JP2006059472A - リニアテープドライブ装置 - Google Patents

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靖夫 杉崎
Hirohisa Koga
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Abstract

【課題】 リニアテープドライブ装置において、磁気テープの磁気ヘッドに対する磁気テープの幅方向の移動の問題、縮小化を図って走行位置の安定化を図り、かつテープガイドによるリニア型磁気テープのテープガイドに対する摺接によって損傷や、磨耗の問題の解決をはかるものである。
【解決手段】 磁気テープのテープ走行案内手段50を構成する、磁気ヘッドを挟んでテープ走行方向の前方側及び後方側に近接して位置する第1及び第2の固定テープガイド11及び12を、一端側にのみフランジ33を配置した構成とし、更に、磁気ヘッド2と第1及び第2の固定テープガイド11及び12をフランジ33の配置側とは反対側の側縁を、磁気テープ1に向かって、突き出るように傾けて、磁気テープ1の幅方向移動が、その走行に伴ってフランジ33側に向かう方向に作用するようにして、リニア型磁気テープ1の幅方向の移動を、フランジ33によって磁気テープ1の損耗をきたすことなく規制するものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、磁気テープの長手方向に沿って記録トラックが形成されるリニア型磁気テープが用いられるリニアテープドライブ装置に関する。
近年、例えばコンピュータシステムで、取り扱うデータ量の増大化によるバックアップ装置の要求によって大量の情報の記録が可能なリニア型磁気テープによるデータストレージシステムの需要が高まっている。
このようなデータストレージシステム等に用いられるリニアテープシステムにおける磁気テープ1は、図2に模式的に示すように、その長手方向の走行方向に沿って直線的にデータの記録再生が行われる多数のデータバンドDB(DB1,DB2,DB3・・・)が、テープの幅方向に並置配列される。
データバンドDBには、それぞれ磁気テープの長手方向に沿って延長するデータ記録トラック(図示せず)が多数本、幅方向に並置形成される。
各データバンドDBは、サーボバンドSB(SB1,SB2,SB3・・・)によって挟み込まれ、これらサーボバンドSBに予め記録されたサーボ信号によって、各データバンドDBにおける選択された複数のデータ記録トラックに、マルチチャンネル磁気ヘッドの対応する磁気ギャップが同時に正対するように、磁気ヘッドを、テープ幅方向に微調整制御するトラッキングサーボがなされる。
このサーボバンドSBは、リニア型磁気テープの一側縁を基準エッジ1SEとして、これに対して所要の間隔を保持して平行に形成される。
このようなリニアテープドライブ装置において、磁気ヘッドに対する磁気テープの幅方向の移動、いわゆるLTM(Lateral Tape Motion)が発生すると、アウトトラック、トラッキングミスが発生することから、このLTMは、トラックピッチに応じた許容範囲内に、とどめることが必要である。
また、予め、各サーボバンドにサーボ信号を記録するに際してのサーボライタにおいても、サーボ信号の記録磁気ヘッドがリニア型磁気テープの所定位置に正対するように、LTMの抑制が望まれる。
すなわち、磁気テープに対する、記録または/および再生に使用するリニアテープドライブ装置における基本性能を決定する1つの要素は、上述したLTMの抑制である。
リニアテープドライブ装置におけるLTMは、その磁気ヘッドを挟んで磁気テープの走行方向の前方側及び後方側に配置されるテープガイドの構成によって大きく影響される。
現在実用化されているテープドライブの多くは、直径が10mm以上の回転枢支されたローラガイド、半径が数10mm以上の静圧型(エア噴き出し)型(以下EM2型という)、動圧(固定)型でテープガイド全長にわたってLTM規制の、ばね型や(特許文献1参照)や、固定ひさし型のテープ押さえ方式を採用したものの提案がある。
