JP2006060760A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 出力画像の作像誤差検出の所要時間を低減。所要メモリ量を低減。多階調フルカラーの作像誤差検出の時間,メモリ量低減。
【解決手段】 作像手段;印刷指示の画像情報を、作像用の画像データに変換する情報変換300;作像手段に用紙を送給し作像済紙を排出する手段;排出する用紙上の画像を読み取る撮像手段400;情報変換300に与えられる画像情報の中の比較領域a,b/a〜eを抽出して比較情報メモリR0〜R2に格納し、撮像手段(400)の読取画像データの中の比較領域相当位置を中心とする広い比較領域a,B/A〜Eを抽出して参照情報メモリR3〜R35に格納する手段404,141,142,148;および、参照情報メモリおよび比較情報メモリのデータを参照して各参照領域(例えばA)の中のどの小領域に、各比較領域(a)が対応するかを検索して作像誤差情報を生成する検索手段IPP,404;を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像データが表わす画像を用紙上に可視形成する画像形成装置に関し、例えば、プリンタ,ファクシミリ,複写機に用いることができる。
特開2000− 10443号公報 特開2002−288635号公報。
画像データが表わす画像を用紙上に可視形成する画像形成装置では、用紙上に形成された画像すなわち出力画像が、画像データが表わす原画像に忠実な高品質なものであることが望ましいが、用紙面に対する画像の位置ずれを生ずることがあり、カラー作像では色変化(原画像色との相違),色ずれ(色成分の重ね合わせずれ)を生ずることがある。そこで、作像を終えた用紙の排出路に、シートスルータイプの原稿読み取り装置と同様な撮像装置を配置して、排出される出力画像を読み取り、その画像データを、作像に用いた原画像データと比較して出力画像の適否あるいは作像機能の適否を判定することが提案されている。
特許文献1は、出力画像を撮像装置で読み取って2値化し、1画面を部分に分割して、部分ごとに、原画像と合致するかをパターンマッチングによって判定する画像形成装置を記載している。特許文献2は、排紙搬送される出力画像用紙の速度変化による撮像した画像の歪みを補償するために、撮像装置の撮像画像の移動を追跡して出力画像用紙の速度変化を検出し、速度変化による撮像画像歪みを補正して原画像と照合する画像検査装置を記載している。
2値画像の場合は画像データ量が少なく出力画像が原画像を忠実に表わすものであるかの判定処理は比較的に簡単であり、また、出力画像に対して格別に高い画像品質は要求されないのが通例であるので、少量のメモリと簡易な判定処理を用いることができる。しかしながら多値階調の画像では、画像データ量が数倍になるので、また、多値階調のフルカラー画像では更に数倍になるので、判定処理に膨大なメモリを要し、判定処理が複雑になり処理速度が大幅に低下する。単色多値階調画像および多値階調フルカラー画像の複写あるいはプリントアウトには、高い再現忠実性および画像品質が要求されるのが通例であり、このような要求に整合ししかも処理速度が早い判定処理が望まれる。しかし、この種の判定処理は、基本的な印刷機能に対して高度な付加機能になり判定手法によってはこの付加機能のために機器自体が高価になったり、作像処理が遅くなってしまうことも考えられる。
本発明は、出力画像が原画像と異なるかの判定処理に要する時間を低減することを第1の目的とし、該判定処理に要するメモリ量を低減することを第2の目的とし、多階調フルカラー画像形成において判定処理に要する時間およびメモリ量を低減することを第3の目的とする。
(1)画像データが表す可視画像を用紙上に形成する作像手段(15,16);
印刷指示の画像情報を、前記作像手段が可視画像の形成に用いる画像データに変換する情報変換手段(300);
用紙置き位置から前記作像手段に用紙を送給し、該作像手段が画像を形成した用紙を排出する用紙送給手段(14,16〜18);
該用紙送給手段が排出する用紙上の画像を読み取り画像情報を生成する撮像手段(401〜404);
前記情報変換手段(300)に与えられる前記画像情報の中の、該画像情報が表わす画像面の、複数の比較領域(a〜e)の画像情報、を抽出して比較情報メモリ(IPP1〜5の150中のR0〜R2)に格納する手段(404,141,142,148);
前記撮像手段(400)が読み取った画像情報の中の、該画像情報が表わす画像面の、前記複数の比較領域(a〜e)に相当する各位置を中心とする複数の参照領域(A〜E)の画像情報、を抽出して参照情報メモリ(IPP1〜5の150中のR3〜R35)に格納する手段(404,141,142,,148);および、
前記比較情報メモリおよび前記参照情報メモリの画像情報を参照して、各比較領域(例えばa)の画像に対する、該比較領域に相当する位置を中心とする参照領域(A)の画像の差、を表す情報を生成する画像差検索手段(IPP,404);
を備える画像形成装置。
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応要素又は対応事項の記号を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
これによれば、出力画像の用紙面に対する画像位置が、原画像からどれほどずれているかの情報が得られる。複数の比較領域の各画像が出力画像上でそれぞれどの程度ずれているかの情報が得られるので、これらのずれの2次元分布より、出力画像が原画像に対してどの程度傾斜(回転)しているかを算出することもできる。また、フルカラー画像の場合には、各色成分につき出力画像のずれを求めて、色成分間のずれ量の差を色ずれ量として得ることができる。
原画像に対する出力画像の画像ずれを判定するために、出力画像の画像情報が得られるまでに保持する原画像の画像情報は、複数の比較領域(a〜e)のものであるので、原画像全体の画像情報量より少量であり、それを判定処理に用いるまで保持するメモリは少量にすることができる。同様に、出力画像の読み取り画像情報の判定処理に用いるものは、比較領域(a〜e)対応する複数の参照領域(A〜E)のものであり、出力画像全体の画像情報量より少量にすることが出来、また、画像読み取りと並行して判定処理を実行できるので、この画像情報を保持するメモリも少量にすることができる。すなわち、判定処理に用いるデータ量(判定対象の画素量)が少ないので、多値階調の画像、代表例では多値階調のフルカラー画像、の上述の判定処理に要する時間およびメモリ量を大幅に低減することが出来る。
(2)画像データが表す可視画像を用紙上に形成する作像手段(15,16);
原稿の画像を読み取り該画像を表す画像情報を生成する原稿スキャナ(210);
前記原稿スキャナ(210)が生成した画像情報を、前記作像手段が可視画像の形成に用いる画像データに変換し前記作像手段に出力する情報変換手段(300);
用紙置き位置から前記作像手段に用紙を送給し、該作像手段が画像を形成した用紙を排出する用紙送給手段(14,16〜18);
該用紙送給手段が排出する用紙上の画像を読み取り画像情報を生成する撮像手段(401〜404);
前記原稿スキャナ(210)が生成した画像情報の中の、該画像情報が表わす画像面の、複数の比較領域(a〜e)の画像情報、を抽出して比較情報メモリ(IPP1〜5の150中のR0〜R2)に格納する手段(404,141,142,,148);
前記撮像手段(400)が読み取った画像情報の中の、該画像情報が表わす画像面の、前記複数の比較領域(a〜e)に相当する各位置を中心とする複数の参照領域(A〜E)の画像情報、を抽出して参照情報メモリ(IPP1〜5の150中のR3〜R35)に格納する手段(404,141,142,,148);および、
前記比較情報メモリおよび前記参照情報メモリの画像情報を参照して、各比較領域(例えばa)の画像に対する、該比較領域に相当する位置を中心とする参照領域(A)の画像の差、を表す情報を生成する画像差検索手段(IPP,404);
を備える画像形成装置。
これによれば、原稿スキャナ(210)で原稿画像を読み取ってそのコピーをプリントアウトする複写機において、上記(1)に記述した作用効果が同様に得られる。
(3)前記原稿スキャナ(210)が読み取った前記画像情報の画像読み取り歪みを補正するスキャナ画像処理手段(190);をさらに備え、前記情報変換手段(300)は、該スキャナ画像処理手段(190)が補正した画像情報を、前記作像手段が可視画像の形成に用いる画像データに変換し前記作像手段(15,16)に出力する;上記(2)に記載の画像形成装置。
これによれば、原稿スキャナ(210)で原稿画像を読み取ってそのコピーをプリントアウトする複写機において、上記(1)に記述した作用効果が同様に得られるのに加えて、原稿スキャナ(210)の出力画像読み取りの読み取り歪みによる判定処理誤差が低減し、判定の精度が向上する。
(4)前記参照情報メモリに格納する手段(404,141,142,,148)は、抽出した参照領域(A〜E)の画像情報を画像読み取り歪みを補正してから、前記参照情報メモリ(IPP1〜5の150中のR3〜R35)に格納する;上記(1)乃至(3)の何れか1つに記載の画像形成装置。これによれば、撮像装置(400)の出力画像読み取りの読み取り歪みによる判定処理誤差が低減し、判定の精度が向上する。
(5)前記比較情報メモリ(IPP1〜5の150中のR0〜R2)に格納する手段(404,141,142,148)は、前記情報変換手段(300)に与えられる前記画像情報の中の、該画像情報が表わす画像面の、前記用紙送給手段(14,16〜18)が画像を形成した用紙を排出する副走査方向(y)では同一位置、該副走査方向に直交する主走査方向(x)には所定ピッチで定めた複数の比較領域(a〜e)の画像情報、を抽出して比較情報メモリに格納し;
前記参照情報メモリ(IPP1〜5の150中のR3〜R35)に格納する手段(404,141,142,148)は、前記撮像手段(401〜404)が読み取った画像情報の中の、該画像情報が表わす画像面の、前記複数の比較領域(a〜e)に相当する各位置を中心とし、主走査方向および副走査方向ともに前記比較領域より広い複数の参照領域(A〜E)の画像情報、を抽出して参照情報メモリに格納し;
前記画像差検索手段(IPP,404)は、前記参照情報メモリの画像情報および前記比較情報メモリの画像情報を参照して各参照領域(A〜E)の中のどの小領域に、各比較領域(a〜e)が対応するかを検索して前記情報変換手段(300)に与えられた前記画像情報が表わす画像に対する、前記作像手段(15,16)が用紙上に形成した画像の差、を表す情報を生成する;
上記(1)乃至(4)の何れか1つに記載の画像形成装置。
