JPH0663692B2 - 低温ショーケース - Google Patents

低温ショーケース

Info

Publication number
JPH0663692B2
JPH0663692B2 JP61211128A JP21112886A JPH0663692B2 JP H0663692 B2 JPH0663692 B2 JP H0663692B2 JP 61211128 A JP61211128 A JP 61211128A JP 21112886 A JP21112886 A JP 21112886A JP H0663692 B2 JPH0663692 B2 JP H0663692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
pipe
refrigerant
inner layer
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61211128A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6365273A (ja
Inventor
敬 滝沢
努 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP61211128A priority Critical patent/JPH0663692B2/ja
Publication of JPS6365273A publication Critical patent/JPS6365273A/ja
Publication of JPH0663692B2 publication Critical patent/JPH0663692B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Defrosting Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は内層、外層に夫々熱交換器と送風機とを配置し
た2重エアーカーテン式の低温ショーケースに関する。
(ロ)従来の技術 特開昭57−67771号公報(F25D 21/06)には、ケース
本体の外箱と内箱との間に各独立形成した内外2層のイ
ンナダクトおよびアウタダクトにそれぞれ蒸発器および
ファンを収設し、かつ前記両熱蒸発器を減圧素子ととも
に直列にして凝縮ユニットへ接続するとともに、凝縮ユ
ニットから見て冷凍サイクルの上流側蒸発器の減圧素子
および下流側蒸発器にそれぞれバイパス弁付きのバイパ
ス回路を並列接続して成り、前記各バイパス弁を交互に
切換えることにより、上流側蒸発器の冷却運転時に下流
側蒸発器をオフサイクル除霜し、下流側蒸発器の冷却運
転時には上流側蒸発器を液冷媒の顕熱で除霜するように
し、且つ冷却、除霜運転時共に、上流側蒸発器及び下流
側蒸発器の下部から冷媒を導くようにしたことを特徴と
する冷蔵ショーケースが開示されている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 上記従来の技術によれば、上流側、下流側両蒸発器は多
数枚の板状フィンと、この各フィンに夫々直交し上下方
向複数列に分けられた多数本の冷媒管となるブレートフ
ィン型をなすもので、低圧液管からの冷媒を分流管によ
って各列の冷媒管に分流される構成であるために、両蒸
発器の下部から各列の冷媒管に分流された冷媒は常に下
方から上方に押し上げられることになり、特に上流側蒸
発器においては除霜運転時、各列の冷媒管内の下部に液
冷媒が溜りやすく、しかも各列の冷媒管内の液冷媒の貯
溜量の差によって液冷媒の流れやすい冷媒管と流れにく
い冷媒管とができてくるために、除霜熱源となる冷媒が
流れにくい冷媒管及びその周辺の霜が解けにくゝ除霜む
らが生じる問題点がある。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために、内層(13)及び
外層(7)の夫々に熱交換器(11)(5)と送風機(1
2)(6)とを配置すると共に、上下方向に複数の流路
を備えた内層用熱交換器(1)を外層用熱交換器(5)
