JPH06262603A - 木材柱の防腐、防虫方法及び防腐、防虫装置 - Google Patents

木材柱の防腐、防虫方法及び防腐、防虫装置

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Publication number
JPH06262603A
JPH06262603A JP7771593A JP7771593A JPH06262603A JP H06262603 A JPH06262603 A JP H06262603A JP 7771593 A JP7771593 A JP 7771593A JP 7771593 A JP7771593 A JP 7771593A JP H06262603 A JPH06262603 A JP H06262603A
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JP
Japan
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pillar
drug
blind hole
blind holes
wood
Prior art date
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Pending
Application number
JP7771593A
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English (en)
Inventor
Minoru Saito
實 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAITO MOKUZAI KOGYO KK
SAITOU MOKUZAI KOGYO KK
Original Assignee
SAITO MOKUZAI KOGYO KK
SAITOU MOKUZAI KOGYO KK
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Publication date
Application filed by SAITO MOKUZAI KOGYO KK, SAITOU MOKUZAI KOGYO KK filed Critical SAITO MOKUZAI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 構造用木材柱1の下部の露出した部分から、
下端中央部に向かって盲孔5を穿設して、該盲孔5に防
腐剤、防虫剤を注入し、前記盲孔5に残留した薬剤を自
然の毛細管現象により、木材柱のの下部全体に徐々に薬
剤を浸透拡散させる木材柱の防腐、防虫を行う方法と装
置。 【効果】 大断面構造用集成材の柱材の場合、内部や下
端中心部への防腐、防虫処理が極めて簡単に行えると共
に、柱の状態に応じてたびたび薬剤注入を行うことがで
きるので、半永久的に腐ったり、虫に侵されることがな
い。また、薬剤注入用の盲孔を設けたことにより、特に
薬剤受け皿を設ける必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として構造用木材柱
の一番腐り易い部分である下端部の防腐、防虫方法及び
防腐、防虫装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】木材は年代が経過することにより劣化が
進み、やがて使用できなくなる宿命があるが、それを防
ぐため、従来から防腐、防虫加工として薬剤の塗布、ま
たは加圧注入が行われていることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来の技術においては、木材の性質により薬剤の浸透が
悪く、しかも、塗布された薬剤は永久的なものではな
く、たびたび塗布を繰り返さなければならず、特に、大
断面構造用集成材による柱は、外部からの薬剤の塗布で
は、内部や柱の下端の一番腐り易く、虫が付き易い部分
に薬剤が届かないという問題点があり、従って内部より
劣化が生じてくるのが現状である。本発明は、この点に
鑑み、簡単な構成で、柱の下端の一番腐り易い部分に薬
剤を注入できる盲孔を設け、しかも、盲孔に注入された
薬剤が自然の毛細管現象により、徐々に拡散して浸透で
きるようにした木材柱の防腐、防虫方法及び防腐、防虫
装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題の
解決を図ったもので、次の技術的手段を採用した。請求
項1記載の発明においては、構造用木材柱の下部の露出
部分から、下端中央部に向かって盲孔を穿設して、該盲
孔に防腐剤、防虫剤を注入し、前記盲孔に残留した薬剤
を自然の毛細管現象により、木材柱の下部全体に徐々に
薬剤を浸透拡散させる木材柱の防腐、防虫方法。また、
請求項2記載の発明においては、ボルト等により固定す
る基礎プレートに木材柱の下端を取り付け、該基礎プレ
ートより露出した構造用木材柱の下部から下端中央部に
向かって薬剤注入用の盲孔を穿設し、該盲孔に薬剤を注
入した、下端に盲孔を備えた構造用木材柱と基礎プレー
トとを固定具で固定してなる木材柱の防腐、防虫装置と
いう技術的手段を採用した。
【0005】
【作用】本発明は、以上の技術的手段を採用することに
より、下端中央部に向かって穿設した盲孔を利用して薬
