JP4742062B2 - 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、蓄積画像データを配信する機能と画像を出力する機能を備えた画像処理装置、この画像処理装置で実行される画像処理方法、及びこの画像処理方法をコンピュータで実行するためのコンピュータプログラムに関する。
昨今のデジタル複写機は、コピー機能によって実行される単なるドキュメントの複写にとどまらず、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等を複数の機能を複合して発揮できることからデジタル複合機(MFP−Multi Function Peripheral)とも称されている。このデジタル複合機では、スキャナ機能及びプリンタ機能が備えられていることからLANに接続されて使用され、さらには外部のネットワークにも接続され、ファクシミリ機能を発揮できるようにしていることも多い。また、前記スキャナ機能やプリンタ機能の出力データなどは、この装置内にあるHDDなどの大容量記憶装置に保存されている。そのため、ネットワーク等を介して前記HDDなどの大容量記憶装置に記憶されている画像データを送信し、あるいは外部から受信して前記HDDに記憶させることも容易に行える。
オフィスの中でのMFPの使われ方も多種・多様化してきている。例えばPCの横にペアで設置され、各職務者が手軽に複写機、ファクシミリ、プリンタ、スキャナの機能を使用することができる小型のMFP、あるいは、部署や課単位の複数名で共有され、ある程度の生産性やソート、パンチ、スティプル等の機能が使用できる中型のMFP、企業の中で複写関連業務を集中して行う部署、もしくは複写関連業務そのものを生業とする会社では、高生産性、高品位で、多機能な大型のMFPが使用されている。
このように小型、中型、大型と多様化してきているMFPであるが、各クラスに亘って共有できる機能、あるいは各クラスごとに要求が強い機能が存在する。例えば大型MFPではパンチ、スティプル、紙折り等、プロット後の紙に対する後加工、あるいは複写業務と同時に電子ファイリング化すること等が求められる。また、小型MFPではインターネットFAXやPC−FAX等の充実や、パーソナル的な使用目的として、専用紙に対する高品位画像印刷等が求められる。
一方、ビジネスにおける情報価値の重要性は既に認知されており、情報を早く、正確に、かつ確実に伝えるだけでなく、分かりやすく、効果的に伝えることも要求されている。通信技術の高速化及び普及化、メモリの大容量化、低コスト化及び小型化、さらにはPCの高性能化にともない、デジタルデータを利用した情報を効率的に扱う新しい機能が提供されてきており、デジタルデータの一部であるデジタル画像データを扱うMFPにも、新機能の提供や融合が望まれてきている。
ここで、MFPにおいての出力というのは、前述したように、コピーのように紙への出力や、スキャナやFAX送信のように、電子データにおける送信がある。電子データによる送信でも、用途に応じて、出力における出力形式というのは異なる。例えば、FAXなどはモノクロ2値による画像データ形式となるが、スキャナなどは、例えば、カラーRGBによる画像データであったりする。
このように、MFPにはさまざまな出力手段によって画像データを出力するが、それぞれの出力手段は異なる出力特性を持っている。紙出力であれば、書込みユニットの特性、スキャナ配信では、表示するディスプレイの特性など、さまざまである。また、MFP内部にはHDDなど大容量の記憶装置が備え付けられている。その記憶装置にスキャナから読み取った画像データや、外部からの画像データを蓄積させることも可能である。そして、これら蓄積された画像データを再度、紙出力させたり、FAXなどでデータ通信したり、さまざまなことを蓄積するときと同じように動作することが可能になっている。
このような機能を備えたMFPとして、例えば特許文献1ないし3に記載された発明が公知である。
特開2001−223828号公報 特開2001−251522号公報 特許第3741090号公報
画像データを含む情報を処理する場合、特に画像情報を処理する場合には、データ量が多いため、一旦、記憶装置にデータを格納し、処理するときに記記憶装置から処理対象となるデータを読み出して所望の処理を実行することになる。記憶装置としては一般にHDD(ハードディスク装置)が使用される。HDDは大容量とはいえ蓄積するデータ容量にも限度はある。また、画像データは例えば、A3:600dpi:RGBの画像の場合、そのままであると200Mbyte以上もの画像サイズになってしまう。そこで、画像データを蓄積する際に、圧縮して蓄積することが一般的である。
この圧縮方式には例えばJPEGなどの非可逆圧縮を使用したりする。しかし、画像データによりJPEG圧縮後のサイズは変動する。特に、地肌が残っているような画像データを圧縮したときと、地肌が残っていないような画像データを圧縮する場合とでは、圧縮率に差が出てくる。そのため、蓄積する画像データが大きくなってしまった場合、HDDの容量を圧迫することになる。また、地肌を予め除去してしまうとなると、本来、地肌まで画像として出力しようと思われている場合には不向きである。