よりも低位置とした2重エアーカーテン式低温ショーケ
ース(1)において、前記量熱交換器(11)(5)を相
互に並列接続すると共に、この両熱交換器の上部入口に
夫々対応する第1,第2両低圧液管(26)(30)の出口を
接続する一方、両熱交換器(11)(5)の下部出口に夫
々対応する低圧ガス管(27)、低圧ガス枝管(31)を接
続して両熱交換器(11)(5)の冷却運転時には減圧液
冷媒を両熱交換器(11)(5)の上部から下部に向けて
流すように、又、内層用熱交換器(11)に高圧冷媒を導
くバイパス回路(32)の入口を高圧ガス管(24)乃至は
高圧液管(25)の途中に、出口を前記第1低圧液管(2
6)の途中に接続すると共に、前記内層用熱交換器(1
1)を通過した高圧冷媒を外層用熱交換器(5)に導く
連絡管(33)の入口を前記低圧ガス管(27)の途中に、
出口を第2低圧液管(30)に接続される高圧液枝管(2
8)の途中に接続して内層用熱交換器(11)の除霜運
転、外層用熱交換器(5)の冷却運転時には高圧冷媒を
内層用熱交換器(11)の上部から下部に向けて流すよう
にすると共に、低圧液冷媒を外層用熱交換器(5)の上
部から下部に流すようにし、さらに、内層用熱交換器
(11)の残留液冷媒の回収時には内層用熱交換器(11)
の下部出口を前記連絡管(33)、高圧液枝管(28)、減
圧弁(29)及び第2低圧液管(30)を介して外層用熱交
換器(5)の上部に接続し、外層用熱交換器(5)の下
部出口を低圧ガス枝管(31)に接続し、前記残留液冷媒
を内層用熱交換器(11)の下部から前記連絡管(33)、
高圧液枝管(28)、減圧弁(29)及び第2低圧液管(3
0)を介して外層用熱交換器(5)の上部に接続し、蒸
発冷媒を外層用熱交換器(5)の下部から低圧ガス枝管
(31)に流すようにしてなる低温ショーケース(1)を
提供する。
(ホ)作用 実施例によれば、内層用熱交換器(11)の除室運転と外
層用熱交換器(5)の冷却運転とを同時に行なった場合
には、バイパス回路(32)からの高圧冷媒は内層用熱交
換器(11)の冷却運転時と同様にその上部から下部に向
って蛇行状に流れるために、各列の冷媒管における高圧
冷媒の流れが均等で且つスムースになり、除霜熱源とな
る高圧冷媒による内層用熱交換器(11)の除霜が促進さ
れる一方で、内層用熱交換器(11)の下部の高圧液冷媒
は連絡管(33)から高圧液枝管(28)、減圧弁(29)、
第2低圧液管(30)を通り減圧液冷媒として外層用熱交
換器(5)に送られるために、外層用熱交換器(5)に
おける蒸発気化作用も促進され、外層用熱交換器(5)
の冷却運転も良好となる。又、内層用熱交換器(11)の
除霜運転終了に伴ない、その下部に溜った液冷媒はポン
プダウン運転に伴ない液冷媒のまゝ連絡管(33)、高圧
液枝管(28)、減圧弁(29)、第2低圧液管(30)を通
り減圧液冷媒として外層用熱交換器(5)に至り、蒸発
気化されて低圧ガス枝管(31)から回収されることにな
るので、ポンプダウン運転が短かくなる。
(ヘ)実施例 以下図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
第2図に示す(1)は前面に商品の収納及び取出用の開
口(3)を形成した断熱壁(2)にて本体を構成してな
る開放形の低温ショーケースで、前記断熱壁の内壁より
適当間隔を存して後述する内層側に開く第1ダンパ(4
A)、後述する外層側に開く第2ダンパ(4B)及びこの
両ダンパにて夫々閉塞される第1及び第2両窓(4C)
(4D)を備えた断熱性の第1区画板(4)を配設して背
部区域に位置するプレートフィン型の外層用熱交換器
(5)と軸流型の外層用送風機(6)とを配置する外層
(7)と、前記開口の上縁に沿って位置する外層用吹出
口(8)と、前記開口の下縁に沿って位置し、前記外層
用吹出口に相対向する外層用吹出口(9)とを形成し、
又前記第1区画板の内壁より適当間隔を存して金属製の
第2区画板(10)を配設して背部区域に位置し、前記外
層用熱交換器(5)よりも低位置となるプレートフィン
型の内層用熱交換器(11)と軸流型の内層用送風機(1
2)とを配置する内層(13)と、前記開口の上縁で且つ
外層用吹出口(8)の内方に並設された内層用吹出口
