JP2006059896A - 電界効果型トランジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】バックグランドキャリアに起因したオフ電流の低減を可能とする構造を有する電界効果型トランジスタを提供する。
【解決手段】電界効果型トランジスタは、ゲート電極12、ゲート絶縁層13、ソース/ドレイン電極21、並びに、ゲート電極12へのゲート電圧への印加によって誘起されるチャネル領域15をその一部分に有する有機半導体材料層14を備えており、ソース/ドレイン電極21は、(a)ゲート絶縁層13及びチャネル領域15を構成する有機半導体材料層14の部分に接しており、チャネル領域15に電荷注入可能な第1の導電材料から成る第1導電材料層22、並びに、(b)チャネル領域15を構成しない有機半導体材料層14の部分に接しており、第1の導電材料よりも有機半導体材料層14への電荷注入効率の悪い第2の導電材料から成る第2導電材料層23から成る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電界効果型トランジスタ(FET)、詳しくは、チャネル領域が有機半導体材料層から構成された電界効果型トランジスタに関する。
従来の電界効果型トランジスタ(FET)の一種である薄膜トランジスタ(TFT)においては、チャネル領域を構成する半導体層としてSiやGaAs、InGaAs等の無機半導体材料が用いられているが、これらの無機半導体材料を用いたTFTの製造工程では400゜C以上の高温のプロセスが必要とされる。そのため、無機半導体材料を用いたTFTをプラスチックス等の柔らかく、割れ難く、軽い支持体(基板)上に作製することは極めて困難である。
一方、チャネル領域を有機半導体材料層から構成するTFT(以下、有機TFTと呼ぶ)は、プラスチックスの耐熱温度よりも低い温度で製造が可能である。また、塗布可能な材料に基づき製造可能であることから、低コスト、大面積に向いた半導体素子として期待されている。
ところで、従来の有機TFTでは、有機半導体材料層の導電型がp型である場合、係る有機半導体材料層と良好なオーミック接合を形成するために、ソース/ドレイン電極は、金(Au)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)といった金属材料から構成されており、あるいは又、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸[PEDOT/PSS]や不純物をドーピングしたポリアニリン、あるいは又、カーボンナノチューブから構成されている。そして、ソース/ドレイン電極の厚さは、典型的には50nm以上である。
特開2003−229579 特開2004−103905
一般に、有機半導体材料は、大気中の酸素や水中に存在する溶存酸素、あるいは、溶媒中の不純物によって酸化される可能性があり、酸化された場合、有機半導体材料にはホールがドーピングされる。そして、このホールに基づくバックグランドキャリアの増加は、オフ電流を増大させる。この傾向は、ソース/ドレイン電極の厚さが厚いほど、著しくなる。この状態を、模式的に図7に示す。即ち、ゲート電極112にゲート電圧を印加したとき、ソース/ドレイン電極121間の有機半導体材料層114であって、ゲート絶縁層113の近傍の部分にはチャネル領域115が形成される。尚、一方のソース/ドレイン電極121からチャネル領域115を経由して他方のソース/ドレイン電極121へと流れる電流を、図7においては矢印で示す。そして、ソース/ドレイン電極121の厚さが厚いと、バックグランドキャリアの増加に起因して、ゲート電極112によって制御することができない有機半導体材料層114のチャネル領域115から離れた部分114Aにおいて、オフ電流(図7においては、その流れを模式的に点線で示す)が増大する。尚、図7中、参照番号111は支持体である。
金属材料から成るソース/ドレイン電極と、チャネル領域を構成する有機半導体材料層とが、直接、接触していない構造を有する有機TFTが、例えば、特開2003−229579や特開2004−103905から公知である。
特開2003−229579に開示された技術にあっては、ソース/ドレイン電極は、金属から成る部分と、チャネル領域を構成する有機伝導性化合物層と接触する金属化合物の部分から構成されている。ここで、金属化合物として、例えば、周期律表第6族から11族の金属原子を含有する化合物が挙げられ、この中でもイリジウム、ロジウム、ルテニウム、白金、金、銀、サマリウム、オスミウム、パラジウム、ニッケル、コバルト、ユーロピウム等の金属化合物が好ましく、あるいは又、これらの金属の塩が好ましいとされ、あるいは又、これらの金属の錯体から選択することができるとされている(特開2003−229579の段落番号[0023]参照)。
また、特開2004−103905に開示された技術にあっては、ソース/ドレイン電極と、チャネル領域を構成する有機半導体層との間に、ITOやIZO、酸化錫、酸化亜鉛等の金属の酸化物や窒化物や酸化物、金属や合金、有機化合物から成るバッファ層が形成されている(特開2004−103905の段落番号[0012]参照)。
しかしながら、これらの特許公開公報に開示された有機TFTにあっては、バックグランドキャリアに起因したオフ電流の低減に関して、記載も示唆も認められない。
従って、本発明の目的は、バックグランドキャリアに起因したオフ電流の低減を可能とする構造を有する電界効果型トランジスタを提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の第1の態様に係る電界効果型トランジスタは、
(A)ゲート電極、
(B)ゲート絶縁層、
(C)ソース/ドレイン電極、並びに、
(D)ソース/ドレイン電極間に位置し、ゲート絶縁層を介してゲート電極と対向し、ゲート電極へのゲート電圧の印加によって誘起されるチャネル領域をその一部分に有する有機半導体材料層、
を備えた電界効果型トランジスタであって、
ソース/ドレイン電極は、