そこで、本発明が解決すべき課題は、記憶手段の容量が圧迫されることがなく、地肌除去と地肌出力を任意に選択できるようにすることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、原稿を読み取り、画像データに変換する画像読み取り手段と、原稿の地肌検出を行う地肌検出手段及び前記地肌検出手段の検出結果に応じて地肌処理を行う第1地肌処理手段を含み、前記画像読み取り手段によって読み取られた画像の前記画像データに対して所定のデータ特性に補正する読み取り画像補正手段と、前記地肌検出手段の検出結果に応じて地肌処理を行う第2地肌処理手段を含み、出力する特性に応じて前記画像データに画像処理を施す画像処理手段と、前記読み取り画像補正手段又は前記画像処理手段からの画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像データを出力するデータ出力手段と、前記画像データを前記記憶手段に蓄積するときに設定された画質設定状態を用いて出力する再使用蓄積モード、あるいは前記記憶手段に蓄積された画像データに対して後から出力するときに出力する画質設定を選択することが可能な再利用蓄積モードのいずれかを、データ蓄積時に選択する蓄積モード選択手段と、を備え、前記蓄積モード選択手段によって再使用蓄積モードが設定されているときには第1地肌処理手段によって入力時に地肌処理を行い、再利用蓄積モードが選択されているときには第2地肌処理手段によって出力時に地肌処理を行うことを特徴とする。
この場合、前記画像データを前記記憶手段にデータ蓄積するかどうかを判断する蓄積判断手段を備え、前記蓄積判断手段がデータ蓄積を行わないと判断したとき、前記読み取り画像補正手段は前記第1地肌処理手段によって前記再使用蓄積モードで実行される地肌処理を行うようにすることができる。
また、これらの場合に、読み取った原稿の画像データに対して複数の出力設定を行う複数出力設定手段を備え、前記複数出力設定手段によって複数の出力設定がなされた場合、その出力の画像データ形式が異なるときは、それぞれの画像データ設定に合うように第2地肌処理手段によって地肌処理を行うこともできる。
さらに、通信手段を介して外部機器と前記画像データを送受信する外部I/F制御手段をさらに備えることもできる。その際、読み取った原稿の画像データを、前記通信手段を介し外部機器によって連結出力するとき、前記第1地肌処理手段によって地肌処理を行うようにすればよい。また、前記画像データを前記記憶手段にデータ蓄積するかどうか判断する蓄積判断手段と、蓄積する画像データを再度出力するとき、蓄積時に設定された画質設定状態を用いて出力する再使用蓄積モードか、蓄積された画像データに対して後から出力するときに出力する画質設定を選択することが可能な再利用蓄積モードかを選択する蓄積モード選択手段とをさらに設け、前記蓄積モード選択手段によって再利用画像であるとされた画像データを、前記通信手段を介して外部機器に出力する際、前記地肌検出手段によって検出された地肌検出結果も同時に前記外部機器に送信するようにすることもできる。
第2の手段は、画像読み取り手段によって原稿を読み取り、画像データに変換する第1の工程と、第1の工程で読み取った画像データから原稿の地肌検出を行うとともに、その検出結果に応じて第1の地肌処理を行い、前記読み取った画像データに対して所定のデータ特性に補正手段によって補正する第2の工程と、前記第1の地肌処理の後段で前記画像データに対して前記地肌検出した検出結果に応じて第2の地肌処理を行い、出力する特性に応じて前記画像データに画像処理手段によって画像処理を施す第3の工程と、前記第2の工程で補正された画像データ又は前記第3の工程で処理された画像データを記憶手段に記憶する第4の工程と、前記第4の工程で記憶された画像データを出力手段から出力する第5の工程と、前記第4の工程で画像データを前記記憶手段に蓄積するときに設定された画質設定状態を用いて出力する再使用蓄積モード、あるいは前記記憶手段に蓄積された画像データに対して後から出力するときに出力する画質設定を選択することが可能な再利用蓄積モードのいずれかを、データ蓄積時に選択手段によって選択する第6の工程と、前記第6の工程で再使用蓄積モードが設定されているときには第1地肌処理手段によって入力時に地肌処理を行い、再利用蓄積モードが選択されているときには第2地肌処理手段によって出力時に地肌処理を行う第7の工程と、を備えていることを特徴とする。
第3の手段は、コンピュータに地肌処理を含む画像処理を実行させる画像処理プログラムであって、原稿を読み取り、画像データに変換する第1の手順と、第1の手順で読み取った画像データから原稿の地肌検出を行うとともに、その検出結果に応じて第1の地肌処理を行い、前記読み取った画像データに対して所定のデータ特性に補正する第2の手順と、前記第1の地肌処理の後段で前記画像データに対して前記地肌検出した検出結果に応じて第2の地肌処理を行い、出力する特性に応じて前記画像データに画像処理を施す第3の手順と、前記第2の手順で補正された画像データ又は前記第3の手順で処理された画像データを記憶手段に記憶する第4の手順と、前記第4の手順で記憶された画像データを出力する第5の手順と、前記第4の手順で画像データを前記記憶手段に蓄積するときに設定された画質設定状態を用いて出力する再使用蓄積モード、あるいは前記記憶手段に蓄積された画像データに対して後から出力するときに出力する画質設定を選択することが可能な再利用蓄積モードのいずれかを、データ蓄積時に選択する第6の手順と、前記第6の手順で再使用蓄積モードが設定されているときには第1地肌処理手段によって入力時に地肌処理を行い、再利用蓄積モードが選択されているときには第2地肌処理手段によって出力時に地肌処理を行う第7の手順と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、再使用蓄積モードあるいは再利用蓄積モードのいずれを選択してデータ蓄積を行うので、記憶手段の容量が圧迫されることがなく、地肌を除去するか出力するかの選択が可能になる。
