JP2006065218A - 定着装置、低摩擦シートおよび画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 定着ロール61に接触しながら移動可能なエンドレスベルト62を、定着ロール61に圧接させてニップ部Nを形成する圧力パッド64が設けられるとともに、エンドレスベルト62と圧力パッド64との間には低摩擦シート68が配設され、低摩擦シート68は、エンドレスベルト62の移動方向にて、クラーク値が200cm3以下に構成されている。
【選択図】 図2
Description
しかし、荷重を大きくする方法や、弾性体層の厚さを厚くする方法では、ロールの撓みに起因するニップ幅の形状がロール軸に沿って不均一になることから、定着むらや紙しわが生じ易い等といった画像品質上の問題がある。また、ロール径を大きくする方法では、装置の大型化を招くとともに、ロールを室温から定着可能温度に上昇させるまでの時間(ウォームアップタイム)が長くなるという問題がある。
さらに、回動部材を加熱する加熱部材、またはベルト部材を加熱する加熱部材をさらに備えた構成を特徴とすることができる。
ここで、基材は、ガラス繊維またはアラミド繊維を編み込んで形成されたことを特徴とすることができる。また、フッ素樹脂フィルムは、ポリテトラフルオロエチレン、変性ポリテトラフルオロエチレン、電子線架橋されたポリテトラフルオロエチレン、電子線架橋されたポリテトラフルオロエチレンを含むフッ素樹脂のいずれかで形成することができる。さらに、基材にフッ素樹脂フィルムを溶融接着して形成されたことを特徴とすることもできる。
[実施の形態1]
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置を示した概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、一般にタンデム型と呼ばれる中間転写方式の画像形成装置であって、電子写真方式により各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット1Y,1M,1C,1K、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kにより形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト15に順次転写(一次転写)させる一次転写部10、中間転写ベルト15上に転写された重畳トナー画像を記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写部20、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着装置60を備えている。また、各装置(各部)の動作を制御する制御部40を有している。
一方、用紙Pへの転写が終了した後、中間転写ベルト15上に残った残留トナーは、中間転写ベルト15の回動に伴ってクリーニング部まで搬送され、クリーニングバックアップロール34および中間転写ベルトクリーナ35によって中間転写ベルト15上から除去される。
定着ロール61の内部には、発熱源として、例えば定格600Wのハロゲンヒータ66が配設されている。一方、定着ロール61の表面には温度センサ69が接触して配置されている。画像形成装置の制御部40は、この温度センサ69による温度計測値に基づいてハロゲンヒータ66の点灯を制御し、定着ロール61の表面温度が所定の設定温度(例えば、175℃)を維持するように調整している。
ここで、図3はエンドレスベルト62が支持される構成を説明する構成図であり、用紙Pの搬送方向下流側から見た定着装置60の一方の端部領域を示している。
図3に示したように、エンドレスベルト62の内部に配置されたホルダ65の両端部にエッジガイド部材80が配設されている。エッジガイド部材80は、ニップ部Nとその近傍に対応する部分に切り欠きが形成された円筒状、すなわち断面がC形状のベルト走行ガイド部801、このベルト走行ガイド部801の外側に設けられ、エンドレスベルト62の外径よりも大きな外径で形成されたフランジ部802、さらにフランジ部802の外側に設けられ、エッジガイド部材80を定着装置60本体に位置決めして固定するための保持部803で構成されている。
