JP2006058399A - 光コネクタ組立工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電柱の上等、足場の悪い所でも、光ファイバ先端への光コネクタの組立作業性を確保でき、しかも、コストの低減を実現する。
【解決手段】 本発明の光コネクタ組立工具1は、フェルール1を保持するフェルール保持部21が設けられているベース20と、このベース20に対して回動自在に取り付けられた光ファイバ挿入台30と、ベース20に沿ってスライド移動することでフェルール保持部21のフェルール1にマスターフェルール13を突き合わせるスライダ90とを有し、光ファイバ挿入台30はフェルール保持部21のフェルール1に光ファイバ3を挿入するための光ファイバ案内溝33を有する。スライダ90は、フェルール保持部21に接近することでベース20に係止されて、フェルール1、13同士の突き合わせ状態を維持でき、しかも、係止解除レバー94を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光コネクタのフェルールの先端面に開口した光ファイバ挿入穴への光ファイバの挿入に用いられる光コネクタ組立工具に関する。
例えば、JIS C 5981等に規定されるMT形光コネクタによって光ファイバを突き合わせ接続可能に成端する作業では、前記光コネクタに形成された光ファイバ挿入穴に光ファイバ(裸光ファイバ)を挿入する工程がある。
フェルールの光ファイバ挿入穴に光ファイバを挿入するために用いられる光コネクタ組立工具としては、従来、フェルールを基台上に固定するフェルール固定部と、光ファイバを把持した光ファイバホルダと、フェルール固定部に向かって移動することで光ファイバホルダに把持された光ファイバの先端部を移動させるファイバ支持部と、フェルール固定部に向かって移動して該フェルール固定部に固定されたフェルールの先端面に当接することでフェルールの光ファイバ挿入穴内に位置する光ファイバの先端面を位置決めする位置決め部材(ヘッド)とを備えた光コネクタ組立工具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の光コネクタ組立工具を用いた場合、フェルールの光ファイバ挿入穴に光ファイバを挿入する手順は、以下のようになる。まず、フェルールをフェルール固定部に固定する。次いで、光ファイバの先端部の被覆を除去(口出し)した後、該光ファイバをファイバホルダに把持させる。次いで、ファイバホルダをファイバ支持部に載せて、ファイバ支持部をファイバホルダごとフェルール固定部に向かってスライド移動させることにより、光ファイバの先端部(裸光ファイバ)をフェルール内に挿入する。次いで、位置決め部材をフェルール固定部に向かって移動させてフェルールの先端面に当接させることにより、光ファイバ挿入穴に光ファイバを挿入及び位置決めする。光ファイバの挿入後は、フェルール内に接着剤を注入して光ファイバをフェルールに固定し、工具から取り外す。
特開2002−221640号公報
従来の光コネクタ組立工具の場合、光ファイバの先端部をフェルール内に挿入するためには、光ファイバを把持するファイバホルダが必要であり、ファイバホルダを支持または移動させるための工具の構造が複雑である。ファイバホルダは工具から分離するので、例えば電柱の上等、足場の不安定な場所で組立作業をするためには、作業が難しく、また、ファイバホルダを落としてしまうなどの不都合がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、工具の構造や作業を簡略化できる光コネクタ組立工具を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、光コネクタのフェルールの先端面に開口した光ファイバ挿入穴に光ファイバを挿入して、前記光ファイバの先端に前記フェルールを取り付け光コネクタを組み立てる作業に用いられる光コネクタ組立工具であって、一端にフェルールを着脱自在に保持するフェルール保持部が設けられたベースと、前記フェルール保持部に保持されたフェルールの先端面に当接することにより前記光ファイバ挿入穴に挿入された光ファイバの端面を位置決めする位置決め部材と、前記位置決め部材を保持して前記フェルール保持部に向かって進退する方向にスライド移動可能となるように前記ベースに取り付けられたスライダと、前記ベースに回動可能に取り付けられた光ファイバ挿入台とを有し、前記光ファイバ挿入台の上面にはフェルール保持部に向かって延びる光ファイバ案内溝が延在形成されており、前記光ファイバ挿入台は、前記ベースに対する回動によってフェルール保持部に保持されたフェルールに対する光ファイバ案内溝の向きが可変になっており、前記ベース及び/又は前記スライダには、前記スライダを前記ベースに対して係止して、位置決め部材と光コネクタとの突き合わせ状態を維持する係止片が突設されており、前記スライダは、前記コネクタ支持台の前記光コネクタに突き合わせた位置決め部材を前記フェルールに付勢する付勢手段と、当該スライダを係止した前記係止片を押し動かして前記スライダの係止を解除するための係止解除レバーとを具備することを特徴とする光コネクタ組立工具を提供する。
上述の光コネクタ組立工具においては、光ファイバ案内溝上に配置された光ファイバを押さえるためのファイバ押さえ部材が前記光ファイバ挿入台に取り付けられている構成を採用することも可能である。
また、ファイバ押さえ部材が前記光ファイバ案内溝の延在方向に複数並べられており、これらファイバ押さえ部材のうち最もフェルール保持部の近くに配置されたファイバ押さえ部材は、前記光ファイバを押さえた状態のままで前記光ファイバ案内溝の延在方向に沿うスライドが許容されている構成を採用することも可能である。
また、前記ベースに対する前記光ファイバ挿入台の回動を停止させる回動規制機構が設けられている構成を採用することも可能である。
また、前記位置決め部材は、前記フェルール先端面と当接する先端面に開口した光ファイバ挿入穴を有するマスターフェルールであり、前記マスターフェルールは前記フェルールの先端面に開口したガイドピン穴に嵌合するガイドピンが前記マスターフェルールの先端面に突設されているとともに、前記フェルールとの前記突き合わせ方向に対する垂直方向へ浮動可能に設けられている構成を採用することも可能である。
また、前記フェルール保持部は、前記フェルールのガイドピン穴に前記フェルールの先端面に対向する後端面の側から挿入される取付ピンを有する構成を採用することも可能である。
また、前記光ファイバ挿入台が、片手により把持することができる把持部としての機能を有する構成を採用することも可能である。