(a)ゲート絶縁層及びチャネル領域を構成する有機半導体材料層の部分に接しており、チャネル領域に電荷注入可能な第1の導電材料から成る第1導電材料層、並びに、
(b)チャネル領域を構成しない有機半導体材料層の部分に接しており、第1の導電材料よりも有機半導体材料層への電荷注入効率の悪い第2の導電材料から成る第2導電材料層、
から成ることを特徴とする。
上記の目的を達成するための本発明の第2の態様に係る電界効果型トランジスタは、
(A)ゲート電極、
(B)ゲート絶縁層、
(C)ソース/ドレイン電極、並びに、
(D)ソース/ドレイン電極間に位置し、ゲート絶縁層を介してゲート電極と対向し、ゲート電極へのゲート電圧の印加によって誘起されるチャネル領域をその一部分に有する有機半導体材料層、
を備えた電界効果型トランジスタであって、
ソース/ドレイン電極は、
(a)ゲート絶縁層及びチャネル領域を構成する有機半導体材料層の部分に接する第1導電材料層、並びに、
(b)チャネル領域を構成しない有機半導体材料層の部分に接する第2導電材料層、
から成り、
第1導電材料層と有機半導体材料層との間の接触抵抗値は、第2導電材料層と有機半導体材料層との間の接触抵抗値よりも低いことを特徴とする。
上記の目的を達成するための本発明の第3の態様に係る電界効果型トランジスタは、所謂ボトムゲート型の電界効果型トランジスタであって、
(A)支持体上に形成されたゲート電極、
(B)ゲート電極の上及び支持体の上に形成されたゲート絶縁層、
(C)ゲート絶縁層上に形成されたソース/ドレイン電極、並びに、
(D)ソース/ドレイン電極間のゲート絶縁層の部分の上に位置し、ゲート絶縁層を介してゲート電極と対向し、ゲート電極へのゲート電圧の印加によって誘起されるチャネル領域をその一部分に有する有機半導体材料層、
を備えた電界効果型トランジスタであって、
ソース/ドレイン電極は、
(a)ゲート絶縁層及びチャネル領域を構成する有機半導体材料層の部分に接しており、チャネル領域に電荷注入可能な第1の導電材料から成る第1導電材料層、並びに、
(b)チャネル領域を構成しない有機半導体材料層の部分に接しており、第1の導電材料よりも有機半導体材料層への電荷注入効率の悪い第2の導電材料から成る第2導電材料層、
から成ることを特徴とする。
上記の目的を達成するための本発明の第4の態様に係る電界効果型トランジスタは、所謂ボトムゲート型の電界効果型トランジスタであって、
(A)支持体上に形成されたゲート電極、
(B)ゲート電極の上及び支持体の上に形成されたゲート絶縁層、
(C)ゲート絶縁層上に形成されたソース/ドレイン電極、並びに、
(D)ソース/ドレイン電極間のゲート絶縁層の部分の上に位置し、ゲート絶縁層を介してゲート電極と対向し、ゲート電極へのゲート電圧の印加によって誘起されるチャネル領域をその一部分に有する有機半導体材料層、
を備えた電界効果型トランジスタであって、
ソース/ドレイン電極は、
(a)ゲート絶縁層及びチャネル領域を構成する有機半導体材料層の部分に接する第1導電材料層、並びに、
(b)チャネル領域を構成しない有機半導体材料層の部分に接する第2導電材料層、
から成り、
第1導電材料層と有機半導体材料層との間の接触抵抗値は、第2導電材料層と有機半導体材料層との間の接触抵抗値よりも低いことを特徴とする。
上記の目的を達成するための本発明の第5の態様に係る電界効果型トランジスタは、所謂トップゲート型の電界効果型トランジスタであって、
(A)支持体上に形成されたソース/ドレイン電極、
(B)ソース/ドレイン電極間に位置する支持体の部分の上に形成された有機半導体材料層、
(C)有機半導体材料層の上に形成されたゲート絶縁層、並びに、
(D)ゲート絶縁層上に形成されたゲート電極、
を備えた電界効果型トランジスタであって、
有機半導体材料層は、ゲート絶縁層を介してゲート電極と対向し、ゲート電極へのゲート電圧の印加によって誘起されるチャネル領域をその一部分に有し、
ソース/ドレイン電極は、
(a)ゲート絶縁層及びチャネル領域を構成する有機半導体材料層の部分に接しており、チャネル領域に電荷注入可能な第1の導電材料から成る第1導電材料層、並びに、
(b)チャネル領域を構成しない有機半導体材料層の部分に接しており、第1の導電材料よりも有機半導体材料層への電荷注入効率の悪い第2の導電材料から成る第2導電材料層、
から成ることを特徴とする。
上記の目的を達成するための本発明の第6の態様に係る電界効果型トランジスタは、所謂トップゲート型の電界効果型トランジスタであって、
(A)支持体上に形成されたソース/ドレイン電極、
(B)ソース/ドレイン電極間に位置する支持体の部分の上に形成された有機半導体材料層、
(C)有機半導体材料層の上に形成されたゲート絶縁層、並びに、
(D)ゲート絶縁層上に形成されたゲート電極、
を備えた電界効果型トランジスタであって、
有機半導体材料層は、ゲート絶縁層を介してゲート電極と対向し、ゲート電極へのゲート電圧の印加によって誘起されるチャネル領域をその一部分に有し、
ソース/ドレイン電極は、
(a)ゲート絶縁層及びチャネル領域を構成する有機半導体材料層の部分に接する第1導電材料層、並びに、
(b)チャネル領域を構成しない有機半導体材料層の部分に接する第2導電材料層、
から成り、
第1導電材料層と有機半導体材料層との間の接触抵抗値は、第2導電材料層と有機半導体材料層との間の接触抵抗値よりも低いことを特徴とする。
本発明の第1の態様〜第6の態様に係る電界効果型トランジスタにあっては、第1導電材料層と第2導電材料層とが積層されている構成とすることができる。あるいは又、本発明の第1の態様〜第4の態様に係る電界効果型トランジスタにあっては、第2導電材料層は、第1導電材料層よりもチャネル領域から離れた所に、第1導電材料層と並置して配されている構成とすることができる。
また、本発明の第3の態様及び第4の態様に係る電界効果型トランジスタにあっては、ゲート絶縁層と第1導電材料層との間に密着層が形成されていることが好ましく、この場合、密着層の厚さは1nm以上5nm以下であることが望ましい。