(14)と、前記開口の下縁で外層用吹込口(9)の内方
に並設され、前記内層用吹出口に相対向する内層用吹込
口(15)と、複数段の棚(16)を配置した貯蔵室(17)
とを形成している。前記第1,第2両ダンパは熱絶縁材、
例えば樹脂からなる板状のものであり、第1ダンパ(4
A)は第2ダンパ(4B)から見て循環空気の流れ方向上
流側に設けられており、開放時その先端が第2区画板
(10)の外壁に当接することが好ましく、又第2ダンパ
(4B)は開放時その先端が断熱壁(2)の内壁に当接乃
至近接することが好ましい。前記外層用熱交換器は第1,
第2両ダンパ(4A)(4B)間に位置する様、外層(5)
内に配置されており、又内層用熱交換器(11)は第1ダ
ンパ(4A)からみて循環空気の流れ方向上流側となる位
置に配置されている。前記第1,第2両ダンパ(4A)(4
B)は減速機構を備えたギアモータ(M)、このギアモ
ータの回動運動を往復直線運動に変換する細長いアーム
(A)等からなる駆動装置によって開閉されるものであ
る。尚、低温ショーケース(1)の他の実施例として第
7図に示す如く第1ダンパ(4A)、第1窓(4C)のみを
設けた構成を採用してもよい。
第3図に示す(18)は、前記低温ショーケースを冷却す
るための冷凍装置で、冷媒圧縮機(19)、水冷又は空冷
式の凝縮器(20)、受液器(21)、感温部(22A)を有
する膨張弁等からなる減圧弁(22)、内層用熱交換器
(11)、気液分離器(23)を高圧ガス管(24)、高圧液
管(25)、第1低圧液管(26)及び低圧ガス管(27)で
もって環状に接続する一方で、前記高圧液管(25)の途
中に入口が接続される高圧液枝管(28)、感温部(29
A)を有する膨張弁等からなる減圧弁(29)、第2低圧
液管(30)、前記低圧ガス管(27)の途中に出口が接続
される低圧ガス枝管(31)でもって外層用熱交換器
(5)を内層用熱交換器(11)に対して並列接続してい
る。(32)は高圧冷媒を内層用熱交換器(11)に導くバ
イパス回路で、第1及び第2両バイパス管(32A)(32
B)からなり、第1バイパス管(32A)の入口は前記凝縮
器(20)と受液器(21)との間の高圧液管(25)中に接
続され、又出口は前記受液器(21)と減圧弁(22)との
間の高圧液管(25)中の受液器(21)寄りに接続され、
又第2バイパス管(32B)の入口は前記第1バイパス管
(32A)の出口よりも冷媒の流れ方向下流側に位置する
よう前記受液器(21)と減圧弁(22)との間の高圧液管
(25)中に接続され、又出口は前記第1低圧液管(26)
の途中に接続されている。前記第1バイパス管(32A)
の出口と、第2バイパス管(32B)の出口とを高圧液管
(25)に接続することにより、この高圧液管の一部は共
用管路(25A)となり、バイパス回路(32)の一部を構
成することになる。この共用管路(25A)は数メートル
乃至数十メートルに及ぶ。(33)は前記内層用熱交換器
(11)の除霜運転時、この内層用熱交換器の高圧液冷媒
を外層用熱交換器(5)に導く連絡管で、その入口は前
記内層用熱交換器(11)と気液分離器(23)との間の低
圧ガス管(27)中に接続され、又出口は前記高圧液枝管
(28)の途中に接続されている。(34)〜(39)は必要
に応じて開閉され、循環冷媒の流路を切り替える第1乃
至第6電磁弁である。前記第1電磁弁(34)は減圧弁
(22)と、共用管(25A)との間の高圧液管(25)中に
設けられており、内層用熱交換器(11)の冷却運転時及
び内層用、外層用両熱交換器(11)(5)の冷却運転時
には開放され、又、内層用熱交換器(11)の除霜運転時
及びポンプダウン運転時には閉塞される。又、前記第2
電磁弁(35)は連絡管(33)の入口と、低圧ガス枝管
(31)の出口との間の低圧ガス管(27)中に設けられて
おり、その開閉動作は前記第1電磁弁(34)と同じであ
る。又、前記第3電磁弁(35)は第2バイパス管(38
B)中に設けられており、内層用熱交換器(11)の除霜
運転時のみ開放される。又、前記第4電磁弁(37)は連
絡管(33)の出口と、減圧弁(29)との間の高圧液枝管
(28)中に設けられており、内層用熱交換器(11)の冷
却運転時以外に開放される。又、前記第5電磁弁(38)
は第1バイパス管(32A)中に設けられており、その開
閉動作は第3電磁弁(36)と同じであり、内層用熱交換
器(11)の除霜運転時のみ開放される。又、前記第6電
磁弁(39)は受液器(21)と、共用管路(25A)との間
の高圧液管(25)中に設けられており、その開閉動作は
前記第1,第2両電磁弁(34)(35)と同じである。(4
0)は前記第1バイパス管(32A)の入口と、受液器(2
1)との間の高圧液管(25)中に設けられた逆止弁で、
内層用熱交換器(11)の除霜運転時、前記受液器(21)
内の貯溜冷媒がバイパス回路(32)を流れる高圧冷媒に
よるエジェクタ効果によって第1バイパス管(32A)の
入口方向に逆流するのを阻止する。(41)は前記連絡管
(33)中に設けられた逆止弁で、内層用熱交換器(11)
及び内層用、外層用両熱交換器(11)(5)の冷却運転
時、高圧液管(25)又は及び高圧液枝管(28)を通過中
の高圧液冷媒が連絡管(33)から低圧ガス管(27)に流
れるのを阻止する。
前記冷凍装置(18)は上述の如く構成されており、第3
図乃至第6図の鎖線(18A)で示す部分は店舗の機械室
に設置される凝縮ユニット、鎖線(18B)で示す部分は
店舗の店内に設置される冷却ユニットとして分けられて
いる関係上、両ユニットをつなぐ共用管路(25A)は店
舗によって数十メートルの長さになることもある。(4
2)はタイマーを内蔵した制御器で、前記第1乃至第6
電磁弁(34)〜(39)及びギアモータ(39)を所定時間
作動させるための開又は閉信号を各信号ライン(a)〜
(g)から送るものである。
前記低温ショーケース(1)は内層用熱交換器(11)除
霜運転時、この内層用熱交換器を通過した高圧冷媒及び
循環空気を外層用熱交換器(5)に導く関係から空気循
環を冷媒循環よりも優先させるようにしており、このた
め内層用熱交換器(11)を外層用熱交換器(5)よりも
低い位置に配置している。又、第1図に示す如く前記内
層用熱交換器(11)の上部入口には分岐した複数の分流
管(43)を介して第1低圧液管(26)の出口が接続さ
れ、又下部出口には分岐した複数の集合管(44)を介し
て低圧ガス管(27)の入口が接続されており、内層用熱
交換器(11)を通過する冷媒は矢印の如く上部から下部
に向って流れ、内層用熱交換器(11)を通過する循環空
気の流れとは逆方向となる。
尚、外層用熱交換器(5)も内層用熱交換器(11)と同
様に上部から冷媒を導き、下部から冷媒を排出する構成
となっている。
次に低温ショーケース(1)の運転について説明する、 いま、第1ダンパ(4A)、第2ダンパ(4B)は閉じてお
り、第2図に示すように内層(13)及び外層(7)は夫
々独立している。この時、第1、第2及び第6各電磁弁
(34)(35)(39)が開、第3、第4及び第5各電磁弁
(36)(37)(38)が閉となっており、かゝる状態で、
冷媒圧縮機(19)を稼動させると、冷媒は第3図太線で
示す如く圧縮機(19)−凝縮器(20)−受液器(21)−
第6電磁弁(39)−第1電磁弁(34)−減圧弁(22)−
蒸発器となる内層用熱交換器(11)−第2電磁弁(35)
−気液分離気(23)−圧縮機(19)と流れる周知の第1
のサイクルを形成し、この間凝縮器(20)で凝縮液化、
減圧弁(22)で減圧、内層用熱交換器(11)で蒸発気化
される。この冷却運転(例えば4時間)において、内層
用送風機(12)でもって、内層(13)を通過中の循環空
気は、内層用熱交換器(11)を通過中の例えば−15℃の
蒸発温度の低圧液冷媒と熱交換されて例えば−6℃の応
冷却空気となり、第2図実線矢印に示す如く開口(3)
に冷たいエアーカーテン(CA)を形成して貯蔵室(17)
を温度を−4℃に維持する冷却を図り貯蔵品を氷温(0
℃以下でしかも細胞を生かしておける温度帯)例えば−
2℃に維持する。この間第1,第2両電磁弁(34)(35)
は貯蔵室(17)の温度を検出する温度検出器によって同
時に開閉を繰り返し、貯蔵室(17)の温度を適温(氷
温)に維持する。一方、外層用送風機(6)でもって外
層(7)を通過中の循環空気は、第2図実線矢印の如く