本発明によれば、補正された画像データ又は前記処理された画像データを記憶し、記憶された画像データを出力するので、記憶手段の容量が圧迫されることがなく、地肌を除去するか出力するかの選択が可能になる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係るデジタル複合機の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るデジタル複合機は、画像データ拡張バス100に接続された画像データ拡張バス制御部104、外部I/F制御部107、読み取り画像補正部102、画像処理部112及び画像書込み部103とから主に構成されている。また、外部画像読み取り部104には、メモリ105及びHDD106が接続され、外部I/F制御部107には、NIC(Network Interface Card)106、FAX部110及び操作部111が接続されている。さらに、NIC106は外部PC109と通信可能となっており、FAX部110も外部のFAXと通信可能となっている。また、読み取り画像補正部102には、画像読み取り部101が接続され、読み取った画像に対して必要な補正を行う。
このように構成されたデジタル複合機では、画像読み取り部101は、CCD光電変換素子からなるラインセンサとA/Dコンバータとこれらを駆動する駆動回路を備えている。また、光源及びミラーからなる光学ユニットを有し、この光学ユニットを移動させることによって、画像読み取り部101にある読取位置(例えば、コンタクトガラス上)にセットされた原稿、あるいは、読み取り位置を通過中の原稿の画像を光学的に読み取る。この光学ユニットの移動速度は読み取り時に関しては変倍倍率に応じて可変であり、拡大時には遅く、縮小時には速くすることによって、副走査方向の変倍を行うことができる。このとき、カラーCCDである場合は、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の色分解光ごとに光電変換して増幅させ、電気的な画像信号であるRGB各色8ビット(8ビット以外でも良い)の画像データとして読み取り画像補正部102に送る。
なお、読み取り用の原稿は、ユーザによって画像読み取り部101の読み取り位置にセットされ、あるいはADF(自動原稿給送装置)によって原稿台上の原稿が1枚ずつ自動給送されて読み取り位置にセットされるか、あるいはそのADFによって読み取り位置を単に通過する。この読み取り位置を通過する速度もまた変倍倍率に応じて可変であり、拡大時には遅く、縮小時には早く移動することによって副走査方向の変倍を行う。なお、ここでは画像読み取り部101によって読み取った画像データを各色8ビットとしたが、これに限るものではない。
読み取られた画像データは、読み取り画像補正部102へ送られる。図2はこの読み取り画像補正部102の詳細を示すブロック図である。図2において、読み取り画像補正部102は、像域分離処理部201、フィルタ処理部202、色変換処理部203、スキャナγ処理部204、前段解像度変換処理部205、圧縮処理部206及び地肌検出・第1地肌処理部207を備えている。
この構成では、まず、像域分離処理201において、原稿の持つ特徴的なエリアの抽出を行う。例えば、一般的な印刷によって形成されている網点部の抽出、文字などのエッジ部の抽出、その画像データの有彩/無彩の判定、背景画像が白であるかの白背景の判定などを行う。また、画像処理部112に入力された画像データは地肌検出・第1地肌処理207へと送られる。地肌検出・第1地肌処理207では、読み取られた画像データの一様な一定範囲を参照しながら読み取り原稿の地肌濃度を検出する。その検出結果に基づいて、画像処理部102に入力された画像データに対して、必要な場合は、地肌部分のデータを除去する。地肌部分のデータが除去されると、白地になるように画像データが補正される。
例えば、新聞紙のような原稿をコピーすることを考えれば、そのままの状態で出力を望むならばデータはある。しかし、新聞に印刷されている画像の見やすさを考慮したとき、その新聞紙の紙地の部分が白地になれば印刷情報は見やすくなる。このような場合に、地肌処理機能を用いて地肌を白地化する。また、地肌検出の結果は必要に応じて記憶される。この白地化は、ユーザが複写機の操作部から地肌処理をONにした場合に実行される。この白地化は、常に実行されるわけではなく、操作者の選択により行うことになる。そうでないと、前記例にあげた新聞の紙地も印刷してほしい場合、地肌印刷が不可能になってしまう。これら機能のON/OFFが可能になっていることが重要である。
その後、地肌検出・第1地肌処理部207からの出力データはスキャナγ処理部204へ送られる。このスキャナγ処理部204では、画像読み取り部101のγ特性から出力する特性への画像γ変換を行う。その後、スキャナγ処理部204の出力である画像データがフィルタ処理部202に伝わる。このフィルタ処理部202におけるフィルタ処理は、画像データの持つ空間周波数を変換する役割を担う。また、像域分離処理部201で判定された結果を用いて、その抽出部分ごとに特徴的なフィルタ処理を施す。例えば、網点部と検出されているエリアでは、網点を平滑するような平滑処理を施し、エッジ部で白背景であるならば、そのエリアは文字部であろうと推定して、MTF特性のよくなるようなエッジ強調処理を施す。
このようにしてフィルタ処理部202で処理を施された画像データは、色変換処理部203に入力される。色変換処理部203は、出力特性にあった色変換処理を施すことのできる機能を持っている。例えば、一旦蓄積する画像形成であるならば、この場合は、汎用RGBデータもしくは、予め決められた空間へのRGB変換を行う。
