JP2006063726A - 集成材製のフレームと、これを用いて構築した建造物 - Google Patents

集成材製のフレームと、これを用いて構築した建造物 Download PDF

Info

Publication number
JP2006063726A
JP2006063726A JP2004249872A JP2004249872A JP2006063726A JP 2006063726 A JP2006063726 A JP 2006063726A JP 2004249872 A JP2004249872 A JP 2004249872A JP 2004249872 A JP2004249872 A JP 2004249872A JP 2006063726 A JP2006063726 A JP 2006063726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
deck
column
members
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004249872A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Kurihara
正芳 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GNOME KK
Original Assignee
GNOME KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GNOME KK filed Critical GNOME KK
Priority to JP2004249872A priority Critical patent/JP2006063726A/ja
Publication of JP2006063726A publication Critical patent/JP2006063726A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Abstract

【課題】 建造物を構築すべく使用した場合に、柱の本数を少なくでき、しかもその形状上、強度が大きくかつ美観性にも優れたフレームを提供すること。
【解決手段】 柱部分2と梁部分3とを倒L字型に組み合わせた形状に形成し、前記柱部分2と梁部分3とをアーチ型のウエブ4により一体化し、全体を集成材により形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、集成材製のフレームと、このフレームを用いて構築した建造物に関する。
ひき板または小角材などを、その繊維方向を互いにほぼ揃えて、長さ,幅または厚さ方向に集成・接着してなる集成材は、接着剤および接着技術の進歩により、建材としての強度,耐久性,耐湿性や耐候性等が著しく向上してきている。
また、森林資源の有効利用の観点から、集成材の用途に関する規制が緩和されているばかりでなく、集成材の利用が奨励されている。
さらには、集成材が醸し出す美しいウッド感を利用した用途開発も進んできている。
なお、この種集成材を利用した構造物の従来技術としては、次のような技術がある。
特開2003−239382号公報
ところで、前掲特開2003−239382号公報に記載の従来技術では、小・中断面の集成材の単体、または鋼材製の芯材の両側面に集成材を貼り合わせた複合材で形成された2本一対の柱と、梁とを有している。そして、2本の柱の上端部に梁の長さ方向の端部を当接し、各柱と梁の合わせ部分に鋼板製の接合プレートを当て、ボルトやドリフトピンにより結合し、いわゆる門型のラーメンフレームを形成し、これを建造物用の一単位として用いるようにしている。
しかしながら、前記従来技術では、各柱と梁とを鋼板製の接合プレートと、ボルトやドリフトピンにより結合しているので、集成材の持つ美しいウッド感が損なわれるおそれがある。
また、前記従来技術によるラーメンフレームで建造物を構築した場合、梁を支える柱が2本以上必要となり、建造物を構築する場所によっては柱が邪魔になる場合がある。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、建造物を構築すべく使用した場合に、柱の本数を少なくでき、しかもその形状上、強度が大きくかつ美観性にも優れたフレームを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、ユーザからの多様な要望に応じて、屋内・屋外で使用する場合でも、施工が簡単なフレームを提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、柱の本数が少なく、かつ強度が大きく多様な用途に使用でき、しかも美観性が高い建造物を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の発明では、柱部分2と梁部分3とを倒L字型に組み合わせた形状に形成し、前記柱部分2と梁部分3とをアーチ型のウエブ4により一体化し、全体を集成材により形成している。
また、前記目的を達成するため、本発明の請求項2に記載の発明では、それぞれ集成材により形成された柱部材6と梁部材7とアーチ型の補強部材8とを有し、前記柱部材6と梁部材7とを倒L字型に連結し、前記柱部材6と梁部材7間に補強部材8を作り付けて前記3部材を一体化している。
また、前記目的を達成するため、本発明の請求項3に記載の発明では、それぞれ集成材により形成された第1の柱部材10と第2の柱部材11と梁部材12とを有し、前記第1,第2の柱部材10,11を所定の僅かな間隔をおいて並列に配置し、前記第1,第2の柱部材10,11の上端部に、前記梁部材12を片持ち状に作り付けて前記3部材を一体化している。
また、前記目的を達成するため、本発明の請求項4に記載の発明では、それぞれ集成材により形成された柱部材15と梁部材16とアーチ型の補強部材17とを有し、前記柱部材15の上端部に、梁部材16を一部分が長くかつ他部分が短いほぼT字型に作り付け、柱部材15と梁部材16間の少なくとも一側部に、前記補強部材17を作り付けて前記3部材を一体化している。
また、前記目的を達成するため、本発明の請求項5に記載の発明では、前記集成材に防腐処理を施している。
また、前記目的を達成するため、本発明の請求項6に記載の発明では、前記集成材に防虫処理を施している。
また、前記目的を達成するため、本発明の請求項7に記載の発明では、前記柱部分または柱部材の正面側に、使用状態と収納状態とにセッティング可能にテーブル27を取り付けている。
また、前記目的を達成するため、本発明の請求項8に記載の発明では、前記柱部分または柱部材の正面側に、使用状態と収納状態とにセッティング可能にベンチ31を取り付けている。
また、前記目的を達成するため、本発明の請求項9に記載の発明では、前記柱部分または柱部材に、水場33を付設している。
また、前記目的を達成するため、本発明の請求項10に記載の発明では、それぞれ集成材により形成された第1の柱部材39と第2の柱部材40とを所定の間隔をおいて並列に配置し、前記第1,第2の柱部材39,40の上端部寄りに、集成材により形成された梁部材41を片持ち状に作り付け、前記第1,第2の柱部材39,40間における梁部材41の上部にフェンス43を作り付けている。
また、前記目的を達成するため、本発明の請求項11に記載の発明では、デッキ建造用のスペースに、請求項1〜10のいずれかに記載のフレームを互いに所要の間隔をおいて複数本並列に立設し、これらのフレームの梁部分または梁部材間にデッキ49を架設し、このデッキ49の周りにフェンス50を取り付けている。
また、前記目的を達成するため、本発明の請求項12に記載の発明では、デッキ建造用のスペースに、請求項1〜10のいずれかに記載のフレームを互いに所要の間隔をおいて複数本並列に立設し、これらのフレームの梁部分または梁部材間における梁部分または梁部材の長さ方向の一部分にデッキ49を架設し、このデッキ49の周りにフェンス50を取り付け、前記デッキ49を拡張可能に構成して置き、ユーザの必要により最大で前記フレームの先端までデッキを拡張し、拡張されたデッキ53の周りにフェンス54を取り付けている。
また、前記目的を達成するため、本発明の請求項13に記載の発明では、デッキ建造用のスペースに、請求項1〜10のいずれかに記載のフレームを互いに所要の間隔をおいて複数本並列に立設し、これらのフレームの梁部分または梁部材間に屋根55を取り付け、この屋根55の上方における前記フレームの梁部分または梁部材間にデッキ49を架設し、このデッキ49の周りにフェンス50を取り付けている。
また、前記目的を達成するため、本発明の請求項14に記載の発明では、前記デッキ49,53もしくは屋根55の下方の空間、またはデッキ49,53の上部に、バルコニー,ガーデンルーム61・85,物干し設備56・81,店舗,遊具,食事・喫茶設備,流し台,洗面・手洗い設備,家庭菜園,パーゴラ60,オーニング,休息用具のうちの、少なくとも一つを設けている。
さらに、前記目的を達成するため、本発明の請求項15に記載の発明では、前記デッキ49,53または屋根55の下方の空間を、カーポートとして利用可能に構成している。
