JP3541149B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/28Quick cooling

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は常には庫内をその内壁面を介して冷却する構成の冷蔵庫に係り、特には内壁面への露付きを防止するために庫内空気を強制対流させてその強制対流される空気を冷却することができるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
庫内壁面の冷却によって食品保存性を高めた冷蔵庫がある。これは業務用の冷蔵庫として構成され、庫内温度を一定に保ち、且つ庫内湿度を100%近くに維持しつつ冷蔵保存ができるようにしたものである。この壁面冷却式の冷蔵庫の概略構成を図13に示す。
【0003】
同図において、庫内である冷蔵室101の壁面はダクト102として構成され、そのダクト102の入口102aおよび出口102bはエバポレータ室103に連通されている。エバポレータ室103内には、エバポレータ104および送風装置105が配置され、エバポレータ104によって冷却された空気は入口102aからダクト102へと供給される。そして、ダクト102内を流れる冷気は冷蔵室101の壁面(ダクト102の一側面)を冷却する。冷蔵室101の壁面が冷却されると、内部の食品は輻射によって冷却されると共に、冷蔵室101内の空気が壁面により冷やされて自然体流することによって冷却される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の壁面冷却式冷蔵庫では、負荷変動に追従できない、冷却速度が遅いという問題があった。すなわち、扉が開かれると、外部の暖かい空気が冷蔵室101内に侵入し、冷蔵室101の温度が上がる。この場合、いわゆるファンクール式の一般の冷蔵庫では、コンプレッサの回転数を上げて冷凍能力を高くすることによって冷気温度を低くすると共に、ファン送風量を増すことによって冷気循環量を増加させ、迅速に庫内を冷却することができる。
【0005】
しかしながら、従来の壁面冷却式冷蔵庫では、冷気温度を低くすると、壁面に結露して氷結するおそれがあるので、コンプレッサの回転数を上げて負荷変動に対する追従性を向上させることが困難である。また、エバポレータ104により空気を冷却し、その冷却された空気をダクト102に流して冷蔵室101の内壁面を冷却し、そして輻射と自然対流とによって冷蔵室101内を冷却する構成であるから、庫内冷却に関して迅速性に欠けるのである。
【0006】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、負荷変動に対する追従性の向上および冷却の迅速性の向上を図ることができると共に、壁面への露付きを極力防止することができる冷蔵庫を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の冷蔵庫は、
能力可変型のコンプレッサと、
食品保存室の内壁面を冷却することにより該食品保存室内を冷却する壁面用エバポレータと、
強制対流手段によって強制対流される前記食品保存室内の空気を冷却する強制対流用エバポレータと、
前記コンプレッサで圧縮されコンデンサで凝縮された冷媒の流路を、少なくとも前記壁面用エバポレータに供給する流路と前記強制対流用エバポレータに供給する流路との間で切り替え可能な切替手段と、
前記食品保存室の扉の開放を検出する開扉検出手段と、
庫外温度を検出する庫外温度検出手段、前記食品保存室内の温度を検出する庫内温度検出手段および前記食品保存室内の湿度を検出する庫内湿度検出手段と、
前記庫外温度検出手段、前記庫内温度検出手段および前記庫内湿度検出手段の検出結果から庫内の熱的負荷を演算する演算手段と、
記切替手段の切り替え動作を制御する制御手段とを具備し、