また、前記光ファイバ案内溝が、前記光ファイバ挿入台の挿入台本体に着脱可能な溝付き案内部材に形成されている構成を採用することも可能である。この場合、それぞれ溝幅の異なる光ファイバ案内溝が形成されている溝付き案内部材の選択使用によって、フェルールに挿入する光ファイバのガイドに適した、前記溝付き案内部材は対向する両側に光ファイバ案内溝を有しており、前記両側の光ファイバ案内溝は互いに溝幅が異なっており、前記挿入台本体に対する溝付き案内部材の装着向きによって、フェルール保持部に保持されたフェルールに対する光ファイバの挿入作業に使用する光ファイバ案内溝を選択できるようになっている構成を採用することも可能である。
本発明は、位置決め部材を保持するスライダがスライド可能にベースに取り付けられていると共に、前記ベースのフェルール保持部に向かって延在形成された光ファイバ案内溝を有する光ファイバ挿入台が前記ベースに回動可能に取り付けられているので、光ファイバをフェルールに挿入するための挿入治具が前記ベースから分離することがない。したがって、例えば電柱の上等、足場の不安定な場所で組立作業をする場合でも作業を容易に行うことができる。工具と別体になったファイバホルダが省略できるので、ファイバホルダを落としてしまうなどの不都合を避けられる。
光ファイバ挿入台が前記ベースに対して回動可能に取り付けられているので、フェルールの光ファイバ挿入穴に対して光ファイバ案内溝の向きを簡単に調整することができ、フェルールに対する光ファイバの挿入を容易かつ確実に行うことができる。
さらに、前記ベース及び/又は前記スライダに突設されている係止片によって、前記スライダを前記ベースに対して係止して、位置決め部材と光コネクタとの突き合わせ状態を維持でき、しかも、係止片の係合解除用の係止解除レバーによって、フェルール保持部から離隔させる方向への前記スライダの引き戻しを簡単に行えるため、フェルールに対する位置決め部材の突き合わせ、突き合わせ解除の作業を非常に簡単に行える。
以上により、工具の構造を簡略化することができ、工具の小型化や低価格化なども実現できる。また、作業手順を簡略化することができ、作業性や能率を向上させることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の光コネクタ組立工具の一例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。図2は、前記光コネクタ組立工具のスライダの構造を示す部分断面図である。図3は光コネクタ組立工具のベースとスライダとの関係を示す図であって図2左側から見た側面図(左側面図)である。図4(a)、(b)は前記光コネクタ組立工具の光ファイバ挿入台と溝付き案内部材との関係を模式的に示す断面図、図5はスライダに組み込まれる位置決め部材としてのマスターフェルールとスプリングとスプリング留め部材とを示す斜視図、図6はマスターフェルールの一例を示す部分切欠正面図、図7はフェルールの一例を示す断面図、図8はフェルールとマスターフェルールとの先端面同士を突き合わせた状態を示す部分切欠正面図、図9はフェルールに光ファイバを挿入する様子を説明する概略図である。
図7に示すように、ここではフェルール1は、例えばJIS C 5981等に規定されるMT形光コネクタフェルールである。
フェルール1の接合端面5に対向する後端面6には、フェルール1の内部空間4に連通する挿入口6aが開口しており、この挿入口6aから光ファイバ3をフェルール1内に挿入できるようになっている。また、この挿入口6aには光ファイバ3を保護するブーツ6bを嵌め込んで装着することができる。
光ファイバ3としては、特に限定されるものではないが、例えば光ファイバテープ心線等の多心光ファイバや単心光ファイバ心線等を用いることができる。光ファイバ心線の心数は、特に限定されるものではなく、単心、2心、4心、8心、10心、12心などが例示できる。
フェルール1の接合端面5には1個または複数個の光ファイバ挿入穴2が配列状態に開口されている。光ファイバ挿入穴2のそれぞれには、光ファイバ3の先端に露出された裸光ファイバ3aを挿通及び位置決めすることができる。各光ファイバ挿入穴2のフェルール接合端面5側と反対の端は、フェルール1の内部空間4に連通している。
また、光ファイバ挿入穴2を介した両側には、一対のガイドピン穴(図示略)が形成されており、このガイドピン穴にはガイドピンを挿入及び嵌合できるようになっている。
さらにフェルール1は、接合端面5および後端面6以外の側面に開口されて前記内部空間4に連通する窓4aを有し、この窓4aは、内部空間4への接着剤注入等に用いることができる。
フェルール1内には、窓4aと対向する内部空間4の底面に台部4bが突設されている。この台部4bには、光ファイバ挿入穴2の内部空間4側の端部から延長して延びる誘い溝4cが形成されている。誘い溝4cは窓4aを通してフェルール1外から目視可能である。誘い溝4cは、各光ファイバ挿入穴2ごとに設けられており、誘い溝4cに挿入された光ファイバ3を接合端面5に向かって押し込むことにより、光ファイバ3を光ファイバ挿入穴2に円滑に案内することができる。誘い溝4cの断面形状は、特に限定されるものではなく、丸溝、U溝、V溝、角溝等が採用可能である。
図1等に示すように、本発明の光コネクタ組立工具10は、フェルール1を着脱自在に保持するフェルール保持部21が設けられたベース20と、前記ベース20に回動可能に取り付けられた光ファイバ挿入台30と、前記フェルール保持部21に保持されたフェルール1の先端面である接合端面5に当接することによりフェルール1の光ファイバ挿入穴2に挿入された光ファイバ3の端面を位置決めする位置決め部材13を保持して前記フェルール保持部21に向かって進退する方向にスライド移動可能となるように前記ベース20に取り付けられたスライダ90とを有する。
図1、図2に示すように、ベース20は、前記フェルール保持部21と、スライダ90をスライド移動可能にガイドするためのガイド溝22が形成されたベース本体23とを有する。
前記フェルール保持部21は、ベース本体23の延在方向一端部(図1(a)、(b)、図2の左右方向)におけるガイド溝22の延在方向(図1(a)、(b)、図2の左右方向)の延長上に設けられている。フェルール保持部21は、ベース本体23の延在方向一端部上に立設され、各先端部に取付ピン21aを有する一対の支柱21bから構成されている。両支柱21bは、ベース本体23のガイド溝22の延在方向と垂直(図1(a)の上下方向)に並んでいる。この支柱21bには光ファイバ挿入台30を回動可能に軸支する連結軸31aが貫通されている。