上述した好ましい形態、構成を含む本発明の第1の態様〜第6の態様に係る電界効果型トランジスタ(以下、これらを総称して、単に、本発明の電界効果型トランジスタと呼ぶ場合がある)において、チャネル領域の平均厚さをtC、第1導電材料層の厚さをt1としたとき、1≦t1/tC≦10 を満足することが好ましい。また、これらの形態を含む本発明の電界効果型トランジスタにおいては、第1導電材料層の厚さは1nm以上10nm以下であることが望ましい。
本発明の第2の態様、第4の態様、あるいは、第6の態様に係る電界効果型トランジスタにあっては、代替的に、有機半導体材料層に対して第1導電材料層がオーミック接合するような材料から第1の導電材料を選択し、有機半導体材料層に対して第2導電材料層は非オーミック接合するような材料から第2の導電材料を選択してもよい。
あるいは又、本発明の第2の態様、第4の態様、あるいは、第6の態様に係る電界効果型トランジスタにあっては、チャネル領域のシート抵抗値をR、チャネル領域を構成しない有機半導体材料層の部分の比抵抗値をρとしたとき、
ρ/t2>R・tC/t1
を満足することが望ましい。
以上に説明した好ましい形態、構成を含む本発明の電界効果型トランジスタにおいて、有機半導体材料層を構成する有機半導体材料の導電型がp型の場合、第1の導電材料として、金(Au)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)といった仕事関数の大きな金属材料、ポリエチレンスルホン酸をドープしたポリエチレンジオキシチオフェン、ドデシルベンゼンスルホン酸をドープしたポリアニリンから成る群から選択された1種類の材料を挙げることができ、第2の導電材料として、チタン(Ti)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、リチウム(Li)から成る群から選択された1種類の材料を挙げることができる。尚、第1の導電材料を金、白金、パラジウムとする場合、密着層を、クロム(Cr)やチタン(Ti)から構成することができるし、また、第1の導電材料を金とする場合、密着層を、メルカプト系のシランカップリング剤(例えば、メルカプトプロピルトリメトキシシラン)の自己組織単分子膜から構成することができる。
一方、有機半導体材料層を構成する有機半導体材料の導電型がn型の場合、第1の導電材料として、チタン(Ti)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、リチウム(Li)から成る群から選択された1種類の材料を挙げることができ、第2の導電材料として、金(Au)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ポリエチレンスルホン酸をドープしたポリエチレンジオキシチオフェン、ドデシルベンゼンスルホン酸をドープしたポリアニリンから成る群から選択された1種類の材料を挙げることができる。
以上に説明した好ましい形態、構成を含む本発明の電界効果型トランジスタにおいて、有機半導体材料層を構成する材料として、具体的には、2,3,6,7−ジベンゾアントラセン(ペンタセンとも呼ばれる)、C99(ベンゾ[1,2−c;3,4−c’;5,6−c”]トリス[1,2]ジチオール−1,4,7−トリチオン)、C24146(アルファ−セキシチオフェン)、銅フタロシアニンで代表されるフタロシアニン、フラーレン(C60)、テトラチオテトラセン(C1884)、テトラセレノテトラセン(C188Se4)、テトラテルルテトラセン(C188Te4)、ポリ(3−ヘキシルチオフェン)、ポリフルオレン(C1310)、導電型がp型であるポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸[PEDOT/PSS]を挙げることができる。尚、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)の構造式(1)、ポリスチレンスルホン酸の構造式(2)を図4に示す。尚、一般に、有機半導体材料層がn型、p型のどちらの極性になるかは、有機半導体材料層の作製・形成条件に依存する。
あるいは又、有機半導体材料層として、例えば、以下に例示する複素環式共役系導電性高分子及び含ヘテロ原子共役系導電性高分子を用いることができる。尚、構造式中、「R」,「R’」はアルキル基(Cn2n+1)を意味する。
[複素環式共役系導電性高分子]
ポリピロール[図4の構造式(3)参照]
ポリフラン[図4の構造式(4)参照]
ポリチオフェン[図4の構造式(5)参照]
ポリセレノフェン[図4の構造式(6)参照]
ポリテルロフェン[図4の構造式(7)参照]
ポリ(3−アルキルチオフェン)[図4の構造式(8)参照]
ポリ(3−チオフェン−β−エタンスルホン酸)[図4の構造式(9)参照]
ポリ(N−アルキルピロール)[図5の構造式(10)参照]
ポリ(3−アルキルピロール)[図5の構造式(11)参照]
ポリ(3,4−ジアルキルピロール)[図5の構造式(12)参照]
ポリ(2,2’−チエニルピロール)[図5の構造式(13)参照]
[含ヘテロ原子共役系導電性高分子]
ポリアニリン[図5の構造式(14)参照]
ポリ(ジベンゾチオフェンスルフィド)[図5の構造式(15)参照]
あるいは又、有機半導体材料層を構成する有機半導体分子は、共役結合を有する有機半導体分子であって、分子の両端にチオール基(SH)、アミノ基(−NH2)、イソシアノ基(−NC)、チオアセトキシル基(−SCOCH3)又はカルボキシル基(−COOH)を有することが望ましく、より具体的には、有機半導体分子として、以下の材料を例示することができる。
4,4’−ビフェニルジチオール[図6の構造式(16)参照]
4,4’−ジイソシアノビフェニル[図6の構造式(17)参照]
4,4’−ジイソシアノ−p−テルフェニル[図6の構造式(18)参照]
2,5−ビス(5’−チオアセトキシル−2’−チオフェニル)チオフェン[図6の構造式(19)参照]
