JP2002364964A - 冷凍装置、及び冷凍システム - Google Patents

冷凍装置、及び冷凍システム

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JP2002364964A JP2001169078A JP2001169078A JP2002364964A JP 2002364964 A JP2002364964 A JP 2002364964A JP 2001169078 A JP2001169078 A JP 2001169078A JP 2001169078 A JP2001169078 A JP 2001169078A JP 2002364964 A JP2002364964 A JP 2002364964A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の複数のユニットが接続される冷凍装置
では、目標庫内温度の低いショーケースの電磁弁が閉じ
てしまうと圧縮機の回転率が低くなり、さらに、設定す
る回転率の下限がないので、あまり低くしすぎると低い
ショーケースの実際の庫内温度よりも流れる冷媒の温度
が高くなり、熱効率が悪くなるという問題があった。 【解決手段】 各ユニットに設定された目標庫内温度を
検出し、最低の目標庫内温度に基づいて目標温度を生成
し、この目標温度と圧縮機に吸い込まれる冷媒の飽和温
度とに基づいて圧縮機の容量を決定し、圧縮機を制御す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍装置、及び複
数のユニットと冷凍装置からなる冷凍システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な冷凍システムは、圧縮機を含む
いわゆる冷凍装置と、庫内を冷却する蒸発器を含むいわ
ゆるショーケースまたはユニットクーラーと呼ばれるユ
ニットを市場で個別に購入し、顧客先でこれらを冷媒配
管接続することで作成される場合が多い。この場合、冷
凍装置とユニット等は、個別に設計・生産され、また製
造する会社も異なることから、省エネ要求が高まってい
る昨今では、冷凍装置とユニットの連係運転をどのよう
に実現するかが非常に大きな問題となっている。
【0003】この連係運転の方法として、例えば、特開
平9−217974号公報では、運転率演算部が、一定
時間ごとにその前の一定時間に対する各電磁弁のオン時
間の割合である電磁弁運転率を求め、圧力設定値演算部
は、その求められた電磁弁運転率に基づいて、冷凍機の
側でインバータを介して運転される圧縮機の吸入冷媒圧
力に対する次の一定時間に係る設定値を求め、回転数指
令演算部は、その求められた吸入冷媒圧力の設定値と実
際の圧力との偏差に基づいて、圧縮機に対する次の一定
時間に係る回転数指令を求める方法が提供されている。
【0004】また、特開平10−047802号公報で
は、ショーケースの適所に温度センサを備え、温度セン
サの検出値が設定温度を超えると電磁弁が開き、設定温
度を下回ると電磁弁を閉じる制御を行なうことにより、
ショーケース内の設定温度を維持し、さらに電流検出部
で、電磁弁のソレノイドに供給される電流値から電磁弁
のオン数を検出、ガス圧検出部で冷凍機における入力側
のガス圧を検出、このオン数とガス圧と、演算部に記憶
された比較データとを比較し、該当する比較データを冷
凍機制御部に送り、冷凍機制御部では冷凍機の容量の調
整を行なう方法が提供されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の様な方
法では、例えば、冷凍商品を収納するショーケースや飲
料等の冷蔵物を収納するショーケース等、設定される目
標庫内温度が異なる複数のショーケースを接続した場
合、目標庫内温度の低いショーケースの電磁弁が閉じて
しまうと圧縮機の回転率が低くなり、さらに、設定する
回転率の下限がないので、あまり低くしすぎると低いシ
ョーケースの実際の庫内温度よりも流れる冷媒の温度が
高くなり、ショーケースの蒸発器が凝縮器となってショ
ーケース内の冷熱を奪いながら冷媒を凝縮、蒸発器内に
寝込ませてしまう可能性があるという問題があった。
【0006】また、電磁弁の開度等の情報が得られない
ショーケースが混在接続された場合には、そのショーケ
ースを無視して制御を継続させるか、初期値としての低
い値で動作させるしかないが、無視した制御では、その
ショーケースの最適な状態にできず、低い値とした場合
には、エネルギー効率が悪くなるという問題があった。
【0007】また、電磁弁が常時開いている場合に、冷
凍能力がバランスしているのか、冷凍能力が不足気味で
ショーケース庫内温度がなかなか低下しないのか、判断
がつかないという問題があった。なお、この場合、直接
ショーケース内の温度計を見て判断するか、あるいは、
外気・時刻等の他の運転状態から必要冷凍能力であるか
否かの判断はできるが、手間取るという問題がある。
【0008】また、圧縮機モータを誘電電動機で構成し
た場合、低速度運転を実施するとモータ効率が低下して
しまい、却ってエネルギー効率を悪くさせることになっ
てしまうという問題があった。
【0009】この発明は上述の問題を解決するためにな
されたものであり、複数接続されたユニットの各目標庫
内温度および実際の庫内温度の少なくとも一方の値に基
づき、省エネを考慮した、冷凍システム全体の最適な制
