JP2006062929A - 結晶化ガラス物品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】建築物の外装材、内装材或いはインテリア用として、機械的強度及び装飾性が共に優れた結晶化ガラス物品とその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の結晶化ガラス板1は、ガラス相の体積比率が70%以上である結晶化ガラスからなり、自由表面1aに、応力値が100MPa以上で、かつ厚さが20μm以上の圧縮応力層2がイオン交換処理により形成されてなるものである。また、本発明の製造方法は、結晶化ガラスの歪点温度付近に調整した溶融塩に、所望の形状の結晶化ガラス体を接触させ、自由表面1a側のガラス相中のR2Oのアルカリ金属イオンをそれよりもイオン半径が大きいアルカリ金属イオンと置換し、圧縮応力層2を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、結晶化ガラス物品及びその製造方法に関し、建築内外装用途・厨房用途もしくは装飾用途に好適な高強度の結晶化ガラス物品に関する。
従来、高強度ガラスとしては、風冷強化ソーダ石灰ガラス、風冷強化硼珪酸ガラス及び各種ガラスのイオン交換処理品が用いられてきた。風冷強化ガラスは、ガラスの軟化点以上の温度に加熱した後、冷却空気を高圧で吹き付けることにより、ガラス表面層に圧縮応力を付与させて強化する。一方、イオン交換処理品は通常ソーダ石灰ガラス又は硼珪酸ガラスであるが、500℃以下に加熱された溶融塩に浸漬することにより、ガラス表面においてガラス中のイオン半径の小さいNa+イオンと、溶融塩中のイオン半径の大きいK+イオンとのアルカリイオンの交換反応(その他、K+→Cs+、Li+→K+)が進行し、ガラス表面の容積増加が起こり、ガラス表層中に圧縮応力が発生し、その結果、ガラス板の機械的強度が向上する。このような例として、特許文献1には、SiO2−Al23−B23系ガラスをイオン交換処理により強化する事例の開示がある。また、特許文献2には、SiO2−Al23−Li2O系ガラスをイオン交換処理により強化する事例の開示がある。
特開平10−182182号公報 特開2004−99370号公報
しかしながら、風冷強化硼珪酸ガラスや風冷強化ソーダ石灰ガラスは、機械的強度を向上させるためには、風冷強化処理温度を、ガラスの軟化点と同等かもしくはそれ以上の温度にして風冷強化処理を行わなければならず、その結果、ガラス表面にうねりが生じたり、ガラスに反りが発生したりして、像の歪みが生じやすい。又その効果はガラスの膨張係数により異なり、特に硼珪酸ガラスは膨張係数が低い為にその効果は小さく、2倍程度の強度向上しか見られない。
従来の硼珪酸ガラスやソーダ石灰ガラスは、イオン交換処理による強化の効果が低いものである。硼珪酸ガラスの強化が十分にできない要因は、ガラス中のNa2Oや他のアルカリ成分(Li、K、Cs)の酸化物等の含有量が少ないことにある。ソーダ石灰ガラスは、ガラス中のNa2Oの含有量は多いが、Al23の含有量が少ないためにイオンの拡散係数が低くなっている。そのため、ガラス表面でのイオン交換の速度が遅くなり、アルカリイオンの交換反応が劣る結果、ソーダ石灰ガラスは強化が十分にできない。当然ながら、これらのガラスは結晶化ガラスでないことから透明であり、内外装壁材、調理器具用トッププレート材として不適当であった。さらに、これらの用途には強度が不十分である。
また、特許文献1に記載のイオン交換処理により強化されたSiO2−Al23−B23系ガラスは、Al23含有量が5%以下と少なく、また、アルカリ酸化物としてLi2Oを含まず、Na2OやK2Oしか含まないために、イオン交換処理による機械的強度の向上する程度が小さいものであった。
さらに、特許文献2に記載のSiO2−Al23−Li2O系ガラスは、防火性能を追求した透明ガラスで開口部に用いる防火ガラスであり、意匠性を有する結晶化ガラスではないので、内外装壁材、調理器具用トッププレート材、テーブルトップ材として不適当であった。
本発明に係る結晶化ガラス物品は、ガラス相の体積比率が70%以上である結晶化ガラス物品であり、表面に、応力値が100MPa以上で、かつ厚さが20μm以上である圧縮応力層が、イオン交換処理により形成されてなることを特徴とする。
