JPH071135B2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

Info

Publication number
JPH071135B2
JPH071135B2 JP17255891A JP17255891A JPH071135B2 JP H071135 B2 JPH071135 B2 JP H071135B2 JP 17255891 A JP17255891 A JP 17255891A JP 17255891 A JP17255891 A JP 17255891A JP H071135 B2 JPH071135 B2 JP H071135B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
refrigerant
pipe
liquid
cooling unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17255891A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04350488A (ja
Inventor
大三郎 岸本
努 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP17255891A priority Critical patent/JPH071135B2/ja
Publication of JPH04350488A publication Critical patent/JPH04350488A/ja
Publication of JPH071135B2 publication Critical patent/JPH071135B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/22Refrigeration systems for supermarkets

Landscapes

  • Defrosting Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蒸発器として作用させる
第1,第2の両熱交換器を有する冷却ユニットを複数備
えた冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人が先に出願した特願昭61−
211128号には低温ショーケース1台における運転
方法が記載されているが、この低温ショーケースを複数
台(n台)相互に並列的に連結し、1台の凝縮ユニット
(18A)にて運転するには、通常第8図に示す冷媒回
路を採用した冷凍装置となる。複数台連結した場合、各
低温ショーケース(1)の冷却ユニット(18B−1)
〜(18B−n)に高圧液冷媒を供給するための高圧液
管(25A)は、その冷却ユニット(18B−1)〜
(18B−n)の台数に見合った径となり太く長い物に
なる。
【0003】この冷凍装置における除霜方式は、この高
圧液管(25A)を用いて各冷却ユニットの第1の熱交
換器である内層用熱交換器(11)に凝縮器(20)か
らの高圧の気液混合冷媒を送り、その除霜を行う方式
で、この除霜で得られる凝縮液冷媒を第2の熱交換器で
ある外層用熱交換器(5)で蒸発気化させ、除霜時も貯
蔵室を冷却する。一方この除霜の終了は、除霜中に任意
の冷却ユニット例えば(18B−n)の内層用熱交換器
(11)から外層用熱交換器(5)へ流れる凝縮液冷媒
の温度が例えば復帰設定温度5℃以上になった場合冷却
ユニット(18B−n)への気液混合冷媒の送り込みを
止め、この冷却ユニット内の冷媒の回収をするととも
に、他の冷却ユニット(18B−1)〜(18B−4)
の除霜復帰を待つこととなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、例
えば5台以上多くは10台前後の冷却ユニット(18B
−1)〜(18B−4)を連結して運転しているため、
上述の如く太く長くなった高圧液管(25A)では気液
混合冷媒が、気液分離を起し、第8図に示す凝縮ユニッ
ト(18A)に近い冷却ユニット(18B−2)〜(1
8B−n)には除霜中、気相即ちガス冷媒が供給され、
質量が大きく除霜熱量の少ない液冷媒は凝縮ユニット
(18A)から最も遠い冷却ユニット(18B−1)に
流れ込む。そのため冷却ユニット(18B−1)の内層
