JP2006062962A - 発光材料 - Google Patents

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JP2006062962A
JP2006062962A JP2004238240A JP2004238240A JP2006062962A JP 2006062962 A JP2006062962 A JP 2006062962A JP 2004238240 A JP2004238240 A JP 2004238240A JP 2004238240 A JP2004238240 A JP 2004238240A JP 2006062962 A JP2006062962 A JP 2006062962A
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秀典 相原
Satoru Yamakawa
哲 山川
Takeshi Tanaka
剛 田中
Masaru Sato
優 佐藤
Ryuichi Yamamoto
隆一 山本
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Tosoh Corp
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Sagami Chemical Research Institute
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Abstract

【課題】有機電界発光素子の材料に使用可能な1,3,5−トリアジン誘導体の提供。
【解決手段】下記一般式(1)
Figure 2006062962

[式中、nおよびmはn+m=3を満たし、nは1または2を示す。]で表される1,3,5−トリアジン誘導体。ただし、Xは特定の置換4−(フェニルエチニル)フェニル基を示し、Xは特定の置換フェニル基を示す。
【選択図】なし

Description

本発明は、新規な1,3,5−トリアジン誘導体、その製造方法、およびそれから成る発光材料等に関するものである。
1,3,5−トリアジン誘導体は、有機電界発光素子用の有機材料として注目されている。例えば、非特許文献1には、一般式(7)[式中R15は炭素数9〜14の直鎖アルキル基を示す。]で表される2,4,6−トリス[4−(3,4−ジアルコキシフェニルエチニル)フェニル]−1,3,5−トリアジンが、青色領域の蛍光を示す液晶材料となることが開示されている。
Figure 2006062962
また、特許文献1には、一般式(8)[式中R16は炭素数5〜16の直鎖アルキル基を示す。]で表される2,4,6−トリス[4−(4−アルコキシフェニルエチニル)フェニル]−1,3,5−トリアジンが、青色領域の蛍光を示す液晶材料となることが開示されている。
Figure 2006062962
Tetrahedron Letters、42巻、3993ページ、2001年 特開2002−105063号公報
しかしながら、例えば一般式(8)でR16がデシル基を示す化合物は、350℃まで加熱しても気化せず、この温度に到達する以前に熱分解が起きたため、真空蒸着法により成膜することができなかった。また、長鎖アルコキシ基に起因すると考えられる低いガラス転移温度(77℃)を有するため、有機電界発光素子用の有機材料としては問題を残している。
すなわち、現行の有機電界発光素子は、発光機能、正孔輸送機能、電子輸送機能等を複数の材料で機能分離する素子が多い。よって、有機材料を適当な溶媒に溶解、または粘性のある溶媒や有機高分子と混合して行うスピンコート法、塗布法、インクジェット法での成膜では、互いの層が混ざり合い、機能分離が不完全となることが指摘されている。これに対し、真空蒸着法は、有機材料を減圧下で加熱することにより、有機材料を分解することなく蒸発あるいは昇華させ、所定の基板上に成膜させる方法であり、この方法では、均一で機能分離が完全な膜面の形成が可能であるため、有機電界発光素子の作製にはより望ましい。また、有機電界発光素子の作動温度は概ね100℃程度であるため、素子の寿命や安定性を向上させるためには、用いる有機材料のガラス転移温度および融点は100℃程度以上であることが望まれている。
本発明者らは、先の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、気化または昇華温度を下げるために分子の対称性を崩す、ガラス転移温度および融点を上げるために長鎖アルコキシ基よりも熱運動性の低い置換基とする、ことを着想し、本発明を完成するに至った。すなわち本発明は、一般式(1)
Figure 2006062962
[式中、nおよびmはn+m=3を満たし、nは1または2を示す。]で表されることを特徴とする1,3,5−トリアジン誘導体である。ただし、Xは一般式(2)
Figure 2006062962
[式中、R,R,R,R,Rは同一または相異なって水素原子、フェニル基、ぺルフルオロフェニル基、ぺルクロロフェニル基、炭素数1〜8の置換していてもよいアルキル基、炭素数7〜10の置換していてもよいアルキルフェニル基、炭素数1〜4の置換していてもよいアルコキシ基、炭素数1〜4のアルキルチオ基、炭素数3〜12の置換していてもよいトリアルキルシリル基またはフッ素原子を示し、R,R,R,Rは同一または相異なって水素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、メチルチオ基またはフッ素原子を示す。]で表される置換4−(フェニルエチニル)フェニル基を示し、Xは一般式(3)
Figure 2006062962
[式中、R10,R11,R12,R13,R14は同一または相異なって水素原子、フェニル基、ぺルフルオロフェニル基、ぺルクロロフェニル基、炭素数1〜8の置換していてもよいアルキル基、炭素数7〜10の置換していてもよいアルキルフェニル基、炭素数1〜4の置換していてもよいアルコキシ基、炭素数1〜4のアルキルチオ基、炭素数3〜12の置換していてもよいトリアルキルシリル基またはフッ素原子を示す。]で表される置換フェニル基を示す。
また本発明は、一般式(3)で表される置換フェニル基をXとし、一般式(4)
Figure 2006062962
[式中、R,R,R,Rは同一または相異なって水素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、メチルチオ基またはフッ素原子を示し、Yは塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を示す。]で表される置換フェニル基をXとする、一般式(5)
Figure 2006062962
[式中、nおよびmはn+m=3を満たし、nは1または2を示す。]で表される1,3,5−トリアジン誘導体と、一般式(6)
Figure 2006062962
[式中、R,R,R,R,Rは同一または相異なって水素原子、ぺルフルオロフェニル基、ぺルクロロフェニル基、炭素数1〜8の置換していてもよいアルキル基、フェニル基、炭素数7〜10の置換していてもよいアルキルフェニル基、炭素数1〜4の置換していてもよいアルコキシ基、炭素数1〜4のアルキルチオ基、炭素数3〜12の置換していてもよいトリアルキルシリル基またはフッ素原子を示す。]で表されるエチニルベンゼン誘導体とを反応させることを特徴とする、前述の一般式(1)で表される1,3,5−トリアジン誘導体の製造方法である。
さらに本発明は、前述の一般式(1)で表される1,3,5−トリアジン誘導体から成ることを特徴とする、発光材料である。
また本発明は、前述の一般式(1)で表される1,3,5−トリアジン誘導体から成ることを特徴とする、膜である。
さらに本発明は、前述の一般式(1)で表される1,3,5−トリアジン誘導体を用いることを特徴とする、成膜方法である。以下に本発明をさらに詳細に説明する。
本発明において、炭素数1〜8のアルキル基は、直鎖状、分岐状または環状のいずれでもよく、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、シクロブチル基、シクロプロピルメチル基、ペンチル基、1,1−ジメチルプロピル基、1,2−ジメチルプロピル基、ネオペンチル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、イソペンチル基、シクロブチルメチル基、2−シクロプルピルエチル基、シクロペンチル基、ヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、イソヘキシル基、1,1−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基、3,3−ジメチルブチル基、1−エチルブチル基、2−エチルブチル基、1,1,2−トリメチルプロピル基、1,2,2−トリメチルプロピル基、1−エチル−1−メチルプロピル基、1−エチル−2−メチルプロピル基、シクロヘキシル基などがあげられる。
また、へプチル基、イソヘプチル基、1−メチル−1−シクロプロピルプロピル基、2,2−ジメチルペンチル基、1−エチル−2,2−ジメチルプロピル基、1−エチル−1,2−ジメチルプロピル基、1,1,3−トリメチルブチル基、1,3,3−トリメチルブチル基、1−エチルシクロペンチル基、2−エチル−1−メチルブチル基、2,2−ジエチルプロピル基、2−エチルペンチル基、1,2−ジメチルペンチル基、1,4−ジメチルペンチル基、2,2−ジメチルペンチル基、1−プロピルブチル基、シクロヘプチル基、1−エチル−1−メチルブチル基、1−エチル−2−メチルブチル基、1−エチル−3−メチルブチル基、1,1−ジメチルペンチル基、1−メチルヘキシル基、2−メチルヘキシル基、3−メチルヘキシル基、4−メチルヘキシル基、1−メチルシクロヘキシル基、2−メチルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、オクチル基、シクロオクチル基、1−メチルヘプチル基、2−メチルヘプチル基、3−メチルヘプチル基、1,2−ジメチル−1−シクロプロピルプロピル基などがあげられる。
また、1−プロピルシクロペンチル基、2,2,4−トリメチルペンチル基、2,4,4−トリメチルペンチル基、1−メチルシクロヘプチル基、1,1−ジメチルヘキシル基、1,2−ジメチルヘキシル基、1−エチル−1−メチルペンチル基、1−プロピル−2−メチルブチル基、1−プロピル−1−メチルブチル基、1−エチル−3−メチルペンチル基、1,5−ジメチルヘキシル基、1−エチルヘキシル基、1,1,2−トリメチルペンチル基、1,1,4−トリメチルペンチル基、1−エチル−1,2−ジメチルブチル基、1−エチル−1,3−ジメチルブチル基、1,2,3−トリメチルペンチル基、2−エチルヘキシル基、1−エチルヘキシル基、1,2−ジエチルブチル基、4−エチルシクロヘキシル基、2,5−ジメチルシクロヘキシル基、2,6−ジメチルシクロヘキシル基、3,3−ジメチルシクロヘキシル基、3,5−ジメチルシクロヘキシル基、2,3−ジメチルシクロヘキシル基、2,4−ジメチルシクロヘキシル基などが挙げられる。
また、これらのアルキル基の水素原子はフッ素原子や塩素原子で置換されていてもよく、例えば、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、2,2−ジクロロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、3−クロロプロピル基、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、1−(トリフルオロメチル)プロピル基、2−フルオロ−1−(フルオロメチル)エチル基、2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル基、2,2,2−トリクロロ−1−(トリクロロメチル)エチル基、2,3−ジクロロプロピル基、2−クロロ−1−(クロロメチル)エチル基、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル基、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチル基、2−クロロ−1−メチルプロピル基、4−クロロブチル基、2,2,3,3−テトラフルオロ−1,1−ジメチルプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−(トリフルオロメチル)−1−メチルプロピル基などがあげられる。