前記制御手段は、前記演算手段により演算された前記庫内の熱的負荷の大小に応じて、前記コンプレッサの能力を変化させると共に、前記冷媒の流路を、少なくとも前記壁面用エバポレータに供給する流路と前記強制対流用エバポレータに供給する流路との間で切り替わるように前記切替手段を制御し、前記開扉検出手段が扉の開放を検出したときには、前記演算手段による庫内の熱的負荷とは関係なく、前記切替手段を冷媒が前記強制対流用エバポレータに供給されるように前記切替手段を制御することを特徴とするものである。
【0008】
この構成によれば、扉を開放するなどして庫内の熱的負荷が増大すると、制御手段がコンプレッサの能力を高めると共に、強制対流用エバポレータに冷媒が供給されるように切替手段を切り替える。これにより、強制対流用エバポレータにより冷却された空気が食品保存室内を循環(対流)し、同室が迅速に冷却される。この強制対流用エバポレータの冷却により、庫内空気の湿気が結露して除去されるので、その後に冷媒の供給先が壁面用エバポレータに切り替えられて該壁面用エバポレータよる冷却に切り替えられても、食品保存室の内壁面に結露することを防止できる。
【0009】
また、前記制御手段は、前記開扉検出手段が扉の開放を検出したときには、前記演算手段による庫内の熱的負荷とは関係なく、前記切替手段を冷媒が前記強制対流用エバポレータに供給されるように切替制御するので、扉が開放されると、庫外の暖かい空気が食品保存室内に侵入するという事情下において、庫内温度検出手段により食品保存室内の温度が上昇したことを検出する前に、先行して強制対流用エバポレータによる冷却に変えることができる。
【0010】
請求項記載の冷蔵庫は、前記制御手段は、前記食品保存室内が目標温度よりも所定温度以上低い温度で所定湿度以下の状態を所定時間継続したとき、前記切替手段を冷媒が前記壁面用エバポレータに供給されるように切替制御することを特徴とするものである。
強制対流用エバポレータによる冷却は、食品保存室内の湿度を低くし過ぎる結果となるので、早期に壁面用エバポレータによる冷却に切り替えることが好ましい。請求項の制御によれば、内壁面への露付きを防止しながら、早期に壁面用エバポレータによる冷却に切り替えることできる。
この場合、請求項記載の冷蔵庫のように、前記所定温度は2℃で、前記所定湿度は50%とすることが好ましい。
【0011】
請求項記載の冷蔵庫は、前記壁面用エバポレータへの冷媒供給は、開度調節可能な絞り手段を介して行われ、前記制御手段は、前記壁面用エバポレータでの冷媒の蒸発温度が前記食品保存室の温度と湿度とから求められる露点温度に対し、所定温度以上となるように前記絞り手段の開度を制御することを特徴とするものである。
【0012】
この構成によれば、内壁面への結露をより一層確実に防止できる。しかも、絞り手段を開度制御可能にしたので、壁面用エバポレータでの冷媒の蒸発温度が露点温度に対し所定温度以上となるような制御を容易に行うことができる。
この場合、請求項記載の冷蔵庫のように、前記所定温度は3℃であることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例を図1〜図6に基いて説明する。
図1は冷蔵庫の全体構成の概略を示す。同図において、冷蔵庫本体1は前面を開放した箱形をなし、鋼板製の外箱2とプラスチック製の内箱3との間に発泡性断熱材4を充填して構成されている。この冷蔵庫本体1内は食品保存室、例えば冷蔵室5として構成され、その開放前面は冷蔵庫本体1に回動可能に枢設された扉6によって開閉されるようになっている。
【0014】
