JP2547703B2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2547703B2
JP2547703B2 JP5173124A JP17312493A JP2547703B2 JP 2547703 B2 JP2547703 B2 JP 2547703B2 JP 5173124 A JP5173124 A JP 5173124A JP 17312493 A JP17312493 A JP 17312493A JP 2547703 B2 JP2547703 B2 JP 2547703B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低温ショーケース、冷蔵
庫、空気調和機に使用される冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭57−67771号公報(F25
D21/06)には、ケース本体の外箱と内箱との間に
各独立形成した内外2層のインナダクトおよびアムタダ
クトにそれぞれ蒸発器およびファンを収設し、かつ前記
両蒸発器を減圧素子とともに直列にして凝縮ユニットへ
接続するとともに、凝縮ユニットから見て冷凍サイクル
の上流側蒸発器の減圧素子および下流側蒸発器にそれぞ
れバイパス弁付きのバイパス回路を並列接続して成り、
前記各バイパス弁を交互に切換えることにより、上流側
蒸発器の冷却運転時に下流側蒸発器をオフサイクル除霜
し、下流側蒸発器の冷却運転時には上流側蒸発器を液冷
媒の顕熱で除霜するようにしたことを特徴とする冷蔵シ
ョーケースが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の複数の蒸発
器を備えた冷凍装置では、一方の蒸発器の除霜運転をし
ていても、他方の蒸発器で冷却運転をするので、庫内の
冷却運転を停止しないですむメリットがある。また、1
台のみの蒸発器で冷却を行う冷凍装置では、除霜運転の
時に、どうしても多量の残留液が圧縮機に戻り、所謂液
バックで圧縮機が破損する恐れがあるのに対し、上記従
来の複数の蒸発器を備えた冷凍装置では、圧縮機からみ
て上流側の蒸発器を除霜運転し、下流側の蒸発器を冷却
運転する場合、圧縮機からの高圧の液冷媒が、上流側の
蒸発器の霜を取りながら上流側の蒸発器を通過し、その
後、膨張弁のところで低圧にされた液冷媒が、下流側の
蒸発器を通過すると、低圧のガスとなって、圧縮機へと
流れていくので、所謂液バックの心配はないのである。
しかしながら、上記従来の複数の蒸発器を備えた冷凍装
置では 液バックの心配はないものの、新しい問題が生
じたのである。すなわち、複数の蒸発器を備えた冷凍装
置においては、圧縮機からみて上流側の蒸発器を除霜す
る場合、上流側の蒸発器の除霜運転を開始した当初は、
圧縮機から上流の蒸発器にホットガスを送っても、上流
側の蒸発器は相当冷えているので、ホットガスは十分に
ガス化されず、その結果、下流側の蒸発器から出てくる
ガスが、外気の圧力より低い低圧のガスであって、低圧
のガスをそのまま放置すると、圧縮機には低圧のガスが
流れ込んでしまうのである。その結果、通常、圧縮機
は、外気圧等の所定の圧力より低い圧力ガスが流れ込も
うとすると、自動的に圧縮機の運転を停止してしまうの
である。すると、冷却運転と除霜運転ができなくなって
しまうとの問題が生じてしまうのである。
【0004】そこで、本発明は、複数の蒸発器を有する
冷凍装置であっても、除霜運転時に、圧縮機に所定の低
圧のガスが流れ込まないようにし、圧縮機の連続運転を
図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために、冷媒圧縮機と凝縮機と減圧弁と並列接続
された複数の蒸発器とを有し、前記冷媒圧縮機と前記凝
縮器とを高圧ガス管で、前記凝縮器と前記減圧弁とを高
