JP2006057990A - ショーケース冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
制御管理部300は、コントローラ112A,112Bから温度信号が入力されており、予め上限温度と下限温度とから平均温度を算出しておき、温度信号に基づいて全ての冷蔵ショーケース100A,100Bで循環冷気温度が上限温度を上回ると判断されるならば全ての電磁弁108A,108Bを開制御し、冷蔵ショーケース100A,100B別に開制御時点の到達温度を新たな上限温度とし、この新たな上限温度と平均温度とから新たな下限温度を算出し、冷蔵ショーケース100A,100B別に割り出した新たな上限温度および新たな下限温度を各コントローラ112A,112Bに設定する。
【選択図】 図1
Description
このショーケース冷却装置1は、図17で示すように、二台の冷蔵ショーケース100A,100Bと、圧縮機ユニット200と、を少なくとも備えるものであり、冷蔵ショーケース100Aと圧縮機ユニット200とで冷凍サイクルAを構成し、また、冷蔵ショーケース100Bと圧縮機ユニット200とで冷凍サイクルBを構成しており、圧縮機ユニット200を冷凍サイクルA,Bで共通としている。
これは図18(c),(d)で示す冷凍サイクルBでも同様になされるが、冷却期間が相違するものである。
また、冷蔵ショーケース100A,100Bでは蒸発器(後述)に霜が生長するので、所定期間経過時には、ヒータなどにより周期的に除霜をしており、予め定められた時刻になると圧縮機ユニット200を停止し、全冷蔵ショーケース100A,100Bのヒータを稼働させて一斉に一定時間除霜し、除霜が終了すると圧縮機ユニット200を稼働して冷却再開し、以後は冷蔵ショーケース100A,100Bでの個別の温度制御を行うこととなる。
ショーケース冷却装置1はこのようなものである。
特許文献1,2 ,3では、複数の冷蔵ショーケースを接続して圧縮機を制御する冷却装置であり、省エネルギー化を実現するというものである。
さらに、冷蔵ショーケース100A,100Bでは商品数・冷却対象等の相違などに起因し、図18(a),(c)で示すように、冷却期間が変化していた。これら要因により、冷凍サイクルA,Bにおける稼働期間・停止期間も相違するものであった。
このような状況下で冷蔵ショーケース100A,100Bが個別に温度制御を行うと、冷凍サイクルA,Bが共に稼働している場合と冷凍サイクルA,Bの何れかが稼働している場合が殆どとなり、図18(e)でも明らかなように、冷凍サイクルA,Bがともに停止して圧縮機ユニット200が停止している期間は僅かであり、運転率が高く、省エネルギー化が図れないという問題があった。
それぞれ電磁弁、蒸発器を有する複数台のショーケースと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられる圧縮機と、
を備えてなるショーケース冷却装置であって、
それぞれのショーケースに配置され、温度を計測して温度信号を出力する温調センサと、
それぞれのショーケースに配置され、ショーケースの温度を下限温度から上限温度までの設定温度範囲に入れるように、温調センサからの温度信号に基づいて下限温度での電磁弁の閉制御、また、上限温度での電磁弁の開制御を行う手段を有するコントローラと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられ、全てのコントローラから温度信号を入力するようになされ、上限温度と下限温度とから平均温度を算出する手段と、温度信号に基づいて全てのショーケースで温度が上限温度を上回ると判断されるならば全ての電磁弁を開するように全てのコントローラに指令する手段と、ショーケース別に電磁弁開指令時点の到達温度が設定された上限温度と異なる場合に上限温度を変更し、この変更した上限温度と平均温度とから新たな下限温度を算出する手段と、ショーケース別に割り出した新たな上限温度および下限温度を各コントローラに設定する手段と、を有する制御管理部と、
を備え、全てのショーケースが上限温度以上であれば、制御管理部からの指令により電磁弁を開し、下限温度に達したらショーケースのコントローラにより電磁弁を閉することを特徴とする。
それぞれ電磁弁、蒸発器を有する複数台のショーケースと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられる圧縮機と、
を備えてなるショーケース冷却装置であって、
それぞれのショーケースに配置され、温度を計測して温度信号を出力する温調センサと、
