JP2006059609A - 車両用前照灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】 灯具の前後長の短縮によるコンパクト化だけでなく、照射光により形成される
配光パターンの明るさを十分に確保することができるプロジェクタ型の車両用前照灯を提
供すること。
【解決手段】 光源バルブ10の発光部10aから前方側斜め上方に出射された光をバル
ブ挿入方向前方領域に反射する第2リフレクタ21と、この第2リフレクタ21からの反
射光を投影レンズ8に向けて反射する第3リフレクタ23とを装備することで、バルブ挿
入方向前方領域への入射光量の不足に起因した配光パターンの明るさ不足を解消して、視
認性の向上に適した明るい配光パターンを得る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロジェクタ型の車両用前照灯に関するものであり、特に線分光源として構
成された光源バルブを、車両前後方向に延びるレンズ中心軸の側方からリフレクタに挿入
固定する側方挿入型の車両用前照灯に関するものである。
一般に、プロジェクタ型の車両用前照灯は、投影レンズがそのレンズ中心軸を車両前後
方向に延びるように配置されると共に、投影レンズの後方側焦点よりも後方側に光源バル
ブが配置されており、この光源バルブからの光をリフレクタによりレンズ中心軸寄りに反
射させるように構成されている。
通常、光源バルブは、発光部がバルブ軸方向に延びる線分光源として構成されている。
従来のプロジェクタ型の車両用前照灯の場合、このような光源バルブを、バルブ軸(光軸
)がレンズ中心軸に沿う向きで、車両用前照灯の後方からリフレクタに挿入固定した、所
謂後方挿入型の灯具構成を形成したものが多い。
しかし、このような構成の前照灯は、灯具が車両前後方向に長くなって、前照灯の大型
化を招くという問題があった。
そこで、プロジェクタ型の車両用前照灯において、線分光源として構成されている光源
バルブを、レンズ中心軸の側方からリフレクタに挿入固定した、所謂側方挿入型の灯具構
成が提案された(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
このような側方挿入型の灯具構成では、灯具の前後長を短くして、その分、前照灯をコ
ンパクト化することが期待できる。
実開平2−47704号公報 特開2001−6408号公報
ところが、側方挿入型の灯具構成の場合は、光源バルブが線分光源として構成されてい
ることから、次のような問題が生じる。
即ち、線分光源の配光は、バルブ軸と直交する方向が最も光度が高く、バルブ軸方向の
光度が最も低くなる光度分布を有している。したがって、側方挿入型の灯具構成を採用し
た場合には、リフレクタの反射面におけるバルブ挿入方向前方領域への入射光量が極端に
少なくなるので、車両用前照灯からの照射光により形成される配光パターンの明るさを十
分に確保することが困難になってしまうという問題が生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、線分光源として構成されている光
源バルブが、前照灯のレンズ中心軸に対してその側方からリフレクタに挿入固定されるプ
ロジェクタ型の車両用前照灯において、リフレクタの反射面におけるバルブ挿入方向前方
領域への入射光量の不足に起因した配光パターンの明るさ不足を解消して、灯具の前後長
の短縮による前照灯のコンパクト化だけでなく、照射光により形成される配光パターンの
明るさを十分に確保することができる車両用前照灯を提供することを目的とするものであ
る。
(1)本発明の車両用前照灯は、車両前後方向に延びるレンズ中心軸上に配置された投影
レンズと、バルブ軸方向に延びた線分光源として構成されて前記投影レンズの後方側焦点
よりも後方側に配置された光源バルブと、この光源バルブからの光を前方に向けて前記レ
ンズ中心軸寄りに反射させる第1リフレクタと、前記後方側焦点近傍において前記レンズ
中心軸近傍に上端縁が位置するように配置されて前記第1リフレクタからの反射光の一部
及び前記光源バルブからの直接光の一部を遮蔽するシェードと、を備えると共に、前記光
源バルブが、バルブ軸を前記レンズ中心軸に直交する向きで、前記レンズ中心軸の側方か
ら前記第1リフレクタに挿入固定されてなる車両用前照灯であって、