有機半導体材料層の形成方法として、有機半導体材料層を構成する材料にも依るが、真空蒸着法やスパッタリング法に例示される物理的気相成長法(PVD法);各種の化学的気相成長法(CVD法);スピンコート法;スクリーン印刷法やインクジェット印刷法、オフセット印刷法、グラビア印刷法といった各種印刷法;エアドクタコーター法、ブレードコーター法、ロッドコーター法、ナイフコーター法、スクイズコーター法、リバースロールコーター法、トランスファーロールコーター法、グラビアコーター法、キスコーター法、キャストコーター法、スプレーコーター法、スリットオリフィスコーター法、カレンダーコーター法、浸漬法といった各種コーティング法;及びスプレー法の内のいずれかを挙げることができる。
ゲート電極を構成する材料として、白金(Pt)、金(Au)、パラジウム(Pd)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、ネオジム(Nd)、ルビジウム(Rb)、ロジウム(Rh)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、チタン(Ti)、銅(Cu)、インジウム(In)、錫(Sn)等の金属、あるいは、これらの金属元素を含む合金、これらの金属から成る導電性粒子、これらの金属を含む合金の導電性粒子、ポリシリコン、アモルファスシリコン、錫酸化物、酸化インジウム、インジウム・錫酸化物(ITO)を挙げることができるし、これらの元素を含む層の積層構造とすることもできる。更には、ゲート電極を構成する材料として、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸[PEDOT/PSS]といった有機材料を挙げることもできる。
ゲート電極やソース/ドレイン電極(第1導電材料層及び第2導電材料層)の形成方法として、ゲート電極やソース/ドレイン電極(第1導電材料層及び第2導電材料層)を構成する材料にも依るが、真空蒸着法やスパッタリング法に例示されるPVD法;MOCVD法を含む各種のCVD法;スピンコート法;各種導電性ペーストを用いた上述の各種印刷法;上述した各種コーティング法;リフトオフ法;シャドウマスク法;スプレー法;及び、電解メッキ法や無電解メッキ法あるいはこれらの組合せといったメッキ法の内のいずれか、あるいは、更には必要に応じてパターニング技術との組合せを挙げることができる。尚、PVD法として、(a)電子ビーム加熱法、抵抗加熱法、フラッシュ蒸着等の各種真空蒸着法、(b)プラズマ蒸着法、(c)2極スパッタリング法、直流スパッタリング法、直流マグネトロンスパッタリング法、高周波スパッタリング法、マグネトロンスパッタリング法、イオンビームスパッタリング法、バイアススパッタリング法等の各種スパッタリング法、(d)DC(direct current)法、RF法、多陰極法、活性化反応法、電界蒸着法、高周波イオンプレーティング法、反応性イオンプレーティング法等の各種イオンプレーティング法を挙げることができる。
ゲート絶縁層を構成する材料として、酸化ケイ素系材料、窒化ケイ素(SiNY)、Al23、HfO2、金属酸化物高誘電絶縁膜にて例示される無機系絶縁材料だけでなく、ポリメチルメタクリレート(PMMA)やポリビニルフェノール(PVP)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリオキシメチレン(POM)、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリスルホン、ポリカーボネート(PC)、ポリイミドにて例示される有機系絶縁材料を挙げることができるし、これらの組合せを用いることもできる。尚、酸化ケイ素系材料として、二酸化シリコン(SiOX)、BPSG、PSG、BSG、AsSG、PbSG、酸化窒化シリコン(SiON)、SOG(スピンオングラス)、低誘電率SiO2系材料(例えば、ポリアリールエーテル、シクロパーフルオロカーボンポリマー及びベンゾシクロブテン、環状フッ素樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、フッ化アリールエーテル、フッ化ポリイミド、アモルファスカーボン、有機SOG)を例示することができる。ゲート絶縁層の形成方法として、真空蒸着法やスパッタリング法に例示されるPVD法;各種のCVD法;スピンコート法;上述した各種印刷法;上述した各種コーティング法;浸漬法;キャスティング法;及びスプレー法の内のいずれかを挙げることができる。
支持体として、各種のガラス基板や、表面に絶縁層が形成された各種ガラス基板、石英基板、表面に絶縁層が形成された石英基板、表面に絶縁層が形成されたシリコン基板を挙げることができる。更には、支持体として、ポリエーテルスルホン(PES)やポリイミド、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリメチルメタクリレート(ポリメタクリル酸メチル,PMMA)やポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルフェノール(PVP)に例示される高分子材料から構成されたプラスチック・フィルムやプラスチック・シート、プラスチック基板を挙げることができ、このような可撓性を有する高分子材料から構成された支持体を使用すれば、例えば曲面形状を有するディスプレイ装置や電子機器への電界効果型トランジスタの組込みあるいは一体化が可能となる。支持体として、その他、導電性基板(金等の金属、高配向性グラファイトから成る基板)を挙げることができる。また、電界効果型トランジスタの構成、構造によっては、電界効果型トランジスタが支持部材上に設けられているが、この支持部材も上述した材料から構成することができる。
本発明の電界効果型トランジスタを、ディスプレイ装置や各種の電子機器に適用、使用する場合、支持体に多数の電界効果型トランジスタを集積したモノリシック集積回路としてもよいし、各電界効果型トランジスタを切断して個別化し、ディスクリート部品として使用してもよい。また、電子装置や電界効果型トランジスタを樹脂にて封止してもよい。