それぞれのショーケースに配置され、ショーケースの温度を下限温度から上限温度までの設定温度範囲に入れるように、温調センサからの温度信号に基づいて下限温度での電磁弁の閉制御、また、上限温度での電磁弁の開制御を行う手段を有するコントローラと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられ、全てのコントローラから温度信号を入力するようになされ、温度信号に基づいて全てのショーケースで温度が上限温度を上回ると判断されるならば全ての電磁弁を開するように全てのコントローラに指令する手段と、を有する制御管理部と、
を備え、全てのショーケースが上限温度以上であれば、制御管理部からの指令により電磁弁を開し、下限温度に達したらショーケースのコントローラにより電磁弁を閉することを特徴とする。
それぞれ電磁弁、蒸発器を有する複数台のショーケースと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられる圧縮機と、
を備えてなるショーケース冷却装置であって、
それぞれのショーケースに配置され、温度を計測して温度信号を出力する温調センサと、
それぞれのショーケースに配置され、ショーケースの温度を下限温度から上限温度までの設定温度範囲に入れるように、温調センサからの温度信号に基づいて下限温度での電磁弁の閉制御、また、上限温度での電磁弁の開制御を行う手段を有するコントローラと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられ、全てのコントローラから温度信号を入力するようになされ、温度信号に基づいて全てのショーケースで温度が上限温度を上回ると判断されるならば全ての電磁弁を開するように全てのコントローラに指令する手段と、全てのショーケースで温度が下限温度を下回ると判断されるならば全ての電磁弁を閉するように全てのコントローラに指令する手段と、を有する制御管理部と、
を備えることを特徴とする。
それぞれ電磁弁、蒸発器を有する複数台のショーケースと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられる圧縮機と、
を備えてなるショーケース冷却装置であって、
それぞれのショーケースに配置され、温度を計測して温度信号を出力する温調センサと、
それぞれのショーケースに配置され、ショーケースの温度を下限温度から上限温度までの設定温度範囲に入れるように、温調センサからの温度信号に基づいて下限温度での電磁弁の閉制御、また、上限温度での電磁弁の開制御を行う手段を有するコントローラと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられ、全てのコントローラから温度信号を入力するようになされ、上限温度よりも高い第二の上限温度を予め設定する手段と、何れかのショーケースで温度が第二の上限温度を上回ると判断されるならば全ての電磁弁を閉するように全てのコントローラに指令する手段と、を有する制御管理部と、
を備えることを特徴とする。
それぞれ電磁弁、蒸発器を有する複数台のショーケースと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられる圧縮機と、
を備えてなるショーケース冷却装置であって、
それぞれのショーケースに配置され、温度を計測して温度信号を出力する温調センサと、
それぞれのショーケースに配置され、ショーケースの温度を下限温度から上限温度までの設定温度範囲に入れるように、温調センサからの温度信号に基づいて下限温度での電磁弁の閉制御、また、上限温度での電磁弁の開制御を行う手段を有するコントローラと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられ、全てのコントローラから温度信号を入力するようになされ、温度信号に基づいて何れかのショーケースで温度が上限温度を上回ると判断されるならば全ての電磁弁を開するように全てのコントローラに指令する手段と、全てのショーケースで温度が下限温度を下回ると判断されるならば全ての電磁弁を閉するように全てのコントローラに指令する手段と、を有する制御管理部と、
を備えることを特徴とする。
それぞれ電磁弁、蒸発器を有する複数台のショーケースと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられる圧縮機と、
を備えてなるショーケース冷却装置であって、
それぞれのショーケースに配置され、温度を計測して温度信号を出力する温調センサと、