前記投影レンズと前記第1リフレクタとの間の前記レンズ中心軸の略上方には、前記光
源バルブの発光部を一方の焦点とする略楕円面形状の反射面を有して前記発光部から入射
する光を前記光源バルブのバルブ挿入方向前方領域に反射する第2リフレクタが設けられ

前記光源バルブのバルブ挿入方向前方領域には、前記第2リフレクタからの反射光を前
記投影レンズに向けて反射する第3リフレクタが設けられたことを特徴とする。
(2)望ましくは、上記(1)において、前記シェードと前記光源バルブとの間に、前記
発光部を焦点とする略楕円面形状の反射面を有して前記発光部から入射する光を前記第3
リフレクタに隣接する領域に反射する第4リフレクタが設けられると共に、前記第3リフ
レクタに隣接する領域には、前記第4リフレクタからの反射光を、前記投影レンズに向け
て反射する第5リフレクタが設けられたことを特徴とする。
(3)望ましくは、上記(1)又は(2)において、前記第3リフレクタから前記投影レ
ンズを介して前方に出射される照射光の配光パターン上での水平方向の拡散角度が、前記
第5リフレクタから前記投影レンズを介して前方に出射される照射光の配光パターン上で
の水平方向の拡散角度よりも大きくなるように、第3リフレクタ及び第5リフレクタが構
成されていることを特徴とする。
本発明の車両用前照灯によれば、線分光源として構成された光源バルブが、そのバルブ
軸を前照灯のレンズ中心軸に直交する向きで、前記レンズ中心軸の側方から第1リフレク
タに挿入固定された所謂側方挿入型の灯具構成となるため、光源バルブを配置する際の前
後方向の占有スペースが小さくて済み、灯具の前後長の短縮によって前照灯をコンパクト
化すること、即ち、前照灯の車体取付スペースを低減することができる。
また、側方挿入型の灯具構成とした場合、通常では、光源バルブの発光部からバルブ軸
方向への放射される光量が弱いため、リフレクタの反射面におけるバルブ挿入方向前方領
域への入射光量の不足に起因した配光パターンの明るさ不足が起こる。
しかし、本発明の車両用前照灯では、発光部から斜め上方に放射された光は第2リフレ
クタによって光源バルブのバルブ挿入方向前方領域に反射され、バルブ挿入方向前方領域
への入射光量の不足を解消することができる。そして、この第2リフレクタからの反射光
は、バルブ挿入方向前方領域に設けられている第3リフレクタにより投影レンズに向けて
再度反射されて、前方照射光として有効に利用される。
従って、第3リフレクタによってバルブ挿入方向前方領域から投影レンズに向けて再度
反射される反射光によって、前方照射される光量が増大し、投影レンズから前方に照射さ
れる照射光により形成される配光パターンの明るさを十分に確保することができる。
また、発光部から第2リフレクタに入射する光は、発光部から前方側の斜め上方に向か
って出射された直接光で、そのままでは上向きの前方照明光となって、すれ違い配光パタ
ーンに適合しないため、通常はカットされ、前方照明には利用されない。しかし、本発明
の車両用前照灯では、発光部から前方側の斜め上方に向かって出射された光が、第2リフ
レクタ及び第3リフレクタによって前方照明に利用可能になるため、発光部から出射され
る光束の利用率が向上し、出力の小さな光源バルブでも明るい配光パターンを得ることが
できる。
また、上記(2)に記載の車両用前照灯では、発光部から斜め下方に放射された光は第
4リフレクタによって第3リフレクタに隣接する領域に反射され、さらに、この第4リフ
レクタからの反射光は、第3リフレクタに隣接して設けられた第5リフレクタにより投影
レンズに向けて再度反射されて、前方照射光として有効に利用される。
従って、第4リフレクタ及び第5リフレクタによって、投影レンズから前方照射される
光量が増大し、投影レンズから前方に照射される照射光により形成される配光パターンの
明るさが更に向上する。
また、上記(3)に記載の車両用前照灯では、主に第1リフレクタからの反射光が投影
レンズを介して前方照射されることにより、例えば、すれ違い配光パターン等に適合する
基本の照射パターンを形成し、更に、その基本の照射パターンの上に、第3リフレクタか
らの反射光による照射パターン、第5リフレクタからの反射光による照射パターンが重ね
られることになる。
その場合に、上記のように、第3リフレクタと第5リフレクタとで、前方照射の際の水