御をすることができる冷凍装置を提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明における冷凍装
置は、ユニットに設定された目標庫内温度を検知し、最
低の目標庫内温度を記憶する最低目標庫内温度記憶手段
と、最低の目標庫内温度に基づいて目標温度を生成する
目標温度生成手段と、目標温度と圧縮機に吸い込まれる
冷媒の飽和温度とに基づいて圧縮機の容量を決定し、そ
の容量により圧縮機を制御する制御手段とを有するもの
とした。
【0011】さらに、制御手段は、目標温度が圧縮機に
吸い込まれる冷媒の飽和温度より大きい場合には、圧縮
機の容量を減少させ、目標温度が圧縮機に吸い込まれる
冷媒の飽和温度より小さい場合には、圧縮機の容量を増
加させるものとした。
【0012】さらに、目標温度は、最低の目標庫内温度
から予め定められた所定温度を引いた値とした。
【0013】さらに、最低の目標庫内温度が設定された
ユニットの庫内温度を記憶する最低目標庫内温度ユニッ
ト庫内温度記憶手段を有し、目標温度生成手段は最低の
目標庫内温度と最低の目標庫内温度が設定されたユニッ
トの庫内温度に基づいて目標温度を生成するものとし
た。
【0014】さらに、目標温度は、最低の目標庫内温度
−予め定められた所定温度−(最低の目標庫内温度−最
低の目標庫内温度が設定されたユニットの庫内温度)×
パラメータ値で与えられ、パラメータ値は予め定められ
た整数とした。
【0015】さらに、最低の目標庫内温度が設定された
ユニットの一定時間前の庫内温度を記憶する最低目標庫
内温度ユニット庫内温度蓄積手段を有し、目標温度生成
手段は最低の目標庫内温度と最低の目標庫内温度が設定
されたユニットの庫内温度と最低の目標庫内温度が設定
されたユニットの一定時間前の庫内温度とに基づいて目
標温度を生成するものとした。
【0016】さらに、目標温度は、最低の目標庫内温度
−予め定められた所定温度−(最低の目標庫内温度−最
低の目標庫内温度が設定されたユニットの庫内温度)×
(予め定められた変動温度−最低の目標庫内温度が設定
されたユニットの庫内温度+最低の目標庫内温度が設定
されたユニットの一定時間前の庫内温度)で与えられ、
予め定められた変動温度は正の数であり、かつ(予め定
められた変動温度−最低の目標庫内温度が設定されたユ
ニットの庫内温度+最低の目標庫内温度が設定されたユ
ニットの一定時間前の庫内温度)は0以上であるものと
した。
【0017】さらに、最低の目標庫内温度が設定された
ユニットの連続運転時間を計算する最低目標温度連続運
転時間計時手段を有し、目標温度生成手段は最低の目標
庫内温度と最低の目標庫内温度が設定されたユニットの
庫内温度と最低の目標庫内温度が設定されたユニットの
連続運転時間とに基づいて目標温度を生成するものとし
た。
【0018】さらに、目標温度は、最低の目標庫内温度
−予め定められた所定温度−(最低の目標庫内温度−最
低の目標庫内温度が設定されたユニットの庫内温度)×
パラメータ値で与えられ、パラメータ値は、連続運転時
間が予め定めた所定時間を超える場合には1、そうでな
い場合には(連続運転時間/所定時間)とした。
【0019】さらに、外気の温度を検出する外気温度検
知手段を有し、目標温度生成手段は最低の目標庫内温度
と前記最低の目標庫内温度が設定されたユニットの庫内
温度と外気温度とに基づいて目標温度を生成するものと
した。
【0020】さらに、目標温度は、最低の目標庫内温度
−予め定められた所定温度−(最低の目標庫内温度−最
低の目標庫内温度が設定されたユニットの庫内温度)×
パラメータ値で与えられ、パラメータ値は、外気温度が
予め定めた所定外気温度を超える場合には1、そうでな
い場合には(外気温度/所定外気温度)とした。
【0021】さらに、内部に時計を備えた計時手段を有
し、目標温度生成手段は最低の目標庫内温度と最低の目
標庫内温度が設定されたユニットの庫内温度と計時手段
で得られた時刻とに基づいて目標温度を生成するものと
した。
【0022】さらに、目標温度は、最低の目標庫内温度
−予め定められた所定温度−(最低の目標庫内温度−最
低の目標庫内温度が設定されたユニットの庫内温度)×
パラメータ値で与えられ、パラメータ値は、昼間の一定
時間帯と、他の一定時間帯とで異なるものとした。
【0023】さらに、目標温度生成手段は、ユニットに
設定された目標庫内温度を検知できない場合には、目標
温度を予め定めた第2の所定温度下げるものとした。
【0024】さらに、圧縮機の駆動モータは誘導電動機
であり、制御手段は圧縮機の容量が予め定められた所定
容量を下回る時間を計算し、この時間が所定時間を超え
る場合には、所定容量で圧縮機を制御するものとした。
【0025】また、この発明における冷凍システムは、
蒸発器を持つ複数のユニットと、上述の冷凍装置と、ユ
ニットと冷凍装置とを接続冷媒配管とを有するものとし
た。
【0026】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1における冷凍システムの構成図である。
図1中、冷凍システムは、冷凍装置1と、複数のユニッ
ト2と、冷凍装置1とユニット2とを接続する冷媒配管
3とで主に構成されている。ユニット2は、冷媒配管3
に接続された絞り装置10と、この絞り装置に配管接続
された蒸発器20と、ユニット制御装置30と、ユニッ
ト2内の庫内温度を検出する温度センサー40とを有し
ている。また、冷凍装置1は、凝縮器50と、圧縮機6
0と、この圧縮機60へ吸入される直前の冷媒の圧力を