このように、テープの幅方向変動(LTM)の抑制に関して種々の提案がなされているが、現存のリニアテープドライブ装置におけるLTMは、5μm〜10μmの範囲である。
この5μm〜10μmのLTMは、トラックピッチが20μm以上のテープで許容される。
しかし、近年の大情報化時代に見合った大量の情報記録がなされる磁気テープにあっては、トラックピッチが5μm以下、例えば2μm、1μmへと、より狭いトラックピッチ化が要求されるものであり、これに伴って、LTMを数μm以下に抑えることが必要となる。
一方、記録情報の大量化に伴い、磁気テープ自体の高性能化が要求され、これに伴い磁気テープの物理的強度が一般に低下することから、テープドライブ装置において、磁気テープの損傷や、磁気ヘッドとの摺接による磨耗等のより高い対策が必要となっている。
ところが、上述した磁気テープの幅方向移動(LTM)の問題の改善と、磁気テープの損耗の問題をともに満足することができるリニアテープドライブ装置の実現がなされていない。
これについて図9及び図10を参照して更に詳細に説明する。
図9は、リニア型磁気テープ101の磁気テープ走行案内手段100が、ローラガイド型構成による場合を例示する。図9Aは、その模式的平面図、図9Bは、その模式的正面図である。
この場合、磁気テープ101のテープ走行方向に関して、それぞれ磁気ヘッド102を挟んで2対のローラガイド、すなわち第1及び第2のローラガイド111及び112と、第3及び第4のローラガイド113及び114とが配置された構成による。
磁気ヘッド102、第1〜第4のローラガイド111〜114は、磁気テープ101との摺接圧が、テープ幅方向に関してほぼ一様になるように、図9C、D、及びEに示すように、それぞれの摺接面の軸心方向が磁気テープ101の本来の走行面において、その幅方向に沿って配置される。
各ローラガイド111〜114は、それぞれその両端にフランジ103が配置されて成る。これらローラガイド111〜114の両端のフランジ103の間隔は、磁気テープ101の幅より大に選定されている。
そして、この場合、図9Aで示す磁気ヘッド102と、これに隣接する第1及び第2のローラガイド111及び112との間隔Mは、M≧20mmであり、磁気ヘッドへのテープ入射角度Pθは、Pθ=1.8°であり、例えばテープの往復に関して異なる列に配列された記録及び再生の磁気ヘッド素子が2列に配列されたいわゆる2バンプ(bump)によるときは3.6°であり、ヘッド突き出し量Pは、P≧1.2mmである。
この場合、上下フランジ103間距離がテープ幅より大とされていることから、図9BにDで示される範囲のLTMを当初から許容している。
また、そのヘッド突き出し量:P≧1.2mmであることから、磁気ヘッドによる磁気テープへの負荷が大きい。このため、高性能の蒸着型磁気テープにあっては、多数回の走行で磁性面が損傷するという問題が発生している。
また、図10に示すように、磁気テープ201のテープ走行案内手段200が、図10Aに模式的平面図を示し、図10Bに模式的正面図を示すように、磁気ヘッド202を挟んでそれぞれ固定の第1及び第2のテープガイド211及び212と、第3及び第4のテープガイド213及び214とが配置された構成によるものがある。この場合においても、磁気ヘッド202と距離Mをもって配置された第1及び第2のテープガイド211及び212に対して所定の突き出し量Pをもって配置され、これによって磁気ヘッド202に対し磁気テープ201が所定の入射角Tθをもって入射されるようになされている。
そして、この場合、第1及び第2のテープガイド211及び212は、一端にフランジ203が設けられ、第3及び第4のテープガイド213及び214には、両端にテープ幅より大なる間隔をもってフランジ203が設けられて成る。
そして、この例においても、磁気ヘッド202、第1〜第4のローラガイド211〜214は、磁気テープ201との摺接圧が、テープ幅方向に関してほぼ一様になるように、図10C、D、及びEに示すように、それぞれの摺接面の軸心方向が磁気テープ101の本来の走行面において、その幅方向に沿って配置される。
この構成による磁気テープ走行案内手段200は、第1及び第2のテープガイド211及び212のフランジ203によって、磁気テープ201の基準エッジの位置規制がなされるようにすることによって、図9で説明したテープ走行案内手段200に比して、LTMは、小さくなる。
しかし、この場合、テープガイド211〜214を固定テープガイドとすると、磁気テープの全幅に渡って一様に大きな摩擦が生じ、テープの損耗が大となる。
また、図9及び図10のいずれにおいても、磁気ヘッドに対して磁気テープのLTMを実質的に決定する磁気ヘッド近傍に配置されるガイド111〜114,213及び214においては、両端のフランジの間隔の設定は、高い精度を必要とする。
特表平9−511352号公報
本発明は、リニアテープドライブ装置において、磁気テープの磁気ヘッドに対する磁気テープの幅方向の移動LTMの縮小化を図って走行位置の安定化を図り、トラッキング精度を高めて、記録、再生特性の向上、記録、再生エラーの回避、再生信号のS/Nの向上を図ることができるようにし、また、磁気テープとして、蒸着型磁気テープ、塗布型磁気テープのいずれにおいてもテープの損耗の低減化を図って長寿命化を図ることができるリニアテープドライブ装置を提供するものである。
本発明によるリニアテープドライブ装置は、磁気テープの長手方向に沿って記録トラックが形成されるリニア型磁気テープが用いられるリニアテープドライブ装置であって、磁気ヘッドと、該磁気ヘッドの磁気テープ走行面に上記リニア型磁気テープを走行案内する磁気テープ行案内手段とを有し、該磁気テープ走行案内手段は、上記磁気ヘッドを挟んでテープ走行方向の前方側及び後方側に位置して第1及び第2の固定テープガイドを有し、該第1及び第2の固定テープガイドは、対応する各一端側にのみ上記磁気テープの一側縁の位置規制を行うフランジが配置されて成り、上記磁気ヘッドと、上記第1及び第2の固定テープガイドは、上記磁気ヘッドの磁気テープ走行面と、上記第1及び第2の固定テープガイドの磁気テープ摺接面が、上記磁気テープの上記一側縁とは反対側において、上記磁気テープの走行面に向かって、突き出るように傾けられ、該傾きによって、上記磁気テープの幅方向移動が、その走行に伴って上記フランジ側に向かう方向に作用するようになされたことを特徴とする。
また、本発明によるリニアテープドライブ装置は、上記磁気テープ走行案内手段が、上記磁気ヘッド及び上記第1及び第2の固定テープガイドの配置部を挟んで更にその外側に、第3及び第4の固定テープガイドを有し、該第3及び第4の固定テープガイドにおいても、上記第1及び第2の固定テープガイドの上記フランジの配置側に対応する各一端側にのみ上記磁気テープの上記一側縁の位置規制を行うフランジが配置されて成り、上記第3及び第4の固定テープガイドの磁気テープ摺接面が、上記磁気テープの上記一側縁とは反対側において、上記磁気テープの走行面に向かって、突き出るように傾けられ、該傾きによって、上記磁気テープの幅方向移動が、その走行に伴って上記フランジ側に向かう方向に作用するようになされたことを特徴とする。
本発明においては、最も磁気テープの幅方向移動(LTM)の抑制が必要とされる磁気ヘッドの近傍に配置される第1及び第2の固定テープガイドに関して、それぞれ、その一端側にのみフランジを設け、更に、これら第1及び第2の固定テープガイドに所要の傾きθを持たせることによって、磁気テープの固定テープガイドに対する接触圧を、磁気テープの幅方向に関して相違させて、磁気テープに、固定テープガイドの軸方向に所要の力を作用させ、これによって磁気テープの基準エッジ側の側縁を、この側縁に対応する側のフランジに、適度の力をもって衝合させることができることから、磁気テープの幅方向移動(LTM)を効果的に抑制し、所定位置に設定させることができるものである。