フェルール保持部21は、取付ピン21aをフェルール1のガイドピン穴に該フェルール1の後端面6の側から挿入及び嵌合することによりフェルール1を着脱自在に保持することができるようになっている。両取付ピン21a同士の間隔は、フェルール1のガイドピン穴同士の間隔に一致されている。
また、ベース本体23上には、該ベース本体23に沿ったスライド移動によって該フェルール保持部21に対して進退動するスライダ90を係止するための一対の係止片24が突設されている。この係止片24は、ベース本体23に固定してベース本体23上に突出されたピンであり(以下、係止ピンとも言う)、スライダ90を一対の係止ピン24よりもベース本体23の他端側(フェルール保持部21とは逆の側)からベース本体23に沿ってフェルール保持部21に向けてスライド移動して行くと、スライダ90の左右両側(図1(a)上下)に形成されている弾性片である係止解除レバー94に突設された係止片95(後述)がそれぞれ係止ピン24に係合し(図10参照)、これにより、スライダ90がベース20に対して係止される。スライダ90は、係止片95が係止ピン24に係合されると、フェルール保持部21からの距離が増大する方向への移動が係止ピン24によって規制される。
具体的には、スライダ90は樹脂一体成形品であり、スライダ90の係止解除レバー94は、スライダ本体91の左右両側に突設された弾性連結部94aと、この弾性連結部94aからフェルール保持部21側に向けて突出された操作片94bとを有している。前記係止片95は、操作片94bから前側(フェルール保持部21の側)に向けて突設されている。各係止解除レバー94とスライダ本体91との間には、係止解除レバー94のスライド本体91側への押し込み操作を可能とするためのクリアランス94cが確保されている。
なお、本発明において、スライダ90は、樹脂一体成形品に限定されず、複数部品から組み立てた構成のものであっても良い。
図10に示すように、スライダ90を、フェルール保持部21から離隔された位置(すなわち、係止片95の係止突起95a(後述)が係止ピン24を介してフェルール保持部21とは反対の側となる位置。以下、待機位置とも言う)からベース本体23に沿ったスライド移動によってフェルール保持部21に向けて移動すると、前記係止片95の側部に突設されている係止突起95aに形成されている傾斜面95bが係止ピン24に当接される(図11(b)参照)。ここで、スライダ90の移動を継続すると、傾斜面95bが係止ピン24に押圧されて前記係止片95が弾性変形されていく(図では、係止片95のスライダ本体91とは逆の側の側面に係止ピン24が当接される構造になっているので、係止片95はスライダ本体91に近づくように弾性変形される)。そして、係止突起95aが係止ピン24を乗り越えたところで、係止片95が弾性復帰し、係止ピン24に係止片95が係合する(図10、図11(c)参照)。係止片95と係止ピン24との係合は、スライダ90の左右両側で同時になされる。
この結果、スライダ90が、係止ピン24によって、フェルール保持部21からの距離が増大する方向へ移動出来ないように係止される(この係止時の位置を、以下、係止位置とも言う)。
係止ピン24と係止片95との係合は、スライダ90の両側に形成されている係止解除レバー94をスライダ本体91側に押し込むように操作することで簡単に解除できる。
前記係止解除レバー94は、スライダ本体91の両側部に設けられた弾性片であり、スライダ本体91側に向けて押し込み操作することで、係止片95と係止ピン24との係合を解除することができる。そして、2本の係止ピン24と係止片95との間の係合解除状態を維持したまま、スライダ90をベース本体23に沿ったスライド移動によってフェルール保持部21からの距離が増大する方向に移動させることで、再係合不可能な位置(待機位置)、すなわち、係止片95の係止突起95aが係止ピン24を介してフェルール保持部21とは反対の側となる位置に配置できる。なお、前記待機位置は、図示例の光コネクタ組立工具10では、図11(b)に示すように係止片95が係止ピン24にフェルール保持部21とは反対の側から接する位置から、後述する後退限界位置までの範囲を指す。
このスライダ90は、スライダ本体91に突設されたガイド突起96を、ベース本体23の上面23aから窪んだ形状のガイド溝22に挿入してある。そして、スライダ90は、ガイド突起96をガイド溝22内面にガイドさせつつベース本体23の上面23a上を摺動させるようにしてスライド移動させることで、フェルール保持部21に対する進退動を円滑に行える。ベース本体23上でのスライダ90のスライド移動は、例えば、この光コネクタ組立工具10の使用者が手指でスライダ90を押し動かすことによって行える。
なお、スライダ90は、ガイド突起96の側部に突設した抜け止め突起96a(図1参照)を、ガイド溝22の内面(具体的には両側の内側面)にガイド溝22の長手方向に沿って形成されているガイド用突条25(図3参照)の下側に配置した状態を保って、ベース本体23に沿ってスライドするようになっているため、ガイド溝22からベース本体23の上面23a側に抜け出ることはない。また、スライダ90は、ガイド溝22のフェルール保持部21側の端部(フェルール保持部21付近)に形成されたストッパ壁22aにガイド用突条25が当接する位置がフェルール保持部21側への移動限界、ベース本体23の他端部(図1(a)、(b)、図2における左側)付近に設けられた端部ストッパ22bにガイド用突条25が当接する位置がベース20の他端部側への移動限界(後退限界位置)になっており、ベース20から離脱しないようになっている。また、端部ストッパ22bは、ベース20に対して着脱可能であり、ベース20から取り外すことで、ガイド用突条25をガイド溝22のベース20他端側の端部から抜き出すことが可能となり、ベース20からのスライダ90の離脱が可能となる。
図5、図6に示すように、位置決め部材13は、ここでは、JIS C 5981等に規定されるMT形光コネクタ(MTフェルール)またはその類似品であり、以下、位置決め部材をマスターフェルールと称して説明する場合がある。
マスターフェルール13の先端面である接合端面13aには、一対のガイドピン穴13hが形成されており、このガイドピン穴13hにはガイドピン13cが嵌合して固定されている。また、接合端面13aには、一対のガイドピン穴13hの間に、1個または複数個の光ファイバ挿入穴13bが配列状態(図5に例示したものでは、4個の光ファイバ挿入穴13bが一列に形成)に開口されている。各光ファイバ挿入穴13bには、光ファイバ13d(ここでは、裸光ファイバであり、以下、光ファイバ13dを裸光ファイバとも言う)が挿入して固定されている。マスターフェルール13の接合端面13aには、光ファイバ13dの先端が突出されている。符号13eは、裸光ファイバ13dの端面(接合端面13aから突出する先端の端面)、13fはマスターフェルール13の鍔部である。