その後、前段解像度変換処理部205では、この後の動作に応じた適切な解像度に変換して画像データを出力する。例えば、読み取りが主走査600dpiで副走査300dpiと読み取られ、出力を300×300dpiの画像出力が必要な場合は、この前段解像度変換処理部205によって所望される解像度に処理して出力する。このとき、変倍処理は、3次元コンボリューションなどによる演算処理によって変換される。その後、圧縮処理部206において、色変換処理の出力である画像データと像域分離処理部201の出力結果をデータ圧縮する。このとき、画像データに関してJPEGなどの非可逆な圧縮方式を用いてもかまわない。しかし、像域分離処理部201の出力データに関しては、画素の位置にデータが依存することから可逆圧縮方式を用いる必要がある。それら出力がメモリ105経由して、一旦HDD106にも蓄積される。なお、このときの用いる圧縮方式が異なることから、それぞれのデータ(画像データ及び像域分離データ)は、別々に圧縮を行い蓄積しても良いが、必ず、これらデータの依存関係だけは制御管理して、その後の処理においても一緒に取り扱う必要がある。
また、ここでのHDD106の作用は、読み取り装置101によって読み取られ続けている間、プロッタなど画像書込み部103に画像データを同タイミングで送り続けることができるなら良いが、実際、出力準備中などの場合は結果的に画像データが入力される一方で出力できない状態となってしまい、限りあるメモリ105の容量を超えてしまう。メモリ105が十分にあればいいが、メモリ容量を大きくするだけであるならば、単純にハードのコストアップとなってしまう。そこで、大容量装置HDD106に一旦格納して、このメモリ容量オーバを解消するためにHDD106を使用する。
その後、メモリ105から画像処理部112へとデータを送信し、画像処理部112では、蓄積された画像データの特性から紙出力を行うための画像書込み特性、例えば、カラー書込み装置だとするとCMYK画像へと変換する。その詳細について図3を用いて説明する。
図3は画像処理部112における画像処理工程を示すブロック図である。
まず、入力データには画像データD1と像域分離処理の結果のデータD2が含まれている。まず、伸張処理部301では、圧縮処理部204で圧縮されたそれぞれの画像データD1と像域分離処理の結果のデータD2を伸張する。その後、フィルタ処理部302において書込み部のMTF特性に合うように画像データのフィルタ処理を施す。前述した読み取り画像補正部102内におけるフィルタ処理では、メモリ105もしくはHDD106などに蓄積するために予め定められた特性に補正されているが、今回のフィルタ処理部302では、今度は予め定められた蓄積画像特性から画像書込み部の画像特性へとなるように変換を行う。また、原稿の特徴的な分離データを用いて、特徴的な変換を施す。このフィルタ処理302が行われた後に画像データD1は第2地肌処理部307に入力される。
第2地肌処理部307の処理機能は、第1地肌処理207と機能としては変わらない。第2地肌処理307において地肌処理が必要であると判断される場合、予め記憶されている地肌検出部207で検出された結果を用いて、地肌補正を行う。そうして必要に応じて地肌処理された画像データは、色変換処理部303へと渡される。ここでもまた、像域分離処理部201の結果である分離データを用いて、例えば、無彩であるならば黒文字と仮定でき、それに基づいてCMYK変換を行うときに、墨単色処理を施すことができる。この色変換処理部303で処理された画像信号は、解像度変換処理部304で、任意の変倍処理が行われた後、γ処理部305へと送られ、予め定められた蓄積画像特性から出力特性のγ変換を行う。また、γ処理部305の処理後のデータを用いて、中間調処理部306では画像書込み部103の特性に合うような階調処理を施す。階調処理としては、例えば、ディザ処理や誤差拡散処理である。また、画像書込み部103の階調の深さ(ビット数)の変換もここで行う。例えば、1bitの出力であるならば、ここで、入力された8bitの信号に対してディザ処理を行いながら1bit化を行う。
こうして、画像処理部112で処理された信号は、一旦、再度、メモリ105、HDD106を経由して、画像書込み部103に入力される。画像書込み部103では、CMYKからなる、デジタル画像データを受け取ると、レーザービームを用いた電子写真プロセスを使って、転写紙に受け取った画像データを出力する。
ここで、画像読み取り部101から読み取り画像補正部102、読み取り画像補正部102から画像処理部112、画像処理部112から画像書込み部103へとデータが転送される際には、画像データ拡張バス100を経由して、それぞれの入出力が行われる。そのとき、これらを制御しているタイミングによっては、例えば、画像処理部112によって施された画像データを画像書込み部103で出力しようとしても、エンジンプロッタの状態では、まだ紙出力への準備ができていないことがある。そのようなときは、一旦、メモリ105あるいはHDD106に画像データを保持する。また、画像データ拡張バス100は、各モジュールが共有するので、その入出力を調整する画像データ拡張バス制御部104によって制御される。ここでは、前述したメモリ105あるいはHDD106もこの画像データ拡張バス制御部104に接続されており、記憶媒体であるRAMなどのメモリ105やHDD106などが接続されている。