本発明で、結晶化ガラスはガラス相の体積比率が70%未満であると、イオン交換処理の対象となるガラス相の体積比率が少ないので、イオン交換処理により上記のような圧縮応力層を形成することが困難になる。そのため、結晶化ガラスはガラス相の体積比率が70%以上であることが重要である。
表面に形成される圧縮応力層は、その応力値が100MPa未満であると、内外装壁材、調理器具用トッププレート材としては強度が不十分である。また、圧縮応力層の厚さが20μm未満であると、内外装壁材、調理器具用トッププレート材として使用された際の加傷に対して、強度の維持が不十分である。本発明で意匠面に、形成される圧縮応力層としては、応力値が100MPa以上で、かつ厚さが20μm以上の圧縮応力層がイオン交換処理により形成されてなるものであることが重要である。
また、本発明の結晶化ガラス物品は、イオン交換処理により圧縮応力層が形成されてなる表面が、意匠面であることを特徴とし、この意匠面が自由表面であることが好ましい。
本発明で、意匠面とは、結晶化ガラス物品の外観を示す表側の面を意味する。例えば、壁面や容器では外側の表面等である。この意匠面が自由表面であるとは、焼結工程及び結晶化工程等で、耐火物製の型等に接触しない結晶化ガラス物品の表面を意味している。このような表面は、一般に火造り面またはファイヤーポリッシュ面とも称され、キズやクラック等の異物以外のガラス欠陥が殆ど存在せず、この表面に異物が存在しない場合には、ガラスの理論強度を発揮する状態に近い状態であり、破壊強度が高いものになる。このような結晶化ガラス物品の意匠面にイオン交換処理により圧縮応力層を形成しておくことで、結晶化ガラス物品が取り扱われる際や使用される際に、傷がつき難くなり、初期の高い破壊強度が、20μm以上の致命的な深さの傷が刻まれるまでの長期間に亘って維持することが可能になる。
また、本発明の結晶化ガラス物品は、質量%で、SiO2 40〜60%、Al23 10〜25%、ZnO+MgO 3〜15%、CaO+BaO 0〜4%、B23 2〜15%、Na2O+K2O +Li2O 2〜20%、TiO2+ZrO2 0.5〜5%の組成を有し、Al23を10%以上含有し主結晶としてフォルステライト及び/又はガーナイトを析出してなることを特徴とする。
上記のようにガラス組成を限定した理由は、以下の通りである。
Al23は主結晶であるガーナイト(ZnO・Al23)の構成成分であり、その含有量は10.0〜25.0%、好ましくは13.0〜23.0%である。Al23が10.0%より少ないと結晶化がし難くなり、且つ、イオン交換処理時のイオンの拡散係数が降下し、イオン交換速度が遅くなりイオン交換性が低下する。25.0%より多いとガラスの溶解性が悪くなる。
Na2OとK2OとLi2Oは合量で2.0%〜20.0%、好ましくは2.5〜18.0%含有する。これらの成分の合量が2.0%より少ないとガラスの溶融性が劣り、イオン交換性が低下する。一方、20.0%より多いと結晶化し難くなる。
SiO2は化学的耐久性を高める成分であり、その含有量は40.0〜60.0%、好ましくは42.0〜58.0%である。SiO2が40.0%より少ないと耐候性が著しく悪くなり、60.0%より多いとガラスの溶融が困難になる。
ZnOとMgOも主結晶であるガーナイト(ZnO・Al23)及び/又はフォルステライト(2MgO・SiO2)の構成成分であり、その含有量は合量で3.0〜15.0%、好ましくは6.0〜12.0%である。これらの合量が3.0%より少ないと結晶が析出し難く、15.0%より多いと、結晶化度が上がり過ぎるために、結晶化時の流動を阻害する。尚、ZnOの含有量は2.0〜7.0%、好ましくは3.0〜6.0%、MgOは0〜10.0%、好ましくは1.0〜5.0%の範囲が好適である。
TiO2は核形成剤であり、その含有量は0.5〜5.0%、好ましくは1.0〜3.0%である。TiO2が5.0%より多いと結晶の成長速度が速すぎ、結晶量のコントロールが困難になる。
ZrO2も核形成剤であり、その含有量は0.05〜3.0%、好ましくは0.1〜2.0%である。ZrO2が0.05%より少ないと核形成が不充分となり、結晶の析出が表面付近に偏り、析出結晶が粗大化し、流動性に影響を与える。それゆえ表面の光沢が得られなくなる。一方、ZrO2が3.0%より多いと失透性が強くなりガラスを安定して溶融成形することが困難になる。これら核形成剤のTiO2とZrO2は、合量で0.5〜5.0%の範囲にあることが所望の結晶量を得る上で重要である。