したがって、本発明によれば、確実に磁気テープに対する記録再生時のトラッキングのずれや、アウトトラッキングの発生を回避でき、更に、例えばサーボ信号の記録に適用して、より確実に所定位置にサーボ信号の記録を行うことができることから、より確実にトラッキングサーボを行うことができる。
そして、この傾きは、実際には、きわめて小なる角度θであり、固定テープガイドの傾きによってリニア型磁気テープの固定テープガイドの摺接圧が、ガイドの突き出し側が幾分高くなるようにされるものであるが、後述するところから明らかなように、これによってテープの磨耗が増加することがなく、効果的に、テープガイドによる磁気テープの損傷及び磨耗の改善が図られた。
また、磁気ヘッドに隣接して配置されるテープガイドにおいて、最も高い精度をもって、磁気ヘッドに対して磁気テープを案内させることができるようにするには、テープガイドにフランジを設ける場合に、高い精度を必要とする。したがって、前述したように、テープガイドの両端にフランジを設ける場合、これらフランジ間の間隔は高い精度をもって形成することが必要となる。
これに対し、本発明構成によれば、一端にのみフランジを設け、このフランジ位置を基準エッジ1SEの位置とするものであることから、その製造が容易となるものであり、しかも、上述したように、型磁気テープの幅方向移動の抑制を効果的にできるものである。
本発明によるリニアテープドライブ装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。しかし、本発明は、この実施の形態例に限定されるものではない。
図1Aは、本発明によるリニアテープドライブ装置の一実施形態例における、リニア型磁気テープ1を磁気ヘッド2に対して走行案内する磁気テープ走行案内手段50の要部の模式的配置図で、図1Bは、その正面図を示す。
同図Cは磁気ヘッドの側面図、同図D、同図E及び同図Fは、それぞれテープガイド11及び12,13及び14,15の側面図である。
リニア型磁気テープ1は、磁気テープ案内手段50によって、磁気ヘッド2の記録または/および再生磁気ギャップ(図示せず)が配列されたテープ走行面に対してリニア型磁気テープ1をテープガイドによって往復走行案内するようになされる。
リニア型磁気テープ1は、前述したように、図2で示すように、その長手方向の走行方向に沿って直線的にデータの記録再生が行われる多数のデータバンドDB(DB1,DB2,DB3・・・)が、テープの幅方向に並置配列される。
データバンドDBには、それぞれ磁気テープの長手方向に沿って延長するデータ記録トラック(図示せず)が多数本、幅方向に並置形成される。
また、各データバンドDBは、サーボバンドSB(SB1,SB2,SB3・・・)によって挟み込まれ、これらサーボバンドSBに予め記録されたサーボ信号によって、各データバンドDBにおける選択された複数のデータ記録トラックに、磁気ヘッド2の対応する記録再生の作動磁気ギャップが同時に正対するように、磁気ヘッド2を、テープ幅方向に微調整制御するトラッキングサーボがなされる。
このサーボバンドSBは、リニア型磁気テープ1の一側縁を基準エッジ1SEとして、これに対して所要の間隔を保持して平行に形成される。
磁気ヘッド2は、図示しないが、リニア型磁気テープの幅方向に、粗動調整及び微動調整装置を具備するアクチュエータによって、上述したサーボ信号によってトラッキングサーボがなされる。
本発明によるリニアテープドライブ装置においては、磁気テープ案内手段50が、図1A及びBに示すように、磁気ヘッド2を挟んでテープ走行方向に関して、少なくとも第1及び第2の固定テープガイド11及び12が配置され、更にテープ走行方向に関してその外側に第3及び第4の固定テープガイド13及び14が配置される。
少なくとも第1及び第2の固定テープガイド11及び12、また好ましくは、その外側の第3及び第4の固定テープガイド13及び14は、これらの、磁気テープ1の上述した基準エッジ1SE側に対応する各一端側にのみリニア型磁気テープ1の一側縁1SEの位置規制を行うフランジ33が配置されて成る。