それぞれのショーケースに配置され、ショーケースの温度を下限温度から上限温度までの設定温度範囲に入れるように、温調センサからの温度信号に基づいて下限温度での電磁弁の閉制御、また、上限温度での電磁弁の開制御を行う手段を有するコントローラと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられ、全てのコントローラから温度信号を入力するようになされ、下限温度よりも低い第二の下限温度を予め設定する手段と、温度信号に基づいて何れかのショーケースで温度が上限温度を上回ると判断されるならば全ての電磁弁を開するように全てのコントローラに指令する手段と、全てのショーケースで温度が下限温度を下回ると判断されるならば全ての電磁弁を閉するように全てのコントローラに指令する手段と、何れかのショーケースで温度が第二の下限温度を下回ると判断されるならば全ての電磁弁を閉するように全てのコントローラに指令する手段と、を有する制御管理部と、
を備えることを特徴とする。
それぞれ電磁弁、蒸発器を有する複数台のショーケースと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられる圧縮機と、
を備えてなるショーケース冷却装置であって、
それぞれのショーケースに配置され、温度を計測して温度信号を出力する温調センサと、
それぞれのショーケースに配置され、ショーケースの温度を下限温度から上限温度までの設定温度範囲に入れるように、温調センサからの温度信号に基づいて下限温度での電磁弁の閉制御、また、上限温度での電磁弁の開制御を行う手段を有するコントローラと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられ、全てのコントローラから温度信号を入力するようになされ、温度信号に基づいて何れかのショーケースで温度が上限温度を上回ると判断されるならば全ての電磁弁を開するように全てのコントローラに指令する手段と、何れかのショーケースで温度が下限温度を下回ると判断されるならば全ての電磁弁を閉するように全てのコントローラに指令する手段と、を有する制御管理部と、
を備えることを特徴とする。
請求項1〜請求項7の何れか一項に記載のショーケース冷却装置において、
適数個のショーケースをさらに複数グループに分けて、グループ毎に温度制御を行うことを特徴とする。
冷蔵ショーケース100A,100Bは、図2で示すように、商品収納庫101A,101B、冷気循環通路102A,102B、空気循環通路103A,103B、商品陳列棚104A,104B、送風機105A,105B、蒸発器(冷却器)106A,106B、送風機107A,107B、電磁弁108A,108B、膨張弁109A,109B、温調センサ110A,110B、庫内温度センサ111A,111B、コントローラ112A,112Bを備えている。
圧縮機ユニット200は、図1で示すように、圧縮機201、凝縮器202、受液器203、圧力センサ204、冷凍機制御部205を備えている。
図1に示すように、冷蔵ショーケース100Aと圧縮機ユニット200との圧縮機201、凝縮器202、受液器203、電磁弁108A、膨張弁109A、蒸発器106Aにより冷凍サイクルAを構成し、矢印で示すように冷媒が循環する。
同様に、冷蔵ショーケース100Bと圧縮機ユニット200との圧縮機201、凝縮器202、受液器203、電磁弁108B、膨張弁109B、蒸発器106Bにより冷凍サイクルBを構成し、矢印で示すように冷媒が循環する。
圧縮機201は、冷媒ガスを圧縮して冷媒ガスを液化できる程度の高温高圧に圧縮する。凝縮器202は、圧縮機201によって圧縮された高温高圧の冷媒ガスを冷却・液化して液冷媒とする。受液器203は凝縮器202で液化された液冷媒を一時的に貯蔵し、循環する冷媒が不足しないようにする。電磁弁108Aは液冷媒を通流させるか、または、停止させる。膨張弁109Aは液冷媒の流れを制御するとともに圧力を低く保ち、液冷媒を蒸発しやすくする。蒸発器106Aは液冷媒を蒸発させて冷媒ガスとし、周辺から蒸発熱を奪い取り、周囲を冷却する。この蒸発器106Aから出力された冷媒ガスは圧縮機201に通流・回収され、同様のサイクルにより冷凍される。
閉制御により電磁弁108Aを閉じると、液冷媒が膨張弁109A・蒸発器106Aに供給されなくなって蒸発器106Aからの冷媒ガスが減少していき、最終的に圧縮機201まで冷媒ガスが到達しなくなって冷媒ガスの吸入圧力が低下する。冷凍機制御部205は、圧力センサ204から出力される圧力信号を入力しており、圧力信号に基づいて圧縮機201内の圧力が所定圧力以下であると判断した場合に、圧縮機201に対して稼働停止信号を出力する。最終的に圧縮機201が停止して冷媒が循環しなくなって冷凍サイクルAは停止する。
一方、開制御により電磁弁108Aが開くと、通流する液冷媒が膨張弁109A・蒸発器106Aにより冷媒ガスとなって下流の圧縮機201まで流れ、圧縮機201に到達した冷媒ガスにより吸入圧力が上昇する。冷凍機制御部205は、圧力センサ204から出力される圧力信号に基づいて圧縮機201内の圧力が所定圧力を超えると判断した場合に、圧縮機201に対して稼働開始信号を出力する。圧縮機201が運転して冷媒が循環して冷凍サイクルAが稼働する。