これによれば、原画像に対する出力画像の画像ずれを判定するために、出力画像の画像情報が得られるまでに保持する原画像の画像情報は、副走査方向(y)では同一位置、主走査方向(x)には所定ピッチで定めた複数の比較領域(a〜e)のものであるので、原画像全体の画像情報量より極く少量であり、それを判定処理に用いるまで保持するメモリは少量にすることができる。また、出力画像の読み取り画像情報の判定処理に用いるものは、比較領域(a〜e)より広い複数の参照領域(A〜E)のものであるが、出力画像全体の画像情報量より少量にすることが出来、また、画像読み取りと並行して判定処理を実行できるので、この画像情報を保持するメモリも少量にすることができる。すなわち、判定処理に用いるデータ量(判定対象の画素量)が少ないので、多値階調の画像、代表例では多値階調のフルカラー画像の上述の判定処理に要する時間およびメモリ量を大幅に低減することが出来る。
(6)前記検索手段(IPP,404)は、前記比較領域(a)のR,G,B各画像に対する前記参照領域(A)のR,G,B各画像の各位置ずれ(R変位,G変位,B変位)を算出し、これらの位置ずれの差すなわち作像色ずれを算出する;上記(1)乃至(5)の何れか1つに記載の画像形成装置。
これによれば、作像手段(15,16)によるフルカラー記録の色ずれ(色成分の重ね位置ずれ)が自動的に検出される。
(7)前記検索手段(IPP,404)は、それぞれが、多値画像データおよび処理後データを入出力するレジスタ(R0〜RN)および該レジスタの多値画像データを用いて演算を行う演算器を持つ、複数のプロセッシングエレメント(PE);前記プロセッシングエレメント(PE)の前記演算を制御する処理用制御データを保持して各プロセッシングエレメント(PE)に共通に与えるグローバルレジスタ(149);および、各プロセッシングエレメント(PE)に対する、一連の画像データのそれぞれの分配および前記処理用制御データに基づく演算指示の各プロセッシングエレメント(PE)への共通付与、ならびに、各プロセッシングエレメント(PE)からの処理後データの出力、を制御するプロセッサ(148);を含む、プログラマブルなSIMDプロセッサ(IPP1〜5)を備える、上記(1)乃至(6)の何れか1つに記載の画像形成装置。
これによれば、複数のプロセッシングエレメント(PE)で、並行して同時に原画像の各画像情報(画素)と出力画像の各画像データ(画素)の差を算出して、複数画素でなる比較領域分の画素差の算出を同時に実行することが出来、高速で判定処理を実行できる。
(7a)前記プログラマブルなSIMDプロセッサ(IPP1〜5)が上記制御をするために実行する処理プログラムを保持するプログラムメモリ(145);を更に備える上記(7)に記載の画像形成装置。
(7b)前記参照情報メモリおよび前記比較情報メモリに、前記プロセッシングエレメント(PE)の前記レジスタ(R0〜RN)を用いる、上記(7)又は(7a)に記載の画像形成装置。
(8)前記比較情報メモリに格納する手段(404,141,142,148)は、各比較領域に画像成分を表す画像情報が含まれるかを検索して、画像成分を表す画像情報が含まれる比較領域の情報のみを比較情報メモリに格納し;前記参照情報メモリに格納する手段(404,141,142,148)は、前記比較情報メモリに画像情報が格納された比較領域に相当する各位置を中心とする複数の参照領域の画像情報、を抽出して参照情報メモリに格納する;上記(1)乃至(7b)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
これによれば、描画のない比較領域の画像情報は比較情報メモリに格納されないし、該比較領域対応の参照領域の画像情報は抽出されないので、比較情報メモリおよび参照情報メモリの無駄なメモリ領域使用がなくなり、メモリ使用の効率が高いばかりでなく、無駄な画像情報対比処理もなく、判定処理能率も高くなる。
(8a)前記比較情報メモリに格納する手段は、画像成分を表す画像情報が含まれる比較領域が1未満であると、エラー報知を行う;上記(8)に記載の画像形成装置。これによれば、対比すべき描画がどの比較領域にも存在しないときは、出力画像が原画像と異なるかの判定は出来ない。この場合には自動的にエラー報知が発生する。
(9)ユーザが前記比較領域(a,b)を指定する入力をするための入力手段(220);を更に備える、上記(1)乃至(8a)のいずれか1つに記載の画像形成装置。これによればユーザが、作像対象画像に対応して、判定精度が高くなる小領域を比較領域(a,b)に指定することができる。これによりユーザが、判定処理速度および精度の向上を図ることができる。
(9a)前記入力手段は、前記比較領域と参照領域との画像差を表す情報を生成する出力画像モニタの「実行」/「不実行」をユーザが指定するための入力キー、および、該入力キーによって「実行」が指定されると、前記比較領域を指定する入力画面をディスプレイに表示し該入力画面に対する比較領域指定入力を読み込む手段(220,図8,図13)、を含む;上記(9)に記載の画像形成装置。
(10)前記作像手段(15,16)による設定枚数の作像ごとに、前記比較領域(a,b)を異なる位置のものに切り替える比較領域切換手段(220,ACP);を更に備える、上記(1)乃至(9a)のいずれか1つに記載の画像形成装置。これによれば、画像を摘出した比較領域(a,b)の位置による画像差判定値のばらつきを確認し、判定精度が高くなる位置を求めることができる。或いは、ばらつき幅から作像手段の作像の安定性(使用経過による作像不良)を推察できる。
(10a)ユーザが前記設定枚数を規定する情報(作像指定枚数に対する切替回数;前記設定枚数=作像指定枚数/切替回数)を入力する入力手段(220);を更に備える上記(10)に記載の画像形成装置。これにユーザが、前記比較領域(a,b)を異なる位置のものに切り替える設定枚数を入力することができる。
(11)前記比較領域(a,b)のランダム指定を指示する手段(220;図16);および、該ランダム指定がないときには前記作像手段による設定枚数の作像ごとに前記比較領域(a,b)を異なる位置のものに切り替え、該ランダム指定があるときは比較領域(a,b)をランダムに切り替える、比較領域切換手段(220,ACP);を更に備える、上記(1)乃至(9)のいずれか1つに記載の画像形成装置。これによれば、画像を摘出した比較領域(a,b)の位置による画像差判定値のばらつきを確認し、判定精度が高くなる位置を求めることができる。或いは、ばらつき幅から作像手段の作像の安定性(使用経過による作像不良)を推察できる。ランダム指定により、広範囲の画像領域に及ぶ画像差判定値が得られ、判定精度が高くなる位置を求める信頼性を高くすることができる。
(12)前記印刷指示の画像情報が表わす画像面上に前記比較領域の単位の区分を割付ける分割モードを指定する入力手段(図18〜21);を更に備える、上記(1)乃至(8)のいずれか1つに記載の画像形成装置。これによれば数種の分割パターンによって比較領域を区分することが出来る。原画像に応じて、出力画像の相違判定に適した分割パターンを選択できる。
(13)前記入力手段は、前記比較領域の単位の区分の領域〔比較エリアNo.〕を比較領域に指定する手段を含む;上記(12)に記載の画像形成装置。これによれば、分割された領域を個別に比較領域に指定できる。
(14)前記入力手段は、分割数を入力する手段を含む;上記(12)又は(13)に記載の画像形成装置。これによれば、分割数入力で前記比較領域の単位の区分を規定することが出来る。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
図1に、本発明の1実施例の複合機能フルカラーデジタル複写機を示す。このフルカラー複写機は、大略で、自動原稿送り装置(ADF)230と、操作ボード220と、カラースキャナ210と、カラープリンタPTRおよびフィニッシャ100の各ユニットで構成されている。なお、操作ボード220,ADF230付きのカラースキャナ210およびフィニッシャ100は、プリンタPTRから分離可能なユニットであり、カラースキャナ210は、動力機器ドライバやセンサ入力およびコントローラを有する制御ボードを有して、システムコントローラACP(図3)と通信を行いタイミング制御されて原稿画像の読み取りを行う。パソコンPCは、LAN(Local Area Network)を介して複写機のシステムコントローラACP(図3)に接続されている。LANに接続されたパソコンPC,システムコントローラACPおよび配信サーバDSRは、ルータおよびインターネットを介して、他のインターネット通信機器と交信できる。ファクシミリコントロールユニットFCU(図3)には、電話回線PN(ファクシミリ通信回線)に接続された交換器PBXが接続されている。カラープリンタPTRのプリント済の用紙は、フィニッシャ100に排出される。
図2に、カラープリンタPTRの機構を示す。この実施例のカラープリンタPTRは、レーザプリンタである。1色のトナー像を形成する、感光体15および現像器27ならびに図示を省略したチャージャ,クリーニング装置および転写器の組体(作像ユニット)は、Bk(黒),C(シアン),M(マゼンタ)およびY(イエロー)のそれぞれの作像用に一組、合せて4組があり、搬送ベルト16に沿ってタンデムに配列されており、それらによって形成された各色トナー像が順次に一枚の転写紙上に重ねて転写される。
第1トレイ8,第2トレイ9および第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11,第2給紙装置12および第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。スキャナ50にて読み込まれた画像データは、書込ユニット60からのレーザー露光によって、図示を省略したチャージャによって均一に荷電した感光体15に書込まれこれにより静電潜像を形成する。この静電潜像が現像ユニット27を通過することによって感光体15上にトナー像が現れる。転写紙が感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置のフィニシャ100に排出される。
定着ユニット17から排出される印刷用紙の上面の画像すなわち出力画像は、撮像装置400で読み取られて、画像情報に変換される。この撮像装置400は、シートスルータイプの原稿読み取り装置である。
図2に示す、後処理装置のフィニシャ100は、本体の排紙ユニット18によって搬送された転写紙を、通常排紙ローラ103方向と、ステープル処理部方向へ導く事ができる。切り替え板101を上に切り替える事により、搬送ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に排紙する事ができる。また、切り替え板101を下方向に切り替える事で、搬送ローラ105,107を経由して、ステープル台108に搬送する事ができる。ステープル台108に積載された転写紙は、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
一方、通常の排紙トレイ104は前後(図2紙面と垂直な方向)に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ部104は、原稿毎、あるいは、画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、排出されてくるコピー紙を簡易的に仕分けるものである。
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ104側に導かないで、経路切り替えの為の分岐爪19を下向きに廻す事で、一旦反転ユニット112に導き、そして両面給紙ユニット111にストックする。
その後、両面給紙ユニット111にストックされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給紙され、経路切り替えの為の分岐爪112を図示水平に戻し、排紙トレイ104に導く。この様に転写紙の両面に画像を作成する場合に、反転ユニット112および両面給紙ユニット111が使用される。
感光体15,搬送ベルト16,定着ユニット17,排紙ユニット18および現像ユニット27は、図示を省略したメインモータによって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータの駆動を、やはり図示を省略した各給紙クラッチによって伝達することにより駆動される。縦搬送ユニット14は、メインモータの駆動を図示を省略した中間クラッチによって伝達することにより駆動される。
図3に、図1に示す複写機の画像処理系統のシステム構成を示す。このシステムでは、カラー原稿スキャナ210が、システムコントローラACPの画像データインターフェース制御(以下CDICと表記)に接続されている。システムコントローラACPにはまた、カラープリンタPTRが接続されている。カラープリンタPTRは、システムコントローラACPのプリンタ画質処理300から、YMCK記録画像データを受けて、作像機構(図2)でプリントアウトする。
システムコントローラACP(図3)を接続したLANのハブ(図示略)はルータに接続されており、該ルータには、ンターネットに接続したモデム(図示略)が接続されており、システムコントローラACPは、LANに接続した機器(例えば、パソコンPC,サーバDSR,プリンタ,スキャナ,複合機能複写機など)と通信して画像データの送,受信をすることができる。また、インターネットを介して、インターネット通信機能がある他の機器と通信して画像データの送,受信をすることができる。LANのハブに接続された配信サーバDSRは、それに送信された又は蓄積したファイル(メール,画像)を、指定された又は登録された宛て先(LAN接続機器又はインターネット接続機器)に配信するコンピュータである。
システムコントローラACP(以下では単にACPと記述)は、パラレルバス,画像メモリアクセス制御(以下では単にIMACと記述),画像メモリMEM(メモリモジュール;以下では単にMEMと記述),ハードディスク装置HDD(以下では単にHDDと記述),メインコントローラ,RAM,不揮発メモリ,フォントROM,CDIC,画像データ処理器(190,300)等、を備える。パラレルバスには、ファクシミリ制御ユニットFCU(以下単にFCUと記述)を接続している。操作ボード220はメインコントローラに接続している。
カラー原稿スキャナ210のCCD211が発生するRGB画像信号は、A/D変換212でRGB画像データに変換し、かつシェーディング補正213でCCDや照明灯の主走査方向xの特性ムラを補償(均一化)する補正をして、ACPに送出する。ACPは、ACP内のスキャナ画像処理190で、スキャナガンマ補正,フィルタ処理などの、読取り歪を補正する画像処理を施す。そしてプリンタ画質処理300を通してプリンタPTRに出力する。又は、をMEM又はHDDに蓄積する。印刷するときには、プリンタ画質処理300でRGBデータをYMCKデータに色変換し、プリンタガンマ変換,階調変換,および、ディザ処理もしくは誤差拡散処理などの階調処理などの画質処理をおこなう。
システムコントローラACPには、半導体メモリMEMの他に、多くの画像データを収納するためにHDDがある。HDDを用いる事により、外部電源が不要で永久的に画像を保持できる特徴もある。多くの原稿の画像をスキャナで読み込んでHDDに保持し、また、PCが与える多くのドキュメント画像を保持できる。
システムコントローラACP内の画像メモリアクセス制御(以下ではIMACと記述)は、パソコンのハードウエアおよびソフトウエアと同等のものを備えており、MEMおよびHDDに対する画像データ,制御データの書き込み/読み出しを制御する他に、wwwサーバ(ソフト),FTPサーバ(ソフト),SMTPサーバ(ソフト),DHCPサーバ(ソフト)およびその他のファイル,メールの送受信に使用するサーバ(ソフト)がセットアップされている。なお、これらのソフト(プログラム)はHDDに格納されている。
IMACは、メインコントローラの制御に基づいて、画像データとMEM,HDDのアクセス制御,LAN上に接続したパソコンPC(以下では単にPCと表記)のプリント用データの展開,MEM,HDDの有効活用のための画像データの圧縮/伸張、ならびに、各種サーバ(ソフト)を使用する画像ファイルの生成およびLAN又はインターネットを介する送,受信を行う。IMACへ送られた画像データは、データ圧縮後、MEM又はHDDに蓄積され、蓄積された画像データは必要に応じて読み出される。プリントのために読み出された画像データは、伸張され、本来の画像データに戻しIMACからパラレルバスを経由して画質処理300をしてプリンタPTRに出力する。LAN又はインターネットを介して送信をする場合には、圧縮データのままルータを介して、LAN又はインターネットに送出する。
操作ボード220は、ACPがおこなうべき処理を入力する。たとえば、処理の種類(複写、ファクシミリ送信、画像読込、プリント等)および処理の枚数等を入力する。これにより、画像データ制御情報の入力をおこなうことができる。
システムコントローラACPは、ファクシミリ送信時は、スキャナ210で読取られた画像情報をスキャナ画像処理190で処理してから、FCUへ転送する。FCUは、通信網へのデータ変換をおこない、それを公衆回線PNへファクシミリデータとして送信する。ファクシミリ受信は、公衆回線PNからの回線データをFCUにて画像データへ変換し、プリンタ画質処理300を介してプリンタPTRに出力するが、この場合プリンタ画質処理300は特別な画質処理はおこなわずに画像データをプリンタPTRに出力する。
複数ジョブ、たとえば、画像読み取り機能,コピー機能,ファクシミリ送受信機能,プリンタ出力機能が並行に動作する状況において、PC,FCU,原稿スキャナ210およびプリンタPTRに対するACPを使用する使用権のジョブへの割り振りは、ACP内のメインコントローラが制御する。また、デジタル複合機の機能選択は、操作ボード220においてもおこなわれ、操作ボード220の選択入力によって、画像読取機能,画像データ登録機能,コピー機能,プリント機能,ファクシミリ機能等の処理内容を設定する。
一方、ACPのメインコントローラは、PCからのプリンタ機能としての呼び出しの場合、PCからのプリント出力要求データ(キャラクタコード)を画像データ(イメージデータ)に展開する。その展開先はMEM内のエリアである。展開に必要なフォントデータは、ACP内のフォントROMを参照することにより得られる。
図4に、システムコントローラACP内のスキャナ画像処理190およびプリンタ画質処理300の画像処理概略を示す。スキャナ画像処理190には、分離生成(画像が文字領域か写真領域かの判定:像域分離)192,地肌除去193,スキャナガンマ変換194,フィルタ195が有り、プリンタ画質処理300には、色補正302,変倍303,画像加工304,プリンタガンマ変換305および階調処理606がある。スキャナ画像処理190およびプリンタ画質処理300は、プログラマブルなSIMD(Single Instruction stream Multiple Data stream)型プロセッサが行う。
図3を再度参照すると、撮像装置400のCCD401が、定着ユニット17(図2)から排出される印刷済用紙の画像(出力画像)を読み取ってRGB画像信号を発生する。これらの画像信号を、A/D変換402がRGB画像データに変換する。そして、シェーディング補正403が、RGB画像データのそれぞれを、撮像装置400内の、CCD401や照明灯の主走査方向xの特性ムラを補償(均一化)する補正をして、画像データ処理器IPPに送出する。IPPは、その内部のスキャナ画像処理で、前述のACPのスキャナ画像処理190と同じ画像処理をRGB画像データに施してそれらの画像データを参照データとする。そして先行して読み込んでおいた比較データ(スキャナ画像処理190の出力画像データ)を該参照データと対比して、参照データが表わす広領域画像(A〜E)上のどの位置に、参照データがあらわす小領域画像(a〜e)があるかを判定する。
図5に、図3に示す撮像装置400内の画像データ処理器IPPの概要を示す。IPPには、多値画像データを複数ライン保持することが出来、またプログラマブルなSIMDプロセッサIPP1〜IPP5がある。SIMDプロセッサIPP1〜IPP5は同一仕様である。すなわち同一ハードウエアで同一機能である。IPP1〜IPP5のそれぞれは、撮像装置400が発生する多値画像データ(例えば8ビット構成)の1ライン分を5ブロックに分割した各ブロックを読み込んで、同時に並行して処理する。すなわち、1ライン分の画像データの全てを同時並行処理するために5個のSIMDプロセッサIPP1〜IPP5を備えている。
図6に、1つのSIMDプロセッサIPP1の内部構成の概要を示す。IPP1は、画像データの受け入れならびに出力は入出力ポート141で行う。入出力画像データは、バススイッチおよびバッファメモリを含むデータバッファ142に一旦格納してから、SIMD型プロセッサ143のメモリ制御を介してプロセッサアレイ144に入力され、あるいは出力される。IPP1を制御するデータならびにIPP1の画像処理プログラム(プログラムと処理パラメータ)は、HDDにあり、IPPのモニタコントローラ404の制御によりホストバッファ147に与えられ、データRAM146およびプログラムRAM145に書込まれる。グローバルプロセッサ148が、プログラムRAmのプログラムに基づいてプロセッサアレイ144の画像データ処理を制御する。