前記メモリ105では、実際には、画像読み取り部101におけるラインスキャナによって読み取られた画像データを画像処理部112に転送する際、転送速度とそのときの処理に応じてメモリ105に画像データが保持される。すなわち、画像読み取り部101の読み取り動作と、画像処理部112の画像処理動作が並行して行われているとき等である。この場合の並行とは読み取り動作と画像処理動作が直接関連していない処理として実行されていることを意味する。このように画像読み取り部101と画像処理装置112で別の処理が施されているときに、メモリ105に画像データが保持される。その後、必要に応じて、HDD106へ画像データを格納して、データの再利用などに用いたりする。
これまでの述べた処理は、紙出力だけを目的とした場合のもので、原稿を読み取って得られた画像データを蓄積する場合もある。以下、再利用を目的にデバイス依存しない形式で蓄積する処理について説明する。
図4はデバイス依存しない形式に蓄積するまでの処理及び蓄積された画像データを用いて紙出力するまでの処理の処理手順を示すフローチャートである。
原稿がスキャナなどの画像読み取り部101において読み取られ、画像データとして形成されたのち、画像処理部112においてデバイス依存しない画像データに変換される。そして、この画像データを蓄積するかどうかが判断され(ステップ401)、蓄積する場合には、再利用モードとして蓄積するかどうかが判断される(ステップ402)。再利用モードとして蓄積する場合には、読み取り画像補正部102では地肌検出のみ実行し(ステップ403)、画像データをHDD106に蓄積する(ステップ405)。一方、画像データを蓄積しない場合、及び画像データを再利用モードとして蓄積しない場合には読み取り画像補正部102では、地肌検出と同時に地肌処理を施して(ステップ404)、HDD106に蓄積する(ステップ405)。
このデバイスに依存しない画像データの特性としては、例えば、色空間であれば、標準色空間であるsYCCや、AdobeRGB空間、又は、予め機器として共通に定められたRGB空間などを使用する。また、空間周波数等も定め、そのような画像特性となるように画像処理部112を使って変換される。その後、画像データは画像データ拡張バス100を介してHDD106に送られ、蓄積される。
蓄積された画像データを用いて、紙出力する場合には、HDD106に蓄積された画像データをメモリ105、拡張バス制御部104を介して画像処理部112に転送される。このとき。画像処理部112では、紙出力が目的であることから、デバイス依存しない形式の特性から画像書込み部103の特性に合った画像処理変換が行われる。その後、一旦、メモリ105を介してから、画像書込み部103によって紙出力がされる。その際、再利用モードで画像処理を行って蓄積した画像データについては、地肌処理が行われた画像データではないので、画像処理部112で前記画像データに対して地肌処理を行って(ステップ406)画像書込み部103に転送し、再利用モードでない場合には、画像処理部112では地肌処理を施すことなく(ステップ407)画像書込み部103に転送する。
ステップ401で画像データをメモリ1015あるいはHDD106に蓄積しないと判断し、再利用モードとして蓄積する場合にはステップ403で地肌検出のみ行う。この地肌検出は地肌検出・第1地肌検出処理部207によって実行される。この処理では、まず、操作者よる設定が可能な操作パネルなどにより、画像を読み取る前に、その読み取った画像データをHDD106等に蓄積するかどうかを選択させる。この選択結果が、画像データを蓄積しないとされている場合は、画像読み取り部101で読み取られた画像データに対して、読み取り画像補正部102で処理される際、地肌検出及び第1地肌処理207により必要に応じて地肌処理も行われる。そして、一旦画像データがメモリ105などに保管された後、画像処理部112で出力に向けた画像処理が施され、画像データが出力される。その際、画像処理部112における第2地肌処理部307では地肌処理は行わない。これは、既に第1地肌処理207によって地肌処理が施されるためである。このように、先に地肌処理を行い、例えば、原稿の地肌部分の画像データをすべて白地(255)にすることにより、圧縮処理部206に入力される画像データの圧縮効果の高い画像データが得られるので、結果的に圧縮処理部206による圧縮率は向上し結果、メモリ105で使用されるメモリ量が少なくて済むことになる。
ステップ402で再利用モードとして蓄積するかどうかを判断する際、蓄積する画像データを再度出力するときにおいて、蓄積時に設定された画質設定状態で出力することのみを許す再使用蓄積モードか、蓄積された画像データに対して後から出力するときに出力する画質設定を選択することが可能な再利用蓄積モードかを選択し、データ蓄積を行う場合、再使用蓄積モードでは地肌検出・第1地肌処理部207で地肌処理を行い、再利用蓄積モードでは第2地肌処理部307で地肌処理を行う。
この処理では、画像データを読み取る前に、操作者による設定が可能な操作パネルにより、その読み取る画像データをHDD106などに蓄積させるかどうかを選択させる。このとき、蓄積が選択された場合、この蓄積画像データは再使用しかしない再使用モードか、再利用可能な状態で蓄積する再利用モードかを選択させる。再使用モードとは、例えば、読み取る際に設定されたモードのみでしか使用しないようなことを意味する。具体的には、画像データは蓄積するものの、FAX出力で、しかも文字原稿に特化した画質で、出力する解像度も決められており、このように設定した画像形式でのみ再出力を行わないようなモードのことである。一方、再利用モードとは、蓄積される画像データは、蓄積された後、どのように使うか分からず、また、今蓄積と同時に出力する場合でも、その出力した形式とは別の出力を行うことを可能とする蓄積モードである。具体的には、読み取った原稿をフルカラーコピー出力し、同時に再利用モードで蓄積し、その後、蓄積された画像モードは出力先から画質モード、カラーモードなどすべてが設定可能で、例えば、ネットワークなどを通じてPCへの画像データの送信時に解像度を好みに指定し、モノクロ2値で送信することを可能とするようなモードである。