また、2,2,3,3−テトラフルオロ−1,1−ジメチルプロピル基、1−(クロロジフルオロメチル)ブチル基、4−クロロ−1−メチルブチル基、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル基、4,4,5,5,5−ペンタフルオロペンチル基、4,4,5,5,6,6,7,7,7−ノナフルオロヘプチル基、4,4,4−トリフルオロブチル基、6−クロロヘキシル基、2−クロロシクロヘキシル基、5−クロロ−1−メチルペンチル基、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−1,1−ジメチルヘキシル基、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシル基、1−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、8−クロロオクチル基、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7−ドデカフルオロ−1−メチルヘプチル基、1−(フルオロメチル)ヘプチル基、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロオクチル基、1−(トリフルオロメチル)ヘプチル基などが挙げられる。
また、炭素数7〜10のアルキルフェニル基は、例えば、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、3,5−ジメチルフェニル基、2,4,6−トリメチルフェニル基、2−エチルフェニル基、3−エチルフェニル基、4−エチルフェニル基、2−プロピルフェニル基、3−プロピルフェニル基、4−プロピルフェニル基、2−イソプロピルフェニル基、3−イソプロピルフェニル基、4−イソプロピルフェニル基、2−ブチルフェニル基、3−ブチルフェニル基、4−ブチルフェニル基、2−イソブチルフェニル基、3−イソブチルフェニル基、4−イソブチルフェニル基、2−sec−ブチルフェニル基、3−sec−ブチルフェニル基、4−sec−ブチルフェニル基、2−tert−ブチルフェニル基、3−tert−ブチルフェニル基、4−tert−ブチルフェニル基などが挙げられる。
また、これらのアルキルフェニル基のアルキル基の水素原子はフッ素原子や塩素原子で置換されていてもよく、2−(トリフルオロメチル)フェニル基、3−(トリフルオロメチル)フェニル基、4−(トリフルオロメチル)フェニル基、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル基、2,4,6−トリス(トリフルオロメチル)フェニル基、2−(トリクロロメチル)フェニル基、3−(トリクロロメチル)フェニル基、4−(トリクロロメチル)フェニル基、3,5−ビス(トリクロロメチル)フェニル基、2,4,6−トリス(トリクロロメチル)フェニル基、2−(2−フルオロエチル)フェニル基、3−(2−フルオロエチル)フェニル基、4−(2−フルオロエチル)フェニル基、2−(2−クロロエチル)フェニル基、3−(2−クロロエチル)フェニル基、4−(2−クロロエチル)フェニル基、2−(2,2−ジクロロエチル)フェニル基などがあげられる。
また、3−(2,2−ジクロロエチル)フェニル基、4−(2,2−ジクロロエチル)フェニル基、2−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル基、3−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル基、4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル基、2−(2,2,2−トリクロロエチル)フェニル基、3−(2,2,2−トリクロロエチル)フェニル基、4−(2,2,2−トリクロロエチル)フェニル基、2−(3−クロロプロピル)フェニル基、3−(3−クロロプロピル)フェニル基、4−(3−クロロプロピル)フェニル基、2−(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)フェニル基、3−(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)フェニル基、4−(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)フェニル基、2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)フェニル基、3−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)フェニル基、4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)フェニル基などがあげられる。
また、2−[1−(トリフルオロメチル)プロピル]フェニル基、3−[1−(トリフルオロメチル)プロピル]フェニル基、4−[1−(トリフルオロメチル)プロピル]フェニル基、2−[2−フルオロ−1−(フルオロメチル)エチル]フェニル基、3−[2−フルオロ−1−(フルオロメチル)エチル]フェニル基、4−[2−フルオロ−1−(フルオロメチル)エチル]フェニル基、2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル)フェニル基、3−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル)フェニル基、4−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル)フェニル基、2−[2,2,2−トリクロロ−1−(トリクロロメチル)エチル]フェニル基、3−[2,2,2−トリクロロ−1−(トリクロロメチル)エチル]フェニル基、4−[2,2,2−トリクロロ−1−(トリクロロメチル)エチル]フェニル基、2−(2,3−ジクロロプロピル)フェニル基、3−(2,3−ジクロロプロピル)フェニル基、4−(2,3−ジクロロプロピル)フェニル基などがあげられる。
また、2−[2−クロロ−1−(クロロメチル)エチル]フェニル基、3−[2−クロロ−1−(クロロメチル)エチル]フェニル基、4−[2−クロロ−1−(クロロメチル)エチル]フェニル基、2−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル)フェニル基、3−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル)フェニル基、4−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル)フェニル基、2−(2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチル)フェニル基、3−(2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチル)フェニル基、4−(2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチル)フェニル基、2−(2−クロロ−1−メチルプロピル)フェニル基、3−(2−クロロ−1−メチルプロピル)フェニル基、4−(2−クロロ−1−メチルプロピル)フェニル基、2−(4−クロロブチル)フェニル基、2−(4−クロロブチル)フェニル基、2−(4−クロロブチル)フェニル基などが挙げられる。
また、炭素数1〜4のアルコキシ基は、直鎖状、分岐状または環状のいずれでもよく、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロピルオキシ基、シクロプロポキシ基、ブトキシ基、イソブチルオキシ基、sec−ブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基、シクロブトキシ基、シクロプロピルメトキシ基が挙げられる。また、これらのアルコキシ基の水素原子はフッ素原子や塩素原子で置換されていてもよく、例えば、2−フルオロエトキシ基、2−クロロエトキシ基、2,2−ジクロロエトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、2,2,2−トリクロロエトキシ基、3−クロロプロポキシ基、2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ基、1−(トリフルオロメチル)プロポキシ基、2−フルオロ−1−(フルオロメチル)エトキシ基、2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエトキシ基、2,2,2−トリクロロ−1−(トリクロロメチル)エトキシ基、2,3−ジクロロプロポキシ基、2−クロロ−1−(クロロメチル)エトキシ基、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブトキシ基、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブトキシ基、2−クロロ−1−メチルプロポキシ基、4−クロロブトキシ基などが挙げられる。
また、炭素数1〜4のアルキルチオ基は、直鎖状、分岐状または環状のいずれでもよく、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、イソプロピルチオ基、ブチルチオ基、イソブチルチオ基、sec−ブチルチオ基、tert−ブチルチオ基、シクロプロピルチオ基、シクロブチルチオ基およびシクロプロピルメチルチオ基などが挙げられる。
また、炭素数3〜12のトリアルキルシリル基は、直鎖状または分岐状のいずれでもよく、例えば、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリプロピルシリル基、トリイソプロピルシリル基、トリブチルシリル基、トリイソブチルシリル基、ブチルジメチルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル基、エチルジメチルシリル基、ジメチルプロピルシリル基、ジメチルイソプロピルシリル基などが挙げられる。また、これらのアルキルシリル基の水素原子はフッ素原子や塩素原子で置換されていてもよく、例えば、クロロメチルジメチルシリル基、ジメチル−3−クロロプロピルシリル基などが挙げられる。
一般式(2)に示されるRは、フェニル基、ぺルフルオロフェニル基、ぺルクロロフェニル基、上記のアルキル基、上記のアルキルフェニル基、上記のアルコキシ基、上記のアルキルチオ基、上記のトリアルキルシリル基、水素原子またはフッ素原子のいずれでもよいが、中でもフェニル基、ぺルフルオロフェニル基、メチル基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、エチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ぺルフルオロエチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、シクロブチル基、4−メチルフェニル基、3,5−ジメチルフェニル基、2,4,6−トリメチルフェニル基、4−(トリフルオロメチル)フェニル基、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル基、2,4,6−トリス(トリフルオロメチル)フェニル基、メトキシ基、エトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基、2,2,2−トリフルオロエチル基、トリメチルシリル基、トリイソプロピルシリル基、水素原子、フッ素原子が収率の点で望ましく、フェニル基、メチル基、ブチル基、tert−ブチル基、トリイソプロピルシリル基、水素原子、フッ素原子がさらに望ましい。
一般式(2)に示されるR,R,R,Rは、フェニル基、ぺルフルオロフェニル基、ぺルクロロフェニル基、上記のアルキル基、上記のアルキルフェニル基、上記のアルコキシ基、上記のアルキルチオ基、上記のトリアルキルシリル基、水素原子またはフッ素原子のいずれでもよいが、中でもメチル基、水素原子、フッ素原子が収率の点で望ましく、水素原子、フッ素原子がさらに望ましい。
一般式(2)に示されるR,R,R,Rは、メチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、メチルチオ基、水素原子またはフッ素原子のいずれでもよいが、中でもメチル基、メトキシ基、水素原子、フッ素原子が収率の点で望ましく、水素原子、フッ素原子がさらに望ましい。