本発明において、ソース/ドレイン電極は、(a)ゲート絶縁層及びチャネル領域を構成する有機半導体材料層の部分に接しており、チャネル領域に電荷注入可能な第1の導電材料から成る第1導電材料層、並びに、(b)チャネル領域を構成しない有機半導体材料層の部分に接しており、第1の導電材料よりも有機半導体材料層への電荷注入効率の悪い第2の導電材料から成る第2導電材料層から成り、あるいは又、第1導電材料層と有機半導体材料層との間の接触抵抗値は、第2導電材料層と有機半導体材料層との間の接触抵抗値よりも低い。従って、一方のソース/ドレイン電極を構成する第1導電材料層から、ゲート電極へのゲート電圧の印加によって誘起されたチャネル領域を経由して、他方のソース/ドレイン電極を構成する第1導電材料層へと、電流は容易に流れる。ここで、チャネル領域は、ソース/ドレイン電極間に位置する有機半導体材料層の部分であって、ゲート絶縁層の近傍の部分に誘起される。然るに、一方のソース/ドレイン電極を構成する第2導電材料層から、チャネル領域から離れた有機半導体材料層の部分(この部分は、ゲート電極によっては制御できない、ゲート絶縁層から遠い所に位置する)を経由して、他方のソース/ドレイン電極を構成する第2導電材料層へとは、電流は流れ難い。その結果、ゲート電極によって制御することができない有機半導体材料層のチャネル領域から離れた部分において、バックグランドキャリアの増加に起因してオフ電流が増大するといった現象の発生を確実に回避することができる。しかも、ソース/ドレイン電極は第1導電材料層と第2導電材料層とから構成されているので、ソース/ドレイン電極の低抵抗化を図ることができる。
以下、図面を参照して、実施例に基づき本発明を説明する。
実施例1は、本発明の第1の態様、第2の態様、第3の態様及び第4の態様に係る電界効果型トランジスタの関する。実施例1の電界効果型トランジスタの模式的な一部断面図を図1の(A)に示す。
この実施例1の電界効果型トランジスタは、
(A)ゲート電極12、
(B)ゲート絶縁層13、
(C)ソース/ドレイン電極21、並びに、
(D)ソース/ドレイン電極21間に位置し、ゲート絶縁層13を介してゲート電極12と対向し、ゲート電極12へのゲート電圧の印加によって誘起されるチャネル領域15をその一部分に有する有機半導体材料層14、
を備えている。
あるいは又、実施例1の電界効果型トランジスタは、所謂ボトムゲート(/ボトムコンタクト)型の薄膜トランジスタ(TFT)であり、
(A)支持体11上に形成されたゲート電極12、
(B)ゲート電極12の上及び支持体11の上に形成されたゲート絶縁層13、
(C)ゲート絶縁層13上に形成されたソース/ドレイン電極21、並びに、
(D)ソース/ドレイン電極21間のゲート絶縁層13の部分の上に位置し、ゲート絶縁層13を介してゲート電極12と対向し、ゲート電極12へのゲート電圧の印加によって誘起されるチャネル領域15をその一部分に有する有機半導体材料層14、
を備えている。
そして、ソース/ドレイン電極21は、
(a)ゲート絶縁層13及びチャネル領域15を構成する有機半導体材料層14の部分に接しており、チャネル領域15に電荷注入可能な第1の導電材料から成る第1導電材料層22、並びに、
(b)チャネル領域15を構成しない有機半導体材料層14の部分に接しており、第1の導電材料よりも有機半導体材料層への電荷注入効率の悪い第2の導電材料から成る第2導電材料層23、
から成る。
あるいは又、ソース/ドレイン電極21は、
(a)ゲート絶縁層13及びチャネル領域15を構成する有機半導体材料層14の部分に接する第1導電材料層22、並びに、
(b)チャネル領域15を構成しない有機半導体材料層14の部分に接する第2導電材料層23、
から成り、
第1導電材料層22と有機半導体材料層14との間の接触抵抗値RC1は、第2導電材料層23と有機半導体材料層14との間の接触抵抗値RC2よりも低い。
実施例1の電界効果型トランジスタにあっては、第1導電材料層22と第2導電材料層23とは積層されている。
実施例1において、支持体11は、表面にバッファー層としてSiNX層とSiOY層の積層膜(図示せず)が形成されたガラス基板から成る。また、ゲート電極12は銅から成り、ゲート絶縁層13はSiO2から成り、更には、有機半導体材料層14は導電型がp型のペンタセンから成る。
また、厚さt1が5nmの第1導電材料層22を構成する第1の導電材料は金(Au)であり、厚さt2が50nmの第2導電材料層23を構成する第2の導電材料はクロム(Cr)である。尚、チャネル領域15の平均厚さtCは、3nmである。ここで、第1導電材料層22と有機半導体材料層14との間の接触抵抗値RC1は、100kΩ/□であり、一方、第2導電材料層23と有機半導体材料層14との接触抵抗値RC2は、1GΩ・cmである。また、チャネル領域15のシート抵抗値をR、チャネル領域15を構成しない有機半導体材料層14の部分の比抵抗値をρとしたとき、ρ/t2>R・tC/t1を満足している。ここで、R=100MΩ/□、ρ=10GΩ・cmである。
以下、実施例1のボトムゲート(/ボトムコンタクト)型のTFTの製造方法の概略を説明する。
[工程−100]
先ず、表面にSiO2層(図示せず)が形成されたガラス基板から成る支持体11上に、銅ペーストを用いたスクリーン印刷法に基づきゲート電極12を形成する。
[工程−110]
次いで、ゲート電極12の上及び支持体11の上に、SiO2から成るゲート絶縁層13をスパッタリング法に基づき形成する。
[工程−120]
その後、真空蒸着法に基づき、ゲート絶縁層13上に、第1導電材料層22及び第2導電材料層23を順次、形成する。尚、ゲート絶縁層13の一部をハードマスクで覆うことによって、第1導電材料層22及び第2導電材料層23をフォトリソグラフィ・プロセス無しで形成することができる。
あるいは又、スパッタリング法、リフトオフ法やエッチング法、メッキ法、インクジェット印刷法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法、グラビア印刷法等の印刷技術に基づき、第1の導電材料から成るパターニングされた第1導電材料層22をゲート絶縁層13上に形成した後、スパッタリング法、リフトオフ法やエッチング法、メッキ法や各種の印刷技術に基づき、第2の導電材料から成るパターニングされた第2導電材料層23を第1導電材料層22上に形成してもよい。
