JP3455058B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

Info

Publication number
JP3455058B2
JP3455058B2 JP12741697A JP12741697A JP3455058B2 JP 3455058 B2 JP3455058 B2 JP 3455058B2 JP 12741697 A JP12741697 A JP 12741697A JP 12741697 A JP12741697 A JP 12741697A JP 3455058 B2 JP3455058 B2 JP 3455058B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
cold air
air circulation
compressor
temperature zone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12741697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10318645A (ja
Inventor
裕子 本郷
勉 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP12741697A priority Critical patent/JP3455058B2/ja
Publication of JPH10318645A publication Critical patent/JPH10318645A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3455058B2 publication Critical patent/JP3455058B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2317/00Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2317/06Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
    • F25D2317/068Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the fans
    • F25D2317/0682Two or more fans
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/04Refrigerators with a horizontal mullion

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Defrosting Systems (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、能力可変圧縮機か
ら吐出された冷媒が凝縮器、絞り弁、蒸発器を通り、再
度圧縮機に戻る冷凍サイクルを有する冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の冷蔵庫では、例えば冷蔵
室と冷凍室という異なる2つの温度空間を1つの蒸発器
と1つの冷気循環ファンからなる冷却システムで冷却し
ている。そして、通常は、蒸発器と冷気循環ファンから
なる冷却システムは、冷凍室に設けられ、蒸発器で熱交
換された冷気は冷気循環ファンで冷気ダクトや流路切り
換え用のダンパを介して各温度空間に供給され、それぞ
れを所定の設定温度に冷却するようになっている。
【0003】これに対して、例えば特開平8−2107
53号に開示されているものでは、冷蔵室と冷凍室の各
々に蒸発器と冷気循環ファンを設け、各区画室の温度に
基づいて各冷気循環ファンを制御し、冷媒の使用量、消
費電力を減少せしめるとともに、各区間室の急速冷却を
実現しようとしている。
【0004】更に具体的には、冷凍室と冷蔵室を個別に
温度制御しうる運転制御手段を設け、各部屋に設けた冷
気循環ファンを選択的に運転することにより過度な運転
による消費電力を減らすことができる。また、冷凍室と
冷蔵室を分離して温度制御するため、冷気ダクトや流路
切り換え用のダンパなどの構造を単純化することができ
る。更に、冷凍室または冷蔵室の温度に基づいて圧縮機
をオン/オフし、圧縮機のオン状態において、冷蔵室ま
たは冷凍室の温度に基づいて冷蔵庫の冷気循環ファンと
冷凍庫の冷気循環ファンを選択的にオン/オフすること
により、効率的な運転を実行してエネルギの消費を防止
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、特開
平8−210753号に開示されている従来技術におい
ては、圧縮機および各部屋に設けた冷気循環ファンはオ
ン/オフを繰り返す断続運転を行うため、各部屋の庫内
温度変動が大きく、各部屋に合った最適温度制御に限界
がある。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、各温度帯空間毎に蒸発器およ
び能力可変冷気循環ファンを設けて、最適な温度制御を
効率的に行いうる冷蔵庫を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、能力可変圧縮機から吐出
された冷媒が凝縮器、絞り弁、蒸発器を通り、再度圧縮
機に戻る冷凍サイクルを有する冷蔵庫であって、目的温
度別の扉をもって連通多段構成された複数の部屋を設定
温度が異なる第1および第2の温度帯空間に分けて各温
度帯空間を独立に仕切り、各温度帯空間毎に蒸発器およ
び能力可変冷気循環ファンを設けると共に、設定温度の
高い第1の温度帯空間の蒸発器を設定温度の低い第2の
温度帯空間の蒸発器に対して冷凍サイクルの上流となる
ように直列接続し、前記第1または第2の温度帯空間の
1つの状況変化に応じて他の温度帯空間に設けられた能
力可変冷気循環ファンの回転速度または前記圧縮機の能
力を制御する手段を有することを要旨とする。
【0008】請求項1記載の本発明にあっては、連通多
段構成された複数の部屋を第1及び第2の温度帯空間に
分け、各温度帯空間毎に蒸発器および能力可変冷気循環
ファンを設けると共に、この蒸発器を直列接続し、1つ
の温度帯空間の状況変化に応じて他の温度帯空間に設け
られた冷気循環ファンの回転速度または圧縮機の能力を
制御するため、各温度帯空間である庫内の温度変動が少
なく、各温度帯空間の温度に合った最適な温度制御を行
うことができ、省電力化を図りうる。
【0009】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記第1の温度帯空間が少なくと
も設定温度が0℃以上であり、の温度帯空間設定
温度が0℃未満であり、前記圧縮機の停止時に前記第2
の温度帯空間の冷気循環ファンを停止し、第1の温度帯
空間の冷気循環ファンを最大回転数で作動して、第1の
温度帯空間の蒸発器の除霜を行い、第2の温度帯空間の
蒸発器の除霜開始時には第1の温度帯空間の蒸発器に設
けた除霜ヒータへの通電も同時に行って除霜を行うこと
を要旨とする。
【0010】請求項2記載の本発明にあっては、圧縮機
停止時に第1の温度帯空間の冷気循環ファンを最大回転
数で作動して、蒸発器の除霜を行うため、蒸発器の熱交
換性能を常に良好に維持しうるとともに、短時間で除霜
を行うことができる。
【0011】更に、請求項3記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記第1の温度帯空間が少なくと
も設定温度が0℃以上であり、の温度帯空間設定
温度が0℃未満であり、前記圧縮機の停止時に前記第2
の温度帯空間の冷気循環ファンを停止し、第1の温度帯
空間の冷気循環ファンを所定時間作動して、第1の温度
帯空間の蒸発器の除霜を行うことを要旨とする。
【0012】請求項3記載の本発明にあっては、圧縮機
停止時に第1の温度帯空間の冷気循環ファンを所定時間
作動して、蒸発器の除霜を行うため、必要な時間のみ除
霜され、消費電力の無駄を防止することができる。
【0013】請求項4記載の本発明は、請求項1記載の
発明において、前記第の温度帯空間は少なくとも設定