一般式(3)に示されるR10,R11は、フェニル基、ぺルフルオロフェニル基、ぺルクロロフェニル基、上記のアルキル基、上記のアルキルフェニル基、上記のアルコキシ基、上記のアルキルチオ基、上記のトリアルキルシリル基、水素原子またはフッ素原子のいずれでもよいが、中でもフェニル基、メチル基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、エチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ぺルフルオロエチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、シクロブチル基、4−メチルフェニル基、3,5−ジメチルフェニル基、2,4,6−トリメチルフェニル基、4−(トリフルオロメチル)フェニル基、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル基、2,4,6−トリス(トリフルオロメチル)フェニル基、メトキシ基、エトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基、2,2,2−トリフルオロエチル基、トリメチルシリル基、トリイソプロピルシリル基、水素原子、フッ素原子が収率の点で望ましく、メチル基、ブチル基、tert−ブチル基、トリイソプロピルシリル基、水素原子、フッ素原子がさらに望ましい。
一般式(3)に示されるR12,R13,R14は、フェニル基、ぺルフルオロフェニル基、ぺルクロロフェニル基、上記のアルキル基、上記のアルキルフェニル基、上記のアルコキシ基、上記のアルキルチオ基、上記のトリアルキルシリル基、水素原子またはフッ素原子のいずれでもよいが、中でもフェニル基、メチル基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、エチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ぺルフルオロエチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、シクロブチル基、メトキシ基、エトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基、2,2,2−トリフルオロエチル基、トリメチルシリル基、トリイソプロピルシリル基、水素原子、フッ素原子が収率の点で望ましく、水素原子、フッ素原子がさらに望ましい。
本発明において一般式(1)で表される化合物としては具体的には、2,4−ビス[4−(tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−6−フェニル−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−6−フェニル−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−6−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス[4−(フェニルエチニル)フェニル]−6−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジンなどを例示することができる。
また2,4−ビス[4−(フェニルエチニル)フェニル]−6−(4−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス[4−(フェニルエチニル)フェニル]−6−[4−(トリイソプロピルシリル)フェニル]−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス[4−(フェニルエチニル)フェニル]−6−(4−ビフェニリル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス[4−(ぺルフルオロフェニルエチニル)フェニル]−6−フェニル−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス[4−(ぺルフルオロフェニルエチニル)フェニル]−6−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス[4−(ぺルフルオロフェニルエチニル)フェニル]−6−(4−ビフェニリル)−1,3,5−トリアジン、2−[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2−[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−トリアジンなどを例示することができる。
また2−[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−トリアジン、2−[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジ−m−トリル−1,3,5−トリアジン、2−[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ビス(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ビス(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ビス(4−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−{4−[4−(トリイソプロピルシリル)フェニルエチニル]フェニル}−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2−{4−[4−(トリイソプロピルシリル)フェニルエチニル]フェニル}−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−トリアジン、2−{4−[4−(トリイソプロピルシリル)フェニルエチニル]フェニル}−4,6−ジ−m−トリル−1,3,5−トリアジン、2−[4−(フェニルエチニル)フェニル]−4,6−ビス(4−ビフェニリル)−1,3,5−トリアジンなどを例示することができる。
また2−[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ビス(4−ビフェニリル)−1,3,5−トリアジン、2−[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ビス(4−ビフェニリル)−1,3,5−トリアジン、2−[4−(4−ビフェニリルエチニル)フェニル]−4,6−ビス(4−ビフェニリル)−1,3,5−トリアジン、2−[4−(4−ビフェニリルエチニル)フェニル]−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2−[4−(4−ビフェニリルエチニル)フェニル]−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−トリアジン、2−[4−(ぺルフルオロフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2−[4−(ぺルフルオロフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−トリアジン、2−[4−(ぺルフルオロフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ビス(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[4−(ぺルフルオロフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ビス(4−ビフェニリル)−1,3,5−トリアジンなどを例示することができる。
一般式(1)で表される1,3,5−トリアジン誘導体は、一般式(5)で表される1,3,5−トリアジン誘導体と一般式(6)で表されるエチニルベンゼン誘導体とを反応させることにより得ることができる。このとき、触媒としてパラジウム化合物またはニッケル化合物等、助触媒として銅化合物、及び塩基の存在下で反応させることが好ましい。
一般式(5)に含まれる一般式(4)で表される置換フェニル基中のYは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子のいずれでもよいが、収率の点で臭素が望ましい。
反応に用いる溶媒は、例えば、テトラヒドロフラン、ベンゼン、トルエン、ジクロロメタン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミドなどが例示できる。
触媒として用いるパラジウム化合物は、例えば、パラジウム黒、パラジウムスポンジ等の金属パラジウム、塩化パラジウム、臭化パラジウム、ヨウ化パラジウム、酢酸パラジウム、トリフルオロ酢酸パラジウム、硝酸パラジウム、酸化パラジウム、硫酸パラジウム、シアン化パラジウム、アリルパラジウムクロリドダイマー、パラジウムアセチルアセトナート等のパラジウム塩、ナトリウムヘキサクロロパラデート、カリウムヘキサクロロパラデート、ナトリウムテトラクロロパラデート、カリウムテトラクロロパラデート、カリウムテトラブロモパラデート、硼フッ化テトラ(アセトニトリル)パラジウム、アンモニウムテトラクロロパラデート、アンモニウムヘキサクロロパラデート、ジクロロビス(アセトニトリル)パラジウム、ジクロロビス(ベンゾニトリル)パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、ジクロロジアンミンパラジウム、硝酸テトラアンミンパラジウム、テトラアンミンパラジウムテトラクロロパラデート、ジクロロジピリジンパラジウム等が挙げられる。
また、ジクロロ(2,2’−ビピリジル)パラジウム、ジクロロ(2,2’−ビピリジル)パラジウム、ジクロロ(フェナントロリン)パラジウム、硝酸(テトラメチルフェナントロリン)パラジウム、硝酸ジフェナントロリンパラジウム、硝酸ビス(テトラメチルフェナントロリン)パラジウムなどのパラジウム錯塩または錯化合物、また三級ホスフィンを配位子とするジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ジクロロ[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン]パラジウム、ジクロロ[1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン]パラジウム、ジクロロ[1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン]パラジウム、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウムなどのパラジウム錯体を例示することができる。
また、これらの金属パラジウム、パラジウム錯塩または錯化合物、およびパラジウム錯体を、適当な担体に担持して用いることもできる。担持パラジウム化合物としては、例えばパラジウム/アルミナ、パラジウム/シリカ、パラジウム/マグネシア、パラジウム/ジルコニア、パラジウム/Y型ゼオライト、パラジウム/A型ゼオライト、パラジウム/X型ゼオライト、パラジウム/モルデナイト、パラジウム/ZSM−5、パラジウム/ヒドロキシアパタイト、パラジウム/ハイドロタルサイト、パラジウム/4フッ化ケイ雲母、パラジウム/炭素、パラジウム/硫酸バリウム、パラジウム/炭酸バリウム、パラジウム/炭酸カルシウム、ポリエチレン−ポリスチレン樹脂固定化ジ−μ−クロロビス[(η−アリル)パラジウム]、ポリスチレン樹脂固定化テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムなどを例示することができる。
触媒として用いるニッケル化合物は、例えば、ニッケル黒などの金属ニッケル、フッ化ニッケル、塩化ニッケル、臭化ニッケル、ヨウ化ニッケル、酢酸ニッケル、硝酸ニッケル、酸化ニッケル、硫酸ニッケル、水酸化ニッケル、炭酸ニッケル、ステアリン酸ニッケル、ニッケルアセチルアセトナート、ニッケルヘキサフルオロアセチルアセトナートなどのニッケル塩、アリル(シクロペンタジエニル)ニッケル、ビス(シクロペンタジエニル)ニッケル、ビス(エチルシクロペンタジエニル)ニッケル、ビス(テトラメチルシクロペンタジエニル)ニッケル、ビス(N,N’−ジエチルエチレンジアミン)ニッケル二チオシアネート、(シクロペンタジエニル)(カルボニル)ニッケルダイマー、ヘキサアンミンニッケル二塩化物、カリウムヘキサフルオロニッケレート、テトラエチルアンモニウムテトラクロロニッケレート、トリス(エチレンジアミン)ニッケル二塩化物などのニッケル錯塩または錯化合物などを挙げることができる。