このように冷凍サイクルAでは電磁弁108Aを開閉することにより、冷凍サイクルAの稼働・停止を制御できる。重複する説明を省略するが、冷凍サイクルBでも、電磁弁108Bを開閉することにより、冷凍サイクルBの稼働・停止を制御できる。
また、空気循環通路103Aには送風機107Aが設置され、矢印方向に循環する空気により、冷気エアカーテン120Aの外側に保護エアカーテン121Aが形成されている。この保護エアカーテン121Aにより、商品収納庫101A内の冷気が漏洩しないように維持する。
コントローラ112Aは温調センサ110Aで測定した循環冷気温度と予め設定された上限温度・下限温度とを比較し、先に説明した図18(a)のように、電磁弁108Aを開閉制御(オン・オフ制御)する。すなわち、循環冷気温度が上限温度まで上昇すれば電磁弁108Aを開制御して冷却し、下限温度まで低下すれば電磁弁108Aを閉制御して冷却を停止する。
一方、商品収納庫101Aには庫内温度を測定する庫内温度センサ111Aが設置され、測定された庫内温度がコントローラ112Aを介して冷蔵ショーケース100Aの前面の図示しない表示器に表示される。
この制御では、何らかの原因で冷蔵ショーケース100A,100Bの温度が共に上限温度に到達したときは制御管理部300からの指令により電磁弁108A,108Bを開制御するとともに新たな上限温度と下限温度とを算出して冷蔵ショーケース100A,100Bのコントローラ112A,112B毎に設定を変更しておき、温度が新たな下限温度に到達したときには冷蔵ショーケース100A,100Bのコントローラ112A,112B毎に電磁弁108A,108Bを閉制御し、以後は新たな上下限温度のもとコントローラ112A,112B毎に開閉制御を行うというものである。
制御管理部300は、設定登録されている上限温度と下限温度とから平均温度を予め算出し、図示しないメモリ部へ登録しておく(図3のステップS2)。例えば、上限温度が3℃、下限温度が2℃なら平均温度は2.5℃となる。
制御管理部300は、コントローラ112A,112Bから循環冷気温度についての温度信号を常時入力しており、全ての冷蔵ショーケース100A,100Bで循環冷気温度が上限温度を上回るか否かを監視している(図3のステップS3)。図4(a),(c)で時刻T1のとき、冷蔵ショーケース100Bでは上限温度に到達しているが、冷蔵ショーケース100Aでは未だ上限温度に到達していないため、制御管理部300は制御を行わない(図3のステップS3でNO)。
同様にして、冷蔵ショーケース100Bでは、開制御時点(時刻T2)での到達温度を新たな上限温度として4℃、平均温度が2.5℃であるから、新たな下限温度は1℃となる。この場合、図4(c)で示すように、新たな上限温度と新たな下限温度とが設定されている。
以後は、ステップS3〜ステップS8を繰り返し、ショーケース冷却装置1000では全てのショーケース100A,100Bが上限温度を上回る場合には、制御管理部300からの指令により電磁弁108A,108Bを開し、下限温度に達したら冷蔵ショーケース100A,100Bのコントローラ112A,112B毎に電磁弁108A,108Bを閉する制御を行う。
この制御では、何らかの原因で冷蔵ショーケース100A,100Bの温度が共に上限温度に到達したときは制御管理部300からの指令により電磁弁108A,108Bを開制御し、冷蔵ショーケース100A,100Bの温度がそれぞれ下限温度に到達したときには冷蔵ショーケース100A,100Bのコントローラ112A,112B毎に電磁弁108A,108Bを閉制御し、以後はコントローラ112A,112B毎に開閉制御を行うというものである。
これは先の温度制御よりも簡便にした形態であり、このようにしても、稼働期間と停止期間とを冷蔵ショーケース100A,100Bとで同期させ、圧縮機201を停止させる期間(図6(e)でT5〜T6の期間)を増やして、圧縮機201の運転率を低下させることができる。
この制御では、冷蔵ショーケース100A,100Bの温度が共に上限温度に到達したときは制御管理部300からの指令により電磁弁108A,108Bを開制御し、また、冷蔵ショーケース100A,100Bの温度が共に下限温度に到達したときは制御管理部300からの指令により電磁弁108A,108Bを閉制御するというものである。
このようにすると、稼働期間と停止期間とを冷蔵ショーケース100A,100Bとで完全に同期させ、圧縮機201を停止させる期間(図8(e)でT4〜T5,T6〜T7の期間)を増大させて、圧縮機201の運転率を著しく低下させることができ、省エネルギー化が大きい。
この制御では、冷蔵ショーケース100A,100Bの何れかが第二の上限温度に到達したときは制御管理部300からの指令により電磁弁108A,108Bを開制御し、温度が下限温度に到達したときには冷蔵ショーケース100A,100Bのコントローラ112A,112B毎に電磁弁108A,108Bを閉制御し、以後はコントローラ112A,112B毎に開閉制御を行うというものである。