平方向における拡散角度に差を与えておくと、図3に示すように、一番光度の高い照射パ
ターンが前方照射面の中央に位置し、その周囲に光度が低い照射面が段階的に広がって、
照度分布の適正化によって、視認性を向上させることができる。
以下、本発明に係る車両用前照灯の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明
する。
図1は本発明に係る車両用前照灯の一実施形態の側断面図であり、図2は図1に示した
車両用前照灯の平断面図、図3は図1に示した車両用前照灯が形成する配光パターンの説
明図である。
この一実施形態の車両用前照灯1は、素通し状の透明カバー(カバー)2とランプボデ
ィ4とで形成された灯室内に、灯具ユニット5が収容されている。
灯具ユニット5は、図示せぬエイミング機構を介して、ランプボディ4に支持されてい
る。エイミング機構は、灯具ユニット5の取付位置及び取付角度を微調整するための機構
で、エイミング調整した段階では、灯具ユニット5のレンズ中心軸Axは、車両前後方向
に対して 0.5〜0.6度程度下向きの方向に延びるようになっている。
灯具ユニット5は、プロジェクタ型の灯具ユニットであり、車両前後方向に延びるレン
ズ中心軸Ax上に配置された投影レンズ8と、バルブ軸V方向(図1では、紙面に直交す
る方向)に延びた線分光源として構成されて投影レンズ8の後方側焦点Fのよりも後方の
レンズ中心軸Ax上に発光部10aを位置させた放電バルブやハロゲンバルブ等の光源バ
ルブ10と、この光源バルブ10が挿入固定されて光源バルブ10から放射された光B1
を前方に向けてレンズ中心軸Ax寄りに反射させる第1リフレクタ13と、後方側焦点F
近傍においてレンズ中心軸Ax近傍に上端縁が位置するように配置されて第1リフレクタ
13からの反射光の一部を遮蔽するシェード15と、後述の第2リフレクタの前端開口縁
と投影レンズ8との間に介在して、両者の連結手段となる略円筒状のホルダ17とを備え
ている。
投影レンズ8は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸レンズからなり、その後
方側焦点Fを含む焦点面上の像を反転像として前方へ投影するようになっている。
本実施形態の場合、光源バルブ10は、バルブ軸V上に放電により発光する発光部10
aを有するメタルハライドバルブであって、バルブ軸Vを前記レンズ中心軸Axに直交す
る向きで、前記レンズ中心軸Axの側方から前記第1リフレクタ13に挿入固定されてい
る。
第1リフレクタ13は、図2に示すように、発光部10aを通るレンズ中心軸Axを中
心軸とする略楕円球面状の反射面13aを有している。
この反射面13aは、レンズ中心軸Axを含む断面形状が発光部10aの中心位置を第
1焦点(F1)とすると共に投影レンズ8の後方側焦点F近傍を第2焦点とする略楕円形
に設定されており、発光部10aからの光を前方へ向けてレンズ中心軸Ax寄りに集光反
射させるようになっている。また、この反射面13aの離心率は、鉛直断面から水平断面
へ向けて徐々に大きくなるように設定されている。
シェード15は、ホルダ17の内部空間における略下半分に位置するようにして該ホル
ダ17と一体的に形成されている。このシェード15の上端縁15aは、投影レンズ8の
後方側焦点Fを通ると共に、すれ違い配光パターンのカットオフラインを形成する明暗境
界形成部を備えている。そこで、シェード15は、第1リフレクタ13及び後述の第3リ
フレクタ及び第5リフレクタの反射面からの反射光の一部を遮蔽して投影レンズ8から前
方へ出射する上向き光の大半を除去するようになっている。
本実施形態の場合、図1に示すように、投影レンズ8と第1リフレクタ13との間のレ
ンズ中心軸Axの略上方には、光源バルブ10の発光部10aの中心を一方の焦点とする
と共に光源バルブ10のバルブ軸上で光源バルブ10の前端の前方の焦点F2を他方の焦
点とする略楕円面形状の反射面21aを有して、発光部10aから入射する光B2を光源
バルブ10のバルブ挿入方向前方領域R1に反射する第2リフレクタ21が設けられてい
る。
また、光源バルブ10のバルブ挿入方向前方領域R1には、第2リフレクタ21からの
反射光を投影レンズ8に向けて反射する反射面23aを有した第3リフレクタ23が設け
られている。
また、本実施形態の場合、シェード15と光源バルブ10との間で、レンズ中心軸Ax