検出する圧力センサー70と、冷凍装置制御装置80と
を有している。なお、ユニット制御装置30と冷凍装置
制御装置80とは、伝送線4で接続され、相互に情報の
送受信を行なっている。
【0027】次に、ユニット制御装置30、及び冷凍装
置制御装置80の詳細構成について、図2に基づき説明
する。図2中、ユニット制御装置30は、温度センサー
40に接続され、庫内温度を検知する庫内温度検知手段
31と、使用者がユニット内の温度を設定するための目
標庫内温度設定手段32と、庫内温度検知手段31で検
知された温度と目標庫内温度設定手段32で設定された
温度とから絞り装置の絞り量を計算し、さらに、この温
度情報に基づいて伝送データを生成する第1の制御手段
33と、この第1の制御手段33で計算された絞り量に
基づき、絞り装置10の絞り量を制御する絞り制御手段
34と、第1の制御手段33で生成された伝送データを
伝送する第1の伝送手段35とを有している。なお、第
1の制御手段33での伝送データの生成は、定期的に、
かつ、その時の最新の温度情報に基づき行われ、第1の
伝送手段35を介して送られている。
【0028】また、冷凍装置制御装置80は、第1の伝
送手段35から送られた伝送データを受信する第2の伝
送手段81と、複数のユニット毎の伝送データの中か
ら、一番低い目標庫内温度を選択して記憶する最低目標
庫内温度記憶手段82と、一番低い目標庫内温度のユニ
ットを記憶する最低目標庫内温度ユニット記憶手段83
と、最低目標庫内温度記憶手段82に記憶された情報に
基づいて目標庫内温度を計算する目標温度生成手段84
と、計算された目標温度を記憶する目標温度記憶手段8
5と、圧力センサー70に接続され、圧縮機60に吸入
される冷媒の飽和温度である低圧飽和温度を検知する低
圧飽和温度検知手段86と、目標温度とこの低圧飽和温
度とに基づいて圧縮機の回転率等の容量を計算する第2
の制御手段87と、計算された容量に基づいて圧縮機6
0を制御する容量制御手段88とを有している。
【0029】次に、冷凍装置制御装置80での容量制御
の動作について、図3、および図4に基づき説明する。
図3は、容量制御の全体の流れを示す容量制御フローチ
ャートであり、まず、これにより容量制御の動作につき
説明する。まず、目標温度生成手段84で、目標温度の
生成を行なう(ステップ(以下、「S」とする)1)。な
お、起動直後は、目標温度は予め定めた既定値とする。
この目標温度は、目標温度記憶手段85に記憶させられ
ると共に、第2の制御手段87に取り込まれる(S
2)。次に、第2の制御手段87は、低圧飽和温度検知
手段86から低圧飽和温度を取り込み(S3)、この目
標温度が低圧飽和温度以上であるか否かの判定を行ない
(S4)、目標温度が低圧飽和温度以上と判定した場合
には、圧縮機の容量制御量をΔ減少させ(S5)、逆
に、目標温度が低圧飽和温度未満と判定した場合には、
圧縮機の容量制御量をΔ増加させる(S6)。次に、こ
の容量制御量が第2の制御手段87から容量制御手段8
8に送られ、容量制御手段88は圧縮機60の動作制御
を行なう。なお、S1以降の動作は、一定時間待った
(S6)後に、再度行なわれることになる。
【0030】次に、S1での目標温度生成手段の詳細動
作について、図4のフローチャートに基づいて説明す
る。目標温度生成手段84では、最低目標庫内温度記憶
手段82より最低目標庫内温度を取り込む(S10
0)。次に、以下の計算式(1)で目標温度を計算する
(S101)。 目標温度=最低目標庫内温度−所定温度 …式(1) ここで、所定温度とは、蒸発器から圧縮機低圧入り口ま
での圧力損失相当分である。なお、このような目標温度
では、最低目標庫内温度のユニット内に配置された蒸発
器を流れる冷媒の温度は最低目標庫内温度に近いものと
なり、急激な冷却をすることはできないが、これは冷凍
装置に設定できる最高の目標温度であり、省エネ運転の
基本となるものである。
【0031】このように、最低目標庫内温度から圧力損
失分を減算した温度を目標温度とし、この目標温度が低
圧飽和温度以上の場合には圧縮機の容量を増やし、未満
の場合には圧縮機の容量を減らす制御を行なうので、各
ユニットにある蒸発器の出口付近の冷媒温度を最低目標
庫内温度付近に調整でき、ユニット内の冷媒が庫内から
熱を奪って凝縮し、蒸発器内に寝込むような現象の発生
を防止できる。
【0032】また、この実施の形態では、ユニット制御
装置30から伝送データを受け取り、最低目標庫内温度
記憶手段82に最低目標庫内温度を記憶させるタイミン
グと、目標温度を生成するタイミングの同期をとっては
いないが、同期させたてもよく、同期させても同様の効
果を得ることができる。
【0033】実施の形態2.図5は、この発明の実施の
形態2における冷凍システムの冷凍装置制御装置を示す
構成図であり、図2に示す冷凍装置制御装置において、
現在のユニット内の温度も記憶させ、この温度も考慮し
て目標温度を生成するようにしたものである。なお、図
5中、図2と同一の構成、及び相当する構成には同一の
符号を付し、説明を省略する。
【0034】図5中、89は最低目標庫内温度ユニット
庫内温度記憶手段であり、複数のユニットから送られた
各伝送データのうち、最低の目標庫内温度が設定された
ユニットの伝送データ中にある庫内温度検知手段31で
検知された庫内温度が記憶される。
【0035】次に、目標温度生成手段84で目標温度を
計算する動作について、図6のフローチャートに基づい
て説明する。まず、最低目標庫内温度記憶手段82より