図2に示すように、マスターフェルール13は、スライダ90のスライダ本体91に形成された貫通孔97内に、スプリング92(コイルスプリング)及びスプリング留め部材93とともに収納されている。前記貫通孔97は、スライダ90のスライダ本体91のフェルール保持部21側に対面される前端面91aと、この前端面91aとは反対の側の後端面91bとに亘って形成されている。図5に示すように、スプリング留め部材93は外観概略円柱状に形成されており、貫通孔97に挿入した状態で軸回りに回転させて、該スプリング留め部材93の側部に突設されている係止突起93aをスライダ本体91に形成されている係止穴(図示略)に入り込ませることでスライダ本体91に係止されて貫通孔97の軸方向への移動が規制され、スプリング92が貫通孔97から抜け出ることを防止する。図3に示すように、スプリング留め部材93は、貫通孔97に挿入してスライダ本体91に係止した状態においてスライダ本体91の後端面91bに露出する部分に、工具などで回転操作するため操作部93bが形成されており、回転操作によって、スライダ本体91に対する係止及び係止解除を簡単に行える。図示例の操作部93bは、例えば、コイン(硬貨)などによってスプリング留め部材93の回転操作を行えるマイナス溝形状のものであるが、操作部としては、これに限定されず、各種構成のものを採用できる。
なお、本発明に係る付勢手段としては、ここでは、コイルスプリングであるが、このコイルスプリングに限定されず、例えば、コイルスプリング以外の板バネ等のスプリングや、スポンジ状の樹脂発泡体といった、弾性変形可能な各種の部材を採用できる。
また、スプリング留め部材としては、回転操作によって貫通孔97内での固定及び貫通孔97からの離脱を簡単に行える構成であれば良く、図示例の構成に限定されず、例えば、貫通孔97に対して螺着されるネジ構造のもの等も採用可能である。
図2に示すように、マスターフェルール13は、スライダ90のスライダ本体91の前端面91aから、接合端面13a付近(先端部)が突出されている。マスターフェルール13を前記前端面91a側から後端面91b側に押し込むと、このマスターフェルール13とスプリング留め部材93との間に介挿されているスプリング92が押し縮められ、この押し込み状態からマスターフェルール13を押し込む押し込み力を解除すると、スプリング92の付勢力によって、接合端面13a側の先端部が前端面91aから突出されている状態に戻る。
なお、図示を略すが、スライダ90の貫通孔97内には、マスターフェルール13の接合端面13aと反対側の後端面側に形成された鍔部13fと係合することでマスターフェルール13が前端面91a側に抜け出ることを防止するストッパが形成されている。
図5に示すように、マスターフェルール13は、ガイドピン13cをフェルール1の接合端面5に形成されたガイドピン穴(図示略)に挿入及び嵌合することにより、フェルール1と着脱可能に嵌合(接続)できるようになっている。マスターフェルール13の光ファイバ挿入穴13bのピッチは、フェルール1の光ファイバ挿入穴2のピッチと等しくされており、フェルール1とマスターフェルール13とを嵌合した状態では、フェルール1及びマスターフェルール13の各光ファイバ挿入穴13bの位置が互いに対応して、マスターフェルール13の光ファイバ13dがフェルール1の光ファイバ挿入穴2に進入するようになっている。
図1、図2に示すように、光ファイバ挿入台30は、ベース20に回動可能に取り付けられている。本形態例においては、上述したように、ベース20と光ファイバ挿入台30とはベース20のフェルール保持部21の両支柱21bに貫通された連結軸31aによって連結されている。
図1、図4に示すように、光ファイバ挿入台30は、プレート状の挿入台本体31と、この挿入台本体31に着脱可能に装着される溝付き案内部材32と、取付軸35と、2つの押さえ部材36、37と、回動規制機構40とを有している。
挿入台本体31は、本工具の使用者が片手で把持することができる把持部としても機能するものであり、片手で把持しやすいように平面視瓢箪形に形成されている。また、この挿入台本体31のベース20に対面する側とは反対の側には、ストラップ取付部31sが形成されており、本光コネクタ組立工具10は、本工具の使用者がストラップ取付部31sに取り付けたストラップを手首に巻くなどすることで容易に携帯できる。
図1(a)、(b)、図4(a)、(b)に示すように、溝付き案内部材32は長方形板状の部材であり、この溝付き案内部材32の両面には、光ファイバ3のフェルール1への挿入を案内するための光ファイバ案内溝33が形成されている。この溝付き案内部材32は、一方の面を上にして、挿入台本体31に該挿入台本体31の上面31cから窪んだ形状に形成された案内部材収納凹所31dに嵌め込むことで挿入台本体31に装着される。挿入台本体31に装着された溝付き案内部材32の光ファイバ案内溝33は、光ファイバ挿入台30のフェルール保持部21に臨む一側に形成された凹陥部31bからこれに対向する他側に向かって延在される。光ファイバ案内溝33の幅(溝幅)は、光ファイバ3を両側から位置決めすることができるように、光ファイバ3の幅に対応して形成されている。
溝付き案内部材32の両面の光ファイバ案内溝33は、溝幅が互いに異なるものである。図4では、溝幅が広い方の光ファイバ案内溝33に符号33a、溝幅が狭い方の光ファイバ案内溝33に符号33bを付している。溝付き案内部材32は、挿入台本体31の案内部材収納凹所31dに嵌め込む際に上側とする面を選択することで、溝幅の異なる光ファイバ案内溝33a、33bを使い分けることができる。また、フェルール1への挿入作業をおこなう光ファイバ3の断面寸法に対応して、この光ファイバの位置決めに適した溝幅の光ファイバ案内溝を有する溝付き案内部材32を選択使用することも可能であり、これにより、光ファイバ3の断面寸法に対する汎用性が得られる。
図4では、光ファイバ3として2心、4心の光ファイバテープ心線を例示し、一方の光ファイバ案内溝33aとして4心光ファイバテープ心線用のもの、他方の光ファイバ案内溝33bとして2心光ファイバテープ心線用のものを例示したが、光ファイバ案内溝33a、33bは、上述した心数の光ファイバテープ心線の位置決めに対応するものに限定されるものではない。また、単心の光ファイバ心線、光ファイバ素線も光ファイバ3として採用可能である。