の下方には、前述の2つの焦点F1,F2を焦点とする略楕円面形状の反射面25aを有
して発光部10aから入射する光を第3リフレクタ23に隣接する領域に反射する第4リ
フレクタ25が設けられている。
更に、第3リフレクタ23に隣接する領域には、第4リフレクタ25からの反射光を投
影レンズ8に向けて反射する反射面27aを有した第5リフレクタ27が設けられている

第5リフレクタ27の反射面27aは、図2において、焦点F2,F3の2点を焦点と
する略楕円面形状である。焦点F3は、シェード15の上端縁15a上で、投影レンズ8
の後方側焦点Fから位置をずらした位置に設定されている。
また、本実施形態の場合、第3リフレクタ23から投影レンズ8を介して前方に出射さ
れる照射光の配光パターン上での水平方向の拡散角度が、第5リフレクタ27から前記投
影レンズ8を介して前方に出射される照射光の配光パターン上での水平方向の拡散角度よ
りも大きくなるように、第3リフレクタ23及び第5リフレクタ27が構成されている
以上に説明した車両用前照灯1によれば、線分光源として構成された光源バルブ10が
、そのバルブ軸Vを前照灯のレンズ中心軸Axに直交する向きで、レンズ中心軸Axの側
方から第1リフレクタ13に挿入固定されて、所謂側方挿入型の灯具構成となるため、光
源バルブ10を配置する際の前後方向の占有スペースが小さくて済み、灯具の前後長の短
縮によって前照灯をコンパクト化すること、即ち、前照灯の車体取付スペースを低減する
ことができる。
また、側方挿入型の灯具構成とした場合、通常では、光源バルブ10の発光部10aか
らバルブ軸V方向への放射される光量が弱いため、リフレクタの反射面におけるバルブ挿
入方向前方領域R1への入射光量の不足に起因した配光パターンの明るさ不足が起こる。
しかし、以上に説明した車両用前照灯1では、図1に示すように、発光部10aから斜
め上方に放射された光B2は第2リフレクタ21によって光源バルブ10のバルブ挿入方
向前方領域R1に反射され、バルブ挿入方向前方領域R1への入射光量の不足を解消する
。そして、この第2リフレクタ21からの反射光は、バルブ挿入方向前方領域R1に設け
られている第3リフレクタ23により投影レンズ8に向けて再度反射されて、前方照射光
として有効に利用される。
従って、第3リフレクタ23によってバルブ挿入方向前方領域R1から投影レンズ8に
向けて再度反射される反射光によって、前方照射される光量が増大し、投影レンズ8から
前方に照射される照射光により形成される配光パターンの明るさを十分に確保することが
できる。
また、発光部10aから第2リフレクタ21に入射する光は、発光部10aから前方側
の斜め上方に向かって出射された直接光で、そのままでは上向きの前方照明光となって、
すれ違い配光パターンに適合しないため、通常はカットされ、前方照明には利用されない
。しかし、本実施形態の車両用前照灯1では、発光部10aから前方側の斜め上方に向か
って出射された光が、第2リフレクタ21及び第3リフレクタ23によって前方照明に利
用可能になるため、発光部10aから出射される光束の利用率が向上し、出力の小さな光
源バルブ10でも明るい配光パターンを得ることができる。
また、本実施形態の車両用前照灯1では、発光部10aから斜め下方に放射された光は
第4リフレクタ25によって第3リフレクタ23に隣接する領域に反射され、さらに、こ
の第4リフレクタ25からの反射光は、第3リフレクタ23に隣接して設けられた第5リ
フレクタ27により投影レンズ8に向けて再度反射されて、前方照射光として有効に利用
される。
従って、第4リフレクタ25及び第5リフレクタ27によって、投影レンズ8から前方
照射される光量が増大し、投影レンズ8から前方に照射される照射光により形成される配
光パターンの明るさが更に向上する。
また、本実施形態の車両用前照灯1では、図3に示すように、主に第1リフレクタ13
からの反射光が投影レンズ8を介して前方照射されることにより、例えば、右側走行用の
すれ違い配光パターン等に適合する基本の照射パターンP1を形成し、更に、その基本の
照射パターンP1の上に、第3リフレクタ23からの反射光による照射パターンP2、第
5リフレクタ27からの反射光による照射パターンP3が重ねられることになる。
その場合に、上記のように、第3リフレクタ23と第5リフレクタ27とで、前方照射