温度が0℃以上であり、の温度帯空間設定温度が
0℃未満であり、前記圧縮機の停止時に前記第2の温度
帯空間の冷気循環ファンを停止し、第1の温度帯空間内
の温度センサの検出温度が除霜終了条件を満たすまで第
1の温度帯空間の冷気循環ファンを作動して、第1の温
度帯空間の蒸発器の除霜を行うことを要旨とする。
【0014】請求項4記載の本発明にあっては、圧縮機
停止時に庫内検出温度に基づいて除霜終了まで第1の温
度帯空間の冷気循環ファンを作動して、蒸発器の除霜を
行うため、無駄な電力の消費を防止することができる。
【0015】また、請求項5記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記第1の温度帯空間が少なくと
も設定温度が0℃以上であり、の温度帯空間設定
温度が0℃未満であり、前記圧縮機の停止時に前記第2
の温度帯空間の冷気循環ファンを停止し、第1の温度帯
空間に設けた除霜センサの検出温度が除霜終了条件を満
たすまで第1の温度帯空間の冷気循環ファンを作動し
て、第1の温度帯空間の蒸発器の除霜を行うことを要旨
とする。
【0016】請求項5記載の本発明にあっては、圧縮機
停止時に除霜センサの検出温度に基づいて除霜終了まで
第1の温度帯空間の冷気循環ファンを作動して、蒸発器
の除霜を行うため、無駄な電力の消費を防止することが
できる。
【0017】更に、請求項6記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記圧縮機を運転する温度範囲を
前記温度帯空間の各々毎に設定し、いずれかの温度帯空
間の温度が圧縮機運転温度範囲になったとき、前記圧縮
機を最大回転数で起動し、該圧縮機の減速条件を満たす
まで運転することを要旨とする。
【0018】請求項6記載の本発明にあっては、圧縮機
を運転する温度範囲を温度帯空間の各々毎に設定し、い
ずれかの温度帯空間の温度が圧縮機運転温度範囲になっ
たとき、圧縮機を最大回転数で起動し、減速条件を満た
すまで運転するため、庫内を速やかに冷却することがで
き、庫内温度を良好に維持できる。
【0019】請求項7記載の本発明は、請求項1記載の
発明において、前記第1の温度帯空間が少なくとも設定
温度が0℃以上であり、の温度帯空間設定温度が
0℃未満であり、前記第1および第2の温度帯空間のす
べての庫内温度が圧縮機運転範囲にあるとき、圧縮機の
回転数を前記第2の温度帯空間の庫内温度に基づいて決
定することを要旨とする。
【0020】請求項7記載の本発明にあっては、第1お
よび第2の温度帯空間のすべての庫内温度が圧縮機運転
範囲にあるとき、圧縮機の回転数を第2の温度帯空間の
庫内温度に基づいて決定するため、庫内温度を速やかに
設定温度まで冷却することができる。
【0021】また、請求項8記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、冷蔵庫本体の電源を投入後、冷却
負荷が大きいときには、各温度帯空間毎に設けた前記冷
気循環ファンのうち少なくとも1つを所定時間停止する
ことを要旨とする。
【0022】請求項8記載の本発明にあっては、電源を
投入後、冷却負荷が大きいときには、冷気循環ファンの
うち少なくとも1つを所定時間停止するため、冷却負荷
を低減し、圧縮機の破損を防止することができる。
【0023】更に、請求項9記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、圧縮機の起動後、蒸発器の温度が
十分に冷却されるまで、前記各温度帯空間毎に設けた前
記冷気循環ファンのうち少なくとも1つは運転を開始し
ないことを要旨とする。
【0024】請求項9記載の本発明にあっては、圧縮機
の起動後、蒸発器の温度が十分に冷却されるまで少なく
とも1つの冷気循環ファンは運転を開始しないため、無
駄な電力消費を防止することができる。
【0025】請求項10記載の本発明は、請求項1記載
の発明において、圧縮機の起動後、蒸発器の温度が十分
に冷却されるまで、前記各温度帯空間毎に設けられた冷
気循環ファンのうち少なくとも1つは運転を開始せず、
該冷気循環ファンの起動後は、減速条件を満たすまで最
大回転数で冷気循環ファンを作動させることを要旨とす
る。
【0026】請求項10記載の本発明にあっては、圧縮
機の起動後、蒸発器の温度が十分に冷却されるまで、少
なくとも1つの冷気循環ファンは運転を開始せず、冷気
循環ファン起動後は、最大回転数で冷気循環ファンを作
動させるため、庫内を速やかに冷却でき、良好な庫内温
度を維持することができる。
【0027】また、請求項11記載の本発明は、請求項
1記載の発明において、各温度帯空間毎に設けられた前
記冷気循環ファンが前記圧縮機の起動と同時に運転を開
始し、蒸発器の温度が各温度帯空間の庫内温度または設
定温度より低くなるまで該冷却循環ファンを最小回転数
で運転することを要旨とする。
【0028】請求項11記載の本発明にあっては、各冷
気循環ファンは圧縮機の起動と同時に運転を開始し、蒸
発器温度が庫内温度または設定温度より低くなるまで冷
気循環ファンを最小回転数で運転するため、無駄な電力
の消費を防止することができる。
【0029】更に、請求項12記載の本発明は、請求項
1記載の発明において、圧縮機の運転時、前記第1およ
び第2の温度帯空間のうち扉が開放されている温度帯空
間の冷気循環ファンの運転を停止し、扉が開放されてな
い温度帯空間の冷気循環ファンのみの運転を継続するこ
とを要旨とする。
【0030】請求項12記載の本発明にあっては、圧縮
機運転時、扉が開放されている温度帯空間の冷気循環フ
ァンの運転を停止し、扉が開放されてない温度帯空間の
冷気循環ファンのみの運転を継続するため、庫内温度変
動を最小限にすることができ、省電力化を図ることがで
きる。
【0031】請求項13記載の本発明は、請求項1記載
の発明において、前記圧縮機の停止時において、扉を開
閉した後には、該扉を開閉した温度帯空間の冷気循環フ
ァンを所定時間運転することを要旨とする。
【0032】請求項13記載の本発明にあっては、圧縮
機停止時に、扉開閉後には、該扉を開閉した温度帯空間
の冷気循環ファンを所定時間運転するため、庫内温度分
布を改善し、庫内温度を良好に維持することができる。
【0033】また、請求項14記載の本発明は、請求項
1記載の発明において、各温度帯空間毎に設けられた冷
気循環ファンの回転速度が、各温度帯空間の庫内温度ま
たは吹き出し空気温度により決定することを要旨とす
る。
【0034】請求項14記載の本発明にあっては、各冷
気循環ファンの回転速度は各温度帯空間の庫内温度また
は吹き出し空気温度により決定するため、冷却運転を速
やかにかつ適度に行うことができ、良好な庫内温度を維
持することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0036】図1は、本発明の第1の実施形態に係わる
冷蔵庫の内部構造を示す断面図である。図1において、
1は冷蔵庫3の冷蔵庫本体を示しており、外装パネル5
の内側に断熱材7が設けられた構造となっている。冷蔵
庫本体1内には、上方から冷蔵室9、低温室11、第1
冷凍室13、第2冷凍室15が多段構成され、冷蔵室
9、低温室11、第1、第2冷凍室13,15にはそれ
ぞれ開閉扉17,18,19,20が設けられ、各開閉
扉17,18,19,20の開閉により食品の出し入れ
が可能となる。
【0037】低温室11と第1冷凍室13の間は断熱仕
切壁21により、設定温度が異なる第1の目的温度別室
23と第2の目的温度別室25に独立して上下に仕切ら
れている。
【0038】第1の目的温度別室23は、冷蔵室9と低
温室11とで構成され、冷蔵室9と低温室11は、仕切
板27により冷気が循環するように上下に仕切られてい
る。仕切板27は、同一温度の冷気が循環する所から、
断熱材は必要とせず、庫内に設けられた脱着可能な棚2
9および収納容器31と同一部材で薄く形成され、占有
スペースが小さくて済むよう設定されている。
【0039】第1の目的温度別室23の冷蔵室9のデッ
ドスペースとなる背壁面最上位には、第1の蒸発器33
および第1の能力可変冷気循環ファン35が配置されて
いる。
【0040】第1の蒸発器33において、熱交換された
冷気は、第1の能力可変冷気循環ファン35によって開
閉扉17側となる前方へ送り出された後、冷蔵室9、低
温室11を矢印の如く流れ、後方の冷気流路41から再