また、三級ホスフィンを配位子とするジクロロビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル、ジクロロビス(トリメチルホスフィン)ニッケル、ジクロロビス(トリブチルホスフィン)ニッケル、テトラキス(トリフェニルホスフィン)ニッケル、テトラキス(トリフェニルホスファイト)ニッケル、ジクロロ[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン]ニッケル、ジクロロ[1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン]ニッケル、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ニッケル、ジカルボニルビス(トリフェニルホスフィン)ニッケルなどのニッケル錯体を例示することができる。
また、これらの金属ニッケル、ニッケル錯塩または錯化合物、およびニッケル錯体を、適当な担体に担持して用いることもできる。担持ニッケル化合物としては、例えばニッケル/アルミナ、ニッケル/シリカ、ニッケル/マグネシア、ニッケル/ジルコニア、ニッケル/Y型ゼオライト、ニッケル/A型ゼオライト、ニッケル/X型ゼオライト、ニッケル/モルデナイト、ニッケル/ZSM−5、ニッケル/ヒドロキシアパタイト、ニッケル/ハイドロタルサイト、ニッケル/4フッ化ケイ雲母、ニッケル/炭素、ニッケル/硫酸バリウム、ニッケル/炭酸バリウム、ニッケル/炭酸カルシウム、ポリスチレン樹脂固定化テトラキス(トリフェニルホスフィン)ニッケルなどを例示することができる。
また、パラジウム化合物とニッケル化合物の複合化合物も触媒として用いることができ、パラジウム/ニッケル合金などが例示できる。
これらのパラジウム触媒およびニッケル触媒は、三級ホスフィンと組合わせて用いてもよく、三級ホスフィンとしては、例えば、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリプロピルホスフィン、トリイソプロピルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリイソブチルホスフィン、トリ‐tert‐ブチルホスフィン、トリネオペンチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、トリオクチルホスフィン、トリス(ヒドロキシメチル)ホスフィン、トリス(2−ヒドロキシエチル)ホスフィン、トリス(3−ヒドロキシプロピル)ホスフィン、トリス(2‐シアノエチル)ホスフィン、(+)‐1,2‐ビス[(2R,5R)‐2,5‐ジエチルホスホラノ]エタン、トリアリルホスフィン、トリアミルホスフィン、シクロヘキシルジフェニルホスフィン、メチルジフェニルホスフィン、エチルジフェニルホスフィン、プロピルジフェニルホスフィン、イソプロピルジフェニルホスフィン、ブチルジフェニルホスフィン、イソブチルジフェニルホスフィン、tert‐ブチルジフェニルホスフィン、9,9‐ジメチル‐4,5‐ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテンなどがあげられる。
また、2‐(ジフェニルホスフィノ)‐2’‐(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル、(R)‐(+)‐2‐(ジフェニルホスフィノ)‐2’‐メトキシ‐1,1’‐ビナフチル、(‐)‐1,2−ビス[(2R,5R)‐2,5‐ジメチルホスホラノ]ベンゼン、(+)‐1,2‐ビス[(2S,5S)‐2,5‐ジメチルホスホラノ]ベンゼン、(‐)‐1,2‐ビス((2R,5R)‐2,5‐ジエチルホスホラノ)ベンゼン、(+)‐1,2‐ビス[(2S,5S)−2,5−ジエチルホスホラノ]ベンゼン、1,1’‐ビス(ジイソプロピルホスフィノ)フェロセン、(‐)‐1,1’‐ビス[(2S,4S)‐2,4‐ジエチルホスホラノ]フェロセン、(R)‐(‐)‐1‐[(S)‐2‐(ジシクロヘキシルホスフィノ)フェロセニル]エチルジシクロヘキシルホスフィン、(+)‐1,2‐ビス[(2R,5R)‐2,5‐ジ‐イソプロピルホスホラノ]ベンゼン、(‐)‐1,2‐ビス[(2S,5S)‐2,5‐ジ−イソプロピルホスホラノ]ベンゼン、(±)‐2‐(ジ‐tert‐ブチルホスフィノ)‐1,1’‐ビナフチル、2‐(ジ‐tert‐ブチルホスフィノ)ビフェニル等が挙げられる。
また2‐(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル、2‐(ジシクロヘキシルホスフィノ)‐2’‐メチルビフェニル、ビス(ジフェニルホスフィノ)メタン、1,2‐ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン、1,2‐ビス(ジペンタフルオロフェニルホスフィノ)エタン、1,3‐ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、1,4‐ビス(ジフェニルホスフィノ)ペンタン、1,1’‐ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、(2R,3R)‐(‐)‐2,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)‐ビシクロ[2.2.1]ヘプタ‐5‐エン、(2S,3S)‐(+)−2,3‐ビス(ジフェニルホスフィノ)‐ビシクロ[2.2.1]ヘプタ‐5‐エン、(2S,3S)‐(‐)‐ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、cis‐1,2‐ビス(ジフェニルホスフィノ)エチレン、ビス(2‐ジフェニルホスフィノエチル)フェニルホスフィン、(2S,4S)‐(‐)‐2,4−1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ペンタン、(2R,4R)‐(‐)‐2,4‐1,4‐ビス(ジフェニルホスフィノ)ペンタン、R‐(+)‐1,2‐ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン等が挙げられる。
また、(2S,3S)‐(+)‐1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)‐2,3‐O‐イソプロピリデン‐2,3‐ブタンジオール、トリ(2−フリル)ホスフィン、トリ(1‐ナフチル)ホスフィン、トリス[3,5‐ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ホスフィン、トリス(3‐クロロフェニル)ホスフィン、トリス(4‐クロロフェニル)ホスフィン、トリス(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィン、トリス(3‐フルオロフェニル)ホスフィン、トリス(4‐フルオロフェニル)ホスフィン、トリス(2‐メトキシフェニル)ホスフィン、トリス(3‐メトキシフェニル)ホスフィン、トリス(4‐メトキシフェニル)ホスフィン、トリス(2,4,6−メトキシフェニル)ホスフィン、トリス(ペンタフルオロフェニル)ホスフィン、トリス[4‐(ペルフルオロへキシル)フェニル]ホスフィン、トリス(2‐チエニル)ホスフィン、トリス(m‐トリル)ホスフィン、トリス(o‐トリル)ホスフィン、トリス(p‐トリル)ホスフィン、トリス(4‐トリフルオロメチルフェニル)ホスフィン、トリ(2,5‐キシリル)ホスフィン、トリ(3,5‐キシリル)ホスフィン等が挙げられる。
またトリフェニルホスフィン、トリス(2,4,6‐トリメトキシフェニル)ホスフィン、1,2‐ビス(ジフェニルホスフィノ)ベンゼン、(R)‐(+)‐2,2’‐ビス(ジフェニルホスフィノ)‐1,1’‐ビナフチル、(S)‐(‐)‐2,2’‐ビス(ジフェニルホスフィノ)‐1,1’‐ビナフチル、(±)‐2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)‐1,1’‐ビナフチル、2,2’‐ビス(ジフェニルホスフィノ)‐1,1’‐ビフェニル、(S)‐(+)‐4,12‐ビス(ジフェニルホスフィノ)‐[2.2]‐パラシクロファン、(R)‐(‐)‐4,12‐ビス(ジフェニルホスフィノ)‐[2.2]‐パラシクロファン、1,1’‐ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、(R)‐(+)‐2,2’−ビス(ジ‐p‐トリルホスフィノ)‐1,1’‐ビナフチル、(S)‐(‐)‐2,2’‐ビス(ジ‐p‐トリルホスフィノ)‐1,1’‐ビナフチル、ビス(2‐メトキシフェニル)フェニルホスフィン、1,2‐ビス(ジフェニルホスフィノ)ベンゼン、(1R,2R)‐(+)‐1,2‐ジアミノシクロヘキサン‐N,N’‐ビス(2’‐ジフェニルホスフィノベンゾイル)などが挙げられる。
また、(1S,2S)‐(+)‐1,2‐ジアミノシクロヘキサン‐N,N’‐ビス(2’‐ジフェニルホスフィノベンゾイル)、(±)−1,2‐ジアミノシクロヘキサン‐N,N’‐ビス(2’‐ジフェニルホスフィノベンゾイル)、(1S,2S)‐(‐)‐1,2‐ジアミノシクロヘキサン−N,N’−ビス(2‐ジフェニルホスフィノ‐1‐ナフトイル)、(1R,2R)‐(+)‐1,2‐ジアミノシクロヘキサン‐N,N’‐ビス(2‐ジフェニルホスフィノ‐1‐ナフトイル)、(±)‐ジアミノシクロヘキサン‐N,N’‐ビス(2‐ジフェニルホスフィノ‐1‐ナフトイル)、9,9−ジメチル‐4,5‐ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン、トリス(3,5‐ジメチルフェニル)ホスフィン、トリス(ジエチルアミノ)ホスフィン、ビス(ジフェニルホスフィノ)アセチレン、ビス(2‐ジフェニルホスフィノフェニル)エーテル、(R)‐(‐)‐1‐[(S)‐2‐(ジシクロヘキシルホスフィノ)フェロセニル]エチルジフェニルホスフィン等が挙げられる。
また、(R)‐(‐)‐1‐[(S)‐2‐(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジ‐tert‐ブチルホスフィン、(R)‐(‐)‐1‐[(S)‐2‐(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジシクロヘキシルホスフィン、ビス(p‐スルホナトフェニル)フェニルホスフィン二カリウム塩、2‐ジシクロヘキシルホスフィノ‐2’‐(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル、2‐(ジフェニルホスフィノ)‐2’‐(N,N‐ジメチルアミノ)ビフェニル、(R)‐(+)‐2‐(ジフェニルホスフィノ)‐2’‐メトキシ‐1,1’‐ビナフチル、(S)‐(‐)‐1‐(2‐ジフェニルホスフィノ‐1‐ナフチル)イソキノリン、トリス(2‐シアノエチル)ホスフィン、トリス(トリメチルシリル)ホスフィンなどを例示することができる。
三級ホスフィンの使用量は、パラジウム化合物やニッケル化合物に対して、1〜50000モル%が好ましい。
助触媒として用いる銅化合物は、塩化第一銅、臭化第一銅、ヨウ化第一銅を例示することができる。
この反応は、収率を上げるために塩基の共存下で行うことが好ましい。塩基としては例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジブチルアミン、ピペリジン、ピリジン、0.5〜2Mの希アンモニア水、炭酸カリウムなどを例示することができる。
反応温度には特に制限はないが、−10℃〜溶媒還流温度から適宜選ばれた温度で行うことが好ましい。また反応時間は、反応温度とのかねあいによるが、10分〜48時間である。
原料となる一般式(5)の1,3,5−トリアジン誘導体は、既知の方法で製造できる(科学技術研究所報告、81巻、441ページ、1986年)。
本発明で得られた一般式(1)で表される1,3,5−トリアジン誘導体は、発光材料として用いることができ、とりわけ有機電界発光素子の材料として用いることができる。従って、一般式(1)で表される1,3,5−トリアジン誘導体は、EL材料としての使用が期待される。また一般式(1)で表される1,3,5−トリアジン誘導体を用いて、成膜することができる。成膜方法には特に限定はないが、一般式(1)で表される1,3,5−トリアジン誘導体は、クロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、トルエン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン等に対する溶解度が高いため、塗布法、スピンコート法、インクジェット法による成膜が可能であるが、得られた膜を有機電界発光素子として利用する場合には、前述した理由により、真空蒸着法による成膜が好ましい。真空蒸着法による成膜は、汎用の真空蒸着装置を用いることにより行うことができる。