上記冷蔵室5内は、その内壁面を冷やすことによって冷却されると共に、冷気の強制対流によっても冷却される。そして、内壁面から冷蔵室5を冷却するために、冷蔵室5の内壁面を構成する内箱3の背面および左右両側面の裏側には、例えば熱交換板7に冷媒パイプ8を蛇行状に添設して構成した壁面用エバポレータ9が設けられている。また、冷気の強制対流によって冷蔵室5を冷却するために、冷蔵室5の内部上方には、例えば蛇行状に形成した冷媒パイプ10に熱交換フィン11を添設して構成した強制対流用エバポレータ12が配設されていると共に、この強制対流用エバポレータ12によって冷却された冷気の冷蔵室5内で強制対流させるために強制対流手段としての送風装置13が配設されている。なお、送風装置13は、ファンをモータによって駆動する構成の周知のもので、そのモータの回転速度は例えば強中弱の3段階に切り替え可能となっている。
【0015】
冷蔵庫本体1の下部後側には機械室14が形成されており、この機械室14にインバータによる能力可変型のコンプレッサ15が配設されている。このコンプレッサ15の吐出口15aは、図2の冷凍サイクル構成図に示すように、コンデンサ16の入口に接続されている。コンデンサ16の出口側は二分岐されており、一方の分岐路は第1の電磁開閉弁17および第1のキャピラリチューブ18を介して前記壁面用エバポレータ9の入口に接続され、他方の分岐路は第2の電磁開閉弁19および第2のキャピラリチューブ20を介して前記強制対流用エバポレータ12の入口に接続されている。そして、両エバポレータ9および12の出口はコンプレッサ15の吸入口15bに接続されている。
【0016】
この冷凍サイクルにおいて、第1の電磁開閉弁17が通電されて開動作すると、冷媒を壁面用エバポレータ9に供給する第1の流路21が形成され、第2の電磁開閉弁19が通電されて開動作すると、冷媒を強制対流用エバポレータ12に供給する第2の流路22が形成される。更に、両開閉電磁弁17および19が共に通電されて開放すると、上記第1および第2の流路21および22が形成されて冷媒が両エバポレータ9および12の双方に供給されるようになる。従って、第1および第2の電磁開閉弁17および19は、冷媒の供給先を切り替える切替手段として機能する。
【0017】
さて、この冷蔵庫には、熱的負荷の演算などのために、図3に示すように、庫内である冷蔵室5内の温度を検出する冷蔵室用温度センサ23(庫内温度検出手段)、冷蔵室5内の湿度(相対湿度)を検出する冷蔵室用湿度センサ24(庫内湿度検出手段)、冷蔵庫の内壁面である内箱3の表面温度を検出する壁面用温度センサ25(壁面温度検出手段)、冷蔵庫が設置された部屋の温度を検出する庫外用温度センサ26(庫外温度検出手段)が設けられている。また、冷蔵庫には、扉6の開放を検出するために、扉6の開放に連動してオン動作する扉スイッチ27が設けられている。
【0018】
図3は冷蔵庫の電気的構成を示すもので、制御手段としてのマイクロコンピュータ28の入力部には、冷蔵室用温度センサ23、冷蔵室用湿度センサ24、壁面用温度センサ25、庫外用温度センサ26、扉スイッチ27が接続されている。また、マイクロコンピュータ28の出力部には、送風装置13を駆動する回転数切替回路29、コンプレッサ15のインバータ装置30、第1および第2の電磁開閉弁17および19を駆動する駆動回路31、扉6を開いたとき点灯する庫内灯32などが接続されている。
【0019】
さて、この実施例では、マイクロコンピュータ28は演算手段として機能し、冷蔵庫の顕熱負荷Qair 、潜熱負荷Qwet 合計値である全熱負荷Qaを次の(1)式〜(3)式によって求める。
Qair =Ra×(Tin−Ta) ……(1)
Qwet =Rw×Rh……(2)
Qa=Qair +Qwet =Ra×(Tin−Ta)+Rw×Rh……(3)
ここで、Tinは冷蔵庫が設置された部屋の温度、Taは冷蔵室5内の温度、Raは顕熱負荷定数、Rwは潜熱負荷定数、Rhは冷蔵室5内の相対湿度である。
【0020】