さらに制御管理部300は、予め冷蔵ショーケース別に第二の上限温度を設定し、図示しないメモリ部へ登録しておく(図9のステップS32)。例えば、第二の上限温度を5℃と設定しておく。なお、全ての冷蔵ショーケース100A,100Bで同じ第二の上限温度が設定されているものとする。
しかしながら、図10(a),(c)で時刻T7のとき、冷蔵ショーケース100Bで、また循環冷気温度が第二の上限温度を上回る状態になると、同様な温度制御がなされる(図9のステップS33〜S35)。この形態では全てのショーケース100A,100Bで第二の上限温度を上回る場合が必ずないように制御管理部300で管理するものであり、このようにしても、稼働期間と停止期間とを冷蔵ショーケース100A,100Bとを同期させ、圧縮機201を停止させる期間(図10(e)でT6〜T7の期間)を増大させて、圧縮機201の運転率を低下させることができ、省エネルギー化が大きい。
なお、全ての冷蔵ショーケース100A,100Bで循環冷気温度が上限温度を上回るか否かの監視もなされ、この点でも稼働期間と停止期間の同期を図って圧縮機201の運転率を低下させている。
この制御では、冷蔵ショーケース100A,100Bの何れかの温度が上限温度に到達したときは制御管理部300からの指令により電磁弁108A,108Bを開制御し、また、冷蔵ショーケース100A,100Bの温度が共に下限温度に到達したときは制御管理部300からの指令により電磁弁108A,108Bを閉制御するというものである。
このようにすると、稼働期間と停止期間とを冷蔵ショーケース100A,100Bとで常に上限温度を超えないこととなり、また、下限温度に必ず到達することとなるため、温度が確実に低温に維持される。また、この場合圧縮機201を停止させる期間(図12(e)でT4〜T5,T6〜T7の期間)を増大させて、圧縮機201の運転率を著しく低下させることができ、省エネルギー化が大きい。
この制御では、冷蔵ショーケース100A,100Bの何れかの温度が上限温度に到達したときは制御管理部300からの指令により電磁弁108A,108Bを開制御し、また、冷蔵ショーケース100A,100Bの温度が共に下限温度に到達したとき、または、冷蔵ショーケース100A,100Bの何れかの温度が第二の下限温度に到達したとき、の何れかのときは制御管理部300からの指令により全ての電磁弁108A,108Bを閉制御するというものである。
図14(a),(c)でT3のとき、冷蔵ショーケース100Aでは下限温度に到達したが、まだ冷蔵ショーケース100Bは下限温度に到達していないため、冷却を続ける(図13のステップS54でNO)。また、冷蔵ショーケース100A,100Bの何れも第二の下限温度に到達していないため、冷却を続ける(図13のステップS55でNO)
このようにすると、冷蔵ショーケース100A,100Bとで常に上限温度を超えないこととなり、また、原則として全ての冷蔵ショーケース100A,100Bを下限温度に到達させるが、何れかの冷蔵ショーケース100A,100Bが第二の下限温度に到達したとき(冷えすぎたとき)はこれ以上の冷却を止めるため、温度が確実に所定範囲に維持される。また、この場合圧縮機201を停止させる期間(図14(e)でT4〜T5,T6〜T7の期間)を増大させて、圧縮機201の運転率を著しく低下させることができ、省エネルギー化が大きい。
この制御では、冷蔵ショーケース100A,100Bの何れかの温度が上限温度に到達したときは制御管理部300からの指令により電磁弁108A,108Bを開制御し、また、冷蔵ショーケース100A,100Bの何れかの温度が下限温度に到達したときは制御管理部300からの指令により電磁弁108A,108Bを閉制御するというものである。
このようにすると、稼働期間と停止期間とを冷蔵ショーケース100A,100Bとで常に上限温度を上回らないこととなり、また、下限温度を下回らないこととなるため、温度が確実に所定範囲内に維持される。また、この場合圧縮機201を停止させる期間(図12(e)でT4〜T5,T6〜T7の期間)を増大させて、圧縮機201の運転率を著しく低下させることができ、省エネルギー化が大きい。
そこで、冷蔵ショーケースが多数あるような場合に、上限温度と下限温度とは同じとなる複数台の冷蔵ショーケースを一グループとして、温度範囲別に複数グループに分け、グループ毎に先に挙げた各種の温度制御を行って使用しても良い。
100A,100B:冷蔵ショーケース
101A,101B:商品収納庫
102A,102B:冷気循環通路
103A,103B:空気循環通路
104A,104B:商品陳列棚
105A,105B:送風機
106A,106B:蒸発器(冷却器)
107A,107B:送風機
108A,108B:電磁弁
109A,109B:膨張弁
110A,110B:温調センサ
111A,111B:庫内温度センサ
112A,112B:コントローラ
120A,120B:冷気エアカーテン
121A,121B:空気エアカーテン
200:圧縮機ユニット
201:圧縮機
202:凝縮器
203:受液器
204:圧力センサ
205:冷凍機制御部
300:制御管理部
Claims (8)
- それぞれ電磁弁、蒸発器を有する複数台のショーケースと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられる圧縮機と、
を備えてなるショーケース冷却装置であって、
それぞれのショーケースに配置され、温度を計測して温度信号を出力する温調センサと、
それぞれのショーケースに配置され、ショーケースの温度を下限温度から上限温度までの設定温度範囲に入れるように、温調センサからの温度信号に基づいて下限温度での電磁弁の閉制御、また、上限温度での電磁弁の開制御を行う手段を有するコントローラと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられ、全てのコントローラから温度信号を入力するようになされ、上限温度と下限温度とから平均温度を算出する手段と、温度信号に基づいて全てのショーケースで温度が上限温度を上回ると判断されるならば全ての電磁弁を開するように全てのコントローラに指令する手段と、ショーケース別に電磁弁開指令時点の到達温度が設定された上限温度と異なる場合に上限温度を変更し、この変更した上限温度と平均温度とから新たな下限温度を算出する手段と、ショーケース別に割り出した新たな上限温度および下限温度を各コントローラに設定する手段と、を有する制御管理部と、
を備え、全てのショーケースが上限温度以上であれば、制御管理部からの指令により電磁弁を開し、下限温度に達したらショーケースのコントローラにより電磁弁を閉することを特徴とするショーケース冷却装置。 - それぞれ電磁弁、蒸発器を有する複数台のショーケースと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられる圧縮機と、
を備えてなるショーケース冷却装置であって、
それぞれのショーケースに配置され、温度を計測して温度信号を出力する温調センサと、
それぞれのショーケースに配置され、ショーケースの温度を下限温度から上限温度までの設定温度範囲に入れるように、温調センサからの温度信号に基づいて下限温度での電磁弁の閉制御、また、上限温度での電磁弁の開制御を行う手段を有するコントローラと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられ、全てのコントローラから温度信号を入力するようになされ、温度信号に基づいて全てのショーケースで温度が上限温度を上回ると判断されるならば全ての電磁弁を開するように全てのコントローラに指令する手段と、を有する制御管理部と、
を備え、全てのショーケースが上限温度以上であれば、制御管理部からの指令により電磁弁を開し、下限温度に達したらショーケースのコントローラにより電磁弁を閉することを特徴とするショーケース冷却装置。 - それぞれ電磁弁、蒸発器を有する複数台のショーケースと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられる圧縮機と、
を備えてなるショーケース冷却装置であって、
それぞれのショーケースに配置され、温度を計測して温度信号を出力する温調センサと、
それぞれのショーケースに配置され、ショーケースの温度を下限温度から上限温度までの設定温度範囲に入れるように、温調センサからの温度信号に基づいて下限温度での電磁弁の閉制御、また、上限温度での電磁弁の開制御を行う手段を有するコントローラと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられ、全てのコントローラから温度信号を入力するようになされ、温度信号に基づいて全てのショーケースで温度が上限温度を上回ると判断されるならば全ての電磁弁を開するように全てのコントローラに指令する手段と、全てのショーケースで温度が下限温度を下回ると判断されるならば全ての電磁弁を閉するように全てのコントローラに指令する手段と、を有する制御管理部と、
を備えることを特徴とするショーケース冷却装置。 - それぞれ電磁弁、蒸発器を有する複数台のショーケースと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられる圧縮機と、
を備えてなるショーケース冷却装置であって、
それぞれのショーケースに配置され、温度を計測して温度信号を出力する温調センサと、
それぞれのショーケースに配置され、ショーケースの温度を下限温度から上限温度までの設定温度範囲に入れるように、温調センサからの温度信号に基づいて下限温度での電磁弁の閉制御、また、上限温度での電磁弁の開制御を行う手段を有するコントローラと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられ、全てのコントローラから温度信号を入力するようになされ、上限温度よりも高い第二の上限温度を予め設定する手段と、何れかのショーケースで温度が第二の上限温度を上回ると判断されるならば全ての電磁弁を閉するように全てのコントローラに指令する手段と、を有する制御管理部と、
を備えることを特徴とするショーケース冷却装置。 - それぞれ電磁弁、蒸発器を有する複数台のショーケースと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられる圧縮機と、
を備えてなるショーケース冷却装置であって、
それぞれのショーケースに配置され、温度を計測して温度信号を出力する温調センサと、
それぞれのショーケースに配置され、ショーケースの温度を下限温度から上限温度までの設定温度範囲に入れるように、温調センサからの温度信号に基づいて下限温度での電磁弁の閉制御、また、上限温度での電磁弁の開制御を行う手段を有するコントローラと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられ、全てのコントローラから温度信号を入力するようになされ、温度信号に基づいて何れかのショーケースで温度が上限温度を上回ると判断されるならば全ての電磁弁を開するように全てのコントローラに指令する手段と、全てのショーケースで温度が下限温度を下回ると判断されるならば全ての電磁弁を閉するように全てのコントローラに指令する手段と、を有する制御管理部と、
を備えることを特徴とするショーケース冷却装置。 - それぞれ電磁弁、蒸発器を有する複数台のショーケースと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられる圧縮機と、
を備えてなるショーケース冷却装置であって、
それぞれのショーケースに配置され、温度を計測して温度信号を出力する温調センサと、
それぞれのショーケースに配置され、ショーケースの温度を下限温度から上限温度までの設定温度範囲に入れるように、温調センサからの温度信号に基づいて下限温度での電磁弁の閉制御、また、上限温度での電磁弁の開制御を行う手段を有するコントローラと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられ、全てのコントローラから温度信号を入力するようになされ、下限温度よりも低い第二の下限温度を予め設定する手段と、温度信号に基づいて何れかのショーケースで温度が上限温度を上回ると判断されるならば全ての電磁弁を開するように全てのコントローラに指令する手段と、全てのショーケースで温度が下限温度を下回ると判断されるならば全ての電磁弁を閉するように全てのコントローラに指令する手段と、何れかのショーケースで温度が第二の下限温度を下回ると判断されるならば全ての電磁弁を閉するように全てのコントローラに指令する手段と、を有する制御管理部と、
を備えることを特徴とするショーケース冷却装置。 - それぞれ電磁弁、蒸発器を有する複数台のショーケースと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられる圧縮機と、
を備えてなるショーケース冷却装置であって、
それぞれのショーケースに配置され、温度を計測して温度信号を出力する温調センサと、
それぞれのショーケースに配置され、ショーケースの温度を下限温度から上限温度までの設定温度範囲に入れるように、温調センサからの温度信号に基づいて下限温度での電磁弁の閉制御、また、上限温度での電磁弁の開制御を行う手段を有するコントローラと、
複数台のショーケースに対して共通に設けられ、全てのコントローラから温度信号を入力するようになされ、温度信号に基づいて何れかのショーケースで温度が上限温度を上回ると判断されるならば全ての電磁弁を開するように全てのコントローラに指令する手段と、何れかのショーケースで温度が下限温度を下回ると判断されるならば全ての電磁弁を閉するように全てのコントローラに指令する手段と、を有する制御管理部と、
を備えることを特徴とするショーケース冷却装置。 - 請求項1〜請求項7の何れか一項に記載のショーケース冷却装置において、
適数個のショーケースをさらに複数グループに分けて、グループ毎に温度制御を行うことを特徴とするショーケース冷却装置。
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