圧液管で、前記減圧弁と前記複数の蒸発器とを低圧液管
で、前記並列接続された複数の蒸発器と前記冷媒圧縮機
とを低圧ガス管でそれぞれつないで冷却運転が行える冷
凍回路を形成し、この冷却運転によって前記複数の蒸発
器の一方の蒸発器に霜が付着した場合、前記複数の蒸発
器の他方の蒸発器を冷却運転しながら、前記高圧液管内
の冷媒を前記一方の蒸発器へ導く除霜運転を行なう冷凍
装置において、前記高圧ガス管と低圧ガス管とを容量調
整回路で接続すると共に、前記容量調整回路には、前記
除霜運転時に前記低圧ガス管内の冷媒の圧力によって開
閉度が調整されこの圧力の低下時に前記高圧ガス管内の
ホットガスの一部を前記低圧ガス管を介して冷媒圧縮機
に導くための容量調整弁を備える様にしたものである。
【0006】
【作用】蒸発器の除霜運転の開始時等において、低圧ガ
ス管内の冷媒の圧力が低下した時には、その圧力低下に
応じて自動的に容量調整弁の開閉度が調整され高圧ガス
管内のホットガスの一部を容量調整回路を介して低圧ガ
ス管に導き、低圧ガス管の冷媒圧力を上昇させて、所定
の圧力以上に維持させる所謂低圧補償を付与する作用を
するのである。
【0007】
【実施例】図9に示す1は前面に商品の収納及び取出用
の開口3を形成した断熱壁2にて本体を構成してなる開
放形の低温ショーケースで、前記断熱壁の内壁より適当
間隔を存して後述する内層側に開く第1ダンパ4A、後
述する外層側に開く第2ダンパ4B及びこの両ダンパに
は夫々閉塞される第1及び第2両窓4C,4Dを備えた
断熱性の第1区画板4を配設してプレートフィン型の外
層用蒸発器5と軸流型の外層用送風機6とを配置する外
層7と、前記開口の上縁に沿って位置する外層用吹出口
8と、前記開口の下縁に沿って位置し、前記外層用吹出
口に相対向する外層用吸込口9とを形成し、又前記第1
区画板の内壁より適当間隔を存して金属製の第2区画板
10を配設してプレートフィン型の内層用蒸発器11と
軸流型の内層用送風機12とを配置する内層13と、前
記開口の上縁で且つ外層用吹出口8の内方に並設された
内層用吹出口14と、前記開口の下縁で外層用吸込口9
の内方に並設され、前記内層用吹出口に相対向する内層
用吸込口15と、複数段の棚16を配置した貯蔵室17
とを形成している。前記第1、第2両ダンパは熱絶縁
材、例えば樹脂からなる板状のものであり、第1ダンパ
4Aは第2ダンパ4Bから見て循環空気の流れ方向上流
側に設けられており、開放時その先端が第2区画板10
の外壁に当接することが好ましく、又第2ダンパ4Bは
開放時その先端が断熱壁2の内壁に当接乃至近接するこ
とが好ましい。前記外層用蒸発器は第1、第2両ダンパ
4A,4B間に位置する様、外層5内に配置されてお
り、又内層用蒸発器11は第1ダンパ4Aからみて循環
空気の流れ方向上流側となる位置に配置されている。
尚、前記第1、第2両ダンパはギヤモータ、シリンダー
等を利用した1個の駆動装置Mによって双方同時に開閉
されるものである。
【0008】図1に示す18は、前記低温ショーケース
を冷却するための冷凍装置で、冷媒圧縮機19、空冷式
の熱交換器20、受液器21、感温部22Aを備えた膨
張弁等の減圧弁22、内層用蒸発器11、気液分離器2
3を高圧ガス管24、高圧液管25、低圧液管26及び
低圧ガス管27でもって環状に接続して閉回路を構成し
ている。28は減圧弁22に並列接続された逆止弁、2
9は受液器21と減圧弁22との間の高圧液管25に配
置された第1電磁弁、30は内層用蒸発器11と気液分
離器23との間の低圧ガス管27に配置された第2電磁
弁、31は一端を前記受液器と第1電磁弁29との間、
他端を前記内層用蒸発器と第2電磁弁30との間に接続
され、内層用蒸発器11の除霜時開放される第3電磁弁
32付バイパス回路である。又、前記外層用蒸発器5
は、内層用蒸発器11に対し並列に配され、高圧液枝管
33、低圧液枝管34及び低圧ガス枝管35によって高