用熱交換器(11)内には復帰設定値より低い液冷媒が
溜り込み即ち寝込み、容易にその温度が上昇しないた
め、他の冷却ユニット(18B−2)〜(18B−n)
より極端に除霜復帰が遅れ、先に復帰した低温ショーケ
ースの貯蔵室温度が上昇するという課題が発生した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、冷媒圧縮機、凝縮器からなる1台の凝縮ユ
ニットに対し、第1の熱交換器と、この第1の熱交換器
に並列接続された第2の熱交換器とからなる複数の冷却
ユニットを配管接続し、各冷却ユニットの第1の熱交換
器の除霜運転時には、冷媒が冷媒圧縮機−凝縮器−バイ
パス回路−第1の熱交換器−連絡管−減圧弁−第2の熱
交換器−気液分離器を通り前記冷媒圧縮機に帰還するよ
う配管接続すると共に、任意の第1の熱交換器からこの
任意の第1の熱交換器と対をなす第2の熱交換器に至る
冷媒の一部が他の冷却ユニットの第2の熱交換器に流れ
るよう均圧管にて接続してなる冷凍装置を提供する。
【0006】
【作用】実施例によれば均圧管(45)を設ける事によ
り、除霜時に任意の冷却ユニット(18B−1)の第1
の熱交換器(11)内の液冷媒が溜り込んで所謂冷媒の
寝込みが起きやすくなった場合、均圧管(45)を通し
て冷媒の一部が圧力の低い他の冷却ユニット(18B−
2)〜(18B−n)の第2の熱交換器(5)ヘ流れ、
冷却ユニット(18B−1)の液冷媒が少なくなって第
1の熱交換器(11)の温度が上昇しやすくなるととも
に、液冷媒が不足し、庫内温度が上昇しやすくなってい
た冷却ユニット(18B−n)の第2の熱交換器(5)
に冷媒が流れ蒸発気化され、冷却作用を付与できる。
【0007】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。
【0008】第2図に示す(1)は前面に商品の収納及
び取出用の開口(3)を形成した断熱壁(2)にて本体
を構成してなる開放形の低温ショーケースで、前記断熱
壁の内壁より適当間隔を存して後述する内層側に開くダ
ンパ(4A)、このダンパにて閉塞される窓(4C)を
備えた断熱性の第1区画板(4)を配設して背部区域に
位置するプレートフィン型の第2の熱交換器(5)と軸
流型の外層用送風機(6)とを配置する外層(7)と、
前記開口の上縁に沿って位置する外層用吹出口(8)
と、前記開口の下縁に沿って位置し、前記外層用吹出口
に相対向する外層用吸込口(9)とを形成し、又前記第
1区画板の内壁より適当間隔を存して金属製の第2区画
板(10)を配設して背部区域に位置し、前記第2の熱
交換器(5)よりも低位置となるプレートフィン型の第
1の熱交換器(11)と軸流型の内層用送風機(12)
とを配置する内層(13)と、前記開口の上縁で且つ外
層用吹出口(8)の内方に並設された内層用吹出口(1
4)と、前記開口の下縁で外層用吸込口(9)の内方に
並設され、前記内層用吹出口に相対向する内層用吸込口
(15)と、複数段の棚(16)を配置した貯蔵室(1
7)とを形成している。前記ダンパは熱絶縁材、例えば
樹脂からなる板状のもの或いは金属板に断熱シートを貼
着したものからなるものであり、開放時その先端が第2
区画板(10)の外壁に当接することが好ましい。前記
第2の熱交換器(5)はダンパ(4A)から見て循環空
気の流れ方向下流側に位置する様、外層(5)内に配置
されており、又第1の熱交換器(11)はダンパ(4
A)からみて循環空気の流れ方向上流側となる内層(1
3)内に配置されている。前記ダンパ(4A)は減速機
構を備えたギアモータ(M)、このギアモータの回動運
動を往復直線運動に変換する細長いアーム(A)等から
なる駆動装置によって開閉されるものである。
【0009】第3図に示す(18)は、前記低温ショー
ケース(1)を1台冷却するための冷凍装置で、冷媒圧
縮機(19)、水冷又は空冷式の凝縮器(20)、受液
器(21)、感温部(22A)を有する膨張弁等からな
る減圧弁(22)、内層用熱交換器(11)、気液分離
器(23)を高圧ガス管(24)、高圧液管(25)、
第1低圧液管(26)及び低圧ガス管(27)でもって
環状に接続する一方で、前記高圧液管(25)の途中に
入口が接続される高圧液枝管(28)、感温部(29
A)を有する膨張弁等からなる減圧弁(29)、第2低
圧液管(30)、前記低圧ガス管(27)の途中に出口
が接続される低圧ガス枝管(31)でもって第2の熱交