23はガラスの溶融性を向上させ、液相温度を下げる効果があり、その含有量は2.0〜15.0%、好ましくは4.0〜13.0%である。B23が2.0%より少ないとガラスの溶融性が劣るだけではなく、液相温度が高くなり、原ガラスの成形時に失透しやすくなる。一方、15.0%より多いと結晶化し難くなる。
CaOとBaOの含有量はそれぞれ0〜4.0%である。両者共に結晶量を調整できるが、それぞれ4.0%より多いと結晶化し難くなる。
また、必須成分ではないがCeO2を加えてもよい。CeO2の含有量は、0.05〜0.5%、好ましくは0.1〜0.3%である。CeO2は溶解性を向上させるだけではなく、酸化剤としての効果があり、不純物である全Fe中のFe2+の増加を抑え、結晶化ガラスの白色度を上げ発色を鮮やかにさせる成分である。CeO2が0.5%より多いとCe4+による着色が強くなりすぎて、結晶化ガラスに褐色を発する。0.01%より少ないと上記の効果が得られなくなる。
さらに、必須成分ではないがSO3を加えてもよい。SO3の含有量は0.02〜0.5%、好ましくは0.05〜0.3%である。ボウ硝の添加によるSO3の効果は、原ガラスの溶解性を向上させ、CeO2と同様に酸化剤として働き、共存させることによりその効果が顕著に現れる。SO3が0.5%より多いと異種結晶が析出し結晶化ガラスの表面品位を悪くさせる。0.02%より少ないと溶解性が低下し、ガラスの品位が悪化する。
尚、本発明の結晶化ガラスは、上記した成分以外にもCoO、NiO、Fe23、MnO2、Cr23等の着色酸化物を10.0%まで添加し、着色結晶化ガラスの製造が可能である。
また、本発明の結晶化ガラス物品は、歪点が500℃以上、熱膨張係数が40〜80×10-7/K、析出結晶量が1.0〜30.0%の範囲であり、好ましくは5.0〜20.0%である結晶化ガラスからなると、外観白色度及び耐熱衝撃性や耐熱性に優れ、イオン交換処理時の急熱急冷にも耐えることができるため好ましい。
上記した特性を有するガラスとしては、SiO2 40〜60%、Al23 10〜25%、ZnO+MgO 3〜15%、CaO+BaO 0〜4%、B23 2〜15%、Na2O+K2O +Li2O 2〜20%、TiO2+ZrO2 0.5〜5%の組成を有するガラスであると好ましく、着色酸化物を3%以下の範囲内で添加して任意な着色が可能であり、析出結晶は主結晶のガーナイト、フォルステライトでなくともジルコノライト(CaO・ZrO2・2TiO2)でもイオン交換性は変化しない。
また、本発明の結晶化ガラス物品の製造方法は、結晶化ガラスの歪点温度付近に調整した溶融塩に、ガラス相の体積比率が70%以上である所望の形状の結晶化ガラス体を接触させることにより、表面のガラス相中のアルカリイオンをそれよりもイオン半径が大きいアルカリイオンと置換し、応力値が100MPa以上で、かつ厚さが20μm以上の圧縮応力層を形成することを特徴とする。
本発明に係る結晶化ガラス物品の製造方法は、質量%で、SiO2 40〜60%、Al23 10〜25%、ZnO+MgO 3〜15%、CaO+BaO 0〜4%、B23 2〜15%、Na2O+K2O +Li2O 2〜20%、TiO2+ZrO2 0.5〜5%の組成を有する原ガラスを所望の形状のガラス体を作製し、該ガラス体をガラスの粘度が104.5〜105.5dPa・sで熱処理することにより、主結晶としてフォルステライト及び/又はガーナイトの析出量を体積比率で1〜30%になるように結晶化ガラス体を調整してなることを特徴とする。
また、本発明のガラス体は、フロート法、ダウンドロー法、ロールアウト法等の周知の成形法によって作製されたガラス板を使用できる。
更に得られたガラス体を、104.5〜105.5dPa・sの粘度となる温度によって熱処理することによって、析出結晶量が適正な1.0〜30.0%の白色もしくは着色の不透明な結晶化ガラス体が得られる。