最低目標庫内温度を取り込み(S100)、最低目標庫
内温度ユニット庫内温度記憶手段89より最低目標庫内
温度ユニット庫内温度を取り込む(S102)。次に、
以下の計算式(2)で目標温度を計算する(S10
3)。 目標温度=(最低目標庫内温度−所定温度)−(最低目標庫内温度ユニット庫 内温度−最低目標庫内温度)*A …式(2) なお、Aは正の数値であり、2または3が最適である。
また、目標温度が設定された後は、図3のフローチャー
トに従った動作を行なう。
【0036】このようにすることにより、最低目標庫内
温度ユニットの目標庫内温度と実際の庫内温度の差が大
きい時ほど、最低目標庫内温度ユニット内の蒸発器に低
い温度の冷媒を流すことができ、最低目標庫内温度ユニ
ットの冷却を早く行なうことができるとともに、省エネ
も行なえるようになる。
【0037】実施の形態3.図7は、この発明の実施の
形態3における冷凍システムの冷凍装置制御装置を示す
構成図であり、図5に示す冷凍装置制御装置において、
現在のユニット内の温度を一定期間蓄積し、一定期間の
変化幅をも考慮して目標温度を生成するようにしたもの
である。なお、図7中、図5と同一な構成、及び相当す
る構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0038】図7中、90は最低目標庫内温度ユニット
庫内温度蓄積手段であり、最低目標庫内温度ユニット庫
内温度記憶手段89に新しいデータを記憶するタイミン
グで、過去の最低目標庫内温度ユニット庫内温度を蓄積
させる。なお、最低目標庫内温度ユニット庫内温度蓄積
手段90には、一定期間T秒の間の最低目標庫内温度ユ
ニット庫内温度のみが蓄積され、それより古いものは順
次破棄されていく。
【0039】次に、目標温度生成手段84で目標温度を
計算する動作について、図8のフローチャートに基づい
て説明する。まず、最低目標庫内温度記憶手段82より
最低目標庫内温度を取り込み(S100)、最低目標庫
内温度ユニット庫内温度記憶手段89より最低目標庫内
温度ユニット庫内温度を取り込み(S102)、最低目
標庫内温度ユニット庫内温度蓄積手段90よりT秒前の
最低目標庫内温度ユニット庫内温度を取り込む(S10
4)。次に、以下の計算式(4)で、T秒間での最低目
標庫内温度ユニットの庫内温度の変化幅Bを求める(S
105)。 B=最低目標庫内温度ユニット庫内温度 − T秒前の最低目標庫内温度ユニット 庫内温度 …式(3) 次に、この変化幅Bが、予め定めた最大変化幅:−Bma
x(Bmaxは正の数)以上か否かを判定し(S106)、
Bが−Bmaxよりも小さいと判定した時は、B=−Bmax
に設定する(S107)。また、Bが−Bmax以上の場
合には、Bが0以下であるか否かを判定し(S10
8)、0を超えると判定された場合には、B=0に設定
する(S109)。S108でBが0以下と判定された
場合、およびS107、S109の次に、以下の計算式
(4)で目標温度を計算する(S110)。 目標温度=(最低目標庫内温度−所定温度)−(最低目標庫内温度ユニット庫内 温度−最低目標庫内温度)*(Bmax+B) …式(4) なお、目標温度が設定された後は、図3のフローチャー
トに従った動作を行なう。
【0040】このように、一定時間前との変化幅を考慮
し、変化幅が比較的大きい場合、すなわち庫内温度の変
化が早い場合には冷却能力過剰として冷却能力を絞る方
向(目標温度上昇)に制御し、変化幅が比較的小さい場
合、すなわち庫内温度の変化が遅い場合には冷却能力不
足として冷却能力を増大する方向(目標温度低下)に制
御することができるので、冷却能力の必要度合いに応じ
て冷凍装置の運転条件を変化し、省エネおよび庫内温度
の早期安定を実現することができる。
【0041】実施の形態4.図9は、この発明の実施の
形態4における冷凍システムの冷凍装置制御装置を示す
構成図であり、図5に示す冷凍装置制御装置において、
現在のユニット内の動作・停止を検知し、目標温度の設
定に、運転時間を考慮するようにしたものである。な
お、図9中、図5と同一の構成、及び相当する構成には
同一の符号を付し、説明を省略する。なお、この実施の
形態では、ユニット内の第1の制御手段は、目標庫内温
度情報、現在の庫内温度情報のみならず、このユニット
が動いているか、すなわち、絞りが動作しているか否か
の情報をも加えて伝送データを生成することになる。
【0042】図9中、91は最低目標庫内温度ユニット
発停状態記憶手段であり、伝送データから取り出された
最低目標庫内温度ユニットの動作・停止情報を記憶して
いる。92は、最低目標庫内温度ユニット連続運転時間
計時・記憶手段であり、最低目標庫内温度ユニット発停
状態記憶手段91に新たに情報が記憶されたタイミング
で、動作中か停止中かを判断し、動作中の場合には、伝
送データ受信間隔時間を累積することで、最低目標庫内
温度ユニット連続運転時間を計時し、記憶している。
【0043】次に、目標温度生成手段84で目標温度を
計算する動作について、図10のフローチャートに基づ
いて説明する。まず、最低目標庫内温度記憶手段82よ
り最低目標庫内温度を取り込み(S100)、最低目標
庫内温度ユニット庫内温度記憶手段89より最低目標庫
内温度ユニット庫内温度を取り込み(S102)、最低
目標庫内温度ユニット連続運転時間計時・記憶手段92
より最低目標庫内温度ユニット連続運転時間を取り込む
(S111)。次に、この最低目標庫内温度ユニット連
続運転時間が予め定めた所定時間以上か否かを判定し
(S112)、以上の場合には、パラメータCに1を設
定し(S113)、未満の場合には、パラメータCに
(最低目標庫内温度ユニット連続運転時間/所定時間)
を設定する(S114)。次に、以下の計算式(5)で
目標温度を計算する(S115)。 目標温度=(最低目標庫内温度−所定温度)−(最低目標庫内温度ユニット庫内 温度−最低目標庫内温度)*C …式(5) なお、目標温度が設定された後は、図3のフローチャー
トに従った動作を行なう。このように、冷却運転の連続
時間が長い場合に冷却能力不足として冷却能力を増大す
る方向(目標温度低下)に制御するので、庫内温度の早
期安定を実現できる。
【0044】実施の形態5.図11は、この発明の実施
の形態5における冷凍システムの冷凍装置制御装置を示
す構成図であり、図5に示す冷凍装置制御装置におい
て、外気温度を検出し、目標温度の設定に、外気温度を
も考慮するようにしたものである。なお、図11中、図
5と同一な構成、及び相当する構成には同一の符号を付
し、説明を省略する。
【0045】図11中、93は外気温度検出手段であ
り、外気温度センサー5に接続されている。次に、目標
温度生成手段84で目標温度を計算する動作について、
図12のフローチャートに基づいて説明する。まず、最
低目標庫内温度記憶手段82より最低目標庫内温度を取
り込み(S100)、最低目標庫内温度ユニット庫内温
度記憶手段89より最低目標庫内温度ユニット庫内温度
を取り込み(S102)、外気温度検出手段93より外
気温度を取り込む(S116)。次に、この外気温度が
予め定めた所定外気温度以下か否かを判定し(S11
7)、所定外気温度以下の場合には、パラメータDに1
を設定し(S118)、所定外気温度を超える場合に
は、パラメータDに(外気温度/所定外気温度)を設定
する(S119)。次に、以下の計算式(6)で目標温
度を計算する(S120)。 目標温度=(最低目標庫内温度−所定温度)−(最低目標庫内温度ユニット庫内 温度−最低目標庫内温度)*D …式(6) なお、目標温度が設定された後は、図3のフローチャー
トに従った動作を行なう。このように、冷却運転時の外
気温度が高い場合には、ユニット内にも熱が伝わるが、
冷却能力を増大する方向(目標温度低下)に制御される
ので、庫内温度の早期安定を実現できる。
【0046】実施の形態6.図13は、この発明の実施
の形態6における冷凍システムの冷凍装置制御装置を示
す構成図であり、図5に示す冷凍装置制御装置におい
て、現在の時刻を検出し、目標温度の設定に、その時刻
をも考慮するようにしたものである。なお、図13中、
図5と同一な構成、及び相当する構成には同一の符号を
付し、説明を省略する。
【0047】図13中、94は、通常の時計を内部に有
する計時手段である。次に、目標温度生成手段84で目
標温度を計算する動作について、図14のフローチャー
トに基づいて説明する。まず、最低目標庫内温度記憶手
段82より最低目標庫内温度を取り込み(S100)、
最低目標庫内温度ユニット庫内温度記憶手段89より最
低目標庫内温度ユニット庫内温度を取り込み(S10
2)、計時手段94より時刻データを取り込む(S12
1)。次に、取り込んだ時刻が10:00から15:0
0の範囲にあるか否かを判定し(S122)、この範囲
にある場合には、パラメータEに第1の所定値を設定し
(S123)、この範囲にない場合には、パラメータE
に第2の所定値を設定する(S124)。なお、第1の
所定値と第2の所定値との間には、以下の式(7)に示
す関係がある。 第1の所定値>第2の所定値>0 …式(7) 次に、以下の計算式(8)で目標温度を計算する(S1
25)。 目標温度=(最低目標庫内温度−所定温度)−(最低目標庫内温度ユニット庫内 温度−最低目標庫内温度)*E …式(8) なお、目標温度が設定された後は、図3のフローチャー
トに従った動作を行なう。このようにすることで、外気
温度が高いと予想される昼間の特定時間帯の冷却能力を
増大することができ、庫内温度の早期安定を実現するこ
とができる。
【0048】実施の形態7.図15は、この発明の実施
の形態7における冷凍システムの冷凍装置制御装置を示
す構成図であり、図5に示す冷凍装置制御装置におい
て、最低目標庫内温度ショーケースの伝送手段が破壊さ
れた場合でも、目標温度が設定できるようにしたもので
ある。なお、図15中、図5と同一な構成、及び相当す
る構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0049】図15中、95は、第2の所定温度記憶手
段である。次に、目標温度生成手段84で目標温度を計
算する動作について、図16のフローチャートに基づい
て説明する。まず、冷凍装置制御装置80と最低目標庫
内温度のユニットとのデータ伝送が正常に行われている
か否かの判定を行なう(S126)。なお、この判定
は、該当するユニットからの定期的な伝送データ送信が
途絶えたことで検知できる。また、S126で、正常と
判定された場合には、S100からS103を実行し、
目標温度を設定し、異常と判定された場合には、以下の
計算式(9)により目標温度を計算する(S127) 目標温度=(最低目標庫内温度−所定温度)−第2の所定温度 …式(9) なお、目標温度が設定された後は、図3のフローチャー
トに従った動作を行なう。なおここで、第2の所定値を
減算するのは、異常状態のようなシステムの信頼性が低
い状態では、省エネよりも十分な冷却を優先する必要が
あるからである。このように、伝送手段が壊れた場合に
は、省エネ運転は不能となるが、最低目標庫内温度ユニ
ットの十分な冷却を確保することができる。
【0050】実施の形態8.実施の形態1から実施の形
態7に示した目標温度の生成方法を、適時組み合わせ
て、例えば、目標温度生成手段84で、外気温度を考慮
した目標温度と、最低目標庫内温度ユニット連続運転時
間を考慮した目標温度とを求め、低い方を目標温度とす
る等の操作を行なっても当然によい。
【0051】実施の形態9.図17は、この発明の実施
の形態9における冷凍システムの冷凍装置制御装置を示
す構成図であり、図5に示す冷凍装置制御装置におい
て、圧縮機が所定値以下での制御量で動作する時間が一
定期間を越えた場合には、強制的に制御量を設定するよ
うにしたものである。なお、図17中、図5と同一な構
成、及び相当する構成には同一の符号を付し、説明を省
略する。
【0052】図17中、96は所定制御量期間計時手段
であり、所定制御量以下である制御量で連続動作する時
間を計算している。97は、第3の制御手段であり、所
定制御量期間計時手段96の通報に基づき、容量制御手
段88の容量を強制的に所定制御量に変更する。
【0053】次に、容量制御の動作について、図18の
フローチャートに基づいて説明する。まず、S1で、図
6に示すフローチャートに基づく目標温度を生成する。
次に、S2からS5までの行い、第2の制御手段で容量
制御量を計算する。次に、所定制御量期間計算手段96
で、第2の制御手段で演算された容量制御量が所定制御
量以下であるか否かを判定し(S9)、所定制御量を超
える場合には連続時間を0に設定する(S10)。ま
た、S9で、容量制御量が所定制御量以下の場合には、
連続時間にΔt(S8で待つ時間)を加え(S11)、
この連続時間が所定時間を超えるか否かを判定し(S1
2)、超える場合には、容量制御手段88への接続経路
が第2の制御手段87から第3の制御手段97に切り替
わり、所定制御量を容量制御量とする(S13)。ここ
で、この所定制御量とは、圧縮機のモータ効率が最適と
なるように定められた値である。次に、容量制御量が第
2の制御手段、又は第3の制御手段から容量制御手段に
送られ、圧縮機の動作が制御される(S7)。
【0054】このようにすることで、圧縮機の駆動モー
タが誘導電動機である場合にエネルギー効率の悪い低速
度運転が長期間連続して行われることを防止できる。
【0055】なお、S1での目標温度の生成として、図
6のフローチャートで示す方法のみならず、図8、図1
0、図12、図14、図16のフローチャートで示す方
法を用いても当然によい。このようにすることで、圧縮
機の駆動モータが誘導機である場合に制御量=回転速度
を低下した場合にモータ効率が低下することに対して、
本来の省エネ制御に反することから、冷凍能力を増加す
る方向に制御して各蒸発器の庫内温度を早期に低下さ
せ、圧縮機の運転停止を促進することで対応できる。
【0056】
【発明の効果】この発明では、最低の目標庫内温度に基
づいて目標温度を生成し、この目標温度と圧縮機に吸い
込まれる冷媒の飽和温度とに基づいて圧縮機の容量を決
定し、この容量により圧縮機を制御するので、ユニット
内の冷媒が庫内から熱を奪って凝縮し、蒸発器内に寝込
むような現象の発生を防止できる。
【0057】さらに、目標温度が圧縮機に吸い込まれる
冷媒の飽和温度より大きい場合には、圧縮機の容量を減
少させ、目標温度が圧縮機に吸い込まれる冷媒の飽和温
度より小さい場合には、圧縮機の容量を増加させるの
で、適正な容量制御が可能となる。
【0058】さらに、目標温度は、最低の目標庫内温度
から予め定められた所定温度を引いた値としたので、省
エネ効率を上げることができる。
【0059】さらに、最低の目標庫内温度と最低の目標
庫内温度が設定されたユニットの庫内温度に基づいて目
標温度を生成するようにしたので、省エネが図れるとと
もに、最低の目標庫内温度が設定されたユニットの冷却
を早めることができる。
【0060】さらに、最低の目標庫内温度と最低の目標
庫内温度が設定されたユニットの庫内温度と最低の目標
庫内温度が設定されたユニットの一定時間前の庫内温度
とに基づいて目標温度を生成するようにしたので、冷却
能力の必要度合いに応じて運転条件を変化でき、省エネ
を図れるとともに庫内温度の早期安定も実現できる。
【0061】さらに、最低の目標庫内温度と最低の目標
庫内温度が設定されたユニットの庫内温度と最低の目標
庫内温度が設定されたユニットの連続運転時間とに基づ
いて目標温度を生成するようにしたので、冷却運転の連
続時間が長い場合には冷却能力不足として冷却能力を増
大でき、庫内温度の早期安定を実現できる。
【0062】さらに、最低の目標庫内温度と最低の目標
庫内温度が設定されたユニットの庫内温度と外気温度と
に基づいて目標温度を生成するようにしたので、外気温
度の影響を考慮した運転を行なうことができる。
【0063】さらに、最低の目標庫内温度と最低の目標
庫内温度が設定されたユニットの庫内温度と計時手段で
得られた時刻とに基づいて目標温度を生成するようにし
たので、外気温度が高い昼間に容量を増大でき、外気温
度の影響を考慮した運転を簡単に実現できる。
【0064】さらに、ユニットに設定された目標庫内温
度を検出できない場合には、目標温度を予め定めた第2
の所定温度下げるようにしたので、故障時にもある程度
の対応が可能となる。
【0065】さらに、圧縮機の駆動モータは誘導電動機
であり、圧縮機の容量が予め定められた所定容量を下回
る時間を計算し、この時間が所定時間を超える場合に
は、所定容量で圧縮機を制御するようにしたので、エネ
ルギー効率の悪い低速度運転が長時間行われることを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における冷凍システムの構成図
である。
【図2】 実施の形態1における冷凍装置制御装置の構
成図である。
【図3】 実施の形態1における容量制御の流れを示す
容量制御フローチャートである。
【図4】 実施の形態1における目標温度生成手段での
動作を示すフローチャートである。
【図5】 実施の形態2における冷凍装置制御装置の構
成図である。
【図6】 実施の形態2における目標温度生成手段での
動作を示すフローチャートである。
【図7】 実施の形態3における冷凍装置制御装置の構
成図である。
【図8】 実施の形態3における目標温度生成手段での
動作を示すフローチャートである。
【図9】 実施の形態4における冷凍装置制御装置の構
成図である。
【図10】 実施の形態4における目標温度生成手段で
の動作を示すフローチャートである。
【図11】 実施の形態5における冷凍装置制御装置の
構成図である。
【図12】 実施の形態5における目標温度生成手段で
の動作を示すフローチャートである。
【図13】 実施の形態6における冷凍装置制御装置の
構成図である。
【図14】 実施の形態6における目標温度生成手段で
の動作を示すフローチャートである。
【図15】 実施の形態7における冷凍装置制御装置の
構成図である。
【図16】 実施の形態7における目標温度生成手段で
の動作を示すフローチャートである。
【図17】 実施の形態9における冷凍装置制御装置の
構成図である。
【図18】 実施の形態9における容量制御の流れを示
す容量制御フローチャートである。
【符号の説明】
1 冷凍装置、 2 ユニット、 3 冷媒配管、 4
伝送線、5 温度センサー、 10 絞り装置、 2
0 蒸発器、30 ユニット制御装置、 31 庫内温
度検知手段、32 目標庫内温度設定手段、 33 第
1の制御装置、 34 絞り装置、35 第1の伝送手
段、 40 温度センサー、 50 凝縮器、60 圧
縮機、 70 温度センサー、 80 冷凍装置制御装
置、81 第2の伝送手段、 82 最低目標庫内温度
記憶手段、83 最低目標庫内温度ユニット記憶手段、
84 目標温度生成手段、85 目標温度記憶手段、
86 低圧飽和温度検知手段、87 第2の制御手
段、 88 容量制御手段、89 最低目標庫内温度ユ
ニット庫内温度記憶手段、90 最低目標庫内温度ユニ
ット庫内温度蓄積手段、91 最低目標庫内温度ユニッ
ト発停状態記憶手段、92 最低目標庫内温度ユニット
連続運転時間計時・記憶手段、93 外気温度検出手
段、 94 計時手段、95 第2の所定温度記憶手
段、 96 所定制御量期間計時手段、97 第3の制
御手段。
フロントページの続き (72)発明者 川▲崎▼ 雅夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 池田 隆 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA02 BA01 CA02 DA02 HA01 LA06 MA02 MA08 PA02 PA03 PA05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器を持つ複数のユニットと冷媒配管
    を通じて接続される冷凍装置であって、前記ユニットに
    設定された目標庫内温度を検知し、最低の目標庫内温度
    を記憶する最低目標庫内温度記憶手段と、前記最低の目
    標庫内温度に基づいて目標温度を生成する目標温度生成
    手段と、前記目標温度と圧縮機に吸い込まれる冷媒の飽
    和温度とに基づいて圧縮機の容量を決定し、前記容量に
    より前記圧縮機を制御する制御手段とを有することを特
    徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、目標温度が圧縮機に吸い込
    まれる冷媒の飽和温度より大きい場合には、圧縮機の容
    量を減少させ、目標温度が圧縮機に吸い込まれる冷媒の
    飽和温度より小さい場合には、圧縮機の容量を増加させ
    ることを特徴とする請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 【請求項3】 目標温度は、最低の目標庫内温度から予
    め定められた所定温度を引いた値であることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の冷凍装置。
  4. 【請求項4】 最低の目標庫内温度が設定されたユニッ
    トの庫内温度を記憶する最低目標庫内温度ユニット庫内
    温度記憶手段を有し、目標温度生成手段は前記最低の目
    標庫内温度と前記最低の目標庫内温度が設定されたユニ
    ットの庫内温度に基づいて目標温度を生成することを特
    徴とする請求項1または2に記載の冷凍装置。
  5. 【請求項5】 目標温度は、最低の目標庫内温度−予め
    定められた所定温度−(前記最低の目標庫内温度−最低
    の目標庫内温度が設定されたユニットの庫内温度)×パ
    ラメータ値で与えられ、前記パラメータ値は予め定めら
    れた整数であることを特徴とする請求項4に記載の冷凍
    装置。
  6. 【請求項6】 最低の目標庫内温度が設定されたユニッ
    トの一定時間前の庫内温度を記憶する最低目標庫内温度
    ユニット庫内温度蓄積手段を有し、目標温度生成手段は
    前記最低の目標庫内温度と前記最低の目標庫内温度が設
    定されたユニットの庫内温度と前記最低の目標庫内温度
    が設定されたユニットの一定時間前の庫内温度とに基づ
    いて目標温度を生成することを特徴とする請求項4に記
    載の冷凍装置。
  7. 【請求項7】 目標温度は、最低の目標庫内温度−予め
    定められた所定温度−(最低の目標庫内温度−最低の目
    標庫内温度が設定されたユニットの庫内温度)×(予め
    定められた変動温度−最低の目標庫内温度が設定された
    ユニットの庫内温度+最低の目標庫内温度が設定された
    ユニットの一定時間前の庫内温度)で与えられ、前記予
    め定められた変動温度は正の数であり、かつ(予め定め
    られた変動温度−最低の目標庫内温度が設定されたユニ
    ットの庫内温度+最低の目標庫内温度が設定されたユニ
    ットの一定時間前の庫内温度)は0以上であることを特
    徴とする請求項6に記載の冷凍装置。
  8. 【請求項8】 最低の目標庫内温度が設定されたユニッ
    トの連続運転時間を計算する最低目標温度連続運転時間
    計時手段を有し、目標温度生成手段は前記最低の目標庫
    内温度と前記最低の目標庫内温度が設定されたユニット
    の庫内温度と前記最低の目標庫内温度が設定されたユニ
    ットの連続運転時間とに基づいて目標温度を生成するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の冷凍装置。
  9. 【請求項9】 目標温度は、最低の目標庫内温度−予め
    定められた所定温度−(最低の目標庫内温度−最低の目
    標庫内温度が設定されたユニットの庫内温度)×パラメ
    ータ値で与えられ、前記パラメータ値は、連続運転時間
    が予め定めた所定時間を超える場合には1、そうでない
    場合には(連続運転時間/所定時間)であることを特徴
    とする請求項8に記載の冷凍装置。
  10. 【請求項10】 外気の温度を検出する外気温度検知手
    段を有し、目標温度生成手段は最低の目標庫内温度と前
    記最低の目標庫内温度が設定されたユニットの庫内温度
    と前記外気温度とに基づいて目標温度を生成することを
    特徴とする請求項4に記載の冷凍装置。
  11. 【請求項11】 目標温度は、最低の目標庫内温度−予
    め定められた所定温度−(最低の目標庫内温度−最低の
    目標庫内温度が設定されたユニットの庫内温度)×パラ
    メータ値で与えられ、前記パラメータ値は、外気温度が
    予め定めた所定外気温度を超える場合には1、そうでな
    い場合には(外気温度/所定外気温度)であることを特
    徴とする請求項10に記載の冷凍装置。
  12. 【請求項12】 内部に時計を備えた計時手段を有し、
    目標温度生成手段は最低の目標庫内温度と前記最低の目
    標庫内温度が設定されたユニットの庫内温度と前記計時
    手段で得られた時刻とに基づいて目標温度を生成するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の冷凍装置。
  13. 【請求項13】 目標温度は、最低の目標庫内温度−予
    め定められた所定温度−(最低の目標庫内温度−最低の
    目標庫内温度が設定されたユニットの庫内温度)×パラ
    メータ値で与えられ、前記パラメータ値は、昼間の一定
    時間帯と、他の一定時間帯とで異なることを特徴とする
    請求項12に記載の冷凍装置。
  14. 【請求項14】 目標温度生成手段は、ユニットに設定
    された目標庫内温度を検出できない場合には、目標温度
    を予め定めた第2の所定温度下げることを特徴とする請
    求項1から請求項13のいずれかに記載の冷凍装置。
  15. 【請求項15】 圧縮機の駆動モータは誘導電動機であ
    り、制御手段は、圧縮機の容量が予め定められた所定容
    量を下回る時間を計算し、前記時間が所定時間を超える
    場合には、前記所定容量で圧縮機を制御することを特徴
    とする請求項1から請求項14のいずれかに記載の冷凍
    装置。
  16. 【請求項16】 蒸発器を持つ複数のユニットと、請求
    項1から請求項15のいずれかに記載の冷凍装置と、前
    記ユニットと前記冷凍装置とを接続する冷媒配管とを有
    することを特徴とする冷凍システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006057990A (ja) * 2004-07-21 2006-03-02 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd ショーケース冷却装置
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CN104791943A (zh) * 2014-01-21 2015-07-22 广东美的暖通设备有限公司 空调系统及其控制方法、空调系统的室外机
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