開口(3)において冷たいエアーカーテン(CA)の外側
に沿って流れ、この冷たいエアーカーテンの影響を受け
て低温ショーケース(1)を包囲する外気より漸低い温
度となり、前記の冷たいエアーカーテン(CA)と外気と
の接触を阻止する保護エアーカーテン(GA)として作用
する。
冷却運転の進行に伴ない内層用熱交換器(11)への着霜
が多くなると、制御器(42)からの信号で第4電磁弁
(37)が開き、第1電磁弁(34)からの液冷媒の1部は
高圧液枝管(28)に分流される。この分流された液冷媒
は、減圧弁(29)で減圧され、蒸発器となる外層用熱交
換器(5)で蒸発気化して低圧ガス枝管(31)を通り、
低圧ガス管(27)に流れ、内層用熱交換器(11)を通過
した低圧ガス冷媒と合流し圧縮機(19)に流れる第4図
太線で示す第2のサイクルを形成する。この第2のサイ
クルは冷却運転終了前、即ち冷却運転から除霜運転に切
り替る直前に数十秒乃至数分間にわたって行なわれ、こ
の運転によって、内層用熱交換器(11)と同様に外層用
熱交換器(5)も低温となり、外層(7)を通過中の循
環空気は、外層用熱交換器(5)を通過中の低圧液冷媒
(蒸発温度は−20℃)と熱交換され、内層(13)を循環
中の冷却空気と略同じ乃至若干高い温度(−4℃前後)
に維持される。尚、この冷却運転においては外層用送風
機(6)の運転を停止してもよい。
この冷却運転中、制御器(42)から除霜開始信号が出力
され第1,第2及び第6角電磁弁(34)(35)(39)が閉
まり、第3及び第5両電磁弁(36)(38)が開き、又第
1,第2両ダンパ(4A)(4B)が第2図鎖線の如く開く
と、除霜運転に切り換わり、凝縮器(20)からの高圧冷
媒、即ち高圧の気液混合冷媒は、バイパス回路(32)−
内層用熱交換器(11)−連絡管(33)−第4電磁弁(3
7)−減圧弁(29)−外層用熱交換器(5)−気液分離
器(23)−圧縮機(19)と流れる第5図太線で示す第3
のサイクルを形成する。この第3のサイクルは例えば10
分乃至第20分間行なわれる内層用熱交換器(11)の除霜
運転サイクルであり、バイパス回路(32)からの高圧の
気液混合冷媒は内層用熱交換器(11)の上部から下部に
向って流れる間、循環空気と熱交換されて5℃程度の過
冷却液となりつゝ且つその顕熱でもって内層用熱交換器
(11)の霜を徐々に解かす。一方、この内層用熱交換器
を通過した循環空気は第1ダンパ(4A)により内層(1
3)における流れを中断されて第1窓(4C)から外層
(7)に流れ、外層用熱交換器(5)を通過中の低圧液
冷媒と熱交換されて−4℃前後の温度に冷却される。こ
の冷却された循環空気は第2ダンパ(4B)により指向さ
れ、第2窓(4D)から内層(13)に帰還し、内層用吹出
口(14)から開口(3)に向けて吹き出され、冷却運転
と同様に冷たいエアーカーテン(CA)を形成し、内層用
吹込口(15)から内層(13)に帰還する第2図鎖線矢印
の循環を繰り返す。尚、第7図の実施例においても鎖線
の矢印の如く空気は循環されることになる。
除霜運転の進行に伴ない内層用熱交換器(11)の霜が解
けると、第1,第2及び第6各電磁弁(34)(35)(39)
の閉状態が継続したまゝで、第3及び第5両電磁弁(3
6)(38)が閉じると除霜熱源となる高圧の気液混合冷
媒が内層用熱交換器(11)に供給されなくなり、内層用
熱交換器(11)内の残留液冷媒(1部飽和ガスを含む)
を受液器(21)に回収する所謂ポンプダウン運転とな
り、内層用熱交換器(11)内の液冷媒は第6図太線で示
す如く連絡管(33)、第4電磁弁(37)、減圧弁(29)
を通り外層用熱交換器(5)を経て気液分離器(23)、
圧縮機(19)、凝縮器(20)、受液器(21)と流れ、こ
の受液器(21)に高圧液冷媒として貯えられる。このポ
ンプダウン運転は内層用熱交換器(11)の除霜運転の終
了に伴ない数分乃至十数分行なわれ、この間内層用熱交
換器交換器(11)内の冷媒のうち飽和ガス、液冷媒と順
次外層用熱交換器(5)に吸引されることにより、内層
用熱交換器(11)でその1部が蒸発気化してこの蒸発潜
熱でもって内層用熱交換器(11)に冷却作用を付与し、
且つ液冷媒のまゝで減圧弁(29)から外層用熱交換器
(5)に流れた冷媒は低圧液冷媒となってこの外層用熱
交換器を通過するうちに蒸発気化してこの蒸発潜熱でも
って外層用熱交換器(5)に冷却作用を付与することに
なる。又、このポンプダウン運転は内層用熱交換器(1
1)に付着した露の水切り時間でもある。
ポンプダウン運転の終了に伴ない、第3,第4,第5各電磁
弁(36)(37)(38)が閉じると共に、第1,第2及び第
6各電磁弁(34)(35)(39)が開き、第3図に示す冷
却運転に復帰する。
第8図乃至第11図は本発明の他の実施例を示し、かゝる
実施例では内層用熱交換器(11)の除霜熱源としてホッ
トガス即ち高圧ガス冷媒を用いる関係上、バイパス管
(32)の入口を高圧ガス管(24)の途中に設ける一方
で、第5電磁弁(38)として三方電磁弁を採用してい
る。尚、第8図乃至第11図は前記第1乃至第3の各サイ
クル及びポンプダウン運転に夫々対応し、各図共に太線
で示す如く冷媒は流れることになる。
又、第12図乃至第15図は更に本発明の他の実施例を示
し、かゝる実施例では内層用熱交換器(11)の除霜熱源
として受液器(21)からの高圧液冷媒を用いる関係上、
バイパス管(32)の入口を受液器(21)と、第1電磁弁
(34)との間の高圧液管(25)中に設けている。尚、第
12図乃至第15図は前記第1乃至第3の各サイクル及びポ
ンプダウン運転に夫々対応し、各図共に太線で示す如く
冷媒は流れることになる。
尚、内層用熱交換器(11)の除霜熱源として高圧の気液
混合冷媒、ホットガス、高圧液冷媒の何れを用いるか
は、貯蔵室(17)の温度設定値や低温ショーケース
(1)の周囲条件等に応じて選択すればよい。
上記低温ショーケース(1)の運転によれば、内層用、
外層用両熱交換器(11)(5)の冷却運転時には、減圧
液冷媒は両熱交換器(11)(5)の上部から下部に向っ
て蛇行して流れることになるため、減圧液冷媒の流れが
スムースになり、各列の冷媒管における液溜りをなくし
両熱交換器(11)(5)の熱交換の向上を図ることがで
き、又内層用熱交換器(11)の除霜運転と外層用熱交換
器(5)の冷却運転とを同時に行なった場合には、バイ
パス回路(32)からの高圧冷媒は内層用熱交換器(11)
の冷却運転時と同様にその上部から下部に向って蛇行状
に流れるために、各列の冷媒管における高圧冷媒の流れ
が均等で且つスムースになり、除霜熱減となる高圧冷媒
による内層用熱交換器(11)の除霜が促進される一方
で、内層用熱交換器(11)の下部の高圧液冷媒は連絡管
(33)から高圧液枝管(28)、減圧弁(29)、第2低圧
液管(30)を通り減圧液冷媒として外層用熱交換器
(5)に送られるために、外層用熱交換器(5)におけ
る蒸発気化作用も促進され、外層用熱交換器(5)の冷
却運転も良好となる。又、内層用熱交換器(11)の除霜
運転終了に伴ない、その下部に溜った液冷媒はポンプダ
ウン運転に伴ない液冷媒のまゝ連絡管(33)、高圧液枝
管(28)、減圧弁(29)、第2低圧液管(30)を通り減
圧液冷媒として外層用熱交換器(5)に至り、蒸発気化
されて低圧ガス枝管(31)から回収されることになるの
で、ポンプダウン運転が短かくなり、内層用熱交換器
(11)の冷却運転再開迄の時間を短かくできる。
(ト)発明の効果 上述した本発明によれば、下記に列挙する効果が生じ
る。
内層用熱交換器の除霜運転と外層用熱交換器の冷却
運転とを同時に行なった場合には、バイパス回路からの
高圧冷媒は内層用熱交換器の冷却運転時と同様にその上
部から下部に向って蛇行状に流れるために、各列の冷媒
管における高圧冷媒の流れが均等で且つスムースにな
り、除霜熱源となる高圧冷媒による内層用熱交換器の除
霜が促進される一方で、内層用熱交換器の下部の高圧液
冷媒は連絡管から高圧液枝管、減圧弁、第2低圧液管を
通り減圧液冷媒として外層用熱交換器に送られるため
に、外層用熱交換器における蒸発気化作用も促進され、
外層用熱交換器の冷却運転も良好となる。
内層用熱交換器の除霜運転終了に伴ない、その下部
に溜った液冷媒はポンプダウン運転に伴ない液冷媒のま
ゝ連絡管、高圧液枝管、減圧弁、第2低圧液管を通り減
圧液冷媒として外層用熱交換器に至り、蒸発気化されて
低圧ガス枝管から回収されることになるので、ポンプダ