換器(5)が第1の熱交換器(11)に対して並列接続
されている。(32)は高圧冷媒を第1の熱交換器(1
1)に導くバイパス回路で、第1及び第2両バイパス管
(32A)(32B)からなり、第1バイパス管(32
A)の入口は前記凝縮器(20)と受液器(21)との
間の高圧液管(25)中に接続され、又出口は前記受液
器(21)と減圧弁(22)との間に高圧液管(25)
中の受液器(21)寄りに接続され、又第2バイパス管
(32B)の入口は前記第1バイパス管(32A)の出
口よりも冷媒の流れ方向下流側に位置するよう前記受液
器(21)と減圧弁(22)との間の高圧液管(25)
中に接続され、又出口は前記第1低圧液管(26)の途
中に接続されている。前記第1バイパス管(32A)の
出口と、第2バイパス管(32B)の出口とを高圧液管
(25)に接続することにより、この高圧液管の一部は
共用管路(25A)となり、バイパス回路(32)の一
部を構成することになる。この共用管路(25A)及び
低圧ガス管(27)は低温ショーケース(1)を複数台
接続した場合には、その長さが数メートル乃至数十メー
トルに及ぶ。(33)は前記第1の熱交換器(11)の
除霜運転時、この第1の熱交換器の高圧液冷媒を第2の
熱交換器(5)に導く連絡管で、その入口は前記第1の
熱交換器(11)と気液分離器(23)との間の低圧ガ
ス管(27)中に接続され、又出口は前記高圧液枝管
(28)の途中に接続されている。(34)〜(39)
は必要に応じて開閉され、循環冷媒の流路を切り替える
第1乃至第6電磁弁である。前記第1電磁弁(34)は
減圧弁(22)と、共用管路(25A)との間の高圧液
管(25)中に設けられており、第1の熱交換器(1
1)の冷却運転時及び第1、第2の両熱交換器(11)
(5)の冷却運転時には開放され、又、第1の熱交換器
(11)の除霜運転時及びポンプダウン運転時には閉塞
される。又、前記第2電磁弁(35)は連絡管(33)
の入口と、低圧ガス枝管(31)の出口との間の低圧ガ
ス管(27)中に設けられており、その開閉動作は前記
第1電磁弁(34)と同じである。又、前記第3電磁弁
(36)は第2バイパス管(32B)中に設けられてお
り、第1の熱交換器(11)の除霜運転時のみ後述する
制御器により開放される一方、第1の熱交換器(11)
の出口の冷媒温度を検知する温度スイッチ(36A)に
よって閉鎖される。又、前記第4電磁弁(37)は連絡
管(33)の出口と、減圧弁(29)との間の高圧液枝
管(28)中に設けられており、第1の熱交換器(1
1)の冷却運転時のみ以外に開放される。又、前記第5
電磁弁(38)は第1バイパス管(32A)中に設けら
れており、その開閉動作は第3電磁弁(36)と同じで
あり、第1の熱交換器(11)の除霜運転時のみ開放さ
れる。又、前記第6電磁弁(39)は受液器(21)
と、共用管路(25A)との間の高圧液管(25)中に
設けられており、その開閉動作は前記第1,第2両電磁
弁(34)(35)と同じである。(40)は前記第1
バイパス管(32A)の入口と、受液器(21)との間
の高圧液管(25)中に設けられた逆止弁で、第1の熱
交換器(11)の除霜運転時、前記受液器(21)内の
貯溜冷媒がバイパス回路(32)を流れる高圧冷媒によ
るエジェクタ効果によって第1バイパス管(32A)の
入口方向に逆流するのを阻止する。(41)は前記連絡
管(33)中に設けられた逆止弁で、第1の熱交換器
(11)及び第1,第2の両熱交換器(11)(5)の
冷却運転時、高圧液管(25)又は及び高圧液枝管(2
8)を通過中の高圧液冷媒が連絡管(33)から低圧ガ
ス管(27)に流れるのを阻止する。
【0010】前記冷凍装置(18)は上述の如く構成さ
れており、第3図乃至第6図の鎖線(18A)で示す部
分は店舗の機械室に設置される凝縮ユニット、鎖線(1
8B)で示す部分は店舗の店内に設置される冷却ユニッ
トとして分けられている関係上、第1図に示す如く低温
ショーケース(1)を複数台連結接続した場合には、両
ユニットをつなぐ共用管路(25A)及び低圧ガス管
(27)は店舗によっては数十メートルの長さになるこ
ともある。この場合、1台の凝縮ユニット(18A)に
対して相互に並列接続された複数台の冷却ユニット(1
8B−1)〜(18B−n)が接続されることになる。
前記各冷却ユニット(18B−1)〜(18B−n)の
並列接続に伴ない、この各冷却ユニットの減圧弁(2
9)と第4電磁弁(37)との間に均圧管(45)の分
岐管(45−1)〜(45−n)が対応接続される。
(42)はタイマーを内蔵した制御器で、前記第1乃至
第6電磁弁(34)〜(39)及びギアモータ(39)
を所定時間作動させるための開又は閉信号を各信号ライ
ン(a)〜(g)から送るものである。
【0011】前記低温ショーケース(1)は第1の熱交
換器(11)の除霜運転時、この第1の熱交換器を通過
した高圧冷媒及び循環空気を第2の熱交換器(5)に導
く関係から空気循環を冷媒循環よりも優先させるように
しており、このため第1の熱交換器(11)を第2の熱
交換器(5)よりも低い位置に配置している。又、第7
図に示す如く前記第1の熱交換器(11)の上部入口に
は分岐した複数の分流管(43)を介して第1低圧液管
(26)の出口が接続され、又下部出口には分岐した複
数の集合管(44)を介して低圧ガス管(27)の入口
が接続されており、第1の熱交換器(11)を通過する
冷媒は矢印の如く上部から下部に向って流れ、第1の熱
交換器(11)を通過する循環空気の流れとは逆方向と
なる。又前記第2の熱交換器(5)も第1の熱交換器
(11)と同様に上部から冷媒を導き、下部から冷媒を
排出する構成となっている。
【0012】次に各低温ショーケース(1)の運転につ
いて説明する。
【0013】いま、ダンパ(4A)は閉じており、第2
図に示すように内層(13)及び外層(7)は夫々独立
している。この時、第1,第2及び第6各電磁弁(3
4)(35)(39)が開、第3,第4及び第5各電磁
弁(36)(37)(38)が閉となっており、かゝる
状態で、冷媒圧縮機(19)を稼動させると、冷凍装置
(18)の冷媒は第3図太線で示す如く圧縮機(19)
−凝縮器(20)−受液器(21)−第6電磁弁(3
9)−第1電磁弁(34)−減圧弁(22)−蒸発器と
なる第1の熱交換器(11)−第2電磁弁(35)−気
液分離器(23)−圧縮機(19)と流れる周知の第1
のサイクルを形成し、この間凝縮ユニット(18A)の
凝縮器(20)で凝縮液化、各冷却ユニット(18B−
1)〜(18B−n)の減圧弁(22)で減圧、第1の
熱交換器(11)で蒸発気化される。この冷却運転(例
えば4時間)において、内層用送風機(12)でもっ
て、内層(13)を通過中の循環空気は、第1の熱交換
器(11)を通過中の例えば−15℃の蒸発温度の低圧
液冷媒と熱交換されて例えば−6℃の冷却空気となり、
第2図実線矢印に示す如く開口(3)に冷たいエアーカ
ーテン(CA)を形成して貯蔵室(17)の温度を−4
℃に維持する冷却を図り貯蔵品を氷温(0℃以下でしか
も細胞を生かしておける温度帯)例えば−2℃に維持す
る。この間各冷却ユニット(18B−1)〜(18B−
n)においては、第1,第2両電磁弁(34)(35)
は貯蔵室(17)の温度を検出する温度検出器によって
同時に開閉を繰り返し、貯蔵室(17)の温度を適温
(氷温)に維持する。一方、外層用送風機(6)でもっ
て外層(7)を通過中の循環空気は、第2図実線矢印の
如く開口(3)において冷たいエアーカーテン(CA)
の外側に沿って流れ、この冷たいエアーカーテンの影響
を受けて低温ショーケース(1)を包囲する外気より漸
低い温度となり、前記の冷たいエアーカーテン(CA)
と外気との接触を阻止する保護エアーカーテン(GA)
として作用する。
【0014】冷却運転の進行に伴ない第1の熱交換器
(11)への着霜が多くなると、制御器(42)からの
信号で第4電磁弁(37)が開き、第1電磁弁(34)
からの液冷媒の一部は高圧液枝管(28)に分流され
る。この分流された液冷媒は、減圧弁(29)で減圧さ
れ、蒸発器となる第2の熱交換器(5)で蒸発気化して
低圧ガス枝管(31)を通り、低圧ガス管(27)に流
れ、第1の熱交換器(11)を通過した低圧ガス冷媒と
合流し圧縮機(19)に流れる第4図太線で示す第2の
サイクルを形成する。この第2のサイクルは冷却運転終
了前、即ち冷却運転から除霜運転に切り替る直前に数十
秒乃至数分間にわたって行なわれ、この運転によって、
第1の熱交換器(11)と同様に第2の熱交換器(5)
も低温となり、外層(7)を通過中の循環空気は、第2
の熱交換器(5)を通過中の低圧液冷媒(蒸発温度は−
20℃)と熱交換され、内層(13)を循環中の冷却空
気と略同じ乃至若干高い温度(−4℃前後)に維持され
る。尚、この冷却運転においては外層用送風機(6)の
運転を停止してもよい。