真空蒸着法で膜を形成する際の真空槽の真空度は、有機電界発光素子作製の製造タクトタイムや製造コストを考慮すると、一般的に用いられる拡散ポンプ、ターボ分子ポンプ、クライオポンプ等により到達し得る1×10−4〜1×10−7torr程度が望ましい。蒸着速度は、形成する膜の厚さによるが0.005〜1.0nm/秒が望ましい。
本発明の1,3,5−トリアジン誘導体は、青色領域で強い蛍光を示し、ガラス転移温度および融点が100℃以上で、かつ真空蒸着法による成膜が可能であり、極めて有用な発光材料、とりわけ有機電界発光素子の材料として使用できる。
次に本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発明はこの実施例によって限定されるものではない。
(実施例1)2,4−ビス[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−6−フェニル−1,3,5−トリアジンの合成
ベンゾイルクロリド6.19gと4−ブロモベンゾニトリル16.04gを50mLのジクロロメタンに溶解し、5塩化アンチモン13.16gを0℃で滴下した。混合物を室温で1時間攪拌後、8時間還流した。室温まで冷却後、アルゴン下でろ過した。得られた2,4−ビス(4−ブロモフェニル)−6−フェニル−1,3,5−オキサジアジニル−1−イウム ヘキサクロロアンチモナトをジクロロメタンで洗浄し、減圧乾燥した。28%アンモニア水溶液300mLにこの2,4−ビス(4−ブロモフェニル)−6−フェニル−1,3,5−オキサジアジニル−1−イウム ヘキサクロロアンチモナトを0℃で徐々に加えると白色沈殿が生成した。これを室温で1時間攪拌し、ろ過後、得られた白色沈殿を水、メタノールで洗浄した。白色沈殿を乾燥後、153℃に加熱したジメチルホルムアミドに加えて溶解し、ろ過した。さらにろ別した不溶成分を153℃に加熱したジメチルホルムアミドに加え、その後ろ過する操作を3回行った。全てのろ液を集め、冷却し、再び生成した白色沈殿をろ過・乾燥することにより、2,4−ビス(4−ブロモフェニル)−6−フェニル−1,3,5−トリアジンの白色固体(収量12.9g、収率63%)を得た。
次に2,4−ビス(4−ブロモフェニル)−6−フェニル−1,3,5−トリアジン600mgのテトラヒドロフラン溶液30mLに、1−tert−ブチル−4−エチニルベンゼン491mg、ヨウ化第一銅19mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム116mg、トリエチルアミン5mLを加え、65℃で12時間攪拌した。減圧下で、溶媒と低沸点成分を除去し、得られた固体生成物をジクロロメタンに溶解した。この溶液をシリカゲルカラムに通し、銅、パラジウムの無機成分を除去した。エバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物を得た。これをヘキサン/ジクロロメタン=4/1の溶離液を用いてシリカゲルカラムで精製することにより、2,4−ビス[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−6−フェニル−1,3,5−トリアジンの白色固体(収量512mg、収率64%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)
δ1.28(s,18H),7.31(d,J=8.4Hz,4H),7.46(d,J=8.4Hz,4H),7.477.58(m,3H),7.66(d,J=8.4Hz,4H),8.648.76(m,6H)
13C−NMR(CDCl,ppm)
δ31.2(CH×6),34.9(q.×2),88.7(q.×2),92.5(q.×2),119.9(q.×2),125.4(CH×4),127.8(q.),128.6(CH×2),128.8(CH×2),129.0(CH×4),131.5(CH×4),131.8(CH×4),132.6(CH),135.5(q.×2),136.3(q.×2),152.0(q.×2),171.1(q.),171.7(q.×2)。
この化合物の蛍光スペクトルをクロロホルム溶液で測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表1に示す。また、ガラス転移温度および融点を測定したところ、183℃および238℃であった。結果を表2に示す。
(実施例2)2,4−ビス[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−6−フェニル−1,3,5−トリアジンの合成
実施例1で合成した2,4−ビス(4−ブロモフェニル)−6−フェニル−1,3,5−トリアジン1.0gのテトラヒドロフラン溶液100mLに、1−ブチル−4−エチニルベンゼン742mg、ヨウ化第一銅38mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム231mg、トリエチルアミン10mLを加え、65℃で12時間攪拌した。減圧下で、溶媒と低沸点成分を除去し、得られた固体生成物をジクロロメタンに溶解した。この溶液をシリカゲルカラムに通し、銅、パラジウムの無機成分を除去した。エバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物を得た。これをヘキサン/ジクロロメタン=4/1の溶離液を用いてシリカゲルカラムで精製することにより、2,4−ビス[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−6−フェニル−1,3,5−トリアジンの白色固体(収量1.15g、収率86%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)
δ0.87(t,J=7.3Hz,6H),1.221.38(m,4H),1.481.62(m,4H),2.58(t,J=7.6Hz,4H),7.13(d,J=8.1Hz,4H),7.43(d,J=8.1Hz,4H),7.477.58(m,3H),7.65(d,J=8.4Hz,4H),8.638.75(m,6H)
13C−NMR(CDCl,ppm)
δ13.9(CH×2),22.3(CH×2),33.4(CH×2),35.6(CH×2),88.7(q.×2),92.6(q.×2),120.0(q.×2),127.8(q.×2),128.6(CH×4),128.7(CH×2),128.9(CH×4),129.0(CH×2),131.7(CH×4),131.8(CH×4),132.6(CH),135.6(q.×2),136.1(q.),143.9(q.×2),171.1(q.×2),171.7(q.)。
この化合物の蛍光スペクトルをクロロホルム溶液で測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表1に示す。また、ガラス転移温度および融点を測定したところ、明瞭なガラス転移温度はみられず、融点は213℃であった。結果を表2に示す。
(実施例3)2,4−ビス[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−6−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジンの合成
4−tert−ブチルベンゾイルクロリド1.97gと4−ブロモベンゾニトリル3.64gを10mLのジクロロメタンに溶解し、5塩化アンチモン2.99gを0℃で滴下した。混合物を室温で1時間攪拌後、8時間還流した。室温まで冷却後、アルゴン下でろ過した。得られた2,4−ビス(4−ブロモフェニル)−6−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,5−オキサジアジニル−1−イウム ヘキサクロロアンチモナトをジクロロメタンで洗浄し、減圧乾燥した。28%アンモニア水溶液60mLにこの2,4−ビス(4−ブロモフェニル)−6−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,5−オキサジアジニル−1−イウム ヘキサクロロアンチモナトを0℃で徐々に加えると白色沈殿が生成した。これを室温で1時間攪拌し、ろ過後、得られた白色沈殿を水、メタノールで洗浄した。白色沈殿を乾燥後、153℃に加熱したジメチルホルムアミドに加えて溶解し、ろ過した。さらにろ別した不溶成分を153℃に加熱したジメチルホルムアミドに加え、その後ろ過する操作を3回行った。全てのろ液を集め、冷却し、再び生成した白色沈殿をろ過・乾燥することにより、2,4−ビス(4−ブロモフェニル)−6−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジンの白色固体を得た(収量2.08g、収率40%)。
次に2,4−ビス(4−ブロモフェニル)−6−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジン674mgのテトラヒドロフラン溶液40mLに、1−ブチル−4−エチニルベンゼン491mg、ヨウ化第一銅19mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム116mg、トリエチルアミン5mLを加え、65℃で12時間攪拌した。減圧下で、溶媒と低沸点成分を除去し、得られた固体生成物をジクロロメタンに溶解した。この溶液をシリカゲルカラムに通し、銅、パラジウムの無機成分を除去した。エバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物を得た。これをヘキサン/ジクロロメタン=4/1の溶離液を用いてシリカゲルカラムで精製することにより、2,4−ビス[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−6−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジンの白色固体(収量727mg、収率83%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)
δ0.87(t,J=7.3Hz,6H),1.221.38(m,4H),1.34(s,9H),1.481.62(m,4H),2.57(t,J=7.7Hz,4H),7.12(d,J=8.1Hz,4H),7.43(d,J=8.1Hz,4H),7.54(d,J=8.6Hz,2H),7.64(d,J=8.5Hz,4H),8.61(d,J=8.6Hz,2H),8.68(d,J=8.5Hz,4H)
13C−NMR(CDCl,ppm)
δ13.9(CH×2),22.3(CH×2),31.2(CH×3),33.4(CH×2),35.1(q.),35.6(CH×2),88.7(q.×2),92.5(q.×2),120.1(q.×2),125.7(CH×2),127.7(q.×2),128.6(CH×4),128.9(CH×4),131.7(CH×6),131.8(CH×4),133.4(q.),135.7(q.×2),143.9(q.×2),156.3(q.),171.0(q.×2),171.7(q.)。
この化合物の蛍光スペクトルをクロロホルム溶液で測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表1に示す。また、ガラス転移温度および融点を測定したところ、185℃および198℃であった。結果を表2に示す。
(実施例4)2−[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジンの合成
4−ブロモベンゾイルクロリド4.39gとベンゾニトリル4.12gを20mLのジクロロメタンに溶解し、5塩化アンチモン5.98gを0℃で滴下した。混合物を室温で1時間攪拌後、8時間還流した。室温まで冷却後、アルゴン下でろ過した。得られた2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−オキサジアジニル−1−イウム ヘキサクロロアンチモナトをジクロロメタンで洗浄し、減圧乾燥した。28%アンモニア水溶液120mLにこの2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−オキサジアジニル−1−イウム ヘキサクロロアンチモナトを0℃で徐々に加えると白色沈殿が生成した。これを室温で1時間攪拌し、ろ過後、得られた白色沈殿を水、メタノールで洗浄した。白色沈殿を乾燥後、153℃に加熱したジメチルホルムアミドに加えて溶解し、ろ過した。さらにろ別した不溶成分を153℃に加熱したジメチルホルムアミドに加え、その後ろ過する操作を3回行った。全てのろ液を集め、冷却し、再び生成した白色沈殿をろ過・乾燥することにより、2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジンの白色固体(収量6.24g、収率80%)を得た。
次に2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン1.0gのテトラヒドロフラン溶液100mLに、1−tert−ブチル−4−エチニルベンゼン475mg、ヨウ化第一銅38mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム231mg、トリエチルアミン10mLを加え、65℃で12時間攪拌した。減圧下で、溶媒と低沸点成分を除去し、得られた固体生成物をジクロロメタンに溶解した。この溶液をシリカゲルカラムに通し、銅、パラジウムの無機成分を除去した。エバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物を得た。これをヘキサン/ジクロロメタン=4/1の溶離液を用いてシリカゲルカラムで精製することにより、2−[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジンの白色固体を得た(収量1.0g、収率85%)。
H−NMR(CDCl,ppm)
δ1.27(s,9H),7.33(d,J=8.5Hz,2H),7.45(d,J=8.5Hz,2H),7.477.57(m,6H),7.64(d,J=8.6Hz,2H),8.648.73(m,6H)
13C−NMR(CDCl,ppm)
δ32.2(CH×3),34.7(q.),88.7(q.),92.4(q.),119.9(q.),125.4(CH×2),127.7(q.),128.6(CH×4),128.7(CH×2),128.8(CH×4),131.5(CH×2),131.8(CH×2),132.6(CH×2),135.7(q.),136.2(q.×2),152.0(q.),171.1(q.),171.7(q.×2)。
この化合物の蛍光スペクトルをクロロホルム溶液で測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表1に示す。また、ガラス転移温度および融点を測定したところ、213℃および227℃であった。結果を表2に示す。
(実施例5)2−[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−トリアジンの合成
4−ブロモベンゾイルクロリド10.97gと4−メチルベンゾニトリル11.71gを50mLのジクロロメタンに溶解し、5塩化アンチモン14.95gを0℃で滴下した。混合物を室温で1時間攪拌後、8時間還流した。室温まで冷却後、アルゴン下でろ過した。得られた2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−オキサジアジニル−1−イウム ヘキサクロロアンチモナトをジクロロメタンで洗浄し、減圧乾燥した。28%アンモニア水溶液300mLにこの2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−オキサジアジニル−1−イウム ヘキサクロロアンチモナトを0℃で徐々に加え、白色沈殿を得た。この懸濁液を、室温で1時間攪拌し、ろ過後、白色沈殿を水、メタノールで洗浄した。乾燥後、得られた粗生成物をクロロホルムでソクスレー抽出した。得られたクロロホルム溶液をメタノール中に注ぎ、生成した白色沈殿をろ過、乾燥することにより、2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−トリアジンの白色固体(収量17.1g、収率82%)を得た。
次に2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−トリアジン1.0gのテトラヒドロフラン溶液100mLに、1−tert−ブチル−4−エチニルベンゼン459mg、ヨウ化第一銅38mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム231mg、トリエチルアミン10mLを加え、65℃で12時間攪拌した。減圧下で溶媒と低沸点成分を除去し、得られた固体生成物をジクロロメタンに溶解した。この溶液をシリカゲルカラムに通し、銅、パラジウムの無機成分を除去した。エバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物を得た。これをヘキサン/ジクロロメタン=4/1の溶離液を用いてシリカゲルカラムで精製することにより、2−[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−トリアジンの白色固体(収量1.0g、収率84%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)
δ1.27(s,9H),2.41(s,6H),7.30(d,J=8.2Hz,4H),7.33(d,J=8.5Hz,2H),7.45(d,J=8.5Hz,2H),7.63(d,J=8.5Hz,2H),8.58(d,J=8.2Hz,4H),8.68(d,J=8.5Hz,2H)
13C−NMR(CDCl,ppm)
δ21.8(CH×2),31.2(CH×3),34.8(q.),88.7(q.),92.2(q.),119.9(q.),125.4(CH×2),127.5(q.),128.8(CH×2),128.9(CH×4),129.4(CH×4),131.5(CH×2),133.5(q.×2),133.7(CH×2),135.8(q.),143.1(q.×2),151.9(q.),170.8(q.),171.5(q.×2)。
この化合物の蛍光スペクトルをクロロホルム溶液で測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表1に示す。また、ガラス転移温度および融点を測定したところ、明瞭なガラス転移温度はみられず、融点は251℃であった。結果を表2に示す。
(実施例6)2−[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−トリアジンの合成
実施例5で得られた2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−トリアジン500mgのテトラヒドロフラン溶液20mLに、1−ブチル−4−エチニルベンゼン229mg、ヨウ化第一銅19mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム116mg、トリエチルアミン5mLを加え、65℃で12時間攪拌した。減圧下で溶媒と低沸点成分を除去し、得られた固体生成物をジクロロメタンに溶解した。この溶液をシリカゲルカラムに通し、銅、パラジウムの無機成分を除去した。エバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物を得た。これをヘキサン/ジクロロメタン=4/1の溶離液を用いてシリカゲルカラムで精製することにより、2−[4−(4−ブチルフェニルエチニル)−フェニル]−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−トリアジンの白色固体(収量121mg、収率20%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)
δ0.98(t,J=7.3Hz,3H),1.321.49(m,2H),1.591.73(m,2H),2.52(s,6H),2.68(t,J=7.7Hz,2H),7.23(d,J=8.1Hz,2H),7.40(d,J=8.1Hz,4H),7.54(d,J=8.1Hz,2H),7.74(d,J=8.5Hz,2H),8.69(d,J=8.1Hz,4H),8.78(d,J=8.5Hz,2H)
13C−NMR(CDCl,ppm)
δ13.9(CH),21.7(CH×2),22.3(CH),33.4(CH),35.6(CH),88.8(q.),92.3(q.),120.1(q.),127.5(q.),128.5(CH×2),128.8(CH×2),129.0(CH×4),129.4(CH×4),131.7(CH×4),133.6(q.×2),135.9(q.),143.1(q.×2),143.8(q.),170.8(q.),171.6(q.×2)。
この化合物の蛍光スペクトルをクロロホルム溶液で測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表1に示す。また、ガラス転移温度および融点を測定したところ、213℃および227℃であった。結果を表2に示す。
(実施例7)2−[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジ−m−トリル−1,3,5−トリアジンの合成
4−ブロモベンゾイルクロリド4.39gと3−メチルベンゾニトリル4.67gを20mLのジクロロメタンに溶解し、5塩化アンチモン5.98gを0℃で滴下した。混合物を室温で1時間攪拌後、8時間還流した。室温まで冷却後、アルゴン下でろ過した。得られた2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ジ−m−トリル−1,3,5−オキサジアジニル−1−イウム ヘキサクロロアンチモナトをジクロロメタンで洗浄し、減圧乾燥した。28%アンモニア水溶液120mLにこの2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ジ−m−トリル−1,3,5−オキサジアジニル−1−イウム ヘキサクロロアンチモナトを0℃で徐々に加えると白色沈殿が生成した。これを室温で1時間攪拌し、ろ過後、得られた白色沈殿を水、メタノールで洗浄した。白色沈殿を乾燥後、153℃に加熱したジメチルホルムアミドに加えて溶解し、ろ過した。さらにろ別した不溶成分を153℃に加熱したジメチルホルムアミドに加え、その後ろ過する操作を3回行った。全てのろ液を集め、冷却し、再び生成した白色沈殿をろ過・乾燥することにより、2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ジ−m−トリル−1,3,5−トリアジンの白色固体(収量5.50g、収率66%)を得た。
次に2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ジ−m−トリル−1,3,5−トリアジン1.0gのテトラヒドロフラン溶液100mLに、1−ブチル−4−エチニルベンゼン475mg、ヨウ化第一銅38mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム231mg、トリエチルアミン10mLを加え、65℃で12時間攪拌した。減圧下で、溶媒と低沸点成分を除去し、得られた固体生成物をジクロロメタンに溶解した。この溶液をシリカゲルカラムに通し、銅、パラジウムの無機成分を除去した。エバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物を得た。これをヘキサン/ジクロロメタン=4/1の溶離液を用いてシリカゲルカラムで精製することにより、2−[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジ−m−トリル−1,3,5−トリアジンの白色固体(収量983mg、収率83%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)
δ0.87(t,J=7.2Hz,3H),1.211.38(m,2H),1.471.62(m,2H),2.47(s,6H),2.57(t,J=7.7Hz,2H),7.12(d,J=8.1Hz,2H),7.307.46(m,4H),7.43(d,J=8.1Hz,2H),7.64(d,J=8.5Hz,2H),8.468.53(m,2H),8.50(brs,2H),8.67(d,J=8.5Hz,2H)
13C−NMR(CDCl,ppm)
δ13.9(CH),21.6(CH×2),22.3(CH),33.4(CH),35.6(CH),88.7(q.),92.4(q.),120.1(q.),126.2(CH×2),127.6(q.),128.6(CH×4),128.8(CH×2),129.4(CH×2),131.7(CH×2),131.8(CH×2),133.4(CH×2),135.8(q.),136.2(q.×2),138.4(q.×2),143.9(q.),171.0(q.),171.8(q.×2)。
この化合物の蛍光スペクトルをクロロホルム溶液で測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表1に示す。また、ガラス転移温度および融点を測定したところ、139℃および163℃であった。結果を表2に示す。
(実施例8)2−{4−[4−(トリイソプロピルシリル)フェニルエチニル]フェニル}−4,6−ジ−m−トリル−1,3,5−トリアジンの合成
実施例7で得られた2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ジ−m−トリル−1,3,5−トリアジン1.0gのテトラヒドロフラン溶液100mLに、(4−エチニルフェニル)トリイソプロピルシラン348mg、ヨウ化第一銅38mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム231mg、トリエチルアミン10mLを加え、65℃で12時間攪拌した。減圧下で、溶媒と低沸点成分を除去し、得られた固体生成物をジクロロメタンに溶解した。この溶液をシリカゲルカラムに通し、銅、パラジウムの無機成分を除去した。エバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物を得た。これをヘキサン/ジクロロメタン=4/1の溶離液を用いてシリカゲルカラムで精製することにより、2−{4−[4−(トリイソプロピルシリル)フェニルエチニル]フェニル}−4,6−ジ−m−トリル−1,3,5−トリアジンの白色固体(収量1.14g、収率80%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)
δ1.02(d,J=7.4Hz,18H),1.34(sep,J=7.4Hz,3H),2.47(s,6H),7.30−7.53(m,8H),7.66(d,J=8.58Hz,2H),8.44−8.52(m,2H),8.50(s,2H),8.70(d,J=8.58,2H)
13C−NMR(CDCl,ppm)
δ10.7(CH×3),18.5(CH×6),21.6(CH×2),89.7(q.),92.3(q.),122.9(q.),126.2(CH×2),127.4(q.),128.6(CH×2),128.8(CH×2),129.4(CH×2),130.5(CH×2),131.8(CH×2),133.4(CH×2),135.2(CH×2),135.9(q.),136.1(q.×2),136.3(q.),138.3(q.×2),170.9(q.),171.8(q.×2)。
この化合物の蛍光スペクトルをクロロホルム溶液で測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表1に示す。また、ガラス転移温度および融点を測定したところ、190℃および217℃であった。結果を表2に示す。
(実施例9)2−[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ビス(4−ビフェニリル)−1,3,5−トリアジンの合成
4−ブロモベンゾイルクロリド1.84gと4−シアノビフェニル3.00gを10mLのジクロロメタンに溶解し、5塩化アンチモン2.50gを0℃で滴下した。混合物を室温で1時間攪拌後、8時間還流した。室温まで冷却後、アルゴン下でろ過した。得られた2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ビス(4−ビフェニリル)−1,3,5−オキサジアジニル−1−イウム ヘキサクロロアンチモナトをジクロロメタンで洗浄し、減圧乾燥した。28%アンモニア水溶液120mLにこの2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ビス(4−ビフェニリル)−1,3,5−オキサジアジニル−1−イウム ヘキサクロロアンチモナトを0℃で徐々に加えると白色沈殿が生成した。これを室温で1時間攪拌し、ろ過後、得られた白色沈殿を水、メタノールで洗浄した。白色沈殿を乾燥後、153℃に加熱したジメチルホルムアミドに加えて溶解し、ろ過した。さらにろ別した不溶成分を153℃に加熱したジメチルホルムアミドに加え、その後ろ過する操作を3回行った。全てのろ液を集め、冷却し、再び生成した白色沈殿をろ過・乾燥することにより、2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ビス(4−ビフェニリル)−1,3,5−トリアジンの白色固体(収量2.65g、収率59%)を得た。
次に2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ビス(4−ビフェニリル)−1,3,5−トリアジン1.0gのテトラヒドロフラン溶液100mLに、1−tert−ブチル−4−エチニルベンゼン348mg、ヨウ化第一銅38mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム231mg、トリエチルアミン10mLを加え、65℃で12時間攪拌した。減圧下で、溶媒と低沸点成分を除去し、得られた固体生成物をジクロロメタンに溶解した。この溶液をシリカゲルカラムに通し、銅、パラジウムの無機成分を除去した。エバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物を得た。これをヘキサン/ジクロロメタン=4/1の溶離液を用いてシリカゲルカラムで精製することにより、2−[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ビス(4−ビフェニリル)−1,3,5−トリアジンの白色固体(収量872mg、収率76%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)
δ1.28(s,9H),7.34(d,J=8.6Hz,2H),7.36(d,J=7.16Hz,2H),7.39−7.49(m,6H),7.60−7.69(m,6H),7.75(d,J=8.5Hz,4H),8.72(d,J=8.5Hz,2H),8.78(d,J=8.5Hz,4H)
13C−NMR(CDCl,ppm)
δ31.2(CH×3),34.9(q.),88.7(q.),92.4(q.),119.9(q.),125.4(CH×2),127.3(CH×4),127.4(CH×4),127.7(q.),128.0(CH×2),128.8(CH×2),128.9(CH×4),129.5(CH×4),131.5(CH×2),131.8(CH×2),135.1(q.×2),135.7(q.),140.4(q.×2),145.2(q.×2),152.0(q.),171.0(q.),171.4(q.×2)。
この化合物の蛍光スペクトルをクロロホルム溶液で測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表1に示す。また、ガラス転移温度および融点を測定したところ、261℃および264℃であった。結果を表2に示す。
(実施例10)2−[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ビス(4−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジンの合成
4−ブロモベンゾイルクロリド2.74gと4−ブチルベンゾニトリル3.98gを20mLのジクロロメタンに溶解し、5塩化アンチモン3.74gを0℃で滴下した。混合物を室温で1時間攪拌後、8時間還流した。室温まで冷却後、アルゴン下でろ過した。得られた2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ビス(4−ブチルフェニル)−1,3,5−オキサジアジニル−1−イウム ヘキサクロロアンチモナトをジクロロメタンで洗浄し、減圧乾燥した。28%アンモニア水溶液120mLにこの2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ビス(4−ブチルフェニル)−1,3,5−オキサジアジニル−1−イウム ヘキサクロロアンチモナトを0℃で徐々に加えると白色沈殿が生成した。これを室温で1時間攪拌し、ろ過後、得られた白色沈殿を水、メタノールで洗浄した。白色沈殿を乾燥後、153℃に加熱したジメチルホルムアミドに加えて溶解し、ろ過した。さらにろ別した不溶成分を153℃に加熱したジメチルホルムアミドに加え、その後ろ過する操作を3回行った。全てのろ液を集め、冷却し、再び生成した白色沈殿をろ過・乾燥することにより、2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ビス(4−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジンの白色固体(収量5.10g、収率81%)を得た。
次に2−(4−ブロモフェニル)−4,6−ビス(4−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジン1.0gのテトラヒドロフラン溶液50mLに、1−ブチル−4−エチニルベンゼン380mg、ヨウ化第一銅38mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム231mg、トリエチルアミン10mLを加え、65℃で12時間攪拌した。減圧下で、溶媒と低沸点成分を除去し、得られた固体生成物をジクロロメタンに溶解した。この溶液をシリカゲルカラムに通し、銅、パラジウムの無機成分を除去した。エバポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物を得た。これをヘキサン/ジクロロメタン=4/1の溶離液を用いてシリカゲルカラムで精製することにより、2−[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ビス(4−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジンの白色固体(収量742mg、収率64%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)
δ0.98(t,J=7.2Hz,3H),1.00(t,J=7.3Hz,6H),1.311.53(m,6H),1.571.78(m,6H),2.68(t,J=7.6Hz,2H),2.77(t,J=7.6Hz,4H),7.23(d,J=8.1Hz,2H),7.41(d,J=8.3Hz,4H),7.53(d,J=8.1Hz,2H),7.74(d,J=8.4Hz,2H),8.70(d,J=8.3Hz,4H),8.78(d,J=8.4Hz,2H)
13C−NMR(CDCl,ppm)
δ13.9(CH×3),22.3(CH),22.4(CH×2),33.4(CH×3),35.6(CH),35.8(CH×2),88.8(q.),92.3(q.),120.1(q.),127.5(q.),128.5(CH×2),128.8(CH×6),129.0(CH×4),131.7(CH×4),133.8(q.×2),135.9(q.),143.8(q.),148.0(q.×2),170.8(q.),171.6(q.×2)。
この化合物の蛍光スペクトルをクロロホルム溶液で測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表1に示す。また、ガラス転移温度および融点を測定したところ、104℃および107℃であった。結果を表2に示す。
(実施例11)2,4−ビス[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−6−フェニル−1,3,5−トリアジンの真空蒸着法による成膜および膜の蛍光スペクトル
抵抗加熱用タングステンフィラメントに装着されたアルミナルツボ内に実施例1で合成した2,4−ビス[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−6−フェニル−1,3,5−トリアジンを入れて、真空槽を1.4×10−6torrまで減圧した後ルツボを加熱して真空蒸着を行った。基板は25mm角の石英ガラスを用い、表面をイソプロピルアルコール、UV/オゾンで順次洗浄した。蒸着速度は0.05〜0.1nm/秒とした。触針式膜厚測定装置で測定した結果、蒸着膜の膜厚は123nmであった。この真空蒸着膜の蛍光スペクトルを測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表3に示す。
(実施例12)2,4−ビス[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−6−フェニル−1,3,5−トリアジンの真空蒸着法による成膜および膜の蛍光スペクトル
実施例11と同様の方法で、実施例2で合成した2,4−ビス[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−6−フェニル−1,3,5−トリアジンの真空蒸着を行った。真空槽内の圧力は1.2×10−6torr、蒸着速度は0.1〜0.5nm/秒とした。触針式膜厚測定装置で測定した結果、蒸着膜の膜厚は123nmであった。この真空蒸着膜の蛍光スペクトルを測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表3に示す。
(実施例13)2,4−ビス[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−6−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジンの真空蒸着法による成膜および膜の蛍光スペクトル
実施例11と同様の方法で、実施例3で合成した2,4−ビス[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−6−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジンの真空蒸着を行った。真空槽内の圧力は9.0×10−7torr、蒸着速度は0.1〜0.5nm/秒とした。触針式膜厚測定装置で測定した結果、蒸着膜の膜厚は123nmであった。この真空蒸着膜の蛍光スペクトルを測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表3に示す。
(実施例14)2−[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジンの真空蒸着法による成膜および膜の蛍光スペクトル
実施例11と同様の方法で、実施例4で合成した2−[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジンの真空蒸着を行った。真空槽内の圧力は9.0×10−7torr、蒸着速度は0.1〜0.5nm/秒とした。触針式膜厚測定装置で測定した結果、蒸着膜の膜厚は120nmであった。この真空蒸着膜の蛍光スペクトルを測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表3に示す。
(実施例15)2−[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−トリアジンの真空蒸着法による成膜および膜の蛍光スペクトル
実施例11と同様の方法で、実施例5で合成した2−[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−トリアジンの真空蒸着を行った。真空槽内の圧力は9.5×10−7torr、蒸着速度は0.1〜0.5nm/秒とした。触針式膜厚測定装置で測定した結果、蒸着膜の膜厚は115nmであった。この真空蒸着膜の蛍光スペクトルを測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表3に示す。
(実施例16)2−[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−トリアジンの真空蒸着法による成膜および膜の蛍光スペクトル
実施例11と同様の方法で、実施例6で合成した2−[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジ−p−トリル−1,3,5−トリアジンの真空蒸着を行った。真空槽内の圧力は9.0×10−7torr、蒸着速度は0.1〜0.5nm/秒とした。触針式膜厚測定装置で測定した結果、蒸着膜の膜厚は125nmであった。この真空蒸着膜の蛍光スペクトルを測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表3に示す。
(実施例17)2−[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジ−m−トリル−1,3,5−トリアジンの真空蒸着法による成膜および膜の蛍光スペクトル
実施例11と同様の方法で、実施例7で合成した2−[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ジ−m−トリル−1,3,5−トリアジンの真空蒸着を行った。真空槽内の圧力は9.0×10−7torr、蒸着速度は0.1〜0.5nm/秒とした。触針式膜厚測定装置で測定した結果、蒸着膜の膜厚は120nmであった。この真空蒸着膜の蛍光スペクトルを測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表3に示す。
(実施例18)2−{4−[4−(トリイソプロピルシリル)フェニルエチニル]フェニル}−4,6−ジ−m−トリル−1,3,5−トリアジンの真空蒸着法による成膜および膜の蛍光スペクトル
実施例11と同様の方法で、実施例8で合成した2−{4−[4−(トリイソプロピルシリル)フェニルエチニル]フェニル}−4,6−ジ−m−トリル−1,3,5−トリアジンの真空蒸着を行った。真空槽内の圧力は9.0×10−7torr、蒸着速度は0.1〜0.5nm/秒とした。触針式膜厚測定装置で測定した結果、蒸着膜の膜厚は120nmであった。この真空蒸着膜の蛍光スペクトルを測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表3に示す。
(実施例19)2−[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ビス(4−ビフェニリル)−1,3,5−トリアジンの真空蒸着法による成膜および膜の蛍光スペクトル
実施例11と同様の方法で、実施例9で合成した2−[4−(4−tert−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ビス(4−ビフェニリル)−1,3,5−トリアジンの真空蒸着を行った。真空槽内の圧力は9.0×10−7torr、蒸着速度は0.1〜0.5nm/秒とした。触針式膜厚測定装置で測定した結果、蒸着膜の膜厚は120nmであった。この真空蒸着膜の蛍光スペクトルを測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表3に示す。
(実施例20)2−[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ビス(4−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジンの真空蒸着法による成膜および膜の蛍光スペクトル
実施例11と同様の方法で、実施例10で合成した2−[4−(4−ブチルフェニルエチニル)フェニル]−4,6−ビス(4−ブチルフェニル)−1,3,5−トリアジンの真空蒸着を行った。真空槽内の圧力は9.0×10−7torr、蒸着速度は0.1〜0.5nm/秒とした。触針式膜厚測定装置で測定した結果、蒸着膜の膜厚は120nmであった。この真空蒸着膜の蛍光スペクトルを測定したところ、青色領域で強い蛍光を示した。結果を表3に示す。
(比較例1)2,4,6−トリス[4−(4−デシルオキシフェニルエチニル)フェニル]−1,3,5−トリアジンの真空蒸着法による成膜
2,4,6−トリス[4−(4−デシルオキシフェニルエチニル)フェニル]−1,3,5−トリアジンのガラス転移温度および融点を測定したところ、77℃および145℃であった。結果を表2に示す。また、この化合物を実施例11と同じ方法で真空蒸着を行おうとしたところ、350℃でも気化せず、熱分解が起こった。
Figure 2006062962
Figure 2006062962
Figure 2006062962

Claims (5)

  1. 一般式(1)
    Figure 2006062962
    [式中、nおよびmはn+m=3を満たし、nは1または2を示す。]で表されることを特徴とする1,3,5−トリアジン誘導体。ただし、Xは一般式(2)
    Figure 2006062962
    [式中、R,R,R,R,Rは同一または相異なって水素原子、フェニル基、ぺルフルオロフェニル基、ぺルクロロフェニル基、炭素数1〜8の置換していてもよいアルキル基、炭素数7〜10の置換していてもよいアルキルフェニル基、炭素数1〜4の置換していてもよいアルコキシ基、炭素数1〜4のアルキルチオ基、炭素数3〜12の置換していてもよいトリアルキルシリル基またはフッ素原子を示し、R,R,R,Rは同一または相異なって水素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、メチルチオ基またはフッ素原子を示す。]で表される置換4−(フェニルエチニル)フェニル基を示し、Xは一般式(3)
    Figure 2006062962
    [式中、R10,R11,R12,R13,R14は同一または相異なって水素原子、フェニル基、ぺルフルオロフェニル基、ぺルクロロフェニル基、炭素数1〜8の置換していてもよいアルキル基、炭素数7〜10の置換していてもよいアルキルフェニル基、炭素数1〜4の置換していてもよいアルコキシ基、炭素数1〜4のアルキルチオ基、炭素数3〜12の置換していてもよいトリアルキルシリル基またはフッ素原子を示す。]で表される置換フェニル基を示す。
  2. 一般式(3)
    Figure 2006062962
    [式中、R10,R11,R12,R13,R14は同一または相異なって水素原子、フェニル基、ぺルフルオロフェニル基、ぺルクロロフェニル基、炭素数1〜8の置換していてもよいアルキル基、炭素数7〜10の置換していてもよいアルキルフェニル基、炭素数1〜4の置換していてもよいアルコキシ基、炭素数1〜4のアルキルチオ基、炭素数3〜12の置換していてもよいトリアルキルシリル基またはフッ素原子を示す。]で表される置換フェニル基をXとし、一般式(4)
    Figure 2006062962
    [式中、R,R,R,Rは同一または相異なって水素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、メチルチオ基またはフッ素原子を示し、Yは塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を示す。]で表される置換フェニル基をXとする、一般式(5)
    Figure 2006062962
    [式中、nおよびmはn+m=3を満たし、nは1または2を示す。]で表される1,3,5−トリアジン誘導体と、一般式(6)
    Figure 2006062962
    [式中、R,R,R,R,Rは同一または相異なって水素原子、ぺルフルオロフェニル基、ぺルクロロフェニル基、炭素数1〜8の置換していてもよいアルキル基、フェニル基、炭素数7〜10の置換していてもよいアルキルフェニル基、炭素数1〜4の置換していてもよいアルコキシ基、炭素数1〜4のアルキルチオ基、炭素数3〜12の置換していてもよいトリアルキルシリル基またはフッ素原子を示す。]で表されるエチニルベンゼン誘導体とを反応させることを特徴とする、一般式(1)
    Figure 2006062962
    [式中、nおよびmはn+m=3を満たし、nは1または2を示す。]で表される1,3,5−トリアジン誘導体の製造方法。ただし、Xは一般式(2)
    Figure 2006062962
    [式中、R,R,R,R,Rは同一または相異なって水素原子、フェニル基、ぺルフルオロフェニル基、ぺルクロロフェニル基、炭素数1〜8の置換していてもよいアルキル基、炭素数7〜10の置換していてもよいアルキルフェニル基、炭素数1〜4の置換していてもよいアルコキシ基、炭素数1〜4のアルキルチオ基、炭素数3〜12の置換していてもよいトリアルキルシリル基またはフッ素原子を示し、R,R,R,Rは同一または相異なって水素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、メチルチオ基またはフッ素原子を示す。]で表される置換4−(フェニルエチニル)フェニル基を示し、Xは前記と同様を示す。
  3. 請求項1に記載の一般式(1)で表される1,3,5−トリアジン誘導体から成ることを特徴とする、発光材料。
  4. 請求項1に記載の一般式(1)で表される1,3,5−トリアジン誘導体から成ることを特徴とする、膜。
  5. 請求項1に記載の一般式(1)で表される1,3,5−トリアジン誘導体を用いることを特徴とする成膜方法。
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