図1(a)、(b)、図10(a)、(b)に示すように、光ファイバ挿入台30の側部には、光ファイバ案内溝33の延在方向(図1(a)、(b)の左右方向)と平行に延びる取付軸35が装着されている。
取付軸35には、光ファイバ案内溝33上に配置された光ファイバ3を押さえるためのファイバ押さえ部材36、37(以下、単に押さえ部材という場合がある)が回動可能に軸支されている。
図1、図9、図12に示すように、押さえ部材36、37は、それぞれ、取付軸35が挿通される基部36a、37a(枢着部分)と該基部36a、37aから延びる板状の蓋部36b、37bとを有する。蓋部36b、37bは、取付軸35周りの回動により、挿入台本体31の上面31cと向かい合うようになっている。蓋部36b、37bは、挿入台本体31の上面31cと向かい合う側の面に形成された窪み36c、37cに、ゴム等の緩衝部材36d、37dが固着されている。緩衝部材36d、37dは、蓋部36b、37bが光ファイバ挿入台30の上面31cと向かい合ったときに光ファイバ案内溝33の上を覆う箇所に配置されており、光ファイバ案内溝33と蓋部36b、37bとの間に光ファイバを挟んだ際に光ファイバは、緩衝部材36d、37dと当接するようになっている。これにより、光ファイバの損傷を抑制できる。
前記取付軸35は、長手方向の3箇所が、挿入台本体31上に突設された移動規制突起38a、38b、38cによって支持されている。
2つの押さえ部材36、37の内、ベース20に近い側の押さえ部材36(以下、第1押さえ部材とも言う)は、挿入台本体31のベース20側の端部(一端部)に突設された移動規制突起38aと、3つの移動規制突起38a、38b、38cの内の中間の移動規制突起38bとの間に設けられて取付軸35に軸支されている。両側の移動規制突起38a、38bの間には、押さえ部材36の取付軸35長手方向に沿った方向の寸法よりも大きい離隔距離が確保されており、押さえ部材36には両側の移動規制突起38a、38bの間の範囲において、取付軸35に沿うスライドが許容されている。
一方、ベース20から遠い側の押さえ部材37(以下、第2押さえ部材とも言う)は、中間の移動規制突起38bと、挿入台本体31の他端部(一端部とは反対側の端部)に突設されている移動規制突起38cとの間にて取付軸35に軸支されているが、移動規制突起38b、38cの間の間隔は、移動規制突起38a、38bの間隔に比べて狭く設定されており、押さえ部材37は、移動規制突起38b、38cによって取付軸35に沿ったスライド移動が規制されている。
挿入台本体31には、第2押さえ部材37を挿入台本体31の上面31c上に重ね合わせるようにして閉じたときに蓋部37bに対向する位置に、磁石39が設けられている。ここでは、挿入台本体31の裏面から凹陥した磁石収納凹部39aが設けられており、磁石39は磁石収納凹部39a内に収納されている。
これにより、押さえ部材37を挿入台本体31の上面31cに向かい合わせたときに、磁石39による吸引力によって押さえ部材37と光ファイバ挿入台30の上面31cとの間に光ファイバを挟み込む押圧力が作用するようになっている。但し、この押圧力の強さは、第1押さえ部材36の取付軸35に沿ったスライド移動によって、フェルール保持部21に保持したフェルール1に光ファイバ3を送り込む作業の障害とならない程度である。
さらに本形態例の光コネクタ組立工具においては、ベース20に対する光ファイバ挿入台30の回動を規制するための回動規制機構40が設けられている。
ここで回動規制機構40は、図1、図10に示すように、光ファイバ挿入台30の上面31cに対向する裏側に形成されたレバー収納溝41と、このレバー収納溝41内に収納された停止レバー42と、光ファイバ挿入台30に埋め込まれ前記停止レバー42を回動可能に軸支する支軸43と、レバー収納溝41の底面41aと停止レバー42の一端42aとにそれぞれ形成されたスプリング受け44a、44b(凹部)に装着されたスプリング44とを有する。
ここで停止レバー42は、正面視(図1(b)参照)両端42a、42bがレバー収納溝41の底面41aに向かうように略くの字形に屈曲しており、平面視(図1(a)参照)光ファイバ案内溝33の延在方向に延びている。
支軸43は、ほぼ前記連結軸31aと同方向に延びている。停止レバー42の一端42aは、支軸43を介してベース20と反対の側であり、他端42bは、支軸43よりもベース20に近い側に位置している。
スプリング44は、レバー収納溝41の底面41aに反力を取って停止レバー42の一端42aを前記底面41aから離間する方向(図1(b)の時計回り方向)に付勢している。
図1(b)に示すように、停止レバー42は特に外力が与えられない状態では、その他端42bをレバー収納溝41の底面41aに当接させて停止している。この際、停止レバー42の他端42bとこれに対向するベース20の一端縁20b(端部ストッパ22bが設けられている端縁(他端縁)とは逆の側の端縁)との間にクリアランスが確保されている。この結果、図2に示すように、光ファイバ挿入台30はベース20に対して連結軸31a周りに回動することが許容される。
また、図10に示すように、停止レバー42の一端42aをスプリング44の付勢力に抗してスプリング44を圧縮するように手指等で押圧すると、停止レバー42の他端42bが前記ベース20の一端縁20bに当接する。この結果、光ファイバ挿入台30は、溝付き案内部材32の光ファイバ案内溝が、フェルール保持部21に保持されるフェルール1の光ファイバ挿入穴2の中心軸線(調心軸線)と平行になるように(このとき、ベース20の底面20aと、挿入台本体31の底面31e)、ベース20に対する向きが固定される。
停止レバー42の他端42b側の端面42cは、停止レバー42の一端42aがレバー収納溝41の底面41aに当接するまで停止レバー42を押し込んだときに、光ファイバ案内溝33の延在方向と垂直になる方向に形成されており、前記端面42cがベース20の一端縁20bに面接触するように光ファイバ挿入台30の向きを調節すると、光ファイバ案内溝33の向きがフェルール保持部21に保持されたフェルール1の突き合わせ方向に真っ直ぐ向かうように調節されるようになっている。
次に、本発明の光コネクタ組立工具の使用方法の一例について説明する。
まず、フェルール保持部21へのフェルール1の取り付けと、光ファイバ挿入台30の光ファイバ案内溝33への光ファイバ3の収納とを行う。
フェルール1は、取付ピン21aを介してフェルール保持部21に取り付ける。