圧液管25と、低圧液管27とに接続されている。36
は高圧液枝管33に配置された電動弁で、該弁は液冷媒
を減圧する減圧機能と、液冷媒を外層用蒸発器5に対し
て供給及び停止する開閉機能とを備えている。37は前
記電動弁に対して並列接続された第4電磁弁で、後述す
るポンプダウン運転時に開放される。38は一端を高圧
ガス管24に、他端を低圧ガス管27に接続された容量
調整回路で、除霜運転時及びポンプダウン運転時に開放
される第5電磁弁39と、低圧ガス管27内の冷媒圧力
によって自動的に開閉されてその開閉度が調整される容
量調整弁40とを具備している。
【0009】上述した図1の冷凍装置18は低温ショー
ケース1を1台又は2台に適応させた実施例で、水冷式
の凝縮器20を使用した場合には図2に示す実施例とな
る。この場合、ホットガスが熱交換される水の温度は、
外気の温度程に四季を通じて変化しないので、受液器2
1を削除することができる。図3は3台以上の低温ショ
ーケース1に空冷式の冷凍装置18を使用した実施例を
示し、この場合、高圧液管25に冷却運転時に開、除霜
運転時及びポンプダウン運転時に閉となる第6電磁弁4
1を設けると共に、この第6電磁弁41と各第1電磁弁
29との間の高圧液管25に一端を、前記高圧ガス管2
4に他端を接続され、除霜運転時に開となる第7電磁弁
42を備えたホットガス管43を設けている。
【0010】図4は3台以上の低温ショーケース1に水
冷式の冷凍装置18を使用した実施例を示す。この場合
も図3と同様に受液器21は削除される。尚、低温ショ
ーケース1を複数台並列して冷却、除霜、ポンプダウン
各運転を行なう場合には、各低温ショーケース1の各運
転を同期させて行なうことが、循環気流の関係から好ま
しい。
【0011】次に低温ショーケース1の運転を図1に示
した冷凍装置18に基づいて説明する。いま、第1ダン
パ4A、第2ダンパ4Bは図9実線の如く閉じており、
内層13及び外層7は夫々独立している。この時、第
1、第2両電磁弁29,30が開、第3、第4、第5各
電磁弁32,37,39及び電動弁36が閉となってお
り、かゝる状態で、冷媒圧縮機19を稼動させると、冷
媒は図5の矢印で示す如く圧縮機19―凝縮器20―受
液器21―電磁弁29―減圧弁22―内層用蒸発器11
―電磁弁30―気液分離器23―圧縮機19と流れる周
知の第1のサイクルを形成し、この間凝縮器20で凝縮
液化、減圧弁22で減圧、内層用蒸発器で蒸発気化され
る。この冷却運転(例えば4時間)において、内層用送
風機12でもって、内層13を通過中の循環空気は、内
層用蒸発器11を通過中の低圧液冷媒(例えば−10℃
の蒸発温度)と熱交換されて−4℃の冷却空気となり、
図9の矢印に示す如く開口3に冷たいエアーカーテン
(CA)を形成して貯蔵室17の温度が−2℃に維持さ
れる冷却を図る。この間第1、第2両電磁弁29,30
は貯蔵室17の温度検出器によって同時に開閉を繰り返
し、貯蔵室17の温度を適温に維持する。一方、外層用
送風機6でもって外層7を通過中の循環空気は、図9の
矢印の如く開口3において冷たいエアーカーテン(C
A)の外側に沿って流れ、この冷たいエアーカーテンの
影響を受けて低温ショーケース1を包囲する外気より漸
低い温度となり、前記の冷たいエアーカーテン(CA)
と外気との接触を阻止する保護エアーカーテン(GA)
として作用する。
【0012】冷却運転の進行に伴ない内層用蒸発器11
への着霜が多くなると、電動弁36が開き、第1電磁弁
29からの液冷媒の1部は高圧液枝管33に分流され
る。この分流された液冷媒は、電動弁36で減圧され、
外層用蒸発器5で蒸発気化して低圧ガス枝管35を通
り、低圧ガス管27に流れ、内層用蒸発器11を通過し
た低圧ガス冷媒と合流し圧縮機19に流れる図6の矢印
で示す第2のサイクルを形成する。この第2のサイクル
は冷却運転終了前、即ち冷却運転から除霜運転に切り替
る直前に数十秒乃至数分間にわたって行なわれ、この運
転によって、内層用蒸発器11と同様に外層用蒸発器5
も低温となり、外層7を通過中の循環空気は、外層用蒸
発器5を通過中の低圧液冷媒(例えば−17℃の蒸発温
度)と熱交換され、内層13を循環中の冷却空気と略同
じ乃至は若干高い例えば−2℃の温度に維持される。
尚、この冷却運転においては外層用送風機6の運転を停
止してもよい。
【0013】この冷却運転中、除霜開始信号が出力され
第1、第2両電磁弁29,30が閉まり、第3及び第5
両電磁弁32,39が開き、又第1、第2両ダンパ4
A,4Bが図9の鎖線の如く開くと、除霜運転に切り換
わり、受液器21からの液冷媒は、バイパス管31―内
層用蒸発器11―逆止弁28―電動弁36―外層用蒸発
器5―気液分離器23―圧縮機19と流れ、又、一方冷
媒圧縮機19から吐出されるホットガスの一部は容量調
整回路38から低圧ガス管27に流れる図1の矢印で示
す第3のサイクルを形成する。この第3のサイクルは例
えば10分乃至20分間行なわれる内層用蒸発器11の
除霜運転サイクルであり、バイパス管31からの液冷媒
は内層用蒸発器11で熱交換されて過冷却液となりつつ
且つその顕熱でもって内層用蒸発器11の霜を徐々に解
かす。又、この除霜サイクルにおいて、低圧ガス管27
中の冷媒圧力が所定圧力より低下した場合には、容量調
整弁40が開き、ホットガスを低圧ガス管27に導いて
低圧圧力を所定圧力に上昇させて低圧補償を行なうと共
に低圧冷媒に含まれている液相をホットガスの顕熱でも
って蒸発させる。一方、この内層用蒸発器を通過した循
環空気は第1ダンパ4Aにより内層13における流れを
中断されて第1窓4Cから外層7に流れ、外層用蒸発器
5を通過中の低圧液冷媒と熱交換されて冷却される。こ
の冷却された循環空気は第2ダンパ4Bにより指向さ
れ、第2窓4Dから内層13に帰還し、内層用吹出口1
4から開口3に向けて吹き出され、冷却運転時と同様に
冷たいエアーカーテン(CA)を形成し、内層用吸込口
15から内層13に帰還する図9鎖線矢印の循環を繰り
返す。
【0014】除霜運転の進行に伴ない内層用蒸発器11
の霜が解けると、第1、第2両電磁弁29,30の閉状
態が継続したまゝで、第3電磁弁32が閉じると共に、
第4電磁弁37が開くと、内層用蒸発器11に液冷媒が
供給されなくなり、内層用蒸発器11内の残留液冷媒
(1部飽和ガスを含む)を受液器21に回収する所謂ポ
ンプダウン運転となり、内層用蒸発器11内の液冷媒は
図7の矢印で示す如く逆止弁28―第4電磁弁37―外
層用蒸発器5―気液分離器23―圧縮機19―凝縮器2
0―受液器21と流れ、この受液器21に高圧液冷媒と
して貯えられる。一方、低圧ガス管27中の冷媒圧力が
低い場合には、除霜運転と同様に容量調整弁40が開
き、低圧々力を所定圧力に上昇させると共に、気液混合
冷媒中の液相をホットガスでもって蒸発させて液バック
を防止する。このポンプダウン運転は内層用蒸発器11
の除霜運転の終了に伴ない数分乃至十数分行なわれ、こ
の間内層用蒸発器11内の冷媒のうち飽和ガス、液冷媒
と順次外層用蒸発器5に吸引されることにより、内層用
蒸発器11でその1部が蒸発気化してこの蒸発潜熱でも
って内層用蒸発器11に冷却作用を付与し、且つ液冷媒
のまゝで外層用蒸発器5で流れた冷媒はこの外層用蒸発
器を通過するうちに蒸発気化してこの蒸発潜熱でもって
外層用蒸発器5に冷却作用を付与することになる。又、
このポンプダウン運転は内層用蒸発器11に付着した露
の水切り時間でもある。ポンプダウン運転の終了に伴な
い、第4、第5両電磁弁37,39が閉じると共に、第
1、第2両電磁弁29,30が開き、図5に示す冷却運
転に復帰する。
【0015】尚、上記第1、第2、第3の各サイクル、
即ち内層用蒸発器11のみの冷却運転、内層用、外層用
両蒸発器11,5の両冷却運転、内層用蒸発器11の除
霜運転{外層用蒸発器5は冷却運転}及びポンプダウン
運転の4つの運転モードA,B,C,Dは図2乃至図4
で示した冷凍装置18でも同様に行なえる。上記4つの
運転モードは図8に示すタイムチャートで表わすことが
できる。
【0016】従ってかゝる冷凍装置18によれば、除霜
運転時及びポンプダウン運転時には容量調整回路38の
電磁弁39を開けているので、低圧ガス管27を通過中
の低圧ガス冷媒或いは低圧気液混合冷媒等の低圧冷媒の
圧力が所定圧力よりも低下したときには、容量調整弁4
0を低圧冷媒の圧力損失により開放して高圧ガス管24
からホットガスの1部を容量調整回路38を通して低圧
ガス管27に導くことができ、この結果、ホットガスに
より低圧ガス管27から冷媒圧縮機19に復帰する低圧
冷媒を所定圧力迄高めて冷媒圧縮機19の運転を良好な
状態に維持できると共に、低圧冷媒中に液相がある場合
には、蒸発させて気相とするので冷媒圧縮機19への液
バックを防止できる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、除霜
運転時において、冷媒圧縮機につながる低圧ガス管内の
冷媒の圧力が低下したときには、この圧力低下に伴ない
自動的に容量調整弁が開かれ、容量調整回路を通して高
圧ガス管のホットガスの一部を低圧ガス管に導き、低圧
圧力を所定圧力まで上昇させる低圧補償が行なえる。し
たがって、除霜運転時にこの低圧圧力の低下が起因する
冷媒圧縮機の停止を回避し、圧縮機の運転を継続するこ
とができるとの効果を奏するのである。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す空冷式の冷凍装置の除
霜サイクル図である。
【図2】図1に示した冷凍装置を水冷式に変更した場合
の要部回路図である。
【図3】図1に示した冷凍装置を多系統にした場合の要
部回路図である。
【図4】図3に示した冷凍装置を水冷式に変更した場合
の要部回路図である。
【図5】図1に示した冷凍装置における1エバ冷却サイ
クル図である。
【図6】図1に示した冷凍装置における2エバ冷却サイ
クル図である。
【図7】図1に示した冷凍装置におけるポンプダウン運
転時のサイクル図である。
【図8】図1に示した冷凍装置の各運転を示すタイムチ
ャートである。
【図9】図1に示した冷凍装置を組込んだ低温ショーケ
ースの縦断面図である。
【符号の説明】
5 蒸発器 19 冷媒圧縮機 20 凝縮器 22 減圧弁 24 高圧ガス管 25 高圧液管 26 低圧液管 27 低圧ガス管 38 容量調整回路 40 容量調整弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒圧縮機と凝縮機と減圧弁と並列接続
    された複数の蒸発器とを有し、前記冷媒圧縮機と前記凝
    縮器とを高圧ガス管で、前記凝縮器と前記減圧弁とを高
    圧液管で、前記減圧弁と前記複数の蒸発器とを低圧液管
    で、前記並列接続された複数の蒸発器と前記冷媒圧縮機
    とを低圧ガス管でそれぞれつないで冷却運転が行える冷
    凍回路を形成し、この冷却運転によって前記複数の蒸発
    器の一方の蒸発器に霜が付着した場合、前記複数の蒸発
    器の他方の蒸発器を冷却運転しながら、前記高圧液管内
    の冷媒を前記一方の蒸発器へ導く除霜運転を行なう冷凍
    装置において、前記高圧ガス管と低圧ガス管とを容量調
    整回路で接続すると共に、前記容量調整回路には、前記
    除霜運転時に前記低圧ガス管内の冷媒の圧力によって開
    閉度が調整されこの圧力の低下時に前記高圧ガス管内の
    ホットガスの一部を前記低圧ガス管を介して冷媒圧縮機
    に導くための容量調整弁を備えたことを特徴とする冷凍
    装置。
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