そこで、まず、ユーザが再使用蓄積モードを設定したとする。すなわち、再使用蓄積モードのときに地肌処理がONになっている場合、画像読み取り部101によって読み取られた画像データは、読み取り画像補正部102における地肌検出・第1地肌処理207によって原稿の地肌を検出し、その検出結果に応じて地肌除去処理が行われる。このように地肌除去処理された画像データに対して、スキャナγ処理部204、フィルタ処理部202、色変換処理部203、圧縮処理部206で順に当該処理部に設定された処理がなされ、画像データが圧縮された状態でHDD106に蓄積される。この蓄積された画像データは、再使用蓄積モードであるため、蓄積されるときに設定された画質モード出力形態によって出力される。例えば、読み取り時に、解像度300dpi、グレースケール8bit画像でJPEG圧縮された電子データとして出力される用のデータに設定されていたとしたら、画像処理部112でそのような画像になるように画像処理を施して出力する。しかし、このように設定されたデータとして蓄積すると、当該蓄積された画像データを数日後、操作者が出力しようとしたときも、前記のように設定された画像データのみでしか出力はできない。
一方、ユーザが再利用蓄積モードを指定した場合、このときの読み取りから蓄積までの動作は、再使用蓄積モードとは異なり、蓄積画像は後でいろいろな処理を行うことがある。そこで、地肌処理がONになっていたとしても、画像読み取り101によって読み取られた画像データは、読み取り画像補正部102における地肌検出・第1地肌処理部207においては、原稿の地肌の検出を行い、同時に検出結果をその画像データがHDD106などの大容量記憶装置に蓄積する。しかし、地肌検出・第1地肌処理部207では地肌除去処理は行わない。その地肌除去処理を行わない画像データに対して、スキャナγ、フィルタ処理、色変換処理などの画像処理を施し、圧縮処理部206によって圧縮され、HDD106などの記憶装置に記憶される。
この記憶された画像データを出力するときは、読み取り時に設定された出力形態で出力することも可能であるし、また、それとは別の出力形態で出力することも可能である。このとき、出力形態が地肌処理を行うというようになっている場合は、蓄積された画像データを出力形態へと画像処理を行う画像処理部112における第2地肌処理部307で地肌処理を行う。これと並行して画像データを蓄積する際に一緒に蓄積保管された地肌検出・第1地肌処理部207による原稿の地肌検出結果に基づいて地肌処理を行う。この再利用蓄積モードは再使用蓄積モードとは異なり、出力用途に応じて形式を変更することが可能であり、もちろん、地肌処理のON/OFFにおける画像データの反映の可否についても変更可能である。
このようなモードがある利点は、蓄積された画像データを再出力する際、出力方式が決まっているときには、それに適した画像処理を先に施すこと、特に、地肌除去処理を施すことにより、圧縮率を高め、結果的にHDDなどの蓄積容量の圧迫を防ぐことが可能になるからである。一方、再出力する際の出力方式を後で決めるような場合には、地肌処理などを画像処理部112で行う方式に変更することにより、再出力する際のユーザの機能選択を増やすことができる。
なお、これは、蓄積することのみの動作だけはなくとも良い。例えば、蓄積しながら出力するときにおいても操作は同様であり、そのときの蓄積モード選択に応じた画像処理を行う。
また、画像出力を同時に複数設定した場合には、以下のように処理する。
この処理では、画像読み取り部101で出力するための原稿を読み取る前に、操作部111(PCからの入力も含む)において、出力するモードを選択する。このとき、出力する形態が、複数、例えば、3つあるとする。1つ目は等倍でフルカラーコピー、2つ目は200×100dpiでの2値FAX画像出力、3つ目は、PCへの出力するために300dpi・RGB画像の出力だとする。また、このとき1つ目と2つ目は、地肌処理はONであり、3つ目のみ地肌処理はOFFだったとする。この出力形態では、まず、画像読み取り部101で読み取られた画像が読み取り画像補正部102によって汎用的なRGB画像データへと変換される。このとき、読み取り画像補正部102では地肌除去処理は行わずに地肌検出のみを行い、その検出結果と一緒に画像データを一旦HDD106に保管する。
その後、順次、指定された出力データとなるように、画像処理部112において画像処理を施す。今回の例では3つの出力があるので、同じ画像データに対して、3回画像処理部112にデータを渡してそれぞれの出力データになるように画像処理が行われる。例えば、1つ目においては、まず伸張処理部301で伸張された画像データをフィルタ処理部302で出力特性に合うようにフィルタ処理し、また、地肌処理がONの指定であることから、第2地肌処理部307で地肌処理を行う。色変換処理部303では紙出力形式になるようにRGB画像データがCMYK画像データへと変換され、さらに、γ処理、中間調処理で適切な処理が施されて出力される。その後、2つ目、3つ目も同様な処理が施され、出力される。その際、地肌処理に関しては、出力が複数ある場合、その都度ON/OFFの指定が変わることがある。それを可能にするために、地肌処理は第2地肌処理部307で行うことにして画像データに対する出力の機能を増やすようにしている。