光ファイバ案内溝33への光ファイバ3の収納は、ファイバ押さえ部材36、37を光ファイバ挿入台30の上面31cに対して開いておき(図12等参照)、先端部の樹脂被覆を除去して裸光ファイバ3aを露出させた光ファイバ3(図7参照)をファイバ押さえ部材36、37を閉じて光ファイバ3を押さえ込む。この際、光ファイバ3は、先端部の裸光ファイバ3aがフェルール保持部21の側に向くように光ファイバ案内溝33上に配置する。また、光ファイバ3には、予め、ブーツ6bを通しておく。
次いで、図1二点鎖線に示すように、第1押さえ部材36をフェルール保持部21側に向けてスライドさせることにより、光ファイバ3を押さえ部材36との摩擦によって光ファイバ案内溝33上をスライド移動させて第1押さえ部材36と一体に追従移動させ、光ファイバ案内溝33からフェルール1に送り込むようにして挿入する。
この際、連結軸31aを中心とするベース20に対する光ファイバ挿入台30の回動によって、光ファイバ案内溝33のフェルール保持部21側の端部が反対側の端部(フェルール保持部21から遠い側の端部)よりも上側となるように、ベース20に対する光ファイバ挿入台30の向きを調節する(つまり、図2に二点鎖線(符号30A)に示すように、ベース20に対して下方へ光ファイバ挿入台30を傾動させる)。これにより、フェルール1内への光ファイバ3の送り込みに伴い、光ファイバ3先端の裸光ファイバ3aがフェルール1内の誘い溝4c(図7参照)上に到達されるようになり、裸光ファイバ3aを誘い溝4cに載せる作業が容易になる。
裸光ファイバ3aが誘い溝4c上に到達したことは、裸光ファイバ3aをフェルール1の窓4aから目視することにより容易に確認できる。
なお、フェルール1内への光ファイバ3の送り込み作業中も、第2押さえ部材37が光ファイバ3を光ファイバ案内溝33から離脱しないように押さえ込んだ状態が継続されるが、第2押さえ部材37が光ファイバ案内溝33内の光ファイバ3を溝付き案内部材32に押さえ込む押圧力は、光ファイバ3の送り込み作業を阻害しない程度であり、この送り込み作業においては、第1押さえ部材36のフェルール保持部21側に移動に伴い、光ファイバ3が第2押さえ部材37の下を第2押さえ部材37に摺動しつつフェルール保持部21に向けて強制的に移動されていく。
裸光ファイバ3aが誘い溝4c上に到達した後、第1押さえ部材36を使ったフェルール1内への光ファイバ3の送り込みを継続することで、フェルール1の光ファイバ挿入穴2に裸光ファイバ3aを挿入していく。
このとき、停止レバー42の一端42aを挿入台本体31の底面31e側から押し込んで(図10(b)参照)、支軸43回りに回動させた停止レバー42の他端42bをベース20の一端縁20bに当接させ、光ファイバ案内溝33の向きをフェルール保持部21に保持されたフェルール1の突き合わせ方向に真っ直ぐ向かうように調節した上で、フェルール1内への光ファイバ3の送り込みを継続しても良いが、図2中に符号30Bの二点鎖線で示したように、光ファイバ案内溝33のフェルール保持部21側の端部が反対側の端部(フェルール保持部21から遠い側の端部)よりも下側となるように、ベース20に対する光ファイバ挿入台30の向きを変更して、第1押さえ部材36を使ったフェルール1内への光ファイバ3の送り込みを継続しても良い。この場合、裸光ファイバ3aが誘い溝4cに押し付けられて位置決めされた状態を維持しつつフェルール1の光ファイバ挿入穴2に進入していくようになるため、光ファイバ挿入穴2への裸光ファイバ3aの挿入作業を円滑かつ確実に行えるようになる。
光ファイバ3は、図7に示すように裸光ファイバ3aが光ファイバ挿入穴2を通ってさらにフェルール1の接合端面5から突出するまで押し込むようにする(突出量L)。光ファイバの挿入後、第1押さえ部材36は光ファイバ挿入台30の上方に開いておく。第2押さえ部材37は閉じたままとし、光ファイバ3を光ファイバ案内溝33に押さえ込んだ状態を維持する。
次に、光ファイバ3の端面がフェルール1の接合端面5から突出した状態で、図10に示すように、スライダ90をレール14に沿ってスライド移動させ、マスターフェルール13をフェルール1に当接させる。このとき、図8に示すように、マスターフェルール13とフェルール1とは、マスターフェルール13に突設されているガイドピン13cがフェルール1のガイドピン穴に挿入されて嵌合されることで、互いの位置関係が高精度に位置決めされた状態で、接合端面13b、5同士が突き合わされる。このため、フェルール1の光ファイバ挿入穴2に挿入された裸光ファイバ3aに、マスターフェルール13の接合端面13bから突出している光ファイバ13dが正確に突き当てられ、この光ファイバ13dが光ファイバ3の裸光ファイバ3aをフェルール1の後端側(後端面6の側)に向けて押し込んでいく。接合端面13b、5同士の突き合わせが完了したら、裸光ファイバ3aの端面の位置がフェルール1の接合端面5に対して位置決めされる。
光ファイバ3がマスターフェルール13(具体的にはマスターフェルール13側の光ファイバ13d)によってフェルール1の後端側に押し込まれていくと、フェルール1の後端面6とフェルール保持部21側の他方の押さえ部材37との間で光ファイバ3が光ファイバ案内溝33の上方に浮き上がるようにして撓むことになる。これにより、光ファイバ3がマスターフェルール13に突き当たって位置決めされたことを認識することができる。また、光ファイバ3自身の弾性力により、マスターフェルール13に対する光ファイバ3の押圧力を確保することができ、フェルール1の接合端面5に対する裸光ファイバ3aの端面の位置決め精度を確実に確保できる。また、このとき、フェルール1に突き当てられたマスターフェルール13のスライダ90内への押し込みによって、スライダ90に内蔵されているスプリング92が押し縮められることで、このスプリング92の付勢力も、マスターフェルール13に対する光ファイバ3の押圧力として働く。また、スライダ90は、スプリング92の押し縮めが生じてから、係止片95が、ベース20上に突設されている係止ピン24に係合して、フェルール保持部20から離隔する方向への移動が規制され、スプリング92が押し縮められた状態を保つようになっている。
なお、フェルール1と第2押さえ部材37との間隔は、光ファイバ3の撓み(曲がり)が過度とならない程度、確保する。第2押さえ部材37は、マスターフェルール13の突き当てによって光ファイバ3が突き合わせ方向の後方に後退することを阻止するためのストッパとして機能する。
また、係止片95が係止ピン24に係合されたスライダ90は、左右両側の係止解除レバー94(詳細には操作部94b)を操作しない限り、係止ピン24に対する係止状態が解除されないため、スプリング92が押し縮められた状態を安定に維持できる。
接合端面13b、5同士の突き合わせが完了したら、フェルール1とマスターフェルール13との突き合わせ状態を保ったまま、フェルール1の窓4aから接着剤を注入し、フェルール1に光ファイバ3を接着固定する。これにより、光ファイバ3の先端に光コネクタが組み立てられ、光ファイバ付き光コネクタが得られる。