あるいは又、リフトオフ法に基づき、第1導電材料層22及び第2導電材料層23を形成してもよい。即ち、第1導電材料層22及び第2導電材料層23を形成すべき領域が露出し、その他の領域がレジスト層で覆われた状態を、レジスト材料を用いてリソグラフィ技術にて得た後、各種の方法に基づき全面に第1導電材料層22及び第2導電材料層23を順次、成膜し、次いで、レジスト層並びにその上の第1導電材料層22及び第2導電材料層23を除去することで、第1導電材料層22及び第2導電材料層23が積層された構造を有するソース/ドレイン電極21を得ることができる。
あるいは又、ゲート絶縁層13上に、第1の導電材料から成る層、第2の導電材料から成る層を順次、成膜した後、第2の導電材料から成る層、第1の導電材料から成る層を順次、パターニングすることで、第1導電材料層22及び第2導電材料層23が積層された構造を有するソース/ドレイン電極21を得ることができる。
[工程−130]
次いで、全面に、有機半導体材料層14を形成する。具体的には、ペンタセンから成る有機半導体材料層14を以下の表1に例示する真空蒸着法に基づき、ソース/ドレイン電極21の上及びゲート絶縁層13の上に形成する。有機半導体材料層14の成膜を行う際、ソース/ドレイン電極21及びゲート絶縁層13の一部をハードマスクで覆うことによって、フォトリソグラフィ・プロセス無しで有機半導体材料層14を形成することができる。
[表1]
支持体温度:60゜C
成膜速度 :3nm/分
圧力 :5×10-4Pa
あるいは又、例えば、ポリチオフェンやポリフルオレンから成る有機半導体材料層14を、スクリーン印刷法やスピンコート法に基づき、ソース/ドレイン電極21の上及びゲート絶縁層13の上に形成することもできる。
[工程−140]
最後に、全面にパッシベーション膜である絶縁層(図示せず)を形成し、ソース/ドレイン電極21の上方の絶縁層に開口部を形成し、開口部内を含む全面に配線材料層を形成した後、配線材料層をパターニングすることによって、ソース/ドレイン電極21に接続された配線(図示せず)が絶縁層上に形成された実施例1の電界効果型トランジスタを完成させることができる。
図1の(B)、(C)、図2の(A)、(B)、(C)に、実施例1の電界効果型トランジスタ[ボトムゲート(/ボトムコンタクト)型のTFT]の変形例の模式的な一部断面図を示す。
図1の(B)に示す変形例にあっては、第1導電材料層22の大きさが第2導電材料層23の大きさよりも大きい。
図1の(C)にあっては、第2導電材料層23は第1導電材料層22よりもチャネル領域15から離れた所に位置し、第2導電材料層23は第1導電材料層22と並置して配されており(即ち、第1導電材料層22に隣接して設けられ)、第1導電材料層22及び第2導電材料層23はゲート絶縁層13に接している。
また、図2の(A)、(B)、(C)にあっては、図1の(A)、(B)、(C)に示した電界効果型トランジスタにおいて、第1導電材料層22とゲート絶縁層13との間に厚さ1〜3nmのチタン(Ti)又はクロム(Cr)から成る密着層24が形成されている。
実施例2は、本発明の第1の態様〜第2の態様、第5の態様〜第6の態様に係る電界効果型トランジスタに関する。実施例2の電界効果型トランジスタの模式的な一部断面図を図3に示す。
この実施例2の電界効果型トランジスタは、
(A)ゲート電極12、
(B)ゲート絶縁層13、
(C)ソース/ドレイン電極21、並びに、
(D)ソース/ドレイン電極21間に位置し、ゲート絶縁層13を介してゲート電極12と対向し、ゲート電極12へのゲート電圧の印加によって誘起されるチャネル領域15をその一部分に有する有機半導体材料層14、
を備えている。
あるいは又、実施例2の電界効果型トランジスタは、所謂トップゲート(/ボトムコンタクト)型の薄膜トランジスタ(TFT)であり、
(A)支持体上に形成されたソース/ドレイン電極21、
(B)ソース/ドレイン電極21間に位置する支持体の部分の上に形成された有機半導体材料層14、
(C)有機半導体材料層14の上に形成されたゲート絶縁層13、並びに、
(D)ゲート絶縁層13上に形成されたゲート電極、
を備えており、
有機半導体材料層14は、ゲート絶縁層13を介してゲート電極と対向し、ゲート電極へのゲート電圧の印加によって誘起されるチャネル領域15をその一部分に有している。
そして、ソース/ドレイン電極21は、実施例1と同様に、
(a)ゲート絶縁層13及びチャネル領域15を構成する有機半導体材料層14の部分に接しており、チャネル領域15に電荷注入可能な第1の導電材料から成る第1導電材料層22、並びに、
(b)チャネル領域15を構成しない有機半導体材料層14の部分に接しており、第1の導電材料よりも有機半導体材料層への電荷注入効率の悪い第2の導電材料から成る第2導電材料層23、
から成る。
あるいは又、ソース/ドレイン電極21は、実施例1と同様に、
(a)ゲート絶縁層13及びチャネル領域15を構成する有機半導体材料層14の部分に接する第1導電材料層22、並びに、
(b)チャネル領域15を構成しない有機半導体材料層14の部分に接する第2導電材料層23、
から成り、
第1導電材料層22と有機半導体材料層14との間の接触抵抗値RC1は、第2導電材料層23と有機半導体材料層14との間の接触抵抗値RC2よりも低い。
実施例2の電界効果型トランジスタにあっても、第1導電材料層22と第2導電材料層23とは積層されている。
実施例2の電界効果型トランジスタの各部位を構成する材料は、実施例1にて説明した電界効果型トランジスタの各部位を構成する材料と同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。また、第1導電材料層22の厚さt1、第2導電材料層23の厚さt2、チャネル領域15の平均厚さtC、第1導電材料層22と有機半導体材料層14との間の接触抵抗値RC1、第2導電材料層23と有機半導体材料層14との間の接触抵抗値RC2、チャネル領域15のシート抵抗値R、チャネル領域15を構成しない有機半導体材料層14の部分の比抵抗値ρのそれぞれの値も、実施例1にて説明した値と同じ値である。