また、フランジ部802は、ホルダ65の両端部において対向するように配置された両フランジ部802の内側面が、エンドレスベルト62の幅と略一致する間隔を持つように配置されている。そして、エンドレスベルト62が回動する際には、エンドレスベルト62の端部がフランジ部802の内側面に当接することによって、エンドレスベルト62の幅方向への移動(ベルトウォーク)が制限されている。このように、エンドレスベルト62は、エッジガイド部材80によって片寄りが規制されるように支持されている。
ベルトガイド部材63は、エンドレスベルト62の内部に配置されたホルダ65に、長手方向に沿うように取り付けられている。そして、エンドレスベルト62がスムーズに回動することができるように、摩擦係数の小さな材質で形成されている。また、エンドレスベルト62から熱を奪い難いように熱伝導率の低い材質で形成するのが好ましい。
なお、かかる圧力パッド64と低摩擦シート68とは、金属製のホルダ65に支持されている。
耐熱性弾性体層612は、耐熱性の高い弾性体で構成され、特に、ゴム硬度が15〜45°(JIS−A)程度のゴム、エラストマー等の弾性体を用いるのが好ましい。具体的には、シリコーンゴム、フッ素ゴム等を用いることができる。本実施の形態の定着装置60では、ゴム硬度が35°(JIS−A)のシリコーンHTVゴムを600μmの厚さでコア611に被覆している。
本実施の形態の定着装置60では、周長94mm、厚さ75μm、幅320mmの熱硬化性ポリイミドからなるベース層に、厚さ30μmのPFAからなる離型層を積層した構成のエンドレスベルト62を用いている。
剥離ニップ部材64bは、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、ポリイミド、ポリエステル、ポリアミド等の耐熱性を有する樹脂、または鉄、アルミニウム、SUS等の金属で形成されている。剥離ニップ部材64bの形状としては、ニップ部Nにおける外面形状が一定の曲率半径を有する凸状曲面に形成されている。
そして、本実施の形態の定着装置60では、エンドレスベルト62は、圧力パッド64により定着ロール61に約40°の巻き付き角度でラップされ、約10mm幅のニップ部Nを形成している。
低摩擦シート68は、ニップ部Nの上流側端部が低摩擦シート固定部材68aによってホルダ65に固定されている。そして、エンドレスベルト62の回動方向に沿って、圧力パッド64とエンドレスベルト62内周面との間に挟持された状態で、ニップ部Nの全域に亘って配設されている。なお、低摩擦シート68のニップ部N下流側は、低摩擦シート68に歪みが生じないように、固定されず自由端(フリー)の状態に設定されている。そして、低摩擦シート68は、ニップ部Nにおいて圧力パッド64と定着ロール61との間に押圧力が印加されている状態の下で、エンドレスベルト62内周面と圧力パッド64との摺動抵抗(摩擦抵抗)を低減している。
すなわち、ニップ部Nでは、プレニップ部材64aおよび剥離ニップ部材64bが定着ロール61に押圧され、それぞれの領域で所定の押圧力が均一性を持って印加されている。ところが、圧力パッド64と定着ロール61との間に配設される低摩擦シート68が、ニップ部Nの当接面に倣わずに撓むと、このニップ部Nにおいて、局所的に押圧力の高い領域が形成されることとなる。このような押圧力の高い領域が形成されると、その領域でエンドレスベルト62内周面と圧力パッド64との摺動抵抗が高くなり、エンドレスベルト62の円滑な回動が妨げられることとなる。したがって、低摩擦シート68に関しては、低摩擦シート68がニップ部Nの当接面に忠実に倣って撓むように、撓み易く形成することが必要となる。
一方、低摩擦シート68は、エンドレスベルト62内周面と圧力パッド64との摺動抵抗を低減するために、摩擦抵抗が低く、かつ耐熱性に優れていることも要求される。
上述したように、トナー像が静電転写された用紙Pが定着装置60のニップ部Nを通過することによってトナー像が用紙Pに定着されるが、用紙Pがニップ部Nを通過する際の搬送力は、駆動側の定着ロール61から受けている。すなわち、用紙Pは、定着ロール61の回転に伴い、定着ロール61から摩擦力を受けることによって搬送されている。
一方、ニップ部Nに用紙Pが搬送されていない状態では、従動側のエンドレスベルト62も定着ロール61から摩擦力を受けることによって回動しているが、ニップ部Nに用紙Pが搬送され、用紙Pがニップ部Nに挟持されている状態では、エンドレスベルト62は用紙Pを介して定着ロール61から搬送力を受けている。したがって、用紙P側から捉えるとすると、用紙Pがニップ部Nを通過する際には、用紙Pには、定着ロール61からの搬送力が働くと同時に、エンドレスベルト62側から搬送方向とは逆方向の力(逆搬送力)が作用することとなる。
特に、ニップ部Nにおいては、定着ロール61の外径が中央部から両端部にかけて大きく形成された所謂フレア形状で構成されたり、剥離ニップ部材64bと定着ロール61との間の押圧力が中央部から両端部にかけて大きくなるように設定されることによって、常に用紙Pに対し中央部から両端部に向かって幅方向の力が作用するように構成されている。そして、この幅方向に向かう力が、用紙Pを両幅方向に引っ張ることで、用紙Pに紙しわが生じるのを抑制している。ところが、エンドレスベルト62と圧力パッド64との間の摺動抵抗が増加して、用紙Pが定着ロール61の搬送に追随できなくなってスリップが生じると、このような用紙Pの幅方向に作用する力のバランスが崩れることとなり、用紙Pに紙しわや画像ずれを生じさせる結果を招いてしまう。
これに対し、図5(b)に示したように、低摩擦シート68がニップ部Nの当接面に倣わずに撓むような状態では、このニップ部Nにおいて、局所的に押圧力の高い領域(高圧部)と、押圧力の低い領域(低圧部)とが形成されることとなる。このような状態では、低摩擦シート68による高圧部によって、エンドレスベルト62と圧力パッド64との間の摺動抵抗が増加することとなる。その結果、上述したように、用紙Pが定着ロール61の搬送に追随できなくなってスリップが生じ、用紙Pに紙しわや画像ずれを生じさせる。
すなわち、エンドレスベルト62の回動方向において、低摩擦シート68のクラーク値Sが200(cm3)よりも大きいと、圧力パッド64の低摩擦シート68を固定する側(低摩擦シート固定部材68a側)のコーナーエッジ部における、低摩擦シート68の撓み曲率半径が大きなものとなる。そのため、圧力パッド64の定着ロール61と対向する面において、撓み(凸形状)が大きくなる。それが高圧部を形成することとなる。これに対し、少なくともエンドレスベルト62の回動方向において、クラーク値S≦200(cm3)を満たすように設定すると、圧力パッド64のコーナーエッジ部における低摩擦シート68の撓み曲率半径を小さく設定できるので、上記した高圧部が形成されることが抑えられる。
また、低摩擦シート68の基材681にラミネートするフッ素樹脂層682によっても、クラーク値Sを調整することができる。したがって、基材681の繊維径、織り方、および網目密度(メッシュ)に加えて、フッ素樹脂層682を適切に設定することによっても、クラーク値S≦200(cm3)を満たすように設定することができる。
かかるクラーク値Sの下限値としては、低摩擦シート68がニップ部Nから解除された場合に、原形が復元し得る程度の撓み性を有することが、押圧力の下で低摩擦シート68が低摩擦シート68としての形状を維持し、低摩擦シート68としての機能を効果的に発揮するといった観点から好ましい。そこで、クラーク値Sは、少なくともエンドレスベルト62の回動方向において、S≧30(cm3)、より好ましくはS≧80(cm3)を満たすことが望ましい。
したがって、エンドレスベルト62とベルトガイド部材63等との摺動により生じた摩耗粉等がエンドレスベルト62と圧力パッド64との間の摺動部に入り込んでも摩耗粉等は滞留しないので、異物の混入による潤滑剤のゲル化に起因する粘度上昇を抑制して摺動抵抗の増加を抑える効果も有している。さらには、潤滑剤がニップ部Nにおいて熱を受ける時間も少なくなるので、潤滑剤の熱劣化も抑えることができる。
(実施例1)
低摩擦シートとして、基材をガラス繊維((株)有沢製作所製)で構成し、基材の両面にPTFE(ダイキン工業(株)製)のフィルムからなるフッ素樹脂層を溶融接着被覆して、クラーク値S=150(cm3)に設定したものを形成した。この低摩擦シートを用いた定着装置を、富士ゼロックス(株)製のDocuCenterColor400Pに組み込み、20万枚のランニング試験を行なった。
その結果、ランニング初期および20万枚のランニング後のいずれにおいても、用紙に紙しわや画像ずれは発生しなかった。
低摩擦シートとして、基材をガラス繊維((株)有沢製作所製)で構成し、基材の両面にPTFE(ダイキン工業(株)製)のフィルムからなるフッ素樹脂層を溶融接着被覆して、クラーク値S=110(cm3)に設定したものを形成した。この低摩擦シートを用いて、実施例1と同様の試験を行なった。
その結果、ランニング初期および20万枚のランニング後のいずれにおいても、用紙に紙しわや画像ずれは発生しなかった。
まず、フッ素樹脂層に用いるフッ素樹脂フィルムとして、PTFE樹脂ペレットにポリイミドパウダー(宇部興産(株)製)を20重量部添加し、これを溶融混合して得られた複合ペレットを、フィルム状に加工した。そして、基材をガラス繊維((株)有沢製作所製)で構成し、基材の両面にかかるフッ素樹脂フィルムを溶融被覆してフッ素樹脂層を形成し、クラーク値S=180(cm3)に設定した低摩擦シートを得た。この低摩擦シートを用いて、実施例1と同様の試験を行なった。
その結果、ランニング初期および20万枚のランニング後のいずれにおいても、用紙に紙しわや画像ずれは発生しなかった。
低摩擦シートとして、基材をガラス繊維((株)有沢製作所製)で構成し、基材の両面にPTFE(ダイキン工業(株)製)のフィルムからなるフッ素樹脂層を溶融接着被覆して、クラーク値S=200(cm3)に設定したものを形成した。この低摩擦シートを用いて、実施例1と同様の試験を行なった。
その結果、ランニング初期および20万枚のランニング後のいずれにおいても、用紙に紙しわや画像ずれは発生しなかった。
低摩擦シートとして、基材をガラス繊維((株)有沢製作所製)で構成し、基材の両面にPTFE(ダイキン工業(株)製)のフィルムからなるフッ素樹脂層を溶融接着被覆して、クラーク値S=220(cm3)に設定したものを形成した。この低摩擦シートを用いて、実施例1と同様の試験を行なった。
その結果、ランニング初期から、用紙には紙しわおよび画像ずれが発生した。
低摩擦シートとして、基材をガラス繊維((株)有沢製作所製)で構成し、基材の両面にPTFE(ダイキン工業(株)製)のフィルムからなるフッ素樹脂層を溶融接着被覆して、クラーク値S=250(cm3)に設定したものを形成した。この低摩擦シートを用いて、実施例1と同様の試験を行なった。
その結果、ランニング初期から、用紙には紙しわおよび画像ずれが発生した。
かかる本実施の形態の低摩擦シート68での効果は、クラーク値Sを200(cm3)より大きく構成した比較例との対比によって明確である。
このように構成することによって、低摩擦シート68とエンドレスベルト62内周面との摺動抵抗を低く維持することが可能となる。そのため、ニップ部Nにおける押圧力が局所的に高くなってエンドレスベルト62の円滑な回動を阻害されることを抑制することができるので、良好な用紙搬送性を維持でき、紙しわの発生や画像ずれを抑制することも可能となる。
実施の形態1では、加熱手段として定着ロールを用い、加圧手段として圧力パッドが押圧されたエンドレスベルトを用いた定着装置が搭載された画像形成装置について説明した。実施の形態2では、図1に示した画像形成装置に搭載する定着装置であって、加熱手段として発熱源が押圧された定着ベルトを用い、加圧手段として加圧ロールを用いた定着装置について説明する。尚、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
セラミックヒータ82は、加圧ロール91側の面がほぼフラットに形成されている。そして、定着ベルト92を介して加圧ロール91に押圧される状態で配置され、ニップ部Nを形成している。したがって、セラミックヒータ82は圧力部材としても機能している。ニップ部Nを通過した用紙Pは、ニップ部Nの出口領域(剥離ニップ部)において定着ベルト92の曲率の変化によって定着ベルト92から剥離される。
さらに、定着ベルト92内周面とセラミックヒータ82との間には、定着ベルト92の内周面とセラミックヒータ82との摺動抵抗を小さくするため、摺擦部材の一例としての低摩擦シート68が配設されている。
また、定着ベルト92は、原形が円筒形状に形成された無端ベルトであり、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド等の耐熱性樹脂やSUS、ニッケル等の金属で形成されたベース層921と、このベース層921の加圧ロール91側の面または両面に被覆されたフッ素樹脂等からなる離型層922とから構成されている。
さらに、ニップ部Nの下流側近傍には、定着ベルト92から剥離された用紙Pを完全に定着ベルト92から分離し、画像形成装置の排出部へ向かう排紙通路に誘導するための剥離補助部材70が配設されている。剥離補助部材70は、剥離バッフル71が定着ベルト92の回転方向と対向する向き(カウンタ方向)に定着ベルト92と近接する状態でバッフルホルダ72によって保持されている。
このように構成することによって、低摩擦シート68と定着ベルト92内周面との摺動抵抗を低く維持することが可能となる。そのため、ニップ部Nにおける押圧力が局所的に高くなって定着ベルト92の円滑な回動を阻害されることを抑制することができるので、良好な用紙搬送性を維持でき、紙しわの発生や画像ずれを抑制することも可能となる。
Claims (11)
- 記録材に担持されたトナー像を定着する定着装置であって、
回動可能な回動部材と、
前記回動部材に接触しながら移動可能なベルト部材と、
前記ベルト部材の内側に配置され、当該ベルト部材を前記回動部材に圧接させて当該回動部材と当該ベルト部材との間に前記記録材が通過するニップ部を形成する圧力部材と、
前記ベルト部材と前記圧力部材との間に設けられ、前記ベルト部材の移動方向にて、クラーク値が200cm3以下に構成された摺擦部材と
を備えたことを特徴とする定着装置。 - 前記摺擦部材は、前記ベルト部材の移動方向にて、クラーク値が30cm3以上に構成されたことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記摺擦部材は、ガラス繊維またはアラミド繊維からなる基材と、当該基材の少なくとも前記ベルト部材側に被覆されたフッ素樹脂フィルムとから構成されたことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記摺擦部材は、前記基材がガラス繊維またはアラミド繊維を編み込んで形成されたことを特徴とする請求項3記載の定着装置。
- 前記摺擦部材は、前記フッ素樹脂フィルムが非ポーラスに形成されたことを特徴とする請求項3記載の定着装置。
- 前記回動部材を加熱する加熱部材、または前記ベルト部材を加熱する加熱部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- ベルト部材に対向する回動部材に対して当該ベルト部材を圧接させる圧力部材と、当該ベルト部材との間において配設される低摩擦シートであって、
ガラス繊維またはアラミド繊維からなる基材と、
前記基材の少なくとも一方の面に被覆されたフッ素樹脂フィルムとを有し、
少なくとも一方向にて、クラーク値が30〜200cm3に構成されたことを特徴とする低摩擦シート。 - 前記基材は、ガラス繊維またはアラミド繊維を編み込んで形成されたことを特徴とする請求項7記載の低摩擦シート。
- 前記フッ素樹脂フィルムは、ポリテトラフルオロエチレン、変性ポリテトラフルオロエチレン、電子線架橋されたポリテトラフルオロエチレン、電子線架橋されたポリテトラフルオロエチレンを含むフッ素樹脂のいずれかで形成されたことを特徴とする請求項7記載の低摩擦シート。
- 前記基材に前記フッ素樹脂フィルムを溶融接着して形成されたことを特徴とする請求項7記載の低摩擦シート。
- トナー像を形成するトナー像形成手段と、
前記トナー像形成手段によって形成されたトナー像を記録材上に転写する転写手段と、
前記記録材上に転写されたトナー像を当該記録材に定着する定着手段とを含み、
前記定着手段は、
回動可能な回動部材と、
前記回動部材に接触しながら移動可能なベルト部材と、
前記ベルト部材の内側に配置され、当該ベルト部材を前記回動部材に圧接させて当該回動部材と当該ベルト部材との間に前記記録材が通過するニップ部を形成する圧力部材と、
前記ベルト部材と前記圧力部材との間に設けられ、前記ベルト部材の移動方向にて、クラーク値が30〜200cm3に構成された摺擦部材と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009086391A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-23 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2012181421A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置用摺動部材、定着装置、及び画像形成装置 |
JP2015148779A (ja) * | 2014-02-10 | 2015-08-20 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2018132738A (ja) * | 2017-02-17 | 2018-08-23 | コニカミノルタ株式会社 | 定着装置および画像形成装置 |
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