【0015】この冷却運転中、制御器(42)から除霜
開始信号が出力され第1,第2及び第6各電磁弁(3
4)(35)(39)が閉まり、第3及び第5両電磁弁
(36)(38)が開き、又ダンパ(4A)が第2図鎖
線の如く開くと、各冷却ユニット(18B−1)〜(1
8B−n)は除霜運転に切り換わり、凝縮器(20)か
らの高圧冷媒、即ち高圧の気液混合冷媒は、バイパス回
路(32)−第1の熱交換器(11)−連絡管(33)
−第4電磁弁(37)−減圧弁(29)−第2の熱交換
器(5)−気液分離器(23)−圧縮機(19)と流れ
る第5図太線で示す第3のサイクルを形成する。この第
3のサイクルは例えば10分乃至20分間行なわれる第
1の熱交換器(11)の除霜運転サイクルであり、バイ
パス回路(32)からの高圧の気液混合冷媒は第1の熱
交換器(11)の上部から下部に向って流れる間、循環
空気と熱交換されて5℃程度の過冷却液となりつゝ且つ
その顕熱でもって第1の熱交換器(11)の霜を徐々に
解かした後、連絡管(33)、第4電磁弁(37)を通
って第2の熱交換器(5)に至ると共に、例えば冷却ユ
ニット(18B−1)の第1の熱交換器(11)よりも
他の冷却ユニット(18B−2)〜(18B−n)の第
1の熱交換器(11)の冷媒圧力が低い場合には、均圧
管(45)を通って冷却ユニット(18B−2)〜(1
8B−n)の第2の熱交換器(5)にその一部が流れ
る。一方、この第1の熱交換器を通過した循環空気はダ
ンパ(4A)により内層(13)における流れを中断さ
れて窓(4C)から外層(7)に流れ、第2の熱交換器
(5)を通過中の低圧冷媒と熱交換されて−4℃前後の
温度に冷却される。この冷却された循環空気は外層用吹
出口(8)から開口(3)に向けて吹き出され、冷却運
転時におけるエアーカーテン(CA)よりも若干温度の
高い0℃前後の中温エアーカーテン(MA)を形成し、
内層用吸込口(15)から内層(13)に帰還する第2
図鎖線矢印の循環を繰り返す。
【0016】除霜運転の進行に伴ない凝縮ユニット(1
8A)に1番近い冷却ユニット(18B−n)の第1の
熱交換器(11)の霜が解けると、この冷却ユニットに
設けられた温度スイッチ(36A)が例えば5℃の冷媒
温度で動作して第1,第2及び第6各電磁弁(34)
(35)(39)の閉状態が継続したまゝで、第3電磁
弁(36)が先ず閉じて第1の熱交換器(11)への冷
媒供給を停止する。次に冷却ユニット(18B−4),
(18B−3),(18B−2)〜(18B−1)の第
3電磁弁(36)が順次同様に動作し、最後に制御器
(42)からの除霜終了信号で第5電磁弁(38)が閉
じると除霜熱源となる高圧の気液混合冷媒が各冷却ユニ
ット(18B−1)〜(18B−n)に供給されなくな
り、各冷却ユニット(18B−1)〜(18B−n)の
第1の熱交換器(11)内の残留液冷媒(一部飽和ガス
を含む)を受液器(21)に回収する所謂ポンプダウン
運転となり、各第1の熱交換器(11)内の液冷媒は第
6図太線で示す如く連絡管(33)、第4電磁弁(3
7)、減圧弁(29)を通り第2の熱交換器(5)を経
て気液分離器(23)、圧縮機(19)、凝縮器(2
0)、受液器(21)と流れ、この受液器(21)に高
圧液冷媒として貯えられる。このポンプダウン運転は第
1の熱交換器(11)の除霜運転の終了に伴ない数分乃
至十数分行なわれ、この間例えば冷却ユニット(18B
−n)の第1の熱交換器(11)内の冷媒のうち飽和ガ
ス、液冷媒を順次連絡管(33)を通して直接対応する
第2の熱交換器(5)に吸引し、又一方均圧管(45)
を通して他の冷却ユニット(18B−1)の残留液冷媒
を間接的に第2の熱交換器(5)に吸引することによ
り、第1の熱交換器(11)でその一部が蒸発気化して
この蒸発潜熱でもって第1の熱交換器(11)に冷却作
用を付与できることに併わせて残留液冷媒量の多い冷却
ユニット(18B−1)の冷媒回収が早くなり、且つ液
冷媒のまゝで減圧弁(29)から又は均圧管(45)及
び減圧弁(29)から第2の熱交換器(5)に流れた冷
媒は低圧液冷媒となってこの第2の熱交換器を通過する
うちに蒸発気化してこの蒸発潜熱でもって第2の熱交換
器(5)に冷却作用を付与することになる。又、このポ
ンプダウン運転は第1の熱交換器(11)に付着した露
の水切り時間でもある。
【0017】ポンプダウン運転の終了に伴ない、第3,
第4,第5各電磁弁(36)(37)(38)が閉じる