図7に、プロセッサアレイ144の内部の一部分の構成を示す。この実施例では、プロセッサアレイ144は、プログラマブルなSIMD(Single Instruction stream Multiple Data stream)型プロセッシングエレメント(PE)群であり、複数のデータに対し、単一の命令を並列に実行させるもので、各プロセッシングエレメントPE(PE1,PE2,PE3,・・・)が各データを処理する。それぞれのプロセッシングエレメントPE(以下では単にPEと表記することもある)は、自己宛てのデータを格納する入出力レジスタ150、他のPEのレジスタをアクセスするためのマルチプレクサ(以下ではMUXと表記)151、論理演算器(以下ではALUと表記)153、論理結果を格納するアキュムレータレジスタ(以下では単にアキュムレータ)154、アキュムレータ154の内容を一時的に退避させるテンポラリレジスタ155から構成される。
各入出力レジスタ150はアドレスバスおよびデータバス(リード線およびワード線)に接続されており、処理を規定する命令コード,処理の対象となるデータ等を格納する。入出力レジスタ150の内容はALU153に入力され、演算処理結果はアキュムレータ154に格納される。結果をPE外部に取り出すために、テンポラリレジスタ155に一旦退避させ、入出力レジスタ150(の出力レジスタに割当てたものR8)に書込み、各PEの結果データを順次に(シリアルに)出力することにより、対象データに対する処理結果がラスタ(シリアル転送)形式で得られる。
グローバルプロセッサ148は、命令コードは各PEに同一内容で与え、個々に異なる処理対象画像データをPEごとに与える。各PEは、隣接PEの入出力レジスタ150の内容をMUX151において参照することで、他のPEが保持する処理対象データを参入した演算も行うことができる。演算結果はアキュムレータ154に出力される。全PEは同時に同じ命令コードに従う同じ演算を行う。すなわち並列処理する。
たとえば、同一ライン上の各画素宛ての多値画像データを、各画素宛てにPEに配置し、同一の命令コードで演算処理させれば、1画素づつ逐次処理するよりも短時間で同一ライン上の複数画素分の処理結果が得られる。特に、属性検出処理,空間フィルタ処理はPEごとの命令コードは演算式そのもので、PE全てに共通に処理を実施することができる。
入出力レジスタ150には、その外部からの入力データを入力可能、さらに外部への出力可能な各8ビット構成のレジスタが複数個ある。ALU153は、入出力レジスタ150からデータをロードして演算可能かつ、演算結果を入出力レジスタ150に格納可能な16bitALUであり、アキュムレータ154とテンポラリレジスタ155も16bit構成である。また各ALUはTレジスタ1bitを持ちその値によって各々のALUがプログラム処理を実行するか否かを独立に選択する。上記構成のPEが並列に複数個並び、単一のプログラムにしたがって並列に動作する。
図8に示す様に、操作ボード220には、液晶タッチパネル79のほかに、テンキー80a,クリア/ストップキー80b,スタートキー80c,初期設定キー80d,モードクリアキー80e,テスト印刷キー80fがある。
テスト印刷キー80fは、設定されている印刷部数に関わらず1部だけを印刷し、印刷結果を確認するためのキーである。初期設定キー80dを押す事で、機械の初期状態を任意にカスタマイズする事が可能である。機械が収納している用紙サイズを設定したり、コピー機能のリセットキーを押したときに設定される状態を任意に設定可能である。初期設定キ−80dが操作されると、各種初期値を設定するための「初期値設定」機能ならびに「ID設定」機能,「著作権登録/設定」機能および「使用実績の出力」機能等を指定するための選択ボタンが表示される。また、一定時間操作が無いときに優先して選択されるアプリケーション等も選択する事、国際エネルギースター計画に従った低電力への移行時間の設定や、オートオフ/スリープモードへの移行する時間を設定する事が可能である。
液晶タッチパネル79には、各種機能キー及び画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示される。液晶タッチパネル79には、「コピー」機能,「スキャナ」機能,「プリント」機能,「ファクシミリ」機能,「蓄積」機能,「編集」機能,「登録」機能,「連結」機能およびその他の機能の選択用および実行中を表わす機能選択キー80gが表示される。機能選択キー80gで指定された機能に定まった入出力画面が表示され、例えば「複写」機能が指定されているときには、図8に示すように、機能キー群79a,79bならびに部数及び画像形成装置の状態を示すメッセージが表示される。オペレータが液晶タッチパネル79に表示されたキーにタッチする事で、選択された機能を示すキーが灰色に反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えばページ印字の種類等)はキーにタッチする事で詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶タッチパネルは、ドット表示器を使用している為、その時の最適な表示をグラフィカルに行う事が可能である。
機能キー群79aの中に、出力画像モニタ(出力画像監視)を実行する(ON)かしない(OFF)かを指定するブロックがあり、図8はOFFを指定している状態を示す。出力画像モニタのブロック中の「ON」ボタンにオペレータがタッチすると、「ON」ボタンが指定されていることを意味する灰色表示に切換り、「OFF」ボタンが非指定を意味する白表示に切り換る。出力画像モニタ(出力画像監視)は、「コピー」モードおよび「印刷」モードで選択的に実行するので、「出力画像モニタ」を表示するブロックは、「コピー」入力画面上ならびに「印刷」入力画面上に表示される。
なお、図3に示すパソコンPCには、図1,図3に示す複写機(210+220+ACP+PTR)を使用するアプリケーション(プログラム)が格納されており、該アプリケーションを起動して操作入力画面から、該複写機を用いるコピー,該複写機のスキャナ210を用いる原稿読み取り(&PCへの転送又は該複写機のHDDへの蓄積/登録),HDDの蓄積/登録書画の印刷,PC上画像の印刷,該複写機を用いるファクシミリ送信/受信印刷,PC上画像のHDDへの蓄積/登録,HDDの登録済画像情報ファイルの読み込み、および、HDDの書画の編集を指示することができる。これらの指示には、上記複写機のシステムコントローラACPが応答する。大要では、PCのディスプレイに表示される操作入力画面の入出力機能は上記複写機の操作ボード220と同等であり、操作ボード220を操作して可能な入出力操作を、PCにおいてもパソコンディスプレイ上で同様に行うことができる。この場合、入力はマウスおよびキーボードで行う。
図9に、「出力画像モニタ」のONが指定されているときのコピー又は印刷における、システムコントローラACPおよびモニタコントローラ404の「出力画像モニタ」制御の概要を示す。スタート指示の入力があるとシステムコントローラACPは、コピー又は印刷のジョブ指定であって、「出力画像モニタ」のONが指定されていると、プリンタPTRの印刷出力画像(予定のもの)の、比較データサンプリング領域のものを抽出するためのタイミングデータをイベントタイマに設定する(ステップA1〜A4)。なお、以下においては、カッコ内にはステップという語を省略して、ステップ番号記号のみを記す。
ACPは次いで、コピー又は印刷を開始し(A5)、原稿読み取りの1頁の画像データのMEMへの読込みを終えると、あるいは印刷情報の1ページ画像データへの展開とMEMへの読込みを終えると、比較データ抽出領域A〜Eの中央の比較領域a〜eそれぞれの画像データをチェックして、各領域に画像成分データ(描画画素)があるかを検索する。それがない領域は領域全体が白(画像なし)であるので、出力画像が原画像と相違するかの判定は不可能である。比較領域a〜eの中の、画像成分データ(描画画素)がある領域のみを監視領域に定める(A61)。次に、監視領域に定めた比較領域a〜eがある比較データ抽出領域A〜E(出力画像の参照領域)の領域指定情報をモニタコントローラ404に送信し、そして、イベントタイマをスタートして作像を開始し、MEMの画像データのプリンタ画質処理300およびモニタコントローラ404への出力を開始して、副走査同期パルスをイベントタイマでカウントアップする。イベントタイマは、副走査が画像面始端からYa進んでから、更にYc進むまでの間イベント信号をオンにし、このオン信号をACPが原画像データ読込指示信号として撮像装置400のモニタコントローラ404に与える(A62)。この読込指示信号に応答してモニタコントローラ404は、副走査位置y=Ya+yb(図10の(a))からy=Ya+yb+Ycまでのプリント出力用のR,G,B原画像データ(プリンタ画質処理300の入力)を、主走査方向に5ブロック(A〜E)に区分し、各ブロックの中央の比較領域a〜eの中の、ACPが監視領域と指定した比較領域の原画像データをIPPのIPP1〜IPP5のそれぞれに与える(A6,M1)。
なお、監視領域がない(画像成分データがある比較領域が1つもない)場合には、監視領域なしデータをACPがモニタコントローラ404に送信する。この場合にはモニタコントローラ404は、エラー報知情報をACPへの出力用に生成して(M0,M10)、そこで出力画像モニタ制御を停止し、ACPがモニタデータを要求してきたときに、該エラー報知情報をACPに返送する(A8,M9)。ACPは比較データ抽出領域に画像がないことを意味するエラー表示を操作ボード220に表示する(A10)。なお、PCからの印刷指示に基づく印刷動作である場合には、PCにエラー情報を送信する(A10)。以下では、全比較領域a〜eが監視領域(画像成分データがあるブロック)であるとして説明を続ける。
図10の(a)を参照すると、本実施例では、印刷画像の先端の通常のマージン幅より大きい、先端領域の副走査量Yaからさらに副走査量Yb進んだ、副走査位置y=Ya+ybからy=Ya+yb+Ycまでを比較領域に定めている。すなわち、同一副走査位置に主走査方向に連続して5個の正方形(縦,横同一画素数)のブロックA〜Eを定めて、各ブロックの中央に1ブロックの1/9の面積(辺長は1/3)の比較領域a〜eを定めている。IPP1〜IPP5には、副走査方向yではy=Ya+ybからy=Ya+yb+Ycまで(原画像ODSのデータ抽出領域)の各ラインの、主走査方向xでは比較領域a〜eの幅分だけ、原画像データが与えられる。これらの原画像データは、IPP1〜5のバッファメモリ142(図6)に一時蓄積される。
なお、比較領域a〜eのサイズは実際には、48×48画素マトリクスから168×168画素マトリクス程度であるが、説明を簡易にするために、以下では、比較領域a〜eのサイズは実際の1/3以下の、8×8画素マトリクスとして説明する。
上述の原画像データの蓄積を終えるとIPP1〜IPP5のSMD型プロセッサ143のメモリ制御(図6)が、グローバルプロセッサ148による制御に従って、蓄積した比較領域a〜e(図10の(b))の原画像データを、図10の(c)に示すシリアル配列にして、R成分の原画像データをプロセッシングエレメントPE1〜PE64の各レジスタR0(図7)に書き込み、G成分の画像データおよびB成分の画像データをそれぞれ各レジスタR1およびR2(図7)に書き込む(図9のM1)。