なお、光ファイバ3に通しておいたブーツ6bは、フェルール1内への光ファイバ3の挿入(送り込み)作業によって、光ファイバ3の被覆部3b(裸光ファイバ3aが露出されていない部分)がフェルール1の挿入口6a(図7参照)に到達した後、窓4aからの接着剤の注入作業を開始するまでに、挿入口6aに嵌め込んでおく。
光ファイバ3の接着固定が完了したら、フェルール保持部21からのフェルール1の取り出し作業を行う。
この取り出し作業では、まず、スライダ90の左右両側の係止解除レバー94の操作部94bをスライダ本体91に向かって押圧操作して、係止ピン24に対する係止片95の係合を解除し、操作部94bの押圧操作を継続したまま、スライダ90をフェルール1に対するマスターフェルール13の突き合わせ方向後方に後退させる。次いで、光ファイバ挿入台30の第2押さえ部材37を開け、フェルール1をフェルール保持部21の取付ピン21aから取り外す。フェルール保持部21の両支柱21b、12bの間に確保された空間は光ファイバ案内溝33の延長上に位置しているため、フェルール1(光ファイバ付き光コネクタ)を取付ピン21aからベース20側に引き抜くようにして取り外せば、光ファイバ3とともに、光ファイバ付き光コネクタを光コネクタ組立工具10から容易に離脱させることができる。
本発明の光コネクタ組立工具10によれば、フェルール保持部21に向かって延在形成された光ファイバ案内溝33を有する光ファイバ挿入台30がベース20に対して連結(回動可能な連結)されているので、光ファイバ3をフェルール1に挿入するための挿入治具(光ファイバ挿入台30)が前記ベース20から分離することがない。したがって、例えば電柱の上等、足場の不安定な場所で組立作業をする場合でも作業を容易に行うことができる。工具と別体になったファイバホルダが省略できるので、ファイバホルダを落としてしまうなどの不都合を避けられる。また、光ファイバ挿入台30は前記ベース20に対して回動可能に取り付けられているので、フェルール1の光ファイバ挿入穴2に対する光ファイバ案内溝33の向きを簡単に調整することができ、フェルール1に対する光ファイバ3(裸光ファイバ3a)の挿入作業性を向上できる。
さらに、スライダ90をベース20に沿ってスライド移動させて、マスターフェルール13をフェルール1に突き当てたときに、前記ベース20及び/又は前記スライダ90に突設されている係止片によって、前記スライダ90が前記ベース20に対して係止されて、フェルール保持部21から離隔する方向への移動が規制されるため、ベースに対するスライダの固定等、フェルール保持部から離隔する方向へのスライダの移動を規制するための特別な操作を行わなくても、マスターフェルール13とフェルール1との突き合わせ状態を確実に維持できる。しかも、係止解除レバー94の操作によって、フェルール保持部21から離隔させる方向への前記スライダ90の引き戻しを簡単に行えるため、フェルール1に対するマスターフェルール13の突き合わせ、突き合わせ解除の作業を、いずれも非常に簡単に行える。しかも、スライダ90は、非常に単純な構造で済むので、低コスト化も図れる。
以上により、工具の構造を簡略化することができ、工具の小型化や低価格化なども実現できる。また、作業手順を簡略化することができ、作業性や能率を向上させることが可能となる。
また、ベース20に対する光ファイバ挿入台30の回動を停止させる回動規制機構40が設けられているので、光ファイバ挿入台30の予期せぬ回動により光ファイバ3やフェルール1の位置がずれるなどといった不都合を回避できる。回動規制機構40は、停止レバー42の押圧だけで簡単に操作でき、また、停止レバー42に対する押圧力を解除すると、光ファイバ挿入台30はベース20に対して回動可能な状態に自動的に復帰する。
以上、本発明を最良の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の最良の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、ベース、フェルール保持部、スライダ、マスターフェルール、回動規制機構などの構成や構造などは、上記実施の形態に特に限定されるものではない。
フェルールの心数(光ファイバ挿入穴の個数)は、特に限定されるものではない。
本発明におけるフェルールとしては、MT形光コネクタに限定されるものではなく、各種採用可能である。また、前述の実施形態では、マスターフェルール13にガイドピンが嵌合して固定されていたが、例えば、フェルール保持部21の取付ピン21aの長さを延長してフェルール1の接合端面に突出させ、取付ピン21aの内、フェルール1の接合端面から突出した部分に、マスターフェルール13に形成されているガイドピン穴13h(ガイドピンを入れていない空の状態のガイドピン穴13h)を挿入、嵌合して、マスターフェルール13とフェルール1との位置決め精度を確保する構成も採用可能である。
また、マスターフェルール13にガイドピン13cを設けておく場合は、マスターフェルール13にガイドピン13cを固定するためのピンクランプを別途組み付けた構成としても良い。
位置決め部材としては、マスターフェルール以外のものであっても良い。
前記実施形態では、スライダをベースに対して係止するための係止片がスライダから突設されている構成を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、係止片がベースから突設されている構成や、互いに係合する係合爪形状の係止片がベース及びスライダの両方が突設されている構成も採用可能である。また、ベース及び/又はスライダから突設される係止片の形状、設置位置等は適宜変更可能である。但し、係止片は、前記スライダをベースに対して、前記付勢手段の付勢力による位置決め部材とフェルールとの間の突き当て力を維持できる位置で係脱可能に係止できるようにする。
係止解除レバーとしては、工具本体に対するスライダの係止を解除できる構成であれば良く、その具体的構造は、係止片の構造等に対応して適宜変更可能である。上述した実施形態では、スライダ90の両側の係止片95と、2本の係止ピン24とは、2本の係止片24がスライダ90の係止片95のスライダ本体91とは逆の側から当接して係合される位置関係になっているが、係止片95と係止ピン24とは、待機位置から係止位置へのスライダ90の移動によって係止片95を弾性変形させて係止状態に至るようになっていれば良く、係止片95と係止片24との位置関係は、適宜変更可能である。また、係止片95と係止片24との位置関係によって、係止解除レバーの構造も変更することは言うまでも無い。また、係止片の本数は、2本に限定されず、1本、3本以上であっても良い。