以下、実施例2のトップゲート(/ボトムコンタクト)型のTFTの製造方法の概略を説明する。
[工程−200]
先ず、表面にSiO2層(図示せず)が形成されたガラス基板から成る支持体11上に、リフトオフ法に基づき、第2導電材料層23及び第1導電材料層22を順次、形成する。即ち、第2導電材料層23及び第1導電材料層22を形成すべき領域が露出し、その他の領域がレジスト層で覆われた状態を、レジスト材料を用いてリソグラフィ技術にて得た後、スパッタリング法にて全面に第2導電材料層23及び第1導電材料層22を順次、成膜する。次いで、レジスト層並びにその上の第2導電材料層23及び第1導電材料層22を除去することで、第2導電材料層23及び第1導電材料層22が積層された構造を有するソース/ドレイン電極21を支持体11上に形成することができる。尚、第2導電材料層23及び第1導電材料層22が積層された構造を有するソース/ドレイン電極21を形成する方法として、その他、実施例1の[工程−120]において説明した方法(但し、第1導電材料層22及び第2導電材料層23の成膜順序等は逆とする)を採用してもよい。
[工程−210]
その後、例えば、ポリチオフェンやポリフルオレンから成る有機半導体材料層14を、スクリーン印刷法に基づき、ソース/ドレイン電極21間の支持体11の部分の上に形成する。
[工程−220]
次いで、全面にゲート絶縁層13を形成する。具体的には、SiO2から成るゲート絶縁層13を、スパッタリング法に基づき全面に(具体的には、有機半導体材料層14の上及びソース/ドレイン電極21上に)形成する。
[工程−230]
その後、銅ペーストを用いたスクリーン印刷法に基づき、ゲート絶縁層13上にゲート電極12を形成する。
[工程−240]
最後に、全面にパッシベーション膜である絶縁層(図示せず)を形成し、ソース/ドレイン電極21の上方の絶縁層に開口部を形成し、開口部内を含む全面に配線材料層を形成した後、配線材料層をパターニングすることによって、ソース/ドレイン電極21に接続された配線(図示せず)が絶縁層上に形成された実施例2の電界効果型トランジスタを完成させることができる。
以上、本発明を好ましい実施例に基づき説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。電界効果型トランジスタの構造や構成、製造条件、使用した材料は例示であり、適宜変更することができる。本発明によって得られた電界効果型トランジスタ(TFT)を、ディスプレイ装置や各種の電子機器に適用、使用する場合、支持体や支持部材に多数のTFTを集積したモノリシック集積回路としてもよいし、各TFTを切断して個別化し、ディスクリート部品として使用してもよい。
図1の(A)、(B)及び(C)は、実施例1の電界効果型トランジスタ、及び、その変形例の模式的な一部断面図である。 図2の(A)、(B)及び(C)は、実施例1の電界効果型トランジスタの変形例の模式的な一部断面図である。 図3は、実施例2の電界効果型トランジスタの模式的な一部断面図である。 図4は、本発明における使用に適した有機半導体材料の構造式を例示したものである。 図5は、本発明における使用に適した有機半導体材料の構造式を例示したものである。 図6は、本発明における使用に適した有機半導体材料の構造式を例示したものである。 図7は、従来の有機TFTにおける問題点を説明するための有機TFTの模式的な一部断面図である。
符号の説明
11・・・支持体、12・・・ゲート電極、13・・・ゲート絶縁層、14・・・有機半導体材料層、15・・・チャネル領域、21・・・ソース/ドレイン電極、22・・・第1導電材料層、23・・・第2導電材料層、24・・・密着層

Claims (20)

  1. (A)ゲート電極、
    (B)ゲート絶縁層、
    (C)ソース/ドレイン電極、並びに、
    (D)ソース/ドレイン電極間に位置し、ゲート絶縁層を介してゲート電極と対向し、ゲート電極へのゲート電圧の印加によって誘起されるチャネル領域をその一部分に有する有機半導体材料層、
    を備えた電界効果型トランジスタであって、
    ソース/ドレイン電極は、
    (a)ゲート絶縁層及びチャネル領域を構成する有機半導体材料層の部分に接しており、チャネル領域に電荷注入可能な第1の導電材料から成る第1導電材料層、並びに、
    (b)チャネル領域を構成しない有機半導体材料層の部分に接しており、第1の導電材料よりも有機半導体材料層への電荷注入効率の悪い第2の導電材料から成る第2導電材料層、
    から成ることを特徴とする電界効果型トランジスタ。
  2. 第1導電材料層と第2導電材料層とが積層されていることを特徴とする請求項1に記載の電界効果型トランジスタ。
  3. 第2導電材料層は、第1導電材料層よりもチャネル領域から離れた所に、第1導電材料層と並置して配されていることを特徴とする請求項1に記載の電界効果型トランジスタ。
  4. (A)ゲート電極、
    (B)ゲート絶縁層、
    (C)ソース/ドレイン電極、並びに、
    (D)ソース/ドレイン電極間に位置し、ゲート絶縁層を介してゲート電極と対向し、ゲート電極へのゲート電圧の印加によって誘起されるチャネル領域をその一部分に有する有機半導体材料層、
    を備えた電界効果型トランジスタであって、
    ソース/ドレイン電極は、
    (a)ゲート絶縁層及びチャネル領域を構成する有機半導体材料層の部分に接する第1導電材料層、並びに、
    (b)チャネル領域を構成しない有機半導体材料層の部分に接する第2導電材料層、
    から成り、
    第1導電材料層と有機半導体材料層との間の接触抵抗値は、第2導電材料層と有機半導体材料層との間の接触抵抗値よりも低いことを特徴とする電界効果型トランジスタ。
  5. 第1導電材料層と第2導電材料層とが積層されていることを特徴とする請求項4に記載の電界効果型トランジスタ。