再度図9を参照すると、撮像装置400のモニタコントローラ404は、その後、CCD401による画像読み取りを開始して、CCD401が出力する画像信号をA/D変換402によって画像データに変換し、そしてシェーディング補正403によって補正した画像データをIPPにあたえて、IPP1〜IPP5のバッフアメモリ142を介して、プロセッシングエレメントPEのレジスタR3以下に展開して、出力画像用紙の先端到来を検出する(M2)。IPP1〜IPP5の何れかが出力画像用紙の先端到来を検出するとモニタコントローラ404は、撮像装置400の画像情報のなかから、ACPからすでに贈られてきている領域指定情報が表わす、監視領域に定めた比較領域a〜eがある比較データ抽出領域A〜E(出力画像の参照領域)の画像情報を摘出する。すなわち、図11の(a)に示す出力画像用紙PERの副走査y=Yaからy=Ya+Yb+Yc+Ydまでの、各ブロックA〜E(参照領域)の、読み取り画像データ(画像情報)をIPP1〜IPP5のバッフアメモリ142に書き込む。IPP1〜IPP5の各グローバルプロセッサ148(図6)は、プロセッサアレイ144(図7)を用いてバッフアメモリ142の出力画像の読み取り画像データ(画像情報;以下では単に出力画像データという)に、スキャナ画像処理190の処理と同様な画像処理を施してから、監視領域に定めた領域A〜E(参照領域)の画像データを摘出して、シリアル配列(図10の(c))にして、バッフアメモリ142に書き込む。すなわち、x,y2次元のビットマップ配列のデータを、マトリクス区分のシリアル配列データに書き換える。この処理は、R,G,B各色成分画像データ毎に行う(M4)。
ここで、ブロックA〜Eからの、比較領域a〜eのサイズ区分の画像データの抽出とシリアル配列への変換を説明する。各ブロックA〜Eが参照領域であって、画像形成に誤りがない場合の比較領域(a〜e)に相当する領域を中心にした、比較領域a〜eの9倍(面積)の(64×3)×(64×3)画素マトリクス領域である(図11の(b))。この比較領域a〜E内のどこに比較領域a〜eの画像が存在するかの検索を、比較領域a〜E内で1画素ピッチで比較領域サイズの画像データの摘出位置をずらすと、該マトリクスの摘出回数が多く、比較判定回数も同様に多い。そこで、図11の(c)に示す8方向(丸付き1〜8)に、複数たとえば2画素ピッチで摘出位置をずらして少量のマトリクスを抽出する。
これを図12を参照してブロックAに関して説明すると、ブロックAのまず第1ラインから第64ラインの画像データの、ライン先端画素から64番目の画素までの画像データを、第1参照パターンP1(図12の(a))として摘出してシリアル配列に変換してバッフアメモリ142に保存し、ライン先端画素から65番目の画素から128番目の画素までの画像データを、第2参照パターンP2として摘出してシリアル配列に変換してバッフアメモリ142に保存し、そしてライン先端画素から129番目の画素から192番の画素までの画像データを、第3参照パターンP3として摘出してシリアル配列に変換してバッフアメモリ142に保存する。次には、ブロックAの第3ラインから第66ラインの画像データの、ライン先端画素から3番目の画素から66番目の画素までの画像データを、第4参照パターンP4(図12の(b))として摘出してシリアル配列に変換してバッフアメモリ142に保存し、ライン先端画素から65番目の画素から128番の画素までの画像データを、第5参照パターンP5として摘出してシリアル配列に変換してバッフアメモリ142に保存し、そしてライン先端画素から127番目の画素から190番目の画素までの画像データを、第6参照パターンP6として摘出してシリアル配列に変換してバッフアメモリ142に保存する。以下同様にして、摘出位置を副走査方向に2画素シフトし主走査方向にはブロックの中心に向かう方向に2画素シフトして参照パターンP7,P8,P9,・・・を摘出してシリアル配列に変換してバッフアメモリ142に保存する。中心の小領域aに重なる副走査位置では、副走査位置は変更しないで主走査位置だけを、丸付き数字4および5の方向(図11の(c))にずらして、4+1+4個のパターンを摘出してシリアル配列にしてバッフアメモリ142に保存する。つぎに副走査方向に2画素(ライン)ずらすと、今度は中心の小領域aの直近から外方に離れる方向に参照パターン摘出位置をずらして、同様な参照パターンの摘出およびシリアル配列をしてバッフアメモリ142に保存する。
以上参照パターンの摘出を、R,G,B各画像データのそれぞれに対して実行する。これにより、バッファメモリ142には、R画像データの第1〜第33参照パターン,G画像データの第1〜第33参照パターンおよびG画像データの第1〜第33参照パターンが格納される(M4)。
次に各IPP1〜IPP5のグローバルプロセッサ149は、プロセシングエレメントPEのレジスタR3〜R35に、バッファメモリ142に保存したR画像データの33個の参照パターンのシリアルデータのそれぞれを書き込み、プロセシングエレメントPEに、第1〜第33各参照パターンの、レジスタR0に格納しているR画像データの比較パターンとの偏差を算出させて、偏差が最小の、比較領域a〜eのそれぞれに対応する、a〜e対応の各R参照パターンNo.r1〜r5を判定する。次に、各IPP1〜IPP5のグローバルプロセッサ149は、プロセシングエレメントPEのレジスタR3〜R35に、バッファメモリ142に保存したG画像データの33個の参照パターンのシリアルデータのそれぞれを書き込み、プロセシングエレメントPEに、第1〜第33各参照パターンの、レジスタR1に格納しているG画像データの比較パターンとの偏差を算出させて、偏差が最小の、比較領域a〜eのそれぞれに対応する、a〜e対応の各G参照パターンNo.g1〜g5を判定する。更に、各IPP1〜IPP5のグローバルプロセッサ149は、プロセシングエレメントPEのレジスタR3〜R35に、バッファメモリ142に保存したB画像データの33個の参照パターンのシリアルデータのそれぞれを書き込み、プロセシングエレメントPEに、第1〜第33各参照パターンの、レジスタR2に格納しているB画像データの比較パターンとの偏差を算出させて、偏差が最小の、比較領域a〜eのそれぞれに対応する、a〜e対応の各B参照パターンNo.b1〜b5を判定する。そして各IPP1〜IPP5のグローバルプロセッサ149は、判定した各R参照パターンNo.r1〜r5,各G参照パターンNo.g1〜g5および各B参照パターンNo.b1〜b5をモニタコントローラ404に出力する(M5,M6)。
すなわち、IPP1は原画像ODS上の比較領域aの、R画像に最も近似した画像があるR参照パターンNo.r1,G画像に最も近似した画像がある参照パターンNo.g1およびB画像に最も近似した画像があるB参照パターンNo.b1をモニタコントローラ404に出力する。IPP2は原画像ODS上の比較領域bの、R,GおよびB画像に最も近似した画像があるR参照パターンNo.r2,G参照パターンNo.g2およびB参照パターンNo.b3をモニタコントローラ404に出力する。同様に、IPP3〜IPP5は、比較領域c〜eのR,GおよびB画像に最も近似した画像があるR参照パターンNo.r3〜r5,G参照パターンNo.g3〜g5およびB参照パターンNo.b3〜b5を、モニタコントローラ404に出力する。
モニタコントローラ404は、R参照パターンNo.r1〜r5,G参照パターンNo.g1〜g5およびB参照パターンNo.b1〜b5を、各中心位置(a〜e)からのずれ量dr1〜dr5,dg1〜dg5およびdb1〜db5に換算して、各色のずれ量平均値Adr,AdgおよびAdbを算出し、それらの平均値(出力画像PERの、原画像ODSに対するずれ量)Adrgbを算出し、かつ、各色のずれ量平均値Adr,AdgおよびAdbの間の最大偏差(最大値と最小値との差:出力画像で生じた色ずれ)ddArgbを算出する(M7)。そして、出力画像のずれ量Adrgbおよび色ずれ量ddArgbをそれぞれ設定値と比較して設定値以上であると画像ずれ異常情報および色ずれ異常情報を生成する(M8)。そして生成した、ずれ量dr1〜dr5,dg1〜dg5およびdb1〜db5,各色のずれ量平均値Adr,AdgおよびAdb,それらの平均値(出力画像PERの、原画像ODSに対するずれ量)Adrgbおよび色ずれddArgb、ならびに、画像ずれ異常情報および色ずれ異常情報、を保持しており、システムコントローラACPからデータ要求(A8)があると、それに応答してこれらをシステムコントローラACPに出力する(M9)。
これらのデータおよび情報を受信するとシステムコントローラACPは、その内部のメモリに受信データおよび情報を保持し、エラー報知情報,画像ずれ異常情報または色ずれ異常情報があるとそれを操作ボード220に表示して、又は、PC指示に応じて印刷を実行しているときには該PCに転送して、作像モード(単色印刷/フルカラー印刷,文字印刷/写真印刷)に対応して、印刷を継続するか、あるいはそこで印刷を停止する。操作ボード220又はPCからモニタ情報要求があると、操作ボード220に、ずれ量dr1〜dr5,dg1〜dg5およびdb1〜db5,各色のずれ量平均値Adr,AdgおよびAdb,画像ずれ量Adrgbおよび色ずれddArgb、ならびに、画像ずれ異常情報および色ずれ異常情報を表示する。又は、PCにそれらを送信する。モニタ結果を反映する作像パラメータ調整が指示されると、作像パラメータのフィードバック調整を行う(A10〜A12)。
システムコントローラACPの場合は、異常情報があるとき、又は、作像パラメータのフィードバック調整を行い調整値(操作値)が設定範囲を外れるときには、上記情報(ずれ量dr1〜dr5,dg1〜dg5およびdb1〜db5,各色のずれ量平均値Adr,AdgおよびAdb,画像ずれ量Adrgbおよび色ずれddArgb、ならびに、画像ずれ異常情報および色ずれ異常情報)をインターネット上のサービスセンターに送信する。これを受信するとサービスセンターは、受信データに基づいて故障の有無と原因,機器の消耗度や消耗品の交換時期等を検索して、対処方の報知,メンテナンスサービスの提案又は予告,消耗品の交換の提案又は催告の情報をシステムコントローラACPに送信する。システムコントローラACPは受信した情報を液晶ディスプレイ79に表示する。
実施例2のハードウエア構成は、IPPがIPP1〜6の6個を備える点以外は、実施例1と同様であり、実施例2の画像形成装置のシステム全体のソフトウエアの大要も実施例1と同様であるが、実施例2の出力画像モニタおよびそのための入出力の処理に少々の変更がある。