本発明の光コネクタ組立工具の一例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。 図1の光コネクタ組立工具のスライダの構造を示す正断面図である。 図1の光コネクタ組立工具を左側から見た側面図(左側面図)である。 (a)、(b)は、図1の光コネクタ組立工具の光ファイバ挿入台と溝付き案内部材との関係を模式的に示す断面図である。 スライダに組み込まれる位置決め部材としてのマスターフェルールとスプリングとスプリング留め部材とを示す斜視図である。 マスターフェルールの一例を示す部分切欠正面図である。 フェルールの一例を示す断面図である。 フェルールとマスターフェルールとの先端面同士を突き合わせた状態を示す部分切欠正面図である。 フェルールに光ファイバを挿入する様子を説明する概略図である。 スライダをフェルール保持台側に移動して、フェルール保持部に保持されているフェルールにマスターフェルールを突き合わせた状態を示す図であって、(a)は平面図、(b)は部分切欠正面図である。 (a)〜(c)は、ベースの係止ピンに対するスライダの係止片の係合関係を示す図である。 光ファイバ挿入台の構造を示す断面図である。
符号の説明
1…フェルール、2…光ファイバ挿入穴、3…光ファイバ、5…フェルールの先端面、6…フェルールの後端面、10…光コネクタ組立工具、13…位置決め部材(マスターフェルール)、13a…マスターフェルールの先端面(接合端面)、13b…マスターフェルールの光ファイバ挿入穴、13c…ガイドピン、13h…ガイドピン穴、20…ベース、21…フェルール保持部、21a…取付ピン、24…係止片(係止ピン)、30…光ファイバ挿入台、31…挿入台本体、31c…挿入台本体の上面、32…溝付き案内部材、33、33a、33b…光ファイバ案内溝、36…ファイバ押さえ部材(第1押さえ部材)、37…ファイバ押さえ部材(第2押さえ部材)、40…回動規制機構、90…スライダ、92…付勢手段(スプリング)、94…係止解除レバー、95…係止片。

Claims (9)

  1. 光コネクタのフェルール(1)の先端面(5)に開口した光ファイバ挿入穴(2)に光ファイバ(3)を挿入して、前記光ファイバの先端に前記フェルールを取り付け光コネクタを組み立てる作業に用いられる光コネクタ組立工具であって、
    一端にフェルールを着脱自在に保持するフェルール保持部(21)が設けられたベース(20)と、前記フェルール保持部に保持されたフェルールの先端面に当接することにより前記光ファイバ挿入穴に挿入された光ファイバの端面を位置決めする位置決め部材(13)と、前記位置決め部材を保持して前記フェルール保持部に向かって進退する方向にスライド移動可能となるように前記ベースに取り付けられたスライダ(90)と、前記ベースに回動可能に取り付けられた光ファイバ挿入台(30)とを有し、
    前記光ファイバ挿入台の上面(31c)にはフェルール保持部に向かって延びる光ファイバ案内溝(33)が延在形成されており、前記光ファイバ挿入台は、前記ベースに対する回動によってフェルール保持部に保持されたフェルールに対する光ファイバ案内溝の向きが可変になっており、
    前記ベース及び/又は前記スライダには、前記スライダを前記ベースに対して係止して、位置決め部材と光コネクタとの突き合わせ状態を維持する係止片(24、95)が突設されており、
    前記スライダは、前記コネクタ支持台の前記光コネクタに突き合わせた位置決め部材を前記フェルールに付勢する付勢手段(92)と、当該スライダを係止した前記係止片を押し動かして前記スライダの係止を解除するための係止解除レバー(94)とを具備することを特徴とする光コネクタ組立工具(10)。
  2. 前記光ファイバ案内溝上に配置された光ファイバを押さえるためのファイバ押さえ部材(36、37)が前記光ファイバ挿入台に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ組立工具。
  3. 前記ファイバ押さえ部材が前記光ファイバ案内溝の延在方向に複数並べられており、これらファイバ押さえ部材のうち最もフェルール保持部の近くに配置されたファイバ押さえ部材(36)は、前記光ファイバを押さえた状態のままで前記光ファイバ案内溝の延在方向に沿うスライドが許容されていることを特徴とする請求項2に記載の光コネクタ組立工具。
  4. 前記ベースに対する前記光ファイバ挿入台の回動を停止させる回動規制機構(40)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光コネクタ組立工具。
  5. 前記位置決め部材は、前記フェルール先端面と当接する先端面(13a)に開口した光ファイバ挿入穴(13b)を有するマスターフェルールであり、
    前記マスターフェルールは前記フェルールの先端面に開口したガイドピン穴(13h)に嵌合するガイドピン(13c)が前記マスターフェルールの先端面に突設されているとともに、前記フェルールとの前記突き合わせ方向に対する垂直方向へ浮動可能に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の光コネクタ組立工具。
  6. 前記フェルール保持部は、前記フェルールのガイドピン穴に前記フェルールの先端面に対向する後端面(6)の側から挿入される取付ピン(21a)を有することを特徴とする請求項5に記載の光コネクタ組立工具。
  7. 前記光ファイバ挿入台が、片手により把持することができる把持部としての機能を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の光コネクタ組立工具。
  8. 前記光ファイバ案内溝が、前記光ファイバ挿入台の挿入台本体(31)に着脱可能な溝付き案内部材(32)に形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の光コネクタ組立工具。
  9. 前記溝付き案内部材は対向する両側に光ファイバ案内溝を有しており、前記両側の光ファイバ案内溝は互いに溝幅が異なっており、前記挿入台本体に対する溝付き案内部材の装着向きによって、フェルール保持部に保持されたフェルールに対する光ファイバの挿入作業に使用する光ファイバ案内溝を選択できるようになっている
    ことを特徴とする請求項8記載の光コネクタ組立工具。
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