そして、これより更に、外側においては、付加テープガイド15が配置される。これら付加テープガイド15は、例えば固定テープガイドとすることもできるし、回転枢支されたローラガイドによって構成することもできる。
また、この付加テープガイド15は、その両端にフランジ43が配置された構成とすることができる。
しかし、これら付加テープガイド15は、磁気ヘッド2に対する磁気テープの位置規制に寄与しないことから、磁気ヘッド2におけるLTMへの影響は殆どなく、このため、両端のフランジ43の間隔は、高い精度を必要とせずに、テープ幅よりやや大に選定すればよいものである。
各テープガイド11〜15は、セラミック例えばジルコニア系(ZrO)、により構成することができる。
そして、特に、第1〜第4の固定テープガイド11〜14は、その本体は、直径3〜10mm、例えば5mmの円筒型あるいは円柱状、または角柱状ないしは角筒状とすることができ、フランジ部33、43の磁気テープと接触する面を含めてその表面の中心平均粗さRa≦0.05mmとされ磁気テープとの、摩擦係数μが低くい(0.2≦μ)、且つテープ面とエッジに損傷を与えない条件とする。
各テープガイド11〜15の、フランジ33及び43は、テープガイドの例えば柱状ないしは筒状の本体の軸心と直交させて配置され、これらフランジ33及び43は、例えば柱状、筒状等のテープガイドの本体一体に成型することもできるが、実用の製造方法においては、本体の周囲の形状に合わせた外周形状に別体に成型し、本体に嵌合一体化する。
そして、磁気ヘッド2と、少なくとも第1及び第2の固定テープガイド11及び12、好ましくは、第1〜第4の固定テープガイド11〜14とが、磁気テープ1に対して傾けられる。
すなわち、磁気ヘッド2のテープ走行面と、第1〜第4の固定テープガイド11〜14の磁気テープ1との摺接面とが、それぞれ上述した磁気テープ1の基準エッジ1SE側のフランジ33を有する側とは反対側の端部が、磁気テープ1に向かって突き出るように、本来の軸心方向に対してそれぞれ所要の角度θをもって傾けられて磁気テープ1がフランジ33に向かって幅方向に移動する適度の幅方向作用力が生じるようになされる。
上述した、本来の軸心方向とは、傾けられる磁気ヘッド2の磁気テープの走行面や、固定テープガイド11〜14のテープの摺接面が、磁気テープ1の全幅に渡って一様な対接圧をもって対接するときの、磁気テープ走行面や、摺接面の軸心方向を指称し、これに対して磁気ヘッド2及び固定テープガイド11〜14の各摺接面の軸心がテープ面に向かってそれぞれ図1Cに示すように磁気ヘッド2の磁気テープ1の走行面が角度Hθ、同図Dに示すように固定テープガイド11及び12のテープ摺接面が角度Tθ1,2、固定テープガイド13及び14のテープ摺接面が角度Tθ3,4をもってそれぞれ傾けられる。
これら角度Hθ、Tθ1,2、Tθ3,4は、ともに、0.4°〜0.8°で良好な幅方向作用力が生じ、LTMの最小化、且つテープエッジ損傷のない角度であることが確認された。
しかし、付加テープガイド15については、図1Fに示すように、なんら傾ける必要はないものである。
また、磁気ヘッド2とその両側の固定テープガイド11及び12との距離Mは、M≦15mmに近接させる。ちなみに、従来通常の構成においては、この距離Mは20mm以上とされている。
このように、磁気ヘッド2とその両側の固定テープガイド11及び12とを近接させることによって、磁気ヘッドの突き出し量の減少が図られる。すなわち、磁気ヘッド2と磁気テープ1のコンタクト条件は、磁気ヘッド2に対する磁気テープ1の入射角Pθが大きく影響する。この磁気ヘッドに対する磁気テープの最適条件は、テープテンションや磁気テープのベース材によって最適角が異なるものの、例えば、テープテンションを1Nとし、磁気テープのベース材がPET(ポリエチレンテレフタレート)で、そのベース厚tがt≦8μmであるとしてPθ=1°の場合、ヘッド突き出し量P=0.23mmとなる。
したがって、例えば図9における磁気ヘッド102の、これに隣接する第1及び第2のローラガイドからの突き出し量Pの、P≧1.2mmに比較して約1/5となり、テープの表面損傷とヘッド摩耗の改善が図られる。