び第1の蒸発器33に戻る循環を繰り返すことで、0℃
以上の庫内温度が得られるように設定されている。冷気
流路41は、棚にあっては、背面の一部分を切欠くこと
で形成され、また仕切板27にあっては背面の一部分を
切欠くことで形成されるとともに、前方側では冷蔵庫9
から低温室11へ抜ける開口部43を設けることで形成
される。
【0041】第2の目的温度別室25は、第1、第2冷
凍室13,15で構成され、第1冷凍室13と第2冷凍
室15は、仕切板49により冷気が循環するよう上下に
仕切られている。仕切板49は、同一温度の冷気が循環
する所から、断熱材は必要とせず、庫内に設けられた収
納容器51と同一部材により薄く形成されている。
【0042】第2の目的温度別室25の背壁面には、第
2の蒸発器53および第2の能力可変冷気循環ファン5
5が配置されている。
【0043】第2の蒸発器53において熱交換された冷
気は、第2の能力可変冷気循環ファン55によって一方
は、仕切板49の冷気流路61から第1冷凍室13内
へ、他方は隅壁63と仕切板49の間から第2冷凍室1
5へ送り出される。また、第1冷凍室13内を通過した
冷気は、第1冷凍室13から第2冷凍室15へ抜ける仕
切板49の前方に形成された連通孔65を介して第2冷
凍室15内で合流し、第2冷凍室15の収納容器51と
冷蔵庫底壁との隙間を通って、再び第2の蒸発器53へ
戻る循環を繰り返すことで、マイナスの庫内温度が得ら
れるように設定されている。
【0044】また、冷蔵庫本体1の背面側の最下部に設
けられた機械室67には、能力可変圧縮機69が設けら
れるとともに、図1では図示しないが、凝縮器71、絞
り弁73も設けられ、上述した第1の蒸発器33、第1
の能力可変冷気循環ファン35、第2の蒸発器53、第
2の能力可変冷気循環ファン55とともに図2に示す冷
凍サイクルを構成するようになっている。
【0045】すなわち、図2に示す冷凍サイクルでは、
第1の蒸発器33と第2の蒸発器53は直列に接続さ
れ、圧縮機69から吐出された冷媒は、凝縮器71、絞
り弁73、第1の蒸発器33および第2の蒸発器53を
順に通過し、再び圧縮機69に戻る冷凍サイクルを構成
している。
【0046】以上のように構成される冷蔵庫において
は、能力可変圧縮機69は、それぞれの温度帯空間を構
成する第1および第2の目的温度別室23,25の各々
に設けられた温度センサの出力と設定温度に応じて第1
および第2の目的温度別室23,25のいずれか一方の
温度帯に合わせて回転数が設定され、また第1および第
2の目的温度別室23,25にそれぞれ設けられた第1
および第2の能力可変冷気循環ファン35,55はそれ
ぞれの温度センサの出力に応じてそれぞれの回転数を可
変制御することにより第1および第2の目的温度別室2
3,25の温度調整をそれぞれ行うことができる。
【0047】更に具体的には、通常第1冷凍室13およ
び第2冷凍室15は−18℃〜−20℃に設定され、冷
蔵室9および低温室11は0℃〜3℃に設定されてい
る。第2の目的温度別室25では、第2の能力可変冷気
循環ファン55の駆動によって第2の蒸発器53を通過
した冷気は、上述したように第1冷凍室13と第2冷凍
室15に供給され、この時の吹き出し空気温度が−24
℃になるように第2の冷気循環ファン55の回転数を制
御する。
【0048】また、第1の目的温度別室23は、0℃〜
3℃に維持されるが、第1の蒸発器33の温度は図2に
示したように第2の蒸発器53に直列接続されているた
め、第2の蒸発器53とほぼ同じ温度になる。そこで、
第1の能力可変冷気循環ファン35の回転数は、冷気吹
き出し温度が−3℃程度になるように制御される。ま
た、外気温度の変化または扉の開閉によって庫内の温度
が変化した場合、能力可変圧縮機69の回転数は庫内温
度に応じて制御される。
【0049】第2の蒸発器53の温度が変化すると、第
1の蒸発器33の温度も変化するが、冷蔵室9への冷気
吹き出し温度が設定温度となるように第1の冷気循環フ
ァン35の回転数を可変し、第1の目的温度別室23の
温度を維持することができる。なお、第1の目的温度別
室23が設定温度範囲にある場合、第1の冷気循環ファ
ン35は運転を停止し、第2の冷気循環ファン55のみ
の運転となる。
【0050】図3に示すフローチャートを参照して、本
実施形態の冷蔵庫の通常の運転動作について説明する。
冷蔵庫本体1に電源が投入されてプルダウンが行われる
と、能力可変圧縮機69および第1および第2の能力可
変冷気循環ファン35,55が作動する(ステップ31
0,320)。それから、除霜条件になっているか否か
をチェックし(ステップ330)、除霜条件を満たして
いる場合には、除霜を行い(ステップ340)、ステッ
プ320に戻って同じ動作を繰り返す。また、除霜条件
を満たしていない場合には、圧縮機69および冷気循環
ファン35,55をオフにし(ステップ350)、ステ
ップ320に戻り、同じ動作を繰り返し行う。
【0051】以上のように、本実施形態では、能力可変
圧縮機69および第1および第2の目的温度別室23,
25にそれぞれ設けられた第1および第2の冷気循環フ
ァン35,55を使用し、各目的温度別室23,25の
温度状況に応じて回転速度を可変することができるた
め、庫内の温度変動が小さく、各目的温度別室23,2
5の温度に合った最適な制御を行うことができ、省電力
化を図ることができる。
【0052】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。第2の実施形態においては、圧縮機69の停止
時に冷凍室13,15からなる第2の目的温度別室25
の第2の冷気循環ファン55を停止し、第1の目的温度
別室23の第1の冷気循環ファン35を最大回転数で作
動して、第1の目的温度別室23の第1の蒸発器33の
除霜を行うとともに、また第2の目的温度別室25の第
2の蒸発器53の除霜開始時には第1の目的温度別室2
3の第1の蒸発器33に設けた除霜ヒータへの通電も同
時に行って除霜を行う。
【0053】すなわち、圧縮機69の運転時には、各目
的温度別室23,25の各蒸発器33,53は常に0℃
以下になっているため、徐々に着霜が進行する。特に、
第1の目的温度別室23は第2の目的温度別室25に比
較して湿度が高く、着霜しやすくなっている。着霜は蒸
発器の熱交換性能を低下させるため、頻繁に除霜を行う
必要がある。第1および第2の目的温度別室23,25
の温度がそれぞれ設定温度範囲内にある場合には、圧縮
機69および各目的温度別室23,25の冷気循環ファ
ン35,55の運転を停止する。
【0054】次に、第1の目的温度別室23の第1の蒸
発器33の温度が0℃以上の任意の温度になったとき、
または圧縮機69の運転停止直後には、第1の目的温度
別室23の第1の冷気循環ファン35を最大回転数で作
動する。すなわち、第1の目的温度別室23の温度は3
℃程度であるため、第1の冷気循環ファン35の運転に
よって庫内は0℃以上の空気が第1の蒸発器33を通過
しながら循環することになり、第1の蒸発器33に付着
した霜は徐々に融解し、除霜が進むことになる。この
時、除霜水は庫外に排出しないため、第1の目的温度別
室23内は食品保存に良好な高湿度に保たれることにな
る。
【0055】図4に示すフローチャートを参照して、第
2の実施形態の作用について説明する。各目的温度別室
23,25の温度がそれぞれ設定温度範囲内にあり、圧
縮機69および第2の冷気循環ファン55がオフになる
と(ステップ410,420)、第1の目的温度別室2
3の第1の冷気循環ファン35を最大回転数で作動させ
(ステップ430)、第1の蒸発器33の除霜を行う。
該第1の蒸発器33の除霜が終了したか否かをチェック
し(ステップ440)、終了した場合には、第1の冷気
循環ファン35をオフにする(ステップ450)。
【0056】以上のように、本実施形態では、圧縮機6
9の停止毎に第1の蒸発器33の除霜を行うため、熱交
換性能が常に良好に保たれる。また、除霜の度に除霜水
が放出されるため、第1の目的温度別室23は高湿度に
保たれ、食品を保存する上で良好な状態となる。このと
き、第1の冷気循環ファン35は最大回転数で運転され
るため除霜時間を短縮することができる。
【0057】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。第3の実施形態では、圧縮機69の停止時に第