と共に、第1,第2及び第6各電磁弁(34)(35)
(39)が開き、第3図に示す冷却運転に復帰する。
【0018】従ってかゝる運転回路によれば、凝縮ユニ
ット(18A)から配管距離的に見て遠くなる冷却ユニ
ット(18B−1)の第1の熱交換器(11)に除霜運
転に伴ないその内部に溜る液冷媒を冷却ユニット(18
B−1)の第2の熱交換器(11)に流すと共に、液冷
媒の一部を均圧管(45)を通して凝縮ユニット(18
A)から配管距離的に見て1番近く冷媒不足が生じやす
い冷却ユニット(18B−n)の第2の熱交換器(5)
に流すため、冷却ユニット(18B−1)の第1の熱交
換器(11)の液冷媒が少なくなってこの第2の熱交換
器の温度が上昇しやすくなり、他の冷却ユニット(18
B−n)と同様に冷却ユニット(18B−1)の第1の
熱交換器(11)の除霜時間を短かくできることに併わ
せて、冷却ユニット(18B−n)の第2の熱交換器
(11)への液冷媒が増え、この第2の熱交換器の蒸発
気化作用を促進して所定の冷却効果を得ることができ
る。又、均圧管(45)にて液冷媒貯溜量の多い冷却ユ
ニット(18B−1)から各冷却ユニット(18B−
3)〜(18B−n)に冷媒の一部を送る関係上、循環
冷媒が1カ所で淀む即ち寝込むことがなく冷媒圧縮機
(19)の低圧々力の上昇が図れ、除霜熱源となる高圧
の気液混合冷媒の流れを良くすることができる。
【0019】
【発明の効果】上述した本発明によれば、第1の熱交換
器の除霜運転時、均圧管の均圧作用により一つの冷却ユ
ニットの第1の熱交換器に溜った液冷媒の一部を他の冷
却ユニットの第2の熱交換器に分配するので、冷媒の寝
込みを防止して圧縮機の低圧々力を上昇させて冷媒の循
環を良好に維持できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷凍装置全体の冷媒回路図である。
【図2】冷却ユニットを備えた低温ショーケースの縦断
面図である。
【図3】冷凍装置の第1サイクルを示す冷媒回路図であ
る。
【図4】冷凍装置の第2サイクルを示す冷媒回路図であ
る。
【図5】冷凍装置の第3サイクルを示す冷媒回路図であ
る。
【図6】冷凍装置のポンプダウン運転を示す冷媒回路図
である。
【図7】第1,第2の両熱交換器を接続した全体斜視図
である。
【図8】従来の冷凍装置全体の冷媒回路図である。
【符号の説明】
5 第2の熱交換器 11 第1の熱交換器 19 冷媒圧縮機 20 凝縮器 23 気液分離器 29 減圧弁 32 バイパス回路 33 連絡管 45 均圧管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒圧縮機、凝縮器からなる1台の凝縮
    ユニットに対し、第1の熱交換器と、この第1の熱交換
    器に並列接続された第2の熱交換器とからなる複数の冷
    却ユニットを配管接続し、各冷却ユニットの第1の熱交
    換器の除霜運転時には、冷媒が冷媒圧縮機−凝縮器−バ
    イパス回路−第1の熱交換器−連絡管−減圧弁−第2の
    熱交換器−気液分離器を通り前記冷媒圧縮機に帰還する
    よう配管接続すると共に、任意の第1の熱交換器からこ
    の任意の第1の熱交換器と対をなす第2の熱交換器に至
    る冷媒の一部が他の冷却ユニットの第2の熱交換器に流
    れるよう均圧管にて接続してなる冷凍装置。
JP17255891A 1991-07-12 1991-07-12 冷凍装置 Expired - Fee Related JPH071135B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17255891A JPH071135B2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17255891A JPH071135B2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 冷凍装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62176862A Division JPH076713B2 (ja) 1987-07-15 1987-07-15 低温ショ−ケ−スの複数台運転回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04350488A JPH04350488A (ja) 1992-12-04
JPH071135B2 true JPH071135B2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=15944083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17255891A Expired - Fee Related JPH071135B2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 冷凍装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH071135B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000234841A (ja) * 1999-02-17 2000-08-29 Sanyo Electric Co Ltd オープンショーケース
JP2003287336A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Sanyo Electric Co Ltd 冷却装置の制御装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3004797B1 (fr) * 2013-04-23 2018-05-18 Axima Refrigeration France Procede de detachement de cristaux hydriques sur la surface interne d'un echangeur de chaleur sans elevation de la temperature du frigoporteur a l'entree de l'echangeur

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000234841A (ja) * 1999-02-17 2000-08-29 Sanyo Electric Co Ltd オープンショーケース
JP2003287336A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Sanyo Electric Co Ltd 冷却装置の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04350488A (ja) 1992-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5934257B2 (ja) フラッシュ(flash)除霜システム
US10627143B2 (en) Refrigerator
JPH0799297B2 (ja) 空気調和機
CN101413748A (zh) 整机展示柜系统
JP2011080733A (ja) 空気調和機
JP4123257B2 (ja) 冷凍装置
JP2002188873A (ja) 空気調和機の冷凍装置
CN113623917A (zh) 冰箱
JP2007100987A (ja) 冷凍システム
JPH071135B2 (ja) 冷凍装置
JP4660334B2 (ja) 冷凍システム
JP2547703B2 (ja) 冷凍装置
KR102295155B1 (ko) 냉장고
KR20190122426A (ko) 저온 저장고의 냉각 시스템
KR20190026288A (ko) 냉동기 토출 가스에 의한 응축 폐열 회수를 이용한 냉동 시스템
JPH076713B2 (ja) 低温ショ−ケ−スの複数台運転回路
JP3781340B2 (ja) 蓄熱式冷凍空調装置
JP4618313B2 (ja) 冷凍装置
JP3430160B2 (ja) 冷蔵庫
KR20190126553A (ko) 저온 저장고의 냉각 시스템
JPH0663692B2 (ja) 低温ショーケース
KR20080103859A (ko) 냉장고 및 그 운전 방법
JP2008175528A5 (ja)
JPH11142044A (ja) マルチ冷蔵庫
JPH0721377B2 (ja) 冷凍装置の運転方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees