JP6747073B2 - 冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却装置に関し、より詳細には、例えばアイスクリーム等の商品を取出可能な状態で収納するオープン平型のアイスケースや、収納室に上下方向に沿って複数段設けられた商品陳列棚に商品を載置させて陳列するショーケース等に適用される冷却装置に関するものである。
従来、例えばアイスケースやショーケース等に適用される冷却装置は、複数の循環ファンと冷却ユニットとを備えて構成されている。
複数の循環ファンは、ケース本体における商品を収納する収納室の外部に設置されている。これら複数の循環ファンは、駆動することにより、収納室の内部空気を該収納室の内部と外部との間で循環させるものである。
冷却ユニットは、冷却器、圧縮機、放熱器及び膨張機構が冷媒管路に接続されて構成されている。冷却器は、複数の循環ファンと同様に、収納室の外部に設けられている。圧縮機は、駆動する場合に、冷却器を通過した冷媒を吸引して圧縮するものである。放熱器は、圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮させて周囲の空気に放熱させるものである。膨張機構は、放熱器で放熱した凝縮した冷媒を断熱膨張させて冷却器に送出するものである。
このような冷却装置では、冷却ユニットの圧縮機が駆動することにより、冷却器には膨張機構で断熱膨張した冷媒が供給される。これにより、冷却器が供給された冷媒と循環ファンの駆動により該冷却器の周囲を通過する内部空気との間で熱交換させ、該冷媒が蒸発することにより該内部空気を冷却する。この結果、収納室の内部空気は冷却され、該収納室に収納される商品が冷却される。
ところで、上記冷却装置では、収納室の内部空気を冷却する運転中に霜等が付着してしまうことによりいずれかの循環ファンが駆動停止した場合、その他の循環ファンの駆動を維持した状態で駆動停止した循環ファンを再度起動させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−280782号公報
ところで、上述した冷却装置では、いずれかの循環ファンが駆動停止するような異常が発生した場合、その他の循環ファンの駆動を維持した状態で駆動停止した循環ファンを再度起動させるようにしているので、再度起動させた循環ファンが駆動を維持している他の循環ファンの風量に影響を受けてしまい、結果的に駆動しない虞れがあった。
本発明は、上記実情に鑑みて、異常が発生した場合にも、全ての循環ファンを良好に再度駆動させることができる冷却装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る冷却装置は、収納領域の外部に設置され、かつ駆動する場合に前記収納領域の内部空気を該収納領域の内部と外部との間で循環させる複数の循環ファンと、前記収納領域の外部に設けられ、かつ前記複数の循環ファンの駆動により循環させられる前記内部空気を冷却する冷却手段とを備え、前記収納領域に収納された商品を冷却する冷却装置であって、異常が発生した場合に、異常が発生してからの経過時間が予め決められた待機時間に達したとき、あるいは前記収納領域の内部温度が予め決められた解除温度以上となるときに、全ての循環ファンを一旦駆動停止にさせてから駆動させる再起動運転を行う制御手段を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記冷却装置において、前記制御手段は、前記収納領域の内部空気の冷却を行う冷却運転時に少なくとも1つの循環ファンが駆動停止した場合に前記異常が発生したものとして、駆動停止した時点からの経過時間が予め決められた待機時間に達したとき、あるいは前記収納領域の内部温度が予め決められた解除温度以上となるときに、前記再起動運転を行うことを特徴とする。
また本発明は、上記冷却装置において、前記制御手段は、前記経過時間が前記待機時間に達するまで、あるいは前記収納領域の内部温度が前記解除温度以上となるまでは、駆動停止した循環ファン以外の循環ファンの駆動を継続させることを特徴とする。
また本発明は、上記冷却装置において、前記複数の循環ファンは、前記冷却手段の近傍において並ぶよう設置されていることを特徴とする。
また本発明は、上記冷却装置において、前記制御手段は、前記再起動運転を行う場合に、前記複数の循環ファンと共通の電源を有する負荷の少なくとも一部を駆動停止にさせることを特徴とする。
また本発明は、上記冷却装置において、前記冷却手段は、自身の冷媒通路を通過する冷媒が蒸発することにより自身の周囲を通過する内部空気を冷却することを特徴とする。
本発明によれば、制御手段が、異常が発生した場合に、異常が発生してからの経過時間が予め決められた待機時間に達したとき、あるいは収納領域の内部温度が予め決められた解除温度以上となるときに、全ての循環ファンを一旦駆動停止にさせてから駆動させる再起動運転を行うので、例えば一旦駆動停止した循環ファンを駆動中の他の循環ファンの影響を受けずに再度駆動させることができ、例えば循環ファンが駆動停止するような異常が発生した場合にも、全ての循環ファンを良好に再度駆動させることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1である冷却装置を模式的に示す模式図である。 図2は、本発明の実施の形態1である冷却装置の特徴的な制御系を示すブロック図である。 図3は、図2に示した制御部が実施する冷却運転処理の処理内容を示すフローチャートである。 図4は、図2に示した制御部が実施する再起動運転処理の処理内容を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態2である冷却装置の特徴的な制御系を示すブロック図である。 図6は、図5に示した制御部が実施する冷却運転処理の処理内容を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る冷却装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1及び図2は、それぞれ本発明の実施の形態1である冷却装置を示すものであり、図1は、冷却装置を模式的に示す模式図であり、図2は、冷却装置の特徴的な制御系を示すブロック図である。ここで例示する冷却装置は、例えばアイスケースやショーケース等に適用されるものであり、ケース本体10に設けられている。
まず、ケース本体10について説明する。ケース本体10は、収納室11と、空気通路12と、機械室13とを有している。
収納室11は、断熱構造を有する室であり、商品を収納する収納領域である。この収納室11は、図には明示していないが、ケース本体10に形成された開口を臨む態様で設けられており、該開口を通じて商品が取り出されることを許容している。尚、ケース本体10がショーケースを構成する場合には、収納室11には、上下方向に沿って商品陳列棚が複数段設けられており、これら商品陳列棚に商品が載置されて陳列されることになる。
空気通路12は、収納室11と共通の断熱構造を有しており、該収納室11に対して図示せぬ吸込口及び吹出口を通じて連通した空気の風路である。機械室13は、収納室11及び空気通路12と区画された室である。
次に、冷却装置について説明する。冷却装置は、冷却ユニット20と、複数の循環ファン31〜34と、内部温度センサ41と、ヒータ42と、制御部(制御手段)50とを備えて構成されている。
冷却ユニット20は、圧縮機21、放熱器22、膨張機構23及び冷却器24を冷媒管路25にて順次接続して構成されている。
圧縮機21は、図1に示すように、機械室13に設けられている。この圧縮機21は、制御部50から与えられる指令に応じて駆動するものであり、駆動する場合に、冷媒を吸引し、吸引した冷媒を圧縮して高温高圧の状態(高温高圧冷媒)にして吐出するものである。
放熱器22は、圧縮機21と同様に機械室13に設けられている。この放熱器22は、通過する冷媒と周囲を通過する外気とを熱交換させて該冷媒を凝縮させて放熱させるものである。
膨張機構23は、圧縮機21及び放熱器22と同様に機械室13に設けられている。この膨張機構23は、例えば電子膨張弁やキャピラリーチューブ等により構成されるもので、放熱器22を通過した冷媒を減圧して断熱膨張させるものである。
冷却器24は、図1に示すように、空気通路12に設けられている。この冷却器24は、入口が膨張機構23の出口に接続された冷媒管路25に接続されており、出口が圧縮機21の入口に接続された冷媒管路25に接続されている。このような冷却器24は、膨張機構23で断熱膨張した冷媒と、周囲を通過する空気、すなわち空気通路12を通過する空気とを熱交換させて該冷媒を蒸発させることにより空気を冷却するものである。
複数の循環ファン31〜34は、それぞれ空気通路12に設けられている。より詳細には、複数の循環ファン31〜34は、冷却器24の近傍において一列に並ぶよう設置されている。これら循環ファン31〜34は、制御部50から駆動指令が与えられることにより駆動するものである。つまり、循環ファン31〜34は、駆動する場合に、吸込口を通じて収納室11の内部空気を吸い込み、吸い込んだ内部空気を吹出口まで送出させるよう空気通路12を通過させ、吹出口を通じて収納室11の内部に空気を吹き出すもので、収納室11の内部と外部(空気通路12)との間で空気を循環させるものである。
内部温度センサ41は、収納室11の内部に設けられている。この内部温度センサ41は、収納室11の内部温度を検知する検知手段である。かかる内部温度センサ41は、検知した内部温度を内部温度信号として制御部50に与えるものである。
ヒータ42は、空気通路12における冷却器24の近傍に設けられている。このヒータ42は、制御部50から駆動指令が与えられることにより通電状態となって駆動するものである。かかるヒータ42は、冷却器24に付着した霜を除去する除霜作業を行う際に駆動するものである。このようなヒータ42は、図には明示していないが、上記循環ファン31〜34と共通の電源に接続されており、同一の電源系統である。つまり、ヒータ42は、循環ファン31〜34と共通の電源を有する負荷の1つである。尚、循環ファン31〜34と共通の電源を有する負荷としては、収納室11の照明等に用いられるLED等の光源等が挙げられる。
制御部50は、メモリ55に記憶されたプログラムやデータにしたがって冷却装置の各部の動作を統括的に制御するものであり、入力処理部51、判定処理部52、出力処理部53及び異常監視部54を備えている。尚、制御部50は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわちソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
入力処理部51は、内部温度センサ41から与えられる内部温度信号や、図示しない上位機器からの指令信号等を入力するものである。
判定処理部52は、冷却運転判定処理部52a及び再起動運転判定処理部52bを備えている。
冷却運転判定処理部52aは、後述する冷却運転処理において、入力処理部51を通じて入力した内部温度と、メモリ55から読み出した温度(下限温度及び上限温度)とを比較して判定するものである。
より詳細には、冷却運転判定処理部52aは、入力処理部51を通じて入力した内部温度がメモリ55から読み出した下限温度を下回るか否か、並びに内部温度がメモリ55から読み出した上限温度を上回るか否かを判定するものである。ここで、下限温度は、収納室11の内部空気を冷却する場合において、好ましい冷却温度範囲の下限値であり、上限温度は該冷却温度範囲の上限値である。
再起動運転判定処理部52bは、後述する再起動運転処理において、内蔵される時計を用いて時間を計測し、計測時間がメモリ55から読み出した時間(待機時間、所定時間)を経過したか否かを判定するものである。
出力処理部53は、圧縮機駆動処理部53a、ファン駆動処理部53b及びヒータ駆動処理部53cを備えている。
圧縮機駆動処理部53aは、圧縮機21に対して駆動指令又は駆動停止指令を送出するものである。ファン駆動処理部53bは、循環ファン31〜34のそれぞれに対して駆動指令又は駆動停止指令を送出するものである。ヒータ駆動処理部53cは、ヒータ42に対して駆動指令又は駆動停止指令を送出するものである。
異常監視部54は、ファン駆動処理部53bにより駆動指令が与えられた循環ファン31〜34が駆動しているか否かを監視するものである。
図3は、図2に示した制御部が実施する冷却運転処理の処理内容を示すフローチャートである。かかる処理内容を説明しながら冷却装置の動作について説明する。
かかる冷却運転処理において制御部50は、圧縮機21が駆動中に入力処理部51を通じて内部温度センサ41より内部温度(内部温度信号)を入力した場合(ステップS101:Yes,ステップS102:Yes)、冷却運転判定処理部52aを通じてメモリ55より下限温度を読み出して、内部温度が下限温度を下回るか否かを判定する(ステップS103)。
内部温度が下限温度を下回る場合(ステップS103:Yes)、制御部50は、圧縮機駆動処理部53aを通じて駆動停止指令を送出し(ステップS104)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
これによれば、圧縮機21の駆動が停止することにより、収納室11の内部温度は上昇する方向に推移することになる。
内部温度が下限温度以上である場合(ステップS103:No)、制御部50は、圧縮機21の駆動を維持して(ステップS105)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
これによれば、圧縮機21の駆動が維持されることにより、収納室11の内部温度は下降する方向に推移することになる。
一方、制御部50は、圧縮機21が駆動停止中に入力処理部51を通じて内部温度センサ41より内部温度(内部温度信号)を入力した場合(ステップS101:No,ステップS106:Yes)、冷却運転判定処理部52aを通じてメモリ55より上限温度を読み出して、内部温度が上限温度を上回るか否かを判定する(ステップS107)。
内部温度が上限温度を上回る場合(ステップS107:Yes)、制御部50は、圧縮機駆動処理部53aを通じて駆動指令を送出し(ステップS108)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
これによれば、圧縮機21が駆動することにより、収納室11の内部温度は下降する方向に推移することになる。
内部温度が上限温度以下である場合(ステップS107:No)、制御部50は、圧縮機21の駆動停止を維持して(ステップS109)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
これによれば、圧縮機21の駆動停止が維持されることにより、収納室11の内部温度は上昇する方向に推移することになる。
上記制御部50は、上述したような冷却運転処理と並行して、以下のような再起動運転処理を実施する。
図4は、図2に示した制御部が実施する再起動運転処理の処理内容を示すフローチャートである。以下の説明の前提として、循環ファン31〜34は、ファン駆動処理部53bから与えられる駆動指令により駆動しているものとする。
かかる再起動運転処理において制御部50は、異常監視部54を通じて循環ファン31〜34の駆動に異常が発生しているか否か、すなわち少なくとも1つの循環ファン31〜34が駆動停止しているか否かを判断する(ステップS201)。異常が発生していないものと判断した場合(ステップS201:No)、制御部50は、後述する処理を実施することなく、手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
異常が発生しているものと判断した場合(ステップS201:Yes)、例えば循環ファン31が駆動停止している場合、制御部50は、ファン駆動処理部53bを通じて他の循環ファン32〜34の駆動を維持し(ステップS202)、再起動運転判定処理部52bを通じて、ステップS201の異常ありと判断した時点から開始した計測時間がメモリ55から読み出した待機時間を経過したか否かを判定する(ステップS203)。尚、かかる処理を行うのに併せてヒータ42を駆動させて通電状態にしておくことが好ましい。
ここで待機時間は、メモリ55に予め記憶されているものであり、例えば、駆動を停止した循環ファン31に付着した霜が除去されることを考慮して定められた時間である。
再起動運転判定処理部52bを通じて計測時間が待機時間を経過したものと判定した場合(ステップS203:Yes)、制御部50は、ファン駆動処理部53bを通じて全ての循環ファン31〜34に駆動停止指令を送出する(ステップS204)。これにより、全ての循環ファン31〜34は駆動停止する。
そして、制御部50は、再起動運転判定処理部52bを通じて、ステップS204の処理を実施した時点から開始した計測時間がメモリ55から読み出した所定時間を経過したものと判定した場合(ステップS205:Yes)、ヒータ駆動処理部53cを通じてヒータ42に駆動停止指令を送出し(ステップS206)、その後にファン駆動処理部53bを通じて全ての循環ファン31〜34に駆動指令を送出して(ステップS207)、手順をリターンさせて今回の処理を終了する。これにより、全ての循環ファン31〜34が所定の回転数で駆動して再起動させることができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態1である冷却装置によれば、収納室11の内部空気の冷却を行う冷却運転時に例えば循環ファン31が駆動停止した場合に、駆動停止した時点からの経過時間が予め決められた待機時間に達したときに、全ての循環ファン31〜34を一旦駆動停止にさせてから所定の回転数で駆動させる再起動運転を行うので、一旦駆動停止した循環ファン31が駆動中の他の循環ファン32〜34の影響を受けることがない。つまり、一旦駆動停止した循環ファン31を他の循環ファン32〜34の影響を受けずに再度駆動させることができる。よって、収納室11の内部空気の冷却を行う冷却運転時に少なくとも1つの循環ファン31〜34が駆動停止した場合にも、全ての循環ファン31〜34を良好に再度駆動させることができる。
上記冷却装置によれば、制御部50が、全ての循環ファン31〜34に対して駆動指令を送出する際に、該循環ファン31〜34と共通の電源を有するヒータ42に駆動停止指令を送出しているので、起動電力が過大なものとなることを抑制することができる。
<実施の形態2>
図5は、本発明の実施の形態2である冷却装置の特徴的な制御系を示すブロック図である。尚、上述した実施の形態1である冷却装置と同一の構成要素については同一の符号を付して重複した説明を適宜省略する。
ここで例示する冷却装置は、例えばアイスケースやショーケース等に適用されるものであり、冷却ユニット20と、複数の循環ファン31〜34と、内部温度センサ41と、ヒータ42と、制御部(制御手段)60とを備えて構成されている。
制御部60は、メモリ65に記憶されたプログラムやデータにしたがって冷却装置の各部の動作を統括的に制御するものであり、入力処理部61、判定処理部62、出力処理部63及び異常監視部64を備えている。尚、制御部60は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわちソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
入力処理部61は、内部温度センサ41から与えられる内部温度信号や、図示しない上位機器からの指令信号等を入力するものである。
判定処理部62は、冷却運転判定処理部62a及び再起動運転判定処理部62bを備えている。冷却運転判定処理部62aは、冷却運転処理において、入力処理部61を通じて入力した内部温度と、メモリ65から読み出した温度(下限温度及び上限温度)とを比較して判定するものであり、上記冷却判定処理部52aと同様のものである。
より詳細には、冷却運転判定処理部62aは、入力処理部61を通じて入力した内部温度がメモリ65から読み出した下限温度を下回るか否か、並びに内部温度がメモリ65から読み出した上限温度を上回るか否かを判定するものである。ここで、下限温度は、収納室11の内部空気を冷却する場合において、好ましい冷却温度範囲の下限値であり、上限温度は該冷却温度範囲の上限値である。
再起動運転判定処理部62bは、後述する再起動運転処理において、入力処理部61を通じて入力した内部温度がメモリ65から読み出した解除温度以上であるか否かを判定するものである。また、再起動運転判定処理部62bは、内蔵される時計を用いて時間を計測し、計測時間がメモリ65から読み出した時間(所定時間)を経過したか否かを判定するものである。
出力処理部63は、圧縮機駆動処理部63a、ファン駆動処理部63b及びヒータ駆動処理部63cを備えている。
圧縮機駆動処理部63aは、圧縮機21に対して駆動指令又は駆動停止指令を送出するものである。ファン駆動処理部63bは、循環ファン31〜34のそれぞれに対して駆動指令又は駆動停止指令を送出するものである。ヒータ駆動処理部63cは、ヒータ42に対して駆動指令又は駆動停止指令を送出するものである。
異常監視部64は、ファン駆動処理部63bにより駆動指令が与えられた循環ファン31〜34が駆動しているか否かを監視するものである。
図6は、図5に示した制御部が図3に示した冷却運転処理と並行して実施する再起動運転処理の処理内容を示すフローチャートである。以下の説明の前提として、循環ファン31〜34は、ファン駆動処理部63bから与えられる駆動指令により駆動しているものとする。
かかる再起動運転処理において制御部60は、異常監視部64を通じて循環ファン31〜34の駆動に異常が発生しているか否か、すなわち例えば循環ファン31が駆動停止しているか否かを判断する(ステップS211)。異常が発生していないものと判断した場合(ステップS211:No)、制御部60は、後述する処理を実施することなく、手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
異常が発生しているものと判断した場合(ステップS211:Yes)、制御部60は、ファン駆動処理部63bを通じて他の循環ファン32〜34の駆動を維持し(ステップS212)、入力処理部61を通じて内部温度センサ41からの内部温度の入力待ちとなる(ステップS213)。尚、かかる処理を行うのに併せてヒータ42を駆動させて通電状態にしておくことが好ましい。
入力処理部61を通じて内部温度センサ41より内部温度を入力した場合(ステップS213:Yes)、制御部60は、再起動運転判定処理部62bを通じて、メモリ65から解除温度を読み出して、内部温度が解除温度以上であるか否かを判定する(ステップS214)。
ここで解除温度は、メモリ65に予め記憶されているものであり、例えば、駆動を停止した循環ファン31に付着した霜が除去されることを考慮して定められた温度である。
再起動運転判定処理部62bを通じて内部温度が解除温度以上であると判定した場合(ステップS214:Yes)、制御部60は、ファン駆動処理部63bを通じて全ての循環ファン31〜34に駆動停止指令を送出する(ステップS215)。これにより、全ての循環ファン31〜34は駆動停止する。
そして、制御部60は、再起動運転判定処理部62bを通じて、ステップS215の処理を実施した時点から開始した計測時間がメモリ65から読み出した所定時間を経過したものと判定した場合(ステップS216:Yes)、ヒータ駆動処理部63cを通じてヒータ42に駆動停止指令を送出し(ステップS217)、その後にファン駆動処理部63bを通じて全ての循環ファン31〜34に駆動指令を送出して(ステップS218)、手順をリターンさせて今回の処理を終了する。これにより、全ての循環ファン31〜34が所定の回転数で駆動して再起動させることができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態2である冷却装置によれば、収納室11の内部空気の冷却を行う冷却運転時に例えば循環ファン31が駆動停止した場合に、収納室11の内部温度が予め決められた解除温度以上となるときに、全ての循環ファン31〜34を一旦駆動停止にさせてから所定の回転数で駆動させる再起動運転を行うので、一旦駆動停止した循環ファン31が駆動中の他の循環ファン32〜34の影響を受けることがない。つまり、一旦駆動停止した循環ファン31を他の循環ファン32〜34の影響を受けずに再度駆動させることができる。よって、収納室11の内部空気の冷却を行う冷却運転時に少なくとも1つの循環ファン31〜34が駆動停止した場合にも、全ての循環ファン31〜34を良好に再度駆動させることができる。
上記冷却装置によれば、制御部60が、全ての循環ファン31〜34に対して駆動指令を送出する際に、該循環ファン31〜34と共通の電源を有するヒータ42に駆動停止指令を送出しているので、起動電力が過大なものとなることを抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態1及び2について説明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態1及び2では、再起動運転処理において、全ての循環ファン31〜34に駆動停止指令を与えて全ての循環ファン31〜34を駆動停止にさせていたが、本発明においては、全ての循環ファンを駆動停止と近似できる程度に予め決められた最低限の回転数にて駆動させてもよい。
上述した実施の形態1及び2では、再起動運転処理において、循環ファン31〜34と共通の電源を有する負荷としてヒータ42を駆動停止にさせていたが、本発明においては、ヒータに限られず、他の負荷を駆動停止にさせてもよい。
上述した実施の形態1及び2では、再起動運転処理において、少なくとも1つの循環ファン31〜34が駆動停止した場合に異常が発生したものとしているが、本発明においては、少なくとも1つの循環ファンの回転数が所望の回転数に達せずに不足している場合に異常が発生したものとしても構わない。
10 ケース本体
11 収納室
12 空気通路
13 機械室
20 冷却ユニット
21 圧縮機
22 放熱器
23 膨張機構
24 冷却器
25 冷媒管路
31 循環ファン
32 循環ファン
33 循環ファン
34 循環ファン
41 内部温度センサ
42 ヒータ
50 制御部
51 入力処理部
52 判定処理部
52a 冷却運転判定処理部
52b再起動運転判定処理部
53 出力処理部
53a 圧縮機駆動処理部
53b ファン駆動処理部
53c ヒータ駆動処理部
54 異常監視部
55 メモリ

Claims (5)

  1. 収納領域の外部に設置され、かつ駆動する場合に前記収納領域の内部空気を該収納領域の内部と外部との間で循環させる複数の循環ファンと、
    前記収納領域の外部に設けられ、かつ前記複数の循環ファンの駆動により循環させられる前記内部空気を冷却する冷却手段と
    を備え、前記収納領域に収納された商品を冷却する冷却装置であって、
    異常が発生した場合に、異常が発生してからの経過時間が予め決められた待機時間に達したとき、あるいは前記収納領域の内部温度が予め決められた解除温度以上となるときに、全ての循環ファンを一旦駆動停止にさせてから駆動させる再起動運転を行う制御手段を備え
    前記制御手段は、前記再起動運転を行う場合に、前記複数の循環ファンと共通の電源を有する負荷の少なくとも一部を駆動停止にさせることを特徴とする冷却装置。
  2. 前記制御手段は、前記収納領域の内部空気の冷却を行う冷却運転時に少なくとも1つの循環ファンが駆動停止した場合に前記異常が発生したものとして、駆動停止した時点からの経過時間が予め決められた待機時間に達したとき、あるいは前記収納領域の内部温度が予め決められた解除温度以上となるときに、前記再起動運転を行うことを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記制御手段は、前記経過時間が前記待機時間に達するまで、あるいは前記収納領域の内部温度が前記解除温度以上となるまでは、駆動停止した循環ファン以外の循環ファンの駆動を継続させることを特徴とする請求項2に記載の冷却装置。
  4. 前記複数の循環ファンは、前記冷却手段の近傍において並ぶよう設置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の冷却装置。
  5. 前記冷却手段は、自身の冷媒通路を通過する冷媒が蒸発することにより自身の周囲を通過する内部空気を冷却することを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の冷却装置。
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