JP2006064588A - 電子デバイス、及び試験方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の試験装置を用いて高速の試験を行うことができる電子デバイスを提供する。
【解決手段】外部の試験装置によって試験される電子デバイスであって、予め定められた試験パターンを発生するパターン発生部と、与えられる信号に応じて動作する被試験回路部と、予め定められた周波数で電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、試験装置から与えられる試験パターンを被試験回路部に供給し、予め定められた周波数より高い周波数で電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、パターン発生部が発生する試験パターンを被試験回路部に供給する試験パターン選択部とを備える電子デバイスを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部の試験装置によって試験される電子デバイス、及び電子デバイスを試験する試験方法に関する。
従来、半導体回路等の電子デバイスを試験する試験装置は、電子デバイス固有のシステムクロックで電子デバイスを駆動し、試験を行うべきであるが、試験装置が発生できる信号の周波数が、電子デバイス固有のシステムクロックに満たない場合がある。このとき、電子デバイスの供給者は電子デバイスの出荷試験において、電子デバイス固有のシステムクロック周波数に満たない低速のクロックで電子デバイスを駆動して試験を行う場合がある。
関連する特許文献等は現在認識していないため、その記載を省略する。
しかしこのような場合、高速動作時にのみ動作不良を起こす電子デバイスに対しては、不良を検出することができないという問題が生じている。
また、高速動作時にのみ動作不良を起こす電子デバイスは、電子デバイスの需要者が電子デバイスを使用する機器に実装し、当該機器のシステム試験を行ったときに検出される場合が多い。このような場合、不良デバイスを購入したコストに加え、当該電子デバイスを当該機器から取り外し、良品デバイスを新たに実装するコストを、電子デバイスの需要者側で負担しなければならない。このため、安価で高速な試験を行うことができる方法が望まれている。
このため本発明は、上述した課題を解決することのできる電子デバイス、及び電子デバイスの試験方法を提供することを目的とする。この目的は、請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、外部の試験装置によって試験される電子デバイスであって、予め定められた試験パターンを発生するパターン発生部と、与えられる信号に応じて動作する被試験回路部と、予め定められた周波数で電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、試験装置から与えられる試験パターンを被試験回路部に供給し、予め定められた周波数より高い周波数で電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、パターン発生部が発生した試験パターンを被試験回路部に供給する試験パターン選択部とを備える電子デバイスを提供する。
試験パターン選択部は、試験装置から与えられる低速試験クロックと略同一の周波数で電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、試験装置から与えられる試験パターンを被試験回路部に供給し、低速試験クロックより高い周波数で電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、パターン発生部が発生した試験パターンを被試験回路部に供給してよい。
低速試験クロックより高い周波数で電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、低速試験クロックより周波数が高く、電子デバイスを動作させるための動作クロックを生成するクロック生成部を更に備え、パターン発生部は、動作クロックに応じて試験パターンを出力してよい。
被試験回路部は、同一の出力信号を出力する第1の被試験回路及び第2の被試験回路を有し、電子デバイスは、予め定められた期待値パターンを発生する期待値発生部と、予め定められた周波数で電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、期待値発生部が発生する期待値パターンと、それぞれの出力信号とを比較して被試験回路部の良否を判定し、予め定められた周波数より高い周波数で電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、第1の被試験回路が出力する出力信号と第2の被試験回路が出力する出力信号とを比較して被試験回路部の良否を判定する判定部とを更に備えてよい。
本発明の第2の形態においては、外部の試験装置によって試験される電子デバイスであって、予め定められた期待値パターンを発生する期待値発生部と、同一の出力信号を出力する第1の被試験回路及び第2の被試験回路を有する被試験回路部と、予め定められた周波数で電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、期待値発生部が発生する期待値パターンと、それぞれの出力信号とを比較して被試験回路部の良否を判定し、予め定められた周波数より高い周波数で電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、第1の被試験回路が出力する出力信号と第2の被試験回路が出力する出力信号とを比較して被試験回路部の良否を判定する判定部とを備える電子デバイスを提供する。
被試験回路部は、複数の被試験回路を有し、判定部は、予め定められた周波数より高い周波数で電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、それぞれの被試験回路が出力する第1の出力信号と、当該被試験回路の最も近くに設けられた被試験回路が出力する第2の出力信号とをそれぞれ比較して被試験回路部の良否を判定してよい。
判定部は、予め定められた周波数より高い周波数で電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、複数の被試験回路のいずれかが出力する出力信号と、期待値発生部が発生する期待値パターンを更に比較して被試験回路部の良否を判定してよい。
本発明の第3の形態においては、予め定められた試験パターンを発生するパターン発生部と、与えられる信号に応じて動作する被試験回路部とを備える電子デバイスを試験する試験方法であって、予め定められた周波数で電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、外部の試験装置から与えられる試験パターンを被試験回路部に供給する低速試験段階と、予め定められた周波数より高い周波数で電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、パターン発生部が発生した試験パターンを被試験回路部に供給する高速試験段階とを備える試験方法を提供する。
本発明の第4の形態においては、予め定められた期待値パターンを発生する期待値発生部と、同一の出力信号を出力する第1の被試験回路及び第2の被試験回路を有する被試験回路部とを備える電子デバイスを試験する試験方法であって、予め定められた周波数で電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、期待値発生部が発生する期待値パターンと、それぞれの出力信号とを比較して被試験回路部の良否を判定する低速試験段階と、予め定められた周波数より高い周波数で電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、第1の被試験回路が出力する出力信号と第2の被試験回路が出力する出力信号とを比較して被試験回路部の良否を判定する高速試験段階とを備える試験方法を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る電子デバイス100の構成の一例を示す図である。電子デバイス100は、外部の試験装置200によって試験されるデバイスであって、パターン発生部10、期待値発生部12、ロジック回路14、16、バスインターフェース18、被試験回路部20、複数の試験パターン選択部(24−1〜24−4、以下24と総称する)、複数の期待値選択部(26−1〜26−2、以下26と総称する)、複数のフェイルレジスタ(28−1〜28−4)、判定部30、期待値選択レジスタ34、PLL36、クロック選択レジスタ38、分周器40、クロック選択部42、及びパターン選択レジスタ44を備える。
電子デバイス100は、例えば与えられる入力信号応じた出力信号を生成して出力する半導体回路である。被試験回路部20は、与えられる信号に応じて動作する回路であって、当該入力信号に応じて当該出力信号を生成する。また被試験回路部20は、同一の回路である複数の被試験回路(22−1〜22−4、以下22と総称する)を有する。それぞれの被試験回路22は、同一の試験パターンが与えられた場合、同一の出力信号を出力するように設計される。
パターン発生部10は、試験装置200からバスインターフェース18を介して与えられる設定信号に応じて、予め定められた試験パターンを生成する。また、期待値発生部12は、試験装置200からバスインターフェース18を介して与えられる設定信号に応じて、予め定められた期待値パターンを発生する。例えば、パターン発生部10は、簡易なシーケンサを有しており、バスインターフェースを介して与えられる設定信号に応じて当該シーケンサを動作させ、試験パターンを発生してよい。そして期待値発生部12は、パターン発生部10が発生した試験パターンに応じた期待値パターンを出力してよい。また、試験装置200が、バスインターフェース18を介して、パターン発生部10及び期待値発生部12に、試験パターン及び期待値パターンを予め格納し、パターン発生部10及び期待値発生部12は、バスインターフェース18を介して与えられる設定信号に応じて試験パターン及び期待値パターンを出力してよい。
PLL36は、低速試験クロックより高速の動作クロック(以下、高速クロックと呼ぶ)を生成し、分周器40は、高速クロックを分周した動作クロック(以下、中速クロックと呼ぶ)を生成する。例えば、低速試験クロックの周波数は10MHzであり、中速クロックの周波数は66MHzであり、高速クロックの周波数は266MHzである。また、高速クロックの周波数は、電子デバイス100の実装時における実動作周波数であってよく、電子デバイス100の動作を保証するべき周波数範囲の上限であってもよい。
また、本例において電子デバイス100がPLL36を有しているが、他の例においては試験装置200がPLL36を有していてもよく、また試験装置200がPLL36、クロック選択レジスタ38、分周器40、及びクロック選択部42を有していてもよい。この場合、電子デバイス100は、試験装置200から与えられる低速試験クロック、中速クロック、又は高速クロックに応じて動作する。
クロック選択部42には、低速試験クロック、中速クロック、及び高速クロックが与えられ、いずれかのクロックを選択し、電子デバイス100の各部に供給して動作させる。クロック選択部42がいずれのクロックを選択するかは、試験装置200が、バスインターフェース18を介して、クロック選択レジスタ38に予め与えたデータに基づいて行われる。
また、電子デバイス100の試験を行う場合、試験装置200からは、低速試験クロックに基づいて生成される試験パターンと、低速試験クロックと、制御信号とが電子デバイス100に与えられる。
ロジック回路14は、試験パターンを受け取り、被試験回路22の個数に応じた数の試験パターンを並列に出力する。試験パターン選択部24は、それぞれの被試験回路22に対応して設けられ、ロジック回路14が出力する試験パターンと、パターン発生部10が発生する試験パターンのいずれかを選択し、対応する被試験回路22に供給する。
試験パターン選択部24がいずれの試験パターンを選択するかは、試験装置200が、バスインターフェース18を介して、パターン選択レジスタ44に予め与えたデータに基づいて行われる。
期待値選択部26は、互いに近傍に設けられた2つの被試験回路22毎に設けられ、対応する2個の被試験回路22の一方に対応する不一致検出部32に、期待値発生部12が発生する期待値パターン又は他方の被試験回路22が出力する信号のいずれかを選択して供給する。期待値選択部26がいずれの試験パターンを選択するかは、試験装置200が、バスインターフェース18を介して、期待値選択レジスタ34に予め与えたデータに基づいて行われる。
判定部30は、それぞれの被試験回路22に対応して設けた不一致検出部(32−1〜32−4、以下32と総称する)を有する。それぞれの不一致検出部32は、対応する被試験回路22が出力する出力信号が与えられ、当該出力信号と、与えられる期待値パターンとの不一致を検出する。
期待値選択部26に対応して設けられた不一致検出部32には、対応する期待値選択部26が選択した信号が、期待値パターンとして与えられ、期待値選択部26に対応して設けられていない不一致検出部32には、期待値発生部12が発生する期待値パターンが与えられる。
フェイルレジスタ28は、不一致検出部32に対応して設けられ、対応する不一致検出部32における検出結果を格納し、保持する。不一致検出部32は、所定の試験サイクルにおいて、期待値パターンと出力信号との不一致が一度でも検出された場合には、フェイルレジスタ28にフェイルを示す信号を格納し、保持させる。フェイルレジスタ28が格納した検出結果は、試験終了後に、バスインターフェース18を介して試験装置200に読み出され、試験装置200は、読み出した検出結果に基づいて電子デバイス100の良否を判定する。このような構成により、試験サイクル毎に、それぞれのフェイルレジスタ28が格納した1ビットの信号を読み出せば、電子デバイス100の良否を判定することができ、効率よく試験を行うことができる。
また、電子デバイス100は、外部の試験装置200から与えられる低速試験クロックの周波数で動作して試験される低速試験モードと、中速クロックの周波数で動作して試験される中速試験モードと、高速クロックの周波数で動作して試験される高速試験モードとを有する。試験装置200は、電子デバイス100をいずれの試験モードで試験するかによって、試験パターン選択部24、期待値選択部26、及びクロック選択部42にいずれの信号を選択させるかを切り替える。
まず、電子デバイス100を低速試験モードで試験する場合について説明する。この場合、クロック選択部42は低速試験クロックを選択し、試験パターン選択部24はロジック回路14が出力する試験パターンを選択し、期待値選択部26は期待値発生部12が発生する期待値パターンを選択する。試験装置200は、これらの動作を行わせるデータを、パターン選択レジスタ44、期待値選択レジスタ34、及びクロック選択レジスタ38に予め格納する。
この結果、電子デバイス100の各部には、試験装置200から低速試験クロックが与えられ、当該低速試験クロックの周波数で動作する。そして、それぞれの被試験回路22には、低速試験クロックに基づいて生成された試験パターンが試験装置200から与えられ、当該試験パターンに応じた出力信号を出力する。
このように、電子デバイス100を低速試験モードで試験する場合には、試験装置200が生成した試験パターンによってそれぞれの被試験回路22を試験するため、多様な試験パターンを用いて試験を行うことができる。また、電子デバイス100の内部において、期待値発生部12が発生した期待値パターンを用いて、不一致検出回路32において不一致を検出し、フェイルを示す信号をフェイルレジスタ28に格納するため、バスインターフェース18を介して試験装置100が電子デバイス100の各部にアクセスする回数を低減し、電子デバイス100に与える試験パターンを削減することができる。例えば電子デバイス100の良否を判定する場合、試験終了後にそれぞれのフェイルレジスタ28から、フェイルを示す1ビットの信号を読み出せばよいため、リードコマンドを複数回実行する必要がなく、複数回のリードコマンドを試験パターンから削減することができる。
次に、電子デバイス100を中速試験モードで試験する場合にについて説明する。この場合、クロック選択部42は中速クロックを選択し、試験パターン選択部24はパターン発生部10が発生する試験パターンを選択し、期待値選択部26は期待値発生部12が発生する期待値パターンを選択する。試験装置200は、これらの動作を行わせるデータを、パターン選択レジスタ44、期待値選択レジスタ34、及びクロック選択レジスタ38に予め格納する。
この結果、パターン発生部10は、与えられる中速クロックに応じて試験パターンを出力し、それぞれの被試験回路22には、中速クロックに応じた試験パターンが入力される。それぞれの被試験回路22は、与えられる中速クロックの周波数で動作し、出力信号を出力する。このため、それぞれの被試験回路22に供給する試験パターンは、パターン発生部10が発生することのできる試験パターンに限定されるが、試験装置200から与えられる低速試験クロックより高速のクロックで電子デバイス100を動作させた場合の試験を行うことができる。このため、低速試験モードと比較して、電子デバイス100のタイミング不良を検出できる可能性が高くなる。
次に、電子デバイス100を高速試験モードで試験する場合について説明する。この場合、クロック選択部42は高速クロックを選択し、試験パターン選択部24はパターン発生部10が発生する試験パターンを選択し、期待値選択部26は対応する被試験回路22が出力する信号を選択する。試験装置200は、これらの動作を行わせるデータを、パターン選択レジスタ44、期待値選択レジスタ34、及びクロック選択レジスタ38に予め格納する。高速試験モードで試験する場合、試験装置200は、バスインターフェース18を介して、期待値選択部26が対応して設けられたフェイルレジスタ28のデータのみを読み出してもよい。
この場合、中速試験モードと同様に、それぞれの被試験回路22に供給する試験パターンは、パターン発生部10が発生することのできる試験パターンに限定されるが、より高速のクロックで電子デバイス100を動作させて試験を行うことができる。このため、電子デバイス100のタイミング不良をより精度よく検出することができる。
また、期待値発生部12からそれぞれの不一致検出部32までの伝送距離が異なるため、それぞれの不一致検出部32に期待値発生部12から期待値パターンを供給した場合、それぞれの期待値パターン間にはスキューが生じる。電子デバイス100を高速クロックで動作させた場合、このようなスキューにより、不一致検出部32が誤検出する場合がある。これに対し、本例における判定部30は、高速試験モードでは、互いに最も近傍に設けられた被試験回路22が出力する出力信号を比較する。これにより、高速試験モードであっても、不一致検出部32における誤検出を無くすことができる。
また判定部30は、高速試験モードにおいては、複数の被試験回路22のいずれかが出力する出力信号と、期待値発生部12が発生する期待値パターンを更に比較してもよい。この場合、全ての被試験回路22が、誤った信号を出力したときでも、被試験回路22のフェイルを検出することができる。
以上説明したように、本例における電子デバイス100によれば、従来の低速の試験装置200を用いて、試験装置200が発生する低速試験クロックより高速の試験を安価に行うことができる。このため、電子デバイス100の出荷時における不良検出率が向上し、電子デバイス100の実装コストの低減を図ることができる。
図2は、図1において説明した電子デバイス100を試験する試験方法の一例を示すフローチャートである。まず、当該試験サイクルにおいて、電子デバイス100を試験する試験モードを、図1において説明した低速試験モード、中速試験モード、高速試験モードのいずれかから選択する(S310)。
低速試験モードを選択した場合、図1において説明したように、クロック選択部42に試験装置200から与えられる低速試験クロックを選択させ、電子デバイス100を動作させる(S310)。次に、試験パターン選択部24に、試験装置200からの試験パターンを選択させ、被試験回路部20に供給する(S312)。そして、期待値選択部26に、電子デバイス100の期待値発生部12が発生する期待値パターンを選択させ、良否を判定する(S314)。
中速試験モードを選択した場合、図1において説明したように、クロック選択部42に、低速試験クロックより高速の中速クロックを選択させ、電子デバイス100を動作させる(S320)。次に、試験パターン選択部24に、電子デバイス100のパターン発生部10が発生する試験パターンを選択させ、被試験回路部20に供給する(S322)。そして、期待値選択部26に、電子デバイス100の期待値発生部12が発生する期待値パターンを選択させ、良否を判定する(S324)。
高速試験モードを選択した場合、図1において説明したように、クロック選択部42に、中速クロックより高速の高速クロックを選択させ、電子デバイスを動作させる(S330)。次に、試験パターン選択部24に、電子デバイス100のパターン発生部10が発生する試験パターンを選択させ、被試験回路部20に供給する(S332)。そして、期待値選択部26に、対応する被試験回路22が出力する信号を選択させ、近くの被試験回路22同士が出力する出力信号を比較して良否を判定する(S334)。
以上の3つの試験モードは、被試験LSIの不良モードを評価した上で任意に組み合わされて、最適な不良検出を行ってよい。必要とされる試験モードの組み合わせで全て終了するまでS300からの処理を繰り返す(S340)。また、必要とされる全ての試験が終了した場合、処理を終了する。このような方法により、従来の低速の試験装置を用いて、効率良く被試験LSIの選別を行うことができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
以上から明らかなように、本発明によれば、従来の低速の試験装置を用いて、高速の電子デバイスの良品、不良品を効率良く選別することができる。
本発明の実施形態に係る電子デバイス100の構成の一例を示す図である。 図1において説明した電子デバイス100を試験する試験方法の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10・・・パターン発生部、12・・・期待値発生部、14、16・・・ロジック回路、18・・・バスインターフェース、20・・・被試験回路部、22・・・被試験回路、24・・・試験パターン選択部、26・・・期待値選択部、28・・・フェイルレジスタ、30・・・判定部、32・・・不一致検出部、34・・・期待値選択レジスタ、38・・・クロック選択レジスタ、40・・・分周器、42・・・クロック選択部、44・・・パターン選択レジスタ、100・・・電子デバイス、200・・・試験装置

Claims (9)

  1. 外部の試験装置によって試験される電子デバイスであって、
    予め定められた試験パターンを発生するパターン発生部と、
    与えられる信号に応じて動作する被試験回路部と、
    予め定められた周波数で前記電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、前記試験装置から与えられる試験パターンを前記被試験回路部に供給し、前記予め定められた周波数より高い周波数で前記電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、前記パターン発生部が発生した前記試験パターンを前記被試験回路部に供給する試験パターン選択部と
    を備える電子デバイス。
  2. 前記試験パターン選択部は、前記試験装置から与えられる低速試験クロックと略同一の周波数で前記電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、前記試験装置から与えられる試験パターンを前記被試験回路部に供給し、前記低速試験クロックより高い周波数で前記電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、前記パターン発生部が発生した前記試験パターンを前記被試験回路部に供給する
    請求項1に記載の電子デバイス。
  3. 前記低速試験クロックより高い周波数で前記電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、前記低速試験クロックより周波数が高く、前記電子デバイスを動作させるための動作クロックを生成するクロック生成部を更に備え、
    前記パターン発生部は、前記動作クロックに応じて前記試験パターンを出力する
    請求項2に記載の電子デバイス。
  4. 前記被試験回路部は、同一の出力信号を出力する第1の前記被試験回路及び第2の前記被試験回路を有し、
    予め定められた期待値パターンを発生する期待値発生部と、
    予め定められた周波数で前記電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、前記期待値発生部が発生する前記期待値パターンと、それぞれの前記出力信号とを比較して前記被試験回路部の良否を判定し、前記予め定められた周波数より高い周波数で前記電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、前記第1の被試験回路が出力する前記出力信号と前記第2の被試験回路が出力する前記出力信号とを比較して前記被試験回路部の良否を判定する判定部と
    を更に備える
    請求項1に記載の電子デバイス。
  5. 外部の試験装置によって試験される電子デバイスであって、
    予め定められた期待値パターンを発生する期待値発生部と、
    同一の出力信号を出力する第1の被試験回路及び第2の被試験回路を有する被試験回路部と、
    予め定められた周波数で前記電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、前記期待値発生部が発生する前記期待値パターンと、それぞれの前記出力信号とを比較して前記被試験回路部の良否を判定し、前記予め定められた周波数より高い周波数で前記電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、前記第1の被試験回路が出力する前記出力信号と前記第2の被試験回路が出力する前記出力信号とを比較して前記被試験回路部の良否を判定する判定部と
    を備える電子デバイス。
  6. 前記被試験回路部は、複数の前記被試験回路を有し、
    前記判定部は、前記予め定められた周波数より高い周波数で前記電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、それぞれの前記被試験回路が出力する第1の前記出力信号と、当該被試験回路の最も近くに設けられた前記被試験回路が出力する第2の前記出力信号とをそれぞれ比較して前記被試験回路部の良否を判定する
    請求項5に記載の電子デバイス。
  7. 前記判定部は、前記予め定められた周波数より高い周波数で前記電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、前記複数の被試験回路のいずれかが出力する前記出力信号と、前記期待値発生部が発生する前記期待値パターンを更に比較して前記被試験回路部の良否を判定する
    請求項6に記載の電子デバイス。
  8. 予め定められた試験パターンを発生するパターン発生部と、
    与えられる信号に応じて動作する被試験回路部と
    を備える電子デバイスを試験する試験方法であって、
    予め定められた周波数で前記電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、外部の試験装置から与えられる試験パターンを前記被試験回路部に供給する低速試験段階と、
    前記予め定められた周波数より高い周波数で前記電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、前記パターン発生部が発生した前記試験パターンを前記被試験回路部に供給する高速試験段階と
    を備える試験方法。
  9. 予め定められた期待値パターンを発生する期待値発生部と、
    同一の出力信号を出力する第1の被試験回路及び第2の被試験回路を有する被試験回路部と
    を備える電子デバイスを試験する試験方法であって、
    予め定められた周波数で前記電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、前記期待値発生部が発生する前記期待値パターンと、それぞれの前記出力信号とを比較して前記被試験回路部の良否を判定する低速試験段階と、
    前記予め定められた周波数より高い周波数で前記電子デバイスを動作させて試験を行う場合に、前記第1の被試験回路が出力する前記出力信号と前記第2の被試験回路が出力する前記出力信号とを比較して前記被試験回路部の良否を判定する高速試験段階と
    を備える試験方法。
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