剤を注入し、この注入された薬剤を受け溜めた盲孔を備
えた構造用木材柱の下端が基礎プレートに取り付けてあ
るので、この盲孔に溜った薬剤が徐々に自然の毛細管現
象で拡散し、構造用木材柱に浸透していくものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面で詳細に説
明する。図1に示した実施例に基いて説明すると、構造
用木材柱1の下端部を金属製等の基礎プレート2に取り
付けて、この構造用木材柱1を係合挿入し、側面から柱
固定用ボルト6で基礎プレート2に固定し、さらに、基
礎プレート2の外側に張り出した両張り出し部3に基礎
ボルト4で基礎止めして柱を立てるものである。以上の
ように組み立てた構造用木材柱1の劣化を防止するため
に、構造用木材柱1の露出している部分に柱の下部に向
かって薬剤注入用盲孔5を穿設し、この薬剤注入用盲孔
5に防腐剤、防虫剤等の薬剤を注入する。薬剤注入用盲
孔の穿設方向は、薬剤を溜めることができる範囲内で、
斜め、真っ直ぐ等種々の方向を選択することができる。
この注入された薬剤は、薬剤注入用盲孔5の下部に溜っ
た状態になり、この溜った薬剤が、自然に毛細管現象に
より、徐々に拡散しながら構造用木材柱1に浸透するも
のである。このように劣化を防ぐために薬剤注入用盲孔
5に簡単に薬剤を注入することができる方法と装置であ
る。なお、本発明の一実施例では、鉄プレートで製作し
た基礎プレート2に構造用木材柱1を固定したものであ
るが、これは、構造用木材柱1を固定し立てることがで
きるものであれば良い。また、幅木などに柱用孔を穿設
して立てる場合は、基礎プレート2は不要であり、構造
用木材柱1が大断面構造用集成材で、特に硬い材質(例
えば唐松)のものの場合には、薬剤が、浸透し難いの
で、下方に小さい開放孔を穿設するか、常時、植木鉢に
防虫剤容器を挿し込んであるのと同じように、薬剤の入
った容器を木材柱下部側面に添設することにより、木材
柱下部に薬剤を浸透させるようにするものである。さら
に、構造用木材柱1に穿設した薬剤注入用盲孔5には、
薬剤注入後埋木等をして美観を損なわないようにするこ
とはいうまでもない。
【0007】
【発明の効果】本発明は、以上の構成に基づき、次の効
果を得ることができる。 (1) 特に、大断面構造用集成材を用いて製造した柱
材の場合、内部や下端中心部への防腐、防虫処理が、き
わめて簡単に行えると共に、柱の状態に応じてたびたび
薬剤注入を行うことができるので半永久的に腐ったり、
虫に侵されることがなくなる。 (2) 薬剤注入用盲孔を設けたことにより、特に薬剤
受け皿を設ける必要がないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防腐、防虫装置を示す概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
1‥‥構造用木材柱 2‥‥基礎プレート 3‥‥張り出し部 4‥‥基礎ボルト 5‥‥薬剤注入用盲孔 6‥‥柱固定用ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造用木材柱の下部の露出部分から、下
    端中央部に向かって盲孔を穿設して、該盲孔に防腐剤、
    防虫剤を注入し、前記盲孔に残留した薬剤を自然の毛細
    管現象により、木材柱の下部全体に徐々に薬剤を浸透拡
    散させる木材柱の防腐、防虫方法。
  2. 【請求項2】 ボルト等により固定する基礎プレートに
    木材柱の下端を取り付け、該基礎プレートより露出した
    構造用木材柱の下部から下端中央部に向かって薬剤注入
    用の盲孔を穿設し、該盲孔に薬剤を注入した、下端に盲
    孔を備えた構造用木材柱と基礎プレートとを固定具で固
    定してなる木材柱の防腐、防虫装置。
JP7771593A 1993-03-11 1993-03-11 木材柱の防腐、防虫方法及び防腐、防虫装置 Pending JPH06262603A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990012451A1 (fr) * 1989-04-07 1990-10-18 Sharp Kabushiki Kaisha Modulateur de frequence
JP2006063726A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Gnome:Kk 集成材製のフレームと、これを用いて構築した建造物
KR101527717B1 (ko) * 2014-08-20 2015-06-12 (주)지케이우드 데크 구조물의 시공 구조 및 방법
KR101979121B1 (ko) * 2017-11-30 2019-05-15 박용호 모기 접근 방지용 목재 건축자재, 그리고 이의 제조 방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6475202A (en) * 1987-09-17 1989-03-20 Dainihon Wood Preserving Corrosion preventive treating method of woody material and working chemical used for said method

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