の際の水平方向の拡散角度に差を与えておくと、図3に示すように、それぞれの照射パタ
ーンが重なって一番光度の高い照射パターンP3が対向車線側の前方照射面の中央に位置
し、その周囲に光度が低い照射面P2,P1が段階的に広がって、照度分布の適正化によ
って、視認性を一層向上させることができる。
尚、本発明の車両用前照灯に係るランプボディ、カバー、光源バルブ、リフレクタ等の
具体的な構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づい
て種々の形態を採りうることは勿論である。
例えば、上記実施形態の車両用前照灯1では、図3に示したように、一番光度の高い照
射パターンP3を対向車線側の前方照射面の中央に位置させ、その周囲に光度が低い照射
面P2,P1が段階的に広がる照度分布としたが、左側走行用のすれ違い配光パターンに
適合する基本の照射パターンP1の上に、第3リフレクタ23からの反射光による照射パ
ターンP2、第5リフレクタ27からの反射光による照射パターンP3を重ねることによ
り、一番光度の高い照射パターンP3を自車線側の前方照射面の中央に位置させ、その周
囲に光度が低い照射面P2,P1が段階的に広がる照度分布とする等の様々な照度分布を
形成することができる。
本発明に係る車両用前照灯の一実施形態の側断面図である。 図1に示した車両用前照灯の平断面図である。 図1に示した車両用前照灯における配光パターンの説明図である。
符号の説明
1 車両用前照灯
2 透明カバー(カバー)
4 ランプボディ
8 投影レンズ
10 光源バルブ
10a 発光部
13 第1リフレクタ
15 シェード
21 第2リフレクタ
21a 反射面
23 第3リフレクタ
23a 反射面
25 第4リフレクタ
25a 反射面
27 第5リフレクタ
27a 反射面
Ax レンズ中心軸
F 後方側焦点
R1 バルブ挿入方向前方領域

Claims (3)

  1. 車両前後方向に延びるレンズ中心軸上に配置された投影レンズと、バルブ軸方向に延び
    た線分光源として構成されて前記投影レンズの後方側焦点よりも後方側に配置された光源
    バルブと、前記光源バルブからの光を前方に向けて前記レンズ中心軸寄りに反射させる第
    1リフレクタと、前記後方側焦点近傍において前記レンズ中心軸近傍に上端縁が位置する
    ように配置されて前記第1リフレクタからの反射光の一部及び前記光源バルブからの直接
    光の一部を遮蔽するシェードと、を備えると共に、前記光源バルブが、バルブ軸を前記レ
    ンズ中心軸に直交する向きで、前記レンズ中心軸の側方から前記第1リフレクタに挿入固
    定されてなる車両用前照灯であって、
    前記投影レンズと前記第1リフレクタとの間の前記レンズ中心軸の略上方には、前記光
    源バルブの発光部を一方の焦点とする略楕円面形状の反射面を有して前記発光部から入射
    する光を前記光源バルブのバルブ挿入方向前方領域に反射する第2リフレクタが設けられ

    前記光源バルブのバルブ挿入方向前方領域には、前記第2リフレクタからの反射光を前
    記投影レンズに向けて反射する第3リフレクタが設けられたことを特徴とする車両用前照
    灯。
  2. 前記シェードと前記光源バルブとの間に、前記発光部を焦点とする略楕円面形状の反射
    面を有して前記発光部から入射する光を前記第3リフレクタに隣接する領域に反射する第
    4リフレクタが設けられると共に、
    前記第3リフレクタに隣接する領域には、前記第4リフレクタからの反射光を、前記投
    影レンズに向けて反射する第5リフレクタが設けられたことを特徴とする請求項1に記載
    の車 両用前照灯。
  3. 前記第3リフレクタから前記投影レンズを介して前方に出射される照射光の配光パター
    ン上での水平方向の拡散角度が、前記第5リフレクタから前記投影レンズを介して前方に
    出射される照射光の配光パターン上での水平方向の拡散角度よりも大きくなるように、第
    3リフレクタ及び第5リフレクタが構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の車両用前照灯。
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