また、後述の図8で示すように、LTM主要成分の平均周期が、60mmより大であるリニア型磁気テープを用いた場合、第1及び第2の固定テープガイド11及び12間距離(すなわち、磁気ヘッド2とその両側のガイド11及び12の各テープ接線との距離をMとするときの、磁気ヘッドの幅+2M)を、例えば22mmとすることでLTM抑制効果が得られた。
尚、図示の例では、磁気ヘッド2と、第1〜第4のテープガイド11〜14等とを、磁気テープ1の同一側に配置した構成とした場合であるが、磁気ヘッド2を磁気テープ1の磁性層側に配置し、各テープガイド11〜14等を磁気テープ1を挟んでその背面側に配置することもできる。この場合においても、Pθ、M、P の値は同じに選定できる。
次に、本発明構成によるリニアテープドライブ装置におけるLTMを、従来構成における場合と対比測定した。
この場合のリニアテープドライブ装置としては、図3にその概略平面図を示すように、リニア型磁気テープ1の往復移行において、いずれか一方を供給側、他方を巻き取り側とする第1及び第2のリール21及び22と、磁気ヘッド2と、これらリール21及び22間にリニア型磁気テープ1を、磁気ヘッド2のテープ走行面に磁気テープ1を摺動案内しつつ磁気テープ1を往復走行させる磁気テープ走行案内手段50とを有する。
磁気テープ走行案内手段50は、磁気ヘッド2を挟んでリニア型磁気テープ1の往復走行方向の前方側及び後方側に位置して第1及び第2の固定テープガイド11及び12が配置される。
そして、この例においては、図1で示した各第1及び第2の固定テープガイド11及び12と、第3及び第4の固定テープガイド13及び14との間に、円弧状のエア噴出し型のテープガイド24を配置した場合である。
このエア噴出し型のテープガイド24は、周知の構成によりエア噴出し型のガイドによって構成することができるものであり、磁気テープ1の走行方向に沿う円弧案内面24Gと、磁気テープ1の上述したエッジ1SE側に相当する端縁から突出するフランジ24Fとを有する構成による。そして、この円弧に沿って、テープ1をエアによってフランジ24Gから浮上させて、移行案内する構成を有するものである。
また、図1で示す例においては、第1のリール21を囲んで、他の対の円弧状のエア噴出し型のテープガイド24とこれらを挟んで付加テープガイド15が配置された構成とした。
このようにして、例えば図3で示すように、リニア型磁気テープ1が、第1及び第2のリール21及び22間に、磁気ヘッド2の磁気テープ走行面を巡って第4のテープガイド14−エア噴出し型のテープガイド24−第2の固定テープガイド12−磁気ヘッド2−第1の固定テープガイド11−エア噴出し型のテープガイド24−第3の固定テープガイド13−付加テープガイド15−エア噴出し型のテープガイド24−付加テープガイド15−付加テープガイド15−エア噴出し型のテープガイド24−付加テープガイド15によって案内される構成とされている。
次に、本発明装置と従来装置におけるLTMの測定を行った。この場合、本発明及び従来のいずれの構成においても、基本的には、図1で示した構成とするものであるが、従来装置においては、図1の第1〜第4のテープガイド11〜14に代えて、図10で説明したテープガイド201〜204を適用した構成とした。
この場合、LTM測定は、磁気ヘッド2とこれに隣接する第1のテープガイド11との間において、フォトニックセンサによって測定した。
各測定は、1Nの張力でテープ速度8m/sをもって、一方向移行(EOTと呼称する)と逆方向移行(BOTと呼称する)について測定した。
図4AおよびBは、本発明装置における、それぞれ塗布型磁気テープ(MPテープ)についてのLTM測定した結果を示したものであり、図5A及びBは、本発明装置における蒸着型磁気テープ(MEテープ)についての同様の測定結果を示したものである。
また、図8A及びBは、従来装置の、塗布型テープについての測定結果を示す。