本発明の結晶化ガラス物品は、ガラス相の体積比率が70%以上である結晶化ガラス物品であり、表面に、応力値が100MPa以上で、かつ厚さが20μm以上である圧縮応力層が、イオン交換処理により形成されてなるので、機械的強度や耐熱衝撃強度が高く、機械的強度を向上させる処理を行っても外観品位が維持されるため、建築内外装材及び厨房用トッププレート、更に装飾用途に用いる高強度結晶化ガラスとして好適である。
本発明の結晶化ガラス物品の製造方法によれば、上記の優れた特徴を有する結晶化ガラス物品を確実に効率よく製造することができる。
本発明の結晶化ガラス物品は、Al23を多量に含有し、Na2O及びB23を含有するアルミノボロシリケートソーダガラスからなり、析出結晶を1〜30%の範囲になるように調整した結晶化ガラスからなるものである。具体的には、質量%で、SiO2 40〜60%、Al23 10〜25%、ZnO+MgO 3〜15%、CaO+BaO 0〜4%、B23 2〜15%、Na2O+K2O+Li2O 2〜20%、TiO2+ZrO2 0.5〜5%の組成を有し、主結晶としてフォルステライト及び/又はガーナイトを析出する結晶化ガラスからなる。また、本発明の結晶化ガラス物品は、Al23 を10%以上、Na2O+K2O+Li2O を2%以上の組成を有することから、イオン交換性を有利にした結晶化ガラスからなるため、機械的強度や耐熱衝撃強度に優れる。
次に、本発明のイオン交換処理方法について以下に説明する。
まず、上記した工程にて得られた結晶化ガラス板を、ガラスの軟化点以下の温度、より具体的にはガラスの徐冷点よりも少し低い温度に保った硝酸カリウム(KNO3)の溶融塩に、4〜48時間浸漬させるか、または、硝酸カリウム(KNO3)を含む処理剤を結晶化ガラス板の表面に塗布した後、これを加熱炉内で加熱溶融して4〜48時間接触させる。この処理によって、残存しているガラス成分のガラス表面において、ガラス中のイオン半径の小さいNa+イオンやLi+イオンと、溶融塩中のイオン半径の大きいK+イオンとのアルカリイオンの交換反応が進行し、ガラス表面の容積増加が起こり、ガラス表層中に圧縮応力が発生し、その結果、ガラス板の機械的強度が向上する。
このようにイオン交換処理によって化学強化されたガラスは、風冷強化処理に代表される物理強化されたガラスよりも、2倍以上の機械的強度を得ることができる。
また、イオン交換処理方法は、形状や肉厚の制約を受けず、徐冷点よりも低い温度で処理を行うため、ガラスの寸法変化や変形を伴わず、また表面の硬度が高くなるため、キズがつきにくく、さらには、イオン交換処理を行った後でも切断加工、端面加工等の加工が可能であるという特徴を有するものである。
以下、本発明の高強度結晶化ガラス物品を実施例に基づいて詳細に説明する。表1は、実施例1〜2と比較例1〜4を示すものである。
実施例1の結晶化ガラス物品は、図1に示すように、建材用の外壁材であって、寸法が一辺900mm×他辺1200mm×厚さ7mmの結晶化ガラス板1で、ガラス相の体積比率が90%であり、自由表面1aに、応力値が380MPaで、かつ厚さdが35μmの圧縮応力層2がイオン交換処理により形成されている。
実施例2の結晶化ガラス物品は、ガラス相の体積比率が82%であり、自由表面1aに、応力値が350MPaで、かつ厚さdが30μmの圧縮応力層2がイオン交換処理により形成されている。
実施例1、2及び比較例1〜4の結晶化ガラス板及び透明ガラス板は以下のようにして作製した。
まず、表中の組成になるように調合したバッチ原料を溶融窯に投入し、1500〜1600℃で溶融した後、溶融ガラス生地を、ロール成形し、次いで徐冷して、900×1200×7mmのガラス板を作製した。このガラス板をガラスの粘度が104.5〜105.5dPa・sとなる1050℃で熱処理することにより、主結晶としてフォルステライト及び/又はガーナイトの析出量を20%以下になるように結晶化ガラス板を調整した。
尚、比較例3は、一般の窓ガラス用に市販されている肉厚が7mmのソーダ石灰ガラス板を、比較例4は、市販されている肉厚が7mmの硼珪酸ガラス板を用いた。
次にこれらのガラス板から熱膨張係数、転移点、屈伏点、軟化点、歪点測定用試料を切り出した。
さらに、短辺25mm×長辺60mm×厚さ7mmの曲げ強度測定用試料と、300mm×300mm×7mmの鋼球落下試験用試料を切り出し、曲げ強度測定用試料と鋼球落下試験用試料については、イオン交換処理及び風冷強化処理を施した。
実施例及び比較例1、2は、試料を結晶化ガラスの歪点温度付近の500℃に保持したKNO3溶融塩中に、自由表面1a側を24時間浸漬することによってイオン交換処理を行った。また、比較例3及び4は、試料を軟化点と同じ温度に設定した電気炉中に入れ、1時間保持した後取り出し、冷却空気を吹き付けることによって風冷強化処理を行った。
尚、熱膨張係数及び転移点、屈伏点は、JIS R 3103−3:2001に準じてDilato計を用いて測定した。軟化点及び歪点は、Fiber Elongation法(JIS R 3103−2:2001、ISO 7884−6:1987)によって測定した。
イオン交換や風冷強化処理の前後で、機械的強度を曲げ強度によって評価し、曲げ強度はASTM C880−78に準じた3点荷重法を用いて測定した。又、鋼球落下試験はJIS R 3206 「強化ガラス」に準じて225gの鋼球を落下させ試験体が破損した高さを値とした。
圧縮応力層の応力値は、歪計を用いてセナルモン法により測定した。尚、精度を高くする場合はバビネ法で行う。また、圧縮応力層の厚さも同様にセナルモン法により測定した。又、この場合もEPMAにより表面からのアルカリ濃度変化により求めることもできる。
処理後の外観品位は、目視によって評価し、全く像に歪みが見られない場合を「○」、像にゆがみがみられる場合を「×」とした。
本発明の実施例1、2は、イオン交換処理により、曲げ強度が非常に高くなり、衝撃強度も強く、破損し難く、また、イオン交換処理後の外観品位も、うねりや反りがなく問題がなかった。
一方、比較例1及び2はイオン交換によっての曲げ強度・鋼球落下距離は約1.5倍を示したが、実施例と比較して効果が劣り破損しやすいものであった。又、比較例3及び4は、風冷強化処理によって、曲げ強度が高くなり、衝撃強度も上昇するが、風冷強化処理後の外観品位が悪く、像がゆがんで見え、建築物の外壁面や内壁面の化粧材としては不適なものであった。
本発明は、高強度の結晶化ガラス物品を対象としているが、イオン交換処理の技術は熱処理を行う前のガラスや、ガラス小体を集積した熱処理品等にも適用可能である。
本発明の結晶化ガラス物板の斜視図。
符号の説明
1 結晶化ガラス板
1a 自由表面(意匠面)
2 圧縮応力層
d 圧縮応力層の厚さ

Claims (6)

  1. ガラス相の体積比率が70%以上である結晶化ガラス物品であり、表面に、応力値が100MPa以上で、かつ厚さが20μm以上である圧縮応力層が、イオン交換処理により形成されてなることを特徴とする結晶化ガラス物品。
  2. 前記表面が、意匠面であることを特徴とする請求項1に記載の結晶化ガラス物品。
  3. 前記意匠面が、自由表面であることを特徴とする請求項2に記載の結晶化ガラス物品。
  4. 質量%で、SiO2 40〜60%、Al23 10〜25%、ZnO+MgO 3〜15%、CaO+BaO 0〜4%、B23 2〜15%、Na2O+K2O+Li2O 2〜20%、TiO2+ZrO2 0.5〜5%の組成を有し、主結晶としてフォルステライト及び/又はガーナイトを析出してなることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の結晶化ガラス物品。
  5. 結晶化ガラスの歪点温度付近に調整した溶融塩に、ガラス相の体積比率が70%以上である所望の形状の結晶化ガラス体を接触させることにより、表面のガラス相中のアルカリイオンをそれよりもイオン半径が大きいアルカリイオンと置換し、応力値が100MPa以上で、かつ厚さが20μm以上の圧縮応力層を形成することを特徴とする結晶化ガラス物品の製造方法。
  6. 質量%で、SiO2 40〜60%、Al23 10〜25%、ZnO+MgO 3〜15%、CaO+BaO 0〜4%、B23 2〜15%、Na2O+K2O+Li2O 2〜20%、TiO2+ZrO2 0.5〜5%の組成を有する原ガラスにより所望の形状を有するガラス体を作製し、該ガラス体をガラスの粘度が104.5〜105.5dPa・sの範囲となる温度で熱処理することにより、主結晶としてフォルステライト及び/又はガーナイトの析出量を体積比率で1〜30%の範囲になるように調整してなることを特徴とする請求項5に記載の結晶化ガラス物品の製造方法。
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