もその境界が必ずしも明確にならない場合もあり得るが、前記寸法L1は着磁用磁束を与える範囲の寸法として把握することができ、前記寸法L2は、着磁用磁束を与えない範囲の寸法として把握することができる。
前記寸法L2は、前記寸法L1に対して10〜40%程度に設定されることが好ましい。
この磁気回路部では、マグネット7から対向ギャップ部13を横断して磁性体ヨーク14に至り、さらにホルダーヨーク8からマグネット7に戻る磁気回路が形成される。図2(B)は、対向ギャップ部13の間隔の中間位置、すなわちコイル11の中心(図2(B)に現れているコイル11の外周面と内周面との中間位置)が通過する位置での磁界強度の分布を示している。横軸Xが磁界強度を意味し、縦軸YがY1−Y2方向の位置を意味している。
前記のように、単一のマグネット7において、第1の着磁部21と第2の着磁部22のみを着磁し、中間部23を実質的に無着磁部とすると、その発生磁界強度の分布は、第1のピークP1と第2のピークP2を有し、また、第1のピークP1と第2のピークP2との中間で、磁界強度が大きく低下する強度減少部P3が現れる。
前記第1のピークP1は、第1の着磁面21aの長さ寸法L1のほぼ中点に一致し、第2のピークP2は、第2の着磁面22aの長さ寸法L1のほぼ中点に一致している。
また、コイル11の前後方向の長さ寸法は、前記第1のピークP1と第2のピークP2との前後方向の間隔寸法に一致し、またはほぼ一致している。したがって、コイル11の長さ寸法は、第1の着磁面21aを前後方向に二分する中点と、第2の着磁面22aを前後方向に二分する中点との距離に一致し、またはほぼ一致している。
単一のマグネット7に第1の着磁面21aと第2の着磁面22aを形成すると、図2(B)に示すように、第1のピークP1と第2のピークP2とで磁界強度がほぼ一致する。また、中間面23aが対向する部分に磁界強度が大幅に低下する強度減少部P3が現れる。そのため、磁界強度の分布は、第1のピークP1を中心として前方向と後方向とでほぼ対称的に磁界強度が減少するようになり、第2のピークP2を中心として前方向と後方向とでほぼ対称的に磁界強度が減少するものとなる。
その結果、電磁力によりコイル11を前後方向へ駆動する際に駆動力の直線性(リニアリティ)を維持できる。この直線性とは、同じ電流量が与えられているコイル11が前後に移動したときに電磁力に大きな変動が生じないという意味である。
この直線性について図2(A)(B)を用いて説明する。実線で示すように、コイル11の下端11bが第2のピークP2の位置に一致し、コイル11の上端11aが第1のピークP1の位置に一致している状態から、コイル11が破線で示すように上方へ向けて距離δだけ移動したときを想定する。磁界強度は第1のピークP1を中心として前後に対称的に分布し、第2のピークP2を中心として前後に対称に分布しているため、コイル11の下端11bが第2のピークP2からδだけ上昇する際にコイルから外れる磁界強度の減少分を移動距離で積分した積分値Q2と、コイル11の上端1aが第1のピークP1からδだけ上昇する際にコイルに与えられる磁界強度の増加分を移動距離で積分した積分値Q1とがほぼ一致する。
これは、コイル11が前後方向へ動いたときに、このコイル11を横断する磁界の総量の変動がほとんど無いことを意味している。そのため、前記直線性を確保できるようになる。
図3(A)(B)は、本発明の実施の形態の効果を明確にするための比較例を示している。
この比較例では、ホルダーヨーク101Dに保持されたマグネット107の全体が着磁され、対向ギャップ部13に向く面の全面が着磁面107aとなっている。一方、磁性体ヨーク114の対向ギャップ部13に対向する面には、凹部114aが形成されている。この凹部114aは、マグネット107の前後方向の寸法の中点に対向している。
この場合の対向ギャップ部13内での磁界強度の分布は、図3(B)に示すように、強度減少部P13での磁界強度の減少量が少なくなり、磁界強度の分布は、第1のピークP11および第2のピーク12を中心として前後に対称とならない。
そのため、図2に示す実施の形態と同様に、コイル11が上方へ距離δだけ上昇したときに、コイル11から外れる減少磁界の積分値Q12とコイル11に与えられる増加磁界の積分値Q11とを想定すると、積分値Q11と積分値Q12とに大きな差が発生する。よって、前記実施の形態とは異なり、コイル11の移動によって駆動力のリニアリティが変動することになる。
なお、本発明では、図1において、マグネット7が磁性体ヨーク14の外周側に固定されているものであってもよい。
本発明の第1の実施の形態のスピーカーを示す断面図、 (A)は、前記実施の形態のスピーカーの対向ギャップ部を示す拡大断面図、(B)は対向ギャップ部内の磁界強度分布を示す線図、 (A)は、比較例のスピーカーの対向ギャップ部を示す拡大断面図、(B)は対向ギャップ部内の磁界強度分布を示す線図、
符号の説明
1 フレーム
2 振動板
5 ダンパー
6 ボビン
7 マグネット
8 ホルダーヨーク
11 コイル
13 対向ギャップ部
14 磁性体ヨーク
16 磁気駆動部
21 第1の着磁部
21a 第1の着磁面
22 第2の着磁部
22a 第2の着磁面
23 中間部
23a 中間面

Claims (6)

  1. フレームと、前記フレームに支持された振動板と、前記フレーム側に設けられたマグネットおよびこのマグネットに対向する磁性体ヨークと、前記マグネットと前記磁性体ヨークとの間の対向ギャップ内に位置して前記振動板と共に移動するコイルとが設けられたスピーカーにおいて、
    前記マグネットにおける前記磁性体ヨークとの対向面には、前記コイルの移動方向の一方の側に第1の着磁面が、他方の側に第2の着磁面が設けられて、両着磁面が同じ磁極とされており、前記マグネットの前記対向面には、前記第1の着磁面と前記第2の着磁面との間に位置する中間面が設けられ、前記中間面は、着磁されていないか、または前記第1の着磁面および前記第2の着磁面よりも弱い磁力に着磁されていることを特徴とするスピーカー。
  2. 前記マグネットは、その表面が前記中間面とされた中間部を有しており、この中間部が着磁されていないか、または弱く着磁されている請求項1記載のスピーカー。
  3. 前記コイルの移動方向の長さ寸法は、前記第1の着磁面での磁力発生強度のピーク位置と、前記第2の着磁面での磁力発生強度のピーク位置との距離に一致している請求項1または2記載のスピーカー。
  4. 前記コイルの移動方向の長さ寸法は、前記第1の着磁面の前記移動方向の中心と、前記第2の着磁面の前記移動方向の中心との距離に一致している請求項1ないし3のいずれかに記載のスピーカー。
  5. 前記第1の着磁面と前記第2の着磁面は、前記移動方向での長さ寸法が互いに同一である請求項4記載のスピーカー。
  6. 前記対向ギャップの間隔は、前記コイルの移動範囲内において一定寸法である請求項1ないし5のいずれかに記載のスピーカー。
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