図13に、図8に示す液晶タッチパネル79に表示された「出力画像モニタ」入力領域に表示された「ON」キーにユーザがタッチ(接触)したときに、本実施例2の操作ボード220が液晶タッチパネル79にポツプアップ表示する「出力画像モニタ」用の設定画面(入力画面)を示す。この画面上の「分割数」入力ブロック(「分割数」との表記の右の四角領域)にユーザがタッチすると、操作ボード220は該ブロックを、入力位置がそこであることを示す灰色表示に切り替える。ここでユーザがテンキー80aを用いて分割数を入力すると、操作ボード220は操作ボード220にそのとき設定されている印刷又は複写条件の中の用紙サイズの各辺より内側に2cm入った位置を各辺とする実効画像領域(通常画像が存在すると見なした領域)を入力分割数で分割した分割領域にエリアNo.数字を付記した分割状態像を表示する。
なお、この分割数の入力をしないで、「分割」キーにユーザがタッチすると、操作ボード220は、デフォルトの分割数の分割領域表示(例えばA4用紙の給紙設定で、図16に示す表示)を行う。この後にユーザは上記「分割数」入力ブロックに対する訂正入力により分割数を変更することができる。また「分割」キーにユーザがタッチすると、操作ボード220は、デフォルトの分割数の分割領域表示に切り換える。
図14に分割領域の表示を示す。液晶タッチパネル79に表示された、比較エリアNo.の表記がある太線ブロックが用紙サイズを示し、その内側の細線が、実効画像領域の分割領域を示す。ユーザが「比較エリア1」入力ブロックにタッチしてテンキー80aで1つのエリアNo.数字を入力すると、それが表示中のいずれかの分割領域のエリアNo.であると、操作ボード220は、該エリアNo.数字を「比較エリア1」(その中央が比較領域a)入力ブロックに表示する。ユーザは「比較エリア2」(その中央が比較領域b)入力ブロックにも、同様な操作でもう1つの分割領域のエリアNo.を入力することができる。
なお、比較エリア1,2は出力画像の摘出領域である参照領域を規定し、それらの中央の小領域が原画像情報が表す画像面上の比較領域となる。
「比較エリア1」入力ブロックおよび「比較エリア2」入力ブロックに分割領域のエリアNo.を入力してからユーザが「設定」キーにタッチすると、操作ボード220は、入力レジスタの「出力画像モニタ」設定レジスタに、「エリア固定モード」,比較エリア1の対角座標値、および、比較エリア2の対角座標値、を書き込んで、ポップアップ表示79cを消去して、液晶タッチパネル79の表示を、図8に示す、元の表示に戻す。ただし、「出力画像モニタ」設定が指定されたので、図8に示す液晶タッチパネル79に表示された「出力画像モニタ」入力領域に表示された「ON」キーは選択状態を表す灰色表示に切り替え、「OFF」キーは非指定を表わす白(無色)に切り替える。
図13に示すポップアップ表示79cを液晶タッチパネル79に表示したときに、ユーザが「座標11」,「座標12」,「座標21」および「座標22」の何れかにタッチしたときには、操作ボード220は、「座標11」の入力ブロックを指定有りを示す灰色表示に切り換えて、操作ボード220にそのとき設定されている印刷又は複写条件の中の用紙サイズの各辺より内側に2cm入った位置を各辺とする実効画像領域内のデフォルトエリアを規定する2本の縦線と2本の横線を表わす用紙像を表示する。
図15にこの表示を示す。エリアを規定する縦線および横線の一端にはシフト操作矢印が付され、他端には、実際の用紙の1cm幅を1単位とする主走査x方向(横方向)および副走査y方向(縦方向)の座標値が付記されている。1エリア(1領域)を対角座標で規定するが、対角座標位置を示す丸印が縦線と横線の交点に付加されており、4直線で囲まれた領域が、指定エリアであることを意味する灰色で表示されている。
ユーザがシフト操作矢印にタッチして矢印方向にタッチ物(指又はタッチペン)をシフトすることにより線がシフトし、線によって囲まれるエリアが拡大/縮小する。ユーザが所望の位置およびサイズにエリアを規定して、左上コーナの第1丸印と右下コーナの第2丸印を対角点とする灰色領域にタッチすると、操作ボード220が、「座標11」入力ブロックに第1丸印の座標値[図15に示す状態では(7,7)]を、「座標12」入力ブロックに第2丸印の座標値[図15に示す状態では(10,14)]を表示し、かつ、「座標11」入力ブロックの灰色表示は消去して、代りに「座標21」ブロックを灰色表示する。
ここでユーザが更に少なくとも1本の直線をシフトしてエリアを変更して、左上コーナの第1丸印と右下コーナの第2丸印を対角点とする灰色領域にタッチすると、操作ボード220が、「座標21」入力ブロックに第1丸印の座標値を、「座標22」入力ブロックに第2丸印の座標値を表示し、かつ、「座標21」入力ブロックの灰色表示は消去する。
上述のエリアタッチにより、「座標11」および「座標12」ならびに「座標21」および「座標22」に座標値を入力する前,途中又は後でも、入力ブロックをタッチにより指定しテンキー80aで数値を入力することによって、座標値の入力或いは訂正をすることができる。
「座標11」,「座標12」,「座標21」および「座標22」の各入力ブロックの全てに座標値を入力してユーザが「設定」キーにタッチすると、操作ボード220は、入力レジスタの「出力画像モニタ」設定レジスタに、「エリア固定モード」,比較エリア1の対角座標値(座標11,座標12)、および、比較エリア2の対角座標値(座標21,座標22)、を書き込んで、ポップアップ表示79cを消去して、液晶タッチパネル79の表示を、図8に示す、元の表示に戻す。ただし、「出力画像モニタ」設定が指定されたので、図8に示す液晶タッチパネル79に表示された「出力画像モニタ」入力領域に表示された「ON」キーは選択状態を表す灰色表示に切り替え、「OFF」キーは非指定を表わす白(無色)に切り換える。
分割数を入力した状態でユーザが「切替」キーにタッチすると、操作ボード220は、例えば図16に示す、「エリア切替モード」の入力画面を液晶タッチパネル79cに表示する。「エリア切替モード」は、同一画像の指定枚数の印刷又は複写の間に、指定された切替回数の、「出力画像モニタ」が対象とする比較領域(比較エリア)の切り換えをおこなうモードであり、この「エリア切替モード」には、「固定順のエリア切替モード」と「ランダム順のエリア切替えモード」がある。
図16に示す「エリア切替モード」の入力画面の「切替回数」入力ブロックに数値を入力し、比較エリア11と比較エリア12の入力ブロックに最初(第1回)の「出力画像モニタ」で対象とする参照領域(それらの中央が比較領域a,b)を指定する。これは比較エリア11と比較エリア12の各入力ブロック比較エリアNo.数値を入力することにより行う。同様に比較エリア21と比較エリア22の入力ブロックに次回(第2回)の「出力画像モニタ」で対象とする参照領域(それらの中央が比較領域a,b)を指定する。更に、比較エリア21と比較エリア22の入力ブロックに次々回(第3回)の「出力画像モニタ」で対象とする参照領域(それらの中央が比較領域a,b)を指定する。そしてユーザが「設定」キーにタッチすると、操作ボード220は、入力レジスタの「出力画像モニタ」設定レジスタに、「固定順のエリア切替モード」(を示すデータすなわちモード指定情報),切替回数および比較エリア11〜32の対角座標値を書き込んで、ポップアップ表示79cを消去して、液晶タッチパネル79の表示を、図8に示す、元の表示に戻す。ただし、「出力画像モニタ」入力領域の「ON」キーは選択状態を表す灰色表示に切り替え、「OFF」キーは非指定を表わす白(無色)に切り換える。
図16に示す「エリア切替モード」の入力画面に切換わってから、「設定」キーへのユーザタッチがあるまでに「ランダム」キーにユーザのタッチがあった場合には、ユーザが「設定」キーにタッチしたときに操作ボード220は、入力レジスタの「出力画像モニタ」設定レジスタに、「ランダム順のエリア切替モード」,切替回数および比較エリア11〜32の対角座標値を書き込んで、ポップアップ表示79cを消去して、液晶タッチパネル79の表示を、図8に示す、元の表示に戻す。ただし、「出力画像モニタ」入力領域の「ON」キーは選択状態を表す灰色表示に切り替え、「OFF」キーは非指定を表わす白(無色)に切り換える。
図17に、実施例2で、「出力画像モニタ」のONが指定されているときのコピー又は印刷における、システムコントローラACPおよびモニタコントローラ404の「出力画像モニタ」制御の概要を示す。コピー又は印刷のジョブ指定であって、スタート指示の入力があるとシステムコントローラACPは、操作ボード220の入力レジスタの設定データを入手して、設定データに表される条件の印刷又は複写の制御を開始する。入力レジスタの設定データには、上述の「出力画像モニタ」設定レジスタのデータも含まれる。
コントローラACPは、「出力画像モニタ」のONが指定されていると、プリンタPTRの印刷出力画像(予定のもの)の、比較データサンプリング領域のものを抽出するためのタイミングデータをイベントタイマに設定する(ステップA1〜A4)。
ここで「出力画像モニタ」の設定データが、「エリア固定モード」である場合には、比較エリア1の対角座標値を第1比較領域aがある第1参照領域Aの対角座標値に、比較エリア2の対角座標値を第2比較領域bがある第2参照領域Bの対角座標値に宛てる。
「固定順のエリア切替モード」である場合には、指定枚数/切替回数=設定枚数を切替枚数レジスタに書き込み、比較領域レジスタに1を書き込み、比較エリア11の対角座標値を第1参照領域Aの対角座標値に、比較エリア12の対角座標値を第2参照領域Bの対角座標値に宛てる。
「ランダム順のエリア切替モード」である場合には、指定枚数/切替回数=設定枚数を切替枚数レジスタに書き込み、比較エリア1〜3の中の1つをランダムに選択して、比較エリア1を選択したときには比較エリア11の対角座標値を第1参照領域Aの対角座標値に、比較エリア12の対角座標値を第2参照領域Bの対角座標値に宛て、比較エリア2を選択したときには比較エリア21の対角座標値を第1参照領域Aの対角座標値に、比較エリア22の対角座標値を第2参照領域Bの対角座標値に宛て、比較エリア3を選択したときには比較エリア31の対角座標値を第1参照領域Aの対角座標値に、比較エリア32の対角座標値を第2参照領域Bの対角座標値に宛てる。
ACPは次いで、コピー又は印刷を開始し(A5)、原稿読み取りの1頁の画像データのMEMへの読込みを終えると、あるいは印刷情報の1ページ画像データへの展開とMEMへの読込みを終えると、参照領域A,B相当の比較データ抽出領域A,Bの各中央領域である比較領域a,bそれぞれの画像データをチェックして、各比較領域に画像成分データがあるかを検索する。第1比較領域aおよび第2比較領域bともに画像成分データがあるとそれらを監視領域に定める(A61)。次に、監視領域に定めた比較領域a,bがある比較データ抽出領域A,B(出力画像の参照領域)の領域指定情報をモニタコントローラ404に送信する。そして、イベントタイマをスタートし副走査同期パルスをイベントタイマでカウントアップ開始する。第1比較領域a宛てのaイベントタイマは、主,副走査が画像面始端から第1比較領域aの領域にある間aイベント信号をオンにし、このオン信号をACPが第1比較領域a読込指示信号として撮像装置400のモニタコントローラ404に与える。第2比較領域b宛てのbイベントタイマは、主,副走査が画像面始端から第2比較領域bの領域にある間bイベント信号をオンにし、このオン信号をACPが第2比較領域b読込指示信号として撮像装置400のモニタコントローラ404に与える(A6)。これらの読込指示信号に応答してモニタコントローラ404は、第1比較領域aおよび第2比較領域bのR,G,B原画像データ(プリンタ画質処理300の入力)を、領域区分でIPPに与える(A62,M0,M1)。各領域の原画像データは、IPPのIPP1〜6の1個,2個又は3個に一時蓄積される。
上述の原画像データの蓄積を終えるとIPP1〜IPP6のSMD型プロセッサ143のメモリ制御(図6)が、グローバルプロセッサ148による制御に従って、蓄積した比較領域a,bの原画像データを、図10の(c)に示すシリアル配列にして、R成分の原画像データをプロセッシングエレメントPE1〜PE64の各レジスタR0(図7)に書き込み、G成分の画像データおよびB成分の画像データをそれぞれ各レジスタR1およびR2(図7)に書き込む(図17のM1)。
撮像装置400のモニタコントローラ404は、その後、CCD401による画像読み取りを開始して、CCD401が出力する画像信号をA/D変換402によって画像データに変換し、そしてシェーディング補正403によって補正した画像データをIPPにあたえて、IPP1〜IPP5のバッフアメモリ142を介して、プロセッシングエレメントPEのレジスタR3以下に展開して、出力画像用紙の先端到来を検出する(M2)。IPP1〜IPP5の何れかが出力画像用紙の先端到来を検出するとモニタコントローラ404は、撮像装置400の、図11の(a)に示す各ブロックA,B相当の、比較領域a,bの中心を中心とする比較領域a,bよりも広い第1および第2参照領域A,Bの、読み取り画像データをIPP1〜IPP5のバッフアメモリ142に書き込む。IPP1〜IPP5の各グローバルプロセッサ148(図6)は、プロセッサアレイ144(図7)を用いてバッフアメモリ142の出力画像の読み取り画像データ(以下では単に出力画像データという)に、スキャナ画像処理190の処理と同様な画像処理を施す。
スキャナ画像処理を終了すると、IPPは、実施例1と同様にして、原画像上の比較領域aのR画像に最も近似した画像がある、参照領域A内のR参照パターンNo.r1,G画像に最も近似した画像がある参照パターンNo.g1およびB画像に最も近似した画像があるB参照パターンNo.b1をモニタコントローラ404に出力し、かつ、原画像上の比較領域bの、R,GおよびB画像に最も近似した画像がある、参照領域B内の、R参照パターンNo.r2,G参照パターンNo.g2およびB参照パターンNo.b3をモニタコントローラ404に出力する。
モニタコントローラ404は、R参照パターンNo.r1,r2,G参照パターンNo.g1,g2およびB参照パターンNo.b1,b2を、各中心位置(a,b)からのずれ量(dr1,dr2),(dg1,dg2)および(db1,db2)に換算して、原画像面上におけるこれらのずれ量の分布(各色につき比較領域a,bの2点でのずれ量)に基づいて、原画像に対する出力画像の傾斜,伸縮,xずれ量,yずれ量(いずれも色毎)を算出し、それぞれの色間平均値を算出し、かつ、それぞれの色間最大偏差を算出する(M7)。そして、算出値のそれぞれをそれぞれ設定値と比較していずれかが設定値以上であると作像異常情報を生成する(M8)。そして生成したデータを保持しており、システムコントローラACPからデータ要求(A8)があると、それに応答してこれらのデータをシステムコントローラACPに出力する(M9)。
これらのデータを受信するとシステムコントローラACPは、その内部のメモリに受信データを保持し、作像異常情報があるとそれを操作ボード220に表示して、又は、PC指示に応じて印刷を実行しているときには該PCに転送して、作像モード(単色印刷/フルカラー印刷,文字印刷/写真印刷)に対応して、印刷を継続するか、あるいはそこで印刷を停止する(A9,A11)。継続可であるとシステムコントローラACPは、印刷(コピー)枚数を1カウントアップしてカウントアップ値が指定枚数値に達したかをチェックして(A12)、まだ指定枚数値に達していないと、「エリア固定モード」である場合には、第1参照領域Aおよび第2参照領域Bの指定情報を変更する必要がないので、ステップA6に進む(A4〜A6)。
しかし、「固定順のエリア切替モード」である場合には、切替枚数レジスタの値を1デクレメントして、その結果の値が1以上であれば第1参照領域Aおよび第2参照領域Bの指定情報を変更する必要がないので、ステップA6に進むが、0であると切替枚数レジスタに初期値(指定枚数/切替回数=設定枚数)を再設定して、比較領域レジスタを1インクレメントしてその値が4になるときは1に初期化する。そして比較領域レジスタの値が2であると比較エリア21の対角座標値を第1参照領域Aの対角座標値に、比較エリア22の対角座標値を第2参照領域Bの対角座標値に宛てるが、比較領域レジスタの値が3であると比較エリア31の対角座標値を第1参照領域Aの対角座標値に、比較エリア32の対角座標値を第2参照領域Bの対角座標値に宛てる(A4)。そしてA5を経てA6に進む。
「ランダム順のエリア切替モード」である場合には、切替枚数レジスタの値を1デクレメントして、その結果の値が1以上であれば第1参照領域Aおよび第2参照領域Bの指定情報を変更する必要がないので、ステップA6に進むが、0であると切替枚数レジスタに初期値(指定枚数/切替回数=設定枚数)を再設定し、かつ、比較エリア1〜3の中の1つをランダムに選択して、比較エリア1を選択したときには比較エリア11の対角座標値を第1参照領域Aの対角座標値に、比較エリア12の対角座標値を第2参照領域Bの対角座標値に宛て、比較エリア2を選択したときには比較エリア21の対角座標値を第1参照領域Aの対角座標値に、比較エリア22の対角座標値を第2参照領域Bの対角座標値に宛て、比較エリア3を選択したときには比較エリア31の対角座標値を第1参照領域Aの対角座標値に、比較エリア32の対角座標値を第2参照領域Bの対角座標値に宛てる(A4)。そしてA5を経てA6に進む。A6〜A12の処理は前述の通りである。
指定枚数の画像形成が終了するとシステムコントローラACPは、操作ボード220又はPCからモニタ情報要求があると、操作ボード220に、モニタコントローラ404が生成したデータを表示する。又は、PCにそれらを送信する。モニタ結果を反映する作像パラメータ調整が指示されると、作像パラメータのフィードバック調整を行う(A10)。
システムコントローラACPの場合は、異常情報があるとき、又は、作像パラメータのフィードバック調整を行い調整値(操作値)が設定範囲を外れるときには、モニタコントローラ404が生成したデータを、インターネット上のサービスセンターに送信する。これを受信するとサービスセンターは、受信データに基づいて故障の有無と原因,機器の消耗度や消耗品の交換時期等を検索して、対処方の報知,メンテナンスサービスの提案又は予告,消耗品の交換の提案又は催告の情報をシステムコントローラACPに送信する。システムコントローラACPは受信した情報を液晶ディスプレイ79に表示する。
実施例3のハードウエア構成は、実施例1と同様であり、実施例3の画像形成装置のシステム全体のソフトウエアの大要も実施例1と同様であるが、実施例3の出力画像モニタおよびそのための入出力の処理に少々の変更がある。
図18に、図8に示す液晶タッチパネル79に表示された「出力画像モニタ」入力領域に表示された「ON」キーにユーザがタッチ(接触)したときに、本実施例3の操作ボード220が液晶タッチパネル79にポツプアップ表示する「出力画像モニタ」用の設定画面(入力画面)を示す。この画面は「分割モード」にデフォルトの「縦横分割」を選択した状態を示す。比較エリアNo.の画像用紙サイズブロック内の実効領域は5×7=35領域に区分して各領域に領域No.が付されているが、この領域区分は、分割数入力5(横)および7(縦)にしたがって操作ボード220が生成したものである。「分割数」入力欄の下の「比較エリアNo.」の欄には5ブロックがあり各ブロックに区分領域の領域No.を入力できる。ユーザが「設定」キーにタッチすると操作ボード220は、選択した分割モードにわり宛てられている所定の入力が済んでいると、図18の表示例では比較エリアNo.1〜5のそれぞれが、「出力画像モニタ」の指定領域(第1実施例の参照領域A〜Eに相当のもの)に設定する。
図18に示す設定画面上の「分割モード」の欄の「横分割」の選択丸にユーザがタッチすると、操作ボード220は、図19に示すように、該選択丸に黒ドットを移して、「横分割」が選択中であることを表示する。この場合には、横分割のみにより縦短冊型に画像面の実効領域を分割した比較エリア(第1実施例の参照領域A〜Eに相当)が表示される。「分割モード」の欄の「縦分割」の選択丸にユーザがタッチすると、操作ボード220は、図20に示すように、該選択丸に黒ドットを移して、「縦分割」が選択中であることを表示する。この場合には、縦分割のみにより横短冊型に画像面の実効領域を分割した比較エリアが表示される。「分割数」入力欄の下の「比較エリアNo.」のブロックにユーザが入力したエリアNo.の領域が比較エリアに設定される。「分割モード」の欄の「斜め分割」の選択丸にユーザがタッチすると、操作ボード220は、図21に示すように、該選択丸に黒ドットを移して、「縦分割」が選択中であることを表示する。この場合には、画像面の実効領域を斜め線で分割した比較エリアが表示される。「分割数」入力欄の下の「比較エリアNo.」のブロックにユーザが入力したエリアNo.の領域が比較エリアに設定される。
実施例3のシステムコントローラACPおよびモニタコントローラ404の「出力画像モニタ」制御の概要フローの表示は、図17に示す実施例2のものと同じであり、内容も同様であるが、実施例のエリア切り換えモード(「固定順のエリア切替モード」,「ランダム順のエリア切替モード」)はなく、一枚の画像形成ごとに比較領域の位置を切り換えることはない。