本実施形態では、図1に示したように外部I/F制御部107が設けられ、NIC108を介して外部の同様な画像処理機器と画像データの送受信を行うことができる。例えば、画像処理装置Aと画像処理装置Bがあったとすると、画像処理装置Aによって読み取られ、読み取り画像補正部102で汎用なRGBデータに変換され、HDD106に画像データが記憶されているとする。そのとき、この画像データを画像処理装置Aから出力するのではなく、画像処理装置Bの画像書込み部103へ出力するとき、画像処理装置Aに蓄積されている画像データを画像処理装置Bへ送信した後、画像処理装置Bの画像処理部112において画像処理が施される。
また、画像処理装置Bの画像処理部112において必要な情報、例えば、第2地肌処理部307によって地肌除去処理を行うための地肌検出結果なども、送信した画像データと共に送り、その結果に基づいて処理を行うことになる。
このように、ネットワークなどの送信においても画像データと出力するための情報を送信することにより別の機器での画像出力が可能となる。
前述のように複数の処理を行う場合、あるいは複数の機器間で送受信を行って画像蓄積あるいは画像出力を行う場合、第2地肌処理部で地肌処理を行っているが、読み取られた画像データをネットワーク経由で別の機器で連結出力するとき、第1地肌処理手段によって地肌処理を行う場合もある。このような場合とは、出力する原稿を読み取る画像処理装置において、読み取る機器である画像処理装置Aと、その画像処理装置Aとデータの送受信が可能であって、当該画像処理装置Aと同様な構成の画像処理装置Bの2つの装置への同時出力動作の場合である。この場合、出力装置は2台あるが、画像処理装置Aと画像処理装置Bの出力結果は同じものを望んでいる。そこで、画像処理装置Aにおいて、読み取り装置によって読み取った画像データを、読み取り画像補正部102では汎用のRGB画像データを生成する。これは同じような機器であっても、プロッタ特性は違うためで、そのための処理は各々の処理で行い、まずは、その前の処理として統一された画像データへ変換する。このとき、地肌除去がONとなっている場合は、予め読み取り画像補正部102で第1地肌処理部207による地肌処理を行っておく。これは、地肌に関しては原稿読み取りの画像データに依存するが、それぞれの機器によって特性の違いは関係ないからである。また、地肌処理を先に施すことにより、画像データの圧縮率を高めることが可能となり、データ量が小さくなることからデータの送信に少ない量での転送が可能となる。
なお、本実施形態における各処理はプログラム化され、デジタル複合機内の制御回路のCPUによって実行される。
以上のように本実施形態によれば、画像読み取り部101で読み取られた画像データに処理を施し、一旦、メモリ105又はHDD106に記憶し、その記憶されたデータに対して画像処理を施して出力するようにしたので、記憶する前後で地肌除去を施すことが可能となり、記憶する前の地肌処理と記憶する後の地肌処理を、それぞれもしくは同時に選択することができる。これにより、メモリ105あるいはHDD106のメモリ容量の削減を目的にした場合には、地肌除去を先に行い、また、蓄積した後の画像の再利用性を高めるためには記憶手段の後段で地肌除去するというように、場合において処理を切り分けることができる。これにより、記憶手段の容量が圧迫されることがなく、地肌を除去するか出力するかの選択が可能になる。
本発明の実施形態に係るデジタル複合機の構成を示すブロック図である。 図1の読み取り画像補正部における画像処理工程を示すブロック図である。 図1の画像処理部における画像処理工程を示すブロック図である。 デバイス依存しない形式に蓄積するまでの処理及び蓄積された画像データを用いて紙出力するまでの処理の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 画像データ拡張バス
101 画像読み取り部
102 読み取り画像補正部
103 画像書込み部
104 画像データ拡張バス制御部
105 メモリ
106 HDD
107 外部I/F制御部
111 操作部
201 像域分離処理部
203 色変換処理部
206 圧縮処理部
207 地肌検出・第1地肌処理部
301 伸張処理部
303 色変換処理部
307 第2地肌処理部

Claims (8)

  1. 原稿を読み取り、画像データに変換する画像読み取り手段と、
    原稿の地肌検出を行う地肌検出手段及び前記地肌検出手段の検出結果に応じて地肌処理
    を行う第1地肌処理手段を含み、前記画像読み取り手段によって読み取られた画像の前記
    画像データに対して所定のデータ特性に補正する読み取り画像補正手段と、
    前記地肌検出手段の検出結果に応じて地肌処理を行う第2地肌処理手段を含み、出力す
    る特性に応じて前記画像データに画像処理を施す画像処理手段と、
    前記読み取り画像補正手段又は前記画像処理手段からの画像データを記憶する記憶手段
    と、
    前記記憶手段に記憶された画像データを出力するデータ出力手段と、
    前記画像データを前記記憶手段に蓄積するときに設定された画質設定状態を用いて出力する再使用蓄積モード、あるいは前記記憶手段に蓄積された画像データに対して後から出力するときに出力する画質設定を選択することが可能な再利用蓄積モードのいずれかを、データ蓄積時に選択する蓄積モード選択手段と、
    を備え、