図4及び図5によって明らかなように、本発明装置によるときは、EOT、B0Tの走行方向に関わらず、塗布型、蒸着型を問わず、LTMが良好に抑制されている。
すなわち、図8で示されるように、従来装置においては、LTMが大で、また、LTM振動周期は60mm以上を示す。また、テープ走行方向の依存性が大で、その走行方向によって3μm程度に及ぶシフトが生じる。
これに対し、図4で示すように、本発明装置によるときは、従来装置で、LTMが数μm生じていた同一塗布型テープについて、本発明装置によるときは、LTMを約1/4の1μm程度に抑制でき、またテープの走行方向の依存性の改善が格段に図られている。
そして、この測定において、本発明装置と従来装置においては、第1〜第4のテープガイド構成のみを変化させた構成によるものであるので、これらの測定結果の相違は、第1〜第4のテープガイド構成の相違に依拠するものであり、したがって、上述した例ではエア噴出しのテープガイド24を配置した構成とした場合であるが、これらを設けない構成、あるいは他の構成に変更した場合においても、本発明構成によるリニアテープドライブ装置によれば、LTMの改善が図られる。
また、本発明装置においては、リニア型磁気テープ1に、固定テープガイドのフランジ33に向ける幅方向作用力を生じさせるものであるが、これによって磁気テープ1の損傷、損耗が発生しやすくなるような不都合が生じることがないことを確認した。
すなわち、本発明装置の走行系において、10,000パス(往復約2秒のいわゆるシューシャイン:Shoe shineモードによるテープ耐久性の一般試験法)による確認を行った。
図6及び図7は、それぞれ塗布型テープ(MPテープ)及び蒸着型テープ(MEテープ)に対するLTMの測定結果を示すもので、各図A,B,C,D,Eは、それぞれ初期の状態、2500パス後、5000パス後、7500パス後、10000パス後の測定結果を示す。
この試験によれば、その初期、途中経緯も含めてMP、ME両テープ共に、LTMの変化は、ほとんど生じることがない。
また、MP、MEテープ共に、10,000パス走行後の各テープガイド及びフランジ面にテープ損傷の証となるテープ粉の付着はほとんど存在していなかった。
このことから、本発明装置によれば、リニア型磁気テープ1のエッジが、テープガイドのフランジに接触走行させる構成によることによってLTMの改善が図られものであるにも拘わらず、エッジの損傷、テープ表面の損傷を増大させるような不都合が生じないことが確認された。
上述した本発明装置によれば、上述の第1〜第4の固定テープガイド11〜14を配置した構成によって、本発明の目的、すなわち、リニア型磁気テープのLTMの改善が図られるものであることから、上述したように、その磁気テープの走行案内手段50において、エア噴出しのテープガイドを設けるとかあるいは設けないとか、また、他の構成をとることもできる。したがって、本発明によれば、走行案内手段の構成の設計の自由度が高められ、これにより、小型化も可能になるものである。
また、上述したところから明らかなように、本発明においては、固定テープガイドの軸方向に所要の力を作用させ、これによって磁気テープの基準エッジ側の側縁をフランジに、適度の力をもって衝合させる構成としたことから、塗布型磁性層によるリニア型磁気テープ、蒸着型磁性層によるリニア型磁気テープのいずれにおいても磁気テープ表面、エッジの損傷が回避されつつ、高いLTM抑制効果が得られる。
そして、上述したように、この損耗の減少によって塗布型磁性層による磁気テープを用いた場合においても、粉落ちの低減化が図られこれにより、磁気ヘッドのヘッドクロッグ(目詰まり)の改善が図られるなど多くの利益をもたらすものである。