ウン運転が短かくなり、内層用熱交換器の冷却運転再開
迄の時間を短かくできる。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本発明低温ショーケースにかゝる実施例を
示し、第1図は内層用熱交換器の全体斜視図、第2図は
低温ショーケースの縦断面図、第3図乃至第6図は冷凍
装置の第1乃至第3のサイクル及びポンプダウン運転を
順次示す冷媒回路図、第7図は低温ショーケースの他の
実施例を示す縦断面図、第8図乃至第11図及び第12図乃
至第15図は夫々第3図乃至第6図に対応する他の実施例
の冷媒回路図である。 (5)……外層用熱交換器、(11)……内層用熱交換
器、(24)……高圧ガス管、(25)……高圧液管、(2
6)……第1低圧液管、(27)……低圧ガス管、(28)
……高圧液枝管、(30)……第2低圧液管、(31)……
低圧ガス枝管、(32)……バイパス回路、(33)……連
絡管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−128079(JP,A) 特開 昭61−101784(JP,A) 特開 昭57−204782(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内層及び外層の夫々に熱交換器と送風機と
    を配置すると共に、上下方向に複数の流路を備えた内層
    用熱交換器を外層用熱交換器よりも低位置とした二重エ
    アーカーテン式低温ショーケースにおいて、前記両熱交
    換器を相互に並列接続すると共に、この両熱交換器の上
    部入口に夫々対応する第1,第2両低圧液管の出口を接続
    する一方、両熱交換器の下部出口に夫々対応する低圧ガ
    ス管、低圧ガス枝管を接続して両熱交換器の冷却運転時
    には減圧液冷媒を両熱交換器の上部から下部に向けて流
    すようにし、又、内層用熱交換器に高圧冷媒を導くバイ
    パス回路の入口を高圧ガス管乃至は高圧液管の途中に、
    出口を前記第1低圧液管の途中に接続すると共に、前記
    内層用熱交換器を通過した高圧冷媒を外層用熱交換器に
    導く連絡管の入口を前記低圧ガス管の途中に、出口を第
    2低圧液管に接続される高圧液枝管の途中に接続して内
    層用熱交換器の除霜運転、外層用熱交換器の冷却運転時
    には高圧冷媒を内層用熱交換器の上部から下部に向けて
    流すと共に、低圧液冷媒を外層用熱交換器の上部から下
    部に流すようにし、さらに、内層用熱交換器の残留液冷
    媒の回収時には内層用熱交換器の下部出口を前記連絡
    管、高圧液枝管、減圧弁及び第2低圧液管を介して外層
    用熱交換器の上部に接続し、外層用熱交換器の下部出口
    を低圧ガス枝管に接続し、内層用熱交換器の残留液冷媒
    を内層用熱交換器の下部から連絡管、高圧液枝管、減圧
    弁及び第2低圧液管を介して外層用熱交換器の上部に流
    し、外層用熱交換器の下部から蒸発冷媒を低圧ガス枝管
    に流すようにしてなる低温ショーケース。
JP61211128A 1986-09-08 1986-09-08 低温ショーケース Expired - Fee Related JPH0663692B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61211128A JPH0663692B2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08 低温ショーケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61211128A JPH0663692B2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08 低温ショーケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6365273A JPS6365273A (ja) 1988-03-23
JPH0663692B2 true JPH0663692B2 (ja) 1994-08-22

Family

ID=16600852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61211128A Expired - Fee Related JPH0663692B2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08 低温ショーケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0663692B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022180718A1 (ja) * 2021-02-25 2022-09-01 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2567710B2 (ja) * 1989-11-10 1996-12-25 三洋電機株式会社 冷却装置の運転制御装置
ATE432452T1 (de) * 2004-03-15 2009-06-15 Stanislav Mach Wärmepumpe

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57204782A (en) * 1981-06-09 1982-12-15 Mitsubishi Electric Corp Cooling and defrosting system for freezing-refrigerating open showcase
JPS61101784A (ja) * 1984-10-24 1986-05-20 三洋電機株式会社 低温シヨ−ケ−スの運転方法
JPS61128079A (ja) * 1984-11-26 1986-06-16 サンデン株式会社 冷凍・冷蔵ショーケース

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022180718A1 (ja) * 2021-02-25 2022-09-01 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6365273A (ja) 1988-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4964281A (en) Low-temperature showcase
KR960016578B1 (ko) 개방형 쇼우케이스의 운전방법
JP3049425B2 (ja) 2つの蒸発器を備えた冷蔵庫
JPH0663692B2 (ja) 低温ショーケース
KR200178433Y1 (ko) 냉장고의 증발장치
KR100597748B1 (ko) 냉동시스템
JPS58178176A (ja) エア−カ−テン式冷蔵ケ−ス等の冷却方法とその装置
JP3157360B2 (ja) 冷却器
JPH076713B2 (ja) 低温ショ−ケ−スの複数台運転回路
JP2005069673A (ja) 冷却ユニットおよび冷却システム
KR100366358B1 (ko) 무착상 냉장고 시스템
JPH06174342A (ja) 冷凍装置
JP7493630B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JPH04350488A (ja) 冷凍装置
JPH0510591B2 (ja)
JPH0570071B2 (ja)
JP3567108B2 (ja) 冷蔵庫
KR930004393B1 (ko) 냉동장치의 운전방법
JP3634467B2 (ja) 冷凍装置
JPH0337117B2 (ja)
JPH0450510B2 (ja)
JPH07146040A (ja) 冷凍庫のドレン水凍結防止構造
JPH01296067A (ja) 二元冷凍機におけるデフロスト方法並びにその装置
JPS62175571A (ja) 低温シヨ−ケ−スの運転方法
JPH0356397B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees