JP2003287336A - 冷却装置の制御装置 - Google Patents

冷却装置の制御装置

Info

Publication number
JP2003287336A
JP2003287336A JP2002090854A JP2002090854A JP2003287336A JP 2003287336 A JP2003287336 A JP 2003287336A JP 2002090854 A JP2002090854 A JP 2002090854A JP 2002090854 A JP2002090854 A JP 2002090854A JP 2003287336 A JP2003287336 A JP 2003287336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
cooler
blower
abnormality
drive current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002090854A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Takeuchi
正信 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2002090854A priority Critical patent/JP2003287336A/ja
Publication of JP2003287336A publication Critical patent/JP2003287336A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却装置において発生する種々の異常に対し
て迅速且つ的確に対処できるようにする。 【解決手段】 冷却器と熱交換した冷気を内層用送風機
により循環して成るオープンショーケースにおいて、内
層用送風機を駆動するDCモータ56の駆動電流を検出
する電流検出回路67を備え、マイクロコンピュータは
この電流検出回路67が検出するDCモータ56の駆動
電流を含む制御データに基づいてオープンショーケース
の異常判定を行う。異常判定には冷却器の霜閉塞が含ま
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばオープンシ
ョーケースやプレハブ冷蔵庫などの冷却装置の制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばスーパーマーケットなどに設置さ
れる従来のオープンショーケースは、例えば特公平7−
1135号公報に示される。即ち、この種オープンショ
ーケースにおいては、貯蔵室(商品収納室)の前面開口
に冷却器と熱交換した冷気により冷気エアーカーテン
と、その外側の保護用のエアーカーテンを形成してお
り、この場合、内側の冷気エアーカーテンは複数台の内
層用送風機により形成すると共に、保護用のエアーカー
テンは複数台の外層用送風機にて形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、係るオープン
ショーケースにおいて例えば冷却器の霜閉塞が発生した
場合などには、熱交換性能の悪化と冷気流通の悪化から
庫内温度が上昇する。従来では係る霜閉塞時にはこの庫
内温度の上昇を温度センサにて検出し、それに基づいて
警報を発するなどしていたが、現実に異常の原因が霜閉
塞であるか否かは、サービスマンなどの作業者が当該オ
ープンショーケースの使用環境などに基づいて判断して
いた。
【0004】係る判断は作業者の熟練に基づくものであ
り、当該オープンショーケース側で係る異常原因の判断
や異常発生の推測ができれば異常に対する処置の迅速化
と的確化が期待できる。
【0005】ここで、係るオープンショーケースで冷気
循環などのために使用される上記送風機は、運転状況に
応じてその駆動電流が変化する。従って、異常が発生し
た場合にも当該送風機の駆動電流に変化が現れる。
【0006】そこで本発明は、係る従来の技術的課題を
解決するために成されたものであり、冷却装置において
発生する種々の異常に対して迅速且つ的確に対処できる
ようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却装置の制御
装置は、冷却器と熱交換した冷気を送風機により循環し
て成る冷却装置において、送風機を駆動するモータの駆
動電流を検出する電流検出手段を備え、この電流検出手
段が検出するモータの駆動電流を含む制御データに基づ
いて冷却装置の異常判定を行うことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明の冷却装置の制御装置は、
上記においてモータの駆動電流、外気温度及びプルダウ
ン性能に基づき、外気温度が通常でモータの駆動電流が
増加し、プルダウン性能が低下した場合は、冷却器の霜
閉塞異常と判定することを特徴とする。
【0009】請求項3の発明の冷却装置の制御装置は、
上記各発明において異常が発生したものと判定された場
合に、所定の警報を発生することを特徴とする。
【0010】本発明によれば、冷却器と熱交換した冷気
を送風機により循環して成る冷却装置において、送風機
を駆動するモータの駆動電流を検出する電流検出手段を
備え、この電流検出手段が検出するモータの駆動電流を
含む制御データに基づいて冷却装置の異常判定を行うの
で、例えば請求項2の如く、モータの駆動電流、外気温
度及びプルダウン性能に基づき、外気温度が通常でモー
タの駆動電流が増加し、プルダウン性能が低下した場合
に、冷却器の霜閉塞異常と判定することで、冷却器に生
じた霜閉塞を推定できる。
【0011】即ち、本発明によれば送風機のモータの駆
動電流を用いて、冷却装置に発生する異常及びその原因
を制御装置側で推測・判定できるようになるので、異常
に対する迅速且つ的確な対処ができるようになるもので
ある。
【0012】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えて異常が発生したものと判定された場合に、所定の警
報を発生するので、作業者に異常を迅速に報知して対処
を促すことができるようになるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用した冷却装置の実
施例としてのオープンショーケース1の縦断側面図、図
2は図1のオープンショーケース1の制御装置Cの電気
回路のブロック図を示している。
【0014】実施例のオープンショーケース1はスーパ
ーマーケットなどの店舗内に設置される縦型オープンシ
ョーケースであり、断面略コ字状の断熱壁32と、据え
付け現場においてこの断熱壁32の両側に取り付けられ
る側板(図示せず)とから構成されている。断熱壁32
の内側にはそれぞれ間隔を存して外層仕切板34と内層
仕切板36が取り付けられており、断熱壁32と外層仕
切板34間が外層ダクト37、内外層仕切板36、34
間が内層ダクト38とされ、内層仕切板36の内側が貯
蔵室39とされている。
【0015】この貯蔵室39内には複数段の棚41・・
が架設されると共に、各棚41・・の下面前部と貯蔵室
39の天井部、及び、庇35内には照明灯としての蛍光
灯40・・が取り付けられている。貯蔵室39の底部に
はデックパン42が取り付けられ、このデックパン42
の下方は前記両ダクト37、38に連通した底部ダクト
43とされている。そして、この底部ダクト43内には
後述する内層用送風機45A及び外層用送風機45Bを
それぞれ複数台(実施例では6台ずつ。合計12台)内
蔵したファンケース44が設置される。また、貯蔵室3
9の背方に位置する内層ダクト38内の下部には冷却器
46が縦設されている。
【0016】尚、前記庇35の前面には貯蔵室39内の
温度表示などを行うための表示部55が取り付けられて
いる。
【0017】貯蔵室39の前面開口部51の上縁には外
層吐出口52と内層吐出口53が前後に並設されてお
り、外層吐出口52は外層ダクト37に、内層吐出口5
3は内層ダクト38にそれぞれ連通している。また、開
口部51の下縁には吸込口54が形成され、前記底部ダ
クト43に連通している。
【0018】更に、ファンケース44内は内層用領域と
外層用領域に区画されており、内層用領域は内層ダクト
38と吸込口54に連通し、外層用領域は外層ダクト3
7と吸込口54に連通している。更にまた、前記内層用
送風機45Aは前記内層用領域に設けられ、外層用送風
機45Bは前記外層用領域に設けられる。
【0019】前記ファンケース44内の内層用送風機4
5Aが運転されると、吸込口54からの空気は後方の内
層ダクト38に向けて吹き出されると共に、外層用送風
機45Bが運転されると、吸込口54からの空気は後方
の外層ダクト37に向けて吹き出される。
【0020】そして、外層ダクト37においてはそのま
ま吹き上げられると共に、内層ダクト38においては冷
却器46と熱交換した後吹き上げられ、開口部51上縁
の内外層吐出口52、53から、下縁の吸込口54に向
けてそれぞれ吹き出される。
【0021】これによって、貯蔵室39の開口部51に
は内側の冷気エアーカーテンとそれを保護する外側のエ
アーカーテンとが形成され、開口部51からの外気の侵
入が阻止、若しくは、抑制されると共に、内側の冷気エ
アーカーテンの一部が貯蔵室39内に循環して貯蔵室3
9内は冷却される。そして、これらの冷気などは吸込口
54から底部ダクト43に帰還し、送風機45A、45
Bに再び吸い込まれることになる。
【0022】尚、図1において56は前記内層用送風機
45Aを駆動するセンサレスDCモータ、57は前記外
層用送風機45Bを駆動するセンサレスDCモータであ
り、実施例のオープンショーケース1では6台のDCモ
ータ56と6台のDCモータ57が取り付けられ、それ
ぞれ6台ずつ(合計12台)の内層用送風機45A及び
外層用送風機45Bを駆動する。
【0023】そして、内層用送風機45Aは上記DCモ
ータ56にプロペラファンを取り付けて構成され、外層
用送風機45Bは上記DCモータ57にプロペラファン
を取り付けて構成される。
【0024】次に、図2において、制御装置Cは運転制
御部(基板)2とモータ制御部(基板)3とから構成さ
れている。そして、この運転制御部2とモータ制御部3
にはマイクロコンピュータMC1、MC2がそれぞれ取
り付けられている。各マイクロコンピュータMC1、M
C2はワンチップICから構成された汎用マイクロコン
ピュータであり、それぞれ運転制御用のプログラムとモ
ータ制御用のプログラムが予め書き込まれているが、マ
イクロコンピュータMC1においては運転制御用のプロ
グラムが機能し、マイクロコンピュータMC2において
はモータ制御用のプログラムが機能する。
【0025】運転制御部2には、マイクロコンピュータ
MC1の他、入力制御手段4A〜4D、出力制御手段6
A、6B、送受信手段8、9、時刻に関する制御を行う
ためのリアルタイムクロック5、各種設定値の記憶を行
う不揮発性メモリであるEEPROM10が取り付けら
れており、基板の配線パターンによりそれぞれマイクロ
コンピュータMC1の所定のポートに配線接続されてい
る。
【0026】前記入力制御手段4A〜4Dには、キース
イッチ11、ディップスイッチ27、AC信号1、2・
・(外部タイマなど)から成るAC信号回路12や、貯
蔵室39内の温度(実際には吐出冷気温度)を検出する
温度センサ1や、オープンショーケース1周囲の外気温
度を検出する温度センサ2、冷却器46の霜取復帰温度
を検出するための図示しない温度センサなどから成るセ
ンサ回路13の出力がそれぞれ接続されている。
【0027】前記出力制御手段6B、6Aには、オープ
ンショーケース1の冷却器46への冷媒供給を制御する
電磁弁またはコンプレッサを駆動し、或いは、冷却器4
6の霜取ヒータを通電するためのリレー1、2から成る
リレー回路14と、LEDから構成されるデジタル式の
前記表示部55がそれぞれ接続されている。また、送受
信手段9はオープンショーケース1が所属する集中制御
装置との通信を行い、また、送受信手段8は各モータ制
御部3・・・のマイクロコンピュータMC2と送受信手
段17を介して通信を行い、マイクロコンピュータMC
1からマイクロコンピュータMC2に各種運転状態・運
転モードに応じたモータの起動・停止指示、回転速度な
どのデータの伝送・通信を行うものである。
【0028】一方、モータ制御部3には、マイクロコン
ピュータMC2の他、入力制御手段21及び出力制御手
段23と、後述するPWM回路28(図4)から成る出
力制御手段(1〜3)及びモータ駆動回路29(図4)
から成る速度制御手段(1〜3)から構成される三つの
ドライバ回路22A〜22Cが取り付けられており、基
板の配線パターンによりそれぞれマイクロコンピュータ
MC2の所定のポートに配線接続されている。そして、
各モータ56、57は三相の固定子巻線71が巻設され
た固定子72とこの固定子巻線71からの回転磁界によ
り回転すると共に、永久磁石を備えた回転子73から構
成されており、固定子巻線71のU相、V相、W相それ
ぞれの出力端子76、77、78がモータ駆動回路29
に接続されている(図4)。
【0029】前記入力制御手段21には、設定手段とし
てのディップスイッチ26が接続されている。前記出力
制御手段23には、LED表示部16が接続されてい
る。また、送受信手段17は運転制御部2のマイクロコ
ンピュータMC1と送受信手段8を介して通信する。
【0030】そして、前記ドライバ回路22A〜22C
にはそれぞれ前記DCモータ56(或いは57)が一台
ずつ接続され、回転速度制御が為される。尚、係るモー
タ制御部3は図3に示す如く一台の運転制御部2に対し
て四つまで接続可能とされている。従って、実施例の合
計12台のDCモータ56(或いは57。図3にファン
モータ1〜12で示す)を運転制御部2で制御可能であ
る。
【0031】そして、ドライバ回路22A〜22CがD
Cモータ56・・・を制御するか、DCモータ57・・
・を制御するかはディップスイッチ26によって設定さ
れる(実施例では図3に示すファンモータ1〜6が内層
用、ファンモータ7〜12が外層用に設定される)。
【0032】ここで、前記ドライバ回路22A(22
B、22Cも同様)とマイクロコンピュータMC2の機
能ブロックを図4に示す。この図において、58はPL
L制御部、59は周波数演算部、61は回転基準周波数
発生部、62は異常監視部、63は異常処理部、64は
短絡検知電流制限部、66は点弧モード制御部、67は
DCモータ56、57の駆動電流を検出する電流検出回
路、68は同じく位置検出回路である。
【0033】マイクロコンピュータMC2は、DCモー
タ56、57の回転子整列、開ループ加速、閉ループ速
度制御の起動シーケンスを実行する。回転子73の整列
及び閉ループ加速の際、起動に必要なトルクを得るため
に大きな起動電流を必要とするが、モータ負荷及び電源
容量を考慮し、必要な起動電流を流す。起動電流の調整
は、PWM回路28によるPWM制御により駆動電圧の
デューティー比を変化させて実行する。
【0034】実際にはファンや使用環境などによるモー
タ負荷を考慮し、起動電流を調整する。また、閉ループ
速度制御では、位置検出回路68によるモータ56、5
7の位置検出信号から回転速度を演算し、PWM制御及
びPLL制御によって目標回転速度に保つように定速制
御を行う。
【0035】以上の構成で次にオープンショーケース1
の動作を説明する。制御装置Cの運転制御部2のマイク
ロコンピュータMC1は、温調温度の設定値とセンサ回
路13から送られてくる貯蔵室39内の温度を比較し、
貯蔵室39内の温度が上記温調温度の設定値となるよう
にリレー回路14にて圧縮機或いは電磁弁の動作を制御
する。
【0036】次に、制御装置Cによる内層用送風機45
A・・・及び外層用送風機45B・・・の起動制御を説
明する。尚、以下の説明では一台のモータ制御部3につ
いて説明するが、他のモータ制御部3についても同様で
ある。
【0037】モータ制御部3のマイクロコンピュータM
C2は、送受信手段8、17にて運転制御部2のマイク
ロコンピュータMC1から各送風機45A(45B)の
起動データを受信すると、先ず図2(図3)に示したフ
ァンモータ1を起動し、最低回転速度とする。
【0038】このモータ1の起動から例えば2秒経過す
ると、マイクロコンピュータMC2は次にファンモータ
2を起動し、最低回転速度とする。そして、このモータ
2の起動から2秒経過すると、今度はファンモータ3を
起動し、最低回転速度とする。
【0039】そして、モータ3の起動から2秒後に全モ
ータの回転速度を上げて加速し、目標回転速度に到達さ
せる。
【0040】これによって、各DCモータ56(57)
の起動時のピーク電流は、極めて低く抑えられるように
なり、電源負担が軽減されて比較的小容量の電源にてD
Cモータ56(57)を駆動できるようになる。
【0041】次に、オープンショーケース1の冷却器4
6の霜取後の送風機制御を説明する。運転制御部2のマ
イクロコンピュータMC1は、リアルタイムクロック5
に基づき、一日に一回若しくは二回前記霜取ヒータを通
電し、冷却器46の霜取を行う。そして、その場合は外
層用送風機45BのDCモータ57を停止するデータを
モータ制御部3のマイクロコンピュータMC2に送信す
る。
【0042】マイクロコンピュータMC2はこれを受け
て外層用送風機45B・・のDCモータ57のみを停止
する。即ち、冷却器46の霜取中は内層用送風機45A
を通常通り運転すると共に、外層用送風機45Bは停止
するので、冷却器46の霜取効率が向上する。
【0043】そして、係る霜取が終了した場合、マイク
ロコンピュータMC1は外層用送風機45BのDCモー
タ57を起動するデータをマイクロコンピュータMC2
に送信する。マイクロコンピュータMC2は係るデータ
を受信すると、先ず運転中の内層用送風機45AのDC
モータ56の回転速度を低下させる(減速)。その後、
外層用送風機45BのDCモータ57を起動し、所定時
間経過後に全モータの回転速度を上げて加速し、目標回
転速度に到達させる。
【0044】これによって、DCモータ57の再起動時
のピーク電流は、極めて低く抑えられるようになり、電
源負担が軽減されて比較的小容量の電源にてDCモータ
56(57)を駆動できるようになる。
【0045】次に、図5に示す運転制御部2のマイクロ
コンピュータMC1のフローチャートを参照しながら、
冷却器46の霜閉塞判定(推測)について説明する。D
Cモータ56、57が運転されている間、当該DCモー
タ56、57の固定子巻線71の各相(U相、V相、W
相)の出力端子76〜78間に流れる電流(駆動電流)
は電流検出回路67により検出されている。そして、電
流検出回路67からモータ制御部3のマイクロコンピュ
ータMC2の短絡検知電流制限部64、異常監視部6
2、そして異常処理部63へと取り込まれ、送受信手段
17、8にて運転制御部2のマイクロコンピュータMC
1に送信されている。
【0046】一方、運転制御部2のマイクロコンピュー
タMC1は、図5のステップS1で、内層用送風機45
Aを駆動するDCモータ56の駆動電流(起動時を除
く)が所定の上限値に増加したか否か判断し、増加して
いたらステップS2に進み、今度はセンサ回路13の外
気温度を検出する温度センサ2の出力に基づき、外気温
度が所定の上限値より高いか低いかを判断する。
【0047】そして、外気温度が上限値より低く通常の
温度である場合には、ステップS3に進み、今度は冷却
器46によるプルダウン性能が低下したか否か判断す
る。プルダウンに時間がかかるようになり、性能が低下
している場合にはステップS4に進む。
【0048】ここで、冷却器46に着霜が成長して霜閉
塞状態となると、通風と冷却器46との熱交換が悪くな
るためプルダウン性能が低下する。また、内層ダクト3
8内の通風抵抗が増大するため、DCモータ56の駆動
電流が増加する。このDCモータ56の駆動電流は通常
の回転速度制御によっても変動し、例えば外気温度が上
昇して負荷が増大した場合などにも駆動電流は増加する
が、外気温度が通常であるのにDCモータ56の駆動電
流が増加し、しかもプルダウン性能も低下している状況
では冷却器46の霜閉塞と断定できる。
【0049】マイクロコンピュータMC1は係る条件が
揃った場合、ステップS4で冷却器46に着霜が成長し
て霜閉塞が発生している可能性があると判定する。マイ
クロコンピュータMC1は係る霜閉塞判定を行った場合
には、表示部55に冷却器46の霜閉塞異常が発生して
いる旨の所定の警報表示を行う。これにより、作業者に
オープンショーケース1に発生している異常が冷却器4
6の霜閉塞(原因)である旨を迅速に報知でき、迅速且
つ的確な対処を促すことができるようになる。
【0050】尚、マイクロコンピュータMC1が判定す
る異常としては上記に限らず、例えば冷却器46や内層
ダクト38、ファンケース44などに成長した霜が内層
用送風機45Aに接触した場合にも、ロックする以前に
DCモータ56の駆動電流が増加する。その場合には、
例えば外気温度が通常であるのにDCモータ56の駆動
電流が増加したことで(且つ、プルダウン性能低下も考
えられる)、内層用送風機45Aの障害物接触異常と判
定できる。
【0051】また、オープンショーケースに限らず、扉
を有するプレハブ冷蔵庫(冷却装置の一例)では扉の閉
め忘れによっても送風機のモータ駆動電流は増加する。
係る扉の閉め忘れが生じると、送風機のモータが高速回
転し、駆動電流が増加したにも係わらす、庫内の冷却特
性が低下する。これを条件として扉の閉め忘れを判定
し、警報すれば、格別な扉スイッチを設けること無く、
扉の閉め忘れを報知できるようになる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、冷却
器と熱交換した冷気を送風機により循環して成る冷却装
置において、送風機を駆動するモータの駆動電流を検出
する電流検出手段を備え、この電流検出手段が検出する
モータの駆動電流を含む制御データに基づいて冷却装置
の異常判定を行うので、例えば請求項2の如く、モータ
の駆動電流、外気温度及びプルダウン性能に基づき、外
気温度が通常でモータの駆動電流が増加し、プルダウン
性能が低下した場合に、冷却器の霜閉塞異常と判定する
ことで、冷却器に生じた霜閉塞を推定できる。
【0053】即ち、本発明によれば送風機のモータの駆
動電流を用いて、冷却装置に発生する異常及びその原因
を制御装置側で推測・判定できるようになるので、異常
に対する迅速且つ的確な対処ができるようになるもので
ある。
【0054】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えて異常が発生したものと判定された場合に、所定の警
報を発生するので、作業者に異常を迅速に報知して対処
を促すことができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した冷却装置の実施例としてのオ
ープンショーケースの縦断側面図である。
【図2】図1のオープンショーケースの制御装置を構成
する運転制御部並びにモータ制御部の電気回路のブロッ
ク図である。
【図3】同じく図1のオープンショーケースの電気回路
のブロック図である。
【図4】図2及び図3のモータ制御部の電気回路のブロ
ック図である。
【図5】図2の運転制御部における異常判定のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 オープンショーケース 2 運転制御部 3 モータ制御部 13 センサ回路 14 リレー回路 22A〜22c ドライバ回路 45A 内層用送風機 45B 外層用送風機 56、57 DCモータ 71 固定子巻線 72 固定子 73 回転子 76〜78 出力端子 C 制御装置 MC1、MC2 マイクロコンピュータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却器と熱交換した冷気を送風機により
    循環して成る冷却装置において、 前記送風機を駆動するモータの駆動電流を検出する電流
    検出手段を備え、 該電流検出手段が検出する前記モータの駆動電流を含む
    制御データに基づいて前記冷却装置の異常判定を行うこ
    とを特徴とする冷却装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記モータの駆動電流、外気温度及びプ
    ルダウン性能に基づき、前記外気温度が通常で前記モー
    タの駆動電流が増加し、前記プルダウン性能が低下した
    場合は、前記冷却器の霜閉塞異常と判定することを特徴
    とする請求項1の冷却装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記異常が発生したものと判定された場
    合に、所定の警報を発生することを特徴とする請求項1
    又は請求項2の冷却装置の制御装置。
JP2002090854A 2002-03-28 2002-03-28 冷却装置の制御装置 Pending JP2003287336A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002090854A JP2003287336A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 冷却装置の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002090854A JP2003287336A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 冷却装置の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003287336A true JP2003287336A (ja) 2003-10-10

Family

ID=29236092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002090854A Pending JP2003287336A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 冷却装置の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003287336A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009121716A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Kurifu Kk エアーカーテン機能付回転式自動扉装置
JP2017219264A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 富士電機株式会社 冷却装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0291498U (ja) * 1988-12-31 1990-07-19
JPH0526544A (ja) * 1991-07-18 1993-02-02 Daikin Ind Ltd 空気調和装置の運転制御装置
JPH071135B2 (ja) * 1991-07-12 1995-01-11 三洋電機株式会社 冷凍装置
JP2000081271A (ja) * 1998-09-04 2000-03-21 Sanyo Electric Co Ltd 低温ショーケース
JP2001153532A (ja) * 1999-11-26 2001-06-08 Fuji Electric Co Ltd オープンショーケース

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0291498U (ja) * 1988-12-31 1990-07-19
JPH071135B2 (ja) * 1991-07-12 1995-01-11 三洋電機株式会社 冷凍装置
JPH0526544A (ja) * 1991-07-18 1993-02-02 Daikin Ind Ltd 空気調和装置の運転制御装置
JP2000081271A (ja) * 1998-09-04 2000-03-21 Sanyo Electric Co Ltd 低温ショーケース
JP2001153532A (ja) * 1999-11-26 2001-06-08 Fuji Electric Co Ltd オープンショーケース

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009121716A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Kurifu Kk エアーカーテン機能付回転式自動扉装置
JP4725860B2 (ja) * 2007-11-13 2011-07-13 クリフ株式会社 エアーカーテン機能付回転式自動扉装置
JP2017219264A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 富士電機株式会社 冷却装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2703734B2 (ja) 冷蔵庫の圧縮機の運転速度制御装置及びその制御方法
JP2001215077A (ja) 除霜制御装置と制御方法、および冷蔵庫
JPH08247561A (ja) 空気調和機
JP2007292378A (ja) 低温貯蔵庫
JP4759406B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP2010190484A (ja) 電子機器冷却装置
JP2003287336A (ja) 冷却装置の制御装置
KR100803444B1 (ko) 팬 제어 장치, 냉동 사이클 장치 및 팬 회전수 추정 방법
JPH01179882A (ja) 冷凍冷蔵庫の制御装置
JP2005009795A (ja) 空気調和機の制御方法
EP3141851B1 (en) Refrigerator with selectively activable microprocessor for an inverter compressor
JP2008082620A (ja) 冷却装置
JP2002022243A (ja) 空気調和装置
JP4094903B2 (ja) ポンプ用制御盤
JPH10148406A (ja) 冷凍機のコンデンシングユニット
JP2000081271A (ja) 低温ショーケース
JP2008249184A (ja) コンデンシングユニット
JP2001280782A (ja) オープンショーケース
JP2001286177A (ja) モータ制御装置
KR100218928B1 (ko) 공조기기 및 공조기기의 제어방법
JP2014190567A (ja) 空気調和装置の室外ユニット
JP2001298989A (ja) 自動販売機のdcファンモータ寿命判定装置
JP2002257382A (ja) 空気調和機
CN111351305B (zh) 用于冰箱的控制方法、控制装置、冰箱和存储介质
JP3188125B2 (ja) 冷却装置の運転制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060703

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061106