本発明の実施例1の、複合画像処理機能があるフルカラー複写機の外観を示す拡大正面図である。 図1に示すカラープリンタPTRの拡大縦断面図である。 図1に示す複写機内の、画像処理システムの概要を示すブロック図である。 図3に示すスキャナ画像処理190およびプリンタ画質処理300の機能を示すブロック図である。 図3に示す撮像装置400の画像データ処理器IPPの構成を示すブロック図である。 図5に示す1つの画像データ処理器IPP1の構成を示すブロック図である。 図6に示すプロセッサアレイ144の一部分の構成を示すブロック図である。 図1に示す操作ボード220の一部の拡大平面図であり、コピー指示の入力画面の表示状態を示す。 図3に示すシステムコントローラACPとモニタコントローラ404の、出力画像監視制御の概要を示すフローチャートである。 (a)は図1に示す複写機がコピー又は印刷する原画像上に定める比較領域a〜eの、原画像面ODSの位置を示す平面図である。(b)は、比較領域aを8×8画素マトリクスと仮定した場合の、領域内画素分布を、1画素を1つの小四角で示す平面図である。(c)は、(b)に示す比較領域aの画素の画像データをシリアル配列にした場合の、画像データ対応の画素配列(仮想)を示す平面図である。 (a)は図1に示す複写機がコピー又は印刷した出力画像上に定める参照領域A〜Eの、出力画像面PER上の位置を示す平面図である。(b)は、参照領域A内の、比較領域a相当領域の領域内画素分布を、1画素を1つの小四角で示す平面図である。(c)は、(b)に示す参照領域A内で、比較領域a相当領域を検索する場合の、摘出領域の位置変えの方向を示す平面図である。 図11の(c)に示す位置変えをして比較領域a相当領域をパターンP1〜P33として摘出する場合の、各パターンの位置を示す平面図であり、(a)〜(f)は、丸囲いの1,2および3方向に摘出位置をずらしていく過程を示し、(g)〜(i)は丸囲いの6,7および8方向に摘出位置をずらしていく過程を示す。 本発明の実施例2で用いた操作ボード220の一部の拡大平面図であり、図8に示す液晶タッチパネル79に表示された「出力画像モニタ」の「ON」キーにユーザがタッチしたときに液晶タッチパネル79にポップアップ表示される「出力画像モニタ」の設定入力画面を示す。 図13に示す「出力画像モニタ」の設定入力画面の「分割数」入力ブロックにユーザが分割数を入力したとき、又は「分割」にタッチしたときに、液晶タッチパネル79に切り替え表示される「出力画像モニタ」の設定入力画面を示す平面図である。 図13に示す「出力画像モニタ」の設定入力画面の「座標11」,「座標12」,「座標21」および「座標22」の入力ブロックの何れかにユーザがタッチしたときに液晶タッチパネル79に切り替え表示される「出力画像モニタ」の設定入力画面を示す平面図である。 図14又は図15に示す「出力画像モニタ」の設定入力画面で、分割数を入力し、かつ「切替」キーにタッチしたときに液晶タッチパネル79に切り替え表示される「出力画像モニタ」の設定入力画面を示す平面図である。 本発明の実施例2のシステムコントローラACPとモニタコントローラ404の、出力画像監視制御の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施例3で用いた操作ボード220の液晶タッチパネル79に表示された「出力画像モニタ」の設定入力画面の1つを示す平面図である。 本発明の実施例3で液晶タッチパネル79に表示された「出力画像モニタ」の設定入力画面のもう1つを示す平面図である。 本発明の実施例3で液晶タッチパネル79に表示された「出力画像モニタ」の設定入力画面のもう1つを示す平面図である。 本発明の実施例3で用いた液晶タッチパネル79に表示された「出力画像モニタ」の設定入力画面のもう1つを示す平面図である。
符号の説明
8:第1トレイ
9:第2トレイ 10:第3トレイ
11:第1給紙装置 12:第2給紙装置
13:第3給紙装置 14:縦搬送ユニット
15:感光体 16:搬送ベルト
17:定着ユニット 18:排紙ユニット
19:分岐爪 26:搬送モータ
27:現像器 100:フィニシャ
101:切り替え板 103:排紙ローラ
104:排紙トレイ 105:搬送ローラ
106:ステープラ 107:搬送ローラ
108:ステープル台
109:ジョガー 110:排紙トレイ
111:両面給紙ユニット
112:反転ユニット
IPP,IPP1〜IPP5:画像データ処理器

Claims (14)

  1. 画像データが表す可視画像を用紙上に形成する作像手段;
    印刷指示の画像情報を、前記作像手段が可視画像の形成に用いる画像データに変換する情報変換手段;
    用紙置き位置から前記作像手段に用紙を送給し、該作像手段が画像を形成した用紙を排出する用紙送給手段;
    該用紙送給手段が排出する用紙上の画像を読み取り画像情報を生成する撮像手段;
    前記情報変換手段に与えられる前記画像情報の中の、該画像情報が表わす画像面の、複数の比較領域の画像情報、を抽出して比較情報メモリに格納する手段;
    前記撮像手段が読み取った画像情報の中の、該画像情報が表わす画像面の、前記複数の比較領域に相当する各位置を中心とする複数の参照領域の画像情報、を抽出して参照情報メモリに格納する手段;および、
    前記比較情報メモリおよび前記参照情報メモリの画像情報を参照して、各比較領域の画像に対する、該比較領域に相当する位置を中心とする参照領域の画像の差、を表す情報を生成する画像差検索手段;
    を備える画像形成装置。
  2. 画像データが表す可視画像を用紙上に形成する作像手段;
    原稿の画像を読み取り該画像を表す画像情報を生成する原稿スキャナ;
    該原稿スキャナが生成した画像情報を、前記作像手段が可視画像の形成に用いる画像データに変換し前記作像手段に出力する情報変換手段;
    用紙置き位置から前記作像手段に用紙を送給し、該作像手段が画像を形成した用紙を排出する用紙送給手段;
    該用紙送給手段が排出する用紙上の画像を読み取り画像情報を生成する撮像手段;
    前記原稿スキャナが生成した画像情報の中の、該画像情報が表わす画像面の、複数の比較領域の画像情報、を抽出して比較情報メモリに格納する手段;
    前記撮像手段が読み取った画像情報の中の、該画像情報が表わす画像面の、前記複数の比較領域に相当する各位置を中心とする複数の参照領域の画像情報、を抽出して参照情報メモリに格納する手段;および、
    前記比較情報メモリおよび前記参照情報メモリの画像情報を参照して、各比較領域の画像に対する、該比較領域に相当する位置を中心とする参照領域の画像の差、を表す情報を生成する画像差検索手段;
    を備える画像形成装置。
  3. 前記原稿スキャナが読み取った前記画像情報の画像読み取り歪みを補正するスキャナ画像処理手段;をさらに備え、前記情報変換手段は、該スキャナ画像処理手段が補正した画像情報を、前記作像手段が可視画像の形成に用いる画像データに変換し前記作像手段に出力する;請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記参照情報メモリに格納する手段は、抽出した参照領域の画像情報を画像読み取り歪みを補正してから、前記参照情報メモリに格納する;請求項1乃至3の何れか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記比較情報メモリに格納する手段は、前記情報変換手段に与えられる前記画像情報の中の、該画像情報が表わす画像面の、前記用紙送給手段が画像を形成した用紙を排出する副走査方向では同一位置、該副走査方向に直交する主走査方向には所定ピッチで定めた複数の比較領域の画像情報、を抽出して比較情報メモリに格納し;
    前記参照情報メモリに格納する手段は、前記撮像手段が読み取った画像情報の中の、該画像情報が表わす画像面の、前記複数の比較領域に相当する各位置を中心とし、主走査方向および副走査方向ともに前記比較領域より広い複数の参照領域の画像情報、を抽出して参照情報メモリに格納し;
    前記画像差検索手段は、前記参照情報メモリの画像情報および前記比較情報メモリの画像情報を参照して各参照領域の中のどの小領域に、各比較領域が対応するかを検索して前記情報変換手段に与えられた前記画像情報が表わす画像に対する、前記作像手段が用紙上に形成した画像の差、を表す情報を生成する;
    請求項1乃至4の何れか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像差検索手段は、前記比較領域のR,G,B各画像に対する前記参照領域のR,G,B各画像の各位置ずれを算出し、これらの位置ずれの差すなわち作像色ずれを算出する;請求項1乃至5の何れか1つに記載の画像形成装置。
  7. 前記画像差検索手段は、それぞれが、多値画像データおよび処理後データを入出力するレジスタおよび該レジスタの多値画像データを用いて演算を行う演算器を持つ、複数のプロセッシングエレメント;前記プロセッシングエレメントの前記演算を制御する処理用制御データを保持して各プロセッシングエレメントに共通に与えるグローバルレジスタ;および、各プロセッシングエレメントに対する、一連の画像データのそれぞれの分配および前記処理用制御データに基づく演算指示の各プロセッシングエレメント(PE)への共通付与、ならびに、各プロセッシングエレメントからの処理後データの出力、を制御するプロセッサ;を含む、プログラマブルなSIMDプロセッサを備える、請求項1乃至6の何れか1つに記載の画像形成装置。
  8. 前記比較情報メモリに格納する手段は、各比較領域に画像成分を表す画像情報が含まれるかを検索して、画像成分を表す画像情報が含まれる比較領域の情報のみを比較情報メモリに格納し;前記参照情報メモリに格納する手段は、前記比較情報メモリに画像情報が格納された比較領域に相当する各位置を中心とする複数の参照領域の画像情報、を抽出して参照情報メモリに格納する;請求項1乃至7のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  9. ユーザが前記比較領域を指定する入力をするための入力手段;を更に備える、請求項1乃至8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  10. 前記作像手段による設定枚数の作像ごとに、前記比較領域を異なる位置のものに切り替える比較領域切換手段;を更に備える、請求項1乃至9のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  11. 前記比較領域のランダム指定を指示する手段;および、該ランダム指定がないときには前記作像手段による設定枚数の作像ごとに前記比較領域を異なる位置のものに切り替え、該ランダム指定があるときは比較領域をランダムに切り替える、比較領域切換手段;を更に備える、請求項1乃至9のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  12. 前記印刷指示の画像情報が表わす画像面上に前記比較領域の単位の区分を割付ける分割モードを指定する入力手段;を更に備える、請求項1乃至8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  13. 前記入力手段は、前記比較領域の単位の区分の領域を比較領域に指定する手段を含む;請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記入力手段は、分割数を入力する手段を含む;請求項12又は13に記載の画像形成装置。
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