そして、マイクロコンピュータ28は、上記(3)式により求めた全熱負荷の大きさに応じてコンプレッサ15および送風装置13の回転数を制御すると共に、電磁開閉弁17および19を通断電制御して壁面用エバポレータ12および強制対流用エバポレータ12への冷媒供給を制御する。電磁開閉弁17および19の通断電制御は具体的には図4(a)の条件に従って行われる。すなわち、冷蔵庫の全熱負荷QaがQa1以下のときには、マイクロコンピュータ28は第1の電磁開閉弁17だけに通電し、冷媒を壁面用エバポレータ9だけに供給する。また、全熱負荷QaがQa1を越え、Qa2未満のときには、両電磁開閉弁17,19の双方に通電し、壁面用エバポレータ9および強制対流用エバポレータ12の双方に冷媒を供給する。更に、全熱負荷QaがQa2以上のときには、第2の電磁開閉弁19だけに通電し、強制対流用エバポレータ12だけに冷媒を供給するようにする。なお、上記のQa1およびQa2の値の一例を示すと、Qa1は30W、Qa2は40Wである。
【0021】
強制対流用エバポレータ12に冷媒が供給される場合には、送風装置13も駆動される。送風装置13の回転速度が高中低に切り替えられると、送風量が大風量、中風量、小風量に変化する。この風量切り替えは、冷蔵庫の全熱負荷QaがQa1以上のときには、無条件で大風量が選択される。そして、冷蔵庫の全熱負荷QaがQa2未満のときには、顕熱負荷Qair 、潜熱負荷Qwet の大小に応じて図4bに示すように切り替えられる。すなわち、顕熱負荷Qair がQair1未満であったとき、潜熱負荷Qwet がQw1未満では小風量、潜熱負荷Qwet がQw1以上では中風量に設定され、顕熱負荷Qair がQair1以上であったとき、潜熱負荷Qwet の大小とは無関係に大風量に設定される。

【0022】
さて、マイクロコンピュータ28は、一定時間毎に、冷蔵室用温度センサ23が検出する冷蔵室5内の温度Ta、冷蔵室用湿度センサ24が検出する冷蔵室5内の湿度Rh、壁面用温度センサ25が検出する冷蔵室5の内壁面の温度Tw、庫外用温度センサ26が検出する部屋の温度Tinを読み取り、Ta、Rh、Tinを前記(1)式〜(3)式に代入して冷蔵庫の顕熱負荷Qair 、潜熱負荷Qwet および全熱負荷Qaを演算する。
【0023】
そして、全熱負荷QaがQa1以下のとき、マイクロコンピュータ28は、コンプレッサ15を全熱負荷Qaに応じた回転速度で運転すると共に、第1の電磁開閉弁17に通電する。すると、冷媒が壁面用エバポレータ9に供給され、冷蔵室5の内壁面である内箱3を冷却する。これにより、冷蔵室5内が冷却され、冷蔵室5内は所定の低温度、高湿度に保たれる。
【0024】
扉6が開かれると、暖かい外気が冷蔵庫5内に侵入する。すると、全熱負荷Qaが大きくなるため、マイクロコンピュータ28は、コンプレッサ15を高速運転し、そして第1の電磁開閉弁17を断電して第2の電磁開閉弁19に通電すると共に、送風装置13を大風量にて運転する。すると、壁面用エバポレータ9が冷却作用を停止し、代わって、強制対流用エバポレータ12が冷却作用を呈するようになる。そして、送風装置13の送風作用により、冷蔵室5内の空気が強制対流用エバポレータ12と熱交換して低温度に冷却された後、冷蔵室5内に送風されて再び強制対流用エバポレータ12により低温度に冷却されるというように循環(強制対流)する。これにより、冷蔵室5内は迅速に冷却されて行く。
【0025】
このように熱負荷の変動に対して良好に追従し、しかも冷気を強制対流(強制対流)させるので冷蔵室5内を迅速に冷却できる。その上、冷蔵室5内に侵入した空気が強制対流用エバポレータ12と熱交換して冷却される際、その空気中に含まれている湿気は強制対流用エバポレータ12で結露して除去される。これにより冷蔵室5内の空気の湿度は低下すると共に、壁面用エバポレータ9は冷却作用を呈していないため、冷蔵室5の内壁面に露付きが生ずることを極力防止できる。なお、強制対流用エバポレータ12において結露により生じた水は図示しない露受けに落下して庫外に排除される。
【0026】
冷蔵室5内の温度が低下し、Qa1<Qa<Qa2になると、マイクロコンピュータ28は、第1および第2の電磁開閉弁17および19に通電する。すると、壁面用エバポレータ9も冷却作用を呈するようになるが、上記のようにして冷蔵室5内の空気の湿度は低下しているので、冷蔵室5の内壁面に結露することはない。更に、冷蔵室5内の温度が低下し、Qa≦Qa1になると、マイクロコンピュータ28は、第2の電磁開閉弁19を断電し、元の冷媒が壁面用エバポレータ9のみに供給される状態にする。
【0027】
マイクロコンピュータ28は、基本的には、上記のように図4(a)に示す条件に従って第1および第2の電磁開閉弁17および19を通断電制御するが、この実施例では、冷蔵室5の内壁面の温度Twが冷蔵室5内の温度Taと湿度Thとから求められる露点DPに3℃を加えた温度以下の場合(Tw≦DP+3)には、無条件で第1の電磁開閉弁17を断電して第2の電磁開閉弁19に通電し、強制対流用エバポレータ12のみに冷媒を供給するようにしている。なお、マイクロコンピュータ28の記憶手段であるROMには、温度と湿度とから露点を求めるためのデータが記憶されている。
【0028】
このように(Tw≦DP+3)のとき、強制対流用エバポレータ12のみに冷媒を供給するように構成すると、冷蔵室5の内壁面への露付きをより確実に防止することができる。すなわち、例えば4℃で相対湿度70%の湿り空気は、図6に示す湿り空気h−x線図からすると、ほぼ0℃で結露するが、実際には2℃位で冷蔵庫5の内壁面に結露し始める。このような事実に鑑みて、本実施例では、壁面用温度センサ25の検出温度Twが露点DPに3℃を加えた温度以下の場合には、無条件に強制対流用エバポレータ12のみに冷媒を供給し、これによって冷蔵室5内の空気中に含まれる湿気を強制対流用エバポレータ12で凝縮させ、以て冷蔵室5内の空気の露点DPを冷蔵庫5の内壁面の温度Twよりも3℃以上高い温度となるようにして冷蔵室5の内壁面への露付きをより確実に防止している。
【0029】
また、この実施例では、扉6が開かれた場合には、電磁開閉弁17,19の開閉については、図5に示すフローチャートに従って制御するようにしている。すなわち、扉6の開放を扉スイッチ27が検出すると、マイクロコンピュータ28は図5のルーチンを実行し、ステップS1で第2の電磁開閉弁17のみに通電して強制対流用エバポレータ12だけが冷却作用を呈するようにする。
【0030】
すると、扉6の開放によって冷蔵室5内に侵入した外気は強制対流用エバポレータ12により冷却され、且つ湿気が除去される。これにより、全熱負荷QaがQa<Qa2になると、マイクロコンピュータ28はステップS2で「YES」となってステップS3に移行し、第1の電磁開閉弁17にも通電して壁面用エバポレータ9も冷却作用を呈するようにする。そして、Qa≦Qa1になると、マイクロコンピュータ28はステップS4で「YES」となってステップS5に移行し、第2の電磁開閉弁19を断電して第1の電磁開閉弁17だけを通電状態のままとし、壁面用エバポレータ9だけで冷蔵室5内を冷却する状態にする。
【0031】
このように扉6が開かれたとき、これに応答して強制対流用エバポレータ12のみによる冷却に切り替えるようにすれば、直ちに冷蔵室5の内壁面への結露を防止するための運転状態に入ることができる。このため、冷蔵室用温度センサ23、冷蔵室用湿度センサ24の検出温度の変化に基づく全熱負荷の上昇によって外気が侵入したことを検出してから、強制対流用エバポレータ12のみによる冷却に切り替える場合に比べ、より一層確実に冷蔵室5の内壁面への結露を防止できる。
【0032】
図7は本発明の第2実施例を示す。この実施例は扉6が開かれたときの電磁開閉弁17,19の開閉制御に関するものであるが、前記第1実施例との相違は、Qa≦Qa1となった後、冷蔵室5内の温度Taが目標温度Ta0よりも所定温度T以上低くなった時(ステップSA5で「YES」)、この状態が所定時間t継続されたことを条件に(ステップSA6で「YES」)、第1の電磁開閉弁17だけに通電して壁面用エバポレータ9だけによる冷却に切り替えるようにしたところにある。この場合、上記の目標温度Ta0は例えば冷蔵温度である4℃、所定温度Tは2℃、所定時間tは1分とすることが考えられる。
【0033】
このようにした理由は次の通りである。センサには検出誤差がある。特に冷蔵室用湿度センサ24の検出精度が±10%であったとすると、冷蔵室用湿度センサ24が湿度50%を検出しても、検出誤差によって実際には60%であることもあり得る。一方、図6に示す湿り空気h−x線図から理解されるように、冷蔵温度である4℃前後では、例えば30℃の場合に比べて、相対湿度を示す線の間隔が狭く且つ傾斜が緩やかとなっている。このため、4℃前後では、相対湿度が10%違うと、露点が大きく異なることとなる。例えば、4℃のとき湿度60%では露点は−2℃前後、50%では露点は−5℃前後である。
【0034】
以上のことから、4℃、湿度50%のとき壁面用エバポレータ9による冷却に切り替えるように構成した場合、実際の湿度が60%であっても、冷蔵室用湿度センサ24が湿度50%を検出すると、壁面用エバポレータ9による冷却に切り替えられる。ところが、実際の湿度は60%であるから、その露点は−2℃前後であるが、壁面用エバポレータ9による冷却に切り替えられると、冷蔵室5の内壁面は−2℃程度にまで冷却される場合があるので、これでは冷蔵室5の内壁面に結露することがある。
【0035】
しかしながら、この実施例では、目標温度Ta0よりTだけ低い温度、つまり4℃より2℃以上低い温度である2℃以下で湿度50%を検出したとき、その状態がt時間(1分間)継続したことを条件に、壁面用エバポレータ9による冷却に切り替えるので、検出誤差により湿度が実際には60%であったとしても、2℃で湿度60%のときの露点は−5℃程度となる。壁面用エバポレータ9による冷却に切り替えられても、冷蔵室5の内壁面は−5℃程度にまでは冷却されないので、冷蔵室5の内壁面に結露するはない。
このように本実施例では、冷蔵室5内の空気を冷やし込んでその湿度を下げてから壁面用エバポレータ9による冷却に切り替えるので、冷蔵室5の内壁面への結露をより一層防止できる。
【0036】
図8および図9は本発明の第3実施例を示す。この実施例が前記第1実施例と異なるところは、第2の電磁開閉弁19に代えて、開度調節可能な絞り手段としてパルスモータ33aを駆動源とするニードル弁からなる絞り弁33としたところにある。このように絞り弁33にすると、その開度調節により、壁面用エバポレータ9での冷媒の蒸発圧力ひいては蒸発温度を制御できる。この場合、絞り弁33とキャピラリチューブ34を直列に接続すると、蒸発圧力(蒸発温度)の調整幅を広くできる。
【0037】
この実施例では、壁面用エバポレータ9による冷却と強制対流用エバポレータ12による冷却とを交互に行うことを基本としている。そして、壁面用エバポレータ9による冷却の場合には、冷蔵室5の内壁面の温度Twが冷蔵室5内の温度Taと湿度Thとから求められる露点DPに所定温度、例えば3℃を加えた温度以上となるように壁面用エバポレータ9での冷媒圧力、換言すれば蒸発温度Teを制御する。
【0038】
ここで、壁面用エバポレータ9での蒸発温度Teは、冷蔵室5の内壁面の温度Twと同値ではなく、壁面用エバポレータ9の配設状態を加味した補正値Thによって補正される。この補正値Thは、本実施例の場合、壁面用エバポレータ9が内箱3を介して冷蔵室5内を冷却するので、補正値Thは4℃に設定される。従って、蒸発温度は冷蔵室5の内壁面の温度Twより例えば4℃低い温度となるように制御される。また、壁面用エバポレータ9が冷蔵室5内に露出している場合には、補正値Thは0℃に設定され、蒸発温度はTwと同じ温度となるように制御される。
【0039】
図9は壁面用エバポレータ9による冷却と強制対流用エバポレータ12による冷却とを交互に行う場合の制御内容を示す。マイクロコンピュータ28は所定時間毎に図9のルーチンを実行する。同図のルーチンに入ると、マイクロコンピュータ28は、まずステップSB1で壁面用温度センサ25の検出温度Twが(DP+3)以上で、且つ冷蔵室5内の温度Taが内壁面の温度Tw以下であるか否かを判断し、「YES」のときステップSB2に移行して絞り弁33を開く。そして、マイクロコンピュータ28は、ステップSB3で絞り弁33の開度を、壁面用エバポレータ9の蒸発温度TeがTwより4℃低い温度となるように調節し、リターンとなる。
【0040】
そして、TwがTa未満になると、マイクロコンピュータ28はステップSB1で「NO」と判断してステップSB4に移行し、ここで絞り弁33を閉じ、第2の電磁開閉弁19を開動作させ、リターンとなる。これにより、冷蔵室5内は強制対流用エバポレータ12によって冷却されるようになる。このように、Tw<Taになると、Tw≧(DP+3)であっても強制対流用エバポレータ12による冷却に切り替える理由は、Tw<Taになると、冷媒は壁面用エバポレータ9では蒸発できなくなるためである。
【0041】
図10および図11は本発明の第4実施例を示す。この実施例が第1実施例と異なるところは、第1および第2の電磁開閉弁17および19に代えて電磁駆動の三方弁35(流路切替手段)としたところにあり、三方弁35の入口はコンデンサ16の出口に接続され、一方の出口は壁面用エバポレータ9側の第1のキャピラリチューブ18に接続され、他方の出口は強制対流用エバポレータ12側の第2のキャピラリチューブ20に接続されている。
【0042】
三方弁35は、冷媒流路を、冷媒を強制対流用エバポレータ12に供給する第1の流路21と壁面用エバポレータ9に供給する第2の流路22との間で切り替えるようになっている。そして、マイクロコンピュータ28は、図11による条件に従って三方弁35を切り替えるようになっており、全熱負荷QaがQa1未満のとき、第1の流路21が形成されるようにして冷媒を壁面用エバポレータ9に供給し、QaがQa1以上のとき第2の流路22が形成されるようにして冷媒を強制対流用エバポレータ12に供給するものである。
【0043】
図12は本発明の第5実施例を示す。この実施例は、冷蔵室5内の上部にダクト36を設け、このダクト36内に強制対流用エバポレータ12と送風装置13とを配設したものである。上記ダクト36には、その後部に冷蔵室5内の空気を吸入する給気口37が設けられ、前部に吐気口38が下向きに設けられている。
【0044】
そして、扉6が開かれたとき、送風装置13が駆動されるように構成することにより、ダクト36内に吸入された冷蔵室5内の空気が吐気口38が下向きに吹き出されて、冷蔵室5内の前面近くでいわゆるエアカーテンを形成するので、扉6を開放したときに外気が冷蔵室5内に侵入することを極力防止することができる。
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは変更が可能である。
冷蔵室5の内壁面をエバポレータそのもので構成しても良い。
冷凍室を備えた冷蔵庫に適用しても良い。
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、負荷変動に対する追従性の向上および冷却の迅速性の向上を図ることができると共に、強制対流用エバポレータの冷却により、庫内空気の湿気が結露して除去されるので、その後に壁面用エバポレータによる冷却に切り替えられた場合、食品保存室の内壁面に結露することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、(a)は冷蔵庫の縦断側面図、(b)は縦断正面図
【図2】冷凍サイクル構成図
【図3】電気的構成の概略を示すブロック図
【図4】熱的負荷に関する電磁開閉弁および送風装置の制御内容を示す図
【図5】制御内容を示すフローチャート
【図6】湿り空気h−x線図
【図7】本発明の第2実施例を示す図5相当図
【図8】本発明の第3実施例を示す図2相当図
【図9】図5相当図
【図10】本発明の第4実施例を示す図2相当図
【図11】熱的負荷に関する三方弁の切り替え状態を示す図
【図12】本発明の第5実施例を示す冷蔵庫の縦断側面図
【図13】従来の壁面冷却式冷蔵庫の縦断側面図
【符号の説明】
図中、5は冷蔵室(食品保存室)、9は壁面用エバポレータ、12は強制対流用エバポレータ、13は送風装置(強制対流手段)、15はコンプレッサ、17,19は第1,第2の電磁開閉弁(切替手段)、23は冷蔵室用温度センサ(庫内温度検出手段)、24は冷蔵室用湿度センサ(庫内湿度検出手段)、25は壁面用温度センサ、26は庫外用温度センサ(庫外温度検出手段)、27は扉スイッチ(開扉検出手段)、28はマイクロコンピュータ(演算手段、制御手段)、33は絞り弁(絞り手段、切替手段)、35は三方弁(切替手段)である。

Claims (5)

  1. 能力可変型のコンプレッサと、
    食品保存室の内壁面を冷却することにより該食品保存室内を冷却する壁面用エバポレータと、
    強制対流手段によって強制対流される前記食品保存室内の空気を冷却する強制対流用エバポレータと、
    前記コンプレッサで圧縮されコンデンサで凝縮された冷媒の流路を、少なくとも前記壁面用エバポレータに供給する流路と前記強制対流用エバポレータに供給する流路との間で切り替え可能な切替手段と、
    前記食品保存室の扉の開放を検出する開扉検出手段と、
    庫外温度を検出する庫外温度検出手段、前記食品保存室内の温度を検出する庫内温度検出手段および前記食品保存室内の湿度を検出する庫内湿度検出手段と、
    前記庫外温度検出手段、前記庫内温度検出手段および前記庫内湿度検出手段の検出結果から庫内の熱的負荷を演算する演算手段と、
    記切替手段の切り替え動作を制御する制御手段とを具備し、
    前記制御手段は、前記演算手段により演算された前記庫内の熱的負荷の大小に応じて、前記コンプレッサの能力を変化させると共に、前記冷媒の流路を、少なくとも前記壁面用エバポレータに供給する流路と前記強制対流用エバポレータに供給する流路との間で切り替わるように前記切替手段を制御し、前記開扉検出手段が扉の開放を検出したときには、前記演算手段による庫内の熱的負荷とは関係なく、前記切替手段を冷媒が前記強制対流用エバポレータに供給されるように前記切替手段を制御することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記制御手段は、前記食品保存室内が目標温度よりも所定温度以上低い温度で所定湿度以下の状態を所定時間継続したとき、前記切替手段を冷媒が前記壁面用エバポレータに供給されるように切替制御することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 請求項2記載の冷蔵庫において、前記所定温度は2℃で、前記所定湿度は50%であることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 前記壁面用エバポレータへの冷媒供給は、開度調節可能な絞り手段を介して行われ、前記制御手段は、前記壁面用エバポレータでの冷媒の蒸発温度が、前記食品保存室の温度と湿度とから求められる露点温度に対し、所定温度以上となるように前記絞り手段の開度を制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 請求項4記載の冷蔵庫において、前記所定温度は3℃であることを特徴とする冷蔵庫。
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