そして、前記目的を達成するため、本発明の請求項16に記載の発明では、地面Gと前記デッキ49,53間に階段を設置している。
本発明の請求項1に記載のフレームによれば、柱部分2と梁部分3とを倒L字型に組み合わせた形状に形成しており、柱部分2により梁部分3を片持ち状に支持する形状に形成しているので、柱の本数を少なくなし得る効果がある。また、このフレームでは柱部分2と梁部分3とをアーチ型のウエブ4により一体化しているので、その形状上、強度が大きいという効果がある。さらに、このフレームは全体を集成材で形成しているので、美しいウッド感を有していること、柱部分2と梁部分3とを倒L字型に組み合わせ、これら柱部分2と梁部分3とをアーチ型のウエブ4により一体化しており、形状自体が美しいこととが相俟って、美観性が高いという効果もある。
本発明の請求項2に記載のフレームによれば、柱部材6と梁部材7とを倒L字型に連結しており、柱部材6により梁部材7を片持ち状に支持する形状に形成しているので、柱の本数を少なくなし得る効果がある。また、このフレームでは柱部材6と梁部材7間にアーチ型の補強部材8を取り付けて補強しているので、その形状上、強度が大きいという効果がある。さらに、このフレームは全体を集成材で形成し、美しいウッド感をそのまま活かしていること、柱部材6と梁部材7とを倒L字型に連結し、これら柱部材6と梁部材7間にアーチ型の補強部材8を取り付けており、その形状自体が美しいこととが相俟ち、美観性が高いという効果もある。
本発明の請求項3に記載のフレームによれば、第1の柱部材10と第2の柱部材11とを所定の僅かな間隔をおいて並列に配置し、前記第1,第2の柱部材10,11の上端部に、梁部材12を片持ち状に作り付けており、実質的に1本の柱により梁部材12を片持ち状に支持しているので、実質的に柱の本数を少なくなし得る効果がある。また、このフレームは所定の間隔をおいて並列に配置された第1,第2の柱部材10,11の上端部に、梁部材12を片持ち状に作り付けているので、梁の支持構造上、強度が大きいとう効果がある。さらに、このフレームは第1,第2の柱部材10,11および梁部材12共、集成材で形成しているので、美しいウッド感を持っていること、第1,第2の柱部材10,11の上端部に梁部材12を片持ち状に支持しているので、その形状上、安定感と美感とを呈することとが相俟ち、全体として美観性が高いという効果もある。また、このフレームでは梁部材12が受ける負荷によって、第1,第2の柱部材10,11の間隔を自由に調整することができる。
本発明の請求項4に記載のフレームによれば、柱部材15の上端部に、梁部材16を一部分が長くかつ他部分が短いほぼT字型に作り付けているので、梁を支える柱の本数を少なくすることができるという効果がある。また、このフレームでは柱部材15の上端部に梁部材16をほぼT字型に作り付け、少なくとも柱部材15と梁部材16間の一側部に、アーチ型の補強部材17を作り付け、これら3部材を一体化しているので、その形状上、強度が大きいという効果がある。さらに、このフレームでは柱部材15、梁部材16および補強部材17共、集成材で形成しているので、美しいウッド感を持っていること、柱部材15と梁部材16とをほぼT字型に組み合わせ、両部材間の少なくとも一側部にアーチ型の補強部材17を作り付けているので、その形状上、安定感および美感を呈することにより、全体として美観性が高いという効果もある。
本発明の請求項5に記載のフレームによれば、各部を構成する集成材に防腐処理を施しているので、多湿地帯への建造物の構築用として、または雨水が直接当たるような建造物の構築用として有効に使用し得る効果がある。
本発明の請求項6に記載のフレームによれば、各部を構成する集成材に防虫処理を施しているので、例えば白蟻被害等、木材に対する害虫被害の多発地帯における建造物の構築用として好適に使用し得る効果がある。
本発明の請求項7に記載のフレームによれば、使用状態と収納状態とにセッティング可能なテーブル27を備えた建造物を簡単に施工し得る効果がある。また、このフレームを直接野外に建て、必要時にテーブル27を使用状態にセッティングし、簡便に使用し得る効果もある。
本発明の請求項8に記載のフレームによれば、使用状態と収納状態とにセッティング可能なベンチ31を備えた建造物を簡単に施工し得る効果がある。また、このフレームも直接野外に建て、必要時にベンチ31を使用状態にセッティングし、簡便に使用し得る効果がある。
本発明の請求項9に記載のフレームによれば、簡易な水場33を備えた建造物を簡単に施工し得る効果がある。また、このフレームも直接野外に建て、手足などを洗ったり、水汲み場などに水場33を簡便に使用し得る効果がある。
本発明の請求項10に記載のフレームによれば、第1,第2の柱部材39,40間における梁部材41の上部にフェンス43を作り付けているので、本発明のこのフレームを用いれば、デッキの周りを囲むフェンスを、より簡単に施工し得る効果がある。
本発明の請求項11に記載の建造物によれば、本発明にかかるフレームの梁部分または梁部材間に、デッキ49を片持ち状に支持しているので、デッキ49の下方に、片側に邪魔な柱がなく使い勝手に優れた空間を確保し得る効果がある。また、フレーム自体強度が大きいので、デッキ49上を多様な用途に活用し得る効果がある。さらに、フレームの持つ美しいウッド感と、フレームの形状上の美感とが相俟ち、優れた美観性を呈するという効果もある。
本発明の請求項12に記載の建造物によれば、構築当初は複数本立設されたフレームの梁部分または梁部材間における梁部分または梁部材の長さ方向の一部分にだけデッキ49を架設し、このデッキ49を後日ユーザの必要により拡張可能に構成しているので、必要によりデッキを簡単に拡張し得る効果がある。また、ユーザが必要によりデッキを拡張すれば、デッキの利用価値を大幅に高め得る効果がある。さらには、この建造物の構築用のフレームに、防腐・防虫処理を施したフレームを用いれば、必要な強度を長期間にわたって保持できるので、当初狭いデッキを構築した後、比較的長い期間経過後に広いデッキに拡張する場合であっても、既存のフレームを活かしてデッキを簡単に施工し得る効果がある。
本発明の請求項13に記載の建造物によれば、複数本立設されたフレームの梁部分または梁部材間に屋根55を片持ち状に取り付け、この屋根55の上方にデッキ49を架設しているので、屋根の下方に、片側に邪魔な柱がなく、しかも雨水が当たらない有効な空間を形成し得る効果がある。
本発明の請求項14に記載の建造物によれば、デッキもしくは屋根の下方の空間またはデッキの上部に、バルコニーやガーデンルーム61・85,物干し設備56・81,店舗,遊具,食事・喫茶設備,流し台,洗面・手洗い設備,家庭菜園,パーゴラ60,オーニング,休息用具等を設けているので、それぞれの機能を活かしてデッキもしくは屋根の下方の空間またはデッキの上部を有効に利用し得る効果がある。
また、本発明の請求項15に記載の建造物によれば、デッキまたは屋根の下方の空間を、カーポートとして利用可能に構成しているので、デッキまたは屋根の下方の空間を、片側に邪魔な柱がなく、使い勝手の優れたカーポートとして使用し得る効果がある。
さらに、本発明の請求項16に記載の建造物によれば、地面Gとデッキ49,53間に階段を設置しており、この階段を利用してデッキ49,53に簡便に登り降りでき、したがってデッキ49,53の利用価値を高め得る効果がある。
以下、本発明の色々な実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例1としてのフレームの斜視図である。
この図1に示すフレーム1は、柱部分2と梁部分3とが倒L字型に組み合わせた形状に形成されている。前記梁部分3の上部は、フラットに形成されている。
前記柱部分2と梁部分3とは、アーチ型のウエブ4により一体化されている。
そして、フレーム1全体が集成材により形成されている。
このフレーム1は、例えばコンクリート製の基礎44に、柱部分2の根元部分をアンカスタッド45により固定して使用される。
しかして、このフレーム1は柱部分2と梁部分3とを倒L字型に組み合わせた形状に形成し、柱部分2により梁部分3を片持ち状に支持する形状に形成しているので、このフレーム1により建造物を構築した場合に、柱の本数を少なくすることができる。
また、このフレーム1は柱部分2と梁部分3とをアーチ型のウエブ4により一体化しているので、その形状上、強度を大きくなし得る。しかも、梁部分3の上部をフラットに形成しているので、デッキ等を容易に取り付けることができる。
さらに、このフレーム1は全体を集成材で形成しているので、美しいウッド感を有していること、また柱部分2と梁部分3とを倒L字型に組み合わせ、これらの部分をアーチ型のウエブ4により一体化しているので、その形状自体が美しいこととが相俟ち、美観性を高くなし得る。
図2は本発明の実施例2としてのフレームの斜視図である。
この図2に示すフレーム5は、柱部材6と梁部材7とが倒L字型に連結されている。前記梁部材7の上部は、フラットに形成されている。
前記柱部材6と梁部材7間には、補強部材8が作り付けられていて、これら3部材が一体化されている。
そして、これら3部材は集成材により形成されている。
このフレーム5も、例えばコンクリート製の基礎44に、柱部材6の根元部分をアンカスタッド45により固定して使用される。
ところで、このフレーム5は柱部材6と梁部材7とを倒L字型に連結し、柱部材6により梁部材7を片持ち状に支持する形状に形成しているので、このフレーム5により建造物を構築した場合には、柱の本数を少なくなし得る。
また、このフレーム5では柱部材6と梁部材7間にアーチ型の補強部材8を取り付けて補強しているので、強度を大きくすることができる。この実施例においても、梁部材7の上部をフラットに形成しているので、デッキ等を容易に取り付けることができる。
さらに、このフレーム5も全体を集成材で形成しているので、美しいウッド感を持っていること、柱部材6と梁部材7間にアーチ型の補強部材8を取り付けているので、形状自体が美しいこととが相俟ち、美観性を高くなし得る。
図3は本発明の実施例3としてのフレームの斜視図である。
この図3に示す実施例3のフレーム9は、それぞれ集成材により形成された第1の柱部材10と、第2の柱部材11と、梁部材12とを有している。
前記第1の柱部材10と第2の柱部材11とは、所定の僅かな間隔をおいて並列に配置されている。これら第1,第2の柱部材10,11の上端部には、梁部材12を受け入れる溝が形成されており、前記第1,第2の柱部材10,11は梁部材12が受ける負荷によって、間隔を自由に調整し得るようになっている。なお、第2の柱部材11の根元部分は、集成材製の補強材11’により補強されている。
前記梁部材12は、前記第1,第2の柱部材10,11の上端部に片持ち状に架設され、かつ固着具13により作り付けられていて、前記3部材が一体化されている。この梁部材12も、上部はフラットに形成されている。なお、固着具13には好ましくは前記3部材と保護色のものを用いる。
このフレーム9を用いて建造物を構築する場合には、例えばコンクリート製の基礎44に、第1,第2の柱部材10,11の根元部分をアンカスタッド45により固定して使用される。
そして、このフレーム9は第1の柱部材10と第2の柱部材11とを所定の僅かな間隔をおいて並列に配置し、前記第1,第2の柱部材10,11の上端部に、梁部材12を片持ち状に作り付けており、実質的に1本の柱に梁部材12を片持ち状に支持した形状に形成しているので、このフレーム9を用いて建造物を構築した場合には、実質的に柱の本数を少なくすることができる。
また、このフレーム9では所定の間隔をおいて並列に配置された第1,第2の柱部材10,11の上端部に、梁部材12を片持ち状に作り付けているので、梁の支持構造上、強度を大きくなし得る。この実施例においても、梁部材12の上部をフラットに形成しているので、デッキ等を容易に取り付けることができる。
さらに、このフレーム9も第1,第2の柱部材10,11および梁部材12の3部材共、集成材で形成しているので、美しいウッド感を持っていること、第1,第2の柱部材10,11の上端部に梁部材12を片持ち状に支持しているので、その形状上、安定感と美感を呈することとが相俟ち、美観性を高くすることができる。
図4は本発明の実施例4の一例を示す斜視図、図5は実施例4の他の例を示す斜視図である。
その図4に示す実施例4のフレーム14は、それぞれ集成材により形成された柱部材15と、梁部材16と、アーチ型に形成された補強部材17とを有している。
前記柱部材15の上端部には、梁部材16が図示の例では一部分としての右側の部分が長く、かつ他部分としての左側の部分が短いほぼT字型に作り付けられている。この梁部材16も、上部がフラットに形成されている。
そして、前記柱部材15と梁部材16間の一側部には、前記アーチ型の補強部材17が作り付けられていて、柱部材15と梁部材16と補強部材17の3部材が一体化されている。
この図4に示す実施例4のフレーム14は、柱部材15の上端部に、梁部材16を一部分が長く、他部分が短いほぼT字型に作り付けられているので、梁を支持する柱の本数を少なくすることができ、したがってこのフレーム14を用いて建造物を構築したときは、邪魔になる柱の本数を少なくすることができる。
また、このフレーム14では柱部材15の上端部に梁部材16をほぼT字型に作り付け、柱部材15と梁部材16間の一側部にアーチ型の補強部材17を作り付け、これら3部材を一体化しているので、その形状上、強度を大きくなし得る。さらに、この実施例においても、梁部材16の上部をフラットに形成しているので、デッキ等を容易に取り付けることができる。
しかも、このフレーム14では柱部材15、梁部材16および補強部材17共、集成材で形成しているので、美しいウッド感を呈すること、柱部材15と梁部材16とをほぼT字型に組み合わせ、両部材間の一側部にアーチ型の補強部材17を作り付けているので、その形状が美しいこととが相俟ち、美観性を高めることができる。
次に、図5に示す実施例4のフレーム14は、ほぼT字型に組み合わされた柱部材15と梁部材16間の他側部に、集成材によりアーチ型に形成された補強部材18が一体に取り付けられている。
したがって、この図5に示すフレーム14は、前記図4に示すものに比較して、より一層強度を大きくなし得るし、形状上、安定感を持った美感を呈する。
なお、この図5に示すフレーム14の他の構成,作用については、前記図4に示すものと同様である。
図6は本発明の実施例5の一例を示す斜視図、図7および図8はそれぞれ実施例5の他の例を示す斜視図である。
その図6に示す実施例5のフレーム20は、前記図1に示す実施例1において、梁部分3の反対側に梁部分21が延設されている。
この梁部分21は、集成材により形成されており、しかも梁部分3よりも長く形成されている。また、この梁部分21は柱部分2の上端部に作り付けられていて、一体化されている。
なお、この図6に示すフレーム20の他の構成,作用については、図1に示す実施例1のフレーム1と同様である。
次に、図7に示す実施例5のフレーム22は、図2に示す実施例2において、柱部材6の上端部に、集成材製の長い梁部材23が作り付けられている。
この梁部材23は、柱部材6の一側部側としての右側に短い部分23aを配し、他側部側としての左側に長い部分23bを配して柱部材6にほぼT字型に作り付けられている。
前記柱部材6と梁部材23の長さの短い部分23a間には、アーチ型の補強部材8が作り付けられていて、柱部材6と梁部材23と補強部材8とが一体化されている。
なお、この図7に示すフレーム22の他の構成,作用については、前記図2に示す実施例2のフレーム5と同様である。
ついで、図8に示す実施例5のフレーム24では、図3に示す実施例3において、所定の僅かな間隔をおいて並設された第1,第2の柱部材10,11の上端部に、集成材製で長く形成された梁部材25が取り付けられている。
前記梁部材25は、第1,第2の柱部材10,11における第2の柱部材11側に短く配し、第1の柱部材10側には長く配してほぼT字型に組み付けられ、かつ短い部分25aは固着具13を介して第2の柱部材11に取り付けられ、長い部分25bは固着具13を介して第1の柱部材10に取り付けられている。
この図8に示すフレーム24の他の構成,作用については、前記図3に示す実施例3のフレーム9と同様である。
ところで、この実施例5のフレーム20,22,24は、長い梁部分21または梁部材23,25の長い部分23b,25bを例えば家屋側に配し、短い梁部分3または梁部材23,25の短い部分23a,25aを例えばベランダ側に配して、建造物の構築に用いれば、柱部分2、柱部材6または第1,第2の柱部材10,11を、家屋の柱とベランダ側の建造物の柱とに共用することもできる。
前記実施例1〜5の各フレームに、防腐処理を施しているので、多湿地帯への建造物の構築用として、または直接雨水が当たる用途に好適である。
前記フレームに防腐処理を施す方法としては、フレームに防腐剤を塗布しても良く、フレームを防腐剤溶液に浸漬しても良く、または集成材を接着するための接着剤に防腐剤を添加しても良い。さらには、ひき板や小角材に防腐剤を圧力を掛けて注入して浸透させ、防腐処理を施したひき板や小角材を接着して集成材を作り、その集成材によりフレームを形成しても良い。
前記実施例1〜5の各フレームに、防虫処理を施しているので、白蟻被害等、木材に対する害虫被害の多発地帯での建造物の構築に好適である。
前記フレームに防虫処理を施す方法としては、フレームに防虫剤を直接塗布しても良く、またフレームを防虫剤溶液に浸漬しても良く、さらには集成材の接着剤に防虫剤を添加してこれを用いても良い。さらにまた、ひき板や小角材に防虫剤を圧力を掛けて注入して浸透させ、防虫処理を施したひき板や小角材を接着して集成材を作り、その集成材によりフレームを形成しても良い。
図9は本発明の実施例8を示すもので、テーブルを使用状態にセッティングした場合の斜視図、図10は同実施例8において、テーブルを収納状態にセッティングした場合の斜視図である。
これら図9および図10に示す実施例8では、テーブルを取り付けるためのフレームとして、図5に示すフレーム14を用いている。
そして、前記フレーム14における柱部材15の正面側に、ヒンジ26を介してテーブル27が取り付けられている。このテーブル27には、使用状態において、床面や地面と平行になるように、折り畳み式の脚28が取り付けられている。
このテーブル付きフレーム14を、建造物用の柱および梁として、または直接野外に立設することにより、必要に応じてテーブル27を図9に示すように使用状態にセッティングし、椅子29を配して簡便に使用することができる。また、テーブル27を使用しない場合には、図10に示すように、フレーム14に立て掛けて収納しておく。
したがって、この実施例8によればユーザの要望により、このテーブル付きフレーム14を用いて建造物を構築すれば、使用状態と収納状態とにセッティング可能なテーブル27を備えた建造物を簡単に施工することができる。
また、このテーブル付きフレーム14を公園や庭園等の野外に建て、必要時にテーブル27を使用状態にセッティングして、簡便に使用することもできる。
なお、テーブル27を取り付けるためのフレームには、前記実施例1〜7のいずれのフレームをも用いることができる。
図11は本発明の実施例9を示すもので、ベンチを使用状態にセッティングした場合の斜視図、図12は同実施例9において、ベンチを収納状態にセッティングした場合の斜視図である。
これら図11および図12に示す実施例9では、ベンチを取り付けるためのフレームとして図4に示すフレーム14を用いている。
しかして、このフレーム14における柱部材15の正面側に、ヒンジ30を介してベンチ31が取り付けられている。このベンチ31には、使用状態において、床面や地面と平行になるように、折り畳み式の脚32が取り付けられている。
そして、このベンチ付きフレーム14を、建造物用の柱および梁として、または直接野外に立設することにより、必要に応じてベンチ31を図11に示すように、使用状態にセッティングして簡便に使用することができる。また、ベンチ31を使用しない場合には、図12に示すように、フレーム14に立て掛けた状態に収納しておく。
したがって、この実施例9によれば、ユーザの要望により、このベンチ付きフレーム14を用いて建造物を構築すれば、使用状態と収納状態とにセッティング可能なベンチ31を備えた建造物を簡単に施工することができる。
さらには、このベンチ付きフレーム14を公園や庭園等の野外に単独で建て、必要時にベンチ31を使用状態にセッティングして、簡便に使用することもできる。
なお、このベンチ31を取り付けるためのフレームとして、前記実施例1〜7のいずれのフレームをも用いることができる。
図13は本発明の実施例10を示す斜視図である。
この図13に示す実施例10では、フレーム14における柱部材15の正面側に、水場33が付設されている。
この水場33は、水道取り付け用柱34と、これに取り付けられた蛇口35と、水口37を有する流し36とを有していて、フレーム14に一体に取り付けられている。
しかして、この水場付きフレーム14を、例えばバルコニーやカーポート、または直接野外に立設することにより、蛇口35から水を注出し、手足や顔を洗ったり、水汲み場等に、簡便に使用することができる。
また、ユーザからの要望により、水場33を有する建造物を簡単に施工することができる。
さらに、この水場付きフレーム14を公園や庭園等の野外に、簡単に立設して使用することもできる。
なお、水場33を取り付けるためのフレームには、前記実施例1〜7のいずれのフレームをも使用することができる。
図14は本発明の実施例11の一例を示す斜視図、図15は同実施例11の他の例を示す斜視図である。
この実施例11の図14に示す例では、フレーム38が第1,第2の柱部材39,40と、梁部材41と、フェンス43とを備えている。そして、これらの部材はすべて集成材で形成されている。
前記第1,第2の柱部材39,40は、互いに所定の間隔をおいて配置されている。これら第1,第2の柱部材39,40の上部側には、梁部材41を水平に支持すべく切り込みが形成されている。
前記梁部材41も、上部がフラットに形成されている。この梁部材41は、前述のごとく第1,第2の柱部材39,40の上部側に形成された切り込みを介して、第1,第2の柱部材39,40に片持ち状に配置され、かつ固着具42,42を介して第1,第2の柱部材39,40に取り付けられている。なお、固着具42には好ましくは集成材と保護色のものを用いる。
前記フェンス43は、梁部材41の上部において、第1,第2の柱部材39,40間に形成されている。また、フェンス43はこの図14に示す例では、筋違い状に形成されている。
一方、この実施例11の図15に示す例では、第2の柱部材40の根元側が集成材により形成された補強材40’で補強されている。
また、この図15に示す例ではフェンス43が斜め格子状に形成されている。
この図15に示す例の他の構成については、図14に示す例と同様である。なお、フェンス43のデザインは図14,図15に示すものに限らないこと勿論である。
この実施例11におけるフレーム38を用いれば、フレーム38の梁部材41の上部にデッキを構築し、そのデッキの周りをフェンスで囲む建造物を、より簡単に施工することができる。
図16は本発明の実施例12としての建造物の一例を示す斜視図である。
この図16に示す実施例12の建造物では、デッキ建造用のスペースである家屋のベランダ側に、実施例1に示すフレーム1が互いに所定の間隔をおいて2本並列に配置されている。各フレーム1は、柱部分2の根元側を、コンクリート製の基礎44にアンカスタッド45により固定することによって、地面G上に立設されている。
立設された2本のフレーム1,1の梁部分3,3の根元側、つまり家屋のドア46側には梁47が組み付けられている。また、前記梁部分3,3の長さ方向のほぼ中間部には、他の梁48が組み付けられている。
前記2本の梁47,48間には、デッキ49が架設されている。
前記デッキ49の周りには、フェンス50が取り付けられている。
この実施例12の建造物によれば、2本のフレーム1,1の梁部分3,3間における家屋のドア46側に架設されたデッキ49を、家屋の2階のドア46から出入り可能なバルコニー等として、有効に利用することができる。
また、デッキ49の下方の空間は、片側に邪魔な柱のないスペースとして有効に利用することができる。
さらに、この建造物は本発明にかかるフレーム1を用いているので、強度が大きく、しかもフレーム1の美しいウッド感と、形状上の美感とを活かして美観性を高くなし得る。
また、この実施例12の建造物は家屋のベランダとは無関係の、建造物用いかなるのスペースにも構築することができる。
なお、この実施例12において、フレームには実施例1のフレーム1のみならず、実施例2〜11のフレームのいずれをも選択的に使用することができる。
図17および図18は本発明の実施例13を示すもので、図17はデッキを拡張する前の状態を示す斜視図、図18はデッキを拡張した後の状態を示す斜視図である。
これらの図に示す実施例13では、構築当初の段階においては、図17に示すように、複数本(図示例では2本)のフレーム1,1の梁部分3,3間における家屋のドア46側寄りの一部分に、梁部分3,3と梁48間にわたってデッキ49を架設し、このデッキ49の周りにフェンス50を取り付けた状態で使用する。
そして、後日ユーザの必要により、図18に示すように、各フレーム1の梁部分3の先端部側に補強柱51を立設し、かつ梁部分3,3におけるデッキを拡張すべき位置に梁52を取り付ける。
ついで、前記梁52の位置までデッキを拡張し、その拡張されたデッキ53の周りにフェンス54を取り付ける。
以上の説明からも分かるように、この実施例13の建造物によれば、複数本のフレーム1の梁部分3間に、デッキの拡張スペースを確保しておき、後日ユーザが必要に応じて狭いデッキ49を広いデッキ53に、最大でフレーム1の梁部分3の先端まで、簡単に拡張することができ、このようにデッキ53を拡張し、増床することによって、デッキ53上の空間の利用価値を大幅に高めることができる。
この実施例13において、建造物構築用のフレームとして、実施例6,7に示す防腐・防虫処理を施したフレームを用いれば、耐久性が大きく、長期間経過した後もデッキを拡張するために必要な強度を保持できるので、構築当初に狭いデッキ49を構築した後、長い期間経過後に、ユーザの必要によりデッキを拡張する場合であっても、既存のフレームをそのまま用いて拡張できるので、簡単に施工することができる。
また、この実施例13はフレーム1,1の梁部分3,3間に屋根を取り付け、構築当初の階段で屋根の上に狭いデッキを架設した場合にも適用することができる。
なお、この実施例13の他の構成,作用については、前記実施例12と同様であり、フレームとして実施例1〜11に示すフレームを選択的に使用できることも実施例12と同様である。
図19は本発明の実施例14を示す建造物の斜視図である。
この図19に示す実施例14における建造物では、複数本としての2本のフレーム1,1の梁部分3,3の根元側、つまり家屋のドア46側から同梁部分3,3の先端側にわたって屋根55が取り付けられている。
そして、屋根55の上方における梁部分3,3の根元側には梁47が組み付けられ、この梁47との間に所要の間隔をおいた位置に、梁48が組み付けられている。
前記梁47,48間には、デッキ49が架設されていて、このデッキ49はフレーム1,1に梁部分3,3を介して片持ち状に支持されている。前記デッキ49の周りにはフェンス50が取り付けられている。
したがって、この実施例14の建造物によれば、屋根55の下方を、雨水がかからない好適な空間として色々な用途に利用することができる。
この実施例14における他の構成については、前記実施例12と同様であり、建造物用のフレームとして実施例1〜11に示すフレームを選択的に使用できることも、実施例12と同様である。
図20は本発明の実施例15を示す建造物の斜視図である。
この図20に示す実施例15の建造物では、複数本のフレームとして2本のフレーム1,1の梁部分3,3のほぼ一半部にデッキ49が架設され、他半部には物干し設備56が設けられている。
前記物干し設備56は、各フレーム1の梁部分3の下面側に形成されたガイドスリット(図示せず)と、物干し竿用ガイド部材57と、物干し竿59とを備えている。
前記物干し竿用ガイド部材57は、正面から見てT字型に形成され、かつ上下方向に複数の物干し竿用通し孔58が設けられている。
そして、前記物干し竿用ガイド部材57は、各フレーム1の梁部分3に形成されたガイドスリットに、複数個ずつスライド可能に装着されており、左右1組の物干し竿用ガイド部材57,57に設けられた物干し竿用通し孔58,58に物干し竿59を通して支持し、この物干し竿59に洗濯物等を掛けて乾かすようになっている。
したがって、この実施例15の建造物によれば、邪魔な柱のない、デッキ49の下方の空間を物干し場として有効に利用することができる。
この実施例15の他の構成,作用については、前記実施例12と同様であり、建造物用のフレームとして実施例1〜11に示すフレームを選択的に使用できることも、実施例12と同様である。
図21は本発明の実施例16としての建造物の斜視図である。
この図21に示す実施例16の建造物では、複数本のフレームとしての2本のフレーム1,1の梁部分3,3のほぼ一半部にデッキ49が架設され、他半部にはパーゴラ60が設けられている。
したがって、この実施例16の建造物によれば、パーゴラ60に藤や朝顔などの蔓植物を絡ませて鑑賞に供することができる。
この実施例16の他の構成,作用については、前記実施例12と同様であり、建造物用のフレームとして実施例1〜11に示すフレームを選択的に使用できることも、実施例12と同様である。
図22は本発明の実施例17を示す建造物の斜視図である。
この図22に示す実施例17の建造物では、複数本としての2本のフレーム1,1の梁部分3,3の根元側から先端にわたって屋根55が取り付けられている。
また、フレーム1,1の梁部分3,3の根元側には梁47が組み付けられており、この梁47と所定の間隔をおいた位置に他の梁48が組み付けられている。
前記屋根55の上方において、前記梁47,48間にはデッキ49が架設されている。このデッキ49の周りには、フェンス50が取り付けられている。
前記屋根55の下方の空間には、ガーデンルーム61が形成されている。
このガーデンルーム61は、補強柱62と、補強梁63と、上がり框64と、格子65および格子戸66等を備えて構成されている。
前記補強柱62は、集成材で形成されていて、基礎44と各フレーム1の梁部分3の先端部間に取り付けられている。
前記補強梁63は、補強柱62,62とフレーム1,1の梁部分3,3の先端部間に組み付けられている。
前記上がり框64は、地面G上に所定の間隔をおいて設置されている。
前記格子65と格子戸66とは、屋根55の下縁部を構成している部材と上がり框64間に嵌め込まれている。
前述のごとく構成した実施例17の建造物によれば、屋根55の下方に形成されたガーデンルーム61を利用して趣味に興ずることができる。
この実施例17の他の構成,作用については、前記図19に示す実施例14と同様である。
図23は本発明の実施例18としての建造物の一例を示す斜視図、図24は建造物の他の例を示す斜視図である。
その図23に示す実施例18の建造物では、複数本としての3本のフレーム1が互いに所定の間隔をおいて立設されている。
立設された3本のフレーム1のうちの、図23において左側の2本のフレーム1,1の梁部分3,3間には、屋根55が取り付けられている。
3本のフレーム1の梁部分3の根元側には、梁47が組み付けられている。また、この梁47と所定の間隔をおいて、他の梁48が組み付けられている。そして、前記梁47,48間には、デッキ49が架設されている。したがって、この図23に示す実施例では、間口の広いデッキ49が設けられている。
図23において、デッキ49の右側寄りの位置にはデッキへの出入り口68が設けられている。このデッキへの出入り口68には、手摺り69が設けられている。
前記デッキへの出入り口68の手摺り69を除いて、デッキ49の周りにはフェンス50が取り付けられている。
さらに、地面Gと前記デッキへの出入り口68間には、階段70が設置されている。したがって、この図23に示す実施例では、階段70を使ってデッキ49へ簡便に登り降りすることができる。
次に、図24に示す例では、立設された3本のフレーム1のうちの、図24において左側の2本のフレーム1,1の梁部分3,3に屋根55が取り付けられている。
また、図24において中間部のフレーム1の梁部分3の先端部と、右側のフレーム1の梁部分3の先端部とに、それぞれ補強柱71が立設されている。前記中間部のフレーム1の梁部分3の先端部と、右側のフレーム1の梁部分3の先端部と、補強柱71,71間には梁72が組み付けられている。
前記左側のフレーム1の梁部分3と、中間部のフレーム1の梁部分3間には、梁部分3の根元側からほぼ中間部までデッキ49が架設されている。さらに、中間部のフレーム1の梁部分3と、右側のフレーム1の梁部分3間には、梁部分3の根元側から前記梁72にわたってデッキ49が延設されている。したがって、3本のフレーム1の梁部分3には、広大なデッキ49が設けられている。
前記デッキ49の右側端部には、デッキへの出入り口73と、踊り場74とが設けられている。これらデッキへの出入り口73と踊り場74には、手摺り75が付設されている。この手摺り75を除いて、デッキ49の周りにはフェンス50が取り付けられている。
そして、地面Gと前記デッキへの出入り口73間には、階段70が設置されている。
したがって、この図24に示す実施例によれば、デッキ49が広大であること、そのデッキ49に階段70を使って自由に登り降りすることができることとにより、デッキ49の利用価値を大幅に高めることができる。
なお、この図24に示す例では屋根55の下方の空間の一角に、濡れ縁76が設けられている。
これら図23および図24に示す実施例18の建造物の他の構成,作用については、前記図19に示す実施例14の建造物と同様である。
図25は本発明の実施例19における建造物の一例を示す斜視図、図26は同実施例19における建造物の他の例を示す斜視図である。
その図25に示す実施例19の建造物では、複数本としての2本のフレーム1が互いに所定の間隔をおいて立設されている。
立設された2本のフレーム1,1の梁部分3,3には、全面にわたってデッキ49が架設されている。このデッキ49の周りには、フェンス50が取り付けられている。
一方、各フレーム1の梁部分3の先端部側には、通し柱77が立設されている。したがって、この通し柱77はこの図25の例では2本立設されている。他方、各フレーム1の柱部分2の延長上には継なぎ柱78が連結されている。したがって、この継なぎ柱78もこの図25の例では2本建てられている。
前記通し柱77同士と継なぎ柱78同士の上端部は、横桁79により継ながれている。各通し柱77と後方に位置する継なぎ柱78の上端部は、縦桁80により継ながれている。
前記通し柱77、継なぎ柱78、横桁79および縦桁80共、集成材により形成されている。
以上の骨組みにより、この図25に示す建造物は、総2階建てに構築されている。
前記階上に相当するデッキ49の上部は、物干し場として利用するようになっている。この物干し場には、物干し設備81が設けられている。この物干し設備81は、各縦桁80に形成されたガイドスリット(図示せず)と、物干し竿用ガイド部材82と、物干し竿84とを備えている。
前記物干し竿用ガイド部材82は、正面から見てT字型に形成され、かつ上下方向に複数の物干し竿用通し孔83が設けられている。
そして、前記物干し竿用ガイド部材82は、前記図20に示す実施例15と同様、各縦桁80に形成されたガイドスリットに、複数個ずつスライド可能に装着されており、左右1組の物干し竿用通し孔83,83に物干し竿84を通して支持し、この物干し竿84に洗濯物等を掛けて乾かすようになっている。
この図25に示す実施例19によれば、家屋の2階のドア46から、または別設置の外階段(図示せず)からデッキ49上へ出入りし、便利な物干し場として利用することができる。
ついで、図26に示す実施例19の建造物では、デッキ49上に、エンクロージャー86により囲ったガーデンルーム85が構築されている。
したがって、この図26に示す実施例によれば、家屋の2階のドア46から、または別設置の外階段(図示せず)を使ってデッキ49上に登り、ガーデンルーム85を利用してガーデニングに興ずることができる。
この図26に示す建造物の他の構成については、前記図25に示す建造物と同様である。
以上説明したこの実施例19における建造物は、強度の大きいフレーム1を用いているので、総2階建てに構築しても、堅固に建造することができるし、組み立て工数を少なくすることができる。
なお、この実施例19においても、実施例1のフレームに限らず、実施例1〜11のフレームを選択して使用することができる。
次に、図27〜図31は本発明の実施例20の建造物とその骨組みの一例を示すもので、図27は建造物の斜視図、図28は建造物の側面図、図29,図30および図31はそれぞれこの実施例で用いているフレームと他の部材との組み付け構造を示す詳細図である。そして、図32は同実施例20の建造物の他の例を示す斜視図である。
その図27に示す実施例20の建造物では、図6に示す実施例5のフレーム20を2本用いている。
前記2本のフレーム20は、建造すべき家屋のベランダに当たる位置に互いに所定の間隔をおいて配置され、かつ基礎44およびアンカスタッド45を介して立設されている。
前述のごとく立設されたフレーム20,20の短い梁部分3,3間に、図29に示す例では梁部分3,3の根元側に小梁87が組み付けられている。また、同梁部分3,3間には前記小梁87と所定の間隔をおいて他の小梁88が組み付けられている。そして、同梁部分3,3には、小梁87,88間に根太89が組み込まれている。
前記フレーム20,20の短い梁部分3,3間には、前記根太89,89に掛け渡してデッキ49が架設されている。このデッキ49の周りには、フェンス50が取り付けられている。
また、前記フレーム20,20の柱部分2の背面に沿って家屋用の1階管柱91が配置され、これの上方に2階管柱92が配置されている。前記1階管柱91の上端部とフレーム20の長い梁部分21の下面間には、胴差し93が組み付けられている。他方、2階管柱92の下端部と前記梁部分21の上面間には、台輪94が組み付けられている。そして、前記胴差し93と梁部分21と台輪94とは通しボルト95により結合されていて、この結合構造を介してフレーム20,20の長い梁部分21,21の根元側に、1階管柱91と2階管柱92とが結合され、立設されている。
さらに、所定の間隔をおいて複数本の1階管柱91が配置され、それぞれ基礎44を介して立設されている。そして、各1階管柱91を利用して1階床96が敷設されている。
各1階管柱91には、台輪94や床梁97を介して2階管柱92が立設されている。
さらに、前記フレーム20,20の長い梁部分21,21には所定の間隔をおいてこの実施例では図28に示すごとく、2本の床梁97,97が組み付けられている。前記床梁97,97間、および床梁97と台輪94間には、根太98が組み付けられている。そして、前記根太98上に2階床99が敷設されている。
また、2階管柱92の上部には小屋組み100が施され、この小屋組み100上に屋根101が取り付けられていて、家屋90が構築されている。
以上のように構築された家屋90は、2本のフレーム20,20の柱部分2,2と長い梁部分21,21とを利用してベランダ側の1階管柱91,91と2階管柱92,92とを結合するようにしているので、1階,2階管柱91,92;91,92を堅固に立設することができる。
また、フレーム20,20の長い梁部分21,21を利用して2階の床組みを行うようにしているので、2階床99をも堅固に施工することができる。
さらに、この実施例20によれば、フレーム20,20の短い梁部分3,3間にデッキ49を架設し、柱部分2,2と長い梁部分21,21を利用して家屋90の一部の骨組みを形成するようにしているので、デッキ49と家屋90を構築するための組み立て工数を削減でき、したがって施工能率の向上を図ることができる。
そして、前記デッキ49は家屋90の2階のドア102から出入り可能なバルコニー等として使用することができ、デッキ49の下方の空間はカーポートや縁側等として使用することができる。
次に、本発明のフレームを用いた建造物の骨組みの図30に示す例では、フレーム20の長い梁部分21を家屋の2階の床梁に兼用している外は、前記図29に示す骨組みと同様である。
ついで、本発明のフレームを用いた建造物の骨組みの図31に示す例では、フレーム20の柱部分2の一側部に1階管柱91と、2階管柱92とが配置されている。
また、フレーム20の長い梁部分21における1階,2階管柱91,92が配置されている側には、2階床梁103が配置されている。この2階床梁103は、通しボルト104により前記フレーム20の長い梁部分21に結合されている。
前記1階管柱91と2階床梁103間には、胴差し93が組み付けられている。また、前記2階管柱92と2階床梁103間には、台輪94が組み付けられている。
このように、この図31に示す例ではフレーム20の長い梁部分21に2階床梁103を結合し、家屋の1階の上部部材と2階の下部部材とが前記2階床梁103を抱き合わせるように骨組みされている外は、前記図29に示す例と同様である。
以上、図29,図30および図31に示す骨組みにおいて、フレーム20に対する加工は、フレーム20の各部が全て集成材で形成されているので、普通の大工道具を使って容易に行うことができる。
続いて、図32に示す実施例20の建造物では、3本のフレーム20が互いに所定の間隔をおいて立設されている。
前述のごとく立設された3本のフレーム20のうちの、図32において左側に隣接する2本のフレーム20,20の短い梁部分3,3間には、屋根55が取り付けられている。
また、前記屋根55を有する部分と、屋根のない部分とにわたって、フレーム20の3本の短い梁部分3間における梁部分3の長さ方向の根元側のほぼ半部には、デッキ49が架設されており、デッキ49の周りにはフェンス50が取り付けられている。したがって、この図32に示す例では間口の広いデッキ49が構築されている。
屋根のない側のデッキ49、すなわち図32おいて右側のデッキ49の奥側には、デッキへの出入り口104が設けられている。このデッキへの出入り口104の両側には、手摺り105が取り付けられている。
地面Gと前記デッキへの出入り口104間には、階段106が設置されている。
このように、この図32に示す建造物によれば、デッキ49を広く形成し、この広いデッキ49に階段106を使って登り降りできるようにしているので、デッキ49の利用価値を大幅に高くすることができる。また、屋根55およびデッキ49の下方の空間も広く形成しているので、利用価値を高めることができる。
なお、この図32に示す建造物の他の構成,作用については、前記図27〜図31に示すものと同様である。
また、この実施例20の建造物において使用するフレームは、図6に示すフレーム20に限らず、図7に示すフレーム22や、図8に示すフレーム24をも使用することができる。
図33は本発明の実施例21における建造物の斜視図である。
この図33に示す実施例21の建造物では、図1に示す実施例1のフレーム1が3本、互いに所定の間隔をおいて並列に立設されている。
前記3本のフレーム1の上部には、全面に屋根55が取り付けられている。また、各フレーム1の梁部分3の上部には、合成樹脂やステンレス,カラー銅板などで作られたカバー3’が被せられている。
さらに、図33において左側のフレーム1,1の柱部分2,2の根元寄りには、棚107が取り付けられている。
このように構築した実施例21の建造物によれば、屋根55の下方の空間を、屋根付きの縁側や物置き,自転車置き場,カーポート等に使用することができる。
また、フレーム1の梁部分3の上部にカバー3’を被せているので、更に耐久性を高めることができるし、美しい景観のデザインを施すこともできる。
なお、この実施例21における建造物では、実施例1に示すフレーム1に限らず、実施例1〜10に示すフレームを選択して使用することができる。
図34は本発明の実施例22における建造物の斜視図である。
この図34に示す実施例22の建造物においても、図1に示す実施例1のフレーム1が3本、互いに所定の間隔をおいて並列に立設されている。
また、前記3本のフレーム1の上部には、全面にわたって屋根55が取り付けられている。
前記屋根55の上方には、家屋の2階のドア46側のほぼ半部にデッキ49が架設されている。このデッキ49の周りには、フェンス50が取り付けられている。
そして、この実施例22の建造物によれば、間口の広いデッキ49に家屋の2階のドア46を通じて出入りし、デッキ49をバルコニーや物干し場等に有効に使用することができる。
また、屋根55の下方の空間を、片側に邪魔な柱のないカーポートとして使用することができる外、広いので店舗として利用することもできる。
なお、この実施例22の建造物の他の構成,作用については、前記図19に示す実施例14と同様である。
図35は本発明の実施例23における建造物の斜視図である。
この図35に示す実施例23の建造物では、デッキ建造用のスペースの一方の側に、図1に示す実施例1のフレーム1が3本、互いに所定の間隔をおいて並列に立設されている。
また、同スペースの他方の側には、図35において左側のフレーム1に対向する位置に、図2に示す実施例2のフレーム5が立設され、3本のフレーム1のうちの中央のフレーム1に対向する位置には、図5に示す実施例4のフレーム14が立設されている。
前記3本のフレーム1の上部には、梁108が取り付けられ、2本のフレーム5,14の上部には、他の梁109が取り付けられている。
前記3本のフレーム1の上部と2本のフレーム5,14の上部の全面にわたり、梁108,109を介して屋根110が取り付けられている。
また、屋根110の上方において、2本のフレーム1,1の梁部分3,3と、2本のフレーム5,14の梁部材7,16にわたって、デッキ111が架設されている。
さらに、デッキ111の傍らには補強柱112,112により支持された踊り場113が設けられている。
前記踊り場113の出入り口を除いて、デッキ111と踊り場113の周りには、フェンス114が取り付けられている。
さらに、地面Gと前記踊り場113の出入り口間には、階段115が設置されている。この階段115には、手摺り116が取り付けられている。
そして、この実施例23の建造物では、
(ア)デッキ111が2本のフレーム1,1の梁部分3,3と、2本のフレーム5,14の梁部材7,16により支持されていて、その支持構造上、強度が大きいこと、
(イ)デッキ111が広いこと、
(ウ)階段115を使ってデッキ111に楽に登り降りできること、
とにより、デッキ111上に物干し設備,店舗,すべり台やブランコ等の遊具,食事・喫茶設備,流し台,洗面・手洗い設備,家庭菜園,パーゴラ,オーニング,ハンモックや簡易ベッド等の休息具,その他必要なものを持ち込んで有効に利用することができる。
また、屋根110の下方の空間も広いので、大型のカーポートとしてはもとより、ガーデニングルーム,店舗,遊具,食事・喫茶設備等を設置して有効に利用することができる。
なお、この実施例23において、フレームには実施例1に示すフレーム1と、実施例2に示すフレーム5と、実施例4に示すフレーム14とを用いるものに限らず、前記実施例1〜11に示すフレームを単独で、または複数種類組み合わせて用いることができる。
[その他の実施例]
前記建造物に関する各実施例において、フェンスの形やデザインには様々なスタイルのものを選択して採用することができる。
本発明の実施例1のフレームを示す斜視図である。 本発明の実施例2のフレームを示す斜視図である。 本発明の実施例3のフレームを示す斜視図である。 本発明の実施例4のフレームの一例を示す斜視図である。 同実施例4のフレームの他の例を示す斜視図である。 本発明の実施例5のフレームの一例を示す斜視図である。 同実施例5のフレームの他の例を示す斜視図である。 同実施例5のフレームのさらに他の例を示す斜視図である。 本発明の実施例8のフレームを示すもので、テーブルを使用状態にセッティングした場合の斜視図である。 同実施例8のフレームにおいて、テーブルを収納した状態の斜視図である。 本発明の実施例9のフレームを示すもので、ベンチを使用状態にセッティングした場合の斜視図である。 同実施例9のフレームにおいて、ベンチを収納した状態の斜視図である。 本発明の実施例10のフレームを示す斜視図である。 本発明の実施例11のフレームの一例を示す斜視図である。 同実施例11のフレームの他の例を示す斜視図である。 本発明の実施例12の建造物を示す斜視図である。 本発明の実施例13の建造物において、デッキを拡張する前の状態を示す斜視図である。 同実施例13の建造物において、デッキを拡張した状態を示す斜視図である。 本発明の実施例14の建造物を示す斜視図である。 本発明の実施例15の建造物を示す斜視図である。 本発明の実施例16の建造物を示す斜視図である。 本発明の実施例17の建造物を示す斜視図である。 本発明の実施例18の建造物の一例を示す斜視図である。 同実施例18の建造物の他の例を示す斜視図である。 本発明の実施例19の建造物の一例を示す斜視図である。 同実施例19の建造物の他の例を示す斜視図である。 本発明の実施例20の建造物の一例を示す斜視図である。 図27に示す建造物の側面図である。 同実施例20において、フレームと他の部材との組み付け構造の一例を示す拡大側面図である。 同実施例20において、フレームと他の部材との組み付け構造の他の例を示す拡大側面図である。 同実施例20において、フレームと他の部材との組み付け構造のさらに他の例を示す背面図である。 同実施例20の建造物の他の例を示す斜視図である。 本発明の実施例21の建造物を示す斜視図である。 本発明の実施例22の建造物を示す斜視図である。 本発明の実施例23の建造物を示す斜視図である。
符号の説明
1 フレーム
2 柱部分
3 梁部分
4 ウエブ
5 フレーム
6 柱部材
7 梁部材
8 補強部材
9 フレーム
10,11 第1,第2の柱部材
12 梁部材
14 フレーム
15 柱部材
16 梁部材
17,18 補強部材
20 フレーム
21 長い梁部分
22 フレーム
23 梁部材
23a 梁部材の短い部分
23b 梁部材の長い部分
24 フレーム
25 梁部材
25a 梁部材の短い部分
25b 梁部材の長い部分
26 ヒンジ
27 テーブル
28 脚
30 ヒンジ
31 ベンチ
32 脚
33 水場
38 フレーム
39,40 第1,第2の柱部材
41 梁部材
43 フェンス
47,48 梁
49 デッキ
50 フェンス
51 補強柱
52 梁
53 拡張したデッキ
54 拡張したフェンス
55 屋根
56 物干し設備
60 パーゴラ
61 ガーデンルーム
62 補強柱
63 補強梁
70 階段
71 補強柱
72 梁
77 通し柱
78 継なぎ柱
79 横桁
80 縦桁
81 物干し設備
85 ガーデンルーム
90 家屋
91 1階管柱
92 2階管柱
97 2階の床梁
102 家屋の2階のドア
103 2階床梁
106 階段
108,109 梁
110 屋根
111 デッキ
112 補強柱
113 踊り場
114 フェンス
115 階段

Claims (16)

  1. 柱部分(2)と梁部分(3)とを倒L字型に組み合わせた形状に形成し、前記柱部分(2)と梁部分(3)とをアーチ型のウエブ(4)により一体化し、全体を集成材により形成したことを特徴とするフレーム。
  2. それぞれ集成材により形成された柱部材(6)と梁部材(7)とアーチ型の補強部材(8)とを有し、前記柱部材(6)と梁部材(7)とを倒L字型に連結し、前記柱部材(6)と梁部材(7)間に補強部材(8)を作り付けて前記3部材を一体化したことを特徴とするフレーム。
  3. それぞれ集成材により形成された第1の柱部材(10)と第2の柱部材(11)と梁部材(12)とを有し、前記第1,第2の柱部材(10),(11)を所定の僅かな間隔をおいて並列に配置し、前記第1,第2の柱部材(10),(11)の上端部に、前記梁部材(12)を片持ち状に作り付けて前記3部材を一体化したことを特徴とするフレーム。
  4. それぞれ集成材により形成された柱部材(15)と梁部材(16)とアーチ型の補強部材(17)とを有し、前記柱部材(15)の上端部に、梁部材(16)を一部分が長くかつ他部分が短いほぼT字型に作り付け、柱部材(15)と梁部材(16)間の少なくとも一側部に、前記補強部材(17)を作り付けて前記3部材を一体化したことを特徴とするフレーム。
  5. 前記集成材に防腐処理を施したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のフレーム。
  6. 前記集成材に防虫処理を施したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のフレーム。
  7. 前記柱部分または柱部材の正面側に、使用状態と収納状態とにセッティング可能にテーブル(27)を取り付けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のフレーム。
  8. 前記柱部分または柱部材の正面側に、使用状態と収納状態とにセッティング可能にベンチ(31)を取り付けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のフレーム。
  9. 前記柱部分または柱部材に、水場(33)を付設したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のフレーム。
  10. それぞれ集成材により形成された第1の柱部材(39)と第2の柱部材(40)とを所定の間隔をおいて並列に配置し、前記第1,第2の柱部材(39),(40)の上端部寄りに、集成材により形成された梁部材(41)を片持ち状に作り付け、前記第1,第2の柱部材(39),(40)間における梁部材(41)の上部にフェンス(43)を作り付けたことを特徴とするフレーム。
  11. デッキ建造用のスペースに、請求項1〜10のいずれかに記載のフレームを互いに所要の間隔をおいて複数本並列に立設し、これらのフレームの梁部分または梁部材間にデッキ(49)を架設し、このデッキ(49)の周りにフェンス(50)を取り付けたことを特徴とする建造物。
  12. デッキ建造用のスペースに、請求項1〜10のいずれかに記載のフレームを互いに所要の間隔をおいて複数本並列に立設し、これらのフレームの梁部分または梁部材間における梁部分または梁部材の長さ方向の一部分にデッキ(49)を架設し、このデッキ(49)の周りにフェンス(50)を取り付け、前記デッキ(49)を拡張可能に構成して置き、ユーザの必要により最大で前記フレームの先端までデッキを拡張し、拡張されたデッキ(53)の周りにフェンス(54)を取り付けたことを特徴とする建造物。
  13. デッキ建造用のスペースに、請求項1〜10のいずれかに記載のフレームを互いに所要の間隔をおいて複数本並列に立設し、これらのフレームの梁部分または梁部材間に屋根(55)を取り付け、この屋根(55)の上方における前記フレームの梁部分または梁部材間にデッキ(49)を架設し、このデッキ(49)の周りにフェンス(50)を取り付けたことを特徴とする建造物。
  14. 前記デッキ(49),(53)もしくは屋根(55)の下方の空間、またはデッキ(49),(53)の上部に、バルコニー,ガーデンルーム(61)・(85),物干し設備(56)・(81),店舗,遊具,食事・喫茶設備,流し台,洗面・手洗い設備,家庭菜園,パーゴラ(60),オーニング,休息用具のうちの、少なくとも一つを設けたことを特徴とする請求項11,12または13に記載の建造物。
  15. 前記デッキ(49),(53)または屋根(55)の下方の空間を、カーポートとして利用可能に構成したことを特徴とする請求項11,12または13に記載の建造物。
  16. 地面(G)と前記デッキ(49),(53)間に階段を設置したことを特徴とする請求項11,12または13に記載の建造物。
JP2004249872A 2004-08-30 2004-08-30 集成材製のフレームと、これを用いて構築した建造物 Pending JP2006063726A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004249872A JP2006063726A (ja) 2004-08-30 2004-08-30 集成材製のフレームと、これを用いて構築した建造物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004249872A JP2006063726A (ja) 2004-08-30 2004-08-30 集成材製のフレームと、これを用いて構築した建造物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006063726A true JP2006063726A (ja) 2006-03-09

Family

ID=36110442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004249872A Pending JP2006063726A (ja) 2004-08-30 2004-08-30 集成材製のフレームと、これを用いて構築した建造物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006063726A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012246728A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Misawa International Co Ltd 上階張出し構造及び木造建物

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5897204U (ja) * 1981-12-24 1983-07-01 昭和アルミニウム株式会社 組立て式カ−ポ−トなどのもや受け支持装置
JPH0194501U (ja) * 1987-12-17 1989-06-22
JPH02113601U (ja) * 1989-02-28 1990-09-11
JPH02149016U (ja) * 1988-10-31 1990-12-18
JPH06262603A (ja) * 1993-03-11 1994-09-20 Saitou Mokuzai Kogyo Kk 木材柱の防腐、防虫方法及び防腐、防虫装置
JPH09250183A (ja) * 1996-03-15 1997-09-22 Heian Corp 木造建築物の木組構造
JPH10273931A (ja) * 1997-03-29 1998-10-13 Souma Eng:Kk 方づえ補強腕木
JP2001012092A (ja) * 1999-04-28 2001-01-16 Ota:Kk ガレージデッキ
JP2001090189A (ja) * 1999-09-21 2001-04-03 Mitsui Wood Systems Inc 木造建築物の接合構造
JP2001262687A (ja) * 2000-03-22 2001-09-26 Ykk Architectural Products Inc 簡易建造物
JP2003074204A (ja) * 2001-09-07 2003-03-12 Misawa Homes Co Ltd 屋根付き構築物
JP2003261970A (ja) * 2002-03-08 2003-09-19 Sekisui House Ltd 屋外設置型多目的ユニット及びその利用方法
JP2003336372A (ja) * 2002-05-23 2003-11-28 Seiko Industry Co Ltd バルコニー

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5897204U (ja) * 1981-12-24 1983-07-01 昭和アルミニウム株式会社 組立て式カ−ポ−トなどのもや受け支持装置
JPH0194501U (ja) * 1987-12-17 1989-06-22
JPH02149016U (ja) * 1988-10-31 1990-12-18
JPH02113601U (ja) * 1989-02-28 1990-09-11
JPH06262603A (ja) * 1993-03-11 1994-09-20 Saitou Mokuzai Kogyo Kk 木材柱の防腐、防虫方法及び防腐、防虫装置
JPH09250183A (ja) * 1996-03-15 1997-09-22 Heian Corp 木造建築物の木組構造
JPH10273931A (ja) * 1997-03-29 1998-10-13 Souma Eng:Kk 方づえ補強腕木
JP2001012092A (ja) * 1999-04-28 2001-01-16 Ota:Kk ガレージデッキ
JP2001090189A (ja) * 1999-09-21 2001-04-03 Mitsui Wood Systems Inc 木造建築物の接合構造
JP2001262687A (ja) * 2000-03-22 2001-09-26 Ykk Architectural Products Inc 簡易建造物
JP2003074204A (ja) * 2001-09-07 2003-03-12 Misawa Homes Co Ltd 屋根付き構築物
JP2003261970A (ja) * 2002-03-08 2003-09-19 Sekisui House Ltd 屋外設置型多目的ユニット及びその利用方法
JP2003336372A (ja) * 2002-05-23 2003-11-28 Seiko Industry Co Ltd バルコニー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012246728A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Misawa International Co Ltd 上階張出し構造及び木造建物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006063726A (ja) 集成材製のフレームと、これを用いて構築した建造物
JP2002021200A (ja) 木造継手構造
KR20050030939A (ko) 휴대용 조립식 금속재 마루가 붙은 텐트
WO2007088434A2 (en) A pool, in particular a swimming pool
JP2005201011A (ja) ユニット建物及びユニット建物の施工方法
KR101835280B1 (ko) 실내용 복층 구조물 시공 방법
JP7150529B2 (ja) 組立式テント
JP2009108623A (ja) サンルーム
JP6513338B2 (ja) 壁構造及び木造建物
CN211524219U (zh) 具有活动空间的模块化造型建筑结构
JP6239349B2 (ja) 木造建物の構造及びそれを用いた木造家屋
RU131754U1 (ru) Деревянный каркас здания
JP3164037U (ja) 木造耐震シェルター、および木造耐震シェルターを内部に設置した建物
JP4355065B2 (ja) 玄関ポーチの設置構造
RU24695U1 (ru) Лестница
JP3903302B2 (ja) 室内用の木造の壁構造
Ito et al. Design theory of Haraichi Kindergarten based on Japanese traditional structural detailing
JP3077967B2 (ja) 建築物用壁の骨組構造
JP3072595U (ja) 木造住宅の軸組
JPH11172877A (ja) 木造バルコニーの手摺構造と手摺フレーム支持金物
JP2001173087A (ja) 床構造体
RU2342500C1 (ru) Разборный дом
KR101017027B1 (ko) 건축물용 조립식 난간 및 그 시공방법
JP2016037772A (ja) 建築用パネルの接合構造および建物
JP2004353250A (ja) 屋外階段及び屋外階段の構築方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070529