  6. 第2導電材料層は、第1導電材料層よりもチャネル領域から離れた所に、第1導電材料層と並置して配されていることを特徴とする請求項4に記載の電界効果型トランジスタ。
  7. (A)支持体上に形成されたゲート電極、
    (B)ゲート電極の上及び支持体の上に形成されたゲート絶縁層、
    (C)ゲート絶縁層上に形成されたソース/ドレイン電極、並びに、
    (D)ソース/ドレイン電極間のゲート絶縁層の部分の上に位置し、ゲート絶縁層を介してゲート電極と対向し、ゲート電極へのゲート電圧の印加によって誘起されるチャネル領域をその一部分に有する有機半導体材料層、
    を備えた電界効果型トランジスタであって、
    ソース/ドレイン電極は、
    (a)ゲート絶縁層及びチャネル領域を構成する有機半導体材料層の部分に接しており、チャネル領域に電荷注入可能な第1の導電材料から成る第1導電材料層、並びに、
    (b)チャネル領域を構成しない有機半導体材料層の部分に接しており、第1の導電材料よりも有機半導体材料層への電荷注入効率の悪い第2の導電材料から成る第2導電材料層、
    から成ることを特徴とする電界効果型トランジスタ。
  8. 第1導電材料層と第2導電材料層とが積層されていることを特徴とする請求項7に記載の電界効果型トランジスタ。
  9. 第2導電材料層は、第1導電材料層よりもチャネル領域から離れた所に、第1導電材料層と並置して配されていることを特徴とする請求項7に記載の電界効果型トランジスタ。
  10. (A)支持体上に形成されたゲート電極、
    (B)ゲート電極の上及び支持体の上に形成されたゲート絶縁層、
    (C)ゲート絶縁層上に形成されたソース/ドレイン電極、並びに、
    (D)ソース/ドレイン電極間のゲート絶縁層の部分の上に位置し、ゲート絶縁層を介してゲート電極と対向し、ゲート電極へのゲート電圧の印加によって誘起されるチャネル領域をその一部分に有する有機半導体材料層、
    を備えた電界効果型トランジスタであって、
    ソース/ドレイン電極は、
    (a)ゲート絶縁層及びチャネル領域を構成する有機半導体材料層の部分に接する第1導電材料層、並びに、
    (b)チャネル領域を構成しない有機半導体材料層の部分に接する第2導電材料層、
    から成り、
    第1導電材料層と有機半導体材料層との間の接触抵抗値は、第2導電材料層と有機半導体材料層との間の接触抵抗値よりも低いことを特徴とする電界効果型トランジスタ。
  11. 第1導電材料層と第2導電材料層とが積層されていることを特徴とする請求項10に記載の電界効果型トランジスタ。
  12. 第2導電材料層は、第1導電材料層よりもチャネル領域から離れた所に、第1導電材料層と並置して配されていることを特徴とする請求項10に記載の電界効果型トランジスタ。
  13. ゲート絶縁層と第1導電材料層との間に密着層が形成されていることを特徴とする請求項7又は請求項10に記載の電界効果型トランジスタ。
  14. 密着層の厚さは1nm以上5nm以下であることを特徴とする請求項13に記載の電界効果型トランジスタ。
  15. (A)支持体上に形成されたソース/ドレイン電極、
    (B)ソース/ドレイン電極間に位置する支持体の部分の上に形成された有機半導体材料層、
    (C)有機半導体材料層の上に形成されたゲート絶縁層、並びに、
    (D)ゲート絶縁層上に形成されたゲート電極、
    を備えた電界効果型トランジスタであって、
    有機半導体材料層は、ゲート絶縁層を介してゲート電極と対向し、ゲート電極へのゲート電圧の印加によって誘起されるチャネル領域をその一部分に有し、
    ソース/ドレイン電極は、
    (a)ゲート絶縁層及びチャネル領域を構成する有機半導体材料層の部分に接しており、チャネル領域に電荷注入可能な第1の導電材料から成る第1導電材料層、並びに、
    (b)チャネル領域を構成しない有機半導体材料層の部分に接しており、第1の導電材料よりも有機半導体材料層への電荷注入効率の悪い第2の導電材料から成る第2導電材料層、
    から成ることを特徴とする電界効果型トランジスタ。
  16. 第1導電材料層と第2導電材料層とが積層されていることを特徴とする請求項15に記載の電界効果型トランジスタ。
  17. (A)支持体上に形成されたソース/ドレイン電極、
    (B)ソース/ドレイン電極間に位置する支持体の部分の上に形成された有機半導体材料層、
    (C)有機半導体材料層の上に形成されたゲート絶縁層、並びに、
    (D)ゲート絶縁層上に形成されたゲート電極、
    を備えた電界効果型トランジスタであって、
    有機半導体材料層は、ゲート絶縁層を介してゲート電極と対向し、ゲート電極へのゲート電圧の印加によって誘起されるチャネル領域をその一部分に有し、
    ソース/ドレイン電極は、
    (a)ゲート絶縁層及びチャネル領域を構成する有機半導体材料層の部分に接する第1導電材料層、並びに、
    (b)チャネル領域を構成しない有機半導体材料層の部分に接する第2導電材料層、
    から成り、
    第1導電材料層と有機半導体材料層との間の接触抵抗値は、第2導電材料層と有機半導体材料層との間の接触抵抗値よりも低いことを特徴とする電界効果型トランジスタ。
  18. 第1導電材料層と第2導電材料層とが積層されていることを特徴とする請求項17に記載の電界効果型トランジスタ。
  19. チャネル領域の平均厚さをtC、第1導電材料層の厚さをt1としたとき、1≦t1/tC≦10 を満足することを特徴とする請求項1、請求項4、請求項7、請求項10、請求項15及び請求項17のいずれか1項に記載の電界効果型トランジスタ。
  20. 第1導電材料層の厚さは1nm以上10nm以下であることを特徴とする請求項1、請求項4、請求項7、請求項10、請求項15及び請求項17のいずれか1項に記載の電界効果型トランジスタ。
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