    前記蓄積モード選択手段によって再使用蓄積モードが設定されているときには第1地肌処理手段によって入力時に地肌処理を行い、再利用蓄積モードが選択されているときには第2地肌処理手段によって出力時に地肌処理を行うこと
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置であって
    前記画像データを前記記憶手段にデータ蓄積するかどうかを判断する蓄積判断手段を備え、
    前記蓄積判断手段がデータ蓄積を行わないと判断したとき、前記読み取り画像補正手段は前記第1地肌処理手段によって前記再使用蓄積モードで実行される地肌処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像処理装置であって
    読み取った原稿の画像データに対して複数の出力設定を行う複数出力設定手段を備え、 前記複数出力設定手段によって複数の出力設定がなされた場合、その出力の画像データ形式が異なるときは、それぞれの画像データ設定に合うように第2地肌処理手段によって地肌処理を行うこと
    を特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項記載の画像処理装置であって
    通信手段を介して外部機器と前記画像データを送受信する外部I/F制御手段をさらに
    備えていること
    を特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項記載の画像処理装置であって
    読み取った原稿の画像データを、前記通信手段を介し外部機器によって連結出力すると
    き、前記第1地肌処理手段によって地肌処理を行うこと
    を特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項記載の画像処理装置であって
    前記画像データを前記記憶手段にデータ蓄積するかどうか判断する蓄積判断手段と、
    蓄積する画像データを再度出力するとき、蓄積時に設定された画質設定状態を用いて出力する再使用蓄積モードか、蓄積された画像データに対して後から出力するときに出力する画質設定を選択することが可能な再利用蓄積モードかを選択する蓄積モード選択手段と、
    を備え、
    前記蓄積モード選択手段によって再利用画像であるとされた画像データを、前記通信手
    段を介して外部機器に出力する際、前記地肌検出手段によって検出された地肌検出結果も
    同時に前記外部機器に送信すること
    を特徴とする画像処理装置。
  7. 画像読み取り手段によって原稿を読み取り、画像データに変換する第1の工程と、
    第1の工程で読み取った画像データから原稿の地肌検出を行うとともに、その検出結果に応じて第1の地肌処理を行い、前記読み取った画像データに対して所定のデータ特性に補正手段によって補正する第2の工程と、
    前記第1の地肌処理の後段で前記画像データに対して前記地肌検出した検出結果に応じて第2の地肌処理を行い、出力する特性に応じて前記画像データに画像処理手段によって画像処理を施す第3の工程と、
    前記第2の工程で補正された画像データ又は前記第3の工程で処理された画像データを記憶手段に記憶する第4の工程と、
    前記第4の工程で記憶された画像データを出力手段から出力する第5の工程と、
    前記第4の工程で画像データを前記記憶手段に蓄積するときに設定された画質設定状態を用いて出力する再使用蓄積モード、あるいは前記記憶手段に蓄積された画像データに対して後から出力するときに出力する画質設定を選択することが可能な再利用蓄積モードのいずれかを、データ蓄積時に選択手段によって選択する第6の工程と、
    前記第6の工程で再使用蓄積モードが設定されているときには第1地肌処理手段によって入力時に地肌処理を行い、再利用蓄積モードが選択されているときには第2地肌処理手段によって出力時に地肌処理を行う第7の工程と、
    を備えていることを特徴とする画像処理方法
  8. コンピュータに地肌処理を含む画像処理を実行させる画像処理プログラムであって、
    原稿を読み取り、画像データに変換する第1の手順と、
    第1の手順で読み取った画像データから原稿の地肌検出を行うとともに、その検出結果に応じて第1の地肌処理を行い、前記読み取った画像データに対して所定のデータ特性に補正する第2の手順と、
    前記第1の地肌処理の後段で前記画像データに対して前記地肌検出した検出結果に応じて第2の地肌処理を行い、出力する特性に応じて前記画像データに画像処理を施す第3の手順と、
    前記第2の手順で補正された画像データ又は前記第3の手順で処理された画像データを記憶手段に記憶する第4の手順と、
    前記第4の手順で記憶された画像データを出力する第5の手順と、
    前記第4の手順で画像データを前記記憶手段に蓄積するときに設定された画質設定状態を用いて出力する再使用蓄積モード、あるいは前記記憶手段に蓄積された画像データに対して後から出力するときに出力する画質設定を選択することが可能な再利用蓄積モードのいずれかを、データ蓄積時に選択する第6の手順と、
    前記第6の手順で再使用蓄積モードが設定されているときには第1地肌処理手段によって入力時に地肌処理を行い、再利用蓄積モードが選択されているときには第2地肌処理手段によって出力時に地肌処理を行う第7の手順と、
    を備えていることを特徴とする画像処理プログラム
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