図Aは、本発明装置の一例の磁気ヘッドとその近傍のテープガイドとの配置関係を示す模式的平面図、図Bはその正面図、図Cは磁気ヘッドの側面図、図D〜図Fは、それぞれテープガイドの側面図である。 本発明装置の対象とするリニア型磁気テープの一例の模式的平面図である。 本発明によるリニアテープドライブ装置の一例の概略平面図である。 本発明装置による塗布型テープを用いた場合の、磁気テープ幅方向移動(LTM)の測定結果を示す図で、図A及びBは、それぞれ一方向走行および他方向走行における、それぞれのLTM測定曲線である。 本発明装置による蒸着型テープを用いた場合の、磁気テープ幅方向移動(LTM)の測定結果を示す図で、図A及びBは、それぞれ一方向走行および他方向走行における、それぞれのLTM測定曲線である。 A〜Eは、それぞれ塗布型テープの繰り返しパス測定における初期状態から、10000回までのパス測定における初期状態から10000回までのLTM測定結果を示す図である。 A〜Eは、それぞれ蒸着型テープの繰り返しパス測定における初期状態から、10000回までのパス測定における初期状態から10000回までのLTM測定結果を示す図である。 従来装置による塗布型テープを用いた場合の、磁気テープ幅方向移動(LTM)の測定結果を示す図で、図A及びBは、それぞれ一方向走行および他方向走行における、それぞれのLTM測定曲線である。 従来のリニアテープドライブ装置の説明図で、図Aは、磁気ヘッドとその近傍のテープガイドとの配置関係を示す模式的平面図、図Bはその正面図、図Cは磁気ヘッドの側面図、図D及び図Eは、それぞれテープガイドの側面図である。 従来のリニアテープドライブ装置の説明図で、図Aは、磁気ヘッドとその近傍のテープガイドとの配置関係を示す模式的平面図、図Bはその正面図、図Cは磁気ヘッドの側面図、図D及び図Eは、それぞれテープガイドの側面図である。
符号の説明
1,101,201・・・リニア型磁気テープ、2,102,202・・・磁気ヘッド、11〜14・・・第1〜第4の固定テープガイド、15・・・付加テープガイド、24・・・エアテープガイド、24G・・・円弧案内面、111〜114.211〜214・・・テープガイド、21・・・第1のリール、22・・・第2のリール、33,43,103,203・・・フランジ、50・・・磁気テープ走行案内手段、

Claims (2)

  1. 磁気テープの長手方向に沿って記録トラックが形成されるリニア型磁気テープが用いられるリニアテープドライブ装置であって、
    磁気ヘッドと、
    該磁気ヘッドの磁気テープ走行面に上記リニア型磁気テープを走行案内する磁気テープ走行案内手段とを有し、
    該磁気テープ走行案内手段は、上記磁気ヘッドを挟んでテープ走行方向の前方側及び後方側に位置して第1及び第2の固定テープガイドを有し、
    該第1及び第2の固定テープガイドは、対応する各一端側にのみ上記磁気テープの一側縁の位置規制を行うフランジが配置されて成り、
    上記磁気ヘッドと、上記第1及び第2の固定テープガイドは、上記磁気ヘッドの磁気テープ走行面と、上記第1及び第2の固定テープガイドの磁気テープ摺接面が、上記磁気テープの上記一側縁とは反対側において、上記磁気テープの走行面に向かって、突き出るように傾けられ、
    該傾きによって、上記磁気テープの幅方向移動が、その走行に伴って上記フランジ側に向かう方向に作用するようになされたことを特徴とするリニアテープドライブ装置。
  2. 上記磁気テープ走行案内手段が、上記磁気ヘッド及び上記第1及び第2の固定テープガイドの配置部を挟んで更にその外側に、第3及び第4の固定テープガイドを有し、
    該第3及び第4の固定テープガイドにおいても、上記第1及び第2の固定テープガイドの上記フランジの配置側に対応する各一端側にのみ上記磁気テープの上記一側縁の位置規制を行うフランジが配置されて成り、
    上記第3及び第4の固定テープガイドの磁気テープ摺接面が、上記磁気テープの上記一側縁とは反対側において、上記磁気テープの走行面に向かって、突き出るように傾けられ、
    該傾きによって、上記磁気テープの幅方向移動が、その走行に伴って上記フランジ側に向かう方向に作用するようになされたことを特徴とする請求項1に記載のリニアテープドライブ装置。
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