2の実施形態と同様に第1の目的温度別室23の第2の
冷気循環ファン55を停止し、第1の温度帯空間の冷気
循環ファンを所定時間作動して、第1の目的温度別室2
3の第1の蒸発器33の除霜を行うものである。
【0058】すなわち、第1および第2の目的温度別室
23,25の温度がそれぞれ設定温度範囲内にある場
合、圧縮機69および各目的温度別室23,25の冷気
循環ファン35,55の運転を停止し、その後第1の冷
気循環ファン35を起動し、第1の蒸発器33の除霜を
開始し、所定時間第1の冷気循環ファン35を作動させ
る。
【0059】図5に示すフローチャートを参照して、第
3の実施形態の作用を説明する。各目的温度別室23,
25の温度がそれぞれ設定温度範囲内にあり、圧縮機6
9および冷気循環ファン55がオフになると(ステップ
510,520)、第1の目的温度別室23の第1の冷
気循環ファン35を作動させ(ステップ530)、第1
の蒸発器33の除霜を行う。第1の冷気循環ファン35
の運転時間tが所定の設定時間ts より大きくなったか
否かをチェックし(ステップ540)、大きくなった場
合には、第1の蒸発器33の除霜が終了したものと判定
し、第1の冷気循環ファン35をオフにする(ステップ
550)。
【0060】以上のように、本実施形態では、圧縮機6
9の停止中、冷気循環ファンを作動し続けるのでなく、
除霜に必要な所定時間のみ作動させるため、無駄な電力
を消費することがない。また、冷気循環ファンを作動さ
せる際には、ファンモータの発熱を伴うが、所定時間の
み冷気循環ファンを作動させることにより、発熱が最小
となり、省電力化を図ることができる。また、除霜終了
を時間で決定するため、除霜終了を検知するための除霜
センサを設ける必要がなく、低価格化を行うことができ
る。
【0061】次に、本発明の第4の実施形態について説
明する。第4の実施形態では、圧縮機69の停止時に第
2の目的温度別室25の第2の冷気循環ファン55を停
止し、第1の目的温度別室23内の温度センサの検出温
度が除霜終了条件を満たすまで第1の目的温度別室23
の第1の冷気循環ファン35を作動して、第1の目的温
度別室23の第1の蒸発器33の除霜を行っている。
【0062】すなわち、第1および第2の目的温度別室
23,25の温度がそれぞれ設定温度範囲内にある場
合、圧縮機69および各冷気循環ファン35,55の運
転を停止し、その後第1の目的温度別室23の第1の冷
気循環ファン35を起動し、第1の蒸発器33の除霜を
開始する。そして、第1の目的温度別室23内の温度セ
ンサの検出温度が所定温度に達するまで第1の冷気循環
ファン35を作動し続ける。
【0063】図6に示すフローチャートを参照して、第
4の実施形態の作用を説明する。各目的温度別室23,
25の温度がそれぞれ設定温度範囲内にあり、圧縮機6
9および冷気循環ファン55がオフになると(ステップ
610,620)、第1の目的温度別室23の第1の冷
気循環ファン35を作動させ(ステップ630)、第1
の蒸発器33の除霜を行う。第1の目的温度別室23内
の温度センサで検出した第1の目的温度別室23内の検
出温度Ta が所定の設定温度Tasより大きいか否かをチ
ェックし(ステップ640)、検出温度が設定温度より
大きくなるという除霜終了条件を満たすと、第1の冷気
循環ファン35をオフにする(ステップ650)。
【0064】以上のように、本実施形態では、圧縮機6
9の停止中、冷気循環ファンを運転し続けるのでなく、
除霜が終了するまでの時間のみ作動させるので、無駄な
電力の消費を防止することができる。また、冷気循環フ
ァンを作動させる際にはファンモータの発熱を伴うが、
所定の必要時間のみ冷気循環ファンを作動させるため、
発熱が最小限となり、省電力化を図ることができる。
【0065】次に、本発明の第5の実施形態について説
明する。第5の実施形態では、圧縮機69の停止時に第
2の目的温度別室25の第2の冷気循環ファン55を停
止し、第1の目的温度別室23に設けた除霜センサの検
出温度が除霜終了条件を満たすまで第1の目的温度別室
23の第1の冷気循環ファン35を作動して、第1の目
的温度別室23の第1の蒸発器33の除霜を行う。
【0066】すなわち、第1および第2の目的温度別室
23,25の温度がそれぞれ設定温度範囲内にある場
合、圧縮機69および各目的温度別室の冷気循環ファン
35,55の運転を停止する。それから、第1の目的温
度別室23の第1の冷気循環ファン35を起動し、第1
の目的温度別室23の第1の蒸発器33の除霜を開始
し、第1の蒸発器33に設けた除霜センサが除霜終了を
検知するまで第1の冷気循環ファン35を作動する。
【0067】図7に示すフローチャートを参照して、第
5の実施形態の作用を説明する。各目的温度別室23,
25の温度がそれぞれ設定温度範囲内にあり、圧縮機6
9および冷気循環ファン55がオフになると(ステップ
710,720)、第1の目的温度別室23の第1の冷
気循環ファン35を作動させ(ステップ730)、第1
の蒸発器33の除霜を行う。第1の蒸発器33に設けた
除霜センサで検出した温度Tb が所定の庫内温度または
設定温度Tbsより大きいか否かをチェックし(ステップ
740)、検出温度が設定温度より大きくなるという除
霜終了条件を満たすと、第1の冷気循環ファン35をオ
フにする(ステップ750)。
【0068】以上のように、本実施形態では、圧縮機6
9の停止中、冷気循環ファンを作動し続けるのでなく、
除霜が終了するまでの時間のみ作動するので、無駄な電
力の消費を防止することができる。また、冷気循環ファ
ンを作動する際にはファンモータの発熱を伴うが、必要
時間のみ冷気循環ファンを作動させるため、発熱が最小
限となり、省電力化を図ることができる。
【0069】次に、本発明の第6の実施形態について説
明する。第6の実施形態では、圧縮機69を運転する温
度範囲を第1および第2の目的温度別室23,25の各
々毎に設定し、いずれかの目的温度別室の温度が圧縮機
運転温度範囲になったとき、圧縮機69を最大回転数で
起動し、該圧縮機の減速条件を満たすまで運転するもの
である。
【0070】すなわち、各目的温度別室23,25に設
けた庫内温度センサの少なくとも一方の検出温度が設定
温度範囲を超えたとき、圧縮機69を最大回転数で運転
し、例えば運転時間が所定時間を超えたとき、または庫
内温度が予め設定された圧縮機減速条件温度に到達した
とき、圧縮機69を減速する。
【0071】図8に示すフローチャートを参照して、第
6の実施形態の作用を説明する。圧縮機69がオフの状
態において、第2の目的温度別室25の庫内温度TF が
第2の目的温度別室25用の設定温度TFSより大きいか
否かをチェックし(ステップ810)、大きくない場合
には、更に第1の目的温度別室23の庫内温度TR が第
1の目的温度別室23の設定温度TRSより大きいか否か
をチェックする(ステップ820)。いずれかの庫内温
度が設定温度よりも大きい場合には、圧縮機69を最大
回転数で運転する(ステップ830)。そして、例えば
運転時間が所定時間を超えるか、または庫内温度が予め
設定された圧縮機減速条件温度に到達する等の圧縮機の
減速条件が達成されると(ステップ840)、圧縮機6
9を減速する(ステップ850)。
【0072】以上のように、本実施形態では、いずれか
の目的温度別室の温度が設定温度よりも高くなり、冷却
運転の必要があるとき、圧縮機69を最大回転数で運転
するため、庫内を速やかに冷却することができる。この
ため、庫内温度は良好に保たれる。
【0073】次に、本発明の第7の実施形態について説
明する。第7の実施形態では、目的温度別室23,25
のすべての庫内温度が圧縮機69の運転範囲にあると
き、圧縮機69の回転数を第2の目的温度別室25の庫
内温度に基づいて決定するものである。
【0074】すなわち、第1および第2の目的温度別室
23,25のそれぞれの庫内温度がいずれもそれぞれの
設定温度範囲を超え、冷却運転の必要がある場合、圧縮
機69の運転は第2の目的温度別室25を優先し、圧縮
機69は第2の目的温度別室25の庫内温度に対応した
回転速度で運転する。例えば、冷凍室に大きな冷凍負荷
がある時に圧縮機69を運転し、後に第1の目的温度別
室23が十分に冷却できたときでも、第2の目的温度別
室25の庫内温度が圧縮機69の減速温度に達するまで
は最大回転数で運転する。
【0075】第7の実施形態では、例えば扉の開閉や冷
却負荷の投入などにより庫内温度が上がったとき、より
冷却しにくい第2の目的温度別室25を優先させた圧縮
機69の運転を行うことにより、庫内温度を速やかに設
定温度にまで冷却することができる。また、冷凍室内の
食品等の温度的影響が小さくなり、保存上で良好な状態
を保つことができる。
【0076】次に、本発明の第8の実施形態について説
明する。第8の実施形態では、冷蔵庫本体の電源を投入
後、冷却負荷が大きいときには、各目的温度別室23,
25毎に設けた能力可変冷気循環ファン35,55のう
ち少なくとも一方を所定時間停止するものである。
【0077】すなわち、冷蔵庫本体の電源投入時は、庫
内は冷却されてなく、特に冷蔵庫が設置された空間の周
囲温度が高いなど冷却負荷が大きい時は、圧縮機69の
温度や吐出圧力が非常に高くなる。このため、予め設定
した所定時間中、目的温度別室23,25に設けた冷気
循環ファン35,55のうち少なくとも一方の運転を停
止する。または、圧縮機69に温度センサまたは圧力セ
ンサを設け、その検出温度または検出圧力がある設定値
を超えたときに、目的温度別室23,25に設けた冷気
循環ファン35,55の少なくとも一方の運転を停止す
る。
【0078】図9に示すフローチャートを参照して、第
8の実施形態の作用を説明する。冷蔵庫本体の電源が投
入されて、圧縮機69および冷気循環ファン35,55
がオンになると(ステップ910)、冷却負荷が大きい
か否かをチェックする(ステップ920)。冷却負荷が
大きい場合には、いずれかの冷気循環ファンをオフにす
る(ステップ930)。そして、該冷気循環ファンのオ
フ時間To が設定時間Tosよりも長くなるまで該冷気循
環ファンのオフを継続し(ステップ940)、該設定時
間を経過したら、前記冷気循環ファンをオンにする(ス
テップ950)。
【0079】以上のように、本実施形態では、冷却負荷
が大きいとき、圧縮機69は異常高温、異常高圧とな
り、壊れてしまうことがあるので、電源投入後の所定時
間または圧縮機の高温時や高圧時には、冷気循環ファン
の運転を停止することにより、冷却負荷が減少し、圧縮
機69が壊れることを防止することができる。
【0080】次に、本発明の第9の実施形態について説
明する。第9の実施形態では、圧縮機69の起動後、蒸
発器の温度が十分に冷却されるまで、各目的温度別室2
3,25毎に設けた冷気循環ファン35,55のうち少
なくとも一方は運転を開始しない。
【0081】すなわち、圧縮機69の停止中は各目的温
度別室23,25の蒸発器温度は、各目的温度別室2
3,25の庫内温度とほぼ同じになっている。圧縮機6
9の起動直後は、これらの蒸発器の温度が十分に冷却さ
れていないため、所定時間中または各蒸発器に設けた温
度センサの検出温度が各目的温度別室23,25の庫内
温度以下または設定温度以下に達するまで、冷気循環フ
ァン35,55の少なくとも一方の運転を開始しないも
のである。
【0082】図10に示すフローチャートを参照して、
第9の実施形態の作用を説明する。圧縮機69および冷
気循環ファンがオフの状態から、圧縮機69を起動する
(ステップ1010)。この時、各目的温度別室23,
25の蒸発器の温度TE が設定温度TEsより低いか否か
をチェックする(ステップ1020)。蒸発器の温度が
設定温度よりも低い場合には、冷気循環ファン35,5
5のいずれか一方の運転を開始する(ステップ103
0)。
【0083】以上のように、本実施形態では、圧縮機6
9の起動直後の蒸発器の温度が冷却に必要な温度になる
までは冷気循環ファンの運転を停止するため、無駄な電
力の消耗を防止することができる。
【0084】次に、本発明の第10の実施形態について
説明する。第10の実施形態では、圧縮機69の起動
後、蒸発器の温度が十分に冷却されるまで、各目的温度
別室23,25毎に設けられた冷気循環ファン35,5
5の少なくとも一方は運転を開始せず、該冷気循環ファ
ンの起動後は、減速条件を満たすまで最大回転数で冷気
循環ファンを作動させるものである。
【0085】すなわち、圧縮機69の運転中、各目的温
度別室23,25の冷気循環ファン35,55は、各目
的温度別室の庫内温度が設定温度範囲を超えているとき
は設定温度範囲になるまで、運転を行うが、各冷気循環
ファンの起動時は、既に蒸発器が十分に冷却されている
ため、最大回転数で運転を開始し、予めそれぞれに設定
した所定時間の経過後、またはそれぞれの庫内温度が冷
気循環ファン減速条件温度に達したときに減速する。
【0086】図11に示すフローチャートを参照して、
第10の実施形態の作用を説明する。圧縮機69および
冷気循環ファンがオフの状態から、圧縮機69を起動す
る(ステップ1110)。この時、各目的温度別室2
3,25の蒸発器の温度TE が設定温度TEsより低いか
否かをチェックする(ステップ1120)。蒸発器の温
度が設定温度よりも低い場合には、冷気循環ファン3
5,55のいずれか一方の運転を最大回転数で開始する
(ステップ1130)。それから、例えば所定時間の経
過等の冷気循環ファンの減速条件が満たされると、該冷
気循環ファンを減速する(ステップ1140,115
0)。
【0087】以上のように、本実施形態では、冷気循環
ファンの起動時、すなわち目的温度別室の庫内温度が設
定温度を超えていて、蒸発器の温度が十分に冷却されて
いるときに冷気循環ファンを最大運転回転数で作動させ
ることにより、庫内を速やかに冷却することができる。
このため、良好な庫内温度を保つことができ、庫内の食
品への温度的悪影響を防止することができる。
【0088】次に、本発明の第11の実施形態について
説明する。第11の実施形態では、各目的温度別室2
3,25毎に設けられた冷気循環ファン35,55は、
圧縮機69の起動と同時に運転を開始するが、蒸発器の
温度が各目的温度別室23,25の庫内温度または設定
温度より低くなるまで該冷気循環ファンを最小回転数で
運転するものである。
【0089】すなわち、圧縮機69の停止中は各目的温
度別室23,25のそれぞれの蒸発器の温度は、各目的
温度別室23,25の庫内温度とほぼ同じになってい
る。圧縮機69の起動直後は、これらの蒸発器の温度が
十分に冷却されていないため、所定時間の間、または各
蒸発器に設けられた温度センサの検出温度が各目的温度
別室23,25の庫内温度以下または設定温度以下に低
下するまで、冷気循環ファンを最小回転数で運転する。
【0090】図12に示すフローチャートを参照して、
第11の実施形態の作用を説明する。圧縮機69をオン
するとともに、冷気循環ファンを最小回転数で運転する
(ステップ1210,1220)。そして、蒸発器の温
度TE が設定温度または庫内温度Ts よりも低くなった
か否かをチェックし(ステップ1230)、低くなる
と、冷気循環ファンの回転数を上昇させる(ステップ1
240)。
【0091】以上のように、本実施形態では、蒸発器の
温度が各目的温度別室23,25の冷却に必要な温度に
なるまでは、冷気循環ファンを最小回転数で運転し、こ
れにより冷気循環ファンの無駄な電力消費を防止してい
る。
【0092】次に、本発明の第12の実施形態について
説明する。第12の実施形態では、圧縮機69の運転
時、複数の目的温度別室23,25のうち扉が開放され
ている目的温度別室の冷気循環ファンの運転を停止し、
扉が開放されてない目的温度別室の冷気循環ファンのみ
の運転を継続するものである。
【0093】すなわち、圧縮機69の運転中、具体的に
は目的温度別室の庫内温度が設定温度範囲にない時、冷
気循環ファンも運転を継続している。このような状態に
おいて、第1の目的温度別室23または第2の目的温度
別室25のいずれかの扉が開放されたとき、この扉が開
放された目的温度別室の冷気循環ファンの運転を停止す
る。また、扉が開放されていない方の冷気循環ファンは
運転を継続する。
【0094】次に、図13に示すフローチャートを参照
して、第12の実施形態の作用を説明する。圧縮機69
が運転中であり、また第1および第2の冷気循環ファン
35,55も運転中である場合において(ステップ13
10,1320)、第1の目的温度別室23の扉17ま
たは18が開放されると(ステップ1330)、該第1
の目的温度別室23の第1の冷気循環ファン35をオフ
にする(ステップ1340)。また、第2の目的温度別
室25の扉19または20が開放されると(ステップ1
350)、該第2の目的温度別室25の第2の冷気循環
ファン55をオフにする(ステップ1360)。
【0095】以上のように、本実施形態では、扉開放時
の冷気の庫外への流出と庫外空気の流入を防止すること
ができ、このため庫内温度の変動を最小限にすることが
でき、省電力化を図ることができる。また、庫外の暖か
く湿度の高い空気が流入しないため、蒸発器への着霜が
進行しない。扉の開放のない目的温度別室の冷気循環フ
ァンは他方の扉の開放による庫内温度の変動の影響を受
けずに冷却運転を継続することができる。
【0096】次に、本発明の第13の実施形態について
説明する。第13の実施形態では、圧縮機69の停止時
においては、扉17−20を開閉した後には、該扉を開
閉した目的温度別室23または25の冷気循環ファン3
5または55を所定時間運転するものである。
【0097】すなわち、圧縮機69の停止時、具体的に
は第1および第2の目的温度別室23,25の庫内温度
が共に設定温度範囲にある時には、各目的温度別室の冷
気循環ファン35,55も運転を停止している。このと
きに、扉の開閉が行われると、この扉を開閉した目的温
度別室の冷気循環ファンを所定時間運転する。
【0098】図14に示すフローチャートを参照して、
第13の実施形態の作用について説明する。圧縮機69
および各目的温度別室の冷気循環ファン35,55がオ
フである場合に(ステップ1410)、いずれかの扉が
開閉すると(ステップ1420)、この扉を開閉した目
的温度別室の冷気循環ファンをオンにする(ステップ1
430)。この冷気循環ファンの運転時間Tf が所定の
設定時間Tfsになると(ステップ1440)、該冷気循
環ファンの運転を停止する(ステップ1450)。
【0099】以上のように、本実施形態では、扉の開閉
時は、庫内冷気の流出と庫外空気の流入が起こり、庫内
温度が均一でなくなるので、扉開閉後には冷気循環ファ
ンを運転することにより、庫内温度分布の改善を図るこ
とができ、これにより庫内温度を良好に保つことができ
る。
【0100】次に、本発明の第14の実施形態について
説明する。第14の実施形態では、各目的温度別室2
3,25毎に設けられた冷気循環ファン35,55の回
転速度は、各目的温度別室23,25の庫内温度または
吹き出し空気温度により決定している。
【0101】すなわち、圧縮機69の運転中、各目的温
度別室23,25の冷気循環ファン35,55を運転す
る時には、冷気循環ファン35,55の回転速度は各目
的温度別室23,25に設けた庫内温度センサの検出温
度と設定温度との差によって決定するかまたは吹き出し
口に設けた温度センサの検出温度と設定温度との差によ
って決定する。例えば、冷凍室13,15に冷凍負荷が
投入され、冷凍室の庫内温度が急激に上昇したとき、圧
縮機69は最大回転数で運転を開始する。冷却が進むに
従い、冷蔵室の温度は低くなり、庫内温度と設定温度と
の差は小さくなる。この時、冷蔵室9の冷気循環ファン
の回転数はその温度差に応じて低減される。また、この
時、冷凍室の庫内温度と設定温度との差が大きければ、
冷凍室の冷気循環ファンは高速運転を継続する。
【0102】以上のように、本実施形態では、第1およ
び第2の目的温度別室23,25のいずれか一方でも庫
内温度が設定温度を超えると、圧縮機69は運転を開始
し、目的温度別室23,25の蒸発器33,35はほぼ
同じ温度になる。この時、それぞれの冷気循環ファン3
5,55の回転数を各目的温度別室23,25の温度に
応じて決定するため、庫内温度が設定値に対して高い時
は速やかな冷却運転が行われ、設定範囲内である時は、
冷気循環ファンの運転を停止するかまたは低速運転を行
うことにより、冷却し過ぎるということを防止でき、良
好な庫内温度を維持することができ、冷気循環ファンの
無駄な電力消費を防止することができる。
【0103】図15は、本発明の第15の実施形態に係
わる冷蔵庫の内部構造を示す断面図である。同図に示す
冷蔵庫は、図1に示した冷蔵庫において第1の蒸発器3
3および第1の冷気循環ファン35を第1の目的温度別
室23を構成する低温室11の背面側に設けた点が異な
るのみで、その他の構成および作用は図1に示すものと
同じであるとともに、また図1に関連した第1ないし第
14の実施形態に対しても同じことである。なお、本実
施形態では、第1の冷気循環ファン35からの冷気の流
れは図15において矢印で示すように第1の目的温度別
室23の下方から背面側に沿って上昇し、前面側を下方
に通過して第1の蒸発器33に戻るようになっている。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明によれば、各温度帯空間毎に蒸発器および能力可変
冷気循環ファンを設けると共に、この蒸発器を直列接続
、1つの温度帯空間の状況変化に応じて他の温度帯空
間に設けられた冷気循環ファンの回転速度または圧縮機
の能力を制御するので、各温度帯空間である庫内の温度
変動が少なく、各温度帯空間の温度に合った最適な温度
制御を行うことができ、省電力化を図りうる。
【0105】請求項2記載の本発明によれば、圧縮機の
停止時に第1の温度帯空間の冷気循環ファンを最大回転
数で作動して、蒸発器の除霜を行うので、蒸発器の熱交
換性能を常に良好に維持しうるとともに、短時間で除霜
を行うことができる。
【0106】請求項3記載の本発明によれば、圧縮機停
止時に第1の温度帯空間の冷気循環ファンを所定時間作
動して、蒸発器の除霜を行うので、必要な時間のみ除霜
され、消費電力の無駄を防止することができるととも
に、また発熱も最小限にすることができる。
【0107】請求項4記載の本発明によれば、圧縮機停
止時に庫内検出温度に基づいて除霜終了まで第1の温度
帯空間の冷気循環ファンを作動して、蒸発器の除霜を行
うので、無駄な電力の消費を防止することができ、発熱
も低減することができる。
【0108】請求項5記載の本発明によれば、圧縮機停
止時に除霜センサの検出温度に基づいて除霜終了まで第
1の温度帯空間の冷気循環ファンを作動して、蒸発器の
除霜を行うので、無駄な電力の消費を防止することがで
き、発熱も防止することができる。
【0109】請求項6記載の本発明によれば、圧縮機運
転温度範囲を各温度帯空間毎に設定し、いずれかの温度
帯空間が圧縮機運転温度範囲になったとき、圧縮機を最
大回転数で起動し、減速条件を満たすまで運転するの
で、庫内を速やかに冷却することができ、庫内温度を良
好に維持できる。
【0110】請求項7記載の本発明によれば、すべての
庫内温度が圧縮機運転範囲にあるとき、圧縮機の回転数
を第2の温度帯空間の庫内温度に基づいて決定するの
で、庫内温度を速やかに設定温度まで冷却することがで
き、食品の保存を良好に維持することができる。
【0111】請求項8記載の本発明によれば、電源投入
後、冷却負荷が大きいとき冷気循環ファンのうち少なく
とも1つを所定時間停止するので、冷却負荷を低減し、
圧縮機の破損を防止することができる。
【0112】請求項9記載の本発明によれば、圧縮機起
動後、蒸発器の温度が十分に冷却されるまで少なくとも
1つの冷気循環ファンは運転を開始しないので、無駄な
電力消費を防止することができる。
【0113】請求項10記載の本発明によれば、圧縮機
起動後、蒸発器の温度が十分に冷却されるまで、少なく
とも1つの冷気循環ファンは運転を開始せず、冷気循環
ファン起動後は、最大回転数で冷気循環ファンを作動さ
せるので、庫内を速やかに冷却でき、良好な庫内温度を
維持することができる。
【0114】請求項11記載の本発明によれば、各冷気
循環ファンは圧縮機の起動と同時に運転を開始し、蒸発
器温度が低くなるまで冷気循環ファンを最小回転数で運
転するので、無駄な電力の消費を防止することができ
る。
【0115】請求項12記載の本発明によれば、圧縮機
運転時、扉が開放されている温度帯空間の冷気循環ファ
ンの運転を停止するので、庫内温度変動を最小限にする
ことができ、省電力化を図ることができる。
【0116】請求項13記載の本発明によれば、圧縮機
停止時に、扉開閉後には扉を開閉した温度帯空間の冷気
循環ファンを所定時間運転するので、庫内温度分布を改
善し、庫内温度を良好に維持することができる。
【0117】請求項14記載の本発明によれば、各冷気
循環ファンの回転速度は各温度帯空間の庫内温度または
吹き出し空気温度により決定するので、冷却運転を速や
かにかつ適度に行うことができ、良好な庫内温度を維持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる冷蔵庫の内部
構造を示す断面図である。
【図2】図1の冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図である。
【図3】図1の冷蔵庫の通常の運転動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態の作用を示すフローチ
ャートである。
【図5】本発明の第3の実施形態の作用を示すフローチ
ャートである。
【図6】本発明の第4の実施形態の作用を示すフローチ
ャートである。
【図7】本発明の第5の実施形態の作用を示すフローチ
ャートである。
【図8】本発明の第6の実施形態の作用を示すフローチ
ャートである。
【図9】本発明の第8の実施形態の作用を示すフローチ
ャートである。
【図10】本発明の第9の実施形態の作用を示すフロー
チャートである。
【図11】本発明の第10の実施形態の作用を示すフロ
ーチャートである。
【図12】本発明の第11の実施形態の作用を示すフロ
ーチャートである。
【図13】本発明の第12の実施形態の作用を示すフロ
ーチャートである。
【図14】本発明の第13の実施形態の作用を示すフロ
ーチャートである。
【図15】本発明の第15の実施形態に係わる冷蔵庫の
内部構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 3 冷蔵庫 9 冷蔵室 11 低温室 13 第1冷凍室 15 第2冷凍室 17−20 開閉扉 21 断熱仕切壁 23 第1の目的温度別室 25 第2の目的温度別室 33 第1の蒸発器 35 第1の冷気循環ファン 53 第2の蒸発器 55 第2の冷気循環ファン 69 圧縮機 71 凝縮器 73 排水弁
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−47827(JP,A) 特開 平8−147548(JP,A) 特開 昭60−129578(JP,A) 特開 平5−240555(JP,A) 特開 平5−240557(JP,A) 特開 昭59−41753(JP,A) 特開 平9−42820(JP,A) 実開 昭60−188982(JP,U) 実開 昭59−186774(JP,U) 特表 平9−509732(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 11/02

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 能力可変圧縮機から吐出された冷媒が凝
    縮器、絞り弁、蒸発器を通り、再度圧縮機に戻る冷凍サ
    イクルを有する冷蔵庫であって、目的温度別の扉をもっ
    て連通多段構成された複数の部屋を設定温度が異なる
    1および第2の温度帯空間に分けて各温度帯空間を独立
    に仕切り、各温度帯空間毎に蒸発器および能力可変冷気
    循環ファンを設けると共に、設定温度の高い第1の温度
    帯空間の蒸発器を設定温度の低い第2の温度帯空間の蒸
    発器に対して冷凍サイクルの上流となるように直列接続
    し、前記第1または第2の温度帯空間の1つの状況変化
    に応じて他の温度帯空間に設けられた能力可変冷気循環
    ファンの回転速度または前記圧縮機の能力を制御する手
    段を有することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記第1の温度帯空間は少なくとも設定
    温度が0℃以上であり、の温度帯空間設定温度が
    0℃未満であり、前記圧縮機の停止時に前記第2の温度
    帯空間の冷気循環ファンを停止し、第1の温度帯空間の
    冷気循環ファンを最大回転数で作動して、第1の温度帯
    空間の蒸発器の除霜を行い、第2の温度帯空間の蒸発器
    の除霜開始時には第1の温度帯空間の蒸発器に設けた除
    霜ヒータへの通電も同時に行って除霜を行うことを特徴
    とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記第1の温度帯空間は少なくとも設定
    温度が0℃以上であり、の温度帯空間設定温度が
    0℃未満であり、前記圧縮機の停止時に前記第2の温度
    帯空間の冷気循環ファンを停止し、第1の温度帯空間の
    冷気循環ファンを所定時間作動して、第1の温度帯空間
    の蒸発器の除霜を行うことを特徴とする請求項1記載の
    冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記第1の温度帯空間は少なくとも設定
    温度が0℃以上であり、の温度帯空間設定温度が
    0℃未満であり、前記圧縮機の停止時に前記第2の温度
    帯空間の冷気循環ファンを停止し、第1の温度帯空間内
    の温度センサの検出温度が除霜終了条件を満たすまで第
    1の温度帯空間の冷気循環ファンを作動して、第1の温
    度帯空間の蒸発器の除霜を行うことを特徴とする請求項
    1記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記第1の温度帯空間は少なくとも設定
    温度が0℃以上であり、の温度帯空間設定温度が
    0℃未満であり、前記圧縮機の停止時に前記第2の温度
    帯空間の冷気循環ファンを停止し、第1の温度帯空間に
    設けた除霜センサの検出温度が除霜終了条件を満たすま
    で第1の温度帯空間の冷気循環ファンを作動して、第1
    の温度帯空間の蒸発器の除霜を行うことを特徴とする請
    求項1記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記圧縮機を運転する温度範囲を前記温
    度帯空間の各々毎に設定し、いずれかの温度帯空間の温
    度が圧縮機運転温度範囲になったとき、前記圧縮機を最
    大回転数で起動し、該圧縮機の減速条件を満たすまで運
    転することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記第1の温度帯空間は少なくとも設定
    温度が0℃以上であり、の温度帯空間設定温度が
    0℃未満であり、前記第1および第2の温度帯空間のす
    べての庫内温度が圧縮機運転範囲にあるとき、圧縮機の
    回転数を前記第2の温度帯空間の庫内温度に基づいて決
    定することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 冷蔵庫本体の電源を投入後、冷却負荷が
    大きいときには、各温度帯空間毎に設けた前記冷気循環
    ファンのうち少なくとも1つを所定時間停止することを
    特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 圧縮機の起動後、蒸発器の温度が十分に
    冷却されるまで、前記各温度帯空間毎に設けた前記冷気
    循環ファンのうち少なくとも1つは運転を開始しないこ
    とを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  10. 【請求項10】 圧縮機の起動後、蒸発器の温度が十分
    に冷却されるまで、前記各温度帯空間毎に設けられた冷
    気循環ファンのうち少なくとも1つは運転を開始せず、
    該冷気循環ファンの起動後は、減速条件を満たすまで最
    大回転数で冷気循環ファンを作動させることを特徴とす
    る請求項1記載の冷蔵庫。
  11. 【請求項11】 各温度帯空間毎に設けられた前記冷気
    循環ファンは、前記圧縮機の起動と同時に運転を開始
    し、蒸発器の温度が各温度帯空間の庫内温度または設定
    温度より低くなるまで該冷却循環ファンを最小回転数で
    運転することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  12. 【請求項12】 圧縮機の運転時、前記第1および第2
    の温度帯空間のうち扉が開放されている温度帯空間の冷
    気循環ファンの運転を停止し、扉が開放されてない温度
    帯空間の冷気循環ファンのみの運転を継続することを特
    徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  13. 【請求項13】 前記圧縮機の停止時において、扉を開
    閉した後には、該扉を開閉した温度帯空間の冷気循環フ
    ァンを所定時間運転することを特徴とする請求項1記載
    の冷蔵庫。
  14. 【請求項14】 各温度帯空間毎に設けられた冷気循環
    ファンの回転速度は、各温度帯空間の庫内温度または吹
    き出し空気温度により決定することを特徴とする請求項
    1記載の冷蔵庫。
JP12741697A 1997-05-16 1997-05-16 冷蔵庫 Expired - Fee Related JP3455058B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12741697A JP3455058B2 (ja) 1997-05-16 1997-05-16 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12741697A JP3455058B2 (ja) 1997-05-16 1997-05-16 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10318645A JPH10318645A (ja) 1998-12-04
JP3455058B2 true JP3455058B2 (ja) 2003-10-06

Family

ID=14959431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12741697A Expired - Fee Related JP3455058B2 (ja) 1997-05-16 1997-05-16 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3455058B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102393117A (zh) * 2011-11-22 2012-03-28 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 冰箱

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE259962T1 (de) * 1999-12-21 2004-03-15 Vestfrost As Kühlschrank
DE10064318A1 (de) * 2000-12-22 2002-07-04 Bsh Bosch Siemens Hausgeraete Verfahren zur Regelung eines Kühlgerätes
JP4745567B2 (ja) * 2001-09-21 2011-08-10 三菱重工業株式会社 陸上輸送用冷凍装置及びその運転制御方法
KR101316022B1 (ko) * 2007-05-25 2013-10-07 엘지전자 주식회사 냉동시스템 및 그 제어방법
JP5260416B2 (ja) * 2009-06-18 2013-08-14 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫
CN101937247B (zh) * 2010-03-30 2013-06-05 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 风冷冰箱的保湿控制方法、系统及一种风冷冰箱
CN102313438B (zh) * 2011-09-30 2013-11-27 合肥美的电冰箱有限公司 一种风冷冰箱的冷藏室保湿控制方法
EP3109625B1 (en) 2013-05-29 2021-04-07 Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute Combination of cad data and computer tomography
CN104006625A (zh) * 2014-06-16 2014-08-27 合肥晶弘电器有限公司 一种恒温控制方法及采用恒温控制方法的恒温酒柜
JP6460746B2 (ja) * 2014-11-21 2019-01-30 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫
US10612832B2 (en) 2015-12-17 2020-04-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Refrigerator with defrost operation control
JP6747073B2 (ja) * 2016-06-08 2020-08-26 富士電機株式会社 冷却装置
JP6795454B2 (ja) * 2017-05-23 2020-12-02 フクシマガリレイ株式会社 冷却貯蔵庫
CN112378146B (zh) * 2018-01-31 2022-03-22 日立环球生活方案株式会社 冰箱
JP6886959B2 (ja) * 2018-12-11 2021-06-16 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫
JP7241395B2 (ja) * 2019-05-14 2023-03-17 さくら製作所株式会社 ワインセラー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102393117A (zh) * 2011-11-22 2012-03-28 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 冰箱

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10318645A (ja) 1998-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1426711B1 (en) Cooling apparatus and method for controlling the same
JP3455058B2 (ja) 冷蔵庫
EP1857752B1 (en) Cooler and refrigerator
US10082330B2 (en) Refrigerator and method for controlling a refrigerator
SK283586B6 (sk) Chladnička s vysoko účinným multivýparníkovým H. M. cyklom a spôsob jej riadenia
JPWO2005038365A1 (ja) 冷却貯蔵庫
JP2001082850A (ja) 冷蔵庫
JP2003075050A (ja) 冷蔵庫
JP4088474B2 (ja) 冷蔵庫
JP4076804B2 (ja) 冷蔵庫
JPH11173729A (ja) 冷蔵庫
JPH11304344A (ja) 冷蔵庫
JPH10111064A (ja) 冷蔵庫の冷却ファン制御方法
JPH11304328A (ja) 冷蔵庫の冷却運転制御装置
JP2007309530A (ja) 冷蔵庫
JPH09236369A (ja) 冷蔵庫
JPH11101548A (ja) 冷蔵庫
JP2001255050A (ja) 冷蔵庫
JP2021042865A (ja) 冷蔵庫
JP2003287331A (ja) 冷蔵庫
JP2000356445A (ja) 冷蔵庫
JP2584342B2 (ja) 冷凍・冷蔵庫の冷却制御装置
JP2019113200A (ja) 冷蔵庫
JP4286106B2 (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2019027649A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees